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       /#,゚ 3ようしっ!!
                   
                        (#゚д゚ )『了解っ!』
     
             ミ#゚Д゚彡『おうよっ!』    
                           
                                     (#・∀・)『おk!』
      ('、`#川『わかったわっ!』                
                                  
                               川#゚ -゚)『うんっ!』 
                        
                       (::)ω゚#)はいっ!!

            (#'A`)『ああっ!』
                                  (#-@∀@)『把握ですっ!』

               ξ#゚听)ξ『任せといてっ!!』

                        
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                    ((((#´゚ω゚`))))らぶりいいいいいいいいッ!!!!

       /#,゚ 3らぶりいいいいいっ!!                   
                        (#゚д゚ )『らぶりいいいっ!』     
             ミ#゚Д゚彡『らぶりいいいっ!』    
                       
                   (((((((#´゚ω゚`)))))))ちゃあみいいいいいいいッ!!!!

                                     (#・∀・)『ちゃーみーっ!』
      ('、`#川『ちゃあみいっ!』                                                 
                               川#゚ -゚)『ちゃーみぃっ!』                        
                       (::)ω゚#)ちゃああみいっ!!

               (((((((((#´゚ω゚`))))))))))ばあああああいばああああいッ!!!!

            (#'A`)『バイバイイイっ!』
                                  (#-@∀@)『ばいばいっ!』
               ξ#゚听)ξ『ばああいばあああああいっ!!』   
                     
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絶望の闇のなかで、輝き達が突如として一点に凝縮した次の瞬間、爆散して、暗闇を吹き飛ばした。
聴覚というよりは、むしろ触覚に届くような轟音があたりに響き、春風のようなやわらかい突風が体を吹きぬけ、そして──

ξ;凵G)ξぁっ……。





       バシュウウウン(((((((´・ω・`)))))))……ふぅ。

       バシュウウウン////// ,' 3 ))))) カカカ! 良い仕事じゃったわい! 

       バシュウン(((::)ω;)))ごっごめんよぅ! ごめんようヒッキーぐうんっ!!!!

           (;_;)うわああああああん!!
           (∩∩)


ミ;゚Д゚彡ぶっ、無事でしたか!!

/ ,' 3 カカ! なぁに、朝飯前じゃよ!

(::)ω;)ごべんようう””ぶうううう!!

(;_;)ああああああん!!







(´・ω・`)うふふ、ただいまぁん!

ξ;凵G)ξ……おっ、おがえ”りなざいぃ……。

パチッ(´・ω-`)^☆ ……うふふ! 今日も、絶好調ねん♪ うふふふ!


……それから先の三日間は、実に面倒だった。
あのふざけた電波ジャックでネタにされた人達への謝罪巡礼の旅がその原因だった。
大体、私自身も被害を被っているわけで、付き合ういわれはないと主張したのだが、
関係者の一人だからという曖昧な理由で、半ば強引に押し切られる形で強制参加させられたのだった。

ダンボは現場に直接関わっていたこともあって、私達が訪ねていくと、かなり微妙な顔をしていたが
それほど腹は立てていないようだった。手土産のヨックモックの詰め合わせを渡したら苦笑しながら、
今度の警察の広報イベントで、イメージキャラクターのヒーロー役を演じる話が回ってきたといっていた。
あれだけ恥をかかされたのにもかかわらず苦言ひとつ言わなかったので、いいやつだなと思って帰り際に
『ダンボールヒーロー、かっこよかったですよ』と言っといてやった。

アルテマ地味子は初めこそプリプリ怒っていたものの、事情を語るうちにだんだん涙目になり、最終的に、
『よかったねぇ、本当によかったねぇ』と繰り返しながら号泣していた。阿呆でよかったと思った。
年齢が近いことが分かったので、ついでに連絡先を交換しておいた。今度一緒に飲みにでも行こうと思う。

萌え豚が本当に面倒くさかった。大体自分だって一枚噛んでいやがったくせしてグチグチグチグチ嫌味ばっかいいやがって
そのうち手塚治虫にはじまる日本の萌え文化とか語りだしやがったのでいい加減アッタマ来て
『萌え豚の癖に生意気だ』と言ったら顔真っ赤にして『こっ、これだから惨事はっ』とか言ってた。
なんかプルプルしてた。マジウケる笑


惨事と言えばキモ猫宅は大惨事になっていた。
私達が訪ねていくと、まだ部屋の3mくらい手前からもう既に中の怒鳴り声が聞こえてくる始末で、
どうやら雰囲気から察するに、キモ猫と愛人、そして本妻と愛人彼氏の四つ巴の泥沼の修羅場を繰り広げているようだった。
オカマと相談した結果、空気を読んで、持参したお詫びの品に手紙を添えておき、帰ることにした。
余談ではあるが、この猫缶というものを土産に選ぶにあたり、
そんなものを猫好きに持っていったら発狂するんじゃないか、といったらちょっと分からない顔をされてしばらく後、
『猫缶は猫肉の缶詰じゃなくて猫用の缶詰なのよ』と呆れた顔をして言われた。
23年間生きてきて初めて知った事実である。知らなかっただけなんだ笑

呪術師は恐かった。本当に恐かった。
『何もなかったから許しますけど、これでフサさんと別れるようなことにでもなっていたら、本当に呪い殺してましたよ』
と笑顔で言われてちびりそうになった。
でもお土産に持っていったダンボの毛三本セットを渡したらすごく喜んでくれてお礼を言われたので多分呪われることはないだろう。
本当はダンボの毛ではなくて萌え豚の家のレトリバーからいただいたものなのだが、
これで呪術師もダンボも私達も幸せになれるので、良いだろう。優しい嘘も時には必要である。


ガチホモ予備軍の家に行くと予想外に閉経52歳に歓迎されたので少々驚いた。
どうやら閉経52歳は例の放送を見ていなかったらしく、自分の息子の性癖が全国放送されたことをまだ知らないらしかった。
ガチホモ予備軍は和やかに談笑する私達の横で戦々恐々としていたが、
流石に今更バラすのも可哀想なので、来訪の目的は適当にごまかしておいた。
閉経52歳がお茶のおかわりを、と言って席を立った隙に、
手土産の『まさかの金太郎』を渡したら、死にそうな顔をしていたがいらないとは言わなかったので、気に入ってくれたのだと思う。
ガチホモと言うよりは801だがこれも立派な性教育のためである。
今のうちにしっかり勉強して、立派な腐兄になって欲しいとつくづく思う。

男の娘は残念なことに既に手遅れだった。いわく、自分を偽るのはもうやめにしたとかで、これからは常時女装で通すことにしたそうだ。
そしてうちのオカマと熱心に工事の知識などについて語り合っていた。
お土産に私が選んだパルフェの香水をあげたらとても喜んで、ついでに女装の感想も求められたので
ここは正直に言ってやらないと後々勘違いしてしまったりしそうで可哀想だと思ったので、
『ブスと言う言葉では足りないくらいにブス』と言うと、まるで乙女のようにさめざめと泣いた。可哀想だなあと思った。現実は厳しい。

そしてあのお騒がせ引きこもり野郎は、糞爺が引き取ってしばらく社会復帰の訓練をすることになったといっていた。
力量不足を痛感したらしいピザデブも、もう一度基本から勉強しなおすといって、
糞爺達と行動を共にすることに決定したようだった。変態っていうのはこうやって仲間を増やしていくんだなと思った。


そして、オカマは、北海道へ旅立っていった。
見送りには、行かなかった。特に、理由は、ない。


ξ-p゚)ξ~゚ふぁぁ……。

長いようで短いようでやっぱり長かったような、よく分からない不思議な一ヶ月だったと思う。
このアルバイトが私にとって良い経験になったのか、それとも悪い経験だったのか、いまいち判断に困るところである。
確かに以前より若干前向きになったような気がしないでもないが、
そう考えるたびにあのオカマの憎たらしいドヤ顔が脳裏にちらついて実に腹立たしい。

大体あの捏造報道が良くない。拡大解釈の典型的な例だよな、あれ。
確かにチョコレートは作ってみたが、あれはたまたま甘いものが食べたかっただけであって
それがたまたまヴァレンタインデーと重なっただけであって別に深い意味などないのだ。
誕生日にしたって別段祝ってくれる人が居なかったとかそういうことではなくて単にケーキが安かったからたまにはいいかなと思って
買ってみただけであって元々誕生日ごときでギャーギャー大騒ぎするようなそういう性格ではないし
しかもあのバストアップ体操のDVDはオカマが嫌がる私に無理やり持たせたものであって私としては全然興味なんてなかったけれど
せっかくもらったものだから使ってやらないと失礼かなとおもって要するに人としての礼儀をわきまえていただけであって
大体あれじゃヤラセじゃないかヤラセだよこれだからマスゴミは。

よくよく考えてみるとどうにも、トータルマイナスのような気がしないでもない。



ξ゚听)ξ……。

……まぁ確かに、あの時の、あの光景は、綺麗だったけどさ。
でも別にあれは元々在ったものに私がうっかり気付かなかっただけで別にオカマのお陰でとかそういうわけでもないし
あーもうなんか面倒くさいからいいや、眠いし。

とりあえず、しばらくはゆっくり職探しでもしようと思う。
あまりのんびりできるような金銭事情でもないが、
まぁ焦って僕と契約してわけがわからないよのうちに首チョンパされるのもなにやら恐ろしいものがあるので、
就職先は色々考えて探そうと思う。ま、なんとかなるなる。

ξ-v-)ξ~゚……オヤスミナサイ。

最近、恐い夢を見なくなった。
今夜は、ぐっすり眠れそうだ。


そして次の日の朝、私は何故か、あのオンボロ事務所がある雑居ビルの前の通りに突っ立っていた。
何故かというか、まぁ、自分で来たんだけど。
これと言って特に目的があったわけではないが、ほら、なんだ……そう、どんぶり。どんぶり返したのか気になってさ、なんとなく。
時計は十時七分前を示していて、少し前の私であればその時間には既に事務所にいたのだな、などと思うと、少し妙な気分がした。

ξ゚听)ξ……。

ひとつ深呼吸をして、ゆっくり、ビル横の階段を上がっていく。
くすんだ壁面も、腐ってはがれかけたゴム製の滑り止めも、以前のままである。
当然か、まだあれから二週間しか経ってないし。

ξ゚听)ξ……。

階段を上がりきったところで目に映る、あめ色に変色した磨りガラスのドア。
その前にうずたかく詰まれた古新聞の束、ガムテープで補修された錆た傘たて。
どうしてだかそれらのガラクタたちが、今はひどく、懐かしく感じる。

その場に屈んで、ほこりをかぶった出前の器を、手に取った。

ξ゚听)ξ……ちゃんと、片付けていきなさいよね、もう……。

つぶやいて、持ち上げたどんぶりに、ふぅ、と息を吹きかける。
吹き飛ばされたほこりが空中に舞って、外からの光を受けてキラキラと、輝いた。

ξ゚听)ξ……。

あのオカマは今頃何をしているんだろうか。
北海道でも馬鹿みたいに膨らんだりして変態っぷりを振りまいているのだろうか。

……ま、どうでもいいけどさ。うん、どうでも、いいんだけど、さ。


       そんなことを考えていると、



             ──あらぁん、どうしたのぉん?



     背後に突然こだまする、あの耳慣れた、ハスキーに響く話し声と、あまったるい口調




             ξ゚听)ξ……えっ!?
         

  
           驚いて振り返った先に
 

            


             (´・ω・`)はぁいん♪ 元気してたかしらぁん?



           ……キャリーバックをぶら下げた、マッチョなオカマがいた。


ξ;゚听)ξえっ、あれ……どうし、て? ……北海道に、行ったはずじゃ!?

(´・ω・`)んふふふ! そうよぅ! 大変だったんだからぁん! あっ、お土産かって来たわよう♪

ξ;゚听)ξへっ???

(´・ω・`)ふぅ、まあ立ち話もなんだし、中に入りましょ♪ 長旅で疲れちゃったわよぅ。

ξ;゚听)ξあ、え、……はい、えええ?

(´・ω・`)あ、ごっめーん! いまあけるわねぇん!

ξ;゚听)ξはぁ……。


よく分からないままにオカマに促され、
二週間ぶりに足を踏み入れたオンボロ事務所は相も変わらず雑然としていて、
でもそのごちゃごちゃした雑多な雰囲気を、何故かとても心地よく感じてしまう自分がいて、少し驚いた。
とりあえず色々聞きたいことがあったのだが、そんな私の胸中もどこ吹く風で、さっさと手際よくお茶の支度を整えるオカマ。

(´・ω・`)さ、お茶がはいったわよぅ。うふふ♪

ξ゚听)ξ……ありがとうございます。あ、おいし……。

指定席だったボロボロソファに腰を沈めて、すすめられるままに口をつけた紅茶は、良い香りがした。

(´・ω・`)ふぅ……。やっと人心地ねえん。もうほんっと、大変だったんだからぁん!

北海道土産なのかどうなのか、ホワイト炉利他をお茶請けに、早口でそうまくし立てるオカマ。

(´・ω・`)流石家って言ってね、北海道で、家族ぐるみで壁殴りのお仕事してる人たちが居るのだけど、
    その母者さんっていう人が、ぎっくり腰になっちゃったらしくてねぇん。お陰で、ずいぶん忙しかったわよう!
    ホラ、今、私みたいに自由に動ける代行師って、少ないじゃない?

ξ゚听)ξはぁ。

じゃないと言われても知るわけがないじゃない。私、何も聞いてなかったし。


(´・ω・`)そうそう、それで……ツンちゃん、今日はどうしたのかしらぁん?

ξ;゚听)ξあっ、いえ、その……たまたま近くを通ったんで、

(´・ω・`)あらぁん、そうなのぅ? まぁ、ちょうど良かったわぁん!
    後で、電話しようと思ってたからぁん、うふふ♪ 

ξ゚听)ξえ、はぁ……。

(´・ω・`)うふふ、それで、あの話、考えてくれたかしらぁん?

ξ゚听)ξえ、あの話、ですか?

(´・ω・`)いやぁん! 決まってるじゃない! 
     アルバイトやめて、正式にうちの事務所のスタッフとして、働くって話しよう!

ξ゚听)ξ……えっ?

……えっ?


(´・ω・`)いつまでもアルバイトじゃ可哀想だって、荒巻さんもいってたしぃ……。
    他にやることがなければ、正規雇用でうちの事務所で働いて欲しいって話よぅ。

ξ;゚听)ξえっ……ちょ……。

なんだそれ。

(´・ω・`)お給料はそんなにたくさんあげられるわけじゃないけど、一応、公務員なわけだし、社会保障もちゃんとしてるからぁん。

ξ;゚听)ξ……ふぇ。

なんだそれちょまてよおいいくらなんでも急すぎるだろまておちけつ

(´・ω・`)私が北海道から帰ったら、その話しましょうって……あれ、私、言ったわよねぇん?

ξ;゚听)ξえっ、いや……えっ?

あれ、私そんな話されたっけ? えっ? まってそれ割りとっていうかかなり大切な話だよね?
全然記憶にないんだけど待って、え、どういうことなの?

(´・ω・`)……それで、どうかしらねぇん?

ξ;゚听)ξ…どど、どうって……。

どどどどうていちゃうわ、じゃなかったどうって言われても困るそういう話は事前にしてくれないと
あれでも事前にしたのか聞き漏らしてただけかえ、でもそんな大切な話まったく記憶にございませんなんだけど、
そもそも私首になったんじゃなかったっけ? いや、ちがうのか、そうか正規雇用にならないかって話だったのか?
待って落ち着け、落ち着けったら。どうしろと?


(´・ω・`)一緒に、壁殴りのお仕事、やってくれるかしらぁん?

ξ;゚听)ξええっと……私……。

(´・ω・`)……。

私のためらいを読み取ったかのように、オカマがつぶらな瞳で見つめてくる。
やめろ、ガン見されると思考がまとまらないんだよコミュ障舐めんじゃねーよ。
待てったら、今一生懸命考えてるんだから。
そういや、一生懸命考えてるときって実はそんなに頭働いてないって誰かが言ってたようなしまった全然関係なかった。

ξ;゚听)ξ……。

おい待てって。今一瞬うなずきそうになったじゃねーか。
待てったら、これは一大事だぞよく考えろ。大体この一ヶ月で、どれだけ目の前のオカマに振り回されたか忘れたのか。
仕事なんか他にいくらでもあるんだし、わざわざこんなオカマの手下に加わるなんて自殺行為だ。あのふざけた放送の恨みだってあるし。
大体壁殴り代行師って結局何なのか、未だに良く分かってないじゃないか。危なすぎるだろ、やめろったら。

色々な思考が頭を駆け巡って、最終的に私の口から飛び出た答えはしかし、何故か、

ξ゚听)ξ……ええと……はい。

……肯定だった。



(´・ω・`)……うっふ♪ あらためて、これからよろしくねん! ツンちゃん!

ξ゚听)ξ……よろしく、お願いします。

どうして意地っ張りで、そのくせ臆病な私が、あそこで素直にうなずいてしまったのだろうか。
今をもってしても、謎のままである。こんなわけの分からないふざけた仕事の、



     こんな馬鹿みたいで、いい加減で、意味不明で、詐欺まがいの、






         
              だから、私は───




       ξ*^ー^)ξ……よろしくお願いしますっ、所長っ!!




           ───壁殴り代行始めました。


(´・ω・`)あっ、そうそう、それでね、これお土産なんだけどぅ……。

ξ゚听)ξえっ、ありがとうございまs……牛乳?

(´・ω・`)うふふ、これ、飲むとおっぱいが大きくなるって評判なのよぅ。
    大人気で、なかなか買えなかったのよぅ!

イラッξ#゚听)ξ……。

(´・ω・`)うふふ! ツンちゃん、気にしてるみたいだったからぁん!
    あんなに夢中に踊ってたのに、DVDはどう考えても効果ないみたいだしぃ! うふふふふふ!

ブチッξ#゚听)ξいい加減セクハラで訴えますよっ!!

(´・ω・`)うふふふふふふふ!

ξ#゚听)ξチッ!

ま、大体そんな感じ。





               領   収   書

                近藤ヒッキー 様

      ¥         13,200 −
  但し        エクストリーム壁殴り代行
          マックスバキバキ・フルボッコース

       上記金額正に領収致しました

 
                 終わり


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