( ゚∀゚) コンビニ強盗のようです (^ω^ )
[ログ]
(#゚∀゚) ・・・くっそー・・・
彼は一文無しだった。
先物取引でスッカラカンになった。
(#゚∀゚) 「月の土地」先物が詐欺だったとは・・・
先物すぎた。
(#゚∀゚) あったまきた・・・あったまきた!
( ゚∀゚) そうだ!強盗しよう!
( ゚∀゚) 武器は・・・なんもねえけど・・・
( ゚∀゚) そうだ!ジャケットのポケットの中で、指で銃の形つくってやれば
( ゚∀゚) ポケットに銃が入ってるように見えるだろ!
( ゚∀゚) よっしゃ!これで金を手に入れて、手に入れて・・・
( ゚∀゚) ・・・そうだ!南国にいくんだ!そして・・・フフフ・・・
( ゚∀゚) おっぱいのでかいネーチャンを雇って・・・おっぱいを・・・
( ゚∀゚) おっぱいを!おっぱいを!
おっぱいおっぱい
夜の街に鳴り響いた
ここはコンビニ。
( ^ω^) ・・・深夜はヒマだお
彼は内藤。このコンビニで働き始めて10年になる。
天性のコンビニ店員だ。
データにたよることなく、完璧に売れ筋を予測し、
一切のムダなく最高の利益率を出していた。
一度は正社員としての誘いも受けた。
しかし彼は断った。
「お客様に接していたいんだお」
彼は客が大好きだった。
('A`) ウィーン(自動ドア)
( ^ω^) いらっしゃいませー
( ^ω^) (あのお客様は、まず雑誌コーナーにいくお)
( ^ω^) (そしてジリジリとアダルト雑誌コーナーに移動し・・・)
( ^ω^) (最後はプリングルス買って帰るんだお・・・)
('A`) ・・・
内藤は、すでに客の行動を予測できていた。
その能力はどんどん育ち、いまや一見の客ですらなんとなく行動が予測できた。
( ^ω^) (・・・あ、じりじりアダルトコーナーへ・・・)
,,('A`) ジリ・・・
ウィーン
( ゚∀゚)
やってやる!
強盗だ!
金を得て、海外へ行き!
おっぱいだ!おっぱい三昧だ!
おっぱいおっぱい!
( ゚∀゚) フー!!
(;^ω^) (・・・あのお客様は一見・・・でも、なんか危ない雰囲気があるお・・・)
( ^ω^) (警戒せねば!ブザーはそこ!カラーボールはあそこ!身長チェックはドア!)
ジョルジュは計画を実行した。
ただ、いくつか間違えた。
まず、手で銃のカタチをつくるのを、ポケットの外でやってしまった。
そして、肝心な部分を間違えた。
( ゚∀゚)ニア ビシッ
(;^ω^) ・・・
(#゚∀゚)ニア おっぱいを出せ!!!!
(;^ω^) ・・・
('A`) ・・・・・
(#゚∀゚)ニア !!!!
( ^ω^) (・・・ォオウ・・・)
(#゚∀゚) なにボーっとしてんだ!さっさとおっぱいを出せ!
ジョルジュは気づいていなかった。
すでに脳内でおっぱいと金がゴッチャになっていることに。
( ^ω^) ・・・お・・・っぱい・・・ですかお・・・?
内藤は一瞬肉まんのことかと思った。
しかしこの勢いで肉まんを買う客はいない。
( ^ω^) ・・・(てことは・・・)
相手は自分をゆびさしている。
そして「おっぱいをだせ」と言っている。
( ^ω^) ・・・
(*^ω^) ・・・
出した
(*^ω^)
( ( ・) ・)
メタボリックリーダーの資格を得ている内藤である。
たしかにそこに「おっぱい」はあった。
客の要望にはできるだけ答えたかった。
だから、出した。
(*∩ω∩) これでいいですかお
( ( ・) ・)
('A`) ・・・・・え・・・・・・・なにこれ・・・・・・・
(#゚∀゚) ふっ・・・・・ザけんじゃねえええええ!!!!!!!!
('A`) (えー・・・・)
(#゚∀゚) 俺はおっぱいを出せと言ってんだ!!
( ^ω^) (えー・・・)
(#゚∀゚) さっさとおっぱいをだせ!さもないと・・・こいつが火をふくぞ!!
ジョルジュは丸出しの指先を強調した。
( ^ω^) ・・・火を・・・?
(#゚∀゚) ふくぞ!!
('A`) (とりあえずトイレに隠れよう・・・)
内藤は考えた。
そういえば聞いたことがある。
マジシャンは、体内にパイプを通して指先から火を出すと。
( ^ω^) (・・・てことは、この人マジシャンかお・・・?)
(#゚∀゚) さっさとだせええ!!!
(*^ω^) あ、はい・・・
( ( ・) ・)
(#゚∀゚) だからっ・・・さっさとおっぱいを出せって言ってるだろ!!!!
論理が破綻していた。
('A`) ・・・
('A`) (・・・これはトイレに隠れるのはもったいない・・・)
ジョルジュは考えていた。
なぜ、こいつは、脱ぐ。
俺は、金を、要求しているのに。
なぜ、脱ぐ。
「金の代わりに」という意味か。
そんな価値が、メタボ男の胸にあるか!
そうか・・・つまりそういうことだな・・・
こいつは、俺をナメている!!
(#゚∀゚) (ナメやがって・・・無一文だからって・・・!!)
(*^ω^)
( ( ・) ・)
ジョルジュの怒りが爆発した。
爆発ついでにまたひとつ間違えた。
(#゚∀゚) ナメろおお!!!!!!!!!!!
( ゚ω゚) ・・・!
さしもの内藤も、これには戸惑った。
なにを舐めろというのか。
(#゚∀゚)ニア
突き出された指を舐めろというのか。
それとも、自分がいまホりだしている、自分のおっぱいを舐めろというのか。
('A`) ・・・
('∀`) へへ・・・おっかしいや・・・
(#゚∀゚)ニア 舐めろおおおお!!!
内藤は決断した。
内藤は考えた。
舐めるもの。コンビニにあるもの。
それは、トローチ。
法改正によりコンビニに置くことができるようになったのは何年前だっただろうか。
しかしともかく、コンビニにはトローチがある。
舐めろというのなら、それしかないと思った。
さすがに客の指や、自分の乳は舐めるのは非常識だと思った。
内藤はゆっくり、レジを出た。
そしてジョルジュから目をはなさず歩き、トローチを手にした。
レジの内側に戻ると、袋を破いた。
トローチを口に入れた。ノドが癒された。
(#゚∀゚) ・・・・
(#゚∀゚) ナメてんのかお前えええええええ!!!!!!!!!
( ゚ω゚) ナメてますけどおおおおおおおおおおお!!!!!!!
('A`) (ナメてるねええええええええ!!!!!!)
(#゚∀゚) てめっ・・・ナメてんじゃねええ!!!!!!!!!
( ^ω^) (オォウ・・・)
('A`) (暴君だ・・・・)
くそっ!くそっ!コンビニ店員にまでナメられてる・・・!
もういい・・・もういい!!こいつをビビらせてやる!
金(=おっぱい)はそれからだ!!
ジョルジュは丸出しの指を内藤に近づけた。
( ゚∀゚) ・・・フフフ・・・お前、ナメてるだろ・・・
( ^ω^) (はい)
('A`) (見た感じ確かに)
( ゚∀゚) ・・・もういい。お前、手か足でもうってやれば、素直になるのか?
(#゚∀゚) なるんだな!?よーし、もううつぞ!?うつからな!?
( ^ω^) (うつ・・・?)
( ^ω^) (指で・・・?)
('A`) (・・・シッペ・・・?)
指丸出しの男が「うつ」と言っていた。
シッペ以外のなにがあるというのだろうか。
しかし内藤は別の可能性に気づいていた。
指、そして「うつ」という言葉。
( ^ω^) (まさか・・・)
( ^ω^) (ケータイでメールを・・・?)
乳ホりだしてトローチ出した自分の姿を撮影し、
それをイメピタあたりにのっけて、VIPにスレでも立てると?
( ゚ω゚) それだけはご勘弁ですお客様ああああああああああ!!!!!!!!!
ご近所の交流場にすらなっている。
店の前にベンチを用意したのは内藤の案だった。
おばあちゃんやおじいちゃん、そして若者、サラリーマン、主婦。
店の近くのバス停にバスがくるまで、そこでくつろいでもらおうと用意したベンチ。
それはすでにこの町になくてはならない、大切な大切な憩いの場だった。
それが、いま「変態が用意したベンチ」になろうとしている。
( ゚ω゚) それだけはあああああああああ!!!!!!!
('A`) (なにが?)
(#゚∀゚) (!!ようやくびびったか!!!なら・・・・)
(#゚∀゚) うたれたくなければ、さっさとおっぱいをだせ!!!!!!!!
( ゚ω゚) はいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!
( ( ・) ・)
(#゚∀゚) だからっ・・・ナメとんのかああああああああああ!!!!!!!
('A`) (まだ舐めてますな)
( ゚ω゚) あのベンチは皆さんの憩いの場なんですおおおおおおおお!!!!!!!!
( ( ・) ・)
('A`) (あ、そうなんだ・・・)
(#゚∀゚) (え?)
(#゚∀゚) 知るか!さっさとおっぱいを・・・・おっぱいを・・・・
あれ?
「おっぱい」?
・・・
あれ?
俺、さっきから・・・
「おっぱい」って・・・
言ってた・・・?
( ゚ω゚) ご勘弁をおおおお!!!!!!!!!!
( ( ・) ・)
('∀`) (なんだかとてもおもしろい)
( ゚∀゚) ・・・
間違えてた
( ゚∀゚) ・・・
おっぱいと金は別のものだった
( ゚ω゚) ご勘弁をおおおお!!!!!!!!!!
( つ・) ・),, ゆっさゆっさ
('A`) (それはマイナス点だ・・・)
間違えてた・・・
( ゚∀゚) ・・・あの、あれだ・・・
( ゚ω゚) ばおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
( つ・) ・),, ゆっさゆっさ
( ゚∀゚) ・・・ま、しまえ。
( ゚ω゚) おおおお、
( ^ω^) え、あ、はい・・・
('∀`) (しまった・・・)
( ゚∀゚) ・・・まちがえた。あのな、金を出してくれ
( ^ω^) あ、ATMならそちらに。いまの時間だと手数料がかかりますが・・・
(#゚∀゚) そうじゃねえ!レジから金を出せ!!
( ^ω^) え・・・?
レジから金を出す。
それはつまり「おつり」ということだ。
そして、おつりとは商品を買ったときに、金額より多い金を出した客に対して返すもの・・・
内藤は乳を出した。
そして、この客はおつりを出せという。
しかも、別に万札出してるわけでもない。
これは理不尽だと思った。
( ゚ω゚) だったらまず金を出せえええええええええ!!!!!!!!
(#゚∀゚) え・・・・・・・エエエエエエエエエエ????????!
('A`) (ああなるほど。つまり乳を見せたことに料金が発生し、釣りを要求するなら、まず金を出せと・・・)
( ゚ω゚) お客様あああああああああ!!!!!!!!
( ゚∀゚) はいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
( ゚ω゚) おつりはお札のカムバックですううううううううううう!!!!!!!
('A`) (なにそれ)
(;゚∀゚) えええええええええええええ!?
( ゚ω゚) 正直、代金をいただける体とは思っておりませんがあああああああ!!!!!!!
('∀`) (だよね)
( ゚ω゚) おつりはお金を貰ってからですううううウウウううううううう!!!!!!!!
( ゚ω゚) わあああああああああああ!!!!!!!!
( ゚∀゚) ・・・・・・・・・・
こいつは、なんでこんなに必死なんだろう・・・。
ただのバイトだろうに・・・。
大学を出た。
就職をした。
上司の酒につきあった。
上司のお気に入りになった。
上司が失脚した。
俺の居場所がなくなった。
かまわなかった。貯蓄はあった。
金融で暮らそうと思った。
うまくいって、うまくいって・・・失敗した。
失敗した・・・。
( ゚ω゚) お札がなければお釣りはノーーーーーーーーーン!!!!!!!!
こいつは、なんなんだろう。
いや
俺は、なんなんだろう。
( ゚ω゚) おつりはお金のバイブレイシュン!!!!!!!!!!
こいつ・・を見てると・・・
( ゚ω゚) 乳、およそ50円で結構でございますウウううう!!!!!!!!!!!!
なんだ・・・?
( ゚ω゚) いえもちろん、両乳で50円でございますうううううううううう!!!!!!!!
はは・・・
( ゚ω゚) お釣りはだからネバーダーーーーイ!!!!!!!!
わかったよ・・・
わかったから・・・
( ゚∀゚) ・・・ここがマックじゃねえのはわかってるがよ・・・・
( ゚ω゚) 乳!50円!つり!ノン!
('∀`) (何語)
( ゚∀゚) ・・・悪いんだが、「スマイル」・・・もらえるか・・・?
( ゚ω゚)
( ゚ω゚)
( ^ω^)
( ^ω^) ニコニコ
ありがとう。
ありがとう。
だから、言葉にしよう。
( ゚∀゚) ・・・
( ゚∀゚) ・・・ありがとう
プリングルスください
はいですお
後日、ある男が、あるコンビニに履歴書をたずさえて訪れる。
まず、頭をさげた。
そして、男は歩き始める。
( ゚∀゚) コンビニ強盗のようです (^ω^ )
( ゚∀゚) おっぱいいかがですかー
( ^ω^) うちではおっぱい売ってないお
( ゚∀゚) じゃあスマイルいかがですかー
( ^ω^) それも基本ないお
( ゚∀゚) ・・・
( ゚∀゚) ・・・
( ゚∀゚) ニコッ
( ^ω^) ニコニコ
('A`) (「熟女畑で淫乱茶摘み三回転」だと・・・ハァハァ・・・)
('A`) (プリングルス買わなきゃ・・・)
いらっしゃいませー
終わり
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