( ^ω^)ばすけっとからバスケットのようです(http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1204199337/)
- 1 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 20:48:57.69 ID:5hCU45egO
- まとめさん
http://hoku6363.fool.jp/basuke-basuke/basuke00.html
http://boonnovel.g.hatena.ne.jp/bbs/137?mode=tree
第三話いくよー
のんびり投下
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 20:51:58.33 ID:Ee9urHOO0
- ktkr
- 3 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 20:52:44.42 ID:5hCU45egO
- ('A`)「フサギコ!!」
ミ,,゚Д゚彡「ナイスパス!」
ツンデレを振り切ったフサギコにパスを出す。
そのまま地を蹴り、ジャンプシュートを放った。
――パシュッ
ミ,,゚Д゚彡「っし!」
フサギコのミドルシュートが決まる。
相手もこちらも、まだ一本のシュートも外してない状況だ。
('A`)(だけど……相手の武器がスリーじゃ追い付けない……)
必要なのは相手のスリーを止めるディフェンスだ。
つまり、ここからが本当の山場となる。
('A`)「止めるぞ!声出して行け!」
メンバーに叫ぶと、メンバーもそれに答えた。
それに続いて、つーがボールを運んでくる。
- 4 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 20:53:30.62 ID:5hCU45egO
-
第三話 【スクリーンを止めろ】
- 5 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 20:53:46.77 ID:5hCU45egO
-
第三話 【スクリーンを止めろ】
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 20:54:00.13 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 20:55:02.16 ID:61BR/89PO
- 支援
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 20:55:28.07 ID:LdHAxxjY0
- ktkr
- 9 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 20:56:30.78 ID:5hCU45egO
- ('A`)「ショボン!ジョルジュ!
オフェンスがスクリーンに行ったら教えてやれ」
スクリーンはディフェンスが気づいてしまえば、簡単に避ける事が出来る。
スクリーンに行った事を知らせれば、フサギコも注意を払えるのだ。
( ゚∀゚)「把握!」
(´・ω・`)「了解しました」
これでスクリーンについては大丈夫だろう。
だが、スリーを打てるのがツンデレだけとは限らない。
つーが簡単にパスを出せないよう、少し強めにディフェンスについた。
(*゚∀゚)「スクリーン封じねぇ……簡単に行くかな?」
ディフェンスで接近した俺に、つーがニヤリと笑う。
それに対して俺は無言のままディフェンスを続けた。
('A`)(格別ドリブルが凄いわけじゃない……抜かれる事はないな)
それはいいとして、だ。
(*'A`)(……何かいい匂いする……)
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 20:57:37.00 ID:Ee9urHOO0
- ドクオww
- 11 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 20:59:36.73 ID:5hCU45egO
- 女子特有のあの優しい香り。
つーに密着したため、その匂いが一段と強くなった。
('A`)(……っと……気を抜くな)
自分に言い聞かせる。
スクリーン封じをしたのに、自分が抜かれては仕方ないのだ。
……その時だった。
「スクリーン!!!」
背後から声が聞こえる。
それに答える、フサギコの声も。
スクリーン封じはきちんと機能しているようだ。
(*゚∀゚)「ふふーん♪」
目の前にいるつーが、鼻で笑った。
やけに不気味に感じる、その笑い。
何かを思わせる、その笑い。
答えは、簡単だった。
(*゚∀゚)「ツンちゃん三本目、レッツゴー!!」
(;'A`)「………!!?」
- 12 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:00:55.81 ID:5hCU45egO
- つーが一瞬の隙をついて、パスを出す。
慌てて確認する、そのパスの方向。
(;'A`)(何で……!!?)
つーが出したパスの先。
ボールを受け取ったのは――――
ξ゚听)ξ「ナイスパスですッ!」
――――またしても、ツンデレだった。
(;'A`)「誰か、カb―――」
――――パシュッッ
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:02:19.50 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 14 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:02:56.31 ID:5hCU45egO
- ツンデレによる、三本目のスリーポイントシュート。
ディフェンスであるはずのフサギコは、いるべき場所、ツンデレの前にはいなかった。
振り向いて、フサギコの位置を確認する。
ツンデレから僅かに離れた、フリースローライン。
フサギコは、そこにいた。
('A`)「フサギコ……スクリーンの声聞こえただろ?いい加減に止めろよ……」
歩み寄りながらフサギコに言う。
すると、それに続いてショボンとジョルジュがやってきた。
( ゚∀゚)「全くだぜ……俺がせっかくスクリーン知らせたのに」
(´・ω・`)「僕がスクリーン知らせた時、返事したじゃないですか」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:03:22.69 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:03:23.10 ID:BnlYXcBSO
- 支援だっ
- 17 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:05:25.91 ID:5hCU45egO
- 二人の言葉を聞いて、一つの疑問が生まれる。
それは仮定に代わり、フサギコの言葉によって確信になった。
ミ;,,゚Д゚彡「ごめん……。
ダブルスクリーン、避けきれなかった……」
('A`)「……ダブルスクリーンか……!」
普通、スクリーンは一人のディフェンスに一人のオフェンスが壁になる。
その場合、スクリーンの存在にさえ気付けば、簡単に避ける事が出来るのだ。
だが、今回フサギコがやられたのは、ダブルスクリーン。
つまり、一人のディフェンスに体して、二人のオフェンスが壁になるのだ。
この場合、たとえスクリーンに気付いたとしても、簡単には避けられない。
二人分避けて通るのだから、大幅にマークが遅れるのだ。
('A`)(それに、女子はシュートのスピードが速いからな……)
つまり、分かっていても、止められないのだ。
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:05:50.92 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 19 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:07:40.45 ID:5hCU45egO
- もちろん、スクリーンの対策は避けるだけではない。
スクリーンをかけた人間のディフェンス。
こいつが、フリーになったオフェンスを止めに行くという作戦だ。
('A`)(だけど……付け焼き刃で出来る事じゃない)
これを行うには、絶妙の連携と繰り返された練習が必要だ。
一回も練習していない俺達が、簡単に出来る訳がなかった。
スクリーンは、弱者チームから、それこそ全国大会でも使われている技だ。
極めれば極まるほど、それを止めるのは難しくなる。
('A`)(やっぱり、フサギコにどうにかしてもらうしか……)
考えた所で、これといった対策は思い浮かばない。
考えがまとまらない内に、オフェンスの態勢が整ってしまった。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:07:41.99 ID:4cmTunVVO
- 支援
- 21 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:09:18.11 ID:5hCU45egO
- ('A`)(とりあえず、攻めるか……)
ディフェンスばかり考えて、オフェンスを疎かにしてはいけない。
一旦頭を切り替えて、ドリブルを付き始めた。
(*゚∀゚)「ディフェンスだよ!」
つーが腰を下げて、ディフェンスの構えをとる。
決して悪くはないディフェンスだ。
女子にしては、きちんと構えが出来ている。
だが、俺の相手には及ばない。
(*゚∀゚)「―――――ッッ!!」
右足に力を入れ、地を蹴る。
一瞬にしてつーの横に並び、次の瞬間にはつーを置き去りにした。
(*゚∀゚)「か、カバー!」
つーが叫ぶ。
その声を聞いて、センターのハインリッヒが俺のカバーにやってきた。
('A`)「……」
このまま突っ込めないと判断した俺は、一旦ドリブルを緩める。
从;゚∀从(シュート……?)
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:11:20.13 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 23 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:12:03.86 ID:5hCU45egO
- ほんの少し、ハインの体が浮いた。
俺のシュートを警戒して、上体を起こしたのだ。
その開いたスペースを、俺は逃さない。
――ダムッ!
一度緩めたドリブルをかなり鋭くする。
同時に出した右足。
ハインリッヒの横を。そして次の瞬間には、左足を前に。
('A`)(抜けた!)
センターのハインリッヒを抜いたため、俺の前にディフェンスはいなくなる。
後は簡単に、レイアップを決めるだけだった。
――パシュッ
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:12:45.73 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 25 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:14:20.02 ID:5hCU45egO
- 点を決める事は出来たが、スコアは9―6。
お互い外していないのに、既にこの点差だ。
どうにかして相手のスリーを止める必要があった。
(;'A`)(来やがった……!)
対策が出来ていない内に、つーがボールを運んでくる。
その表情は、憎らしい笑顔に満ちていた。
(*゚∀゚)「ど―?スクリーン攻略は思いついた〜?」
問いには答えず、ただボールに集中する。
相手がパスを出す前に、ここで終わらせようとしたのだ。
だが、抜く気のないつーのドリブルは中々カット出来ない。
常にボールを守る態勢なので、触れることすら出来ないのだ。
「「スクリーン!!!」」
背後から、2つの声が重なって聞こえた。
またしても、ダブルスクリーンだ。
(;'A`)「フサギコッ!」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:14:39.73 ID:61BR/89PO
- 支援
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:15:13.78 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 28 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:15:53.73 ID:5hCU45egO
- つーをお構い無しに、後ろを見る。
フサギコの横に、腕を下で組んだクーとペニサス。
そして、そのクーとペニサスの横をすれすれで通るツンデレ。
慌ててフサギコが追いかけるが、クーの体に阻まれ、数瞬の遅れを取る。
ようやくツンデレの前に辿り着いた時には、
既にツンデレはシュートモーションに入っていた。
ミ;,,゚Д゚彡「くぅッッ!」
両手で放るそのフォームは、通常のソレよりもかなり速い。
フサギコが必死に手を伸ばすが届かず、またしてもスリーが放られた。
- 29 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:17:17.34 ID:5hCU45egO
- ――――パシュッ
ツンデレから放たれたボールは、そのまま音を立ててリングを潜る。
四本中四本、かなりの高確率だ。
('A`)(……)
あのツンデレを止めなければ、はっきり言って勝機はない。
だが、相手のスクリーンは攻略出来ない。
万事休すとなる、一歩手前だ。
('A`)(だけどな……)
先ほど、後ろを向いてまで確認したこと。
それを確かめることが出来た。
俺の考え通りなら……
('A`)(見付けたぜ……スクリーン対策!)
- 30 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:18:46.10 ID:5hCU45egO
- すぐに審判にタイムアウトを要請する。
審判が笛を吹き、一分間のタイムアウトが設けられた。
('A`)「聞いてくれ」
メンバーをベンチに集めて、俺の考えを話始める。
('A`)「分かってると思うが……女子のスリーは正直脅威だ」
('A`)「これを止めなきゃ、話にならねぇ」
全員が頷く。
分かっているのだ、本能的にも。
('A`)「相手のスクリーン……俺達の連携で崩せるほど甘くはない」
('A`)「付け焼き刃のコンビプレーより、個人の力で止める方が得策だ」
ミ,,゚Д゚彡「……」
(´・ω・`)「僕かドクオ君が、ツンデレに……?」
('A`)「いや……そうじゃない」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:19:21.98 ID:Ee9urHOO0
- 支援
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:19:23.18 ID:OPU+H62a0
- 支援
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:19:59.68 ID:4hQVtrlBO
- 支援
- 34 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:20:49.43 ID:5hCU45egO
- ('A`)「出番だ、ビロード」
(;><)「!?」
('A`)「お前がツンデレを止めるんだ」
突然の俺の言葉に、ビロードは首を横に降る。
(;><)「無理無理カタツムリなんです!
フサギコ君でも止められない相手を僕がなんて……」
('A`)「ビロード、良いこと教えてやる」
ビロードの言葉を遮る。
そして、代わりの言葉を発した。
('A`)「バスケットには、小さい奴しか出来ない仕事もあるんだぜ」
第三話 終
- 35 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:21:29.59 ID:5hCU45egO
- お疲れさまでした。
質問があればどうぞ。
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:21:44.00 ID:qlQXOSVRO
- 無理無理カタツムリwww
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:21:53.32 ID:Ee9urHOO0
- 乙!
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:22:47.17 ID:61BR/89PO
- なんという生殺し
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:24:26.78 ID:qlQXOSVRO
- 次回の投下はいつくらいですか?
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:24:27.13 ID:fRepHEgm0
- 乙
- 41 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/02/28(木) 21:26:30.92 ID:5hCU45egO
- >>39
う〜ん……携帯でちまちまかきためてますので……
1週間以内には投下したいです
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:27:06.80 ID:LdHAxxjY0
- 乙
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:28:32.20 ID:qlQXOSVRO
- >>41
楽しみにしてます♪
乙でした!
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:35:32.87 ID:4cmTunVVO
- 乙
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:46:03.29 ID:JtqdYumJO
- ほしゅ
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 21:54:31.12 ID:82/qwI+EO
- 乙!
次回も楽しみにしてるぜ!
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 22:03:52.31 ID:gyYrCmAK0
- >>41
●の管理人、入るようですの作者はばすけっと?
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 22:11:00.08 ID:cesub7lGO
- 乙でした
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