(‘A`)エンダー機能搭載のようです  [ログ


―――――――・・・・・・・・・・・・・・・……………………………..

(-A-)

(-A-)

(-A-)「……ん……あぁ」

(‘A`) パチッ

(‘A`)

(‘A`)「……ここは……?」

川 ゚ -゚)

川 ゚ -゚)「目が覚めたか」

(‘A`)

(‘A`)「……どなた?」

川 ゚ -゚)「私の名はクー。天才科学者のクーと呼ばれている」

(‘A`)「はぁ」




川 ゚ -゚)「君が私の運転するトラックに轢かれて死んでしまったので蘇生してみた」

川 ゚ -゚)「だから君はこんな知らないところで寝ているのだ」

川 ゚ー゚) ニヤリ

川 ゚ー゚)「私ってすごくない?」











  (‘A`)エンダー機能搭載のようです






(‘A`)

(‘A`)

(‘A`)「えっ」



**************


(;’A`)『やべぇ! 急がないと講義に遅れる!」

(;’A`)『ハァ……! ハァ……!』

(;’A`)

(;’A`)『30秒くらいしか走ってないのに横っ腹痛え!』

(;’A`)

(;’A`) そ

(;’A`)『前方に小さな石ころ発見!』

(;’A`)『……駄目だ! 俺じゃ避け切れねえ!』

(;゚A゚)『ぎゃあああああああああああああああああああ』




(゚A`) スッテーン

(#) A (#) ドグシャアアアアアアアアアアアアアアアアア

(#) A (#)

(#)’A`(#)『痛ってえ……』

(#)’A`(#)『顔全体が痛え』

(#)’A`(#)


ブッブ――――――!!!!!


(#)゚A゚(#) そ

(#)゚A゚(#)『トラック来たやべえやべえ』

(#)゚A゚(#)『うわあああああああああああ』


キッキ――――――!!!!!


(#)’A`(#)『止まった……』



ブルンブルン・・・・・・

ブッブ―――――!!!!!



(#)’A`(#)

(#)’A`(#)『えっ』

(#)’A`(#)『なんでまた動き出してんの?』

(#)’A`(#)『ヤバイ。死ぬ。死ぬ』

(#)゚A゚(#)『おぎゃあああああああああああああ』


グシャグシャ――――!!!!!
メキメキ――――!!!!!



川 ゚ -゚)『大変だー! 運転してたら人がタイヤに巻き込まれてしまったー!』

川 ゚ -゚)『クラッシュバンディクーみたいに回転しててマジびびったー!』

川 ゚ー゚) ニヤリ

**************



(‘A`)「なんかうまく思い出せんな」

(‘A`)

(‘A`)「俺が信号無視したからだったか?」

(‘A`)「なんか知らないけど助けてくれてサンキュー」

川 ゚ -゚)(記憶操作はうまくいってるみたいだな)

川 ゚ -゚)「ああ、礼には及ばんよ」

(‘A`) ムクッ

(‘A`)「なんかすこぶる調子が良い気もする」

川 ゚ -゚)(感覚もうまく麻痺できてるようだな)

川 ゚ -゚)「そいつは良かった」

川 ゚ -゚)「それはさておき」

川 ゚ -゚)「体の損傷が激しかったので失ったパーツは機械で補っている」

(‘A`)

(‘A`)「えっ」

(‘A`)「それって蘇生って言わなくない?」



川 ゚ -゚)「その点は申し訳ないと思っている」

川 ゚ -゚)「お詫びの印として君に血湧き肉踊る素敵な機能を搭載した」

(‘A`)「素敵な機能?」

川 ゚ -゚)「その名もエンダー機能だ」

(‘A`)「エンダー……機能……?」

(‘A`)(なんか俺、サイボーグみたいだな。マジカッコイイ)

川 ゚ -゚)「その全貌を君に明らかにしよう」

川 ゚ -゚)「デレ君。来たまえ」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」

川 ゚ -゚)「助手のデレ君だ」

(‘A`)「はあ」

(‘A`)(エンダー機能……一体……)



川 ゚ -゚)「デレ君、そこのリモコンを取ってくれ」


□←リモコン


ζ(゚ー゚*ζ「はい」

川 ゚ -゚)「あっ、やっぱ私が取ろう」



川 ゚ -゚)つ □ ⊂ζ(゚ー゚*ζ

川 ゚ -゚)つ⊂ζ(゚ー゚*ζ ピトッ



川*゚ -゚)「あっ」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ」


(‘A`) ウィーン

│〇│(‘A`)│〇│ ガッシャン


*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ 川*゚ -゚) ☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。 ζ(゚ー゚*ζ +..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*


│〇│(‘д`)│〇│「えんだああああああああああああああああああああああああああ」

│〇│(‘д`)│〇│「いやあああああああああああああああああああああああああ」


川 ゚ -゚)「こんな感じでロマンチックな場面に遭遇すると肩が裂けてコンポが現れる」

川 ゚ -゚)「そして全自動で、「ボディーガード」のテーマソング、ホイットニー・ヒューストンのオールウェイズ・ラヴ・ユーを大音量で歌い上げるのだ」


│〇│(‘д`)│〇│「うぃるおおおおおるうぇいらぶゆうううううううううう→ううううううう↑ううううううううう→」


川 ゚ -゚)「これがエンダー機能だ。何番煎じかわからない感はあるがな」


│〇│(‘д`)│〇│「うぃらあああああああああああ→おるうぇえええええいいいい↓」

│〇│(‘∀`)│〇│「らあゆううううううううううううううううううううううううううううううううう↑↑↑」


川 ゚ -゚)「より忠実に再現するため、ここで口角が上がるというこだわりも見せた」



川 ゚ -゚)「ここまで歌うと自由に動けるようになる」


│〇│(‘A`)│〇│

(‘A`) ウィーン

(‘A`)


川 ゚ー゚)「どうだ」

川 ゚ー゚)「下らないだろう?」

(‘A`)

(‘A`)「なにこれ」

川 ゚ -゚)「ちなみにコンポが現れるまで最高で0.1秒に設定できる」

川 ゚ -゚)「コンポは光学ステルスを搭載してるから見えないようにも出来るぞ」

(‘A`)

川 ゚ー゚)「^^」



(‘A`)

(;A;) ポロポロ

(;A;)「どうすんだよこの機能」

ζ(゚ー゚;ζ「あ、あの、ごめんなさい」

(;A;)「そこら中にロマンチックなんて溢れ返ってるんだよ」

(;A;)「こんなの生きてけねえよ」

川 ゚ -゚)「そう嘆くことは無い」

川 ゚ -゚)「しっかり光学ステルスONにしといたから改造人間だとばれる事は無いぞ!」

川 ゚ -゚)「さあ、涙を拭いて」



川 ゚ー゚)bそ

播ζ(゚ー゚;ζ



(;A;)(どうすんのマジで)



(;A;) ピロリロ♪

(;A;)「電話だ……カーチャン?」

(うA;) グイッ


(‘A`】「もしもし」

J(;’ー`】「ドクオ、今まで何してたの!」

J(;’ー`】「内藤さんが亡くなったよ! 今すぐ告別式に来なさい」

(;’A`】「えっ!ブーンおじさんが?!」

J(;’ー`】「VIP市のイベントホール、場所は分かるわね?」

(;’A`】「分かる! 今すぐ行くよカーチャン!」



(;’A`) ピッ



(;’A`)「そんな、ブーンおじさんが……」


川 ゚ -゚)「行ってやるんだ」

(;’A`)「ああ、ああ!」

ζ(゚ー゚*ζ「この肩にコンポ用の穴が開いてる喪服を使って!」

(;’A`)「すまん! 助かる!」

川 ゚ -゚)

川 ゚ー゚) ニヤリ

川 ゚ー゚) 「気をつけてな」

ζ(゚ー゚*ζ「お気をつけて!」

(;’A`)「今行くよ! ブーンおじさん!」


ドタバタドタバタ…….


川 ゚ -゚)「まあ、彼が轢かれたのは一週間前だからいろいろ変わってても無理は無いな」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(;’A`)「ハァ……! ハァ……!」

(;’A`)「こ、ここだ!」

(;’A`)「もう始まってんのか?」

(;’A`)「と、とりあえず中に入らないと……」



( ・∀・)「あー、ちょっと待って、ちょっと待って」

(;’A`) そ

( ・∀・)「ここに記名してくださいね」

(;’A`)「は、はい……」

(;’A`)Ф… カキカキ


川д川「あのー」

( ・∀・)「はい?」



川д川「ここに記名すればいいんですか?」ボソボソ

( ‐∀・)「そうですよ」

( ‐∀・)(暗い女だな)

川д川「そうですか」

川д∩リ

ノリ,゚ー゚)li ファサッ

( ・∀・)


(‘д`)彡Ф… クルッ


ノリ,゚ー゚)li

ノリ,^ー^)li ニコッ

ノリ,^ー^)li「ありがとう」


*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆( ・∀・)*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆


(‘д`)Ф…「えんだあああああああああああああああああああああああああああああ」



(‘д`)Ф…「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」

(‘д`)Ф…「うぃるおおおおおるうぇいらぶゆうううううううううう→ううううううう↑ううううううううう→」



ノリ;゚−゚)li

(;・∀・)



(‘д`)Ф…「うぃらあああああああああああ→おるうぇえええええいいいい↓」



ノリ; −∩)li

川;−川 ファサッ

川;−川「あ、ありがとう、ございます」

(;・∀・)

(;・∀・)「いえ……」



(‘∀`)Ф…「らあゆううううううううううううううううううううううううううううううううう↑↑↑」



(‘∀`)Ф…

(;’A`)Ф…(はっ!)

(;’A`)Ф…(やべー、やべー)


(;’A`)

(;’A`)「あの、これ、ペンです」


川;−川

川;−川「は、はい」

川;−川「ありがとう……」


(;・∀・)「ここに記名を…」

川;−川「はい…」


(‘A`)(マジ人生詰んだ)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


J( ‘ー`)し「こっちこっち」ヒソヒソ

(;’A`)「カーチャン」ヒソヒソ

J( ‘ー`)し「今まで何やってたの!」ヒソヒソ

(;’A`)「今まで? まあ、いろいろあって」ヒソヒソ





(-@∀@)「……続いては、津島デレさんの言葉です」


ξ゚听)ξ ツカツカ





J( ‘ー`)し「とりあえず始まってるから静かにね」ヒソヒソ

(;’A`)「あいよ」ヒソヒソ



(;’A`)(さすがに告別式にロマンチックが溢れてるって事は無いと思うけど)

(;’A`)(油断は禁物だな)

(;-A-)(目でも瞑っとけば大丈夫か?)


(;-A-)

(;-A-)

J( ‘ー`)し「寝ないの!」ヒソヒソ

(;’A`)「んあ…あー…」ヒソヒソ

(;’A`)(糞ババアめ…)




ξ゚听)ξ「………私が生徒で、あなたが先生」

ξ゚听)ξ「ねえ、ブーン」




(;’A`)(ま、大丈夫だろ)



ξ゚听)ξ「覚えてるよね」

ξ゚听)ξ「あの日の放課後」

ξ゚听)ξ「初めて会ったのは夕暮れの美術室」

ξ゚听)ξ「真っ赤に燃える夕焼けが眩しかったっけ」




(‘A`)(告別式が終わったら急いであの人のところへ行って)

(‘A`)(直して貰おう。こんな体じゃ生きてけない気がする)




ξ゚听)ξ「でね、あなたが言った」

ξ゚听)ξ「ここから見る夕日が最高の画材なんだって」

ξ゚听)ξ「あのときのブーンの顔忘れないよ」

ξ )ξ「やだ、あたし。なに言ってんだろ」



ξ )ξ「あなたみたいな絵が描きたくて美術部に入った」

ξ )ξ「あなたが褒めてくれるから描き続けた」

ξ )ξ「少しでも長く一緒に居たかったからっ……毎日っ……美術室に行ったっ……」




(‘A`)(もうブーンおじさん所の騒ぎじゃないよ)

J( ;ー;)し

(‘A`)

(‘A`)(……なんでカーチャン泣いてんだ?)




ξ )ξ「あたしもっ……素直じゃないから………」

ξ;;)ξ「素っ気無くしちゃったりっ……したねっ……」

ξ;;)ξ「でもっ……いっつも笑って……」

ξ;;)ξ「許してくれたっ」



ξ;;)ξ「今日は……気持ち伝えようと思って」

ξ;;)ξ

ξ;;)ξ「ブーン。聞いててね」

ξ;;)ξ「私、」




(‘A`)(ああ、このスピーチか)

(‘A`)(そんなにいいスピーチなのか?)








ξ;;)ξ「ブーンのこと」

ξ;;)ξ「大好き」


(‘д`)「えんだあああああああああああああああああああああああああああああ」



J( ;ー;)し そ

ξ;;)ξ そ

(-@∀@)そ


(‘д`)「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」


ざわ……ざわ……

  ざわ……ざわ……


(‘д`)「うぃるおおおおおるうぇいらぶゆうううううううううう→ううううううう↑ううううううううう→」


J(;’ー`)し「ドクオ?」


(‘д`)「うぃらあああああああああああ→おるうぇえええええいいいい↓」


(;-@∀@)「静粛に願います、静粛に願います」


(‘∀`)「らあゆううううううううううううううううううううううううううううううううう↑↑↑」


(;’A`)


J(;’ー`)し


ξ;;)ξ


(;-@∀@)



(;’A`)「ぴ……」


(;-@∀@)「ぴ?」



(;゚A゚)「ぴいいいいぃぃぃいいぃいぃいぃいいぃぃいいぃいいいいいい!!!」


J(;’ー`)し「ど、ど」


J(;’ー`)し「どこ行くの、ドクオオオオオオオオオオオオ!!!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(;゚A゚)「ハァ……! ハァ……!」

(;゚A゚)「だめだ! 予想以上に世界はロマンチックで溢れてる!」

(;゚A゚)「こんなに世界が美しすぎるなんて知らなかった!」

(;゚A゚)「早く、早く直してもらわないと」



(,,゚Д゚)「しぃ……俺たち付き合ってもう4年だな」

(*゚ー゚)「ギコ君……」



(;゚A゚)「おぎゃああああああああああああああああああああ」

(;゚A゚)「この先を言うなあああああああああああああああああ」



(;,゚Д゚)「なんだなんだ?」

(;゚ー゚)「怖いよギコ君……」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(;’A`)「つ、着いた」

(;’A`)「ここに来るまで3エンダー」

(;’A`)「マジでこの機能はヤバイ。当たり判定ゆる過ぎ」

(;’A`)「とりあえず早く直して貰おう」

(;’A`) キイィィー

(;’A`)「おじゃましま……」



=y⊂ζ(;д;*ζ「うわああああああああああああ!」

川;゚ -゚)「や、やめ……」

=y⊂ζ(;д;*ζ パンパン!!

川; - )「うっ……ぐはっ……」





(‘A`)「えっ」



=y⊂ζ(;д;*ζ「ハァ……!ハァ……!」

川  - )




(‘A`)

(‘A`)「なにこれ」

(‘A`)「どうなってんの」

ζ(;д;*ζ「あなたは……」

(‘A`)「誰が俺の体戻すんだよ」

ζ(;д;*ζ「え?」


(#;A;)「誰が俺の体戻すんだよおおおおおおおおおおおおお」

(#;A;)「なんで殺したんだよおおおおおおおおおおおおお」

ζ(;д;*ζ「ひいいいいいいいいいいい!!!」



ζ( − *ζ「ぐすっ……ぐすっ……」

(‘A`)「ようやく泣き止んだか」

ζ( − *ζ

(‘A`)「何で殺したんだよ」

ζ(゚−゚*ζ「私の体を勝手に改造したから」

(‘A`)「改造?」

(‘A`)「なんも変わって見えないぞ」

ζ(゚−゚*ζ「あなただって、見た目は普通でしょ?」

(‘A`)

(‘A`)「……どんな風に改造されたんだ?」

ζ(゚−゚*ζ

ζ(゚−゚*ζ「そこの死体にそっと手を添えて」

(‘A`)「……分かった」



(‘A`)

川  - )

(;’A`)(うぅ……)

(;’A`)「こ、こうか?」

ζ(゚−゚*ζ

ζ(゚−゚*ζ「それで被さる様に嘆くの」

ζ(゚−゚*ζ「クー!なんで死んだ!って」

(;’A`)

(;’A`)「それ、俺がやるの?」

ζ(゚−゚*ζ「見たいんでしょ?」

(;’A`)

(;’A`)(うっひょー、被さりたくねぇ!)

(;’A`)(血生臭えし……)

(;’A`)(ええい、ままよ!)



(;’A`)

(;’A`)「ク、クー!何で死んだ!」

ζ(゚−゚*ζ「もっと悲しそうに!」

(; A )「クー!!!なんで、なんで死んだ!!」


ζ(゚д゚*ζ「よおおおおおおおおおおおおおおお→ひいいいいいいいいいいいいいい↑」

(;’A`) そ

ζ(゚д゚*ζ「ねず↓なああああああああああああああ↑↑ふぃがふぃいいいいいいいいいいいいいいいい→」


(;’A`)「こ、これは」

(;’A`)「タイタニック!」


ζ(゚д゚*ζ「えんだいのおおおおおおおおおおおおおおおおおないはああとふぃいいいるごおおおおおん↓」


(;’A`)「なんて、悲劇的な演出なんだ……」

(;’A`)(すごい歌唱力だ)



ζ( − *ζ「これの発動条件はロマンチック+心揺さぶる光景。まるでエンダー機能のMk−2ね」

ζ( − *ζ「……この女は私が寝てる隙に勝手に改造したの!」

(;’A`)

ζ(゚−゚*ζ「だから殺したわ! 許せなかった」

(;’A`)

(;’A`)「だ、だれがこの体を直すんだ?」

ζ(゚−゚;ζ「えっ?」

(;’A`)「だから誰がこの体を直すんだって」

ζ(゚−゚;ζ

ζ(゚−゚;ζ

(;’A`)

ζ(゚−゚;ζ

ζ(゚−゚;ζ「やっべ」


(;゚A゚)「ぎゃああああああああああああああああああ」



ζ(゚−゚;ζ「ど、どうしよう」

(;’A`)「あんた直せないのか?」

ζ(゚−゚;ζ「無理だよ、クー先生は天才なんだもん」

(;’A`)(やべぇ……)

(;’A`)「あ、ほら」

(;’A`)「俺を生き返らせたみたいに先生を復活させるとか……」

ζ( − ;ζ「む、無理だよ……」

ζ(;−; ζ「ふえぇぇぇぇ……」

(;’A`)「な、泣くなよ……」

(‘A`)「お、俺だって泣きてえよ」



(;A;)「びえええええええええええええん」


ζ(;−; ζ「ああああああああああああああん」



(うA ) グイッ

(‘A`)「だれか天才の知り合いはいないのか?」

(‘A`)「い、いるんだろ? 一人や二人」

ζ( − *ζ

ζ(う− *ζ グイッ

ζ(゚−゚*ζ「ロマネスク先生」

(‘A`)「そ、その人はすごいのか?」

ζ(゚−゚*ζ「モグリの医者よ」

ζ(゚−゚*ζ「完璧な腕を持ち、蘇生までやってみせるという」

ζ(゚−゚*ζ「その代わりに多額の報酬を要求するの」

(‘A`)

(‘A`)「どっかで聞いたことある設定だな……」

ζ(゚−゚*ζ「その人なら、あるいは」

(;’A`)「と、とりあえず呼ぶしかない!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ピンポーン♪


ζ(゚ー゚*ζ「来た!」

(‘A`)(チャイム鳴らして入って来るんだな)

(‘A`)(律儀なモグリだ)


( ФωФ)「お邪魔するである」

ζ(゚ー゚*ζ「お願いします!」

(‘A`)「お願いします」



川  - )

( ФωФ)「おぉ……クー……」

( ФωФ)「変わり果ててしまったのである……」

(‘A`)(知り合いだったのか)


( ФωФ)「その、美しい顔も……」

( ФωФ)「輝く白い肌も……」

( ФωФ)「赤い唇も……」


川  - )


(;’A`)(まずい、発動しそうだ)

ζ(゚ー゚;ζ(やばいわね…)


( ФωФ)「君たち、我輩とクーの甘く切ない昔話を聞くであるか?」

(;’A`)

ζ(゚ー゚;ζ

(;’A`)「いえ、大丈夫です!さあ、蘇生しましょう!」

ζ(゚ー゚;ζ「お願いします大先生!さあ、さあ、さあ!」


(´ФωФ)


―――――――・・・・・・・・・・・・・・・……………………………..

( ФωФ)カチャカチャ

( ФωФ)カシュッ

(;ФωФ)キシ、キシ

(;ФωФ)クチュクチュ

(;ФωФ)「ふむ、なかなかいい感じなのである」

(‘A`)(すごい……まるで芸術だ!そんな気がする!)

ζ(゚ー゚*ζ(すごいわ……まるでクー先輩が作品みたい!そんな気がする!)

(;ФωФ)「さあ、ラストスパートである」

(;ФωФ)「その前に汗を拭いてくれないか?」

(‘A`)「はい」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」


( ‘A`)つ □ ⊂ζ(゚ー゚*ζ


( ‘A`)つ⊂ζ(゚ー゚*ζ ピトッ



*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ (‘A`)「あ」*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。 ζ(゚ー゚*ζ 「あ」○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。 


(;ФωФ)「ん?」


(‘д`)「えんだあああああああああああああああああああああああああああああ」

ζ(゚д゚*ζ「よおおおおおおおおおおおおおおお→ひいいいいいいいいいいいいいい↑」


(;ФωФ)「な、なにごとである!」


(‘д`)「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」

ζ(゚д゚*ζ「ねず↓なああああああああああああああ↑↑ふぃがふぃいいいいいいいいいいいいいいいい→」


(;ФωФ)(なにが起きているのだ)


(‘д`)「うぃるおおおおおるうぇいらぶゆうううううううううう→ううううううう↑ううううううううう→」

ζ(゚д゚*ζ「えんだいのおおおおおおおおおおおおおおおおおないはああとふぃいいいるごおおおおおん↓」



(;ФωФ)「ああ!」

(;ФωФ)「びっくりしすぎてミスをしてしまったである!」


(;’A`)そ

ζ(゚ー゚;ζそ


(;ФωФ)「ああ……もうおしまいなのである〜……」

(;ФωФ)「すまんクー……」


(;’A`)(取り返しのつかないことをしてしまった)

(;’A`)(いや、元はと言えばエンダー機能のせいであって……)

(;’A`)(あー……なんで俺が責任感じてんだ……)

(;’A`)(そりゃこいつが生き返らなかったら困るからか……)

(;’A`)(もう訳わからん)


(;ФωФ)「やばいのである〜……」



ζ(゚ー゚;ζ「な、なんとかならないのですか!」

(;ФωФ)「残念ながらもう、クーは……」

(;’A`)

ζ(゚ー゚;ζ



(;ФωФ)「そ、そうだ! 脳だけ移植すれば!」

ζ(゚ー゚;ζ「脳?」

(;ФωФ)「そうである。脳だけなら復活が可能なのである」

(;’A`)「な、何に移植するんだ?」

ζ(゚ー゚;ζ「パワードスーツなら移植可能かも」




|::━◎┥

(;’A`)「これか?」

ζ(゚ー゚;ζ「そうよ」


(;ФωФ)「神経系統が生きてない物への移植か……」

(;ФωФ)「デレ君、神経を作れるかね? 電気信号を忠実に再現できればいい」

ζ(゚ー゚;ζ「や、やってみます!」

(;ФωФ)「我輩は脳を繋げるのである」

(;’A`)「お、俺は?」

ζ(゚ー゚;ζ「君はロマンチックな空気にならないように調整して!」

(;’A`)「ど、どうやって……」

ζ(゚ー゚;ζ「とにかくがんばって!」

(;’A`)(無茶苦茶だ)

( ФωФ)「よし、これは二人の力が無いと不可能な作戦である」


( ФωФ)「必ず成功させるぞ!」

ζ(゚ー゚*ζ「おー!」

(;’A`)「……お、おー」


―――――――・・・・・・・・・・・・・・・……………………………..

ζ(゚ー゚;ζ キュイイイイイイン

ζ(゚ー゚;ζ チューンチューン


(;’A`)(ロマンチックにしない……とりあえずウンコウンコ言っとけばいいのか?)


ζ(゚ー゚;ζ クシクシ

(;ФωФ)ヌチョニウ


(;’A`)「う、うんち〜」


ζ(゚ー゚;ζ「その調子よ!」

(;ФωФ)(この子たちさっきからなんなの)


(;’A`)「う、うんち大魔神とは俺のことよ! 下痢大公、覚悟!」


(;ФωФ)(集中できないのである)

ζ(゚ー゚;ζ(最高の空気だわ!)



|::━◎┥



(;ФωФ)「なんとかできたのである」

(;’A`)「ハァ……! ハァ……!」

ζ(゚ー゚;ζ「き、君!」

(;’A`)「デレさん……」



狽сト(゚ー゚;ζ「グッジョブ」

(;’∀`)「へ、へへ……」

(;’∀`)bそ「ウンコならまかせろ」




( ФωФ)(なんなのこいつら)

( ФωФ)(……クー。君の助手は少し見ないうちに変わってしまったね……)



ζ(゚ー゚*ζ「とにかく電源を入れるわ」

( ФωФ)「うまくいけば脳が蘇生して稼動するのである」

(‘A`)「あとは祈るだけ、か」



|::━◎┥



ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ、電源入れます」

( ФωФ)「了解である」

(‘A`) ドキドキ



|::━◎┥バチバチ



ζ(゚ー゚;ζ「お願い……」

(;ФωФ)「だ、駄目か……?」

(;’A`) ドキドキ


|::━◎┥プシュー

|::━◎┥プスプス



ζ(゚ー゚;ζ「そんな……」

(;ФωФ)「……糞っ!」

(;’A`)「おいおい……」




|::━◎┥

|::━◎┥

|::━◎┥「どうした、みんな揃って……」



ζ(゚ー゚;ζそ

(;ФωФ)そ

(;’A`)そ


*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ (;ФωФ)「クー!!」*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆

|::━◎┥「ロマ……?」

|::━◎┥

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。 |::━◎┥「ロマ!!」○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。


(‘д`)「えんだあああああああああああああああああああああああああああああ」

ζ(゚д゚*ζ「よおおおおおおおおおおおおおおお→ひいいいいいいいいいいいいいい↑」


( ФωФ)「クー!! クー!! ああ、もう離さない!」

|::━◎┥「ロマ!! いままで何をしてたんだ……」


(;д;)「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」

ζ(;д;*ζ「ねず↓なああああああああああああああ↑↑ふぃがふぃいいいいいいいいいいいいいいいい→」


( ФωФ)「クーの体、ひんやりしてるな……」

|::━◎┥「ああ、このまま時が止まればいいのに……」


(;д;)「うぃるおおおおおるうぇいらぶゆうううううううううう→ううううううう↑ううううううううう→」

ζ(;д;*ζ「えんだいのおおおおおおおおおおおおおおおおおないはああとふぃいいいるごおおおおおん↓」


( ФωФ)「これからは一緒に暮らそう……」

|::━◎┥「ああ、ああ!」


(;д;)「うぃらあああああああああああ→おるうぇえええええいいいい↓」



ζ(;д;*ζ「先生、ごめんなさああああああああい」

|::━◎┥「いいんだ、過ぎたことだよ。私も悪かった」

ζ(;д;*ζ「うわああああああああああああああああああああああん」



(;∀;)「らあゆううううううううううううううううううううううううううううううううう↑↑↑」



―――――――・・・・・・・・・・・・・・・……………………………..



|::━◎┥「で、エンダー機能とヨーヒー機能を直してほしい、と」

(‘A`)「そういうことです」

ζ(゚ー゚*ζ「このままじゃ生きてけません」

|::━◎┥「まあ、そうだな」

|::━◎┥「でも、OFFにすれば問題ないな」


(‘A`)「えっ」

ζ(゚ー゚*ζ「えっ」


( ФωФ)「エンダー機能? ヨーヒー機能? なんなのであるか?」

|::━◎┥「ロマにはあとで話してあげる」

( ФωФ)「やったのである!」

|::━◎┥「ってことで、そこのリモコンとってくれ」

( ФωФ)つ□ 「これであるか?」

|::━◎┥「そうそう」



|::━◎┥「ロマ、ありがとう」


|::━◎┥つ□ ピッピッ

|::━◎┥「これで大丈夫だ」



(‘A`)

ζ(゚ー゚*ζ

|::━◎┥

(‘A`)

ζ(゚ー゚*ζ

|::━◎┥「どうした?」

( ФωФ)「この子たちちょっと不思議なのである」

(‘A`)

ζ(゚ー゚*ζ


             (‘A`)エンダー機能搭載のようです      終     劇






125 ◆24es8un4MA 2011/01/05(水) 20:34:27.58 ID:6TJESrP/0
あとがき

ドクオもデレもこれで大丈夫でしょう。
心置きなく私生活が送れるはずです。

別に彼らが動けなくなった訳ではないです。
エンダー機能とヨーヒー機能だけ停止しただけです。
彼らは放心してるだけです。
よかったね。


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