( ^ω^)ばすけっとからバスケットのようです(http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1189346840/)
- 1 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:07:20.27 ID:wHBKkeD10
- 今朝投下したものと全く同じものです。
まとめてもらえるようでしたが、どのまとめさんか聞く前に落ちたので・・・・・・
もう一度投下させていただきます。
- 2 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:07:57.79 ID:wHBKkeD10
- 【ラウンジ中学、全国大会2連覇!】
今月18日に行われた、全国中学バスケットボール大会決勝。
数々の試練を乗り越えてきた2つのチームが同日にぶつかった。
一つは、今大会初出場の、ひろゆき中学。
大会初出場にして決勝まで勝ち残った、新鋭チームだ。
もう一つは、昨年優勝のラウンジ。
キャプテンのドクオ君を中心とした、名門中学である。
結果として、79-85で、ラウンジが二連覇を果たした。
歓喜に震えるラウンジ中学メンバー。
そして、悔し涙を流す、ひろゆき中学キャプテン、モララー君。
モララー君とドクオ君は、二人ともひろゆき高校への推薦が決まっている。
二人の協力するプレーが目に浮かぶようで、今から楽しみである。
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:09:07.30 ID:GuErIo0S0
- 支援
http://mbb.whocares.jp/mbb/u/anigedai/
(#^ω^)ここでVIPPERが馬鹿にされてるお!!
他のVIPPERが頑張って突撃してるしお前ら支援汁!!」←
- 4 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:09:23.24 ID:wHBKkeD10
-
第一話【VIP高校】
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:10:43.04 ID:d7xMN12mO
- なかなかよかった
- 6 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:11:25.54 ID:wHBKkeD10
- ──四月。
真新しい制服に身を包まれた生徒が、一生懸命に自転車を扱いでいた。
まだよく道が分かっていないようで、
きょろきょろしながら誰かについていくように進んでいた。
('A`) 「……あっち」
何故こんなにも分厚い制服を着なければいけないのだろう。
暑い上に、動きにくい。
自分にとって、この制服を着るメリットはないように感じられた。
前を走る自転車を追いかけながら、目的地へと向かっていた。
今日から始まる、高校生活。
この土地にも越してきたばかりで、あまり詳しくは無い。
('A`) 「ここか」
校門をくぐり抜ける生徒を見て、呟いた。
('A`) 「県立VIP高校……」
- 7 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:12:46.24 ID:wHBKkeD10
- 前の生徒に続くようにして、校門をくぐった。
体育教師らしき人物が、声を張り上げてあいさつをしている。
少し前の自分を思い出すようで、ちょっとだけ嫌気が指した。
自転車を止め、教室へと上がっていく。
教室の場所は、この前の入学式で確認していた。
『ガラガラッ』
相当古い、木造校舎だ。
地面を歩くたびに、ギシギシという軋みがなっている。
自分の席に鞄を置き、一息ついた。
教室の中は、意外とにぎわっている。
いくつかの集団が出来ていて、その集団で何やら話しているようだ。
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:13:04.70 ID:80BTG2eHO
- ブーン速さんだね
http://blog.m.livedoor.jp/hoku6363/c.cgi?sss=stseugroodevil&id=216558
ただブーン速さんはPCからじゃ見れなかったような気もする
- 9 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:13:58.74 ID:wHBKkeD10
- ('A`) (あー。地元の奴だろーな)
このVIP高校は、学力も部活動も平均的な公立高校。
地元の人間の半分近くが、この学校の門を叩くという。
自分の席に座り、黙って前を向く。
別にこういう雰囲気には慣れていた。
いや、むしろ、心地よいくらいだ。
教室に大分人が集まってきたが、俺の位置は変わらない。
俺のように一人きりの奴も何人かいる。
恐らく、この教室に同じ中学の奴がいない連中だろう。
そして、俺の後ろの生徒も、その一人だった。
( ^ω^)「……」じーっ
- 10 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:14:43.05 ID:wHBKkeD10
- ( ^ω^)じーっ
('A`) 「……」
( ^ω^)じーっ
('A`) 「……」
( ^ω^)じーっ
(;'A`)(何で俺の方ばっか見てんだよ……)
- 11 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:16:26.25 ID:wHBKkeD10
- ( ^ω^)「……お」
(;'A`) (……お?)
必死に目をあわさないように、前を向いておく。
しかし、何かぼやきのようなものが、後ろからしきりに聞こえていた。
( ^ω^)「……あの」
まだ、後ろを振り向かない。
( ^ω^)「あの」
今度は、俺の肩を叩いてきた。
これはもう、後ろを向くしか無いだろう。
('A`) 「……何?」
( ^ω^)「ドクオ君かお?」
('A`) 「……うん」
- 12 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:17:25.66 ID:wHBKkeD10
- (*^ω^)「おっ!!あの、あのドクオ君かお!?」
(;'A`) 「……ま、まぁ。ドクオです」
急に席を立ち上がり、俺の前にてけてけとやってくる。
近寄るな、と心の中でぼやくと共に、少しだけ違和感を感じた。
(;'A`) (でかい……な)
縦も横も、だ。
恐らく縦は180は超えている。
横に関しても、相当いっているだろう。
(*^ω^)「な、なんで?なんでドクオ君がいるんだお!?」
(;'A`) 「え、いや。受かったし……」
(*^ω^)「ひろゆき高校の推薦はどうしたんだお!?」
ふぅ、と心の中で一息つく。
そうか、こいつも、「こっち」の人間だったのか。
- 13 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:18:55.53 ID:wHBKkeD10
- ('A`) 「まぁ、色々あって……」
(*^ω^)「じゃ、じゃ、この学校に入学するのかお?」
('A`) 「そりゃ……まぁ」
(*^ω^)「だおおお!!ってことは、僕はこれから、ドクオ君とバスケが出来るのかお!?」
ここで更に、一息ついた。
やはりこいつは、地元の人間じゃないんだろう。
('A`) 「……そりゃ、無理な話だろ」
(;^ω^)「おおっ?」
('A`) 「……この高校、男子バスケ部がないんだぜ?」
- 14 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:19:47.33 ID:wHBKkeD10
- 男の動きが、一瞬にして止まった。
やはり知らなかったのだろう。
(;^ω^)「男子バスケ部が……」
('A`) 「ないの。だから、バスケは出来ない」
それだけ言って、俺はこいつから目をそらす。
こういうタイプは苦手だ。
ズカズカと、人の気も知らずに話し掛けて来る奴は。
(;^ω^)「なんでないんだお!?」
(;'A`) 「知るかっ!」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:20:26.71 ID:4Rz8iMkg0
- 支援です
>>8
みれませんでした?
- 16 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:21:00.17 ID:wHBKkeD10
- 「おーい、席につけー」
そこでようやく、教師が入ってきた。
それを指差すと、でか男もしぶしぶ下がっていく。
「それじゃ、出席とるぞー……」
次々と名前を呼んでいく教師。
「ドクオー。」
('A`) 「はい」
そして、後ろの席。
「ないとうー。内藤ホライゾンー」
( ^ω^)「だおっ!」
内藤……か。
- 17 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:23:11.01 ID:wHBKkeD10
- 投下中にレス申し訳ない。
>>8,15
情報を元に探したら発見できました。
http://blog.livedoor.jp/hoku6363/archives/216558.html
パソコンからでも閲覧できます。
まとめありがとうございました。
勝手な行動で申し訳ないですが、第一話の投下は中断し、
これから第二話の投下を始めます。
少々お待ちください。
まとめ:http://blog.livedoor.jp/hoku6363/archives/216558.html
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:25:08.75 ID:m5mP/vfk0
- これ気になってたんだ支援
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:26:26.69 ID:0feHFx0W0
- お、来てる支援
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:28:18.15 ID:8dT1JHvjO
- 支援
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:29:45.46 ID:80BTG2eHO
- >>15
前ブーン速さんのURL張ったらlivedoorに飛ぶって言われまくったんで……
自分は携帯だからよく分かんない\(^o^)/
- 22 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:31:32.37 ID:wHBKkeD10
- 「だーかーら。君達は建部の条件を満たしてないの」
(;^ω^)「そんな……」
職員室に入って、建部のお願いをしたところ、帰ってきた返事がこれだった。
諦めずに押し押しをする内藤だが、そんなことで結果が変わるはずが無い。
見るのも飽きてきた俺は、内藤の肩を叩いて静止させた。
('A`) 「行こうぜ」
(;^ω^)「ドクオ君っ!」
ぺこりと頭を下げて、職員室から出て行く。
俺に続いて、内藤も職員室から出た。
(;^ω^)「なんだお!諦めるのかお?」
('A`) 「ばかやろう……建部の条件さえ満たせばいいんだお」
( ^ω^)「つまり……」
('A`) 「もう一人、部員希望者が必要って訳だ」
- 23 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:31:53.62 ID:wHBKkeD10
-
第二話【三人目】
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:33:46.21 ID:0feHFx0W0
- 支援
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:34:51.49 ID:EUZM3Uch0
- >('A`) 「ばかやろう……建部の条件さえ満たせばいいんだお」
ドクオがブーンに支援
- 26 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:35:32.90 ID:wHBKkeD10
- 鞄を持ち、廊下を歩く俺達二人。
既に校舎内には人がほとんどいない。
('A`) 「明日、手当たり次第当たってみようぜ。
一人や二人くらい、元バスケ部がいてもおかしくないだろ」
( ^ω^)「元バスケ部じゃなくても、全然ウェルカムだお!」
('A`) 「……人数が少ない今、出来る限り戦力が欲しいんだけどな」
部活をやるという事は、バスケットをやるという事だ。
バスケットをやる以上、へらへらしたお遊びをやるつもりはない。
勝ちを目指した、真剣なバスケットをやりたいんだ。
( ^ω^)「とりあえずは明日だお!」
今日はもうすることがないため、校舎を後にする俺達。
帰り道は途中まで同じだったため、一緒に帰ることになった。
- 27 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:39:27.74 ID:wHBKkeD10
- ('A`) 「大体、なんで内藤はバスケしようと思ったんだよ」
高校からバスケをやろうと思う人間は、少なくは無い。
だが、現実的なものとして、高校からのスタートは、大きな障害となるのだ。
( ^ω^)「友達とバスケをやったら、楽しかったからだお!」
その程度だろうとは思っていた。
所詮こいつのことだ。深い理由はないことは簡単に予測できた。
やはり、その通りだったようだ。
だが、その簡単な理由とは別に、こいつには"バスケに対する情熱"があることは
今日の1オン1で、渋々感じていることだった。
('A`) (それに、俺を知ってるってことは、雑誌とかも読んだんだろうし)
動きは初心者でも、知識的には初心者で無いことを祈っておく。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:41:30.82 ID:0feHFx0W0
- 支援
- 29 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:42:28.35 ID:wHBKkeD10
- ( ^ω^)「それじゃ、僕はこっちだおー」
自転車を扱いでいる途中で、内藤が急カーブをした。
俺はここから真っ直ぐだ。ここがお別れという事だろう。
('A`)ノ「……」
黙って手だけを上げておく。
生憎、「さようならー」と楽しげに声を出す趣味は持っていない。
それから数分掛けて、祖父の家に到着した。
祖父の家と言っても、これから3年間は俺の家でもあるわけだが。
('A`) 「ただいま」
/ ,' 3 「おかえり」
鞄を置いて、自分の部屋に戻る。
久しぶりに、自分のボールを掴んで見た。
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:45:30.59 ID:QT4+f5NMO
- しえん
- 31 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:46:40.66 ID:wHBKkeD10
- ('A`) 「……もうちょっと大きくなるんだよな」
中学生ようのボールは、6号球。
高校男子のボールは、7号球だ。
大きさも重さも、少しだけ増加する。
スリーポイントを打つ上で、ボールの大きさや重さは重要な物だ。
今度、7号球を購入する必要があると思った。
明日、部員探しをしなければいけない。
それで、少しだけ不安な事があった。
部活に入ってくれる奴がいるとして、そいつの本気具合だ。
たとえ下手でも、一生懸命に練習する奴はすぐに上手くなる。
だが、逆のパターンもしかりだ。
上手い奴でも、練習をしなければそれ以上にはならない。
新生チームとして、雰囲気というものもある。
少なからず、3人目の入部希望者は、重要なものになるハズだと考えた。
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:47:32.49 ID:bmPQ4tfe0
- しえん
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:48:11.44 ID:0feHFx0W0
- 支援
- 34 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:49:08.97 ID:wHBKkeD10
- ・・・・・・・・
・・・・・
・・
次の日、俺が学校へついた時には、既に内藤は学校に来ていた。
嬉しそうに俺の元に近づいてくる。
( ^ω^)「探すお!3人目!」
('A`) 「……そうだな」
朝っぱらから元気な奴だ。
はしゃぐ内藤の後ろにつき、俺は教室を後にする。
先ずは隣のクラスからだった。
手当たり次第にバスケ部への勧誘をする。
元々、そういう物が苦手な俺は、後ろで見守るばかりだったが。
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:50:35.13 ID:4Rz8iMkg0
- 支援
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:50:48.40 ID:QT4+f5NMO
- しえん
- 37 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:51:22.92 ID:wHBKkeD10
- ( ^ω^)「おおっ!?元バスケ部かお!?」
「うん。だけどもう、テニスに入っちゃった」
( ^ω^)「初心者だけど、やってみたいのかお!?」
「でも体力ないから、走らないよ!ケガしちゃうし!」
('A`) 「却下」
( ^ω^)「さあ、一緒に新境地へ!」
「死ねよ」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:54:43.15 ID:0feHFx0W0
- 支援w
- 39 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:55:14.51 ID:wHBKkeD10
- (;^ω^)「ダメだお……全然見つからないお!」
('A`) 「……」
元バスケ部という奴は何人かいたが、どれも既に部活に入っていた。
入っていないものもいたが、そいつらには入る意思が見られなかった。
無理矢理入れても、正直無駄になるだけだろう。
(;^ω^)「どうするお?後聞いてないのは、このクラスだけになっちゃったお」
('A`) 「いざとなったら2年にも行けばいいだろ」
(;^ω^)「……このクラスにいることを願うお」
最後の一クラスへ足を踏み入れる。
既に時間は昼休み。弁当を食べている生徒がほとんどを占めていた。
その中で勧誘行為を続ける内藤。
正直、俺には絶対真似できない。するつもりもないんだが。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/09(日) 23:56:39.65 ID:QT4+f5NMO
- しえん
- 41 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/09(日) 23:58:21.12 ID:wHBKkeD10
- ( ^ω^)「君、バスケ部に入らないかお!?」
ご飯を食べている生徒に、声を掛けた内藤。
今までほとんどの生徒が無視をかましていた中、一人だけ顔が上を向いた。
( ^ω^)「お!君、バスケ部に興味があるのかお!?」
( ><)「……べ、別にないんです!」
小柄な生徒だった。
いや、小柄といっては語弊があるかもしれない。
小人だ。かなり小さい人間だ。
( ^ω^)「もしかして、元バスケ部だったりするかお?」
(;><)「そうなんですけど、それとこれとは関係ないんです!」
('A`) 「……」
- 42 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:02:18.24 ID:R3vElBJO0
- ( ^ω^)「部活にも入ってないのかお!?それじゃ、僕達と一緒にバスケやるお!」
積極的にアピールを続ける内藤。
最後の一クラスということもあるからだろう。
今までにない必死さを見せていた。
( ><)「無理なんです!僕なんかじゃ!」
こちらもこちらで少し強情になっている。
だが、内藤の勧誘はまだまだ終わらなかった。
( ^ω^)「別に無理なんかじゃないお!練習すれば、絶対上手くなるお!」
(#><)「バ、バ、バカにするななんです!」
突如、席を立つ。
何やら憤慨しているようだ。
(#><)「分かってるんです!自分の身長の小ささは!152cmです!
こんな身長で、高校バスケに通用すると思いますか!?」
('A`) 「うん」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:02:23.82 ID:CQfcseuz0
- おお支援
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:03:25.53 ID:ixHkDQK70
- 小さいなら小さいなりのバスケもできるよね
厨房ですまんけど。
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:04:30.98 ID:abJjT2PaO
- wktk
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:05:52.02 ID:0+nGDk9OO
- 160台くらいが一番マークしやすいんじゃね?
俺182だけど
- 47 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:05:55.97 ID:R3vElBJO0
- (;><)「び、びっくりしたんです!誰なんです!」
('A`) 「バスケ部設立を目指しているドクオ。
確かにお前小さいけど、通用しない体じゃないだろ」
身長が大きいというのは武器だ。
身長が小さいということはハンデにもなる。
だが、同時に小ささは、武器になることもあるのだ。
('A`) 「全国大会だって、160cm台がごろごろいるし、150台だって見かけるぜ」
(#><)「その人たちは特別なんです!僕とは違うんです!」
怒りを感じる。
特別、僕とは違う。そう言った、逃げの言葉に対して、怒りを感じる。
('A`) 「……お前、やっぱいいわ。腐ってる」
(;^ω^)「ちょ……ドクオ君!」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:08:15.70 ID:CQfcseuz0
- 支援
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:08:47.27 ID:b8liTGuOO
- しえん
- 50 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:10:08.38 ID:R3vElBJO0
- ('A`) 「最初にも言っただろ?やる気ない奴なら要らないって」
(;^ω^)「でも、これが最後のチャンスだお!」
('A`) 「しゃーねーだろ。二年生探すぞ」
俺が教室を出ようとすると、内藤が俺の腕を掴んだ。
どうやらこいつは、俺の腕を掴んで止めるのが好きなようだ。
( ^ω^)「……どうしてもダメかお?」
('A`) 「自分の弱さを身長のせいにする奴じゃ、無理だろ」
(#><)「──っ!うるさいんです!事実なんです!
僕は小さいから、バスケットが下手いんです!」
内藤の腕を払いのける。
そして、一歩でこの小人に近づき、胸倉を掴み上げた。
(#'A`) 「……本当にそう思ってんのか?」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:10:49.74 ID:CQfcseuz0
- 支援
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:13:27.26 ID:b8liTGuOO
- しえん
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:13:38.72 ID:yAYm0AwrO
- 作者お前よりによって俺と同じ身長を例に出すとは……
- 54 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:13:47.83 ID:R3vElBJO0
- (;><)「は、放すんです!」
(#'A`)「自分の下手さは身長のせいだって、本当に思ってんのか?」
慌てて内藤が俺の腕を掴む。
手を解き、小人の胸倉から俺の手が離れた。
(;><)「……」
('A`) 「……今日の放課後、体育館に来いよ」
それだけを言い残して、俺は教室を出る。
何とも下手な逃げだと、自分でも思った。
だが、あの場にいたら、もっと自分を止められなくなっていたかもしれない。
内藤は教室から出てこなかった。
きっと今頃、あいつに謝罪でもしているのだろう。
待っている甲斐もない。
俺は、一人で自分のクラスへと戻っていった。
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:17:43.00 ID:CQfcseuz0
- 支援
- 56 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:18:46.25 ID:R3vElBJO0
- ──放課後
体育館には、俺と内藤の姿だけがある。
終礼が終わって、すぐにここにやってきた。
他の部活が始まってしまっては、俺があいつを呼んだ意味がなくなってしまう。
( ^ω^)「──ドクオ君、ビロードになるするつもりだお?」
あの小人の名前は、ビロードというらしい。
一瞬返事をためらい、そして口を開く。
('A`) 「お前はさ、身長とか才能とか、どう思う?」
突然の疑問を投げかけた。
正直、内藤も返事に困っただろうと思う。
だが、内藤はあっさりと俺に返事を返してくれた。
( ^ω^)「努力で追いつけるものだお!!」
('A`) 「……」
ふと、唇が緩まるのを感じた。
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:19:42.85 ID:CQfcseuz0
- 支援
- 58 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:23:45.48 ID:R3vElBJO0
- ( ^ω^)「お!ビロード!」
( ><)「……」
体育館の入り口に、ビロードが立っていた。
こそこそ様子をうかがうように、俺達のところまで歩いてくる。
('A`) 「早かったな。好都合だ」
( ><)「……何をするんですか?」
('A`) 「1オン1だ」
ビロードが焦りの表情を見せる。
そして次の瞬間には、それは怒りの表情に変わっていた。
(#><)「また、僕の身長をバカにするつもりですか!?」
('A`) 「俺は手を肩より高く上げないって条件付きだと……どうする?」
( ><)「────!?」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:23:59.26 ID:4grC7H7S0
- 支援
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:25:11.23 ID:CQfcseuz0
- 支援
- 61 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:25:54.10 ID:R3vElBJO0
- ('A`) 「さて……高さ的には有利になったビロード君は、どうするのかな?」
( ><)「……ばかにするななんです……!」
ぷるぷると震えるビロード。
そして、キッとした目で、俺を睨みつけてくる。
( ><)「僕が負けるはずないんです!僕は、そこまでヘタレじゃないんです!!」
そう言って、俺の手からボールを奪い取った。
両手でボールを掴み、俺と対峙する。
にやりと、俺の唇が上になった。
('A`) 「さぁ……スタートだ」
第二話 終
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:28:03.95 ID:0+nGDk9OO
- 乙!
キャラの身長と体重の設定教えてくれない?
- 63 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:28:25.86 ID:R3vElBJO0
- 第二話おわりー。
まさかの一日2話投下wwwwww
正直、こんなペース続きませんよ?
よくある、最初は張り切るパターンです。
自分は常に書きながら投下なので、時間が出来たらどんどん投下していきます。
また、その際に矛盾が出たら許せ。頼みます。
それじゃ、みんな乙でした。
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:28:53.00 ID:4grC7H7S0
- 乙
- 65 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:29:21.85 ID:R3vElBJO0
- >>62
身長決めてるけど体重決めてねぇwwww
近いうちに貼っておきます。
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:30:09.99 ID:UdISrdAy0
- 乙
- 67 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/09/10(月) 00:30:58.25 ID:R3vElBJO0
- また、まとめ様。
変更をお願いできますか?
>>22
('A`) 「ばかやろう……建部の条件さえ満たせばいいんだお」
↓
('A`) 「ばかやろう……建部の条件さえ満たせばいいんだよ」
よろしくお願いします。
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:31:00.09 ID:lXRrehDZO
- 正直、こういうシンプルな話が読みたかった。
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:32:05.66 ID:4VwGnq+00
- 「高校バスケで日本一」に良く似てるな
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:33:18.89 ID:SnwsJuey0
- 了解です
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:34:43.15 ID:CQfcseuz0
- 乙〜
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:38:30.96 ID:oWiiKcHZO
- 乙
面白いよ
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:40:01.14 ID:HSgZG7tW0
- >>69
おれもそう思った!!
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:40:35.56 ID:0PFFE81x0
- 作者、乙
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 00:50:12.61 ID:gH7UtGYr0
- 良く似てるってレベルじゃない気もするが……。
とりあえず期待しておこう。
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/10(月) 01:01:43.94 ID:8yddSgRoO
- 高校バスケは、主人公が下手
→スラムダンク
これは、主人公が天才で周りが微妙
→DEARBOYS