('A`)は眉毛の形がえげつないほどかっこいいようです
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('A`)「あのさぁブーン」
( ^ω^)「お、ドクオ。なんだおいきなり」
('A`)「やっぱりさ、俺らみたいなブサメンでもさ、かっこいい部分ってあると思うんだわ」
( ^ω^)「待って。その前に『俺ら』でひとくくりにしないで。お前みたいな顔面産業廃棄物と一緒にされるとさすがに傷つくから」
('A`)「そして俺は昨日、二時間ほど鏡の前で自分の体中を吟味した」
( ^ω^)「おい無視すんなよ」
('A`)「そしてある事に気付いた」
('A`)「よく見たら俺は、眉毛の形がえげつないほどかっこいい」
( ^ω^)「うっわ死ねよお前」
('A`)「すごい。やばいマジやばい。眉毛やばい。俺の眉毛で俺がやばい」
( ^ω^)「俺もやばい。なにこの感情」
('A`)「だから、これからは眉毛がえげつないほどかっこいい事をもっと全面に出していこうと思うんだわ」
( ^ω^)「どうしよう、勘違いの場所が場所だから勘違い乙とも言えない。ただただイライラする」
('A`)「とりあえずは眉毛の形がえげつないほどかっこいい事を醸しつつ街を歩いてくるわ」
( ^ω^)「あ、ちょっと待って。その前に友達やめさせて」
('A`)「じゃあ、行ってくるわ」
( ´∀`)「ちょ、待ちなさいドクオくん。まだ授業の途中ですよ」
('A`)「あ、先生。すんませんけど出ていきますね。なんせ俺」
('A`)「眉毛の形が、えげつないほどかっこいいんで」
('∀`)ニカッ
( ´∀`)「よし、帰っていいけどちゃんと病院にはよれよ」
「ローソン」
ぴんぽーんぴんぽーん
『ロッソン!!シーエッスタッタステッショオン!!wwww』
川 ゚ -゚)「いらっしゃっせー」
('A`)「あのぉ」
川 ゚ -゚)「はい、なんでしょうか。整形なら二つ隣の病院でお願いします」
('A`)「ポイントカード作りたいんですが、眉毛の形がえげつないほどかっこいいんですけど大丈夫ですかね?」
川 ゚ -゚)「はい、ありがとうございました。出口は今来たあの自動ドアになります」
('A`)「ふーん……最近のコンビニはいろいろと置いてるんだね」
川 ゚ -゚)「はい。当店は品揃えには自信がありますが、出口はあちらの自動ドアとなっております」
('A`)「で、なんだけどさぁ」
川 ゚ -゚)「なんでしょうか?出口ならあちらの自動ドアとなっております」
('A`)「このアイスの中で、一番眉毛の形がえげつないほどかっこいいやつに似合うアイスってどれなのかな?」
川 ゚ -゚)「ちょ、マジ帰れってお前。マジで。」
('A`)「まぁパピコにしとこっかな」
('∀`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいいだけにwwwwwなんつってフヒヒwww」
川 ゚ -゚)「あ、ダメだもうダメだ死にたい遺書書きたい」
('A`)「じゃあこれ、はい」
川 ゚ -゚)「126円になります」
('A`)「え?」
川 ゚ -゚)「はい?」
('A`)「あ、あぁ。そうなの?…へぇ、なるほど…眉毛の形がえげつないほどかっこよくても割引とかされないんだ…」
川 ゚ -゚)「もうやだお母さん助けて親孝行したい」
「ファミレス」
ζ(゚ー゚*ζ「いらっしゃいませ♪1名様でよろしいでしょうか?」
('A`)「あ、はい」
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいいやつが1名で」
ζ(^ー^*ζ「ありがとうございました♪またお越ししないで下さいませ♪」
ζ(゚ー゚*ζ「ご注文はお決まりでしょうか?」
('A`)「うーん。何食おっかなぁ」
ζ(゚ー゚*ζ「ではご注文お決まりでしたらこのボタンでお呼び下さいませ」
('A`)「あ、はい」
ぴんぽーん
ζ(゚ー゚*ζ「はい、目の前にいますが」
('A`)「あ、いや」
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこよくてもちゃんと鳴るかどうか確かめたくて」
ζ(^ー^*ζ「ありがとうございました♪二度とお越ししないで下さいませ♪」
('A`)「じゃあこの『眉毛の形がえげつないほどかっこいい和風ハンバーグステーキ』と『眉毛の形がえげつないほどかっこいいペペロンチーノ』、あと眉毛の形がえげつないほどかっこいいドリンクバーで」
ζ(゚ー゚*ζ「申し訳ございません。当店にはそのようなメニューは存在しません」
('A`)「あ、そうなんだ。へぇ…」
('A`)「最近のファミレスって、眉毛の形がえげつないほどかっこよくなくても大丈夫になってるんだ。サービスが行き届いてるね」
ζ(^ー^*ζ「ありがとうございましね♪」
ζ(゚ー゚*ζ「それではドリンクバーはあちらですが、出口もあちらですのでぜひお間違え下さいませ♪」
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいいって略したらコーラになるよね。よしコーラ飲もう」
ζ(゚ー゚*ζ「参った。もう頼むから。参ったから早く出ていってお願いします」
('A`)「あ、ごめんね。俺さ、この眉毛の形のえげつないほどのかっこよさを完全にコントロールしきれるてないんだ。もしかしたら眉毛の形がえげつないほどかっこよすぎて他のお客さんに迷惑になるかも知れないけど、その時は素直に出ていくよ」
ζ(゚ー゚*ζ「なに?あなたが発する言語なに?ナチュラル呪詛の言葉?」
('A`)「会計お願いします」
ζ(゚ー゚*ζ「1069円です」
('A`)「支払いはカード…あ、間違えた」
('A`)「このえげつないほどかっこいい眉毛で。」
('∀`)ニカッ
ζ(^ー^*ζ「生まれて初めての全力の目潰し♪」
(*∀*)ギャー
「駅」
('A`)「…ふぅ。目はなんとか大丈夫で良かった」
('A`)「もし眉毛の形がえげつないほどかっこよくなかったら、今頃…。へへっ」
('A`)「とりあえず電車乗るか」
がじゃっ
ぴんぽーん!ぴんぽーん!
('A`)「あっやべ、眉毛の形がえげつないほどかっこよすぎて改札で引っかかった」
(-_-)「そこの少年、期限過ぎた定期券使わないでね」
('A`)「いや、おかしいじゃないですか眉毛の形がえげつないほどかっこいい的に考えて」
(-_-)「いや、あのね。この定期券、切れてるのよ。眉毛関係ない。微塵も関係ない」
('A`)「いや、でも眉毛の形がえげつないほどかっこいいから期限延長されてるし、乗れるはずなんですけど」
(-_-)「この仕事を始めてから初めてホントの意味でこの言葉を使うけど、お前頭大丈夫か?」
('A`)「あ、いっけね。すいません。よく考えたら眉毛の形がえげつないほどかっこいい届けを出してねぇや」
(-_-)「大丈夫じゃなかった。だいたいわかってたけど。」
('A`)「あれ、届け出いらねぇんすか?」
(-_-)「病院に出したら幸せになれると思うよ」
('A`)「でも、勝手に眉毛の形がえげつないほどかっこよくてもいいんですか?」
(-_-)「頼む、もう黙れ。それ、意外と耳に残るからそれ」
('A`)「じゃあ電車乗りたいんで、失礼します」
(-_-)「ああ、もういいよ。優先座席で優先されてこい」
('A`)「ふぅ、なんとか電車には乗れたけどちょっと込んでるな…」
从;'ー'从「きゃあっ!!こここ、この人痴漢です!!」
('A`)「え?俺?」
从;'ー'从「あ、あなた、今おしり触ったでしょ!?」
('A`)「やだなぁ、そんなわけないじゃん。よく見ろよ」
('A`)「証拠に、眉毛の形、えげつないほどかっこいいだろ?」
('∀`)ニヘラッ
从'ー'从「ごめんなさい間違えました」
('A`)「しかし、つまりそれは逆に言うと、この電車に痴漢がいるということだな?」
从'ー'从「痴漢に会った事よりあなたに会った事の方がよっぽどキツイので大丈夫です。お騒がせしてすみませんでした」
('A`)「照れるなよ子猫ちゃん。俺はだてに、眉毛の形がえげつないほどかっこいいわけじゃないんだぜ?」
从'ー'从「もういい。用がなくていいから今すぐ急行でどこか遠くに離れたい。この人の声が届く距離が無理」
('A`)「おい痴漢出てこい!今の年から圧倒的な眉毛の形の差に悩まされたくないだろ!?」
从'ー'从「決めた。明日から歩く」
「親友」
( ∵)
('A`)「あがるぞ」
( ∵)
('A`)「いいだろ?眉毛の形がえげつないほどかっこいいんだしさ」
( ∵)
('A`)「ちょっと話したい事があるんだ」
( ∵)
( ∵)
「親友」
( ∵)
('A`)「あれ、お前の部屋ってこんな狭かったっけ?」
( ∵)
('A`)「あの頃はまだ、眉毛の形がえげつないほどかっこよくなかったからなのかな」
( ∵)
('A`)「へへっ。俺たちの成長ってやつだな」
( ∵)
( ∵)
( ∵)
('A`)「あのさぁ」
( ∵)
('A`)「俺たち、親友でホントに良かったと思ってるんだ」
( ∵)
('A`)「照れ臭いけど本気でさ。へへっ」
( ∵)
('A`)「俺の周りのやつらは、みんな俺の眉毛の形がえげつないほどかっこいい事目当てで近づいてきやがる」
( ∵)
('A`)「でもさ、ビコ。お前だけは違ったよな」
( ∵)
( ∵)
( ∵)
('A`)「お前だけは、上っ面だけの眉毛じゃなく、本当の俺の眉毛を見てくれた」
( ∵)
('A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこいい事にコンプレックスなんか抱かず、接してくれた」
( ∵)
('A`)「唯一、だよ」
( ∵)
('A`)「本当に救われた。救われたし、報われた」
( ∵)
('A`)「ありがとうな、ビコ。これからも俺の親友でいてくれ」
( ∵)
( ∵)「黙れよ死にさらせこのゴミクズが」
「帰宅」
('A`)「ただいま」
J( 'ー`)し「あらお帰り、ドクオ」
('A`)「…ん?あれー?」
J( 'ー`)し「ん?なんだい?おやつなら、棚にあるからね」
('A`)「いや、別に…たださ」
('A`)「カーチャンの眉毛、そんなにかっこよくないな。俺が眉毛の形がえげつないほどかっこいいのって、遺伝じゃないのかな?」
J( 'ー`)し「そうだね。ドクオはかっこいいからねぇ」
('A`)「まぁカーチャンの中に潜在的に眉毛の形がえげつないほどかっこいい因子があったのかもしれんけど。あ、その因子を勝手に開花させちゃってごめんね?」
J( 'ー`)し「そうだね。ドクオは私の自慢の息子だからねぇ」
('A`)「カーチャンも体には気をつけてね。眉毛の形がえげつないほどかっこよくても、俺はカーチャンの息子だからさ」
J( 'ー`)し「あら嬉しいねえドクオ。カーチャン嬉しいよ。今日はあんたの好きなハンバーグにしようね」
('A`)「いやいや気を使うなってw気を使ったって、眉毛の形がえげつないほどかっこいい事は逃げないからさw」
J( 'ー`)し「そうだね。ドクオが私の息子で良かったよ」
―――そしてその夜、カーチャンは急に倒れた。
「病院」
(;'A`)「ぜぇっ!ぜぇっ!せ、先生!!母は、母は!!」
( ・∀・)「大丈夫です。ただの腹痛です。何か晩御飯に危なそうなものでも食べましたか?」
(;'A`)「くそっ!!くそっ!!カーチャン!!なんで!!なんでだよカーチャン!!眉毛の形がえげつないほどかっこいい息子がいるのに、なんで!!」
( ・∀・)「なるほど、息子が錯乱するほど悪いものを口にしてしまったと。間違えてジョイでもハンバーグに入れたんでしょうか」
「病院」
( ・∀・)「とにかく答えて下さい。晩御飯は何を食べましたか?」
(;'A`)「い、いえ、ハンバーグです。チクショウ、カーチャン!!ちゃんと俺のえげつないほどかっこいい眉毛をハンバーグに混ぜたのに、それじゃ中和しきれないほどの毒が!?」
( ・∀・)「やべぇこいつおもしれぇ」
(;'A`)「なんで!!なんでだよ!!なんでだよ眉毛の形がえげつないほどかっこいい息子がいるカーチャン!!」
( ・∀・)「なんでそこだけ噛まずに流暢に言えるんだろう。すげぇこいつ」
(;'A`)「誰だよ!!カーチャンをこんな目に合わせたのは!!確かに俺は眉毛の形がえげつないほどかっこいいけど、だからってそんなに恨まれる事か!!?」
( ・∀・)「写メっとこ」
( ・∀・)「まぁこんな抱腹絶倒な光景に勿体無いですけど一応職務ですから答えます。十中八九あなたのそのえげつない眉毛のせいです」
(;'A`)「わかってますよそんな事!!僕のこの眉毛の形がえげつないほどかっこいい事が役に立たなかったから、カーチャンはこうして倒れたんだって事くらい!!」
( ・∀・)「いや、役には立ったよ?昨今の政治家もびっくりなくらい完全に悪い方向に」
(;'A`)「チクショウ!!なんだよ!!なんて俺は無力なんだ!!」
(;'A`)「眉毛の形がえげつないほどかっこよくても、人一人っこ救えやしねぇじゃねえか!!」
( ・∀・)「ツイッターでつぶやこう。眉毛なう。」
(;'A`)「もっと!もっと俺が眉毛の形がえげつないほどくっこ…かっく……るぁあっていたらこんな事にはならなかったのに!!」
( ・∀・)「あ、ついに噛んだ。噛んだけどごり押した」
(;'A`)「先生!!何か!!何か僕に力になれる事はないんですか!?眉毛の形がえげつないほどかっこいい事は気にしなくていいです!!カーチャンの為なら、眉毛の形がほとばしるほどかっこいい程度のランクに下がっても、僕は文句なんか言いません!!」
( ・∀・)「やばい。ほとばしるの下が何なのか聞きたい。」
(;'A`)「僕は自惚れていたんだ!!自分の眉毛の形がえげつないほどかっこいいからって、それにふんぞりかえっていた!!文字通り、僕の天下だと思っていた!!」
( ・∀・)「ちょっと待って。動画撮らしてデジカメ用意するから。バカデミー大賞いけるよこれ」
(;'A`)「しかし、そんなわけはなかった!!文字通り、眉唾物……いや、眉毛の形がえげつないほどかっこいい唾物だったんだ!!」
( ・∀・)「あ、今のは純粋にキモかったわ」
(;'A`)「だから!!お願いします!!母を……カーチャンを、助けて下さい!!!」
( ・∀・)「いや助かってるんだってば」
(;'A`)「その為なら僕は、眉毛の形がえげつないほどかっこよくなくてもいい!!」
(;'A`)「せいぜい眉毛の形が生田斗真ほどかっこいいレベルでいい!!」
( ・∀・)「待て、それは待て。訂正しろ。俺は好きだぞ生田斗真の眉毛の形。」
だから、カーチャンを………助けて下さい!!
―――その言葉を、私たちは待っていた。
(;'A`)「………!?誰だ?」
( ^ω^)
(;'A`)「お前は………」
( ^ω^)「…人は、失って初めてその存在の大きさに気づく。」
(;'A`)「ブーン!!」
( ´∀`)「人は、過ちを過ちと気付かぬままに過ぎてしまう。」
(;'A`)「中年太r……ゲフンゲフン、先生………!!」
川 ゚ -゚)「あなたは、それでも。」
ζ(゚ー゚*ζ「ただただひた向きに。」
(;'A`)「ブスAとブスB!!」
(-_-)「そのえげつないほどかっこいい形の眉毛の下にあるえげつないほどかっこいい目で、前を見続けた!!」
(;'A`)「駅員さんまで!!」
从'ー'从「もう大丈夫。そんなあなたは…」
( ∵)「死ね」
J( 'ー`)し「もう、眉毛を気にするまでもない」
( ・∀・)「そうだよ。君は………」
( ^ω^)「お前は………」
( ´∀`)「ドクオくんは…」
川 ゚ -゚)「あなたは………」
ζ(゚ー゚*ζ「お客様は……」
(-_-)「君は………」
从'ー'从「あなたは………」
( ∵)「死ね」
J( 'ー`)し「ドクオは………」
―――眉毛の形以外も、えげつないほどかっこいいよ。―――
(;A;)「みんなぁあ゛ぁぁあ゛あぁあ゛あアアアアアアアアア!!!!!!」
―――ある時、俺が鏡を見たら
そこにはブサメンがうつっていた。
これ以上見ると目が化学反応を起こしそうだ、とうなだれたが
その時、顔に、一つだけ。
一つだけ光輝く、そんなパーツを見つけた。
そのパーツは、俺の全身がどれだけ侮辱されようが
どれだけ陵辱されようが
ずーっとずーっと、光輝いていた。
俺はその光を手繰りよせた。
もう二度と離さないようにと、必死で守った。
そして、大事に僕の手の中にしまわれた光は
いつの間にか、手の中で光る事をやめてしまった。
でも、でも。
その光は、俺自身だったんだ。
それを自分で閉じ込めてしまった。
でも、カーチャンの事があって
俺はその光を、解き放てた。
光輝く事を、思い出せたんだ。
ほら、あなたも鏡を見てみなよ。
もしかしたら気づいてないだけで、あなたもさ
('A`)「俺みたいに、眉毛の形がえげつないほどかっこいいかもしれないよ?」
さぁ気づいてあげて。
あなたの手の中でくすぶってる、その光にさ。
('A`)は眉毛の形がえげつないほどかっこいいようです
終わり。
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