川 ゚ -゚)正直者が夢を見るようです

 

221 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/02/09(木) 00:08:48.55 ID:7z30BWBq0
私は大変な正直者である。
しかしそれは同時に融通が利かないともいえる。

今日も会社の就職面接だが、おそらくまた人事の連中に笑われて終わるのだろう。


学生時代に打ち込んだものは?
はい。漫画とアニメとオシャレな服を買うことです。

どうして授業単位を落としたのですか?
朝に弱いからです。

サークルや部活に入らなかったのは?
コミュニケーション能力に自信がなく、また家で一人でいる方が楽だからです。


生き残る訳がないのだ。
たてまえばかりが横行するこの現代社会で、私のようなお粗末な正直者など。



223 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/02/09(木) 00:11:14.85 ID:7z30BWBq0




川 ゚ -゚)正直者が夢を見るようです


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Filed under: 2012年短編 — 青空ヒート 22:43  Comments (0)

(-@∀@)点を繋いで線とするようです

609 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/02/05(日) 18:12:13.55 ID:h9Hyh6U70

何一つ不自由のない僕だったのだが、一つだけ悩みがあった。
恋の悩みだ。


川 ゚ -゚)「ランチに行こう」


同僚のクーとはランチを共にする程度の仲だ。
同期として入社したが、部署が違うので普段の彼女の仕事ぶりは知らない。

入社した時からずっと平行線の関係を続けていた。
僕らの線は決して交わることなく、今の今まで続いている。
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Filed under: 2012年短編 — 青空ヒート 18:26  Comments (0)

シベリア2周年祭り:モーターサイクル/エンプティネス

467 :モーターサイクル/エンプティネス:2012/02/04(土) 18:38:52.62 発信元:223.135.16.102
仄白い曇り空は鈍いろに変貌し、見る間に吹雪きはじめた。
クーは顔を上げて窓の向こうを眺める。往来には一台の車も通らず、
ただ雪が縦横無尽に駆け巡っては地面に叩きつけるばかりだった。

川 ゚ -゚)

外の世界の観察をやめ、クーはふたたび読書の世界に入った。
頼んだココアが湯気を失い、膜を張り出したのを気づかないほど、
クーにとって、この小説はそれほど魅力的な内容であった。

やがてその小説も大詰めに入った。物語もいよいよ終焉だ。焦らずに、
堪能しながら読むことにしよう。クーは目を閉じて、満足げにため息をついた。

どうやら、自分がこの場に居ることを忘れるほど小説世界に没頭していたようだ。
冷めたココアをスプーンで掻き混ぜながら、意識のピント合わせをする。
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Filed under: シベリア2周年祭り — 青空ヒート 00:12  Comments (0)

川 ゚ -゚)12/24の贈り物のようです

49川 ゚ -゚)12/24の贈り物のようです:2011/12/22(木) 00:36:51 ID:.5AlPMVI0

私には十も年の離れた妹がいる。

彼女は何をやらせても要領が悪いが、その代わりとても人当たりがいい。
おまけに、無愛想な私にも、非常によく懐いてくれている。
私は彼女のことを目に入れても痛くないほどに可愛く思っていた。

o川*゚ー゚)o「お姉ちゃん! お姉ちゃん!」

さて、件の妹が慌ただしく私に駆け寄ってきた。
こういう時の彼女は大抵、何か困りごとを抱えている。

川 ゚ -゚)「どうした、キュート?」

今度はどんな相談をされるのだろうか。
宿題にどうしても解けない問題が混ざっていたのか、はたまた体育で上手く動けなかったか。

o川*゚ー゚)o「好きな人にあげるプレゼントってどんなものがいいかな?」

彼女の発した質問は、いつもとは少々ベクトルが異なっていた。

川 ゚ -゚)「……」

世の父親方が娘を嫁に出す時の気持ちが、ほんの少し理解できたような気がした。
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Filed under: -2011年避難所短編 — 青空ヒート 20:53  Comments (0)
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