【会いに来たよ 会いに来たよ 君に会いに来たんだよ】




イラク キルクーク地方

『侵入者を逃がすな!』

『この基地のどこかにいるはずだ! 探せ!!』



( ;ФωФ)「むう……やばいな」

(;゚д゚ )「畜生囲まれた! 情報部のやつら、間違ってたんだ!!」

( ;ФωФ)「いや……我々が相手の策略に落ちただけであるよ……」

(;゚д゚ )「杉浦さんどうすんですか!? このままじゃ私たち……」

( ;ФωФ)つロ 「落ち着け!!
          いいか、吾輩に考えがある。
          まず吾輩が囮になり、奴らを陽動するから主はH−6ポイントで待機している、
          【叡知の姫】シュール・スナオという白人の女に、この封筒を渡し、
          今の吾輩の状況を伝えろ!
          彼女ならそれで状況を覆すことができるはずだ!!」



(;゚д゚ )「しかし……それでは杉浦さんが……!!」

( #ФωФ)「吾輩を嘗めるでない!!
        この【壮烈の侍】杉浦ロマネスク、あんな奴らにやられはせん!!」

(;゚д゚ )「……」

( #ФωФ)「   行   け   !!
        この作戦にはお主等の未来がかかっているのを忘れたのか!?」

(;゚д゚ )「どうぞ……どうぞご無事で……」

ダッ

( ФωФ)「頼むぞ……」

( #ФωФ)「うるああああああああああああああああああああああ!!」



『侵入者だ!! 撃て、撃ち殺せ!!』

ズギュゥン ズギュウン

( #ФωФ)「うぉうぉうぉあー!!」



ダーン



─────────────────────エニイウェアー

( ФωФ)「ここは……」

( ФωФ)。0(知らない場所であるが、とても居心地がいいような……。
          もしやここが……天国……)

( ФωФ)「ふふふ……流石の吾輩も、遂に命つきるときが来たか……」



( ФωФ)。0(あいつらは基地を制圧できただろうか……。
          ドクオは店を……あの自殺願望女は……。
          シャキン……フッサール……ジョーンズ……先生……)

( ФωФ)。0(すまぬ、吾輩は逝かねばならぬようだ……
          すまぬ……!!)



『ロマ。まだあなたは死んだ訳じゃないわ』



( ФωФ)。0(先……生……?)



('、`*川「ハロー。久しぶり」

( ;ФωФ)「先生……?
        本当に、先生なんですか……?」

('、`*川「そーよ。何、私じゃなかったら何だと思うわけ?」

( ;ФωФ)「でも、先生はあの時、確かに……」

('、`*川「うん、死んだわ。でも、現にこうしてあなたの前にいるのよ?
      この事態、どー説明してみる?」

( ;ФωФ)「吾輩……いや、僕は死んだ……のですか?
        いやでも、さっき先生は……」

('、`*川「うーん、やっぱりロマは察しがいいなぁ。
      そ。あなたはまだ死んだ訳じゃないわ。
      それに近い状態ではあるけれども」



('、`*川「私たちが今いるのは、俗に言う『三途の川のほとり』。
      あなたが進めば死ぬし、戻ると言えばまだ生きていられる」

( ;ФωФ)「僕はイラクで撃たれ……そして今、ここに来た……。
        文字通り、生死の境をさまよいながら……。
        すぐには信じられませんが、信じる他はないようですね……」

('、`*川「ざっつらい! ショボちゃんと違って話が早くて助かるわ」



('、`*川「で、どうしたい?
      このまま死ぬか、戻って生きるか」

( ФωФ)「愚問ですね。僕はまだ生きる必要があります。
        まだ僕は戦地に赴き、たくさんの仲間とともにがんばる義務があります。
        それに、我が友や弟子、ほっとけない奴らが幾人もいますし……。
        僕は……ここで死ぬわけにはいかないんです」

('、`*川「……ショボちゃんもそう言ってたわ。『まだ死ぬわけにはいかない』って。
      そうよね、みんな、まだ死にたくないわよね……」

('、`*川「あーあ、また、暇になっちゃうなぁ……。
      ま、いいわ。生きたい人間をむりやりこっち側に引っ張ってくる訳にもいかないしね」

('、`*川「そろそろ、あなたを現世に返さなきゃ。
      まだちょっと名残惜しいんだけど……しょうがないよね」

( ФωФ)「先生……僕は、半年くらい前に事故から生還したシャキンの話を聞いて……。
        そんな夢物語あるわけないと思ってたんですけど、やっぱり……」

( ФωФ)「やっぱり、先生に会えて嬉しいです。たとえ、夢であっても」

('、`*川「……嬉しいこと言ってくれるじゃないの」



( ФωФ)「先生……それじゃ」

('、`*川「ええ、お別れね……。
      グッバイ、ロマ」

( ФωФ)「また、いつか会う日を楽しみにしてます」

('、`*川「なるべくその日が遠くなることを祈ってるわ……。
      ちょっと、寂しいけどね」



('、`*川「……行っちゃったか」

('、`*川「ありがとうね、ロマ」



─────────────────────テヘランの病院

( ;ФωФ) ガバッ

( ФωФ)「……」

( ФωФ) フゥ


( ФωФ)「……いかんな、つい昔の口調が出てしまった」

『やあ! お目覚めかい中年ジャップ』

( ФωФ)「!! その声は……」

lw´‐ _‐ノv「ハロー、【壮烈の侍】杉浦ロマネスク。
       ちゃんと股間のロングマッシュルームは勃ってるかな?」

( ;ФωФ)「【叡知の姫】シュール・スナオ……。
        目覚めのジョークとしては最低であるな」

lw´‐ _‐ノv「残念。ミルナ=コッチにはバカ受けだったんだが」



( ФωФ)「んで、吾輩が倒れてからの戦況はどうなった?」

lw´‐ _‐ノv「あんたの目論見通りいったよ。わりとすぐ作戦が立てられた。
       けど、正直あんたがあの封筒を渡す前に死んでたら危なかったね」

( ФωФ)「ふむ……では、あの基地は落とせたのであるか?」

lw´‐ _‐ノv「うい」

( ФωФ)「それだけ聞けりゃ安心である」

lw´‐ _‐ノv「次の決戦は早く見積もっても来年3月あたりになりそうで。
       それまであんたはゆっくり休むといいさ」

( ФωФ)「承知したのである。3月あたりまで日本で静かにしてることにするのである」

lw´‐ _‐ノv「んじゃ」






( ФωФ)。0(3月……そう言えば、先生の命日はそのあたりだったな……)

( ФωФ)。0(……久々に、墓参りにいくとしよう)

  【新世界】




(’e’)「や、どうも。このところどうですかな?」

『ええ……悪くないわ。アイデアが尽きることなんて考えられないくらい』

(’e’)「さいですか。現在のすすみ具合は?」

『60%といったところね。もういくつか出来上がった原稿もあるけど、チェックがまだだから』

(’e’)「あ、分かりました。そうそう、ファンレターが来てますよ。
    全国の同じ趣味の女の子達からです」

『そう、じゃあ玄関の靴箱の上に置いてくれない? あとで目を通すから』

(’e’)「了解しました。ああそうそう、作中でやってみたいプレイなどありましたら、
    是非電話下さいね。儂と仲間が飛んできますから」

『頼もしいわ。それじゃ、そろそろ私は続きをするから』

(’e’)「かしこまりました。そいじゃ、また来週来ます」

『いつもいつもご苦労様』



『……ふぅ。編集者ってこっちの都合考えないから嫌い。
 まだまだ締め切りは先なのに、なんで今頃来るのかしら』

『気を取り直して、続き続き……』

『ふふふ……この仕事、儲かるのも嬉しいんだけど、
 最近仕事そのものが楽しくなってきたのよね……性に合ってるのかしら』

『この世界がこんなに楽しいなんて、ちょっと前までは思いもしなかったわ』



(*゚ー゚)「あー、もうBL漫画描くの楽しくってやめられないわぁ……」

(*゚ー゚)。0(なーんか忘れてるような気がするけど……漫画描くのに忙しいし、まあいっか)


  【しはす】



  _
( ゚∀゚)「なーハイン。12月の事、師走って言うだろ?
     この時期は先生が忙しくなって走り回るからそう言うんだってwwww」

从 ゚∀从「知ってた」
  _,
( ゚∀゚)「……」

从 ゚∀从「そーだ、先生って言えばさ、高2のときの担任の……」
  _
( ゚∀゚)「あ! オサムちゃん!」

从 ゚∀从「そうそう! あの人面白かったよなー!」
  _
( ゚∀゚)「うんうんwwwあの人の宿題簡単だったしなwwww
     何でいつも棺桶しょってるのかわかんなかったけど」

从 ゚∀从「いつも隣のクラスのリリ先生を追っかけては校長に叩きつぶされてたよなwww」
  _
( ゚∀゚)。0(ああ……そうか……)
  _
( ゚∀゚)。0(オサムちゃんにとっては毎日が師走だったんだなぁ……)
                   _
从 ゚∀从 オチナシ イミナシ (゚∀゚ )

  【しはす2】




('、`;川「ショボちゃん、風邪ひいて、熱が、すごいんだって?
      ロマに、聞いたわよ」

('、`;川「はい、風邪薬。一番、高いの買って、きたんだから、早く飲んで、寝なさい」

('、`;川 ハァハァ ゼェゼェ

('、`;川「な、なーに、ショボちゃん……」

('、`;川「え? 何で、そんなに、疲れてるかって?」 

('、`;川「んーん、なんでも、ないわ、ハァ、うん、ほんとよ?」

('、`;川「さ、病人は、早く、寝なさいね……」



(`・ω・´)。0(最近になってようやく、あの時あなたが、
        自分のために風邪薬を走って持ってきてくれてた、と言うことに気がつきました……)

(`-ω-´)。0(先生……あなたは死んでしまったけれど、いつも心の底にはあなたがいます……)


  【ジーザス!】




〜〜〜〜〜〜〜〜〜ハイン&ジョルジュ宅、ジョルジュの部屋

从 ∀从

从 ∀从「……」

从 ∀从「『白衣の淫乱ナースvol.4 〜両腕骨折編〜』……」





从# ∀从 バツーン



『ハイ〜ン! たっだいま〜!!』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜ドクオ(&シャキン)宅、ドクオの部屋

(;'A`)。0(う〜ん……ジャビイを工場の近くに行かせるか、
      それとも先にミュールをやっつけるか……。
      ああでも、こっちはリンクスで足りるかな……?)

バキッ ドーン

ドタドタドタ
  _
( ;゚∀゚)「Help! I need somebody, Help! Not just anybody,
     Help! You know I need someone,Help!!!!!!!!!!」

(;'A`)「うわっどうしたの、ジョルジュ君!」
  _
( ;゚∀゚)「た、助けて! 死にたくない! お義兄さん!」

(;'A`)「どどっどおしたのよ! 一体何!?」



『ど〜こ〜だ〜 じょ〜る〜じゅ〜……』


  _
( ;゚∀゚)「ひぃっ! この家に入ってきた!!」

(;'A`)「一体何があったのさ!?」



(;'A`)「今の声ハインでしょ? ハインがあそこまで怒るなんて、
    ジョルジュ君一体何やったの!?」
  _
( ;゚∀゚)「実は、カクカクシカジカで……」

(;'A`)「うああああ! それわかる! すっごい分かるけど!!
    兄として認めちゃいけないって言う気もするけど、
    男としてすっごい理解できるけど!!」
  _
( ;゚∀゚)「どうしよう、きっと殺される……!」



『ど〜こ〜だ〜 に〜か〜い〜か〜?』


  _
( ;゚∀゚)「ひぃぃ! 来る、きっと来る!!」



ダーン ダーン ダーン

『ど〜こ〜だ〜 』


  _
( ;゚∀゚)「うわぁぁぁ! か、階段を上ってきてる……」

(;'A`)「お、落ち着きなさい! おおお、お義兄さんに任せなさい!!
    ハインと一緒に過ごしてきたキャリアならこっちのが上だ!!」
  _
( ;゚∀゚)「た、頼もしいです!」



『あ〜に〜き〜の〜へ〜や〜か〜!?』


  _
( ;゚∀゚)(;'A`)「「き、来た!!」」



ギィィィィィィィ



从# ∀从「……ここにいたか。兄貴、そいつを渡してくれ。殺す」

(;'A`)「ははははははははいん、お、小膣湖、ね?
    気持ちは分かる。すっげーわかるよ。でも、おちん、おちんちんついて、ね?」



从#゚トェェェイ从 クワッ



从#゚トェェェイ从「うっせぇ! さっさとそいつをよこせ!!」

(lil;A;)「ひぃっ!」 ジョボジョボジョボ

ズザザッ

从# ∀从「ありがとう兄貴、どいてくれて……。
       さあジョルジュ、こっちに来い……」
  _
( ;∀;)「は、はひぃぃぃ……」



─────────────────────

(lil;A;)。0(ちくしょう……同じ男として、義弟をかばってやることも出来ないのか、俺は……)

(lil;A;)。0(力が……ハインに対抗できるだけの力が欲しい……)


『力が欲しいか?』

(lil;A;)。0(!?)


『力が欲しいか?』

(lil;A;)。0(ほ、欲しい! 男として、義弟を守れる力が欲しい!!)


『力が欲しいのなら……

         く れ て や る !!         』

────○──―─────────────
      O     
    。0
(lil;A;) ウヘヘ アヘヘ



(lil;A;)「うひひひ おっきなおっきな焼きリンゴ うへへ」

从# ∀从「……?」


  _
( ;∀;)。0(……万事休す……か)

从# ∀从「さて……俺という妻がありながら、エロDVDに走った……。
       ジョルジュよ、その罪の重さ、体で教えてやる……」
  _
( ;∀;)。0(ああ畜生……やっぱり、買う前に一言でもハインに、
       『ナースのコスプレしてくれない?』って頼むべきだった……)

从# ∀从「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」

ヒュッ

从# ∀从「!?」

ドンッ

从# ∀从「ぐぇ……」

ドスン……
  _
( ;∀;)「……?」
  _
( ;∀;)。0(死んで……ない……?)



『やれやれ……男の性がわからんのは致し方ないにしろ……』

『下手したら旦那を殺しかねん程のバカ娘に育てちまったか……』
  _
( ;∀;)。0(涙でかすんでまわりが見えない……誰……助けてくれたの……?)
  _
( ;∀;)「あの、だれか……? 誰かそこに……?」

『私かい? なぁに、通りすがりのサラリーマンさ』
  _
( ;∀;)。0(この声……)
  _
( ;∀;)「お、お義父さん……?」

『通りすがりのサラリーマンです!!』
  _
( う∀と) ゴシゴシ
  _
( ゚∀゚) パッチリ

(;`・ω・´)「げ」 
  _
( ;゚∀゚)「あ、やっぱお義父さんじゃないですか!」



(;`・ω・´)「ちくしょー、もうちょいかっこつけてたかったのに……」
  _
( ;゚∀゚)「いや、ともあれお義父さん、おかげで助かりました」

(;`・ω・´)「ったく……せっかく昼寝してたのに、ハインのせいで起きちゃったよ……。
       ま、ジョルジュ君、男の性としてエロDVDの件には目をつぶるけど、
       せっかく俺の自慢の娘が嫁としているんだから、ほどほどにね」
  _
( ;゚∀゚)「はい……すごく反省してます……」

(`・ω・´)「ハインには俺から話つけとくよ。
       ま、今後ともうちのバカ娘をよろしく頼むよ」
  _
( ;゚∀゚)「はい……」



  _
( ;゚∀゚)。0(いやぁ、助かってよかった……お義父さん頼りになるし、尊敬するなぁ……)

(*`・ω・´)「と、ついでに事の発端となったエロDVDは、危険なので私が没収します!」
  _,
( ゚∀゚)。0(前言撤回)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜ハイン&ジョルジュ宅、夜
  [ + ]
从*゚∀从「こ、こうか……?」
  _
( *゚∀゚)「うん! すっげーいいよ! 最高!!」

  [ + ]
从*゚∀从「もー、最初っから『ナース服着てくれ』って言ってくれればよかったのに!」
  _
( *゚∀゚)「うん、今じゃ後悔してるよ!
     ハイン可愛すぎ! 愛してる!」

  [ + ]
从*゚∀从「俺も、ジョルジュ大好き!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜ドクオ&シャキン宅、ドクオの部屋、夜

(lil;A;)「バンダースナッチ……ヘヘヘ……ヒトラーと同じ……フヒッ……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜ドクオ&シャキン宅、シャキンの部屋、夜

TV『アンアン カンジャサンノ、オッキィヨォ……』

(`・ω・´)「……何やってんだ俺。もう人生半分近いんだぞ」

  【General Frostより恋人達へ】




爪'ー`)y‐

私の名は冬将軍。
今年もまた、この町に雪を降らせにやってきた。

私がやってくると、寒いとか言って、いやがる奴もいるんだが、
子どもたちは皆喜んでくれる。

もちろんそれも嬉しいのだが、私が最も嬉しく思うことは……。

おやおや。
  _
( ;゚∀゚)「……」

从 ゚ -从「……」

無言で歩く若い男女。
男の顔は戸惑い、女の方は俯いて悲しげにしている。

ははぁ。見るに、喧嘩でもしたのかな?

さて、よぉく見ていておくれよ。
今からやることこそが私の生き甲斐さ。



  _
( ;゚∀゚)。0(あー畜生。なんであんな事で喧嘩なんかしたんだろ)

从 ゚ -从。0(あーあ。俺、何であんなに怒ってたんだろ)
  _
( ;゚∀゚)。0(くそー、俺が謝れば済むことなのになぁ……。
       何で俺、こんな事で意地張ろうとするのかなぁ……)

从 ゚ -从。0(俺が謝って、ジョルジュは許してくれるかなぁ。
        もう、早く謝れよ、俺……)
  _
( ;゚∀゚)从 ゚ -从。0((あーあ。なんで仲直り出来ないんだろ。
             ただ『ごめん』って言うだけで済むのになぁ……))


  _
( ;゚∀゚)「ん?」

从 ゚ -从「ん?」
  _
( ;゚∀゚)「あ」

从 ゚∀从「あ」



   。 o     ゜      .  。    ゚        o    。
 ○     ゚  。  ゜     o              o       o
            o          ○      。   .    ゜      ゚
 o   ゚   。                       o   。       。
             o     o     .   ゜    ゜       ○
  。             ゚     o      ○     o  ゚   o
    ゜    o   ゜            。                ○
゜    ○             o      o      o   ゜    。
 o ゜      .   ○    ゜          ゜             o
_\  _   ゜         。    。   ゜      o    _  ○ ̄ ̄
  ○ \    o    ゜               。       / /
 ̄ ̄|__ \\ 、     。     ゜     ゚     ○//。__| ̄ ̄ ̄ ̄
∃  |   |  | l l ゜           ゜    。 l l |  |   |○田 田
    |田 | 。| | l      ゜     ゜    。  ゜   l | |  | 田|    o
∃○|   |  | |。  ゜ . .. ... .. ... . ... ...゜ . .. .. ..    l |。|  |   | 田 田
    |田 |  | l‐    .....   ....     .....     -| |  | 田|
∃  |   |○― ....    o      ....   ○ ..... ―  |   | 田 田
   o.... 一      ....     ○    ...  o   ....  ー- | 。
―  ̄   o   ⌒                          ̄ ― -
  ....               ....        ⌒   o  ....      ....



  _
( ;゚∀゚)。0(雪……そう言えば、今年は早いって言ってたなぁ……)

从;゚∀从。0(いつの間にか、こんなに降ってる……)
  _
( ゚∀゚)从 ゚∀从。0((なーんか、バカみたいだなぁ、俺たち……))


                 _
从 ゚∀从「「な、なぁ!」」(゚∀゚ )
  _
( ゚∀゚)「あの……さ……」

从 ゚∀从「う、うん……」
  _
( ゚∀゚)「さ、寒いし、さ……その……」

从 ゚∀从「……」
  _
( ゚∀゚)「手、繋ごっか……」

从 ゚∀从「!」



爪'ー`)y‐

ごらん。
私の降らせた雪が、二人の仲直りに一役買ったようだ。

今や彼らは、二人で手を繋ぎ、


  _
( *゚∀゚)从*゚∀从「「〜♪」」



あんなにも嬉しそうに、まるでさっきまで口も聞いていなかったことさえ忘れたように、
肩を並べて歩いていく。

私は子どもたちの笑顔や、大きな雪像を見るのも大好きだが……。

やっぱり、これが一番好きさ。



私の名は冬将軍。
また今年も、いい冬にできそうだ。



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