（　＾ω＾）ばすけっとからバスケットのようですログ

（　＾ω＾）ばすけっとからバスケットのようです（http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1194438421/）

1 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:27:00.95 ID:I8DwWi8C0: 　　　　　　　　　（　＾ω＾）ばすけっとからバスケットのようです

第一話投下から2ヶ月がたとうとしています。
みなさんのおかげで何とか続けられています！
これからも「ばすけっとからバスケット」をよろしくおねがいします。

第19話を投下します。

まとめ：http://blog.livedoor.jp/hoku6363/archives/cat_13953.html
http://blog.livedoor.jp/hoku6363/archives/cat_13953.html
2 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:28:33.17 ID:jnDhNI0JO: 高校バスケより好きだ
3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:29:56.69 ID:pF4aKVyK0: 支援
4 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:32:12.10 ID:MoTfagNr0: ｷﾀｰ！
5 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:34:39.69 ID:I8DwWi8C0: ──6月

俺がこの学校に入学し、部活を作ってから早2ヶ月が過ぎていた。
5月に行われたパー速学園との試合以来、基本的な体つくりから始めているおかげで、
どのメンバーも、どことなく「バスケット」らしい動きになっていた。

('A`) 「よし。後はシューティングな」

（　＾ω＾）「だおだおー」

時刻は午前7時。
男子バスケットボール部は、朝練習を行うことにしていた。
朝はあまり動くことが出来ないので、基本的なシュート練習が中心となっている。

（　＞＜）「……やってやるんです！」

ビロードは、俺が教えた『特訓』をあれから毎日続けていた。
まだまだ完成にはほど遠いが、ビロードの情熱を見ると、その日も近いように感じてしまう。

他のメンバーも、各々の弱点を克服するようにしていた。
ジョルジュはシュート、ショボンはオフェンス、ブーンは筋力アップ。
このチームは、日々成長していた。
6 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:35:06.01 ID:I8DwWi8C0: 第19話【New】
7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:35:56.91 ID:LdWRboO+0: オフェンスとか漠然としすぎだろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗよって死刑
8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:36:56.30 ID:Oj4ysxtD0: ktkr
支援
9 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:39:41.37 ID:I8DwWi8C0: ('A`) 「あ－……授業かったりー」

（*＾ω＾）「ブーンはいつも寝てるから大丈夫だお！」

('A`) 「……」

階段を上りながらの内藤との会話。
一応学生である俺らには、勉学は義務である。

('A`) 「ま……しゃーねーか……」

教室に入ると、いつもよりも教室がざわめいていた。
特に、女子を中心としたメンバーが大声で話し合っていた。

「ねーねー！！ミサキが見たってよ！！」

「うっそぉーーー！？どんな感じの人！？カッコいい！？」

「それがぁ～！めっっっっっっちゃイイ感じ～～～～！！！！」

「「「ひゃーーーーｗｗｗｗｗｗｗ」」」
10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:41:41.40 ID:Oj4ysxtD0: 女子うぜえｗ
11 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:45:19.29 ID:I8DwWi8C0: （　＾ω＾）「転入生が来るらしいお！」

内藤が俺に話しかけてくる。
女子の会話から言うと、そうであることが想像できた。

（　＾ω＾）「残念ながらウチのクラスじゃないらしいお……」

内藤が、手に入れた情報を俺に教えてくれる。
正直このクラスに仲の良い奴がいない俺にとっては、ありがたかった。

('A`) （この時期に転校か……）

親の転勤か何かのせいだろうか。
それとも……。

「おーい、席につけー」

担任が空気を読まずに教室に入ってきた。
こういう奴を何て言うんだっけ……何かクラス中ではやってたな……。
ＨＹだっけ……忘れちまった。
12 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:45:57.43 ID:Oj4ysxtD0: 支援
13 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:46:48.18 ID:8aVv4+/j0: 今北支援
14 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:48:55.10 ID:I8DwWi8C0: 「あー。みんなも知ってると思うが、8組に転入生が来ている。見かけたら声をかけてやれ」

「先生～！名前は何て言うんですかー！？」

「ん、フサギコ君。ひろゆき高校からの転入だ」

「「ふさぎこクゥ～ンｗｗｗｗｗ」」

女子が騒ぎ始めている。
だが、それとは別の事で、俺は心中穏やかではなかった。
転入生の名前。それを、俺は知っている。

（　＾ω＾）「おっおっｗｗひろゆき高校と言えばバスケの名門だお！
　　　　　　ドクオが拒否ったｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

('A`) 「……黙れ」

（　＾ω＾）「照れるなおｗｗｗｗｗ　フサギコ君っていう人、バスケに興味があったらいいお～」
15 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:49:49.71 ID:Oj4ysxtD0: 何かあるな。支援
16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:52:57.50 ID:Nqwgg3WlO: 支援
17 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:53:14.04 ID:I8DwWi8C0: ('A`) 「……そいつ、ひろゆきのバスケ部だぜ」

（；＾ω＾）「ぶふぉおおお！」

内藤が汚らしくツバを飛ばす。
俺はそれを袖で拭きながら、話を続けた。

('A`) 「しかも、推薦も貰ってたはずだ。俺と一緒に中学の時の合宿に来てたし」

（；＾ω＾）「ひろゆき高校で、推薦……」

（*＾ω＾）「最強だお！絶対バスケ部に入ってもらうお！！！」

('A`) 「昼休み、会いに行ってみるか」

そこで話は一旦終わる。
授業がすぐに始まり、俺はそのことを深く考える余裕もなくなっていた。
18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:54:33.12 ID:8aVv4+/j0: 支援
19 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:54:45.93 ID:Oj4ysxtD0: 私怨
20 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 21:57:45.52 ID:I8DwWi8C0: 昼休み、8組の教室にやってきた俺と内藤は愕然とした。
あまりに多すぎる人の群れ。
その内の8割が女子という、このパラダイス。

(；'A`) 「……すげぇな」

（；＾ω＾）「どんだけぇ～……だお」

その人の群れの中心は、やはりフサギコ。
ここからでは姿が見えないが、女子の話す内容からしてそうだと判断した。

('A`) 「ちと潜ってみるか」

そういって俺は、その女子の群れを掻き分けて進んでいく。
その後ろに、巨漢の内藤がついてきていた。

（　＾ω＾）（うはｗｗｗおにゃのこのおっぱい当たったおｗｗｗｗｗｗ）
21 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 21:59:20.90 ID:Oj4ysxtD0: ブーンｗｗｗ
22 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 22:01:23.20 ID:I8DwWi8C0: そして、ようやく中心に近づいた頃。
女子が円を描くようになって、一人の男子を質問攻めにしていた。

やはり、フサギコだ。

ミ,,ﾟДﾟ彡「うん。この地元に住んでるんだけど、中学は私立だったんだ」

「そうなんだー！だから私見たことなかったんだー！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「あはは。これからよろし……ん？」

フサギコと目が合う。
楽しそうに女子とお話していたフサギコが、唐突に席を立った。

ミ,,ﾟДﾟ彡「あ、ちょっとごめんね」

そう言って、俺の元に歩いてくる。
俺の目の前に来たところで、一つ疑問系で言った。

ミ,,ﾟДﾟ彡「……ドクオ？」

('A`) 「うっす」
23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:02:49.71 ID:Oj4ysxtD0: 支援
24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:03:12.37 ID:MoTfagNr0: 支援
25 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 22:05:05.66 ID:I8DwWi8C0: ミ,,ﾟДﾟ彡「うわｗｗｗドクオｗｗｗｗ　こんなところで何してるんだよｗｗｗｗ」

('A`) 「うるせー。お前こそ同じだろうに」

ミ,,ﾟДﾟ彡「まーね……。ってか、ここじゃ何だし、どっか行く？」

('A`) 「ここじゃ……流石にな」

俺がそう言うと、フサギコはまた女子の方へと歩いていった。
なにやら二言三言話し、笑顔で手を振る。
相変わらず、女慣れしている男だった。

ミ,,ﾟДﾟ彡「どっか人通りが少ないとこ行こ～」

('A`) 「……あー。おｋ」

俺とフサギコ、その後ろに内藤が並んで、8組を出る。
適当に校舎を歩いていって、人が少ない講義室に入っていった。
26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:05:35.52 ID:Oj4ysxtD0: 支援支援
27 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:06:29.84 ID:8aVv4+/j0: 支援
28 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 22:09:44.99 ID:I8DwWi8C0: ('A`) 「……にしても、すげー人気だな」

ミ,,ﾟДﾟ彡「みんな物珍しげに来てるだけだよ。すぐに収まるって」

('A`) 「どうだか……」

適当に席に座り、内藤を見た。
目が合っただけで通じたらしく、内藤は自分の自己紹介を始める。

（　＾ω＾）「ドクオの友達のブーンだお！よろしくだお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「フサギコです。よろしくねー」

このフサギコは、かなり人懐っこい性格だと記憶している。
あの1週間の「夏休みひろゆき高校推薦者合宿」でも、一番人を集めていた。

('A`) 「親の転勤か何かか？こんな6月に転校なんてよ」

ミ,,ﾟДﾟ彡「え、あ～……転勤じゃないかな……」
29 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:10:36.33 ID:MoTfagNr0: 支援
30 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:10:39.86 ID:Oj4ysxtD0: 支援
31 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 22:15:26.56 ID:I8DwWi8C0: （　＾ω＾）「おっ！フサギコ君はバスケ部に入ってくれるかお？」

内藤が早速切り出した。
目がきらきらと輝いて、早く続きを聞きたがっている。

ミ,,ﾟДﾟ彡「……俺、バスケはさ……ちょっと厳しいかも」

（；＾ω＾）「おっ？」

('A`) 「……」

ミ,,ﾟДﾟ彡「ひろゆき高校にいた時、ひざ痛めちゃってさ。もう前みたいには速く動けないんだよ。
　　　　　　……んで、それが理由でひろゆきも辞めて」

ミ,,ﾟДﾟ彡「俺特待だったから、授業料とか免除だったんだ。
　　　　　　でも、怪我して使えないって分かった途端、それもなくなってさ……。
　　　　　　ウチじゃ私立に通うなんて無理だから、公立に移った、ってわけ」

「笑っちゃうでしょ？ｗ」と一言付け加えて、フサギコは俺の方を見た。
32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:17:51.02 ID:Oj4ysxtD0: 支援
33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:18:34.91 ID:ukz0Jx/TO: 支援
34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:19:16.31 ID:8aVv4+/j0: フサ……
35 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:21:31.20 ID:pF4aKVyK0: 支援
36 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 22:23:25.87 ID:I8DwWi8C0: （；＾ω＾）「ひざって……もうバスケは出来ないのかお？」

ミ,,ﾟДﾟ彡「そこまでは酷くないんだけどね。リハビリを長くやったら、バスケは出来るようになるってさ。
　　　　　　……もちろん、全力疾走とか、昔のようなプレーは出来ないんだけど」

('A`) 「……」

ミ,,ﾟДﾟ彡「やっぱ、もうバスケは無理かなぁ。なんて思っちゃって」

（　＾ω＾）「……そんな事はないお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「え？」

（　＾ω＾）「たとえ全力でバスケできなくても、バスケは出来るんだお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「……」

（　＾ω＾）「一緒に、バスケやるお！バスケ部に入るお！！」
37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:23:44.93 ID:MoTfagNr0: 支援
38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:24:04.82 ID:Oj4ysxtD0: 支援
39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:24:57.16 ID:o3fXM9WCO: スリーポイントが得意で体力無さそうな顔してるな
40 名前： ◆PL34tlmoTI ：2007/11/07(水) 22:30:00.24 ID:I8DwWi8C0: ミ,,ﾟДﾟ彡「俺、まだ全然走れないし、迷惑だっていっぱい……」

（　＾ω＾）「でもそんなの関係ねぇ！　　　　　　　お」

（　＾ω＾）「バスケやりたい気持ちはみんな一緒だお！
　　　　　　バスケは永久に不滅だお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「……」

（　＾ω＾）「フサギコ君！！一緒にバスケ、やってくれるかお！？」

ミ,,ﾟДﾟ彡「……ブーン君……！うん！」

('A`) 「……残念ながら、入部は認めねぇ」

第19話　終
41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:31:19.83 ID:UmfK/9KvO: 部長に入部を拒否する権利はないからドクオ君残念＾＾
42 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:31:36.78 ID:Oj4ysxtD0: ドックン……！
作者乙
43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:31:51.20 ID:MoTfagNr0: 乙～
44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:34:06.62 ID:ukz0Jx/TO: 乙！
45 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/07(水) 22:35:10.95 ID:8aVv4+/j0: 乙

良いとこで終わりよるわ

　戻る