('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです 戻る
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:16:46.95 ID:PzNwG6HfO
- 届け!!私の三回転半(トリプルアクセル)
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:17:57.38 ID:PzNwG6HfO
-
※注意
・元ネタ有り
・モンスターや装備についての独自解釈満載
・登場人物をAAに無理矢理変更している場合があります
まとめ
即席ブーン様 http://eksr.blog115.fc2.com/?m&cr=1cdd256de38b9619fd20c73c54910fc7
フェレット速報様 http://xn--hckwcp3c2c5ce5k.com/
※漏れがある可能性大
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:18:07.04 ID:6rFlSc/K0
- 来たか!?
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:19:27.82 ID:PzNwG6HfO
- 投下を始める前に、前回のスレッドで未回答になっていた質問に答えさせて頂きます。
>>153 過去に書いた作品はありますが、バトル物は初めてです。完結では、長編が一つありましたが自分の中で黒歴史なので伏せさせて頂きます。
>>163 訂正ありがとうございます。自分も投下を終えてから気が付きました。推敲もせずに、急いで書いたので、まったくチェック出来てませんでした。
では、投下を始めます。
- 5 名前:今までの登場人物:2011/03/10(木) 21:21:25.82 ID:PzNwG6HfO
-
●('A`) ドクオ=ウェイツー
人間
26歳 【称号:???】
使用武器:???(双剣)
防具:???シリーズ
現在地:ユクモ村
●(*゚∀゚) ツー
獣人族
?歳 【称号:???】
使用武器:【旗本】ネコ合戦旗(剣斧)
兜:旗本ネコ【陣笠】覇
鎧:旗本ネコ【胴当て】覇現在地:ユクモ村
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:23:22.20 ID:PzNwG6HfO
-
伝説というのは、その地域の特色を推し量る上で、このうえない物差しとなる。
その地域に根付いた文化、信仰によって形成された伝説。
例えば、ドンドルマにはこの様な伝説がある。
曰く、海を渡る山。
曰く、全てを呑む山。
最古龍と呼ばれる竜の記述。これは、実に的確に最古龍を表した言葉である。
古龍観測所に残されていた記録は、これだけだった。この事実から、如何に最古龍が謎に包まれているのかが、推察出来るだろう。
そして、この地【ユクモ】にもこのような伝説が存在する。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:25:35.44 ID:PzNwG6HfO
-
狩人達よ、喜ぼう
この出会いに歓喜しよう
稲光が辺りを照らし
例えその身が焼け落ちようとも
偉大な瞬間に立ち会えた
それが最上の喜びである
―――とある狩人の手記 作者不明―――
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:30:34.29 ID:2bg6z/0h0
- 来た来た支援
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:34:34.00 ID:PzNwG6HfO
-
賑やかな祭り囃子に、誰もが心躍らせる。辺りを見渡すと、アイルーやメラルーのお面を被った子供達がはしゃぎ回っている。
('A`)「どこでも、子供達は変わらないな」
ドンドルマにも祭りはあった。
【狩人ノ宴】と言われるその祭りをドクオは思い出していた。
子供達は、ここぞとばかりに走り回り
大人達は、それを暖かい目で見守っている。
急に、鼻を刺激するような独特な匂いを感じ取った。 それは、温泉地であるユクモ特有の硫黄臭だった。
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:35:26.16 ID:2bg6z/0h0
- いきなり猿か?
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:36:15.47 ID:PzNwG6HfO
-
(*゚∀゚)「あんた様、あっちにユクモ自慢の温泉群があるニャー」
ツーは、短い尻尾を振って興奮した様子でドクオに話しかける。
('A`)「温泉はギルドマスターに挨拶してからだぞ。もう少し我慢してくれ」
(*゚∀゚)「……ニャー、わかってるニャ。ユクモギルドはすぐそこだニャ!」
駆け出すツーにドクオは溜め息を吐く。
('A`)「……まったく」
ユクモ村のギルドは、変わった佇まいをしていた。 傍から見れば、銭湯にしか見えない。
ドンドルマのギルドと比べると、大きさだけでもかなりの違いがある。
(*゚∀゚)「ニャー!帰ったニャー!!」
元気一杯のツーの挨拶に祭りの進行で、てんてこ舞いしていたハンターやオトモ達が、手を止めて『おかえりニャー』や『遅かったのね』等と挨拶を返した。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:36:42.46 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「………」
ドクオは、想像以上に騒がしいギルドに目も向けず
ギルドの端の、とある場所に向かって歩いた。
その周辺には大量の酒ビンが転がっており、足の踏み場もない。
そしてその中心で寝転がる一人の竜人族。
('A`)「もし……」
/ ,' 3「うぃー、なんじゃいなー」
('A`)「ユクモのギルドマスターとお見受けしましたが、相違ありませんか?」
竜人族とは、人間より遥かに高い知識と寿命を持ち、アイルー達とはまた違った進化をした獣人族である。
ふぅむ、と竜人族の老人は顎髭を撫でながら男を観察する。
覇気のない目、細い手足、一見すれば、誰もこの男を狩人だとは思わないであろう。
しかし、竜人の目は誤魔化せない。
最低限まで絞られた身体。必要な箇所にしか付けられていない筋肉。
なるほど、と呟いた。
- 13 名前:散策 ◆HqnrXsm.LsX0 :2011/03/10(木) 21:37:21.54 ID:ixddMsz80
- 一つのファンタジー作品として読むと、
モンスターハンターをプレイしていない読者には世界の説明が足りないでしょうね
今後も内輪で楽しんでください
私の作品はたくさんの読者の心を掴んでいますけどね、フフ
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:39:11.57 ID:2bg6z/0h0
- 支援
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:39:40.53 ID:PzNwG6HfO
-
/ ,' 3「うぃー、よう来たのぉ、ドンドルマの英雄様よぉー」
('A`)「………」
気が付けば、あれだけ騒がしかったギルドは静まり返っていた。
見たことの無い風貌の男。一目でこの辺りの人間ではないと分かる。
そんな男が、自分達の主であるマスターと話している。
自然と二人の会話に、耳を傾けていた。
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:42:20.09 ID:QLewTQv0O
- 支援
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:42:33.64 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「……失礼ですが、俺は英雄などではありません」
/ ,' 3「ふぉほほ、そう謙遜召させるなー。ドンドルマのマスターとは義兄弟での。 チミの噂は耳にタコが出来るほど聞かされておるからのぉー」
('A`)「……あのクソじじいか」
ドクオは、眉間を押さえて呻く。しかし、その顔に嫌悪感はない。
『さて』、その一言で周囲を含む空気が一変した。
/ ,' 3「ドンドルマの英雄様が、こんなちっぽけなギルドになんの様かいな」
これが竜人の威圧感。
何百、何千という悠久の時を生きる竜人にしか醸し出せぬ空気。
しかし、それをドクオは軽く受け流す。
('A`)「まぁ、少し野暮用がありましてね。 しかし旅の途中で用意していた路銭も底をついて、今では明日の陽を見るのもままならぬ状況」
/ ,' 3「うぃー、そうそう回りくどい言い方をしなさんな。言えば良いじゃないか。『狩人』として雇ってほしい、となぁー」
やはり竜人の知能は、ヒトの及ぶところでは無かった。
何もかも見通されている事に驚きを感じながらも、ドクオは平静を装って返す。
('A`)「奇遇ですね。ちょうど俺もそう言おうと思っていたんです」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:46:00.27 ID:PzNwG6HfO
- ふぉほほ、と奇妙な笑い声をあげる竜人は
/ ,' 3「良いじゃろう。実力は折り紙付き、断る理由もなかろう。 優先的に上位の依頼を回す、それでも良いかの?」
と言った。
('A`)「是非もない」
/ ,' 3「ふぉほほ、ユクモ村へようこそ。英雄様」
それをお互いの了承と受け取り、ドクオは背を向けようとした。
空気が緩んだ、その瞬間だった。
('A`)「!!」
背中に当てられた瓢箪。これ以上緊縛する事の無いと思われた雰囲気が、まだ上昇した。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:47:39.19 ID:PzNwG6HfO
-
「ふぉほほ。そうそう、一つ聞き忘れておったわ」
「先程、数匹のジャギィとジャギノス。そして繁殖期に入ったアオアシラが、狩人らしき人物と交戦していたという連絡がギルドに入った。 なんというかのぉ、ギルド直轄地でギルドに所属していないハンターがモンスターを狩れば、それは“密猟”なんじゃよ」
('A`)「………」
ドクオは答えない。
それはドクオも重々承知していた、古来から続く狩人のしきたりだからだ。
見れば、今まで静観を決めていたギルドナイト達が各々の武器を構え、ドクオに向けて突き出していた。
('A`)「……なるほど」
/ ,' 3「余り手荒な事はしたくなかったんじゃがのぉー。しかし、その密猟を行ったのがお主だったら……」
/ ,' 3「儂はのぉ、英雄様。チミを拘束せねばならんのじゃ」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:48:22.73 ID:PzNwG6HfO
-
これを見ていたギルドのオトモ、ツーは堪らず飛び出した。
(;*゚∀゚)「じじい!!どうしてこんな真似をするのニャー!?」
/ ,' 3「ツー、これは護らねばならぬしきたりなんじゃ。これには如何に優れた者であろうと、如何に権力を持った者であろうとも逆らってはならぬ」
ギルドには、唯一絶対の掟がある。
『ギルドの依頼外で狩猟をしてはならない』
これは単独で、無謀な狩りを行おうとする馬鹿者を守る為の物でもあり
また同時に、ハンターによる乱獲からモンスターを守る為の物でもある。
('A`)「……良い、ツー。下がっていてくれ」
(;*゚∀゚)「ニャッ!?でも……」
大丈夫だから、とドクオは安心させるようにツーの頭を撫でた。
('A`)「マスター」
/ ,' 3「………」
('A`)「その目撃者が見た男は、間違いなく俺だ。それに対して言い訳するつもりは無い」
静寂の中、ドクオの声が淡々と紡がれる。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:49:21.86 ID:2bg6z/0h0
- どうなる…
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:50:05.83 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「しかし、ジャギィ達を討伐したのはこのオトモだ。俺じゃない」
/ ,' 3「……ほぉ。間違いないのか、ツー」
(*゚∀゚)「そうだニャー!オレっちが狩ったのニャー!!!」
('A`)「それに、アオアシラだったか?あれと戦ったのは確かに俺だが、討伐してはいない。
撃退しただけだ」
『嘘だッ!!!繁殖期に入ったアオアシラを討伐しないで退けるなんて!!』
大剣を構えていた青年が、叫んだ。
ギルドマスターはそれを目だけで制す。
しかし、この青年が言うのも最もだった。繁殖期に入ったモンスターは退く事をしない。したがらない。 もしそのままハンターに後を付けられ、巣にまで来られてしまえば、種の全滅すらあり得るからだ。
/ ,' 3「ツー、本当かのぉ?」
(*゚∀゚)「……確かに討伐してないニャー。ドクオと暫く戦ってから、足を引きずりながら北に逃げて行ったニャー」
ふぉほほ、とまたギルドマスターは笑った。
/ ,' 3「相分かった!戟を収めよ、子供達よ!!」
その言葉に、ツーは溜め息を吐いた。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:50:35.54 ID:8jH/HZ2R0
- ドクオかっこええ
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:52:39.83 ID:2bg6z/0h0
- 支援
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:52:45.27 ID:PzNwG6HfO
-
/ ,' 3「……済まなかったのぉ、チミ。儂の勘違いだったようだのぉ」
('A`)「いや、こちらこそ申し訳ない。これは一番最初に俺から伝えるべき事でした」
大剣や太刀を向けられても、この男は全く顔色を変えなかった。
/ ,' 3(……やはり、この小僧。思った以上に図太い)
('A`)「じゃあ今度こそ失礼させて頂く。ツーとユクモの湯に浸かる約束もあるので」
何が嬉しかったのか、ドクオには分からなかったが。マスターは、それを聞くと盛大に笑いだした。
/ ,' 3「ふぉほほ、ツーとか?それはそれは、なんと喜ばしい事かな」
('A`)「……?」
ひとしきり笑った後、一度咳払いをして場を取り直した。
/ ,' 3「失礼したのぉー、少し嬉しかったのでのぉー」
('A`)「……はぁ」
/ ,' 3「チミは気にする必要の無いことじゃ。一人に案内をさせるから、チミは先に温泉で待ってるといいぞい。 ツー、ちゃんと報告していきなさい。ドクオくんとの湯浴みはそれからじゃ」
ニャー、と膨れっ面をするツー。
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:53:34.03 ID:jgKjQ0cT0
- 支援
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:56:23.80 ID:qdZlweLR0
- 支援だよ
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:56:23.96 ID:2bg6z/0h0
- しえ
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:56:30.80 ID:PzNwG6HfO
- (*゚∀゚)「ニャー、仕方ないニャー。ドクオ、先に行ってて欲しいニャー。後で追いかけるニャッ!」
分かった、とだけ呟いてドクオはギルドを退出しようとする。
/ ,' 3「そうじゃ、チミ。もう一つ言い忘れておったわい」
その言葉にドクオは再び足を止める。
/ ,' 3「儂の名は、スカルチノフ。スカルチノフ=アラマキじゃ。ユクモの地を司る、ギルドマスター」
ドクオは、身体を返して真っ直ぐギルドマスター、スカルチノフを見た。
/ ,' 3「良い狩りを……」
('A`)「有り難く」
ドクオが歩く度に道が出来る。扉の手前にさしかかった時、今度はドクオがスカルチノフに言った、
('A`)「そうそう、ただの威嚇にしても弾は込めておいた方が良いと思いますよ。
大人しく引き下がる奴ばかりでは無いですからね」
/ ,' 3「………」
今度こそ、ドクオは背を向けギルドを出た。
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:58:16.07 ID:R5gmuAkt0
- うおお…!
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:58:47.59 ID:2bg6z/0h0
- 実力はあるんだろうが生意気に見えるなw
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 21:59:11.40 ID:PzNwG6HfO
-
/ ,' 3「さて、ツーや」
ドクオが退出し、再び活気を取り戻したギルド。 まるでさっきまでの出来事など無かったかのように。
この図太さも、狩人特有の物だった。
(*゚∀゚)「にゃんだよ、じじい」
最初から報告する事など、何もなかった。 単純にスカルチノフは、ツーからあの青年の話を聞いてみたいだけだった。
そして、それを言葉にせずとも察するだけの付き合いが、この二人にはあった。
/ ,' 3「ツーがこれ程までに懐いておるんじゃ、彼には“特別な何が”があると考えても、不思議な事じゃないじゃろー」
(*゚∀゚)「ニャー、特に報告する事はないニャー。さっき報告が全てだニャー。 それに、ドクオの狩人としての実力を聞いているわけじゃにゃいんだろー?」
/ ,' 3「……うむ。いくら豪勢な鎧で着飾ろうとも、如何に自分の覇気を隠そうとも儂の目を欺く事は出来ぬ。
それよりも、チミの事を知っている儂からすれば、不思議な事だらけなんじゃー。 チミの前のご主人様の事もあるしのぉー」
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:01:07.86 ID:PzNwG6HfO
-
そう言われて、ツーは大きな目を伏せた。
(*ー∀ー)「確かに、あの人の事は一日たりとも忘れた事はないニャー。でも――――」
でも、と間を取ってツーは言う。
(*゚∀゚)「あの人の頭の上は、とっても居心地が良かったのニャー」
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:01:33.87 ID:8jH/HZ2R0
- ノホホン支援
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:05:05.51 ID:6rFlSc/K0
- 支援
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:05:52.84 ID:PzNwG6HfO
- ユクモギルドの約束
1.お風呂に入るときは鎧を脱いでから入りましょう
2.床石で滑ったりして遊んではいけません
3.受付嬢の二人に年齢を聞いてはいけません
以上、ユクモギルド受付嬢ミセリお姉さんとのお約束だよ★
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:06:31.53 ID:PzNwG6HfO
-
『良いのですか?あの人を狩人として雇って』
/ ,' 3「ふぉほほ、良いに決まっとるじゃろうがぁ。チミには分からんだろうがなぁー」
『確かに。私には、あの男が優れた狩人に見えないです』
/ ,' 3「そういう次元にいる人間じゃないのじゃー。チミも覚えておくと良いのぉー」
『はい、マスター』
あの青年は、自分の瓢箪に弾が込められていないのを一瞬で見抜いた。
いや、恐らくあれは嗅ぎ取ったのだろう。
ボウガンを構えれば、微かに漂うはずの火薬の匂い。その有無を一瞬で見抜き
そして、その判断に絶対の自信を持っていた。
/ ,' 3「……“G級”は伊達ではない、という事かの」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:07:32.43 ID:PzNwG6HfO
-
/ ,' 3「彼には、とりあえずこの地方に住む竜を当てごうてやれ」
そうじゃ、と思い出したようにスカルチノフは従者である狩人に尋ねた。
/ ,' 3「それと、あの娘の様子はどうかのぉ?」
『はっ、あの娘というのはツー様の事ですか? それとも監視にやったデレの方ですか?』
ふぉほほ、とまた愉快そうに笑って言う。
/ ,' 3「デレの方じゃー、あの娘はあの娘で難儀な性格をしとるからのぉー。 彼がどのように対応するのか楽しみじゃてー」
『……私には考えの及ぶ範疇ではありません』
アラマキは、そういって顔を顰める従者を見て人懐っこそうな笑顔を見せる。
/ ,' 3「狩りは、単純な物ではない。強者=勝者にはならんのじゃ。
如何に聡明な狩人であろうと、一人で出来る事には限界がある。 さぁ、どう立ち回る、英雄様よぉ」
それだけ言うと、また笑って手にしていた盃を一気に傾けた。
- 39 名前:散策 ◆HqnrXsm.LsX0 :2011/03/10(木) 22:08:03.98 ID:ixddMsz80
- 特別な何かですか…
ハンター個人個人資質に差が無く、知識と技術で狩ることがモンスターハンターの売りの一つと思っていましたけどね
こんな書きかたで読者の心を掴めるのか甚だ疑問ですよ
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:08:28.28 ID:PzNwG6HfO
-
ドクオは困惑していた。
確かに、アラマキは案内を付けると言った。
しかし、自分の三歩後ろからついてくる影。
ζ(゚ー゚*ζ「………」
あれはもう案内ではなく尾行、もしくはそれに準ずる何か、ではないだろうか。
しかし、特に何も言う様子がないのでドクオも何も言わない。
温泉の場所は、ツーに教えてもらっていたので、特に迷う事もない。
道順を覚えるのも、狩猟生活で培われる技能の一つだ。
何も喋らない案内人は黙って自分の後ろを付いてくる。
('A`)(いつまで付いてくるんだろうか)
不意に頭に衝撃が走る。
(*゚∀゚)「どっくおー!!!!!」
発生源はオトモアイルー、ツーだった。
そしてさも当然のように、ドクオの頭に乗っかる。 ツーのゆったりとリラックスした顔を見るに、お気に入りの場所になったのだろう。
(*ー∀ー)ノホホーン
('A`)
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:08:45.85 ID:T4Knl1I8O
- 支援ぬ
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:09:43.47 ID:PzNwG6HfO
-
しかし、この行動に周辺にいた村人が驚きの声をあげる。
『おい!あのツー様が人に懐いているぞ!』
『なんと!?しかし、見たことの無い顔じゃな』
周囲の喧騒に、驚くドクオ。
この様子のどこが珍しいのだろうか、と首を傾げる。しかし、当のツーは
(*ー∀ー)「気にしなくていい良いニャー」、周囲の反応もどこ吹く風と、ドクオの髪を弄って遊んでいる。
ユクモの温泉には不思議な力がある。 これは、ドンドルマ地方特有の『ネコ飯』と似ている部分がある。 狩人にもたらす、不思議な効能。
入った後は身体が軽く感じ、いつもより長く、そして早く、狩場を走る事が出来る。
この温泉の湯こそが、ユクモにギルドが作られた由縁であり、始まりと言える。
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:12:14.43 ID:PzNwG6HfO
-
次の日、一夜を銭湯に併設されていた宿場で過ごしたドクオは、ギルドに向かった。
朝一番で、依頼したいクエストがあるとの連絡を受けたのだ。
('A`)「昨日、ギルドに所属願いを出していたドクオなんだが」
ミセ*゚ー゚)リ「はい、連絡を貰っていますよ。ギルドカードをお渡しするので少々お待ち下さいねっ!」
クセっ気のある髪をした、ハキハキとした女性が応対してくれた。
ミセ;*゚ー゚)リ「あれ?なんで?どうして……」
しかし、何かトラブルがあったようだ。
ギルドカードに何かしらの不具合があったのだろうか。
ミセ;*゚ー゚)リ「すいません!手違いで、ドクオさんのHRが6になっているんですよ!」
HRというのは、ギルドに所属するハンターの力量を表す、一つの物差しだ。
1〜6までの段階があり、小型モンスターや採集などのクエストを扱うHR1、HR2。
大量の小型モンスター、中型モンスターを相手にするHR3。
中型モンスター、時には飛竜種の狩猟の依頼を受けるHR4。
一般的にHRを一つ上げるには三年程掛かる、と言われている。 それに加え、ある程度の数のクエストをこなした実績。そしてギルドから依頼される緊急クエストを成功させて初めて昇級出来るのである。
- 44 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxPT】 たねしま ◆POPURA//6Q :2011/03/10(木) 22:13:08.66 ID:bKEJAasV0
- しえんだよ
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:16:08.29 ID:PzNwG6HfO
- それがHR6になっているのだ。
初めてギルドカードを作った新米ハンターがHR6という事は有り得ない。
普通は。
('A`)「……竜人ってのは皆こうなのか」
思い浮べるのは二人の竜人。
('A`)「……良い、多分それであっていると思う。ありがとう」
ミセ;*゚ー゚)リ「えっ、あっ、本当ですか!?
じゃあ、これを……」
そのままギルドからの依頼が、貼られている掲示板に向かう。
ハチミツの採集や、特産キノコの納品など、多種多様な依頼が貼られている。
('A`)「お、こいつか」
HR4以上〜、と書かれた依頼票を引きちぎる。 そこには
『腕利きの狩人を募集。【毒怪竜】ギギネブラの狩猟』と書かれていた。
('A`)「……なるほど。もうこれはマスターからの嫌がらせとしか思えないな」
いきなりの飛竜種。それも一度も目にしたことが無い名前だ。 ギギネブラ、後で調べないとな、とドクオは次の行動の指針を立てる。
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:16:35.28 ID:8jH/HZ2R0
- ギギネブラだいっきらいだわ
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:18:02.79 ID:PzNwG6HfO
-
『おい、テメェ!!その依頼はオレ達が先に受けたもんだぞ!ゴルァ』
('A`)「ん?」
(,,゚Д゚)「……テメェは、昨日うちのじじいとやりあってた野郎だな」
依頼被りか、とドクオは溜め息を吐く。 人の手によって依頼の受注が行われるギルドでは、依頼被りは珍しい事ではない。
しかし、難しいのはそれの解決。
狩人とは誇り高くあらねばならない。
村民を護る盾として、常に高みを目指す生き物だ。
だから退けなくなる。
お互いが譲らず、限りなく殺し合いに近い喧嘩になる事も多々あるのだ。
(,,゚Д゚)「勝負だゴルァ!!」
だから、その為にギルドは一つのルールを設けた。
【腕相撲】
腕相撲とは、ただ単純に腕力を競うだけの物にあらず。
筋力、関節の力、そしてお互いの駆け引きを競う物である。
('A`)「……良いだろう」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:18:33.44 ID:8jH/HZ2R0
- ボタン連打ですねわかります
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:20:19.28 ID:PzNwG6HfO
-
まだ祭りの興奮醒めやらぬのか、ギルドを出て広場に行くと沢山の人が集まっていた。
ユクモの祭りというのは、何日も通して行われる。その間は昼も夜も関係ない。真っ昼間から酒を飲み、踊りだすような人もいる。
祭りの祭壇の前に置かれた、一脚の机。
(,,゚Д゚)「公衆の面前で、恥を晒す覚悟は出来ているのか?」
捲られた袖から見える男の腕は、いかにも狩人らしい屈強な物だ。
('A`)「ほぉ、なかなか良い鍛え方をしているな。 服の上からでも良く分かる」
周囲が騒めきだした。
『なんだ!なんだ!!腕相撲かっ!?』
『新米ハンターと【荒鷲団】のギコ様がやり合うらしいぞ!』
('A`)「……ふぅ」
(,,゚Д゚)「何してるんだ、さっさと腕を出せ。それとも何か? テメェ、怖じけづいたのか?」
いや、と小さくドクオは笑った。
('A`)「お前、大剣使いだな」
(,,゚Д゚)「!!」
- 50 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxPT】 たねしま ◆POPURA//6Q :2011/03/10(木) 22:20:51.02 ID:bKEJAasV0
- ギギネブラ
それよりつよい
ドスバギィ
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:21:26.29 ID:PzNwG6HfO
-
大剣、人間の身の丈以上の大きさを持つ剣。
大剣で特筆されるのは、剣特有の切れ味ではなく、その重さ。
如何な狩人であろうとも、身体全体を使い力を込めねば振り回せない。
大剣は『断ち斬る』ではなく『捻斬る』。大剣の、その重さ故の威力。
ただ、常人がそれを振り回そうと思えば、逆に大剣に振り回される事になる。
いや、振り回す事すら出来ない。持ち上げる事も叶わないだろう。
それ程までに、『重い』のだ。
故に、均等に鍛え上げられたその腕の筋肉こそが【大剣使いである証】。
('A`)「さて、じゃあ始めようか」
ドクオの腕を見て、周りから失笑が漏れる。 対面に座るあの男、そいつの腕と比較すれば差は一目瞭然だった。
『あんな牛蒡のような腕で、ギコ様に勝てるものか』
『やっちまえー!ギコ様!!!』
(,,゚Д゚)「……」
無言で差し出される右腕。準備は整った。
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:23:29.67 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「ふぅ、周りも喧しいしさっさと終わらせよう。ほら、手首を掴みな」
(,,゚Д゚)「!!!」
それはハンデだった。腕相撲の体勢で、相手の手首を持つと
相手が腕に力を加えるのを、阻害する事が出来る。
(,,゚Д゚)「……ふざけやがって」
ドクオは手首を差し出していたのだが、男は迷わず手の平を握ってきた。
('A`)「はぁ……。まぁ良い、じゃあ始めようか。 せめてお前から仕掛けて来い」
ドクオは周囲に聞こえぬ様に、呟く。
(,,゚Д゚)「テメェ……オレに気を遣ってるつもりか?」
もう言葉はいらなかった。お互いの顔が接触する程に近くで睨み合う。
(,,゚Д゚)「ぐぉ……!」
('A`)「……!」
ギコは力押しで、ドクオの腕を倒そうとする。 倒す、というよりも腕をへし折ろうとしている。
それをドクオは器用に肘の位置を変える事で受け流す。
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:24:45.40 ID:6kzzBpr+0
- 腕つかむと弱くなるんじゃなかったか?
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:26:08.72 ID:PzNwG6HfO
- (#,,゚Д゚)「……テメェ、力を入れなきゃ勝てねぇぞ!」
('A`)「いや、どれ程の筋力があるのか興味があってな」
男の顔は真っ赤だった。一方ドクオの表情に変化は無い。
『嘘だろ!?腕相撲で負け無しのギコ様が押し切れてないぞ!』
('A`)「……なる程な。どおりで腕っぷしに自信がある訳だ」
(#,,゚Д゚)「おう!オレの誇りだぞゴルァ!!」
('A`)「そうか、言うだけの事はあるな」
ギコの腕がミシミシと音を立てる。骨と骨を繋ぐ関節が軋む音。
('A`)「……俺も腕相撲に一家言あってな。お前ほど大したものじゃないが。 俺は『全戦勝敗つかず』なんだ」
(#,,゚Д゚)「!! 野郎、狙って引き分けにするつもりか!!」
ギコは、もう一度腕に全身の力を込める。 もう出し惜しみはしない。ドクオが勝敗を付けたがらないのなら、自分はただの一回に全力を込めれば良い。
(#,,゚Д゚)「グオォォォオオ!!!!」
(;'A`)「!?」
ドクオは、ここにきて初めて表情を引きつらせる。
やはり、今までのは全力ではなかった。
アオアシラと対面しても、一切表情を変えなかったドクオが、焦った。
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:27:50.54 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「……!!」
一瞬、ドクオの身体が赤く光った。
(;,,゚Д゚)「……!?」
男の頭の中に大量に浮かぶ疑問符。
この赤く鈍い発光。
まさか、この男、全く本気を出していなかったのか。 自分の全身全霊を練り込んだ力に、ようやく本気を出す気になったというのか。
なんという規格外だ。
それで一気に気が抜けた。腕に力が入らなくなった。 ドクオも、それに気が付いたのか腕から少しずつ力を抜いていく。
('A`)「ふぅ」
(,, Д )「ハァ……ハァ……」
二人の腕は、どちらに傾く事もなく机の中心の定位置から少しも動いていなかった。
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:29:32.91 ID:PzNwG6HfO
-
(;,,゚Д゚)「お前、まさか『うおぉぉおお!!!!!!!!』ん、なんだ?」
男の言葉に割り込んで歓声が上がった。
『なんて奴だ!アイツ、あのギコ様に引き分けやがったぞぉ!!!』
(,,゚Д゚)「……ったく、なんだってんだ。こいつら」
('A`)「ギルドがある村は大抵こんなもんだ。お祭り好きで、騒がしい、気持ちの良い人ばかりだ」
(,,゚Д゚)「……」
もう一度落ち着いて、ドクオの事を観察する。
見慣れぬ風貌、一目で、ユクモの出身でないと分かる。
活力のない目、こんな細い身体で自分を圧倒したというのか。
('A`)「……ドクオだ、これから宜しく頼む」
(,,゚Д゚)「ギコだ。ユクモギルド所属の猟団【荒鷲団】の首領を務めている。 お前は、この辺りの出身ではないのか?」
('A`)「あぁ、元々ドンドルマという地でハンターをしていたが 故あって昨日からこのユクモギルドに身を置かせて頂く事となった」
(,,゚Д゚)「そうか。ドンドルマから。 道理で見知った格好ではない訳だ」
気持ち良い男だ、とドクオは思った。
先程のやりとり。自分にも礼を逸した所が多々あった。
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:31:28.33 ID:PzNwG6HfO
-
(,,゚Д゚)「このギルドの所属となったのなら、また共に狩りに出る事もあるだろう。 よろしく頼む」
手を差し出された。腕相撲の時とは違い、力よりも歓迎の暖かみを感じさせる。
('A`)「あぁ、良い狩りをしよう」
握手を交わした。
歓声が再び巻き起こる。
その歓声に掻き消されて、その後の二人のやりとりは誰にも聞き取れなかっただろう。
『さっきのはオレの負けだったぞゴルァ』
『……いや、俺も勝っちゃいない。あれは引き分けだったさ』
『……すまねぇ。面子が先立っちまった』
『気にするな、上に立つ狩人ならばよくある事だ』
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:32:14.41 ID:PzNwG6HfO
- そして、周囲の人混みに紛れて見ていた二人。いや、一人と一匹がいた。
(;*゚∀゚)「相変わらずの無茶苦茶っぷりだニャー」
ζ(゚、゚*ζ「……凄い、あのギコさんと互角に渡り合うなんて」
(*゚∀゚)「ニャ、それで感想はどうだったかニャ?デレ」
デレと呼ばれた少女は、唇に手を当て少し間を取った。
ζ(゚、゚*ζ「……確かにあれなら足手まといになる事もないでしょうね」
そして、また別の所では
(;^ω^)「ちょっ、あの人、本当にギコさんと引き分けちゃったお!」
ξ゚听)ξ「全く、アイツ油断しすぎなのよ。最初から全力を出せば分からなかったと思うわ。 あんな細腕、私でもなんとかなったわ」
少し小太りで、柔和な表情をした青年と巻き毛で勝気そうな釣り目をした少女がいた。
(;^ω^)「マジかお?あのドクオって人に本気で勝てると思ってるのかお?」
ξ゚ー゚)ξ「ふんっ、勝てるに決まってるじゃない!! ……私の代わりにブーンが」
( ^ω^)「完全に他人任せじゃねーか」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:32:23.20 ID:8jH/HZ2R0
- しえしえ
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:33:08.91 ID:f2IQtnE30
- しえん
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:33:58.16 ID:PzNwG6HfO
- 【間幕】
『マスター、彼は予定通り【毒怪竜】の討伐依頼を受注したようです』
/ ,' 3「ふぉほほ、それは何よりじゃ」
『しかしマスターも、お人が悪い。あれはギコが先に受注していたはずです。わざわざ揉めるように仕向けたとしか……』
老荘の男は、静かに片目を瞑った。
まるで、悪戯した子供が内緒にして欲しい、と合図するかの様に。
『……はぁ、やはりマスターの思惑でしたか』
/ ,' 3「はて?なんの事かのぉー」
『しかし、ギコと引き分けた事で、彼も村人や他の狩人達からある程度認められたようです』
ふぉほほ、それは重畳とアラマキは言う。
『では、私も依頼を受けたクエストがあるので失礼します』
そう言って従者は、静かに退出していった。
/ ,' 3「……引き分け、のぉ」
2―1 END
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:35:03.46 ID:ixddMsz80
- 鬼人化ですか…
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:35:48.35 ID:8jH/HZ2R0
- 双剣といえば鬼人化
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:37:23.35 ID:PzNwG6HfO
- 2―1の投下は、これで終了です。2話も二部構成となっており、猿対策に時間を少し空けてから投下します。
登場人物が増えて、不安ですが出来るだけ丁寧に書いていけたら、と思います。
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:38:24.04 ID:f2IQtnE30
- 乙
いいやり方だね
- 66 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxPT】 たねしま ◆POPURA//6Q :2011/03/10(木) 22:38:40.92 ID:bKEJAasV0
- 乙バギィ
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:44:52.20 ID:g7TszN3s0
- おもろい
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:46:27.56 ID:R5gmuAkt0
- 乙す
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:51:11.53 ID:nJcA8Ip/0
- 腕相撲は>>53の通り腕をつかんだ方が不利になるぞ
力のモーメントも知らねえのかよ
- 70 名前:再開:2011/03/10(木) 22:52:14.45 ID:PzNwG6HfO
-
ハンターにとって“G”という称号は特別な意味を持つものである。 類い稀な才能と血の滲むような努力。それを以てして辿り着けない領域。
それが“G”を持つ意味である。
―――伝説の英雄 ロマネスク=フェイト―――
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:54:36.45 ID:PzNwG6HfO
-
【毒怪竜】ギギネブラ
凍土に生息する飛竜種。目が退化しており、視覚ではなく温度で敵を追跡する。 形状はドンドルマ地方のフルフルの似通っているが、フルフルより少し扁平になっている。
骨格はティがレックスのように四足歩行。飛竜としては珍しく繁殖期が存在しない。
ギギネブラの生殖器官については、未だにはっきりとした事は分かっていない。。
頭部、腹部、尾に毒線を持っており腹の中にその毒を溜めておく袋を持っている。 その毒は、非常に強く、大型のモンスターでも一時間も待たずに意識混濁に陥る。
また怒りだすと変色し、肉質を変える。
凍土。何人の侵入を許さない極寒の土地。起伏に富んだ地面に、複雑に入り組んだ氷壁。
また、凍土にしか存在出来ない種も多く ユクモギルドが管理する【渓流】【孤島】【水没林】等の比較的気候の安定した場所と比較すると
特殊な生態系を保っている。
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:54:42.38 ID:8jH/HZ2R0
- ωΦ)
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:56:24.10 ID:PzNwG6HfO
-
AM7:30 Quest Start
(*゚∀゚)「ドクオー!ドクオー!ホットドリンクは飲んだかニャ??」
('A`)「あぁ」
ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん!解毒薬はお持ちですか?」
('A`)「……あぁ」
凍土を歩く三つの影。 黒い忍装束のような防具を着た男と、オレンジ色のカボチャのようなファンシーな装備を身に付けた女性。
二人ともその上から、ケルビの皮で作られたギルド公認のコートを着ていた。
その二人の後ろから、一匹のオトモが付いていく。
ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさんの装備って、もしかしてナルガグルガの装備ですか?」
('A`)「あぁ、そうだが」
ζ(゚、゚*ζ「すごーい。やっぱりドクオさんって腕の良いハンターなんですね。 迅竜の装備なんて、並のハンターが身に付けられる物じゃないですよ」
【迅竜】ナルガクルガの貴重な素材を大量に使ったドクオの装備。
手鋼、腕鋼、胴当てなどの金属部は、身体を守るのに必要な最低限の部位にしか使用されていない。 迅竜という飛竜の特性を極限までに高める為に、削られた装甲。
そこから生み出される、疾風迅雷のスピードこそが、この防具の強みだ。
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 22:57:52.60 ID:PzNwG6HfO
-
ζ(゚ー゚*ζ「でも、私の知っているナルガクルガの防具とは、少し違いますね。ドンドルマでは、そのような形状が一般的なんですか?」
('A`)「いや、俺のが少し違うだけだ」
正確に言うと、ドクオが身につけているのはナルガX。ナルガクルガの中でも“特異種”と呼ばれた存在。“疾風迅雷”の素材を用いて作られたG級とう称号を持った狩人にしか身に付けられない逸品である。
ζ(゚ー゚*ζ「へー」
しかし、デレは気が付かない。それは何もおかしい事ではない。
ユクモ地方には、未だ“G級”に分類されるモンスターが確認されていないからだ。
(*゚∀゚)「見えたニャ!あの洞窟だニャ!!」
オトモであるツーが、指指した先には洞窟があった。
('A`)「洞窟、か。また厄介な所にいるんだな。ギギネブラって奴は」
洞窟を住みかにするモンスターは少なくない。 しかし、如何に経験豊富な狩人であろうと、それは常に危険を孕む場所であるのだ。
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:00:34.94 ID:PzNwG6HfO
- まず問題となるのが視覚。洞窟の中では昼でも夜でも関係ない。
ただ暗闇があるだけなのだ。だから狩人は洞窟で狩りをしたがらない。
それはモンスター達にとっても同じである。しかし、それでも奴らは同じ土俵に立たない。
人間より遥かに優れた触覚と、聴力を持ってすれば、暗闇で動く人間など、手に取るように分かるのだ。
('A`)「ツー、準備をしといとくれ。俺達も出来る限り入り口付近に誘き寄せて戦うが、万が一という事態もあるからな」
(*゚∀゚)「ニャ!お任せニャ!!」
ドクオは、ツーに何かを頼むとツーは地面に潜り二人から離れていった。
('A`)「さて、俺達はこれからキャンプを張るぞ。出来るだけ高い場所で、歩いて辿り着けない場所が良いんだが……その辺りは君の方が詳しいだろ。 俺は、少しギギネブラという奴を見てこようと思う」
ζ(゚ー゚*ζ「了解でーす、テントの設営は任せてください! それと、これ私のギルドカードです。色々と書いてあるので目を通しておいて下さい」
('A`)「分かった。では三時間後にここでな」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!」
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:00:43.90 ID:8jH/HZ2R0
- ナルガ支援
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:00:49.35 ID:f2IQtnE30
- しえん
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:01:17.47 ID:PzNwG6HfO
-
【間幕】
『姫さま、困ります!ギルドに内緒で凍土に赴いただけでも私の首が飛ぶ程の蛮行だというのに……』
o川*゚ー゚)o「別に付いてきて欲しいとは言ってませんわ」
凍土の一番奥、秘境と呼ばれる場所に二つの人影があった。
二人の関係は主従。 勝手に飛び出していった自分の主を追い掛けた従者。
その時は、こんな事になるとは思いもしなかった。
確かに彼女は、束縛されていた。何をするにも、そこに彼女自身の意志は介在しない。
だからこの行動は理解できる。だが納得出来ない。
モンスターが数多く存在する凍土に、狩人の護衛も付けずに、全く戦闘に対して素人の女二人で行くなんて。
この御方の従者になってから、何度腹を括った事か。しかし、それでも付いていこうと思える何かが彼女にはあるのだ。
o川*゚ー゚)o「ごめんね、まさか本当にここまで付いてきてくれるとは思わなかったの」
『……まったく、お転婆な姫様です。もうすぐ食料も尽きます。そろそろ引き返しますからね』
o川*゚ー゚)o「……うん」
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:03:27.97 ID:PzNwG6HfO
- AM10:00
洞窟の中を進んでいくと、何かを引きずるような音が聞こえた。
('A`)「……近いな」
飛竜種独特の気配を感じる。空気が一気に重たくなっていた。
視界が効かない洞窟の中で氷壁を左手で伝い、右手にもった木の棒で地盤を確かめながら奥へと進んでいく。
('A`)「!!」
ドクオは音源から60mのところで足を止めた。
それは絶妙なポジションだった。 実際それより数メートル進めば、この先にいた敵は鋭く侵入者の気配を感じ取り、襲い掛かって来ただろう。
ドクオは背後に納めていた銀の剣を抜き、手にしていた木の棒に軽く擦りつけた。
それだけで燃え上がる木。
これは、以前フルフルと戦った時に試した方法だった。
視覚が衰えた飛竜種は、総じて『温度』と『動き』に敏感だった。
最初から火を付けて歩けば、敏感な飛竜に気付かれる恐れがある。
だからこそ、ぎりぎりのポジションで火を付ける必要があった。
火を点けた瞬間に【毒怪竜】ギギネブラが、こちらを見た。 しかしドクオは焦らず、松明を動かす事なくじっとギギネブラを観察する。
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:03:31.59 ID:9zkqpD7ZO
- そういや依頼主がどっかの姫様のクエとかあるよな
モンハンの世界観わけわからん
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:03:58.74 ID:xsyIwLwdO
- やっぱりゲームに忠実より
設定だけ取り込んだオリジナルのが好きだわ支援
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:05:17.32 ID:8jH/HZ2R0
- ドクオの双剣にゃお世話になったなぁ
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:06:07.56 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)(……なんてこった、フルフルの親戚か?)
それ程までに酷似していた。
骨格を感じさせない、軟体の身体。 退化して目。そして何より形。
出来れば鳴き声も聞いてみたいが、流石にそこまで欲張るのも良くない。
ドクオは、静かに松明を地面に置き靴で何度か踏んだ。
それだけで、炎は簡単に消えてしまう。
('A`)「……また来るよ」
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:08:39.82 ID:PzNwG6HfO
-
ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん。ギギネブラはどうでしたか?」
デレがキャンプを設営した場所は、ドクオの出した条件に当て嵌まる、氷壁に出来た割れ目を抜けた先にある小さなスペースだった。
確かにここなら大型モンスターは入って来れない。
狩人の基本に則った、場所だ。
('A`)「動きは見れなかったが体付きを見れば大体想像は付いた」
ζ(゚ー゚*ζ「そうですか。狩りは明日になりそうですか?」
狩人の狩猟は、幾日に渡って行われる。ターゲットの行動を見極め、機を待ち、準備をする。
だからこそキャンプの設営というのは、狩人に取って一番基本のスキルであり、一番重要なスキルである。
('A`)「ツーの仕事の出来によるな。アイツが準備出来ているのなら、明日にでも仕掛けてみよう」
ζ(゚ー゚*ζ「……分かりました。私もこの子の準備をしておきますね」
デレが手にしていた『弓』を撫でながら言う。
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:09:10.34 ID:8jH/HZ2R0
- 弓!
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:09:43.73 ID:Scm/fVxG0
- フルフルのほうがまだ可愛い…
- 87 名前:散策 ◆HqnrXsm.LsX0 :2011/03/10(木) 23:10:33.31 ID:ixddMsz80
- 避難所のモンハン作品の方が面白いかと
参考にするとよいでしょう
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:10:58.06 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「それは……見たことない形状の弓だな。どのモンスターの素材を用いた弓なんだ?」
ζ(゚、゚*ζ「……これですかー?」
デレの雰囲気が変わったのをドクオは見逃さなかった。
ζ(゚、゚*ζ「これはフロギィリボルバーと言います。フロギィというのはジャギィによく似た鳥竜種で、毒を撒き散らすモンスターです」
('A`)「……ほぉ」
『そして、私の大好きなお祖母ちゃんを殺したモンスターでもあります』
凍土に風が吹いた。
もう身体は寒風に慣れたと思っていたが、何故か身体は少し震えた。
('A`)「ハンターを志したのは私怨か?」
ドクオの問いに、デレは首を振る。
ζ(゚、゚*ζ「いいえ、お祖母ちゃんが死んだのは私がハンターになった後ですから」
('A`)「少し話してくれないか。君が良ければで良いんだが」
ζ(゚ー゚*ζ「……良いですよ。どこにでもある、つまらない話ですけどね」
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:12:55.96 ID:PzNwG6HfO
-
ユクモの源泉に程近い、村の外れ。そこに私の家はあります。
父はユクモ村で鍛冶職人をしていて、母は村一番の食堂を営んでいました。
両親は、初めての子供という事もあり私の事を大変可愛がってくれて 私は、お姫さまの様に育ちました。
そして私が三歳の時、妹が出来ました。いつも泣いてばっかりの困った子で、よく隣の家に住んでいた同い年の男の子に泣かされていました。
そんな妹を、甘やかしたがりな両親は放っておく訳もなく
次第に両親の愛情は、私から妹に移っていきました。 いえ、私に一心に注がれていた愛情が、妹と私に平等に分け与えられるようになったのです。
私は嫉妬しました。
私の様に愛される妹に、我慢が出来ませんでした。
お祖母ちゃんの家に1人で通いだしたのは、その頃からでした。
お祖母ちゃんは、優しかった。本当に優しかったんです。
私が行く日には、必ず大好きなオッタマケーキを作ってくれていて
朝から晩まで、いつも私と一緒に居てくれました。
練る前には、私を膝に抱き子守唄を歌ってくれて 私は、その唄を聞きながらお祖母ちゃんの膝の上で眠るのが大好きでした。
私がハンターになった事を報告しに行った時の、不安と喜びが入り交じったお祖母ちゃんの瞳を、私は今でもそれを忘れる事が出来ません。
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:15:51.98 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「………」
ζ(゚ー゚*ζ「……あれは数十年に一度のアプトノス大移動の年でした。 その日、お祖母ちゃんは、孤島まで特産キノコを採りに行ったそうです」
勿論ギルドが侵入を制限しているエリアには入らずですよ、とデレは付け加えた。
ζ(゚、゚*ζ「だから事故だったんです。仕方なかったんです。アプトノスを追っていたフロギィの群れにお祖母ちゃんが出会ってしまったのも」
('A`)「………」
ζ(゚、゚*ζ「お祖母ちゃんが死んだ、という話を聞かされた私は、お祖母ちゃんの亡骸を見に行くより先に孤島に向かいました。
フロギィの毒に犯され、緑色に変色してしまったお祖母ちゃんを見るのも
啄まれてグチャグチャになった、優しかったお祖母ちゃんの顔を見るのも なにより――――」
『お祖母ちゃんを殺たフロギィが、生きているという事実が許せなかった』
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:16:40.65 ID:2zfudiu90
- ギギネブラというと同人が思い浮かb…
支援
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:18:29.05 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「……なるほどな」
ζ(゚、゚*ζ「これは、そのフロギィとドスフロギィの素材を使った弓なんですよ。 この弓が折れるまで、私の復讐は終わらないのです」
だから私は死ねない。今は、まだ死ねないのだ。
モンスターと生死を賭けて戦う狩人達にとって、因縁というのは常に付き纏う。
仲間や、愛する人を失った者も少なくない。 そして大なり小なり、そういった者は、その想いをモンスターにぶつける。
『すいません、つまらない話を聞かせてしまって』
('A`)「……そうか」
ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん、何も言わないんですか?」
('A`)「俺は、そういうハンターを見てきたからな。その心境を乗り越えた者もいれば、そこで腐っちまった奴もいる」
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:19:10.69 ID:PzNwG6HfO
-
デレはドクオの言葉に耳を傾けた。 ドクオは、あの狩人の聖地、ドンドルマのハンターだ。
だからこそ、その言葉には重みがある。そして確かな暖かさがあるのだ。
('A`)「お前が、この先どっちに転ぶのかは俺には分からないがな」
俺には、一つ心に決めた事があるんだ。
('A`)「『全ての事には意味がある』 お前が生まれた事には意味があり、狩人になった事にも意味がある。
そしてそれはお前の祖母にも言える事なんだ」
それだけ言うと、ドクオは恥ずかしそうに頬を掻いて横になった。
('A`)「何も保証する物はないが、まだまだお前には時間がある。悩む時間も、戦う時間も。それだけは俺が保証してやる」
背を向けて、寝袋に包まるドクオ。
その姿を見たデレは、同じように横になった。
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:22:25.92 ID:PzNwG6HfO
- 次の日
AM8:30
(*゚∀゚)「大体二百くらいは集まったニャー!」
次の日、ツーが成果を報告する。
('A`)「一日でそれだけ集めたか。流石だな」
(*゚∀゚)「ニャー、もっと褒めて良いニャ!頭撫でても良いニャ!!」
('A`)「準備は出来たな。デレ、そっちも良いか?」
自らの得物を確認しながら、後ろで調合を行っていたデレに声を掛ける。
ζ(゚ー゚*ζ「はい、私も大丈夫です」
ドクオは、息を大きく吐いて、昂ぶる心を落ち着けた。
飛竜と相対する時は、いつもこうだ。いつまでも慣れない。慣れてはいけない、と身体が認識しているのだ。
('A`)「……行くぞ」
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:22:25.95 ID:Scm/fVxG0
- しえ
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:22:57.91 ID:TjjMTMeFO
- おもろい
支援支援
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:23:11.62 ID:PzNwG6HfO
-
事前の確認を済ませていたため、道順は完璧だった。それに加えて今回は最初から松明を持っている。
駆け足で昨日通った道を、駆ける。
('A`)「!!」
ζ(゚ー゚*;ζ「!!」
ドクオとデレの視界の端に捉えた灰色の影。 【毒怪竜】ギギネブラがそこにいた。
洞窟に入ってから結構な距離を走った。陽の光が入る場所で戦うのは厳しい、とドクオは一瞬で判断した。
('A`)「デレ、俺はこのまま突っ込んでいく。 お前はここからサポートを頼む。ツーは戦闘に参加するな。この松明を持って出来る限り走り回るんだ」
ζ(゚ー゚*;ζ「でっ、でもっ!それじゃドクオさんが孤立しちゃいます!!」
余りにドクオ頼みの作戦に、デレは抗議する。
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:24:51.71 ID:BMYki30t0
- sie
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:25:59.80 ID:PzNwG6HfO
-
('A`)「俺とお前の武器を勘案した結果の作戦だ。それにツーの持っている松明。あれは俺達の命を繋ぐ綱だ。お前は俺とツーのサポートを同時に行わなければならない」
ζ(゚ー゚*;ζ「でもっ」
(*゚∀゚)「よすのニャー、デレ。それが最適なのニャー」
ζ(゚ー゚*ζ「ツー様……」
ドクオは、デレを安心させるように微笑んだ。
―――大丈夫だ、と
それに
('A`)「……その弓、飾りじゃないんだろ?」
ζ(゚、゚*ζ「………!」
背に携えた双剣を引き抜き、爆発的な加速と共に、ドクオは駆け出す。先程までの駆け足とは比べ物にならないスピード。
遅れてツーも駆け出した。命の綱を口にくわえて。
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:27:26.34 ID:8jH/HZ2R0
- しえー
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:31:04.69 ID:g7TszN3s0
- どくおがイケメンすぎてぬれぬれだわ
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:35:54.60 ID:BMYki30t0
- 猿ううう
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:40:58.45 ID:8jH/HZ2R0
- いいとこなのにさるか
- 104 名前:解除きたかな?:2011/03/10(木) 23:44:52.00 ID:PzNwG6HfO
-
ギギネブラも、勿論その動きを察知している。
飛竜は、まず吠える。その圧倒的存在感を示す為に。そして、その叫びは人間の許容範囲を大幅に越えている。
人間は、飛竜の声だけで動けなくなるのだ。
狩人と飛竜の戦い、最初に主導権を握るのは飛竜である。これは絶対的な自然の摂理である。
だが飛竜が狩人の姿を確認し、脊椎から『叫べ』と命令するのに0.5秒。実行するのに2秒。計2.5秒。
その間に、一撃を加えられれば―――
Gyaaaaaaaaaaaaa
('A`)「よぉ、昨日ぶりだな」
単純な一撃、振り上げて振り下ろす、という単純な動作。
しかし、その一撃は余りにも予想外。
口から出かけた、咆哮は痛みと共に消えた。
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:47:08.17 ID:PzNwG6HfO
-
ζ(゚ー゚*;ζ「……早い!! なに、今の……」
ツーも少し遅れてドクオに追い付いた。
(*゚∀゚)「まったく、こっちに少しくらい合わせてくれても良いのにニャー」
ギギネブラも不意の一撃から立ち直り、透かさず自分の感覚を最大限に研ぎ澄まして侵入者の数を確認する。
熱源は二つ。
そう判断したギギネブラは、自分の首を振った。ただそれだけ。
広範囲に及ぶ凪ぎ払い。感触はなかった。
('A`)(やはりな。この攻撃は予測済みだ)
ドクオが、昨日確認していたのはギギネブラの身体の構造。
余りにフルフルと似通ったその身体から、伸縮性のある首を生かした攻撃は予測の範疇だった。
まず、ドクオは頭を狙った。
理由は『一番堅そう』だから。
ギギネブラの最硬の肉質を確認するためだ。
『キーン』と甲高い音が響く。
('A`)(やはり弾かれるか……)
一度バックステップをして、距離を取る。奇襲が通用するのはここまでだ。
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:52:14.77 ID:x6IIiYDU0
- 支援
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:54:09.94 ID:OmpabZQbO
- さるったみたい
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/10(木) 23:56:16.20 ID:f2IQtnE30
- ちょうど日をまたげるからラッキーだな
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:00:14.99 ID:Sa+2usRuO
- ギギネブラには、目も無ければ耳もない。しかし、確かに嗤った。不様に弾かれた人間の武器に。
『飛竜である我々に人間風情が生意気だ』と。
ドクオは、周囲を確認する。ギギネブラの注意がドクオに向いている今、ツーの危険度はそこまで高くないだろう。
後ろにいるデレは見えないが、機を伺っているに違いない。
もう一度凪ぎ払われた首を、ドクオは身体を回転させて躱した。
瞬間、紫の靄が飛んできた。これが聞いていたギギネブラの猛毒か。
ドクオは落ち着いて、前方に回避行動をする事で、また躱した。
ζ(゚、゚*;ζ「……凄い、これが伝説に聞くGの実力」
ドクオは止まらない。常に位置を代えて立ち回っていた。
ギギネブラの前方にいたと思えば後方にいる。 左方にいると思えば右方にいた。
そんな蝿の様に動き回るドクオに対して、ギギネブラは全身を使って潰しにいく。
頭を、首を、尾を、毒を使って全力を持って潰しにいく。
飛竜と狩人との戦いは、長い。古来から続く狩る、狩られるの関係。
ギギネブラを構成する遺伝子の一つ一つが、命令するのだ。
『狩人は全力で潰せ』と。
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:02:01.77 ID:eK5994wN0
- しえーん
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:02:26.39 ID:vPcXiHRI0
- しえんたー
- 112 名前:五分に一レスペースにします:2011/03/11(金) 00:05:07.86 ID:Sa+2usRuO
-
('A`)「のろま、そんな遅い攻撃で俺を捉えられると思うな」
その攻撃を全て躱す狩人に、ギギネブラは苛立つ。
『何故当たらない』『お前より何倍もの大きさを持つ、私の攻撃が』
だから、ギギネブラは突っ込んだ。その身体を生かし、突っ込んだ。
それこそが、飛竜、牙獣、全ての種、共通の広範囲攻撃だ。
初めて見る行動パターンを、ドクオは注意深く観察する。
('A`)(脇下は……無理だな)
そう判断すると、ドクオは双剣を納刀し、大人しく走った。
飛竜の突進は、その巨体故に絶大な威力を誇るが その重量故に途中で方向を変える事が出来ない。
ギギネブラの思惑は、ドクオの前に又空振りで終わる。
('A`)「さて、そろそろ良いか。もう覚えた」
この一言が合図。狩人から飛竜に対する宣戦布告。
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:06:46.25 ID:OiXn55Q6O
- 調子コイたドクオさんが捕食されるんですね!
- 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:07:10.74 ID:arRricAGO
- 支援
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:07:21.06 ID:eK5994wN0
- 解体作業
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:07:25.64 ID:8rlpm4V+0
- しぇいは
- 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:10:42.77 ID:Sa+2usRuO
- まず、ドクオは一番厄介なギギネブラの首を潰そうと決める。
重要なのはタイミング。
ドクオはギギネブラの左前に立つ。ここに立った時、必ずギギネブラは首を振り回して攻撃してくるからだ。
そして、それは狙い通りやっときた。 それに加えてもう一つ。ギギネブラは首を凪ぎ払う時、必ず左右両方に二回振るうのだ。
そこがポイント。
左から右に切り替わるタイミング。そこで、ドクオは金の剣を突き出した。
遠心力の付いていない左右の切り返しのタイミング。そこを狙う。
('A`)「その石頭、裏側まで堅いのかな?」
そしてその思惑は見事に的中する。
金色の剣で、首を抑えられたギギネブラは歯噛みする。
次いで激痛。
ギギネブラ自身、視認する事は出来ないが自分の喉に何かが突き刺されたというのは直ぐに分かった。 突き刺さった銀の剣。
これで、咆哮は潰された。
- 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:11:56.26 ID:Of5ALuSF0
- しえん
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:12:51.88 ID:QOTJ0PHW0
- 追いついた、糞コテいたみたいだけど気にしないで続けてほしい、楽しみにしてるぜ!!!
- 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:13:52.03 ID:Sa+2usRuO
-
(;*゚∀゚)「にゃんというめちゃくちゃな戦い方だニャー。たった一撃で、あの厄介な咆哮を潰しちゃったニャー」
すぐさま、ステップを踏み前進するドクオ。狙いは脚部。
先程までの戦闘で、一番の安地がそこにあると見抜いたのだ。
凄まじい勢いで振り回される金銀の双剣。
着実にダメージを蓄積させていく。
('A`)「裏は柔らかいんだな」
切り払い、切り返し、突き、袈裟切り、様々な振りを組み合わせて繰り出されるドクオの斬撃。
傍から見れば、ただただ踊っているように見える。
これに息を呑んだのは、後ろで戦闘を見ていたデレだった。
ζ(゚、゚*;ζ「なんなの……あの動き。普通じゃないよ」
ギギネブラは、余りの痛みに堪らず飛び上がる。
飛ぶ、という能力がもたらす優位性は計り知れない。飛べる、というのは自分のタイミングで戦闘を仕掛ける事が出来るという事だ。 そして、自分のタイミングで戦闘を切り上げる事が出来る。
制空権は、飛竜にある。
ギギネブラは、その事実に安堵した。
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:14:29.99 ID:8rlpm4V+0
- しえ
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:14:35.76 ID:w97sd1VT0
- しえん
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:17:03.45 ID:x+eLMi1p0
- 支援
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:18:36.74 ID:Sa+2usRuO
- ―――しかし
('A`)「デレ、今だっ!!」
次の瞬間降り注いだ雨。それは、痛みを伴ってギギネブラに降り注いだ。
ζ(゚ー゚*ζ「空は任せて下さいっ!」
なんという事だ、もう1つ自分に脅威が迫っていたのか。
ギギネブラは、突き刺さった矢を身体を捻る事によって抜き出した。
そしてそのまま
('A`)「危ないぞっ!」
ζ(゚ー゚*;ζ「くっ……」
緊急回避で、辛うじて躱したデレ。
急に目の前に現れた飛竜。デレは息を呑む。何度か飛竜を狩りに行ったことはある。しかし、いきなり目の前に現れるというのは初めての経験だった。
思考がまとまらない。離れるか、反撃するか、迷ってしまった。
一瞬の間。自分の前を死神が通り過ぎたような気がした。
ギギネブラの毒線が怪しく光る。今にも放出されるギギネブラの毒ガスに目の前が暗くなる。
ζ(゚、゚*;ζ「!?」
- 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:25:06.25 ID:P2jbAECt0
- 支援
- 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:25:06.38 ID:Sa+2usRuO
-
(#*゚∀゚)「ニャアアアァァアアア!!!!!」
ζ(゚、゚*;ζ「!!」
身体が動いた。ツーに頭を小突かれて、反射的に動いたのだ。
ζ(゚ー゚*;ζ「ハァ……ハァ……。ありがとうございます、ツー様」
(*゚∀゚)「ニャー」
油断していた。ドクオの圧倒的な力量を見て、完全に気を抜いていた。
深呼吸して息を整える。追撃してこようとしたギギネブラは、ドクオによって抑えられていた。
出来る、やれる、私は勝てる、負けない、負けちゃいけない。
ζ(゚、゚*ζ「………」
毒ビンから用意していた毒矢を一気に十本取り出す。矢を地面に叩きつけ、もう一度息を吸う。全開まで吸ったところで、それを体内に留めた。
矢をつがえて、放つ。この間僅か0.5秒。それを繰り返す。
的確にギギネブラの弱点、腹裏に射る。
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:26:24.15 ID:8rlpm4V+0
- ししええんん
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:30:47.72 ID:04+iRaB70
- 現行のモンハン作品の中で一番面白い
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:32:58.75 ID:Sa+2usRuO
- ('A`)(……へー)
自分の脇を通して飛んでいく矢を見て、ドクオは唸った。
誤射を恐れぬ度胸と、正確性、そしてその連射速度。目を見張るものがある。
十本を射ち切ったところで、ギギネブラに変化が現れる。
('A`)「色が変わった」
そして変化は肉質にも現れる。 今まで平然と斬れていた尻尾が、堅くなった。
ドクオは、また距離を取る。色だけでなく肉質も変わるとなれば、もう一度様子をみた方が無難だろう。
それに呼応するように、どす黒く変色したギギネブラも氷壁に張りついた。
('A`)(……なにかヤバいのが来るな)
ギギネブラは、氷壁に張りついたまま毒ガスを吐いてきた。
一度ではなく、三度。
('A`)「避けろ!」
だが、数は増えようと速度は速くない。 二人と一匹は難なくそれを躱す。しかし、ギギネブラの狙いはそこに非ず。
(;*゚∀゚)「ニャー!?」
狙いは一番反応の小さいツー。奇しくも、飛竜の本能が、ドクオ達の一番のウィークポイントを突く形となった。
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:35:43.05 ID:Sa+2usRuO
-
直後、明かりが消えた。
命の綱が掻き消えたのだ。
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:37:55.94 ID:OiXn55Q6O
- 怒りの描写見て思ったんだけど
平常→頭やわらか尻尾カチカチ
怒り→頭カチカチ尻尾やわらか
じゃなかったっけ
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:39:33.67 ID:Sa+2usRuO
-
【間幕】
o川*゚ー゚)o「あれは……モンスター」
『なっ、なんですって!?姫様、お下がりください。危険です!』
o川*゚ー゚)o「いえ、どうやら狩人様と戦っているようです」
『……本当ですね』
辺りが一瞬暗くなった。どうしたのかは分からなかったか、それがハンターにとって良い事ではないとは、分かった。
『……姫様、どうするおつもりですか?』
姫様、と呼ばれた少女は首を振る。
o川*゚ー゚)o「いいえ……私はただ、歌うだけです」
『英雄の唄を……』
- 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:39:53.29 ID:eK5994wN0
- そういえば逆だな
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:41:04.12 ID:QOTJ0PHW0
- まぁ気にするなって、逆に置換して考えりゃ問題ない
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:43:13.66 ID:GG7i9zz80
- また駄犬が難癖付けてんのか
ドラクエ作者の件で味を占めたか?
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:43:31.16 ID:Sa+2usRuO
- >>131 うわああああああああああ!!!!!!!後で確認してまとめ様に一応報告しておきます!!!!!!!うわああああああああああ!!!!!!
- 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:44:29.32 ID:Sa+2usRuO
-
松明が消えた。真っ暗になった洞窟の中で、デレの心に不安が過る。 闇に紛れ姿を消したギギネブラ。
非常に不味い状況だった。ギギネブラの本質は、暗闇でこそ発揮される。
ギギネブラも相当弱っている様だが、退くしかない。悔しいが、仕方がない。
('A`)「ツー、“あれ”の出番だぞ!」
(*゚∀゚)「ニャー!」
ツーは、自分の秘密のポーチをひっくり返し、中に入っているそれを排出する。
瞬間、洞窟は柔らかな光に包まれた。
ζ(゚、゚*ζ「これは……雷光虫」
ドクオがツーに準備させていたのは、これだった。
温かく発光する雷光虫の灯りで、ギギネブラの姿は丸見えとなる。
('A`)「そろそろ終わらせるぞ、デレ!」
ζ(゚ー゚*ζ「はいっ!」
先程過った不安は、いつの間にか消えていた。
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:44:44.72 ID:GG7i9zz80
- >>136
ここはオリジナル設定ってことで一つ
- 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:45:52.74 ID:Sa+2usRuO
-
ドクオが切り込む、腹部を重点的に万遍なく斬る。ドクオは先程までの戦闘では弱点である腹部を狙う事は極力しなかった。
弱点を的確に狙うデレの邪魔になってはいけないと思ったからだ。
だが、デレの力量を知った今、その遠慮は不要だった。 ただひたすらに斬り結ぶ。
後ろから飛来する矢は、ドクオの身体の隙間を縫ってギギネブラに突き刺さる。
そして、今まで戦闘に参加せず歯痒い想いをしていたツーも全力で剣斧を振るう事が出来るようになったのだ。
ドクオの背中を後ろから見ていたデレは、自分の胸の高鳴りを聞いた。
自分の実力以上の力が出せる。
あの背中に追い付きたい、そう思った。
不意に、お祖母ちゃんが歌ってくれた子守唄が聞こえてきた。
『生命は生まれ、生命は尽きる』
『生命は芽生え、生命は枯れる』
懐かしい歌。お祖母ちゃんが歌ってくれた【英雄の詩】。
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:46:25.42 ID:Sa+2usRuO
-
『陽は昇り、陽は沈む』
『潮は満ち、潮は引く』
ζ(゚、゚*ζ「生きるという事が、死ぬという事 死ぬという事が、生きるという事」
弓を上に構え、そして放つ。数十本の矢を同時に空中に射出し、その全てが大きな放物線を描き吸い込まれる。
『曲射』 抜群の空間把握能力と、充分な筋力を持つ弓使いにしか扱えぬ技。
ζ(゚、゚*ζ「死の意味を知り、生の意味を知る」
『喰うモノ、喰われるモノ』
『火と水、空と大地』
(*゚∀゚)「世界の広がりは、己の意志の中に 全てに意味があり、全てに意味はない」
再びドクオを包む赤い発光。ドクオの目が輝きだす。これが双剣使いの本質。己の命を消費し繰り出す必殺の技。
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:47:42.64 ID:Sa+2usRuO
-
('A`)「世界は巡り、世界に還る」
それは舞。乱れ舞う、一陣の風。
―――鬼人乱舞
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:48:07.92 ID:8rlpm4V+0
- しえん
- 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:48:35.77 ID:eK5994wN0
- ヒュー
- 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:49:14.00 ID:Sa+2usRuO
-
【終幕】
o川*ーーー)o『―――全てに宿る、大いなる意志へ』
一人の少女が歌っていた。雷光虫の光が優しく照らす銀盤のステージで、少女はただ歌っていた。
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:50:53.35 ID:goUBHCXq0
- しえ
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:54:48.87 ID:ZP/fHmyRO
- まとめまだ?
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:56:56.88 ID:6DtP4VK80
- 素敵だぁ
- 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 00:58:11.55 ID:wfqd/FSr0
- いいねえ
- 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:00:21.96 ID:Qf0WKRuXO
- 猿に捕まったか
- 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:03:11.49 ID:ufwoLwBR0
- 支援少ないな
読ませてもらう側の態度がおかしい
- 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:07:48.77 ID:x+eLMi1p0
- >>138
こういうのをオリジナルにするのはいかんだろう・・・
支援
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:08:12.15 ID:Sa+2usRuO
-
PM2:30
('A`)「ふう、剥ぎ取りっつーのは、どのモンスターでも面倒だな」
(*゚∀゚)「ニャー、オレっちも少し持って帰るニャー!」
狩り終えたギギネブラからある程度自分に必要な分の素材を剥ぎ取る。
残りの素材は、ギルドに連絡して荷台にて持ちかえる手筈だ。
('A`)「ほら、君の分だ」
ドクオの手に握られていたのは、プロの解体屋も真っ青な程丁寧に剥ぎ取られたギギネブラの上皮と猛毒袋だった。
('A`)「これで新しい弓を作るのも良い。そのまま売って金にするのも良いだろう。 これは、君の報酬だ。受け取ってくれ」
ζ(゚ー゚*ζ「でも、私……」
('A`)「大丈夫、保証するよ。君は腕利きの弓使いだ。誇りを持っていい。 だから強い心を持て。君が今、ここにいる事には“意味”があるんだ」
ζ(゚ー゚*ζ「……はい」
洞窟には、未だに暖かな光りを放つ雷光虫がフワフワと浮かんでいた。
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:08:54.65 ID:eK5994wN0
- さるやだな
- 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:10:04.25 ID:wfqd/FSr0
- ドクオさんネブラ弓は無…ゲフンゲフン
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:10:27.51 ID:Qf0WKRuXO
- ドクオさんマジかっけー
- 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:11:20.41 ID:eK5994wN0
- 捌く上手さもG級か
- 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:14:55.48 ID:Sa+2usRuO
- ('A`)「!!」
ピリピリと頬を刺激する風が横切った。
('A`)「……今のは」
それを見上げると、東の方に大きな積乱雲見える。
('A`)「嵐が来るな……」
漂っていた雷光虫が、その風に巻き込まれるように飛び立っていった。
Quest:2 毒怪竜を追え
Quest Clear
『アイツが……アイツが現れたんでさぁ!!!』
/ ,' 3「なんじゃい、騒がしいのぉ」
『奴が……【雷狼竜】の野郎が現れやした!!!!』
/ ,' 3「!!」
To be Continue……
- 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:14:57.90 ID:hY4k+5Xq0
- 乙
今は犬がうるさいから今度からは描写に気をつけてね
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:17:15.14 ID:eK5994wN0
- 乙、もうジンオウガかー
- 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:18:17.71 ID:Sa+2usRuO
- 以上、('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです、2話の投下を終わります。
またも設定ミスがあり、申し訳ないかぎりです。
まとめサイトには、可能なかぎり、>>1から連絡します。
度重なる猿の為に、投下が遅れた事と重ねてお詫びします。
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:20:31.53 ID:Qf0WKRuXO
- 乙かれさまでーす
このドクオさんなら、ダイナミックわんこくらい軽ーくひねってくれそうだな
ブーン達の活躍にも期待してます
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:20:44.61 ID:hY4k+5Xq0
- >>160
支援できなくてスイマセン…
- 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:22:17.86 ID:x+eLMi1p0
- 乙
- 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:23:40.88 ID:Sa+2usRuO
-
また一話の投下終了時に行った次回予告ですが『予告した所まで絶対に書かなければいけない』という、衝撃の事実に>>1が気付いたためボツ、という事になりました。
まだ、デレ編は終わっていませんし、ツーにも謎は残したままです。
今暫らくお待ちください。
質問等あれば受け付けます。
- 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:24:00.96 ID:7wLYDGZc0
- >>158
そのレスはないだろw
- 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:24:31.08 ID:QOTJ0PHW0
- 乙
楽しみすぎる、ホントこうゆうSSに出会えると嬉しい
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:26:22.67 ID:2PEk2CXN0
- >度重なる猿の為に、投下が遅れた事と重ねてお詫びします。
支援しなかったことへの嫌みか?
モンハンしらねえから支援しづれえんだよ
- 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:26:55.03 ID:QOTJ0PHW0
- >>167
何切れてんの?
- 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:33:34.76 ID:VBif1pl80
- >>168
ヒント 犬
- 170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:35:56.55 ID:Sa+2usRuO
- では、これで落ちます。支援、乙、ありがとうございました。
質問の機会は、この話に一区切り付いた後まとめて設けようと思います。
よい狩人人生をー。
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:36:36.55 ID:8rlpm4V+0
- 乙お
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 01:54:09.13 ID:/7xSJGKqO
- ('A`)ドクオと飛竜と時々オカンのようですJ( 'ー`)し
- 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:12:05.41 ID:KbDegx0+P
- おもしろいな
モンハンやりたくなる
でもやったらお守り集めもやらなきゃいけない病になってやめちゃう
- 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:19:46.75 ID:jnnxvJ7O0
- あ
- 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:23:46.20 ID:P2jbAECt0
- 乙でした
現行で二番目に期待してる
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:34:12.85 ID:N1Pv2EDR0
- 筋が甘すぎるしドクオの厨二物語だし先が見え透いてるしなんだかな
でも嫌いじゃないからこれからも頑張ってね
- 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 03:52:16.90 ID:YFCQ5WdR0
- 避難所で書いても人気でないからやり直し?
- 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 04:22:12.95 ID:NNmUmaEpO
- 3が欲しくなった
- 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 04:51:56.08 ID:7hRpHzIrO
- 犬ってなんぞ?
設定ミスは痛恨だったけど、どうにかしてまとまってくれればいいな
- 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 05:35:20.32 ID:9PXve3h40
- 戦闘シーンがかったりー
すげーつまんねー
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 05:56:57.39 ID:eEzbhpGjO
- メモメモ(批判房が出るほどに出来がいいと…)
- 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 06:17:50.75 ID:3qR8fc810
- ブーンが主人公のモンハン作品よりは面白い
現行のsfやファンタジーと比べると劣るけど
- 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 06:18:07.49 ID:3qR8fc810
- ブーンが主人公のモンハン作品よりは面白い
現行のsfやファンタジーと比べると劣るけど
- 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 06:54:59.18 ID:ELB5t1T/i
- 好きだ
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 09:58:48.61 ID:JHbLtxEa0
- かっこいいな
- 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 10:42:44.58 ID:wNwcMWyH0
- 最高に面白いですう!
投下乙∩><∩
- 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 10:43:01.13 ID:wNwcMWyH0
- 最高に面白いですう!
投下乙∩><∩
- 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 10:45:04.04 ID:1QPx1z000
- >>186>>187
串に頼ってID変えているとよく起こる連投
- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 10:50:06.06 ID:Bi4GrwdI0
- >>188
そうまでして普通の話を人気があるように見せ掛けたいかねえ
ブーン系の規模が縮小していることを認めたくないのかしら
- 190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 11:13:31.76 ID:IFiuQ4aY0
- 荒らしは帰れ
お前らのせいで現行で一番素晴らしいこの作品がだいなし
- 191 名前: 忍法帖【Lv=6,xxxPT】 たねしま ◆POPURA//6Q :2011/03/11(金) 11:35:05.97 ID:0Rj3lxAs0
- 今読み終えたよ
>>1乙バギィ
- 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 11:42:15.93 ID:QRVYDyWE0
- >>1乙ガキンガキン
双剣ってコウリュウノツガイだよな?
- 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 11:45:35.64 ID:i9QW4uhE0
- 乙
つまらんけどね
- 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 12:19:48.67 ID:0GfaAwDKO
- 金銀ヌヌならゲキリュウじゃないかな
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 12:20:33.31 ID:i+gWvAlFO
- >>186>>187
時間がずれてるので串ミスでなし
貶めの為の下手な自演でした
- 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 13:02:23.36 ID:i9h2lARz0
- 避難所のモンハンスレよりもずっと表現豊かで面白いよ!
あっちのクソ作品が潰れるまで頑張って!
- 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 13:43:24.28 ID:buTb/4r00
- 避難所のモンスターハンターのようですは微妙だからな
いっそのこと次回は同じ時間に投下して力の差を見せ付けてやればいい
- 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 13:56:16.74 ID:BVmG8YYCO
- 春だなぁ
- 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 14:04:53.06 ID:KbDegx0+P
- ひがみがすっげぇナ
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