爪'―`)y‐ラストオブヒーローのようです 

264 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/01/31(火) 00:31:40.87 ID:Mo0AExya0
      〇
爪'―`)y‐。〇

ふぅっと息を吹くとあたりに煙が立ち込める。
フォックスは残り短くなったタバコを投げ捨てると、靴の裏でもみ消す。


灰が飛び散り地面に焼け跡が焦げ付いて真っ黒になる。
普段なら辟易するところだがどうせ文句を言ってくれるものすらこの地上にはいないのだ。




267 : 忍法帖焼けてえらい遅くなりますめんご : 2012/01/31(火) 00:33:42.27 ID:Mo0AExya0
爪'―`)y‐(なんで人間ってのはこんなことしちまうかねぇ・・・)

自分が今まで守ってきた人類のあまりの愚かさに思わずため息が出た。

首を傾けるとタバコの灰よりも濁った空が出迎える。
事実灰は降っているような気もする。
すぐ横にあった民家の柱を蹴飛ばしてなぎ倒すと、そのまま腰掛ける。

爪'―`)y‐「こいつで最後か・・・」

268 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/01/31(火) 00:35:43.98 ID:Mo0AExya0
懐からタバコを取り出し、火をつける。
有り金をはたいて買い貯めたタバコがもう一本となった。
つい数週間前のことだったのだと思うが幾分減りが早い。
何もすることがないと、タバコにばかり手が伸びてしまうのだ。


爪'―`)y‐「そろそろ潮時だな・・・ゴホッゴホッ」

咳とともに出た血糊は焦げの上に重なる。
赤と黒とのコントラストが忌々しい。

270 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/01/31(火) 00:37:45.96 ID:Mo0AExya0
爪'―`)y‐「まさか他でもない自分の手で滅ぶとは因果なもんだ・・・」

フォックスはまだ半分以上残っていたタバコを投げ捨てると、今度はもみ消すこともせず倒れ伏した。

見上げた空には太陽も月も見えない。
ただ自分と人類の愚かさをあざ笑う核の冬が一面に迫っていた。


爪'―`)y‐ラストオブヒーローのようです     終わり


お題:タバコ、有り金をはたく

スレの反応


元スレ→ξ゚*゚)ξブーン系小説練習&イラスト総合案内所のようです http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327916831/l50

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Filed under: 2012年短編 — 青空ヒート 01:38  Comments (0)
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