―内藤家―


(*^ω^)「今日はお休みだし、どこかおでかけ行くかお?」

ξ*゚听)ξ「家でのんびりもいいけど、たまにはそれもいいわねー」


ピンポーン♪


( ^ω^)「お?」

ξ゚听)ξ「はーい」

タタタタ……



( ^ω^)「お客さんかお?」

ξ゚听)ξつ□「荷物が置いてあったけど、誰も居なかったわ」

( ^ω^)「小包爆弾では……」

ξ;゚听)ξつ□「えっ!」

( ^ω^)「冗談お。でも、なんだおコレ」

           _
  ξ゚听)ξ   [_]   (^ω^ )

         \パカッ/
           _  _
ビクξ;゚听)ξそ |_| Σ(^ω^;)ーン


         \ヒョコッ/

           (‘_L’)゛
  ξ;゚听)ξ   |_|   (゚ω゚;)


(;゚ω゚)「お」

ξ;゚听)ξ「お」

(;゚ω゚)ξ;゚听)ξ「オッサンでてきたあああああああ!!!」





  (‘_L’)箱詰めプロフェッショナルのようです









(‘_L’)「……ふぅ」


と(;゚ω゚)「ツーン! 下がってるお! ここは僕に任せて、ツンは! ツンは!」

ξ;凵G)ξ「イヤァア! ブーンっ!」


(‘_L’)つ□「あっ、申し遅れました。私こういうのもので」

( ^ω^)つ□「これはご丁寧にどうも……私今名刺の持ち合わせがございませんで……」

( ゚ω゚)「じゃねーお! ついリーマンの性が!」

(‘_L’)「私、日本プロフェッショナル協会から派遣されました。フィレンクトと申します」

( ^ω^)「ようです商社営業課の内藤ホライゾンと申します。よろしくお願いいたしますお」

ξ;゚听)ξ「ブーン、しっかり! 気をしっかり持って!」

( ^ω^)「あっ」


ξ゚听)ξ「あ……あの、」

(‘_L’)「はい、何でしょうか奥様」

ξ*゚听)ξ「え、奥様だなんて……」 ←新妻

(;^ω^)「ツン」

ξ゚听)ξそ ハッ

ξ;゚听)ξ「えっと、日本プロフェッショナル、協会って……一体なんなのかしら?」

(‘_L’)「これはこれは、私の説明が至りませんで」

(‘_L’)「わが協会は世界で通用するプロフェッショナルを育成し
    人材を派遣することを目的とした……いわば派遣会社の一種です」

( ^ω^)「続けて」

(‘_L’)「はい」


(‘_L’)「このたび内藤様のお父様よりご依頼賜り、こちらのお宅に私が参りました」

( ^ω^)「親父?」

(‘_L’)「はい」

( ^ω^)つ白 ピッピッ

(白^ω^) プルルルル

『もしもーし! 我輩であるー』

(白^ω^)「親父、何か変な派遣サービス頼んだお?」

『変じゃないである! 我輩1人息子の新婚生活が心配である!』

(白^ω^)「ほほう」


『もしかするとお前のマヨラー趣味に嫁さんがドン引きするかもしれないし』

(白^ω^) ギク

『ありえないほどに嫁のメシが不味いかもしれないし』

ξ゚听)ξ ギク

『倍になった洗濯物に戸惑って色物と白い物の洗濯をミスるかもしれないである!!』

(白^ω^)ξ゚听)ξ ギクギクーン!!

『……早まった早期離婚を回避するためには、夫婦間の緩衝材が必要である』

(白^ω^)「緩衝材、かお?」

『我輩とハニーの轍は踏ませないである!』

(白^ω^)(そういえば親父早期離婚だったかお……)

『そういうわけだから……(グスッ)頼んでおいたプロと仲良くやるである……(エグッ)』

(白^ω^)(泣いてやがる……)



( ^ω^)つ白 ピッ

( ^ω^)「大体事情は分かりましたお」

(‘_L’)「お手数お掛けします」

(;^ω^)「うーん、でも親父が勝手に決めた事だしお」

ξ゚听)ξ「うちはあんまり金銭的な余裕はないし……」

(‘_L’)「あ、その点はご心配なく」

ξ゚听)ξ「え?」



(‘_L’)「まずは2週間のお試し期間がございます。
     万一問題がございましたら期間中にご解約ください」

( ^ω^)(健康食品みたいだお)

(‘_L’)「それと、ご契約金は既に内藤様のお父様から向こう1年分を戴いておりますので」

( ^ω^)「あのじじい、絶対将来マルチに引っ掛かるお」

(‘_L’)「このマンションの隣の部屋を借りましたので、何かありましたらこちらの番号に電話を」

ξ゚听)ξ「隣? 隣はひきこもりの大学生が住んでいたはずだけど」

(‘_L’)「ルームシェアを頼んだら快くOKしていただきました」


―昨日―


ピンポーン♪

(-_-)「新聞なら取りません……帰って……」

(‘_L’)「失礼いたします私日本プロフェッショナル協会派遣員フィレンクトと申します
     翌日よりここのお隣の内藤様のお宅に派遣されることになりましてそのため
     新居をこちらに移す事を考えておりますので即刻部屋を明け渡してください」

(;-_-)「えっ?」

(‘_L’)「……とはいえ、ひきこもり大学生にも家は必要でしょう」

(;-_-)(び、びっくりした。冗談か……変な人……)

(‘_L’)つг チャキッ

(-_-)


(‘_L’)つг「ルームシェアしていただけますね?」

(;-_-)「え、これモデルガンd」

(−-_-) パンッ

(т-_-) タリッ

(‘_L’)つг~ シュウウウウウウ

(‘_L’)「ルームシェア、していただけますよね」

(‘_L’)「ね?」

(т-_-)「ぜひ」


( ^ω^)「……快く?」

(‘_L’)「ええ!」

( ^ω^)「そう、ですかお」

ξ゚听)ξ(隣に住んでるなら、何で箱に入ってきたのかしら……)

(‘_L’)「我が社なりのサプライズです」

ξ;゚听)ξそ ビクッ

(‘_L’)「勤務は明日からですが、何でもお申し付け下さいね」

(‘_L’)「今日は失礼いたします。24時間サービスですので、いつでもお電話を」

( ^ω^)「はぁ」

(‘_L’)「では」

タタタ、バタン


( ^ω^)「……」

ξ゚听)ξ「……」

( ^ω^)ξ゚听)ξ(変な人……)


第一話 おわり

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