( ^ω^)ブーンと猫と神様 (http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1165076279/)
- 1 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:17:59.67 ID:hgYoUsgd0
-
昔々、あるところに若い夫婦が住んでいました。
2 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:19:12.95 ID:hgYoUsgd0-
( ^ω^)「それじゃ、そろそろ行くおwwwwww」
ξ^ー^)ξ「えぇ、今日も頑張りましょw」
2人は幼いときから仲良しで、何をするにも2人一緒でした。
いつものように毎朝同じ時間に起き、朝ご飯も一緒に食べ、以前に2人で一生懸命頑張って作った畑で仕事をする………。
貧しいながらも幸せで平凡な暮らしをしていました。
一見、幸せそうな、どこにでもいる夫婦のようですが、2人には1つだけ大きな悩みがありました。
3 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:19:34.82 ID:hgYoUsgd0-
(´・ω・`)「やぁ、ブーンにツンじゃないか。おはよう」
( ^ω^)「おっwwwショボンwwwwwおはようだおwwwwしぃちゃんも、おはようだおwwwww」
(*゚ー゚)「ブーンさん、ツンさん、おはようございますw」
ξ^ー^)ξ「おはよう、しぃちゃんwww今日はお父さんのお仕事のお手伝い?」
(*゚ー゚)「うん、畑のお手伝いするのww」
しぃはお父さんの手を繋ぎながら、天使のような笑顔で元気よく返事をしました。
4 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:20:07.58 ID:hgYoUsgd0-
( ^ω^)「しぃちゃんは偉いおwwwwおじさん、関心しちゃうおwwwww」
(´・ω・`)「もう10歳だからね。そろそろ手伝わせてもいいかなって。それじゃ、僕たちは行くよ」
(*゚ー゚)「ブーンさん、ツンさん、バイバイwww」
^ω^)^ー^)ξ「バイバイwww」
同じ村にすむショボンは、ブーンとツンの幼馴染で、早くに結婚をし、子供もできました。
ブーンとツン、それにショボンとしぃは、それぞれの畑へと向かいました。
5 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:20:40.28 ID:hgYoUsgd0-
( ´ω`)「………」
ξ゚听)ξ「………ブーン?」
( ´ω`)「………おっ?」
ξ゚听)ξ「………やっぱり気にしてるの?」
( ^ω^)「おっおっwwwwwそんなことないおwwwww」
ξ;;)ξ「ごめんなさい………きっと………私のせいなんだよね………」
(;^ω^)「ツンのせいなんかじゃないお!!!ブーンはツンと2人でいるだけで幸せだお!!!」
2人には子供ができなかったのです。
6 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:21:13.28 ID:hgYoUsgd0-
( ^ω^)ブーンと猫と神様
7 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:21:50.21 ID:hgYoUsgd0-
ブーンはツンを慰めながら、2人で一生懸命作った畑へと向かいました。
季節はもう秋。
畑に続く山道の木々は紅色に染まり、それはもう、この世のものとは思えないほど美しい光景で………。
紅色に染まった木々から零れる木漏れ日は、2人の行く道を照らしていました。
ξ;;)ξ「ごめんなさい………ごめんなさい………」
( ^ω^)「ツンは気にしすぎだお………ほら、ツンの可愛い顔が涙で台無しだおwwww」
しばらく山道を歩くと、2人の畑が見えてきました。
8 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/03(日) 01:22:11.23 ID:yqgTTKN/0 - 支援
- 9 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:22:33.62 ID:hgYoUsgd0
-
( ^ω^)「ツン、泣き止んだかお?wwwwそれじゃ、今日も頑張るおwwwwww」
ξぅー^)ξ「うん、頑張ろwww」
今日の朝は少しだけ悲しい気分になりましたが、いつものように2人は畑仕事に取り掛かりました。
今年の冬は暖かく過ごせそうだ………。
今年はいつもよりも豊作のようで、2人の作業もいつも以上にはかどりました。
一生懸命に仕事をすればするほど、時間が経つのを早く感じるもので、2人が気が付いた頃には、お日様は真っ赤に染まりながら山の裏側に隠れようとしていました。。
10 名前:はぐれVIPPER :2006/12/03(日) 01:22:48.38 ID:qRib/T9HO - これは期待
- 11 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:23:12.69 ID:hgYoUsgd0
-
2人仲良く手を繋ぎながら、少し薄暗くなった山道を通り、村へと帰りました。
家に着く頃には、お月様が辺りを照らしていて、すっかり夜になっていました。
( ^ω^)「うぃーwwwww今日も頑張ったおwwwww疲れたおwwwww」
ξ^ー^)ξ「お腹空いたでしょ?wwwすぐに晩ご飯の準備をするからねwww」
( ^ω^)「うはwwwktkrwwwっうぇwwwwその間に最後の仕事するおwwwwww」
ブーンはいつものように畑仕事で使った道具の手入れを、ツンは近くの川で今日の晩ご飯で使う野菜を洗いに行きました。
12 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:23:58.48 ID:hgYoUsgd0-
ツンがいつもの川でいつものように野菜を洗っていると、どこからともなく動物の鳴き声がしました。
「ゴラァ………ゴ………ゴラァ………」
ξ;゚听)ξ「ちょっと………何よ………この聞いたことないような鳴き声………まさか………UMA!?」
ツンは辺りを見渡すと、近くに子猫が倒れているのを見つけました。
毛は短く、雪のように白い子猫でした。
何やらその子猫は弱っているようです。
(;-Д-)「ゴラァ………」
ξ゚听)ξ「何よ!ただの猫じゃない!まったく、驚かせt………って、この子、様子が変ね………」
13 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:24:33.02 ID:hgYoUsgd0-
(;-Д-)「ゴ、ゴラァ………」
ξ;゚听)ξ「よしよし、どうしたの………って、この子、ケガしてる………!!」
その子猫の左後ろ足には砂に汚れた大きな傷があり、月明かりが子猫の血を不気味に照らしていました。
ξ;゚听)ξ「大変………!!」
ツンは野菜を洗うのも忘れ、その子猫を抱きかかえ、家へと走りました。
14 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/03(日) 01:24:48.90 ID:yqgTTKN/0 - 支援
- 15 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:25:42.24 ID:hgYoUsgd0
-
薄暗い夜道、ツンは何度もこけそうになりながらも、その子猫を抱きしめ、なんとか家へと辿り着きました。
(;^ω^)「おっおっwwツンおかえr………って、どうしたんだお!!??」
ξ;゚听)ξ「そこの川でこの子猫がケガをして動けずにいたの!!だから………!!」
(;^ω^)「おっおっwwwとりあえず、僕は薬草の準備をするから、ツンはその子猫を見てるお!!」
ξ;゚听)ξ「うん!!」
ブーンは家の裏山へ薬草を取りに行き、ツンは子猫のために有り合わせの布でお布団を作ってあげました。
ツンの服と手には子猫の血がべっとりと付いており、その傷がとても深いものだったことを物語っていました。
16 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:26:45.93 ID:hgYoUsgd0-
しばらくすると、ブーンが裏山から薬草を取ってきて、それをすり潰して子猫の傷に塗ってあげました。
悲痛な鳴き声が、狭い部屋に響き渡りましたが、傷を治すためには仕方のないことでした。
薬草を塗ると、傷からは血が止まり、子猫も楽になってきたようでした。
その後、三日三晩、ブーンとツンは付きっきりで子猫の看病をしました。
そして2週間後………。
17 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:27:26.44 ID:hgYoUsgd0-
( ^ω^)「それじゃ、そろそろ行くおwwwwww」
ξ^ー^)ξ「えぇ、今日も頑張りましょw」
(,,゚Д゚)「ゴラァ!!」
子猫は元気を取り戻し、元気に歩けるようになりました。
2人と1匹は今日もいつもの畑へと向かいます。
18 名前:武器屋のじじぃ :2006/12/03(日) 01:27:52.77 ID:KDJRq+G4O - wktk
- 19 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:28:14.18 ID:hgYoUsgd0
-
ケガが治ってから、子猫はブーンとツンにとてもなつきました。
2人はその子猫にギコと名づけました。
いつものように毎朝同じ時間に起き、朝ご飯も一緒に食べ、畑へ向かう2人へ付いて行く………。
その日から2人と1匹はいつも一緒でした。
ギコは他の猫と少しだけ鳴き声が違いますが、2人にとても可愛がられました。
それはもう、まるで自分たちの息子のように………。
ギコも2人のことをお父さんとお母さんだと思うようになりました。
20 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:28:50.81 ID:hgYoUsgd0-
ギコはその可愛さからか、村で人気者になりました。
(*゚ー゚)「ギコちゃん可愛いねwwwねぇねぇ、ナデナデしてもいい?」
( ^ω^)「おっおっwwwwおkおkwwwwwww」
(*゚ー゚)「ギコちゃん可愛いwwwwww」
(,,*゚Д゚)「ゴ、ゴラァ!!」
(´・ω・`)「それにしても、可愛い子猫だね。うらやましいよ」
( ^ω^)「おっおっおっwwww自慢の息子だおwwwwwね、ツンwwww」
ξ^ー^)ξ「えぇwwwフフフwww」
(,,゚Д゚)「ゴラァ!!」
21 名前:VIP女神 :2006/12/03(日) 01:30:36.70 ID:odED0sWp0 - 支援
- 22 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:31:23.52 ID:hgYoUsgd0
-
お父さんとお母さんをを支配していた子供がいないという寂しさは、まるでギコが全部食べてしまったみたいに、消えてなくなりました。
そのおかげで、お父さんとお母さんの間には常に笑顔が絶えませんでした。
ギコはブーンのお腹の上が大好きでした。
お父さんが仰向けになって寝転がると、すぐにお父さんのお腹の上に、顔の方を向いて乗っかりました。
( ^ω^)「おっおっおっwwwwギコは甘えん坊さんだおwwwww」
(,,゚Д゚)「ゴラァ!!」
朝にお父さんを起こすとき、夜中に構ってほしいとき、急に寂しくなったとき、お父さんが風邪をひいて寝込んでしまったとき………。
よくお腹の上に乗っかっていました。
23 名前:だんご屋のはる :2006/12/03(日) 01:31:48.12 ID:bNNGFAr4O - これは期待
- 24 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:32:39.66 ID:hgYoUsgd0
-
時は過ぎ、ギコがお父さんとお母さんの家に来て10年が経とうとしていました。
ぽかぽか陽気の中、一緒に桜の花を見に裏山まで散歩した、春。
暑い日差しの中、畑仕事の合間に木陰でじゃれあった、夏。
紅色に染まった木々の木漏れ日の中、里山を一緒に探検した、秋。
深い雪で村が埋まってしまった中、お父さんのお腹の上で一緒に暖かい春を待った、冬。
どれもギコにとっては、かけがえの無い思い出でした。
しかし、出会いがあれば別れもある………時というものは、とても残酷なもののようです。
25 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/03(日) 01:32:55.09 ID:yqgTTKN/0 - しえんしえn
- 26 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:34:25.22 ID:hgYoUsgd0
-
( ;ω;)「ギコ!!大丈夫かお!!??しっかりするお!!」
ξ;;)ξ「ギコ!!聞こえる!!??ギコ!!!」
(;-Д-)「ゴ………ゴラァ………」
この数日の間、ギコには食欲も無く、また、以前のように走り回れるような元気も残っていませんでした。
お父さんが知っているどの薬草をギコに飲ませても、お母さんが作ったおいしい料理を食べさせようとしても、元気にはなりませんでした。
老衰………猫は人間の何倍もの速さで歳を取るらしく、ギコは人間でいうお爺ちゃんになっていたのです。
『お爺ちゃんになっても、俺はお父さんとお母さんの子ども』
それはギコにとって誇れるべきことでした。
27 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:35:27.71 ID:hgYoUsgd0-
(;-Д-)「ゴ………ラ………ァ………」
( ;ω;)「ギコ!!死ぬなお!!!!ギコ!!!!!」
ξ;;)ξ「ギコ!!ギコ!!!!」
お父さんとお母さんはギコを優しく、暖かく抱きしめてやりました。
(,,-Д-)「………」
ギコはもう起きることのない、深い眠りにつきました。
28 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:36:15.10 ID:hgYoUsgd0-
(;-Д-)「ゴ………ラ………ァ………」
( ;ω;)「ギコ!!死ぬなお!!!!ギコ!!!!!」
ξ;;)ξ「ギコ!!ギコ!!!!」
お父さんとお母さんはギコを優しく、暖かく抱きしめてやりました。
(,,-Д-)「………」
ギコはもう起きることのない、深い眠りにつきました。
29 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:37:11.39 ID:hgYoUsgd0- ↑
すまん、誤爆した
反省している証拠に自分で自分をビンタした
30 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:37:47.91 ID:hgYoUsgd0-
(,,゚Д゚)「何だ、ここは………ゴラァ………」
ギコが目を覚ますと、そこにはどこまでも続く草原と、限りなく青に近い澄み切った空が広がってしました。
(,,゚Д゚)「あぁ………俺は死んだのか………ゴラァ………」
「ギコや………ギコや………」
何やら後ろの方から声が聞こえてきました。
31 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:38:29.41 ID:hgYoUsgd0-
(,,゚Д゚)「誰だゴラァ!!!」
( ´∀`)「こっちへおいでモナー」
後ろを振り向くと、そこには大きな背の高い木があり、その木の下に1人の老人が立っていました。
ギコはその老人の下へ走っていきました。
(,,゚Д゚)「誰だゴラァ!!!何で俺の名前を知ってるんだゴラァ!!!!」
( ´∀`)「まぁまぁ、そんなに怪しまなくてもいいモナー。ワシは神様だモナー」
(,,゚Д゚)「神様ぁ!!??」
32 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:39:07.80 ID:hgYoUsgd0-
白い布の服を身に纏った老人の髪の毛とヒゲは真っ白でとても長く、立派な樫の杖を持っており、いかにも神様のような風貌でした。
(,,゚Д゚)「その神様が一体、俺に何の用があるんだゴラァ!!!!」
( ´∀`)「君にご褒美をあげようと思って呼んだんだモナー」
(,,゚Д゚)「ご褒美ぃ!!??」
33 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/03(日) 01:40:03.69 ID:yqgTTKN/0 - 支援
- 34 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:40:27.71 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「そうだモナー。ご褒美として願いを1つだけ叶えてあげるモナー」
(,,゚Д゚)「ご褒美ぃ!!??何だって俺にご褒美なんかくれてやるんだゴラァ!!!」
( ´∀`)「ワシは君の一生をずっと見てきたモナー。君は子供のいない夫婦に、まるでその夫婦の子供のように振舞って、寂しさを忘れさせてあげたモナー。ワシはそれを見て、とっても感動したモナー。だからご褒美として1つだけ願いをかなえてあげるモナー」
(,,゚Д゚)「本当か!!??それは本当なんだなゴラァ!!!」
( ´∀`)「本当だモナー。神様は嘘を付かないモナー」
(,,゚Д゚)「それなら俺を今すぐに生き返らせろ!!!生き返らせてお父さんととお母さんがいるところに連れて行けゴラァ!!!!」
ギコはまだ死にたくはありませんでした。
もっとお父さんとお母さんに甘えたいし、きっと2人も悲しんでいる。
そう思ったギコは神様にそう頼みました。
35 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:41:32.96 ID:hgYoUsgd0-
( ´∀`)「いいモナよー。その願い叶えてあげるモナー。ただし、条件があるモナー」
(,,゚Д゚)「条件………」
神様はギコを生き返らせる代わりに、4つの条件を出しました。
1つ目は生前の姿では生き返らせることはできないということ。
2つ目はお父さんとお母さんの前で『ゴラァ!!』と鳴いてはいけない。
3つ目はお父さんのお腹の上に乗ったり、お父さんとお母さんに以前のように甘えてはいけないこと。
そして最後の4つ目はお父さんとお母さんにギコの生まれ変わりだと気付かれてはいけないこと。
( ´∀`)「どうモナか?この条件、飲むモナか?飲まないモナか?」
(,,゚Д゚)「………」
36 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:42:21.16 ID:hgYoUsgd0-
(,,゚Д゚)「その条件、飲んだゴラァ!!!!!!!」
ギコに迷いは微塵もありませんでした。
自分のことはどうでもいい。
とにかく、お父さんとお母さんが寂しくないように、そばにいてあげなければ………。
ギコは強い決心の下、神様に返事をしました。
( ´∀`)「よし、わかったモナー。それではさっそく、君を生き返させるモナー」
(,,゚Д゚)「ッッッッ!!!!????」
神様は持っていてた杖を振りかざすと、白くて眩しい光がギコを包み込みました。
37 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:43:22.02 ID:hgYoUsgd0-
ミ,,-Д-彡「ゴ………ゴラァ………」
ミ;゚Д゚彡「ゴ、ゴラァ!!!???」
気が付くと、そこはお母さんが10年前に助けてくれた川原でした。
川の音、それに砂利の冷たい感触………どれも10年前と変わっていませんでした。
月明かりが照らす水鏡で自分の姿を見てみると、ギコの体は茶色で長い毛で覆われており、以前の面影はまったくありませんでした。
ミ,,゚Д゚彡「ゴラァ………」
ギコはとりあえず、お父さんとお母さんが住んでいる家へと向かいました。
38 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/03(日) 01:43:59.23 ID:yqgTTKN/0 - 支援
- 39 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:44:50.45 ID:hgYoUsgd0
-
月明かりが照らす見慣れた薄暗い道をしばらく走り、10年間一緒に暮らした家に辿り着きました。
優しくて暖かい、そして懐かしい明かりが、暗い夜道を走ったギコの目に入り込んできました。
中からお父さんとお母さんの会話が聞こえてきます………。
( ´ω`)「ギコが死んで………もう半年かお………」
ξぅ−゚)ξ「そうね………早いわね………」
( ;ω;)「うぅ………ギコ………」
ミ,,゚Д゚彡「………」
窓からこっそり中の様子を伺うと、そこには今まで見たことのないお父さんとお母さんの悲しそうな表情がありました。
死んで半年………ギコは知らない間に長い時間が過ぎていたようです。
ここで生きていたときのように元気よく中に入りたいのですが、神様の条件を思い出し、そうもいきません。
このとき、ギコは自分の無力さを恥じました。
40 名前:VIP奴隷 :2006/12/03(日) 01:45:27.48 ID:vs0/aAeu0 - その鳴き声はわざとなのか…?
- 41 名前:VIP足軽p :2006/12/03(日) 01:45:28.70 ID:/gjz9PXf0
-
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
イケメン&犬顔固定・托だけど何か文句ある?
名前:山口兄太
住所:横浜
顔:http://hikky072.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/src/up0414.jpg
最終学歴:中卒
年齢:26歳
職場:横浜のメッキ工場
役職:主任
ハンゲーム名:超音速針鼠
スカイプID:tails6502
ラジオ:http://211.2.104.99:8080
↑のURLを動画見れるャtトに追加してください
(代蕪Iな例:windowsメディアプレーヤー、でメニューからURLを開くに追加iTunesも可)
人数制限は30人までです。
俺に文句あるならここに来い
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/hikky/1165075789/
いつでも相手してやる
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- 42 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:45:33.56 ID:hgYoUsgd0
-
今、ここで中に入るのは不自然だろう………。
ギコはそう思い、トボトボと家から離れて行きました。
たまに後ろを振り向いて、優しくて暖かい、そして懐かしい明かりが遠くなっていくのを確認しながら………。
行く当ての無いギコは、月明かりが照らす山道を歩いていきました。
今までお父さんとお母さんに、たくさん可愛がられたことを思い出しながら………。
しばらく歩くと、お父さんとお母さんの畑が見えてきました。
43 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:46:57.97 ID:hgYoUsgd0-
今日はここで寝るか………。
行く当ての無いギコは、お父さんとお母さんが畑仕事の合間によく休憩場所として使っていた、大きな桜の木の根元に寝転がりました。
そういえば………いろんなことがあったな………。
目を閉じると、10年間の思い出が、まぶたの裏に映し出されてきて、知らないうちに大粒の涙が零れてきました。
今日は晴れていて、こんなにも月が明るくて綺麗なのに、そこだけまるで雨が降っているかのように、たくさんの涙が零れ落ちていました。
お父さんとお母さんには感謝しても感謝しきれない………たくさんの恩があるんだと、改めて思いました。
44 名前:だんご屋のはる :2006/12/03(日) 01:47:51.07 ID:n+fOiEze0 - wktk
- 45 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:47:55.17 ID:hgYoUsgd0
-
涙で濡れた顔をこすると、すぐ横に何やら石と花が置いてありました。
生きていた頃はこんな物はなかったはず………。
ギコはそれが何なのかを、涙で滲んだ視界で確認しました。
石の大きさはギコと同じくらいで、周りには色とりどりの花々が供えてあり、石には『ギコ』と彫られてありました。
これは………俺の墓………?
ギコは改めて、自分という存在がこの世から消えてしまったということを自覚しました。
46 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:48:30.51 ID:hgYoUsgd0-
俺のためなんかに墓なんか作ってくれた………。
俺のためなんかにたくさんの花を供えてくれた………。
俺のためなんかに悲しんでくれた………。
今度は………俺の番だ!!!
ギコはお父さんとお母さんに恩返しをする決心をし、眠りにつきました。
47 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:49:10.57 ID:hgYoUsgd0-
朝日がまぶた隙間から入り込んで、泥のように眠っていたギコを起こしました。
もうしばらく寝てよう………。
疲れてたギコはそう思い、再びまぶたに隙間ができないよう、固く固く閉じました。
どうやってお父さんとお母さんに恩返しをしようか………そんなことを考えながら再び気持ちのいい夢の世界へ足を踏み入れようとしたとき、何かの気配に気がつきました。
( ^ω^)「おっおっ?何だ?この猫………」
ξ゚听)ξ「見かけない猫ね………」
ミ;゚Д゚彡「ッッッ!!!???」
そこにはギコを囲むようにしてしゃがんでこちらを見ている、懐かしい顔………お父さんとお母さんの顔がありました。
48 名前:だんご屋のはる :2006/12/03(日) 01:49:32.29 ID:n+fOiEze0 - ちと涙出てキタ
- 49 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:49:50.66 ID:hgYoUsgd0
-
ミ,,゚Д゚彡「………」
ξ゚听)ξ「見かけない猫ね………」
( ^ω^)「おっおっwwwこっちへおでおwwwww」
ミ,,゚Д゚彡「ゴr………ッッッ!!!」
この前までなら、お父さんとお母さんに近づいて甘えるのが、ギコにとって何よりの幸せでした。
いつものようにお父さんに近づいて甘えようとしたとき、神様の4つの条件を思い出しました。
ミ,,゚Д゚彡「………」
50 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:50:24.20 ID:hgYoUsgd0-
ミ#゚Д゚彡「フゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!」
(;^ω^)「ちょwwwwwいきなりなんだお!!??wwww」
お父さんがギコに手を差し伸べられた瞬間、ギコは全身の毛を逆立たせて威嚇しました。
今まで出したことのないような怒った声も、このとき生まれて初めて出しました。
ミ#゚Д゚彡「ウウウウゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!」
(;^ω^)「馴れ合いを知らない猫だおwwwwwどっかのコテとは大違いだおwwwwww野生のオーラ炸裂だおwwwww」
51 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:51:20.08 ID:hgYoUsgd0-
お父さんとお母さんのそばに、少しの間だけでもいいからいたい………。
だからギコは一生懸命、お父さんとお母さんに向かって威嚇しました。
本当はこんなことはしたくない………いや、してはいけない………。
そばにいたいのに甘えてはいけない………。
神様の4つの条件が、ギコの綺麗に透き通った心を締め付けました。
ごめんなさい、ごめんなさい………そう思いながらギコは一生懸命鳴きました。
52 名前:VIP村人n :2006/12/03(日) 01:51:36.89 ID:swKRyVOz0 - これはくる
- 53 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:52:15.45 ID:hgYoUsgd0
-
ξ゚听)ξ「この子………お腹が空いてるのかしら………」
ミ#゚Д゚彡「フゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!」
ξ゚听)ξ「よしよし………怖がらなくていいからね………」
お母さんはそう言うと、お昼ご飯のために作ったおにぎりを、ギコの前に置きました。
ξ^ー^)ξ「はいww怖がらなくていいからねwwwお食べwwww」
( ^ω^)「よしよしwwwwそれじゃ仕事するおwwwww」
ミ,,゚Д゚彡「………」
54 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:53:00.63 ID:hgYoUsgd0-
お父さんとお母さんはギコのすぐ横に荷物を置き、2人の畑へと向かいました。
目の前にはお母さんが作ったおにぎり………。
ギコは昨日から何も食べていないせいか、何も考えずに食らいつきました。
喉が詰まりそうになりましたが、空っぽのお腹にお母さんのおにぎりを詰め込みました。
途中、神様の条件を思い出しましたが、何も起こらないようなので、食べ物を貰うことは大丈夫なのだと確信しました
おにぎりを半分くらい食べ終えた頃、ギコは目頭が熱くなっているということに気が付きました。
55 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:53:40.40 ID:hgYoUsgd0-
お母さんが握ってくれたおにぎり………。
横に置かれたお父さんとお母さんの荷物からする懐かしい匂い………。
そして、お父さんとお母さんが働く様子………。
何も変わっていませんでした。
ただ変わっているのは自分の立場だけ………。
ギコはお父さんとお母さんのそばに再び戻ってこれたことに感謝しながら、残り半分のおにぎりを食べました。
残り半分のおにぎりは、なんだかギコにはしょっぱく感じてしまったようです。
56 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/03(日) 01:54:06.65 ID:yqgTTKN/0 - 支援
- 57 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:54:49.79 ID:hgYoUsgd0
-
お日様が1日のうち1番高くに昇る頃、お父さんとお母さんはいつものように大きな桜の木の根元で休憩を始めました。
ギコは心とは思っていることと反対のこと………お父さんとお母さんから離れたところに、ちょこんと座りました。
( ^ω^)「うはーwwww休憩するおーwwwwww」
ξ^ー^)ξ「さ、お弁当にしましょうwwww」
お父さんとお母さんはいつものようにお昼ご飯を食べ始めました。
少し離れたところからお父さんとお母さんの様子を伺って………そばに行きたいんだけど、行けなくて………。
ミ,,゚Д゚彡「………」
ギコは黙ってお父さんとお母さんを見ていることしかできませんでした。
58 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:55:35.18 ID:hgYoUsgd0-
ξ゚听)ξ「あら………さっきの猫、まだいるわ」
( ^ω^)「おっおっおっwwwww本当だおwwwwwそんなとこにいないで、こっちにおいでおwwwwww」
ミ#゚Д゚彡「フゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!」
(:^ω^)「ちょwwwwやっぱりかおwwwwwwそれじゃ仕事に戻るおwwwww」
そういうと、お父さんとお母さんは畑仕事に戻っていきました。
ギコの心の中は、寂しい気持ちと申し訳ない気持ちで、薄暗い悲しい色に染まっていました。
59 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:56:20.20 ID:hgYoUsgd0-
ギコは畑から少し離れたところで、お父さんとお母さんの畑仕事を見守っていました。
これからどうしようか………。
どうやって恩返ししようか………。
そんなことばかり考えながらお父さんとお母さんを見守っていると、いつのまにやら、お日様は真っ赤に染まりながら山の裏側に隠れようとしていました。
お父さんとお母さんも家へ帰る準備を終え、ギコの墓の前に座り込んで、目を閉じ、手を合わせました。
( ^ω^)「ギコや………今日も父ちゃんと母ちゃんはケガもなく、無事に仕事を終えることができたお………」
ξ゚听)ξ「今日はもう帰るけど………また………また明日も来るからね………」
( ぅω^)「グス………それじゃ帰るお………」
ミ,,゚Д゚彡「………」
60 名前:武器屋のじじぃ :2006/12/03(日) 01:56:27.32 ID:KDJRq+G4O - 。・゚・(ノД`)・゚・。
- 61 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:57:05.21 ID:hgYoUsgd0
-
ギコは、自分が死んだせいでお父さんとお母さんが悲しんでいる、と思いました。
お父さんとお母さんの悲しみを無くすには、神様の4つの条件を破らないように、以前のギコを忘れさせるように振舞えばいい。
ギコに大きな目標ができました。
目標のできたギコは、気付かれないように、お父さんとお母さんの後を追うことにしました。
夕焼け色の少しだけ薄暗い家路は、ギコにはとても懐かしく感じさせるものでした。
でも、以前のようにお父さんとお母さんに甘えながら家に帰ってはいけないので、なんだか心細い気がしました。
62 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:57:45.22 ID:hgYoUsgd0-
ξ゚听)ξ「あれ?さっきの猫………ついてきてるわ………」
( ^ω^)「あの猫はきっとツンデレなんだおwwwwww」
ミ,,゚Д゚彡「………」
家に着くと、お父さんとお母さんは家の中に入っていきました。
ギコは神様の4つの条件が気になって、中に入ることは出来ませんでした。
暗かった家に暖かな明かりが灯り、お母さんはすぐに川へ野菜を洗いに行きました。
63 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:58:59.16 ID:hgYoUsgd0-
お母さん1人で夜道は危険だ………。
玄関から出てきたお母さんを、ギコは少し離れて後を追いました。
ξ゚听)ξ「あら?さっきの………着いてきちゃったんだ」
ミ,,゚Д゚彡「………」
ξ^ー^)ξ「フフフ………お腹空いてるんでしょwww後でご飯あげるからねwww」
月明かりが照らす夜道を、ギコとお母さんが歩きます。
ギコとお母さんの間に少しだけ距離はありましたが、それはまるで、ギコが生きていたときのような光景でした。
64 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 01:59:24.91 ID:hgYoUsgd0-
川に着くと、お母さんはいつものように野菜を洗い始めました。
ギコはお母さんに寄り添いたい気持ちを一生懸命抑え、少し離れたところでちょこんと座りました。
ξ^ー^)ξ「フフフ………すぐに終わるから待っててねwww」
ミ,,゚Д゚彡「………」
そのときでした。
65 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:02:21.86 ID:hgYoUsgd0-
「ウウウウゥゥゥゥゥ………ワン!!!!ワン!!!!!111!!!」
「ヴヴヴヴヴヴ………」
ギコがいる反対側の、お母さんから少し離れた暗闇の中から、獰猛そうな野犬数匹が現れました。
今にもお母さんを襲いかかるかのように、涎を垂らしながら威嚇していました。
ξ;゚听)ξ「ちょ………ちょっと………」
ミ;゚Д゚彡「ッッッ!!!!!!!!!111!!」
お母さんを守らなきゃ………!!!
ギコはそれ以外のことは考えず、自分よりも何倍も大きい野犬に全速力で立ち向かっていきました。
66 名前:籠屋の銀二 :2006/12/03(日) 02:02:46.05 ID:n+fOiEze0 - しえn
- 67 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:03:07.23 ID:hgYoUsgd0
-
ミ,,-Д-彡「………」
ミ;゚Д゚彡「ッッッ!!!???」
( ^ω^)「おっおっおっwwww起きたみたいだおwwwww」
ξ;;)ξ「よかった………よかったぁ………」
目を覚ますと、お父さんとお母さんの顔がギコを覗き込んでいました。
懐かしい天井の色、家の暖かい明かり、生きていたときに布団として使っていた座布団………。
どうやら家の中にいるようです。
68 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:03:48.65 ID:hgYoUsgd0-
ミ,,゚Д゚彡「………」
お母さんは………!?
お母さんを見てみると、ケガはしていないようです。
どうやらお母さんは無事みたいです。
ギコは安心しました。
そして、すぐに神様の4つの条件が頭をよぎり、家を出るために起き上がろうとしました。
ミ;゚Д゚彡「………グッッッ!!!???」
少しでも動こうとすると、それを拒むかのように全身に激痛が走りました。
体のいたるところに薬草を染み込ませた包帯が巻かれてあります。
69 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:05:04.01 ID:hgYoUsgd0-
ξ;凵G)ξ「ありがとうね………私なんかのために、本当にありがとうね………」
( ^ω^)「おっおっおっwwwwwお前は偉い猫だおwwwwwたった1匹で野犬をやっつけてしまうなんてwwwwww」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ^ω^)「それにしても酷い傷だおwwwwww治るまで、ここで休んでいくといいおwwwwwww」
全くそのときのことは覚えていませんが、どうやら野犬を全部やっつけたようです。
その代償として全身にたくさんの傷を負ってしまいました。
神様の4つの条件が気になりましたが、冷静に考えてみると、どうやら家に入ることは大丈夫なんだと確信しました。
70 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:06:27.21 ID:hgYoUsgd0-
恩返しのためにお母さんを助けるつもりが、逆に世話になってしまった………。
ギコは、これからもっと恩返しをしなければならないと、強く強く心に決めました。
お母さんが助かったことを知ってホッとしたのか、ギコは急に眠たくなり、目を閉じました。
( ^ω^)「おっおっおっwwwww寝てしまったおwwwww………なんだかギコに似ているおwww」
ξ^ー^)ξ「フフフ………そうねwww」
( ^ω^)「そうだおwwwこの猫をフサギコって呼ぶお!!!wwwww」
71 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:07:37.90 ID:hgYoUsgd0-
それから数週間、フサギコという名前をお父さんから貰ったギコは、家の中で療養しました。
神様の4つの条件が気になり、お父さんとお母さんがギコに触ろうとすると、相変わらず全身の毛を逆立たせて威嚇しました。
それでもお父さんとお母さんはギコを嫌いになんかならず、家に居させてくれました。
ギコは申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちで一杯でした。
ケガが治ると、ギコはお父さんとお母さんと共に行動しました。
畑仕事をするとき、山に薬草を取りに行くとき、お母さんが川に野菜を洗いに行くとき………。
生きていたときよりも少しだけ距離はありましたが、お父さんとお母さんを守るため、ずっとずっと着いていきました。
72 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:08:17.42 ID:hgYoUsgd0-
ギコは何度も何度もお父さんとお母さんに甘えそうになったり、『ゴラァ!!!』と鳴きそうになりました。
だけど、一生懸命に我慢し、お父さんとお母さんへの恩返しをしました。
家にいるネズミを全部捕まえたり、畑仕事に行くときに忘れ物があると教えてあげたり………。
ギコは一生懸命に頑張りました。
しかし、ある日の晩に事件が起こりました。
73 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:08:53.51 ID:hgYoUsgd0-
ギコとお父さん、お母さんが眠りに着いた丑三つ時………1人の男が家に忍び込もうとしました。
(*'A`)「フヒヒヒ………サーセンwwwwww」
男の名前はドクオ。
夜な夜な人の家に忍び込み、お金を盗んで生計を立てている泥棒です。
(*'A`)「ンッフwwwwフヒハッ☆さて………仕事すんべかwwwwフヒヒ………」
74 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:09:57.93 ID:hgYoUsgd0-
ドクオは物音1つ立てずに、家に忍び込みました。
土足のまま、タンスのある部屋へ入っていきました。
('A`)「まずはタンスの中を拝見させて頂きますか………」
ドクオがタンスを開けようとしたとき、ドクオも気付かないようなカタッという小さな音が出てしまいました。
ミ;゚Д゚彡「ッッッ!!!???」
75 名前:VIP賢者 :2006/12/03(日) 02:10:24.59 ID:Koo5enVlO - WKTK
- 76 名前:門番の娘 :2006/12/03(日) 02:10:34.55 ID:KDJRq+G4O
- wktk
- 77 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:10:38.02 ID:hgYoUsgd0
-
ギコはすぐに異変に気付き、タンスのある部屋へと走っていきました。
(*'A`)「あらぁ………お財布発見wwwwグフフフ………wwwww」
ミ#゚Д゚彡「フゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!ゴラァァァァァアアアアアア!!!!!1111111!!!!!!」
((:*'A`))「ビクンッ☆フヒハッwwwwwwwサーセンwwwwwwww」
('A`)「って、ただの猫じゃんかよ………驚かせやがって……… ブ チ 殺 す ぞ 」
ミ#゚Д゚彡「ゴラァァァァァアアアアアア!!!!!1111111!!!!!!」
ギコはこの男が泥棒だと確信し、力いっぱい足に噛み付きました。
78 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:11:28.89 ID:hgYoUsgd0-
(;'A`)「イッテェェェェエエエエエエ!!!!111!何すんだ!!!!11!!このファッキン猫!!!!!1111!!!」
ギコは何度もドクオの片方の足で蹴られながらも、一生懸命噛みました。
ギコの口がドクオの血で一杯になったところで、口を離しました。
ミ#゚Д゚彡「フゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!!」
(#'A`)「この野郎………俺のシルクの肌を傷つけやがって………ブチ殺してやらぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!11!!!」
(#゚ω゚)「誰じゃいコラァァァァアァァアアアアアアアアアア!!!!!!!11!!!」
79 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:12:27.65 ID:hgYoUsgd0-
騒ぎに気付いたお父さんが、タンスのある部屋へと勢いよく入ってきました。
(;'A`)「ヤッベ!!気付かれた!!!ドロンします☆フヒハハハハハハハwwwwwwwwww」
ミ#゚Д゚彡「フゥゥゥゥゥーーーーッッッッ!!!!!!」
お父さんに見つかったドクオは一目散に家を飛び出し、夜の闇へと消えていきました。
お父さんは部屋の様子と、ドクオ、それにギコの逆立った毛を見て、一体何が起きたのか把握しました。
80 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:13:02.13 ID:hgYoUsgd0-
( ^ω^)「フサギコ………お前、泥棒が来たのを教えてくれたのかお?wwwww」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ^ω^)「そうかおそうかおwwwwwwお前は賢い猫だおwwwwwwww」
ギコはとても嬉しく思いました。
お父さんとお母さんの役に立ってもらえた………。
ギコはこれからもずっとずっと、お父さんとお母さんに恩返しをしていこうと心に決めました。
81 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:15:01.81 ID:hgYoUsgd0-
時は過ぎ、ギコがお父さんとお母さんの家に戻ってきて3年が経とうとしていました。
ぽかぽか陽気の中、少し離れて歩いたけど、桜の花を見に裏山まで散歩した、春。
暑い日差しの中、お父さんとお母さんの畑仕事の手伝いをした、夏。
紅色に染まった木々の木漏れ日の中、お父さんとお母さんのために栗やキノコを採ってきた、秋。
深い雪で村が埋まってしまった中、お父さんとお母さんのために暖を取るための木の枝を運んできた、冬。
ギコはいつも一生懸命に頑張りました。
そんな、もうすぐ夏になろうとしている、梅雨の雨の日のことでした。
82 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:16:00.20 ID:hgYoUsgd0-
( ´ω`)「………ゴホッゴホッ………」
ξ゚−゚)ξ「ブーン………大丈夫………?」
( ´ω`)「………大丈夫………だお………ゴホッゴホッ………」
ミ,,゚Д゚彡「………」
お父さんは病気で倒れてしまいました。
83 名前:VIP足軽v :2006/12/03(日) 02:16:23.74 ID:KDJRq+G4O - wktk
- 84 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:17:10.44 ID:hgYoUsgd0
-
あんなに元気だったお父さんが、ここ数日の間に起き上がることもできないくらいに病気で衰弱してしまいました。
ギコが裏山からいろんな薬草を持ってきて、お母さんが煎じてお父さんに飲ませても、治りませんでした。
お医者さんに見せても、どうすることもできないと言われました。
お医者さんが言うには、現代の医学では治すことができず、持って残り数日の命だということでした。
ミ,,゚Д゚彡「………」
お父さんに何もすることができないギコは、自分の非力さに情けなくなってきました。
部屋は雨が瓦に叩きつけられる音と、ギコとお母さんの悲しみで支配してました。
85 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:18:15.34 ID:hgYoUsgd0-
ある日の晩、ギコはお父さんが寝静まったことを確認し、お父さんの顔を覗き込みました。
お父さんは以前のような、ふっくらとした顔ではなく、骨と皮だけの、可哀想な姿になっていました。
寝息も以前のような、気持ちよさそうな夢心地のものではなく、とても苦しそうな地獄で息をしているようなものでした。
ギコは変わり果てたお父さんの姿を見て、目頭が熱くなっているのがわかりました。
初めてギコを拾ってくれたこと、野良猫なのにちゃんとお世話をしてくれたこと、生まれ変わってからも優しくしてくれたこと………。
思い出と感謝の気持ちはギコの心から溢れるくらいあるのに、助けることができない………。
ギコは自分の非力さに情けなく、悔しくなってしまいました。
86 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:19:27.99 ID:hgYoUsgd0-
そのとき、目頭に溜まったギコの涙がお父さんの額に零れました。
どうやら、お父さんはギコが枕もとにいることに気付いたようです。
( ´ω`)「ゴホッゴホッ………フサギコかお………?」
ミ,,ぅД;彡「………」
( ´ω`)「ごめんだお………ゴホッ………咳がうるさくて寝れないのかお………ごめんだお………」
ミ,,;Д;彡「………」
( ´ω`)「フサギコや………お願いがあるんだお………」
ミ,,ぅД;彡「………」
( ´ω`)「もう………ゴホッ………僕は長くないから………僕の代わりに………ツ、ツンを………守ってほしいお………」
87 名前:籠屋の銀二 :2006/12/03(日) 02:20:05.29 ID:n+fOiEze0 - また涙出てキタ
- 88 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:20:07.78 ID:hgYoUsgd0
-
お父さんの震える声がギコの心に突き刺さりました。
お父さんへの最期の恩返しは、お父さんの代わりにお母さんを守ること………?
ギコはお父さんへの恩返しを、そんな形で終わらせたくはありませんでした。
お父さんが天国へ逝ってしまう前に、何かできないんだろうか。
ギコは小さい頭の中で一生懸命考えましたが、答えを導き出すことはできませんでした。
ギコは、お父さんが再び眠りにつくのを見届けて、寝ることにしました。
89 名前:VIP村人XL :2006/12/03(日) 02:20:34.76 ID:ZoY3skW3O - なんという良スレ
- 90 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:20:46.68 ID:hgYoUsgd0
-
ギコはお父さんにしてあげる、最期の恩返しのことを考えながら、夢の世界へと入っていきました。
ミ,,゚Д゚彡「………ん?何だ、ここは………ゴラァ………」
ミ,,゚Д゚彡「………あぁ、夢か………ゴラァ………」
気が付くと、そこにはどこまでも続く草原と、限りなく青に近い澄み切った空が広がってしました。
でも、それはいつか見たことのある、素晴らしい光景でした。
ミ,,゚Д゚彡「ここは………来たことがあるぞ!!!………ゴラァ!!!!!!」
「ギコや………ギコや………」
何やら後ろの方から声が聞こえてきました。
91 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:21:24.25 ID:NgUjQYD20 - あ、、、、もうダメ、、、、我慢できな(´;ω;`)
- 92 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:22:05.83 ID:hgYoUsgd0
-
ミ,,゚Д゚彡「誰だゴラァ!!!」
( ´∀`)「こっちへおいでモナー」
ミ;゚Д゚彡「お、お前は………!」
後ろを振り向くと、そこには大きな背の高い木があり、その木の下に1人の老人が立っていました。
白い布の服、真っ白でとても長い髭と髪、立派な樫の杖、それに特徴的な喋り方………あのときの神様のようです。
ギコはその神様の下へ走っていきました。
( ´∀`)「久しぶりモナねー、ギコ。いや、今はフサギコと呼ぶべきモナか?」
ミ,,゚Д゚彡「何の用だゴラァ!!!俺はちゃんと約束を守っているぞゴラァ!!!!」
( ´∀`)「まぁまぁ、今日はそんなことで君を呼び出したんじゃないモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「何だと!!!???」
93 名前:北町奉行 :2006/12/03(日) 02:22:10.39 ID:L7TeTyWf0 - この鳥は見覚えある
- 94 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:23:26.83 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「君を生き返えらせてから、今日までずっと君の事を見ていたモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「だから何なんだゴラァ!!!!」
( ´∀`)「まぁまぁ、落ち着くモナよ。ちょっと条件を破りそうな危ない感じのときもあったけど、君はワシが出した条件をちゃんと守って、あの2人のために恩返しをしている姿を見て、ワシはまた感動したモナー」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ´∀`)「だから、今回も君にご褒美をあげるモナー」
ミ,,゚Д゚彡「………ッッッ!!!???」
95 名前:VIP神 :2006/12/03(日) 02:23:57.35 ID:vs0/aAeu0 - 確か疲れたお?と雪を降らせるの作者だ
こういう昔話みたいなのが好きなのだな
- 96 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:23:58.61 ID:NgUjQYD20
- ・・・・ッ!!!!!!
- 97 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:24:06.85 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「君のお父さん、君がこの夢から覚めて5時間後に死ぬモナー」
ミ,,゚Д゚彡「な、なんだって!!!???」
( ´∀`)「だから君のお父さんを助ける方法を教えてあげるモナー」
ミ,,゚Д゚彡「ほ、本当か!!!???」
( ´∀`)「本当だモナよ。神様は何だってできるモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「だったら、さっさと教えろゴラァ!!!!!!1111!!」
98 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:24:37.84 ID:NgUjQYD20 - 早くおせーて!
- 99 名前:VIP村人o :2006/12/03(日) 02:24:50.58 ID:swKRyVOz0
- 知りたい知りたい
- 100 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:25:05.04 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「そう慌てるモナよ。なーに、簡単なことモナー」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ´∀`)「君のお父さんのお腹の上で『ゴラァ!!』って鳴いて、自分がギコの生まれ変わりだってことを気付かせれば、1発で治るモナー。次の日から現場復帰可能だモナー」
ミ,,゚Д゚彡「わかったぞゴラァ!!!!!わかったから、さっさと夢から覚ましやがれゴラァ!!!!!!!111111!!」
( ´∀`)「まぁまぁ、最後まで話を聞くモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ´∀`)「ワシが出した条件は君が死ぬまで有効だってことを忘れてはいけないモナよ?」
ミ,,゚Д゚彡「そ、それじゃ………俺は………」
101 名前:VIP村人XL :2006/12/03(日) 02:26:07.52 ID:ZoY3skW3O - まさかあの二つ書いた作者に遭遇できると思わんかった
雪を降らせるようです。ははぁはぁのとこで泣きまくったな
- 102 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:26:11.98 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「そうモナー。君のお父さんが元気になる替わりに、君が死ぬモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「………」
神様が言った一言は、ギコの小さな体に重く圧し掛かりました。
次こそ本当に死んでしまう………。
もうこれ以上、お父さんとお母さんのそばにいることはできない………。
だけど、答えはもう決まっていました。
103 名前:籠屋の銀二 :2006/12/03(日) 02:26:44.84 ID:n+fOiEze0 - 神様ぁ…試練与えすぎだよぉ…
- 104 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:26:46.30 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「どうモナか?やるモナか?やらないモナか?」
ミ,,゚Д゚彡「わかった!!!!やってやる!!!!だから、さっさと夢から覚ましやがれゴラァ!!!!!!!!111!」
( ´∀`)「よし、わかったモナー。それでは起こすモナよー」
ミ;゚Д゚彡「ッッッッ!!!!????」
神様は持っていてた杖を振りかざすと、白くて眩しい光がギコを包み込みました。
105 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:27:24.34 ID:NgUjQYD20 - んもうっ!だから神様なんて嫌い!
- 106 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:27:40.21 ID:hgYoUsgd0
-
ミ,,-Д-彡「………」
ミ;゚Д゚彡「ッッッ!!!???」
ギコは目を覚ますとすぐに、お父さんたちが寝ている部屋へと走っていきました。
今日は梅雨の時期には珍しく、窓の外は青空に染まっていたのですが、ギコはそんなのには目もくれず、急いで走りました。
一刻も早くお父さんを苦しみから解き放ってあげたい………。
ギコの頭の中は、その1文によって支配されていました。
107 名前:VIP神 :2006/12/03(日) 02:27:47.34 ID:vs0/aAeu0 - こういうのは入り込んだもん勝ちだな
- 108 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:28:20.52 ID:hgYoUsgd0
-
部屋につくと、お父さんは苦しそうな寝息を立てながら眠っていました。
お母さんのお布団は片付けられていました。
どうやら朝ご飯の支度をしているようです。
ギコは、その小さな口にお父さんのお布団を咥え、上半身が出るくらいまで捲り上げました。
そしてギコはお父さんのお腹の上に乗り、力いっぱい鳴きました。
ミ,,゚Д゚彡「ゴラァ!!!!!!!ゴラァ!!!!!!!1111111!!!!!!」
109 名前:門番の娘 :2006/12/03(日) 02:28:25.77 ID:KDJRq+G4O - 眠いけど寝ないでwktk
- 110 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:30:10.00 ID:hgYoUsgd0
-
( ´ω`)「ん………お………フサギコ………?」
ミ,,゚Д゚彡「ゴラァ!!!!!!!ゴラァ!!!!!!!1111111!!!!!!」
どうやらお父さんは起きたようです。
これで自分をギコの生まれ変わりだと気付いてくれれば………。
ギコは休まず鳴き続けました。
ミ,,;Д;彡「ゴラァ!!!!!!!ゴラァ!!!!!!!1111111!!!!!!」
111 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:30:52.01 ID:hgYoUsgd0-
ギコの目からは大粒の涙がお父さんのお腹の上に零れ落ちていました。
これでお父さんとお母さんとは最期なんだ………。
ギコは泣かずにはいられませんでした。
ミ,,;Д;彡「ゴラァ!!!!!!!ゴラァ!!!!!!!1111111!!!!!!」
( ´ω`)「ギコ………?」
112 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:31:29.27 ID:NgUjQYD20 - ああああああああああああああああああ
- 113 名前:籠屋の銀二 :2006/12/03(日) 02:31:50.69 ID:n+fOiEze0
- 目から汗が出てk(´;ω;`)
- 114 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:31:58.23 ID:hgYoUsgd0
-
ミ,,;Д;彡「ゴラァ!!!!!!!ゴラァ!!!!!!!1111111!!!!!!」
( ´ω`)「そうかお………お前は………ギコだったのかお………」
ミ,,;Д;彡「ゴラァ!!!!!!!ゴラァ!!!!!!!1111111!!!!!!」
( ´ω`)「ギコや………ゴホッ………今まで気付かなくて、ごめんだったお………」
ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと!!!!ギコなの!!!???」
お母さんもギコの鳴き声に気付いたようで、台所から走ってきたようです。
115 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:32:48.53 ID:hgYoUsgd0-
これで最期………お母さんに気付かれてもいいだろう………。
昨日までギコの頭の中を支配していた無力感は充実感へと変わっていました。
これでお父さんは助かる………本当に恩返しができたんだ………。
ミ,,;Д;彡「ゴラァァァァァアア!!!!!!!!!!!!!!!!1111!!!!!!!!!
ギコは最期のお別れの意味も込めて、大きな声で鳴いて部屋を走って出ていきました。
116 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:32:55.19 ID:NgUjQYD20 - テッシュが足りなくなっちまったじゃねーか、、、グス
- 117 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:34:03.61 ID:hgYoUsgd0
-
ギコは一生懸命は走りました。
雨上がりの空は、ギコの透き通った心のように限りなく青に近い色でした。
毎日、お父さんとお母さん一緒に歩いた山道を抜け畑へ………。
これで来るのが最期となる畑を名残惜しく思いながら、畑の先にある誰も入らない山へと入っていきました。
ギコの亡骸はお父さんとお母さんに見られたくいない………。
ギコはそう思いながら、誰も入ることない山の奥深くへと走りました。
118 名前:VIP村人XL :2006/12/03(日) 02:34:59.24 ID:ZoY3skW3O - 猫って独りで死にたいらしいね
- 119 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:35:11.59 ID:hgYoUsgd0
-
ここまで来れば見つかることもないだろう………。
そう思った瞬間、強烈な眠気に襲われました。
大きな木の根元で無意識的に横になると、まぶたが重たくなってきました。
しっとりとした、少しだけ冷たい土がとても心地よく感じてしまいまい、よけいに眠たくなってきました。
………あぁ………これで最期か………。
ギコはお父さんとお母さんとの思い出を思い出しながら、最期のときを待つことにしました。
120 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:36:48.16 ID:hgYoUsgd0-
ケガをした自分をお母さんが拾ってくれて、お父さんが傷を治してくれたこと………。
お父さんとお母さんと一緒に毎日、畑へ通ったこと………。
お父さんとお母さんと楽しい10年間を過ごしたこと………。
死んでも自分のことを忘れてくれなかったこと………。
畑の近くに立派なお墓を作ってくれたこと………。
生まれ変わってもなお、優しくしてくれた3年間………。
どれもギコにとっては宝物でした。
今までの思い出が映し出されているまぶたの裏のスクリーンが、段々と白く薄くなってきました。
………これで………これで本当に最期か………。
ギコはお父さんとお母さんの、これからの幸せを願いながら、眠りにつきました。
121 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:37:32.91 ID:hgYoUsgd0-
ミ,,゚Д゚彡「………ん?ここは………ゴラァ………」
ミ,,゚Д゚彡「………本当に死んでしまったようだな………ゴラァ………」
気が付くと、そこにはどこまでも続く草原と、限りなく青に近い澄み切った空が広がってしました。
ギコは本当に死んでしまったことを実感したようです。
「ギコや………ギコや………」
後ろの方から声が聞こえてきました。
122 名前:VIP神 :2006/12/03(日) 02:38:54.73 ID:vs0/aAeu0 - おお ギコ よ しんでしまうとは なさけない
- 123 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:39:06.57 ID:hgYoUsgd0
-
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ;∀;)「こっちへおいでモナー」
ミ,,゚Д゚彡「………」
大きな背の高い木の下に、白い布の服、真っ白でとても長い髭と髪で、立派な樫の杖を持った特徴的な喋り方の………あの神様が立っていました。
ギコはその神様の下へ歩いていきました。
( ;∀;)「うぅ………感動したモナよ………泣いたのなんて何100年ぶりモナよ………グスッ………」
ミ,,゚Д゚彡「約束は………約束はちゃんと守ってくれたんだろうな?ゴラァ………」
( ;∀;)「うんうん………君のお父さんはちゃんと元気になったモナよ………グスッ………」
ミ,,゚Д゚彡「………」
124 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:39:57.10 ID:hgYoUsgd0-
( ぅ∀`)「今日は何て素晴らしい日なんだモナー。心が晴れ晴れしているモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ぅ∀`)「よし、ワシを感動させてくれたお礼として、またご褒美を上げるモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「………」
( ´∀`)「安心するモナよ。今回は何の条件も付けないモナよ。さぁ、何でも叶えてやるモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「俺は………」
( ´∀`)「うんうん」
ミ,,゚Д゚彡「俺は………俺はまた、お父さんとお母さんの子どもになりたいゴラァ!!!!!!」
125 名前:VIP皇帝 :2006/12/03(日) 02:41:26.51 ID:NgUjQYD20 - ん、んもうっ!神様ったらっ!
- 126 名前:VIP村人t :2006/12/03(日) 02:41:32.57 ID:Gj+GMFhhO
- 近年まれにみる良スレ
- 127 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:41:54.20 ID:hgYoUsgd0
-
( ´∀`)「お安い御用だモナよ。それではさっそく、お父さんとお母さんの子どもになるモナよ」
ミ,,゚Д゚彡「ッッッッ!!!!????」
神様は持っていてた杖を振りかざすと、白くて眩しい光がギコを包み込みました。
( ´∀`)「これだけ強くなったんだモナ………きっと、あの2人を守れるような強い子どもになれるモナよ………今度こそ………今度こそ幸せになるモナよ………」
その10ヵ月後………桜が例年以上に咲き誇った春………お父さんとお母さんの間に、それはそれは可愛い子どもが生まれました。
128 名前:VIP神 :2006/12/03(日) 02:42:21.98 ID:vs0/aAeu0 - なにもかも あんたの すじがきだったわけだ
- 129 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:42:25.92 ID:hgYoUsgd0
-
おしまい
130 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:42:56.85 ID:NgUjQYD20 - ・・・・・・・・・ッ!(´;ω;`)
- 131 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:43:25.13 ID:hgYoUsgd0
-
今回は規制もなんも無しですんなり書けたおwwwwwwっうぇうぇwwww
ありがとうwwwwフォッ糞wwwwwwwwwっうぇうぇうぇwwっうぇ
132 名前:VIP村人o :2006/12/03(日) 02:43:30.25 ID:swKRyVOz0 - 乙!!
これはオモスレー
そして>>128にwwwwwwwwwwww
- 133 名前:散髪とめきち :2006/12/03(日) 02:44:03.03 ID:6wWecLhn0
- 乙!!
……涙で前が見えない
- 134 名前:VIP神 :2006/12/03(日) 02:44:11.67 ID:vs0/aAeu0
- あー……普通のいい話でした
乙
- 135 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:44:20.20 ID:NgUjQYD20
- >>1本当ありがd!ガチで泣けた!起きててよかったー
- 136 名前:VIP村人XL :2006/12/03(日) 02:44:21.15 ID:PSp8Ut6bO
- 作者 あいしてる
涙かあったかくて嬉しいです
- 137 名前:VIP足軽orz :2006/12/03(日) 02:44:44.50 ID:aFE601HF0
- もう超おつかれ!
やる事あるのにずっと読んでたよ!
- 138 名前:門番の娘 :2006/12/03(日) 02:45:39.24 ID:KDJRq+G4O
- 作者乙!!
。・゚・(ノ∀`)・゚・。
- 139 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:46:09.30 ID:hgYoUsgd0
-
うはwwwwwwwご清聴wwwwありがとwwwwwうございwwwwwwましたwwwww
俺wwwwww今wwwwww思ったwwっうぇうぇうぇwwwwwwww
これを動物苦手板に貼ったらwwwwwwwwどうなるだろうwwwwwwwwwwwwwwww
うはwwwwwwwwww全www面www戦www争wwwwwwwっうぇええええwwwww
お前らwwwwww決してwwwwwwwカチコミすんじゃねーぞwwwwwwwwwwwwww
140 名前:VIP村人u :2006/12/03(日) 02:46:38.45 ID:pksQoVEJ0 - こういう適度な長さでヌクモリティをくれるのが一番良いな、久々に素直に乙を言える
- 141 名前:籠屋の銀二 :2006/12/03(日) 02:47:08.85 ID:n+fOiEze0
- >>139
テンション高いなw
- 142 名前:荒巻スカルチノフ :2006/12/03(日) 02:48:06.75 ID:mQbkXbZqP
- 感動したぽ
- 143 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 02:49:03.46 ID:NgUjQYD20
- >>141禿同www
俺まだ泣きやんでないからテンションついていけねぇwwwww
- 144 名前:VIP村人s :2006/12/03(日) 02:49:13.82 ID:4/o0yptrO
-
_,,_
w (・ω・ )
(~)、/ i )
\ ` |_/ /|
`ー(_ノ |
( `( 、ノ
wwwww_ノ`Lノ
- 145 名前:駅前食堂のメグ :2006/12/03(日) 02:51:11.12 ID:H08To08bO
- よかった
気持ち良く寝れるよw
乙〜
- 146 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 02:56:12.63 ID:hgYoUsgd0
- いまチラシの裏書いてます。
需要があるなら読んでおくれ。
147 名前:VIP皇帝 :2006/12/03(日) 02:59:25.68 ID:rPXPo1E20 - >>139 作中とのテンションの違いに吹いたwwwwwww
- 148 名前:高校の女教師 :2006/12/03(日) 03:08:09.73 ID:fX1v4+ATO
- >>1天才
- 149 名前:高校の女教師 :2006/12/03(日) 03:11:01.09 ID:fX1v4+ATO
- このスレはイミフに載る
- 150 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:11:18.52 ID:hgYoUsgd0
-
チラシの裏だから、読みたくない人はヌルーしてちょ。
この物語を書いた経緯だお。
4年前まで猫を飼ってました。
三毛のメスです。
人間で言うなら年取ってて、ピザでした。
腐女じゃなしに貴腐人だったな。
妹が近所にいたのを拾ったんだけど、後ろの左足が折れてたんだ。
人が言うにはもう治らないレベルってもんじゃねーぞって言われた。
まー、かわいかったよ。
顔立ちがいいのよ。
モデルの香里奈みたいだったな。
拾ってきたのが俺が中学のときくらいで、まだ若かったの。
ピチピチだったの。
俺、惚れたね、うん惚れた。
151 名前:VIP勇者 :2006/12/03(日) 03:13:24.97 ID:L6cWp752O - 今読み終わった、暖かい涙が止まらない…(´;ω;`)
しかし中の人のテンションが話と全然違うわけだがwwwwww
- 152 名前:はぐれVIPPER :2006/12/03(日) 03:14:37.68 ID:rdp0HxYGO
- >>1
おまえのせいでここ何年か泣いたことなんてなかったのに涙がブワンブワン出てくるじゃねーか!!(´;ω;`)
乙!!
- 153 名前:VIP村人x :2006/12/03(日) 03:20:02.37 ID:TTbftdLYO
- これは絶対落としてはならない
- 154 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:24:48.93 ID:hgYoUsgd0
- チラシの裏の続きだお
日が経つにつれて、すんごい馴れてきて、この物語のように、俺の腹の上にのってくんのよ。
ピザがピザの上に乗っちゃったら地球温暖化に拍車かけるっていうのに、それでも毎日乗ってきたのよ。
んで引越しやら何やらあったんだけど、連れてきて。
妹もお袋も親父も俺も、その猫が大好きだったね。
んで、確か高校3年の夏だったかな?その猫の様子がおかしくなったのね。
小便はちかくなるし、部屋のいたるところでおもらししちゃうし、勝手に人ん家の庭に入り込んで池の水飲んじゃうし。
レディーだからそんなことすんじゃねーよって怒ったって止めなかった。
んで、お袋と妹が病院に連れて行ったんだよ。
そしたら猫エイズだってさ。
残り少ないんだってさ。
まー泣いたよ。泣いた。
海面が10cm上がるくらい泣いたわ。
んで、残りの日数、かみ締めるように過ごしたよ。
まー楽しかったね。
155 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:26:23.82 ID:hgYoUsgd0- チラシの裏の続きだぽ
そんな楽しい日々に限って、時間てもんは早く過ぎるんだね。
何でだろうね?
3月の上旬あたりだったかな?
もう寝たきりだったんだよ。
肉球を触ってやると、かろうじてリアクションしてくれるような感じで。
春休みになって、春から行く大学も決まって、時間に余裕があったから、バンド練習してたんだよ、その日。
バンド練習も終わって、メンバーの一人と本屋で立ち読みしてたんだよ。
そしたらお袋から電話が来て「ナナが!!ナナが!!!(←猫の名前ね)」って。
俺、慌てて家に帰ったね。
そしたら、お袋がナナを抱いてるんだよ。
必死に名前呼んでもリアクションなしでさ。
ずっと名前呼んで、俺も肉球もって名前読呼んだんだよ、ずっと夜まで。
そしたらさ、しばらくして、お袋に抱かれながら、ナナの力が抜けていったのがわかったんだよ。
あぁ、死んでしまったんだなって。
お前、俺がこれから地元から離れた大学行って寂しい一人暮らしすんのに、これだとよけい寂しくなんじゃねーかって。
まー泣いたよ。
バイトから帰ってきた妹も、俺もみんな泣いたな。
だって家族の一員が死んじゃったんだもん。
156 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:27:12.03 ID:hgYoUsgd0- チラシの裏の続きだお
んで、時は過ぎて夏休み。
実家に帰って着たんだよ。
その間、ずっとナナのこと思い出してたよ。
んで、夏休みに入ってしばらくしてのことだったかな、茶色のフサフサした猫が家の前にいたの。
ちょうど、この物語でいうフサギコだな。
俺はナナにぞっこんだから、お前なんかに惚れるわけねーよって思いながらツンツンしてヌルーしてたんだ。
それでもずっと家の前、そしてずうずうしくも中にまで入ってきやがったの。
そしたらお袋がね、餌やり始めたの。
ガツガツ食ってたなぁ、腹減ってたんだなぁ、野良だからかなぁって。
その日からずっと実家にいんのよ、今日もいんじゃねーかな?
飼ってるわけじゃないけど、勝手に家に入り込むみたいな感じ。
157 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:29:02.50 ID:hgYoUsgd0- チラシの裏の続きだお
で、その猫、鳴かないのよ、全然。
今日まで鳴いたとこ見たことない。
触ろうとすると威嚇してくるし、酷いときにはかしゃいでくるのよ。
ナナとは違い、ツンツンした子でしたね。
んで、ある日、妹が言ったんだよ、この子ナナじゃね?って。
妹が言うには、ナナは天国の神様に会って、私を生き返してくれって言ったんだろうって。
んで、神様は条件として、俺たちと馴れ合いをしない、鳴かない、兄者の腹の上に乗ってはいけないって。
その条件破ったら死ぬみたいな。
んで、ナナはそれにサインして、この茶色いフサフサした猫みたいになったんだって。
本当はこの猫は私たちと馴れ合いとかしたいんだけど、ずっとそばにいたいからツンツンしてんだよって。
なるほどなって思いましたね。
158 名前:VIP勇者 :2006/12/03(日) 03:29:30.10 ID:L6cWp752O - チラ裏で止まった涙が激しく復活…( ;ω;)
- 159 名前:VIP村人x :2006/12/03(日) 03:30:32.25 ID:TTbftdLYO
- 涙が止まらない
- 160 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:31:16.78 ID:hgYoUsgd0
- チラシの裏の最後
んで、俺は今もこの茶色いフサフサした猫はナナの生まれ変わりなのかなーって思うようになってきた。
俺が死にそうになったとき、この茶色いフサフサ猫はフサギコみたいに、俺の腹の上に乗ってナナみたいに鳴くのかなーって、ニヤニヤしながら、この物語を書いてますた。
ま、その猫オスだけどねwwwwwwっうぇっうぇwwwwwwww
最後に、俺にアイディアをくれた妹と、天国のナナに感謝するお。
あと、このチラシの裏は急いで書いたもんだから、誤字脱字があるだろうけど、気にしないでね。
あくまでチラシの裏だから。
チラシの裏終わり。
161 名前:VIP村人t :2006/12/03(日) 03:32:51.99 ID:lPXuoXMj0 - (´;ω;`)
- 162 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:33:10.27 ID:hgYoUsgd0
-
あーくそ
俺も思い出して泣きそうになったじゃねーかwwwwwっうぇうぇうぇうぇwwwwwww
くそがwwwwwwwっうぇうぇうぇうぇwwwwwwwwっうぇうぇwwwwwwwwwww
外行ってくるノシ
163 名前:VIP村人v :2006/12/03(日) 03:33:58.56 ID:pksQoVEJ0 - なんだよこのチラ裏、泣けるじゃねーか
釣りだと言ってよバーニィ
- 164 名前:VIP勇者 :2006/12/03(日) 03:34:10.13 ID:L6cWp752O
- >>160
その猫を大切にしてあげてね(´;∀;`)
明日はいつも以上にうちの猫かまってあげようと思った(`;ω;´)
- 165 名前:VIP村人t :2006/12/03(日) 03:34:15.33 ID:lPXuoXMj0
- (´;ω;`)ノシいってら
- 166 名前:VIP足軽y :2006/12/03(日) 03:34:34.62 ID:Gty4imFmO
- >>1ってまさか短パ?w
- 167 名前:VIP足軽wwwww :2006/12/03(日) 03:45:19.78 ID:1b2ubD5jO
- 犬派の俺もガチで泣いた
- 168 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:51:49.24 ID:hgYoUsgd0
-
2枚目のチラシの裏
最近、夢に出てきたんだよ、ナナが。
俺の腹の上に乗ってんだよ。
お前、夢の世界でも俺の腹が好きなんかと。
小1時間問い詰めたかったけど、すぐに覚めてさ。
そしたら、ガバッって起きたの、俺。
朝が弱いから『うぅ〜ん』とか言いながら起きるのに、ガバッって。
その時点でキモいんだけど、無意識的に『ナナ………俺、頑張ってるよ』って呟いて。
キメェェェェェェェエエエエエエエwwwwwwwwwww俺キメェェェェエエエエエエエってwwwwwwwwっうぇうぇwwwww
それで書いたの。
最後まで読んでくれた人ありがとうね。
風邪ひくなよ。
それじゃ、僕ぁ研究に戻ります。
ノシ
2枚目のチラシの裏終わり
169 名前:VIP絶望先生 :2006/12/03(日) 03:51:59.14 ID:seSdSOK10 - 涙が……
こんな良スレまぢ久しぶり
- 170 名前:VIP村人t :2006/12/03(日) 03:53:03.63 ID:lPXuoXMj0
- 良スレだ・・・・・・
- 171 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 03:58:45.50 ID:hgYoUsgd0
-
これ以上、馴れ合いしたら批判の的になるんで、これで最後。
おまいら、自分より弱い動物とか大切にしろよ。
あと、レス数に換算して1000位の小説って需要あるかな?
長すぎるかな?
朝まで実験やるから、それまでに需要があるってわかったら年内に完結させて投下するお。
それじゃお休み、ファッキンアスホールども!!! ノシ
172 名前:VIP村人w :2006/12/03(日) 04:03:34.91 ID:pksQoVEJ0 - 昨今の( ^ω^)小説と同じに並べて見たくないような良作だ
>>1のおかげで俺も明日はいつも以上に愛情を注いでやろうと思った、オナホに(´;ω;`)
- 173 名前:VIP足軽s :2006/12/03(日) 04:04:21.09 ID:xJKdusDQ0
- 1000位の小説…読んでみたいなぁ…
- 174 名前:VIP村人xxx :2006/12/03(日) 04:25:56.82 ID:jZDnTtIpO
- 。・゚・(ノД`)・゚・。
- 175 名前:VIP村人c :2006/12/03(日) 04:35:34.74 ID:iv9IwohB0
- ( ;ω;)泣いた。
チラシ裏でも感動させてくるとはやるじゃないか。
是非1000位の小説のほうも頼む。
ちょっくら怪我してるぬこ探しにいってくる。
ノシ
- 176 名前:VIP毒蛇 :2006/12/03(日) 04:59:12.80 ID:vs0/aAeu0
- ホントにVIPなのかこれは……
- 177 名前:VIP勇者 :2006/12/03(日) 05:02:38.39 ID:rPXPo1E20
- 涙は流れない体質なんだがこころがぽっかりとあたたまった
- 178 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 05:45:07.91 ID:hgYoUsgd0
-
今、実験オワタ。
おk、把握した。
年内に書き上げて投下でいきるように努力するお。
誰もいないと思うけど、おやすみだお。 ノシ
179 名前:VIP足軽t :2006/12/03(日) 06:04:42.80 ID:qjjx+GWL0 - おやすみーなかなかいい話だったよ
ありがちだけど・・・
- 180 名前:VIP足軽a :2006/12/03(日) 07:40:51.59 ID:iHPkGKhv0
- (´;ω;`)ウッ…
- 181 名前:VIP村人Ecup :2006/12/03(日) 07:56:46.45 ID:iubOCmDBO
-
>>1
http://c-au.2ch.net/test/-/news4vip/1165092575/
アンタ何やってんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 182 名前:VIP村人XL :2006/12/03(日) 07:57:58.71 ID:KpSOZdToO
- 遅ればせながら(´;ω;`)ウッ
- 183 名前:VIP村人a :2006/12/03(日) 08:07:07.67 ID:hdBp4civO
- 泣いた(´・ω・`)
この人が書いてる小説、他にあったらうpキボン
- 184 名前:VIP村人xxx :2006/12/03(日) 08:14:19.64 ID:iubOCmDBO
- >>183
http://c-au.2ch.net/test/-/news4vip/1165092575/
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-2114.html
http://vip.main.jp/end/t-top.html
- 185 名前:VIP賢者 :2006/12/03(日) 08:19:39.32 ID:WgGZEK770
- 今読み終わった
あれ、おかしいな俺猫嫌いなのに目から変な汁が…
- 186 名前:VIP賢者 :2006/12/03(日) 08:28:45.79 ID:hdBp4civO
- >>184
thx!
この人かぁ!
クオリティ高いなwww
- 187 名前:VIP村人P :2006/12/03(日) 09:20:39.03 ID:9O9oFcVLO
- 雪を…もよかったし、次の作品に期待!!
- 188 名前:宿屋の女中 :2006/12/03(日) 10:38:22.22 ID:un1ZpD8Z0
- (´;ω;`)
- 189 名前:VIP足軽c :2006/12/03(日) 11:00:26.28 ID:cpnnrlbL0
- バカ野郎・・・昼から出かけるってのに、こんな泣き腫らした眼になったら出かけにくいじゃねえか!!!!!!!!!!
>>1乙、ありがとう。家でかってるペット、絶対大事にするお。本当に、このSSを書いてくれて、ありがとう
- 190 名前:VIP神 :2006/12/03(日) 12:14:08.66 ID:YEvpRIxjO
- >>1
(´;ω;`)乙
- 191 名前:える ◆ELL/////XQ :2006/12/03(日) 12:15:27.47 ID:Lwc7vMFzO
- …(/////)
- 192 名前:える ◆ELL/////XQ :2006/12/03(日) 12:28:41.52 ID:Lwc7vMFzO
- 涙が…止まらない…(/////)
- 193 名前:VIP悪魔 :2006/12/03(日) 12:42:31.07 ID:Y//4b/G4O
- 今年一番の温かさでした。
- 194 名前:VIP村人f :2006/12/03(日) 12:57:04.35 ID:mPcbPqMPO
- 泣いた
- 195 名前:VIP盗賊 :2006/12/03(日) 13:11:00.47 ID:iubOCmDBO
- これ絵本にしたらおもしろそうだな
- 196 名前:VIP足軽c :2006/12/03(日) 13:12:28.79 ID:oG6fD0ga0
- http://booooonovel.web.fc2.com/index.htm
まとめさせていただきました(;A;)
- 197 名前:暴れん坊VIPPER :2006/12/03(日) 13:43:19.63 ID:mhq+Y6fyO
- マジ泣いた
すぐに汗が頬を伝ったよ
マジGJ!!
- 198 名前:VIP番長 :2006/12/03(日) 14:06:56.76 ID:knzD8HpHO
- 久しぶりに泣いた…
こういう動物系の話に弱いな、俺w
>>1乙
- 199 名前:VIP神父 :2006/12/03(日) 14:09:45.92 ID:Yzwyp9QCO
- ・・・(*´ω`)ぼのぼの
- 200 名前:散髪とめきち :2006/12/03(日) 14:40:36.94 ID:fSBhdnV5O
- ( ;ω;)目がしみたお
- 201 名前:VIP将軍 :2006/12/03(日) 14:53:50.10 ID:VNxc4APc0
- 全俺が涙した
- 202 名前:だんご屋のはる :2006/12/03(日) 15:15:31.65 ID:dB5lpPGQ0
- (´;ω;`)あううあああうあうあああああああ
- 203 名前:VIP村人e :2006/12/03(日) 15:18:38.19 ID:omUse6iF0
- 追いついた
これはぬこ飼ってる人にはたまらないな・・・・
スレチだがぬこ関連ということで(みんなのうたより)
http://www.youtube.com/watch?v=k2xpppzziNc
- 204 名前:VIP村人a :2006/12/03(日) 15:40:37.62 ID:fPuRsx/jO
- なきました
>>1さん、ありがとうございます
暖かい気持ちでいっぱいです…゜。゜(⊃Д`)゜。゜うわぁああん
愛してます
- 205 名前:牛のふん :2006/12/03(日) 15:56:34.99 ID:A1CCKGdH0
- これはいいなぁ・・・
- 206 名前:VIP盗賊 :2006/12/03(日) 16:06:39.41 ID:WdBcfuORO
- とても感動しました。
こんなに愛されたナナちゃんは幸せですね。
- 207 名前:VIP村人b :2006/12/03(日) 16:16:52.83 ID:fPuRsx/jO
- 疲れたお、よんできた
はひ……
- 208 名前:暴れん坊VIPPER :2006/12/03(日) 16:40:08.92 ID:hh+kB8VkO
- ほ
- 209 名前:暴れん坊VIPPER :2006/12/03(日) 16:55:50.25 ID:/KlCMUZ/O
- 疲れたおの人だったのか…ガチで泣いたお( ;ω;)
- 210 名前:一生足軽 :2006/12/03(日) 16:59:28.87 ID:O/MVAfYo0
- どれでも好きな女子を選びな
http://sund1.sakura.ne.jp/uploader/source/up0002.htm
- 211 名前:VIP下手人 :2006/12/03(日) 17:00:23.53 ID:hh+kB8VkO
- ほ
- 212 名前:VIP足軽ktkr :2006/12/03(日) 17:06:03.98 ID:xnTwMyqr0
- 雪のほうも久しぶりに読んだら涙腺が(´;ω;`)
- 213 名前:VIP村人c :2006/12/03(日) 17:09:00.62 ID:fPuRsx/jO
- 雪?
- 214 名前:VIP下手人 :2006/12/03(日) 17:15:08.98 ID:RnJLVaQ4O
- 雪はガチ
- 215 名前:VIP悪魔 :2006/12/03(日) 17:18:18.60 ID:ARfIdxrCO
- 泣いた…(´;ω;`)
自分ちのぬこ大事にしよう。
ありがとう、そして乙>>1
次を楽しみにしてるよ
- 216 名前:VIP村人c :2006/12/03(日) 17:18:50.23 ID:fPuRsx/jO
- よんだことない…
- 217 名前:VIP足軽ktkr :2006/12/03(日) 17:22:44.64 ID:xnTwMyqr0
- 疲れたお
ブーンが雪を降らせるようです
の2つはこの作者
- 218 名前:VIP毒蛇 :2006/12/03(日) 17:35:28.69 ID:iubOCmDBO
- 疲れたおの続編まだー?
- 219 名前:VIP毒蛇 :2006/12/03(日) 17:55:41.98 ID:iubOCmDBO
- ほ
- 220 名前:VIP村人l :2006/12/03(日) 17:57:33.72 ID:V0gEce0nO
- 今四打
1ホントに乙
感動しました。・゚・(ノД`)・゚・。
- 221 名前:VIP悪魔 :2006/12/03(日) 17:59:12.78 ID:I6EOa69RO
- ないたあああ!!
>>1 素晴らしい話をサンクス
- 222 名前:VIP毒蛇 :2006/12/03(日) 18:03:31.20 ID:I6EOa69RO
- >>1 PSねこもいぬも動物全般は大切にするわ
- 223 名前:VIP女神 :2006/12/03(日) 18:17:28.17 ID:iubOCmDBO
- ほす
- 224 名前:VIP遊び人 :2006/12/03(日) 18:23:47.65 ID:B0k6PeMhO
- ツン高齢出産乙wwwwww
- 225 名前:VIP足軽になりたい :2006/12/03(日) 18:40:10.75 ID:fp+RNeJL0
- 目から汗が止まらんぜよ!!
- 226 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 18:56:47.45 ID:hgYoUsgd0
-
な ぜ ま だ 残 っ て い る
227 名前:VIP足軽x :2006/12/03(日) 18:58:41.95 ID:woWM1KZN0 - キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
- 228 名前:VIP足軽になりたい :2006/12/03(日) 19:00:20.72 ID:vSu9tz590
- >>226
お 前 待 ち だ 阿 呆
- 229 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:02:02.38 ID:hgYoUsgd0
-
ち ょ っ と 待 っ て ろ 犬 好 き ど も
230 名前:VIP足軽y :2006/12/03(日) 19:03:39.69 ID:woWM1KZN0 -
,.-''" ̄ ̄" ̄`ヽ,
/゙ ノ -- --ヾヽ
/ / ● ● | i wktk
`ヽ,,_( ´ ( _▼_ )` ノノ
,.-''' 、/ ,,川 | ''-.,
( ,i''゙( __/ )|川( \ ゙'' i,)
.| ゙-..;;_'' ''''',, '',,,._ ,,,..-'゙.|
l,  ̄ ̄ ̄ ̄ .|
'l, ,/
\ /
゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
- 231 名前:VIP皇帝 :2006/12/03(日) 19:10:13.50 ID:QFXIx5et0
- 鍋にすんなwwwwwwwww
- 232 名前:VIP村人h :2006/12/03(日) 19:23:55.23 ID:Ok+pWMo9O
- スレ主にまてと言われたら死んでもdat落ちなど許さない
それがVipクオリティー
保守
- 233 名前:VIP番長 :2006/12/03(日) 19:26:49.51 ID:X7wErkSGO
- つかれたお…と同じ人かいい話だ(;ω;)
- 234 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:29:35.67 ID:hgYoUsgd0
-
おkwwっうぇwwwwww売名行為とか宣伝みたいになって、他の作者さんとかから怒られるかもしれないけど、予告版みたいなのを投下するおwwwwwwwっうぇうぇえっうぇうぇうぇうぇうぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
235 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:30:55.83 ID:hgYoUsgd0-
この放送は明るいニートを作る
ニュー速VIPの提供でお送りします
236 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:31:37.08 ID:hgYoUsgd0-
なぜ人は戦い続けるのだろうか
237 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:32:22.64 ID:hgYoUsgd0-
自分を試すため?
(,,゚Д゚)そういえばさー、何でお前ら軍に入ろうって思ったの?
ミ,,゚Д゚彡 俺はっすねー、親父や兄貴たちに負けないくらい強い兵隊になるんだ!!
って子どもの頃から夢見てて入隊したんすよwwwwww
238 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:33:02.51 ID:hgYoUsgd0-
憎しみのため?
(´<_`)やっと母者の仇がとれるな………兄者………
(´_ゝ`)あぁ………さぁ、行こうか、弟者よ………
239 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:33:46.10 ID:hgYoUsgd0-
祖国を守るため?
(*゚∀゚)アンタ………なんで、わざわざ陸軍なんかに志願したのさ………
(´・ω・`)理由は色々あるんですが………僕たちの町を他の人たちに壊されたくないというか………
それが本心なんですけどね
240 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:34:42.35 ID:hgYoUsgd0-
愛する人を守るため?
ξ;;)ξ どうして………どうして………グスッ………うぅ………
( ´ω`)………僕らの………僕らのためだお………
241 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:35:26.95 ID:hgYoUsgd0-
それとも………?
(;´・ω・)9時方向、敵数10!!………距離200!!
((;゚ω゚)弾が………弾がもうないお!!!!!!!111!
(;゚Д゚)RPG!!!!RPG!!!!!!!全員しゃがめぇぇぇぇぇぇえ!!!!!!11111!!!
(;'A`)クッソォォォォォォオオオオオオオオ!!!!!!!11!!
242 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:36:05.44 ID:hgYoUsgd0-
使用AA数、35種類
制作期間、1年
レス数、1000(予定)
その間、面接に落ちた企業数、10社
243 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:36:46.78 ID:hgYoUsgd0-
人々も今日も自らの信念の下に、戦い続ける………
244 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:37:22.08 ID:hgYoUsgd0-
人々は今日も自らの信念の下に、戦い続ける
245 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:37:59.32 ID:hgYoUsgd0-
( ^ω^)来年の今頃は、みんなそろって笑顔だおwwwwww
246 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:38:29.66 ID:hgYoUsgd0-
ザザァァァァァン……… ザァァァァ………
タタタ………タタタ………
いつの間にか仰向けになっていた………
波の音と銃声の音………
まだ把握…しきれてない…なんだか…お腹の辺りが妙に…熱いなぁ………
あぁ………撃たれたんだ………そうか………撃たれたんだっけ………
海風が………気持ちいいなぁ………町と………全然………変わらないや………
今日も………太陽が………憎たらしい………ほどに………輝いてる………
視………界が………だん………だん………狭く………な………って………
ごめ………ん………みんな………約束………守れ………そうに………ない………
おい!!しっかりしろ!!!おい!!!大丈夫か!!!!????
しっかりしろ!!!!起きろ!!!!起きろ!!!!!!!!!!!!!
247 名前:門番の娘 :2006/12/03(日) 19:39:07.02 ID:knzD8HpHO - 支援
- 248 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:39:08.63 ID:hgYoUsgd0
-
年内投下!!!………の予定
( ´ω`)約束………守れなかったお………(仮)
249 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:39:43.71 ID:hgYoUsgd0-
この放送は明るいニートを作る
ニュー速VIPの提供でお送りしました
250 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:41:03.64 ID:hgYoUsgd0-
急いで書いたから>>243の誤字は気にするな。
叩かれてもかまわないぜwwwwwwwwフヒハハハハハwwwwwwっうぇうぇwwww
251 名前:VIP毒蛇 :2006/12/03(日) 19:43:24.14 ID:QF4IMa25O - wktk
- 252 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/03(日) 19:45:04.74 ID:hgYoUsgd0
-
それじゃ、名無しに戻るおwwwwっうぇうぇwwwwww
最後まで保守とかしてくれた人、本当にありがとうだおwっうぇうぇwwwww
また、俺の次回作の文章オナニー読んでくれおwwwwwwwwwwwww
それじゃ、バイバイキ――――――――ンwwwwwwwwwっうぇうぇうぇwwwwwww
253 名前:VIP賢者 :2006/12/03(日) 19:46:30.91 ID:b+faEXdU0 - ちょっとまてwwwwwwwww
落ちた会社10社とかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 254 名前:VIP足軽c :2006/12/03(日) 19:47:30.18 ID:L7TeTyWf0
- >その間、面接に落ちた企業数、10社
にワロタw
- 255 名前:VIP足軽q :2006/12/03(日) 20:00:19.24 ID:mQbkXbZqP
- 悪いことは言わん。素直に就活しとけ。
新卒過ぎると途端にやばくなるぞorz
- 256 名前:VIP侍 :2006/12/03(日) 20:04:17.01 ID:9O9oFcVLO
- それって作者の話だったのか…。なんのことだかわかんなかった
- 257 名前:愛のセーラー戦士 :2006/12/03(日) 20:14:56.39 ID:0ZCpBs+X0
- (´・ω・`)「さすがにRPGじゃ腹パンパンになるよ」
- 258 名前:VIP足軽の子 :2006/12/03(日) 20:55:43.52 ID:fW5cyxF00
- いい話で泣いたよーー。
- 259 名前:VIP皇帝 :2006/12/03(日) 21:34:39.46 ID:I6EOa69RO
- >>250 たたかないおwwww
もうおまい物書きになっちまえよwwww
- 260 名前:VIP村人l :2006/12/03(日) 22:35:57.03 ID:omUse6iF0
- ほすー
- 261 名前:油売りの左暮 :2006/12/03(日) 22:58:57.03 ID:9uVM3ukT0
- 死ぬモナー( ´∀`)
- 262 名前:VIP村人t :2006/12/03(日) 23:12:47.73 ID:BScWEHUQ0
- 泣いちまったぜ・・・作者乙!!
次回作wktkして待ってるぜ
- 263 名前:VIP将軍 :2006/12/03(日) 23:56:37.20 ID:Yzwyp9QCO
- ほす
- 264 名前:VIP村人w :2006/12/04(月) 00:40:24.46 ID:zasuYKNMO
- 圃鬆
- 265 名前:VIP足軽orz :2006/12/04(月) 00:49:11.73 ID:6mPCTEnF0
- ほちゅ?
- 266 名前:VIP村人v :2006/12/04(月) 01:19:25.18 ID:QLJljjeUO
- 最初から最後まで泣きっぱだった…。確かに展開は予想通りだったけど、そんなことより作者の言葉回しの柔らかさに泣いた。心が暖まったよ。ありがとう
この作品大好きです。もう一回読ませていただきます。
- 267 名前:愛のVIP戦士 :2006/12/04(月) 01:22:12.89 ID:hlriOvPn0
- ほしゅ
- 268 名前:地獄への片道VIPだぜ :2006/12/04(月) 01:30:58.28 ID:daKHTI1XO
- これは近年希に見る良スレぇぇぇぇぇ!!!(´;ω;`)いちおつ〜
次回作楽しみに待ってんぜ!! GJ!
- 269 名前:棒またぎ姫 :2006/12/04(月) 01:55:15.91 ID:48F0GCyE0
- このスレまだ残っていた事に驚き
次回作も期待です
支援保守
- 270 名前:VIP足軽の子 :2006/12/04(月) 02:27:47.58 ID:0NQ3IcHnO
- 漫画化と絵本化マダー?
- 271 名前:VIP村人x :2006/12/04(月) 02:50:49.53 ID:lDKe+zIMO
- FLASH化まだー?
絵師さんとかFLASH職人さんまだー?
- 272 名前:駅前食堂のメグ :2006/12/04(月) 03:46:35.35 ID:cIesX9ZVO
- すばらしい
- 273 名前:悲しい一人暮らし :2006/12/04(月) 05:00:33.49 ID:Z/ikS6WzO
- (´;ω;`)
- 274 名前:散髪とめきち :2006/12/04(月) 07:02:34.16 ID:VVy5oQDhO
- 絵本とかにありがちな内容かもしれないけれど、読み終えてから、最近寒くなりまくっていた心が少し暖かくなりました。
ありがとう。
- 275 名前:VIP足軽p :2006/12/04(月) 07:12:30.13 ID:NnIonNtY0
- まとめで読んできてみたが
まさかまだあるとは
作者乙
言えて良かった
- 276 名前:VIP足軽MS :2006/12/04(月) 07:39:34.31 ID:S0U7v6E50
- ほす
- 277 名前:しゃるる ◆bzWeS1m.2A :2006/12/04(月) 08:02:17.22 ID:zJv7yELwO
- うは…泣いたよ…もう今日寝ないよありがとう。゜(PД`q。)どっかに貼ったやつで悪いけど、投下
http://imepita.jp/20061204/248140
- 278 名前:VIP遊び人 :2006/12/04(月) 09:15:39.63 ID:zasuYKNMO
- 圃主
- 279 名前:VIP魔法使い :2006/12/04(月) 10:02:48.90 ID:/CXUhdY4O
- (´;ω;`)ほしゅ
- 280 名前:散髪とめきち :2006/12/04(月) 10:43:58.20 ID:0NQ3IcHnO
- 今読むと公共の場で突然泣く基地外になるから
保守だけする
- 281 名前:VIP足軽t :2006/12/04(月) 10:54:41.58 ID:tkeFPTka0
- よかった
次回作期待ほしゅ
- 282 名前:VIP村人XL :2006/12/04(月) 11:22:21.97 ID:tpdrlLIk0
- 全力でほっしゅ
- 283 名前:VIP足軽s :2006/12/04(月) 11:51:50.42 ID:PAGaRKcn0
- 疲れたお・・・・読んだけど
何この壮絶鬱展開wwwwwwうぇうぇwww
- 284 名前:猿回しの勘三 :2006/12/04(月) 12:16:28.66 ID:Pr12SjbuO
- いま読み終わった(´;ω;`)
次回作楽しみにしとく(*´д`)ノシ
- 285 名前:VIP奴隷 :2006/12/04(月) 13:02:59.38 ID:+ajAHX75O
- 読んでない人のためほしゅ
- 286 名前:VIP盗賊 :2006/12/04(月) 13:43:52.19 ID:LmkSc4CXO
- 電車の中なのにちょっと泣いちまった…
>>1乙
- 287 名前:VIP神父 :2006/12/04(月) 13:51:33.25 ID:5Yae1EZv0
- 世界中の人間がコレ読めば動物虐待なんて消え去るんじゃね??
- 288 名前:VIP奴隷 :2006/12/04(月) 13:52:00.09 ID:lDKe+zIMO
- 総合の人達か職人さんがこれのイラスト描いて絵本にしてもらえないものか
- 289 名前:VIP毒蛇 :2006/12/04(月) 14:27:13.61 ID:CUKV8kF6O
- 泣いてしまった。まさかvipで泣くとは
保守
- 290 名前:散髪とめきち :2006/12/04(月) 14:32:56.75 ID:PeFtfLRQO
- 俺の家の猫もエイズなんでなんかタブって見えて号泣した。
久々に泣いたよ。
携帯からでスマン
- 291 名前:VIP村人a :2006/12/04(月) 14:45:28.99 ID:Usl/2Xvp0
- 。・゚・(ノД`)・゚・。
- 292 名前:VIP番長 :2006/12/04(月) 14:51:57.15 ID:d75TK/B9O
- 上げ皆みるお!
- 293 名前:VIP村人f :2006/12/04(月) 15:25:52.87 ID:S0U7v6E50
- ほっしゅ
- 294 名前:猿回しの勘三 :2006/12/04(月) 15:37:29.84 ID:/Rj5jPtgO
- 全米が泣いたお( ;ω;)
作者タソ乙!!
- 295 名前:武器屋のじじぃ :2006/12/04(月) 15:38:23.10 ID:oZQ7xnr40
- まとめがあるんだから保守なんていらんがな(´・ω・`)
- 296 名前:姫 :2006/12/04(月) 15:44:34.79 ID:MCV7jzzf0
- 記念真紀子
- 297 名前:北町奉行 :2006/12/04(月) 16:54:05.40 ID:AH/aydzYO
- うくおあああ雪(ryの作者の作品にまた再び会えるとは!!!!!
チキショー涙が…止まらん(ノд`。)゜。
- 298 名前:花魁 :2006/12/04(月) 17:26:56.36 ID:Rzx2Yx7WO
- ほ
- 299 名前:棒またぎ姫 :2006/12/04(月) 18:04:44.58 ID:Rzx2Yx7WO
- し
- 300 名前:棒またぎ姫 :2006/12/04(月) 18:29:37.54 ID:Rzx2Yx7WO
- ゅ
300
- 301 名前:VIP足軽l :2006/12/04(月) 18:32:39.16 ID:Dz6fUtRa0
- o 。 o 。
_ o _ ___ __
__ |:::::::::::::::| /\ __ /:::::::::::::::::\ .|:::::::::|
∠:::::::::::\ |:::::::::::::::|/:::::::::::\ |:::::::::|_|::::: o :::::::::::::| |:::::::::|
| :::::::::::::::::::::::::::::::::|_|o ::::::::::::|._|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|_|:::。 ::|
: : : : : : : : : : : : :o : : : : : : : : : : : o: : : : : : : : :
きっと君はこない 。 。
。 一人だけのクリスマスイブ 。
⌒⌒⌒ 。 _,,..,,,,_ ⌒⌒⌒
./ ,' 3 `ヽーっ
⌒l ⊃ ⌒_つ ⌒⌒ 。 ⌒⌒⌒
⌒ `'ー---‐'''''" 。
- 302 名前:VIP足軽j :2006/12/04(月) 18:35:10.99 ID:IzUcdttX0
- つhttp://www.youtube.com/watch?v=RejXivHvgqY&eurl=
- 303 名前:棒またぎ姫 :2006/12/04(月) 18:41:19.32 ID:Rzx2Yx7WO
- wktk
- 304 名前:棒またぎ姫 :2006/12/04(月) 18:51:09.18 ID:Rzx2Yx7WO
- あげ
- 305 名前:VIP村人g :2006/12/04(月) 19:03:58.18 ID:cFDdJvsb0
-
- 306 名前:VIP侍 :2006/12/04(月) 19:23:31.34 ID:lDKe+zIMO
- 保守
- 307 名前:だんご屋のはる :2006/12/04(月) 19:45:52.28 ID:0NQ3IcHnO
- ほす
- 308 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/04(月) 20:00:40.26 ID:eZxJ3J1X0
- ( ´ω`)疲れたお………てか、何でまだ残ってんのかお………
- 309 名前:VIP足軽neet :2006/12/04(月) 20:02:47.39 ID:Dz6fUtRa0
- なんとなく
- 310 名前:VIP将軍 :2006/12/04(月) 20:10:25.69 ID:+ajAHX75O
- 作者キタ――(゜∀゜)――!!!!
- 311 名前:VIP盗賊 :2006/12/04(月) 20:20:37.41 ID:8Zf5T/L60
- >>308
次回作どんなの?
- 312 名前: ◆Joy86y.LIU :2006/12/04(月) 20:26:42.04 ID:eZxJ3J1X0
-
( ´ω`)疲れたお………今日も徹夜だお………
>>311
戦争もん
- 313 名前:VIP盗賊 :2006/12/04(月) 20:31:35.16 ID:8Zf5T/L60
- >>312
そうか。楽しみにしてる。俺も戦争もんかいて投下してみる。同時に
- 314 名前:悲しい一人暮らし :2006/12/04(月) 21:07:31.81 ID:SzeyK70d0
- >>312
はじめまして
こんばんわ
お話感動しました。
- 315 名前:VIP女神 :2006/12/04(月) 21:44:24.53 ID:UeLgHcLTO
- あれ…
目から汗が…
- 316 名前:VIP将軍 :2006/12/04(月) 21:51:13.63 ID:KkH0WW2IO
- 後味が良い、何度でも読みたくなる小説だな
グレートだぜ、作者
- 317 名前:VIP乙女 :2006/12/04(月) 21:55:25.94 ID:ff4uxUP/O
- (´;ω;`)ウッ
- 318 名前:VIP村人j :2006/12/04(月) 21:56:26.00 ID:ZnMqAeQ60
- (´・ω・`) やあ、暇なんだ。暇つぶしにスレを盛り上げて欲しい。
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/psy/1165085054/
↑このスレに↓このAAを貼り付けるのだ。是非協力をたのむ。
_
,. .:,´:.:.:.:.:.`:丶.、
_r:/. :, : . `、 . :、 : ヽ-、____
, ‐'ニ-/. :,' : ハ:.:.:..:..丶:..:.ヽ:. Y´ ̄`ヾ丶、
//´ ,'..:.:.!.:,:i 、\:.:.ヽゝ、:.',:.:.! `、:.i
{..:.;′ i.:.;.::レハ_,. - ヽハLj_ヽi:. | j.:|
. !:.:i |:.:;.:.{ '´ ' j:. | l:.j
ヾ`、 ノ;ィ、:.、゙'⌒` , ´⌒"ィゝ! ノ;ノ
\ 丶.j ''' r=、 ''' ,'_,ノ` -‐'¨´
\_ ` ‐' ,イ ほーらチンコだよ♪
,、、、‐ 、 j::i` ‐-‐'「.::| , ‐,、、、
,、(、‐、 )、__) -rrく¨´′ ゝァーr- 、(__, (, ‐, )
{,,、‐-、 )\\~''''''‐--`―'‐'' ,´/ ,、‐';ー( , ヾ、ヽ
{__,,、‐' | i ヽ`、`ー‐--,,、-=='-‐‐‐<_r''' |、`t' ノ|っヾ、
`ー/ | `、 {''''・''~::: :: ・ ::| ノヽ i_,',r'ミ. |
/ i 人 ...ノ 丶.. ..ノ :i i | i. | ヽヽ |
/ ! / ,i :i i |iヽ| /
i iノ ,' / :i ' | |ヽ|; /
i ー''´ :,' / i ! | | |ヽ'
i / / ' } i | |\
| ./ i i ./ i i ヽ
| / i' 、 .∩ :: , 'i / | :| \
/| / i ヽ.| | ノ |' / i \
/ ノ / i: | ○○ l / |ヽ }
/ / / i. | ::| |:: | ノ | ヽ /
- 319 名前:壷ふりお京 :2006/12/04(月) 22:38:25.53 ID:0NQ3IcHnO
- ほす
- 320 名前:VIP村人o :2006/12/04(月) 23:02:17.56 ID:AH/aydzYO
- ほしゅ
- 321 名前:門番の娘 :2006/12/04(月) 23:41:11.66 ID:lDKe+zIMO
- 保守
- 322 名前:VIP魔法使い :2006/12/04(月) 23:47:38.73 ID:JgykOO2MO
- ほす
- 323 名前:VIP村人t :2006/12/05(火) 00:26:11.42 ID:b9H7g8JuO
- ☆
戻る