( ^ω^)ばすけっとからバスケットのようです(http://afox.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1197719234/)
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:47:14.98 ID:gydhmQJP0
- 「代理ですから」
- 2 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 20:50:24.30 ID:6p+m/VFK0
- 代理ありがとうございました。
みなさんお久しぶりです。
最終投下から一ヶ月。
自分自身も内容を忘れかけてきている頃となりました。
今日で恐らく最終話となります。
ながら投下ですので、確信は持てませんが……。
ではでは
第20話、投下開始します。
まとめ:http://blog.livedoor.jp/hoku6363/archives/cat_13953.html
http://blog.livedoor.jp/hoku6363/archives/cat_13953.html
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:51:52.66 ID:IVTfnw1xO
- おお復活か
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:51:57.06 ID:W7vmFBD90
- ホントに久しぶりだな
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:53:35.18 ID:HdylyFgNO
- しえしえ
- 6 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 20:53:58.62 ID:6p+m/VFK0
- ('A`) 「……残念ながら、入部は認めねぇ」
ドクオが俺を見て言った。
どこか後ろめたいような感じを持ちながらも、はっきりと言い切った。
(;^ω^)「ちょ!ドクオ!何を言ってるんだお!」
('A`) 「だから、入部は認めねぇって言ってるんだよ」
ドクオの目は、ただ俺だけを真っ直ぐ見つめていた。
数秒間の静寂が続き、それを自分が割る。
ミ,,゚Д゚彡「……俺が怪我してるからってこと?」
('A`) 「それもある」
「それもある」、ということは、他にもあるという事だ。
自分には思い当たらない。
正直言って、全力疾走できなくても初心者よりは上手い自信はある。
- 7 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 20:55:07.13 ID:6p+m/VFK0
-
第20話【パッション】
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:56:51.34 ID:DZjln2eCO
- お前wwwこないだのあれが原因かwwwww
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:58:11.81 ID:tQVowNVNO
- 最後か残念だ
支援
- 10 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 20:58:23.87 ID:6p+m/VFK0
- (;^ω^)「怪我してるとは言え、絶対僕よりは上手いお」
ブーン君が慌ててフォローをした。
いつもあたふたしているイメージだが、根はいい人のようだ。
('A`) 「まーよ。だけど、いつ怪我が悪化するか分からないんだろ?
ちゃんとした設備のないウチでやっても、身の保証はできないしな」
ドクオはこう言った。
だけど、これだけじゃないんだ。
彼が俺を拒む理由は、これだけじゃないはずだ。
ミ,,゚Д゚彡「……他には?」
('A`) 「……しらねーよ。ウチにはやる気のない奴はいらないってことじゃね?」
変な言い方をする。
それに、その条件に僕は当てはまっていないはずだ。
確かに、前まではバスケを諦めていた。
だが今は、確かにやる気はある。
もう一度バスケをやりたいと思う意思がある。
- 11 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:00:48.88 ID:6p+m/VFK0
- ミ,,゚Д゚彡「……」
('A`) 「……」
ミ,,゚Д゚彡「……分かった」
小さく呟いた。
そしてブーン君の方を向いて、少し笑顔を作る。
ミ,,゚Д゚彡「そういうこと。ちょっとバスケは無理かなw」
(;^ω^)「で、でも──」
ミ,,゚Д゚彡「怪我人がいたら部内の雰囲気も気まずくなるしね。
ブーン君なら上手くなれるよ。頑張って」
誰かが止めるのも待たずに、後ろを向いた。
歩き出した俺の足を止める者は、もういなくなっていた。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:01:10.05 ID:i6tmEZT/O
- こないだのあれって何?
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:01:25.98 ID:W7vmFBD90
- 支援
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:03:06.07 ID:uoBW00QVO
- げっ!?もう終わりかよ……
支援
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:03:51.18 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 16 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:05:26.82 ID:6p+m/VFK0
- ───……・・・
──・・・・・
─・・
・・
ミ,,゚Д゚彡「……うっわ」
外に出ると、6月というのに大雨が降っていた。
転校初日を終え、家に帰るときのことだ。
まだ友達といえる友達も作れず、たった一人で校門を出た。
傘の上に落ちる水玉が、僕の耳を絶えず振るわせる。
ミ,,゚Д゚彡「今頃……」
ドクオ達は練習をしているのだろうか。
濡れないように窓を締め切り、腹の底から声を出して、
汗だくになりながらも走り続け、あのボールをリングに放っているのだろうか。
ミ,,゚Д゚彡「……」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:05:42.38 ID:DZjln2eCO
- 支援
- 18 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:08:44.25 ID:6p+m/VFK0
- バスケットは好きだった。
それ以外にすることがないというくらい好きだった。
練習していくうちに、自分が他の人より少し上手いことに気付いた。
中学では全国区へ進むことも可能になり、高校は超有名校に推薦でいけた。
ミ,,゚Д゚彡「それが、このザマかー」
たった一人で。
雨が降り続ける、まだ夕方5時の道。
怪我をしている右足をかばいながら歩く、この自分の姿。
ミ,,゚Д゚彡「なんでかな……」
どうしてだ。
何故、ドクオは自分を部活に入れてくれなかったのか。
自分に情熱がないと、何故言い切ったのか。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:11:38.54 ID:dqkEyrNHO
- おいおい、マイストーリーをカクカラ見てくれ!
俺は一生懸命バスケの3Pシュートを練習したがある原因で実際の試合では決まらなかった!なぜでしょう?
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:12:37.74 ID:fonVmGLN0
- なんという久しぶり……
- 21 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:12:55.23 ID:6p+m/VFK0
- 自分がひろゆきを辞めた事に対してだろうか?
いや、自分は怪我をしてしまったのだ。
元々裕福な家庭ではない。
推薦金さえなくなってしまえば、通い続けることは難しかったのだ。
ミ,,゚Д゚彡「……」
だから公立に来た。
誘われたバスケ部に入部を決めた。
そして、それをも拒否された。
ミ,,゚Д゚彡「意味わかんねー……」
バスケットがしたい。
あの体育館で、ボールのつく音を聞きたい。
汗と叫び声に沈む、あの日々を取り戻したい。
ミ,,゚Д゚彡「……あー……くそっ!」
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:13:44.96 ID:DZjln2eCO
- 支援
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:14:47.69 ID:W7vmFBD90
- 支援
- 24 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:18:55.91 ID:6p+m/VFK0
- _
( ゚∀゚)「おいテメェ!今俺を見て舌打ちしただろッ!?」
ミ;,,゚Д゚彡「は?」
いきなりチンピラに絡まれた。
しかもこのチンピラ、どうもガタイがよさそうである。
つくづく、最悪な日だと思えた。
_
( ゚∀゚)「あーテメェ?俺様は今とってもお金が必要なんだぜぇ?」
意味が分からない。
かつあげしたいつもりだろうが、日本語があまりにおかしすぎる。
ミ,,゚Д゚彡「……バッシュ?」
チンピラの手には、真新しいバッシュが握られていた。
買ってまだ数日、いや、ひょっとしたらまだ未使用かもしれない。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:20:19.51 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:20:31.38 ID:DZjln2eCO
- 支援
- 27 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:21:48.58 ID:6p+m/VFK0
- _
( ゚∀゚)「おうおう!この靴買ったら高いのなんのって!
っつー事で金くれや」
ミ,,゚Д゚彡「……」
バスケ部か。
見れば確かに、筋肉のつき方がバスケらしい。
こんなチンピラは入れて、俺は入れないのか。
ミ,,゚Д゚彡「はは……ドクオの野郎……」
_
( ゚∀゚)「……ドクオ?」
チンピラの目が変わった。
いきなり肩を掴んできて、どっしりと体重を乗せる。
_
( ゚∀゚)「お前、ドクオが嫌いなのか?」
ミ,,゚Д゚彡「え?あ、ま、まぁ」
_
( ;∀;)「同志よ!!」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:25:10.42 ID:DZjln2eCO
- これジョルジュ本物のドキュじゃねえか
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:28:27.76 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:32:09.86 ID:HIGU/EvWO
- 支援
- 31 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:32:34.45 ID:6p+m/VFK0
- 本当に変な奴に絡まれた。
いきなり俺に抱きつき、涙を流す。
_
( ;∀;)「なんであのガリガリの方がもてるんだよぉ!
つーの馬鹿野郎があああ!!」
何なんだろう、この男。
とりあえず黙ったまま動かないでいると、男は顔を上げた。
_
( ゚∀゚)「んで、お前はなんでドクオが嫌いなんだ?もてる所か?」
ミ,,゚Д゚彡「…・・」
_
( ゚∀゚)「言わねぇと殺す」
───……・・・
──…・・・
・・・・
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:35:31.22 ID:W7vmFBD90
- 支援
- 33 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:37:38.85 ID:6p+m/VFK0
- 全てを話した。
脅されたことが理由じゃなくて、ただ単純に誰かに話したかった。
それが見ず知らずのチンピラでも、良かった。
_
( ゚∀゚)「そんな事か」
ミ,,;゚Д゚彡(そんな事って……お前の恋愛話の方がそんなことだろ……)
_
( ゚∀゚)「んじゃ、部活に入れよ」
ミ,,゚Д゚彡「……だから、それが拒否されたんだって」
_
( ゚∀゚)「あー弱いね弱いねー。一回挑戦してもう終わりですか?!」
ミ,,゚Д゚彡「……?」
_
( ゚∀゚)「俺がつーに告白した回数はそんなもんじゃないぜ!
男なら何発でも攻撃を続けるんだぜ!」
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:40:36.79 ID:DZjln2eCO
- し
- 35 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:41:47.80 ID:6p+m/VFK0
- ミ,,゚Д゚彡「……」
_
( ゚∀゚)「ドクオがお前を入れたくない理由?
はっ、そんなの簡単だろwwwww」
_
( ゚∀゚)「お前の考えはさ、流れに流れちまってるんだよ。
怪我したからバスケできない〜とか、
いい人に部活誘われたから入る〜とか」
_
( ゚∀゚)「男なら、自分の芯を持て。
んで、その芯を思いっきりぶつけろ」
_
( ゚∀゚)「んま、そしたら俺みたいにチョ−カッコイー男になれるんだ……って」
_
( ゚∀゚)「……もういねぇ」
- 36 名前:訂正 ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:43:05.28 ID:6p+m/VFK0
- ミ,,゚Д゚彡「……」
_
( ゚∀゚)「ドクオがお前を入れたくない理由?
はっ、そんなの簡単だろwwwww」
_
( ゚∀゚)「お前の考えはさ、流れに流れちまってるんだよ。
怪我したからバスケできない〜とか、
いい人に部活誘われたから入る〜とか」
_
( ゚∀゚)「男なら、自分の芯を持て。
んで、その芯を思いっきりぶつけろ」
_
( ゚∀゚)「んま、そしたら俺みたいにチョ−カッコイー男になれるんだ……って」
_
( ゚∀゚)「……もういねぇ」
第20話 終
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:44:53.96 ID:YGtq544/0
- 久しぶりにktkr
- 38 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:44:54.13 ID:6p+m/VFK0
- 続けて第21話を投下します。
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:48:20.76 ID:DZjln2eCO
- 支援
- 40 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:49:07.08 ID:6p+m/VFK0
-
最終話【VIP高校バスケットボール部】
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:49:46.30 ID:rYbTV+AC0
- 乙
これで終わりじゃ…ないよね?
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:50:59.76 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:51:32.39 ID:W7vmFBD90
- 支援
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:52:50.56 ID:DZjln2eCO
- 支援
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:53:59.32 ID:YGtq544/0
- 最終話??
- 46 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 21:54:07.02 ID:6p+m/VFK0
- ('A`) 「次、個人でシュート練習!」
(;^ω^)「把握ッ!」
(;><)「はいです!」
(´・ω・`) 「了解しました」
窓を閉め切った体育館は暑かった。
いや、暑いというよりは熱いの方が適当かもしれない。
バッシュを買いに行ったジョルジュを除くバスケ部4人で、
今日も練習に励んでいた。
('A`) 「……」
たった4人で体育館を使うと、広いにもほどがある。
寂しい体育館を眺めながら、俺はシュートフォームを構えた。
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:56:00.82 ID:Z04kbJkKO
- 支援
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:56:22.40 ID:W7vmFBD90
- 支援
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:58:04.34 ID:GVQHNlHc0
- 支援
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:59:30.37 ID:DZjln2eCO
- 支援
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:59:32.56 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 52 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:00:01.24 ID:6p+m/VFK0
- ミ,,゚Д゚彡「ドクオッ!」
入り口に一人の男が現われた。
この大雨の中、傘も持たずに走ってきたらしく、ずぶ濡れだった。
ミ,,゚Д゚彡「……俺を、部活に入れてくれ」
('A`) 「……」
ミ,,゚Д゚彡「バスケットが、したいんだ」
('A`) 「怪我した足でか?言っとくけど、お遊びの部活じゃねーぞ」
ミ,,゚Д゚彡「ああ。絶対にお前等に迷惑はかけねぇ。むしろ、役に立ってみせる」
('A`) 「そんなんじゃねぇ。お前の気持ちの問題なんだよ」
ミ,,゚Д゚彡「……」
- 53 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:04:31.94 ID:6p+m/VFK0
- ('A`) 「チームのためとか、人のためとか。
確かに、バスケットは団体競技だから、そういうのは大切だ」
('A`) 「だけどな……。一番は、やっぱり自分なんだ。
楽しくないバスケをしたって、それじゃ意味がないんだ」
('A`) 「お前は、どうなんだよ」
ミ,,゚Д゚彡「好きだ。バスケが。
きつい練習は確かに辛いけど、それでも、あの試合に勝ったときの感動があるんだ。
全部忘れるくらい、気持ちがいいんだ」
ミ,,゚Д゚彡「怪我した時は、目の前が真っ暗になった。
『もうバスケが出来ない』と、ずっと考えてた。
試合に勝てないバスケなんて、面白くないと」
ミ,,゚Д゚彡「……でもさ。
しばらく離れてみて分かった。
俺からバスケとったら、何の価値もねぇ。
試合の勝ち負けだけじゃない、バスケットが、好きなんだ」
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:04:36.38 ID:uoBW00QVO
- 支援
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:05:56.02 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:07:34.93 ID:CwfUxb9j0
- 久しぶりだな。支援
- 57 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:08:40.41 ID:6p+m/VFK0
- ('A`) 「……」
ミ,,゚Д゚彡「バスケがしたい。
試合に勝ちたい。
もう一度、あの感動を掴みたい」
ミ,,゚Д゚彡「それが、今の俺だ」
しばらく黙り込んで、俺は口を開く。
フサギコの髪の毛から、いくつもの水滴が爛れていた。
('A`) 「言ってることぐちゃぐちゃだぞ。意味わかんねぇ」
ミ,,;゚Д゚彡「……わ、わりぃ」
('A`) 「でも、伝わった」
- 58 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:11:51.59 ID:6p+m/VFK0
- _
( ゚∀゚)「試合に勝ちたいのは、誰でも一緒」
フサギコの後ろからジョルジュが現われる。
手には新品のバッシュが握られていた。
(´・ω・`) 「勝った時の感動は、みんな一緒」
ショボンが声を出す。
(;><)「辛い時だって、一緒なんです!」
ビロードだ。
額に汗を流しながら、そう言った。
( ^ω^)「バスケが好きなのも……一緒だお!」
内藤ホライゾン。
ブーンが、フサギコに言う。
- 59 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:14:51.34 ID:6p+m/VFK0
- ミ,,゚Д゚彡「……?」
('A`) 「あーあ。どうもウチのメンバーはお前がお気に入りらしい」
('A`) 「……言っとくが、キツいぜ?」
ミ,,゚Д゚彡「……」
ミ,,゚Д゚彡「上等ッ!」
6月のある日、
6時を過ぎようとしたその時間に
6人目のバスケ部員が、誕生した。
──……・・・
─……
…・・
- 60 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:16:21.19 ID:6p+m/VFK0
-
──────………・・・・・
────……・・・・
───…・・・
─……・
・・・・
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:18:48.03 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:20:08.15 ID:DZjln2eCO
- 先生……ばすけっとが……バスケットです
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:23:05.09 ID:Z04kbJkKO
- 支援
- 64 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:24:06.40 ID:6p+m/VFK0
- きーんこーんかーんこーん。
終業のベルが鳴る。
それと同時に、先ほどまで寝ていた男が突然目を覚ました。
( ><)「わーい!部活なんです!」
ビロード。
2年A組、俺と同じクラス。
ウチのチームのポイントガードを勤めている。
( ><)「ドクオ君!早く用意するんです!」
('A`) 「……授業中寝てたからって、元気あまりすぎだろ……」
( ><)「僕は先に行くんですー!」
そう言って、いち早く教室を出て行くビロード。
俺もすぐに鞄に教科書を詰め、教室を出て行った。
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:27:24.04 ID:fonVmGLN0
- 「ポイントガードを勤めている」が
「ポイントカードを集めているに」見えた支援
- 66 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:28:06.95 ID:6p+m/VFK0
- (´・ω・`) 「おっと」
目の前の男にぶつかりそうになる。
手にはいくつもの分厚い参考書が握られていた。
(´・ω・`) 「すいません。相手と対峙するときの腰の角度を考えていたもので。
今から部活ですね。すぐに向いますよ」
('A`) 「……ああ」
いつまで経ってもこいつは苦手だ。
大体、腰の角度がなんだっていうんだ。
そんなもん、とにかく体で覚えるしかないだろうに。
(´・ω・`) 「では」
ショボン。
ウチのチームのパワーフォワードを努める、頭脳派。
ちょっと痛い子。
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:29:09.03 ID:W7vmFBD90
- 支援
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:29:29.98 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 69 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:31:59.48 ID:6p+m/VFK0
- ミ,,゚Д゚彡「ドークーオっ」
('A`) 「うおっ」
いきなり背中にアタックされた。
よろけながら後ろを見ると、そこには例の奴がいる。
ミ,,゚Д゚彡「早く部活にいくぞー」
('A`) 「なら邪魔すんな……っと。"いつもの”が来たぜ」
ミ,,;゚Д゚彡「ゲッ……」
女子「「「ふさぎこきゅ〜〜〜ん!!」」」
フサギコファンクラブ。
その会員達が、一斉に目の前の男子に走りよってくる。
フサギコ……。
スモールフォワード、抜群のセンスの持ち主。
そして、爆弾の持ち主でもある。
- 70 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:35:03.95 ID:6p+m/VFK0
- _
( ゚∀゚)「おい、ドクオ」
('A`) 「ジョルジュか。こんちゃ」
敬語とタメ語を混ぜて話す。
そんな奇妙な関係も、俺とジョルジュならではだ。
_
( ゚∀゚)「つーとチューしたか?」
('A`) 「してねー。てか付き合ってもない」
_
( ゚∀゚)「よっしゃああ!!!」
それだけ聞くと、ジョルジュは走っていった。
いつまで経っても変わらぬ心の持ち主。
ジョルジュ。
ウチの(自称)エース、スモールフォワード。
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:37:55.86 ID:tQVowNVNO
- 支援
- 72 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:38:09.81 ID:6p+m/VFK0
- ダムッ……ダムッ。
('A`) 「……やってるな」
俺が体育館に行くと、既に一つの影があった。
一年前までは、そのゴール下のシュートをいつまでも外していた男。
太りきっていた体は多少細くなり、今ではスピードもある。
チームのセンター。
そして、このVIP高校バスケ部の創立者。
( ^ω^)ノシ「ドクオー、早く着替えてバスケするおー!」
('A`) 「おう、ブーン」
終
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:39:51.57 ID:YGtq544/0
- 乙
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:40:12.82 ID:Tg3/0MluO
- なんか、すごい打ち切り臭がするが…
乙
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:40:15.24 ID:W7vmFBD90
- 乙!
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:40:24.36 ID:cIvIT1QfO
- ほしゅ
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:40:28.69 ID:CwfUxb9j0
- 乙
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:41:28.82 ID:fonVmGLN0
- ええー。
この終わり方はないわー
- 79 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:44:07.71 ID:6p+m/VFK0
- お疲れ様でした。
そして、今までありがとうございました。
もうちょっと伝えたいことはあった。
書きたいことはあった。
だけれど、この物語はここで終わりです。
今まで音沙汰も無くてすいません。
ブーン系小説にかけることの出来る時間が、極端に減ってしまったことが原因です。
そして、それはこれからも続くと判断したため、このような形で終わらせていただきました。
読者のみなさまには、申し訳ない気持ちで一杯です。
ごめんなさい。
本当に、申し訳ありません。
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:45:00.51 ID:IVTfnw1xO
- まあ乙っす
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:45:40.96 ID:tQVowNVNO
- 乙
もうちょい読みたかったな
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:45:41.43 ID:W7vmFBD90
- 面白かったよー
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:46:03.31 ID:CwfUxb9j0
- そっか、期待してたから残念だ
- 84 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:46:30.93 ID:6p+m/VFK0
- 色々といわれてたこと、今のうちに解消しときたいですね。
質問とかありますか?
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:46:32.83 ID:HdylyFgNO
- 乙乙乙^^b
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:46:36.14 ID:04YkKNzp0
- 乙でしたー。
終わっちゃって残念
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:47:02.04 ID:Tg3/0MluO
- そっか。そういう事なら仕方ないね。
お疲れ様でした。
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:47:17.91 ID:6/Bk/1SIO
- 時間が出来るようになったら、また書いて欲しいわ
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:48:26.66 ID:Tg3/0MluO
- あ〜じゃ、当初の予定聞きたい。だいたいどれ位書くつもりだったか。
- 90 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:49:52.29 ID:6p+m/VFK0
- >>89
全部で40話程度のプロットでした。
実際はそれで書ききれるか分かりませんが、
最後までの大まかなプロットは完成していたんですよねorz
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:51:01.21 ID:KSeOVD310
- その流れうp
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:53:46.43 ID:uoBW00QVO
- 乙!
>>91
俺も聞きたいな
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:54:20.46 ID:fonVmGLN0
- ん、まぁ乙
- 94 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:54:24.45 ID:6p+m/VFK0
- >>91
うーん、作品は終わったわけですから、変にイメージさせたくないですw
とりあえず、作中に出てきた伏線(?)なんかは回収する予定でした。
後は想像にお任せという事で。
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:55:40.18 ID:YGtq544/0
- もし時間が出来たら2章って形で書いて欲しい
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:57:11.90 ID:DZjln2eCO
- 箇条書きでも良いから>>1が考えたストーリーを見たかった
なんにせよ乙
- 97 名前: ◆PL34tlmoTI :2007/12/15(土) 22:57:17.10 ID:6p+m/VFK0
- >>95
ですね。
考えておきます。
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 22:58:53.41 ID:7SSy315gO
- 高校バスケの人との関係は?
クーネジ疑惑は?
- 99 名前: ◆sHNGWXTAUA :2007/12/15(土) 23:03:25.39 ID:6p+m/VFK0
- >>98
高校バスケのまとめのブログの管理人です。
これについては、これからも続行していきたいと思います。
クーネジ……?
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 23:14:57.77 ID:GVQHNlHc0
- マジで?
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 23:18:26.78 ID:KSeOVD310
- やっぱクーネジか
このオナニーやろうめ
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 23:36:47.58 ID:uoBW00QVO
- 侵略待ってるからな!
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 23:51:31.02 ID:YGtq544/0
- ほ
戻る