(´･ω･`)ショボンはカリスマ美容師のようです
◆SEOMSVVqUg ［ログ］
VIPプラス駅、徒歩１０分
ツリガミビル１Ｆ
(´･ω･`)「――ウエルカム」
ここは、美容室『バーボンヘアッ』
m9(´･ω･`)9m「アイカッチュー」
ボクは、ここのカリスマ美容師
ショボ・ショボーン
今日も一流のカットが光るぜ
(´･ω･`) ショボンはカリスマ美容師のようです
――お客、その１
ｶﾗﾝｺﾛﾝｶﾗﾝ
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「すいません、予約したツンデレなんですけど」
(´･ω･`)「ウェルカム」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
m9(´･ω･`)9m「アイカッチュー」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
m9(´･ω･`)9m「アイカッチュー」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
(´･ω･`)9ｍ「アイカッチュー…？」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
(´･ω･`)「…」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
(´･ω･`)「すいません、こちらにどうぞ」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「あ、はい」
カリスマ美容師足る者、その１
ニーズに応えた接客を心がける
(´･ω･`)「湯加減はいかかがですか？」
ξ ｜ ｜)ξ「別に」
(´･ω･`)「かゆいところはありませんか？」
ξ ｜ ｜)ξ「別に」
(´･ω･`)「…」
ξ ｜ ｜)ξ「…」
ｼﾞｮｱｰ
(´･ω･`)
/ つξ ｜ ｜)ξ。
(´･ω･`)「…」
ﾐｮｰﾝ
(´･ω･`)
/ ヾ川 ｜ ｜)ξ：。
ﾁｭﾙﾝ
(´･ω･`)
/ つξ ｜ ｜)ξ：。
(´･ω･`)「…」
ﾐｮｰﾝ
(´･ω･`)
/ ヾ川 ｜ ｜)ξ：。
ﾁｭﾙﾝ
(´･ω･`)
/ つξ ｜ ｜)ξ：。
(´･ω･`)「…」
(´･ω･`)「この髪、形状記憶合金か何かですか？」
ξ ｜ ｜)ξ「は？」
(´･ω･`)「いや、何でもないです」
カリスマ美容師足る者、その２
シャンプーで相手の髪質を知れ
(´･ω･`)「今回はどのようなカットに致しましょう」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξつ「こんな風にしてもらいたいんだけど…」
从'ー'从
(´･ω･`)「…なるほど」
(´･ω･`)「アイドルのナベちゃん風ですね」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「えぇ」
(´･ω･`)「うーん」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…？」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「どうかしたの？」
(´･ω･`)「失礼ですが、お客様の髪は癖が強いようですので、
ナベちゃん風にするにはストレートパーマをかけなければいけません」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「えぇ」
(´･ω･`)「ですが、パーマネントというものは髪本来の姿を捻じ曲げるもの」
(´･ω･`)「髪を傷めることにもなりますし、あまりオススメできません」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「は？」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「ストパは出来ないってこと？」
(´･ω･`)「はい」
カリスマ美容師足る者、その３
髪を労わり、髪の大切さを知れ
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「いや、意味分かんないし。 ここ美容室でしょ？」
(´･ω･`)「はい」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「じゃあ、いいからやってよ。自分の髪をどうしようが勝手でしょ」
(´･ω･`)「いや、ここは譲れません」
(´･ω･`)「お客様の髪は、綺麗なクルクルパー マです」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ（今明らかに、クルクルパーで切ったわね）
(´･ω･`)「この素材を活かした髪型の方がお似合いかと思います」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
(´-ω･`)-☆「ね？」
ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ「「ね？」じゃないわよ！」
ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ「あんた人の言葉聞きなさいよ！ 勝手に押し付けてんじゃないわよ！！」
(´･ω･`)「いや、ですから…」
！？
ξ#´ﾟдﾟ`)ξ「私がやれっつーからやればいいのよ！ ブッコロスわよ…！？」
(´･ω･`)
カリスマ美容師足る者、その４
やっぱり、客の主張は尊重すべき
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「ほら、いいから始めてよ」
(´･ω･`)「はい」
(´･ω･`)「じゃあ、まず髪に薬剤をつけますので」
(´･ω･`)「…覚悟しておてください」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…覚悟？」
(´･ω･`)「えぇ、なんせ薬剤ですからね」
(´･ω･`)「髪、及び頭皮に何らかの刺激を与えること間違いなしです」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
(´･ω･`)「…」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「どんなの使うのよ」
(´･ω･`)「えぇっと…これですね」
つ昌
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「なにそれ？」
(´･ω･`)「薬剤です」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「だから何のそれ？」
(´･ω･`)「薬剤です」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
カリスマ美容師足る者、その５
名前を知らなくてもなんとかなる
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「まぁ、いいわ」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「やっちゃって」
(´･ω･`)「それでは失礼します」
ﾇﾄｫ
ﾋﾟﾀﾋﾟﾀﾋﾟﾀﾍﾟﾀﾘﾍﾟﾀﾘ
…ﾝ
ﾁｮｯﾄ ｱﾝﾀ
ﾄﾞｺ ｻﾜｯﾃﾝﾉﾖ
ﾌﾋﾋﾋ
ｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭ
ｱﾝ
ﾔﾒﾅｻｲ ｯﾃﾊﾞ
ｳﾌﾌﾌ
ﾗﾒｰ
ﾌﾟｼｬｱｱｱ！！！！！
(´･ω･`)「ﾌﾟ､ﾌﾟ､ﾌﾟｼｬｱｱｱｱｱｱｱ！！！！！」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「…」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「さっきから、煩いんだけど」
(´･ω･`)
カリスマ美容師足る者、その６
雰囲気を醸し出すには、効果音から
(´･ω･`)「それでは、これを頭に被ってください」
ξ ﾟ⊿ﾟ)ξ「なんだかんだ言いながら、ちゃんと設備はあるのね」
(´･ω･`)「まぁ、一応」
ｽﾎﾟｯ
( ｜ﾟ⊿ﾟ))
(´･ω･`)「…」
(´･ω･`)「（キノピオみたいだ…）」
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「ねぇ、早く始めてちょうだい」
(´･ω･`)「あ、すいません」
ﾃｯ
(´･ω･`)「３」
ﾃｯ
(´･ω･`)「２」
ﾃｯ
(´･ω･`)「１」
ﾃｰｯ
(´･ω･`)「ロケットスタート！！！」
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「なーにがロケットスタートｙ」
( ｜；ﾟ⊿ﾟ))「 って、熱っ ！！！！！ 」
(´･ω･`)「けど、感じちゃう。ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ」
( ｜；ﾟ⊿ﾟ))「んなわけあるか！！！」
( ｜；ﾟ⊿ﾟ))「っていうか、とっても熱いんだけど！？」
( ｜；ﾟ⊿ﾟ)) ｼﾞｭｩｼﾞｭｩ
( ｜；ﾟ⊿ﾟ))「じゅーじゅー言ってる！！ じゅーじゅー言うとるがな！！！」
(´･ω･`)「大丈夫です」
(´･ω･`)「次第に慣れます」
( ｜；ﾟ⊿ﾟ))「慣れねーよ！！」
カリスマ美容師足る者、その７
パーマは、強火でこんがりと
( ｜ﾟ⊿ﾟ)) ｼﾞｭｩｼﾞｭｩ
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「…」
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「案外慣れるものね」
(´･ω･`)「でしょう？」
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「…」
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「なんだか…」
( ｜ﾟ⊿ﾟ))「眠くなってきちゃた…」
(´･ω･`)「お休み頂いて結構ですよ、もう少し時間はかかりますから」
( ｜-⊿ﾟ))「…そう？」
( ｜-⊿-))「ふぁ…」
( ｜-⊿-))「じゃあ、そうさせてもｒ……」
( ｜-⊿-))
( ｜-⊿-)) ｽﾋﾟｰ
( ｜-Д-)) ﾌﾟｰ
………………(´･〈〉･`)……………………
ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁ
ﾁｰﾝ
…………(´･〈一時間後〉･`)………………
(´･ω･`)「終わったみたいだね」
( ｜-⊿-)) ﾑｷｭｰ
(´･ω･`)「どれどれ」
ｽﾎﾟｯ
(´･ω･`)
つ ＠＠ -⊿-)＠
(´･ω･`)
ｶﾎﾟｯ
(´･ω･`)
つ( ｜-⊿-))
(´･ω･`)
( ´･ω･)
(´･ω- `>ο
(´･ω･`)
ｽﾎﾟｯ
(´･ω･`)
つ ＠＠ -⊿-)＠
(´･ω･`)
(´･ω･`)（やべぇ）
カリスマ美容師足る者、その８
現実をしっかりと受け止めるべし
「う……ん」
(´･ω･`)「お目覚めですか？」
「ふぁぁ…、結構寝た気がするわね」
(´･ω･`)「大分お疲れのようですね」
「ところで、前がまったく見えないんだけど…」
「どういうこと？」
(´･ω･`)「目隠しをしていますから」
「なんで？」
(´･ω･`)「途中で目を覚まされても困りますからね」
「だから、なんで？」
(´･ω･`)「とりあえず、生まれ変わった自分に会ってみませんか？」
「まぁ、いいけど」
「じゃあ、これ、早くとってよ」
(´･ω･`)「もちろんですとも」
(´･ω･`)「どうぞ、どうぞ、えーどうぞ」
びゅばっ！！
* 从 ﾟ⊿ﾟ)从 *＋
从 ﾟ⊿ﾟ)从「おぉ…」
从*ﾟ⊿ﾟ)从「おおおおおおー！！！」
(´･ω･`)「お気に召しましたか？」
从*ﾟ⊿ﾟ)从「中々いいじゃない」
(´･ω･`)「それはよかった」
(´･ω･`)「……本当に、よかった」
カリスマ美容師足る者、その９
たとえどんな状況に陥ろうとも、仕上げは完璧
从*ﾟ⊿ﾟ)从「じゃあ、これお会計」
(´･ω･`)「どうも、ありがとうございます」
从*ﾟ⊿ﾟ)从「それじゃあ、また来るわ！」
(´･ω･`)「その必要はありませんよ」
从*ﾟ⊿ﾟ)从「へ？」
(´･ω･`)「いえ、なんでもありません」
(´･ω･`)「それでは、またのご来店お待ちしております」
ｶﾗﾝｺﾛﾝｶﾗﾝ
(´･ω･`)「…」
(´･ω･`)「まぁ、接着剤でくっつけてるし、大丈夫だろう」
カリスマ美容師足る者、その１０
カツラ、最高ｯ！！
(´･ω･`)ショボンはカリスマ美容師のようです
――お客、その２
ｶﾗﾝｺﾛﾝｶﾗﾝ
川д川「すいません～…」
川д川「あの～……、空いてますか…」
(´･ω･`)「ウェルカム」
川д川「…」
m9(´･ω･`)9m「アイカッチュー」
川д川「…」
(´･ω･`)「…」
川д川「空いてるんですよね…？」
m9(´･ω･`)9m「アイｋ」
川д川「空いてるんですよね？」
(´･ω･`)9m「」
川д川「 空 い て る ん で す よ ね ？ 」
(´･ω･`)「はい、ガラガラです。どうぞどうぞ」
カリスマ美容師足る者、その１１
とりあえず、スタイルは通すべし
(´･ω･`)「今回は、どのような感じで？」
川д川「髪が伸びるのが早いので～…、ばっさり切って欲しい…かな…」
(´･ω･`)「なるほど」
(´･ω･`)「確かに、大分長いですね」
(´･ω･`)「ここまで伸ばすのは大変だったでしょう」
川д川「いえ…」
川д川「３日ほどで…」
(´･ω･`)「ははっ」
(´･ω･`)「確かに、３年ぐらいはかかりますよね」
川д川「いえ…、３日です…」
(´･ω･`)「…」
(´･ω･`)「ははっ」
(´･ω･`)「あははははははははっ」
カリスマ美容師足る者、その１２
笑顔は崩さない
(´･ω･`)「とりあえず、髪を洗いましょう」
川д川「はぁ…い」
ｽｰ
(´･ω･`)（嫌に静かな足音だな…）
(´･ω･`)つ□「それでは、失礼します」
川 □川 ﾌｧｻｧ
(´･ω･`)
川 □川
(´･ω･`)「…」
(´･ω･`)（…死体みたいだ）
(´･ω･`)「じゃあ、流しますね」
川 □川「…」
ｼﾞｮｱｰ
(´･ω･`)「湯加減はいかかがですか？」
川 □川「大丈夫です…」
ｼﾞｮｱｰ
(´･ω･`)「かゆいｔ……！？」
ｼﾞｮｱ…ｽﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
(´･ω･`)「（髪が…！！）」
(´･ω･`)「（髪が排水溝に詰まっとる…！！）」
川 □川「…どうかしました？」
(´･ω･`)「いえ、なんでもありませんよ」
(´･ω･`) ｺﾞﾎﾝ
(´･ω･`)「では」
(´･ω･`)「かゆっ……！！？」
ﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺ
(´･ω･`)「（お湯が……！！）」
(´･ω･`)「（お湯が溢れてきおった…！！！）」
川 □川「…さっきから、何か変な音がするんですけど……」
(´･ω･`)「いえ、なんでもありませんよ」
(´･ω･`)（どうしよう）
カリスマ美容師足る者、その１３
洗髪は、戦場だ
(´･ω･`)「（よし）」
(´･ω･`)「（思い切って、ここで切っちまおう）」
川 □川「…」
(´･ω･`)「あのぅ」
川 □川「なんですか…？」
(´･ω･`)「実は、最近、新しいサービスを始めまして」
川 □川「へぇ……」
(´･ω･`)「洗髪と同時にカットも行うという画期的なものです」
川 □川「…」
川 □川「……どんなメリットがあるんですか……？」
(´･ω･`)「今すぐ、髪を切れます」
川 □川「…」
(´･ω･`)「今、ここで、切れます」
川 □川「…」
川 □川「それはメリットなんですか……？」
(´･ω･`)「はい、とっても」
カリスマ美容師足る者、その１４
サービスを充実させ、客を満足させるべし
じょきん
じゃきん
じょきじょき
(´･ω･`)「ふぅ…」
ﾘ □ ﾘ「どうですか…？」
(´･ω･`)「ええ、ご希望通りばっさり切りましたよ」
(´･ω･`)「あとは、髪を洗い流すだけです」
ﾘ □ ﾘ「はぁ…」
ｼﾞｮｱｰ
ﾘ □ ﾘ
ｼﾞｮｱｰ
ﾘ □ ﾘ
ｼﾞｮｱｰ
ﾘ □ ﾘ
ｼﾞｮｱｰ
川 □川
(´･ω･`)「あれ？」
ｼﾞｮｱｰ
川 □川
(´･ω･`)「…」
川 □川
(´ﾟωﾟ`)「伸びとるー！！！！」
カリスマ美容師足る者、その１５
お前は、日本人形か
川д川「…」
(´･ω･`)「…」
川д川「そうなんです…」
川д川「実は……、私、生きた日本人形なんです…」
(´･ω･`)「…」
川д川「ローゼンメイデンって知ってます…？」
(´･ω･`)「…」
川д川「あれと同じで、魂をもった人形なんです…」
川д川「基本的には、普通の人間と変わりないんですけど……」
川д川「元が日本人形のせいか…、髪が伸びるのが異様に早いんです…」
川д川「切っても切ってもすぐ伸びるから、どこの美容室でも気味悪がられて…」
(´･ω･`)「…」
川д川「流れ着いたのがここなんです…」
川д川「もう、ここしかないんです……」
川д川「お願いします…！」
川д川「私の髪を切ってください……！！！」
(´･ω･`)「…」
川д川「…」
(´･ω･`)「…」
川д川「……あの…」
(´･ω･`)
川д川ﾉｼ
川д川「………気絶してる」
カリスマ美容師足る者、その１６
聞こえない、何にも聞こえない
(´･ω･`)「とりあえず、ですね」
(´･ω･`)「もう一度切ってみましょう」
(´･ω･`)「今度は、本気でカットに望みます」
川д川「お願いします～…」
(´･ω･`)「…」
(´･ω･`)ｏVｏ ← ※高枝切りバサミにしか見えませんが、カット用のハサミとお考え下さい
(´･ω･`) ｺｫｫｫ
(#´･ω･)つ8＜「アイカッチュ－！！！」
じょきじゃきじゃきん！！
ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗ…
, : ( д ) : 、
( д )「きゃっ」
(´-ω-`)「ふっ……」
(´-ω･`)「またつまらぬものを切ってしまった」
( д )「つまらない？」
(´･ω･`)「いいえ、そんなことありません。ごめんなさい」
( д )「そう…」
( д )「…」
( д )「ところで」
( д )「丸坊主にしか見えないけど、気のせいかしら…？」
(´･ω･`)「気のせいじゃありませんよ」
( д )「…」
(´･ω･`)「…」
(；´ﾟωﾟ`)「絞まる絞まるー！！ 首が絞まるー！！！」
カリスマ美容師足る者、その１７
首をギュッとね！
(；´･ω･`)「はーはー、ふーふー」
( д )「…｣
(´･ω･`)「まぁ、切っちゃったものはしょうがないですし」
(´･ω･`)「野良犬に噛まれたとでも思って、我慢してください」
( д )「例えが違う気がするんですけど…」
(´･ω･`)「ともかく、これで…」
( д )
ﾆｮｷｯ
川д川
川д川「あ…」
(´･ω･`)「いや、無理だろ、これ」
カリスマ美容師足る者、その１８
何事も、諦めが肝心である
(´･ω･`)「すいません」
(´･ω･`)「力、及びませんでした」
川д川「…いいんです……」
川д川「分かってたことですから……」
川д川「ちょっとだけ…、ほんの少し夢を見れただけでも、貞子は幸せです……」
(´-ω-`)「…」
ｷﾗﾘ +川д川「本当に…、ありがとうごじゃいました……」
(´-ω-`)「…」
川 д川「それじゃあ…」
(´-ω-`)「待ってください」
川д川「…？」
(´-ω-`)「…」
(´-ω･`)「方法は、あります」
カリスマ美容師足る者、その１９
奥の手は最後の最後まで、とっておくのもさ
「すごい……」
(´･ω･`)「…」
「これが……、私……？」
(´･ω･`)「えぇ、もちろんです」
ペカー！！
* 从 д 从 *＋
(´･ω･`)「とっても素敵ですよ」
从 д 从「まるで生まれ変わったみたい…！」
从 д 从「いったいどうやって…」
(´･ω･`)「ふふ、企業秘密ですよ」
从 д 从「そうですか…」
从 д 从「でも、本当にすごい。まるで、作り物みたいな艶やかな髪…」
(´･ω･`)「…」
从 д 从「まぁ、私も元は作り物なんですけどね」
(´･ω･`)「あはははは、そーですよねー」
从 д 从「うふふふふふふふふ」
(´･ω･`)「あはははははははは」
カリスマ美容師足る者、その２０
お客さんと、仲良く、なりました
从 д 从「時間が経っても、伸びないわ……」
(´･ω･`)（そりゃまぁ、押さえつけてるからな）
从 д 从「本当に…ありがとうございます…」
(´･ω･`)「いえいえ」
从 д 从「あの、お会計は…？」
(´･ω･`)「結構です」
从 д 从「…？」
从 д 从「いや、お金ぐらいもってますよ…？ いくら日本人形とはいえ…」
(´･ω･`)「いいえ」
(´･ω･`)「ボクはお金のために切っているのではありません」
从 д 从「え？」
(´･ω･`)「お客さんの」
(´･ω･`)「貴女の笑顔のために切ってるんです」
从 д 从「…！！」
+ (´＾ω＾`) ＋ ﾆｯｺﾘ
从 д 从（なんて素敵な笑顔…）
(´＾ω＾`)（いいから早く帰ってくんねぇかな…）
从 д 从「そう、でしたか…」
从 д 从「あり、がとう………ございばふ…ｸﾞｽｯ」
从 д 从「あだだのごと、一生忘ぜまぜん……ﾌﾞﾌｯ」
(´＾ω＾`)「いえいえ、とっとと忘れてもらって結構ですので…」
从 д 从「え…？」
(´＾ω＾`)「なんでもないですよ」 ﾆｺﾔｶ
从 д 从「それじゃあ……、またいつか…」
从 д从ヾ ﾍﾟｺﾘ
( д ) ﾊﾟｻｯ
( д )
( д )
ﾆｮｷｷｯ
川д川
川д川「………」
(´＾ω＾`)「あれー？ 接着剤が弱かったかなー？」
川д川「……………」
(；´＾ω＾`)
カリスマ美容師足る者、その２０.５
お客さんと、仲良く、なりました？
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