( ^ω^)ばすけっとからバスケットのようです(http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1206447641/)
1 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:20:41.38 ID:VT1kiJJP0
まとめ:http://hoku6363.fool.jp/

本日は第七話いきますー。

昨日の投下分(5話、6話)
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1206366276/l50


2 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:29:29.99 ID:VT1kiJJP0
「センター入ったぞ!」
「カバー早くッ!」
「速攻ッッ!!」

様々な声が流れ飛ぶコート。
県大会ともなれば、流石にそれなりの迫力も出てきている。
選手の熱気が、この客席にも伝わるようだった。

(´・ω・`) 「両チーム……中々いい勝負ですね」

('A`)(……いや)

得点差は確かに大してない。
だが、オフェンス力、ディフェンス力共に、ラウンジ学園の方が勝っているようにも見える。

クビナガが、シラネーヨを中心に必死に攻めているのに対して、
ラウンジは鋭いパスを回して、簡単にシュートを決めている。

体力の問題も出てくる後半には、おそらく点差が広がるだろう。


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:29:31.90 ID:kBIeHB1fO
ktkr

4 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:30:47.32 ID:VT1kiJJP0



第七話 【違和感】





5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:31:54.57 ID:dri0w/GSO
ktkr

6 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:36:56.11 ID:VT1kiJJP0
( ・∀・)「先輩!」

ラウンジのオフェンス。
3ポイントラインに沿うように広がった陣形でパスを回す。
相手の視線を右へ左へ動かし、混乱を誘っているようだ。

('A`)(……だが、クビナガもそれは分かってる……)

マンツーディフェンスをしているクビナガ高校。
自分のマークだけはしっかりおさえられるように、ぴったりと引っ付いている。
これでは、パスで混乱を誘うことは難しい。

( ・∀・)「っしゃあ!」

いつの間にか、モララーがディフェンスを振り切ってゴール下に走りこんでいた。
そこへ、針の穴を通すようなパスが来る。
ディフェンスをかわして、モララーがゴール下を決めた。



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:39:13.51 ID:dri0w/GSO
支援

8 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:41:29.83 ID:VT1kiJJP0
('A`)「またこれか……」

パスを回し続けて、隙が出来たら中に入る。
中にさえボールが入れば、ラウンジは丁寧にそれを決めてくるのだ。

( ^ω^)「ラウンジはパスがめちゃくちゃ上手いお……。
      さっきのパスも、ちょっとでも間違えればカットされてたお」

(´・ω・`) 「そうですね……。
      スピード、精度。共に一級のパスですね」

今度は、クビナガのオフェンスとなる。
パスを回し続けるラウンジに対して、クビナガの攻めは単調だった。

( ´ー`)「コッチダーヨ!」

センターシラネーヨが、ポストでガッチリと構える。
そこへ、あのとても高いパスを出して、ボールを入れるのだ。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:45:00.04 ID:GirD7QsuO
支援

10 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:45:31.84 ID:VT1kiJJP0
( ・∀・)「囲めッ!」

だが、それだけではもちろん攻めることは出来ない。
モララーがシラネーヨを後ろから囲み、ボールを叩こうと手を出した。

シラネーヨがボールを上に上げているため、ボールに手は届かない。
しかし、そのせいでシラネーヨは動くことも出来ないのだ。

( ´ー`)「くっそ……お前ら……!!」

(#´ー`)「邪魔なんダーヨ!!!」

シラネーヨがボールを持ったまま、半回転する。
そして、右手だけでボールを持ち、そのまま高くジャンプした。

('A`)(またフックシュートかよ!)



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:48:26.09 ID:gHgRBrMAO
しえん

12 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:49:50.95 ID:VT1kiJJP0
ただでさえ身長がでかいシラネーヨが腕を伸ばすと、
それはとんでもない高さになる。
もう少し高く飛ぶことが出来たら、ダンクも可能なくらいだ。

シラネーヨの手から、ボールが放たれた。

──その瞬間だった。


(#・∀・)「なめんなッ!」

(;´ー`)「!!!?」


シラネーヨの背後から、モララーの手が伸びてくる。
それはシラネーヨの頭を超え、次の瞬間には──

──バチッッ!

空中のボールを、見事にはたいた。


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:51:02.63 ID:5mbZtaQw0
奇蹟のカーニバル

          開     幕     だ
        n:       ___      n:
        ||    / __ \    .||         ※違法動画通報会場本部
        ||    | |(゚)  (゚)| |    ||         ■ニコニコ動画にあるアニメ本編動画を片っ端から通報していく◆
       f「| |^ト    ヽ  ̄ ̄ ̄ /   「| |^|`|        http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1206447056
       |: ::  ! }      ̄□ ̄     | !  : ::}
       ヽ  ,イ  / ̄ ̄ハ ̄ ̄\  ヽ  ,イ

◆違法動画通報先◆
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◆通報の仕方(放送コンテンツ適正流通推進連絡会)◆
http://www.tv-copyright.jp/06_offer/input.htmlを開き、
・区分の「その他動画サイト」にチェックを入れる。
・「そのサイトのアドレス(半角)」に「http://www.nicovideo.jp/」を入力。
・「テレビ局名」「テレビ番組名」を入力。
・「具体的な不正内容」に個別URLを列挙。
・「どうしてその情報を知ったか」には「掲示板で情報を得た」とか適当でおk


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:52:35.69 ID:dri0w/GSO
支援

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:52:50.92 ID:gHgRBrMAO
2mあったらダンク出来そうなもんだがなぁw
2mの奴なんて見たこと無いが

16 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:54:02.01 ID:VT1kiJJP0
(;^ω^)「ちょ……おま……。
      今モララー、半端なく飛んでいたお!?」

(´・ω・`) 「シラネーヨのフックを止める高さ……。
      理論的に言えば、ダンクも可能ですね」

(;'A`)「……」

さすがの俺でも、あの高さには驚かざるを得なかった。
中学時代から身体能力は長けていたが、さらに脚力が伸びている。
いや、脚力だけじゃなく、体全体が一回り大きくなっているように感じた。

「走れッ!」

ボールを拾ったラウンジ高校が叫ぶ。
それに応えるように、周りの連中が走り出した。



17 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 21:56:06.30 ID:VT1kiJJP0
片手で思い切りボールを投げる。
ぐんぐんと伸びるそのボールは、
ついには先頭を切る選手の手元に届いた。

「ナイスパスッ!」

そのままスピードを緩めることなくシュートを決める。
いよいよ、点差が開いてきた。

('A`)「これじゃ、どんどん広がるな……」

──……・・・
─…・・・
……
・・



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 21:59:06.66 ID:gHgRBrMAO
支援

19 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:02:25.83 ID:VT1kiJJP0
('A`)「あーあ……」

俺の予想通り、試合終了間際にはかなりの点差がついていた。
バテバテになっているクビナガに対して、ラウンジにはまだ余力がある。
実力差は、明らかだった。

('A`)「……」


審判「試合終了!!」


そしてついに、試合終了の笛が鳴る。
52-29。
考えられないほどの、ロースコアで試合は終了した。


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:05:51.36 ID:4uURwqm30
支援

21 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:05:56.27 ID:VT1kiJJP0
( ^ω^)「ラウンジやばいお……」

('A`)「県大会で29点とか……。
    バカみたいに強いディフェンスだな」

次の試合までの休憩時間。
近くの自販機でお茶を買いながら、ブーンと話していた。

(;^ω^)「みんな僕より大きい人ばっかりだお」

('A`)「ガードでも、最低170は欲しい所だからな……」

周りの選手を見ながら、会場に戻る。
先ほどの席には、ショボンが席取りをしてくれていた。

('A`)「あれ?お前何してんだ」

(´・ω・`) 「ああ、さっきの試合のビデオを見ているんです。
      色々研究したいこともありますしね」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:08:57.23 ID:GirD7QsuO
支援

23 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:09:02.33 ID:VT1kiJJP0
('A`)「ふーん……」

何気なくそのビデオを覗き込む。
先ほどみた通り、ラウンジがパスを回したシーンだった。

('A`)「……」

そのシーンを見て、何か違和感を感じる。
試合中には気づかなかった、何かしらの違和感。

('A`)(何だ……これ……)

まるで、窮屈そうに攻めているラウンジ。
何故そう見えてしまう?別に、変わったところはないハズだが。

('A`)「……ちょ、ちょっとショボン!」

(´・ω・`) 「?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:10:05.09 ID:GirD7QsuO
支援支援

25 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:15:11.04 ID:VT1kiJJP0
('A`)「そのビデオ、早送りしながら見せてくれ!」

(´・ω・`) 「……はぁ……」

そう言うと、ショボンは早送り再生のボタンを押した。
ビデオの中の選手たちが2倍のスピードで動き始める。
俺はその映像を、集中して見ていた。

ラウンジがパスを回す。
誰かが中に切り込んだ。
そこパスを入れてシュート……。

('A`)「次は……」

スリーポイントラインでパスを回して……
一人がスクリーン。
スリーポイントを打つ……。

('A`)「次も……次もだ……」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:15:22.67 ID:dri0w/GSO
支援

27 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:15:35.90 ID:VT1kiJJP0
すいません。
少々席をはずします。
10分程度で戻ります。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:15:45.82 ID:GirD7QsuO
支援

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:19:54.62 ID:GirD7QsuO
ほし

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:19:58.54 ID:b0XDj1JF0


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:25:10.80 ID:GirD7QsuO
支援

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:28:54.48 ID:b0XDj1JF0
まだか

33 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:30:40.85 ID:VT1kiJJP0
完全に気づいてしまった。
これは、間違いではない。
初めから最後まで、ラウンジはこれを続けていたのだ。

(´・ω・`) 「どうしたんです?一体……?」

('A`)「ラウンジは……最初から最後まで……」

ビデオがすべての再生を終わり、止まる。
得点は52-29。
そして、俺は続ける。

('A`)「ラウンジは──ドリブルをついていないんだ」



第七話 終

34 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:31:38.87 ID:VT1kiJJP0
続いて第8話投下します。


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:32:11.61 ID:b0XDj1JF0
すげーなラウンジww

36 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:37:18.53 ID:VT1kiJJP0
('A`)「ラウンジは──ドリブルをついていないんだ」

最初のジャンプボールから、最後の試合終了の笛まで。
ボールをキャッチした時などの必要最低限以外は、
ラウンジは一度もドリブルをついていないのだ。

('A`)「だから、ラウンジは必要以上にパスを回していたんだ。
    ……いや、パスを回すことしか出来なかったんだ」

(;´・ω・`) 「そんな……」

( ゚ω゚)「……」

('A`)「練習で、パスゲームとしてやる事はあるが……。
    公式戦でこれをやるとは、流石のラウンジも馬鹿としかいいようがないな」

(;´・ω・`) 「はい……でも……まさか……」

('A`)「……これが、全国の覇者のレベルって奴だな……」



37 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:39:40.94 ID:VT1kiJJP0
('A`)「……んじゃ、俺帰るわ」

(;´・ω・`) 「え?」

('A`)「一試合見たし、もういいや。
    夏休みの宿題でも終わらせてくらぁ」

そう言って、手をひらひらと振る。
気の抜けたショボンと、魂の抜けたブーンとお別れを告げた。

──……・・・
──…
……
・・




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:40:23.59 ID:dri0w/GSO
支援

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:40:28.46 ID:b0XDj1JF0
支援

40 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:40:41.36 ID:VT1kiJJP0
>>36>>37の間に。




第八話 【師匠!】





41 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:44:35.00 ID:VT1kiJJP0
('A`)「……」

朝よりも太陽の緯度が上がっているころ。
先ほどよりも気温は上がっているというのに、
不思議と暑さは感じなかった。

('A`)(くそが……)

まさか、公式戦でパスゲームをしているとは思わなかった。
明らかな実力差。
圧倒的なラウンジ学園。

('A`)(……俺は──)

俺は、ラウンジを蹴った事を。
いまさらながら──。



42 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:49:04.02 ID:VT1kiJJP0
('A`)「……」

一旦家に帰ってから、すぐさま自転車に乗った。
考えることが多すぎる。
こういう時は、体を動かすのが一番だと感じたのだ。

自転車をこぎ続けて約30分。
ようやく目的地に着くことが出来た。


('A`)「やっぱ暑いな……」


着いた場所は、小さな公園。
ただ一つ、鉄製のリングだけがある公園。
俺の、昔からの練習場所。



43 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:51:55.39 ID:VT1kiJJP0
('A`)「やるか……」

ボールを取り出して、ドリブルを着く。
砂ぼこりが舞う中、俺は一人シューティング練習を始めた。


──ガコンッ


('A`)「……」

得意のミドルシュートを外してしまう。
地面が砂のせいなのか。
俺はただ、ひたすらにシュートを打ち続けた。




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:52:30.19 ID:bmOskDWA0
キテター支援!

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 22:53:11.93 ID:dri0w/GSO
支援

46 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 22:56:20.95 ID:VT1kiJJP0
「お前の実力を教えてやるよ」

「弱者の傷の舐めあいだ」


何も考えていないはずなのに、耳元で声が聞こえる気がする。
それに応じるように、俺のシュートは入らない。
駄目だ。今の俺では、何も出来ない。

('A`)(俺は……)

VIP高校バスケ部のキャプテンだ。
ラウンジ高校の特待を蹴ったことは関係ない。
俺は、今のチームでバスケをすると決めた。

('A`)「何が実力だ!俺は……!」

ジャンプしてシュートを放つ。
リングの淵に当たったそれは、大きく空へと舞い上がった──。


47 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:00:52.65 ID:VT1kiJJP0
──……
……



('A`)「はぁ……はぁ……」

高く上っていた太陽も、もう既に姿を消し始めている。
昼間の暑さはうそのようになくなり、
汗でぬれた体がやけに冷たく感じた。

('A`)「くそ……」

重たい体を何とか持ち上げる。
シュートを打つ。何度でも。



「お!君はいつかの──」



48 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:04:40.43 ID:VT1kiJJP0
突然、背後からの声。
振り向くと、そこにはまた久しい顔がいた。

( ´∀`)「君はいつかの師匠じゃないかモナ!
      お久しぶりですモナ!」

('A`)「あー……」

以前、ここで練習していたときに出会った男。
確か名前は……。

('A`)「モナー……だっけ?」

( ´∀`)「そうですモナ!覚えててくれたんですかモナ!?」

バスケット初心者のモナーだ。
俺と同級生だが、色々あって俺の事を師匠と呼んでいる。


49 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:10:06.38 ID:VT1kiJJP0
('A`)「どうした?またここで練習か?」

( ´∀`)「もちろんモナ!僕は毎日ここで練習しているモナ!」

('A`)「ふーん……家近いんだな」

( ´∀`)「うーん……。近くはないけど、ここしかリングがないから……」

なるほど。
こいつは正に、俺の中学の時と同じって訳だ。

('A`)「んじゃ、さっさと練習しろよ。俺もうバテた」

そう言って、地面に座り込む。
それを見たモナーは微笑んで、ボールを着き始めた。

( ´∀`)「師匠!練習の成果を見てください!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 23:11:28.36 ID:bmOskDWA0
支援

51 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:14:06.54 ID:VT1kiJJP0
右手でドリブルを着きながら、二三歩進む。
そして、次の瞬間。

──ヒュッ──

('A`)(お……)

図太い体の割には、軽やかなステップを踏むモナー。
くるりと体を半回転させて、見事にロールを決めた。

( ´∀`)「モナッ!」

かと思えば、今度は両手でボールをがっちりと掴む。
体を元に戻し、シュートの体制になった。

( ´∀`)「フェイクモナッ!」

そのフォームから、一度体を沈めて右足を前に出す。
もしディフェンスがいたら、完全によけ切れている体制だ。

そして、そのままシュートを放ち──


──パシュッ

52 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:16:59.50 ID:VT1kiJJP0
('A`)「……お前、高校からバスケ始めたんだっけ?」

( ´∀`)「そうモナ」

('A`)「……」

素直に、上手いと思った。
高校から……つまり、約3ヶ月でここまで辿り着いたのだ。
それは、半端では出来ないことである。

('A`)「シュートフォームも綺麗だし……」

( ´∀`)「毎日部活の後、ここで練習しているおかげモナ!」

('A`)「部活の後か……。
    あ、そういえばお前。どこの学校行ってるんだっけ?」



53 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:17:52.63 ID:VT1kiJJP0
( ´∀`)「ああ、僕は──」






( ´∀`)「ラウンジ学園に行ってるモナ」







第8話 終


54 名前: ◆PL34tlmoTI :2008/03/25(火) 23:18:09.31 ID:VT1kiJJP0
支援ありがとうございました〜。
質問あったら受け付けます。


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 23:28:18.48 ID:b0XDj1JF0
今更だが乙

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/25(火) 23:29:16.35 ID:bmOskDWA0
乙!!!


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