―翌朝―
チュンチュン
( ‐ω‐)ξ--)ξ
( うω^)ξぅ听)ξ パチッ
_,, _,,
\( ‐ω‐)/\ξ‐凵])ξ/ ウーンッ!
(*^ω^)「おはようだお」
ξ*゚听)ξ「おはよ」
(‘_L’)「おはようございます」
( ^ω^)ξ゚听)ξ
( ^ω^ )ξ゚△゚ξ
こっちみんなwwww
(;^ω^)「なにしてんですかおフィレンクトさん!」
ξ;><)ξ「キャー!」
(‘_L’)「ご安心ください。焦点をずらしてしますのでうすボンヤリとしか見えません」
ξ゚听)ξ「自主モザイクってんじゃねーよ」
(;^ω^)そ ビクッ
ξ゚听)ξ「私女だけど、朝から新婚夫婦の寝室に来るのはどうかと思う」
(‘_L’)「大変申し訳ございませんでした。
ただ、そろそろ朝食を召し上がっていただきませんと内藤様の出社時間に間に合いません」
( ^ω^)「朝食? いつも食べてないお」
(‘_L’)「いけませんよ! プロフェッショナルな一日はプロフェッショナルな朝食を食べることからです!」
( ^ω^)「なんか言ってるこの人」
(‘_L’)「一流営業マンには一流の朝食が欠かせません」
(*^ω^)「朝ごはん食べるお!」
ξ゚听)ξ「あなた結構乗せられやすいわよね」
ξ゚听)ξ「というか、朝ごはん作ってないわ。寝てたんだもん」
( ^ω^)「あっ」
(‘_L’)「和食と洋食どちらになさいますか?」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「和」
(‘_L’)「それならすぐに用意してございます」
(‘_L’)「ご飯、キャベツと油揚げの味噌汁、焼鮭、海苔、出し巻き卵、納豆、
ひじきの煮つけ、レンコンのきんぴら、小松菜の胡麻和え、冷奴」
(‘_L’)「各少量ずつ取り揃えましたので、覚めないうちにどうぞおあがりください」
( ^ω^)「すげーお! 旅館みてーだお!」
ξ゚听)ξ「あのフィレンクトさん」
(‘_L’)「何でしょう。何かお嫌いなものでもございましたか?」
ξ゚听)ξ「ご飯はおいしそうだし、嫌いなものもないんだけど
黒スーツの上からフリルのエプロンをつけるのはやめて」
(‘_L’)「我が社なりのサプライズです」
ξ゚听)ξ「きっついわよ。というかもう執事みたいね」
(‘_L’)「プロフェッショナルですから。執事の心得もあります。たしなむ程度に」
( ^ω^)「執事はたしなむものじゃないと思うお」
( ^ω^))ξ゚н゚)ξ モグモグ
(‘_L’)つ旦旦「粗茶ですが」
_,
ξ゚听)ξ「粗茶で悪かったわねー」
(‘_L’)「失礼しました。言葉のアヤです」
(*^ω^)つ旦「ふう、ご馳走様お! 美味しかったお」
(‘_L’)つ田田「お粗末さまです。こちら、よろしければ弁当など作りましたが」
( ^ω^)「かたじけない……」
ξ*゚听)ξ「わーいお弁当なんて久しぶりー」
( ^ω^)「あ、そういえば新聞……電車で読むかお……」
(‘_L’)「どうぞ。インクを乾かしてプレスしておきました」
( ^ω^)「どうもですお。フリルのエプロン以外はとても執事っぽいですお」
(‘_L’)「執事ではなく、あくまでプロフェッショナルです」
( ^ω^)「わざとやってるお?」
(‘_L’)「聞きかじりですが」
ξ゚听)ξ「じゃ、そろそろ行きましょう」 ←こっちもOL
( ^ω^)ξ゚听)ξ「いってきまーす」
(‘_L’)「いってらしゃいませ」
バタン
(‘_L’)「……ふぅ」
(‘_L’)「朝のミッションはコンプリートですね」
(‘_L’)「次は……昼までに布団と洗濯物を干して、部屋の掃除と
夕方のタイムセールに向けて英気を養うミッションです」
(‘_L’)
NOW COMPLETING
しばらくプロフェッショナルでお待ち下さい
スーパー
(‘_L’)「もう夕方ですか。いざ戦場へ行かん」
(#‘_L’)「行くぞ、プロフェッショナルダッシュ!」
ドドドドドドドド
―スーパー―
(‘_L’)「ふぅ、タイムセールの時間とあって混んでいますね」
(‘_L’)「しかし私はプロフェッショナル……何事も極めんとする者」
(‘_L’)「この程度の戦いに臆することはありません」
(‘_L’)「あ、豚バラ肉が安い」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そいつはアタシの獲物だよ、兄さん」
(‘_L’)「ほう、なかなかのつわものと見える……しかしこの豚バラは渡しませんよ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「面白い……やろうってのかい? この『鷲掴みの母者』と」
(‘_L’)「あなたがあの『鷲掴みの母者』……。狙った食材は常にゲットし
レジにぶち込むと言われる伝説のタイムセール戦士でしたか……」
(‘_L’)「しかし私とて、『袋詰めのフィレンクト』の意地がある!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ククク……その黒スーツにフリルのエプロン、噂に聞いた通りだね
いざ尋常に勝負だよ!」
(‘_L’)「望むところ!」
(;-_-)つ□「あーあ、まったくもう。
なんで変な人に頼まれたおつかいを僕がしなきゃいけないんだ」
(-_-)「なになに? カビキラァ、キッチンハイタァ、ゴミ袋……」
(-_-)「すごい生活臭……」
(-_-)「ん? あれは」
@@@
@#_、_@ バチバチ
( ノ`)----Σそ----(‘_L’#)
(-_-)
@@@
@#_、_@
( ノ`)「くらえ! 鷲掴みクロー!」
(#‘_L’)「なんの、プロフェッショナルクロスカウンターアターック!」
(-_-)
(-_-)「帰ろう」
―5分後―
(‘_L’)「いい闘いでした」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんた中々やるね。家の上の息子にも見習わせたいもんだよ」
(‘_L’)「あなたにそう言っていただけるとは、光栄です」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「フン、いいだろう。気に入ったよ。今日の戦利品の詰め放題ニンジン、おすそ分けだ」
(‘_L’)「では私の戦利品の詰め放題新ジャガをどうぞ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「またタイムセールの時に」
(‘_L’)「ええ、今度は共同戦線……ですね?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「フッ、面白い奴に会っちまったもんだよ……」
―内藤家―
(‘_L’)「結構時間がかかってしまいました。夕食をつくりますか」
(‘_L’)「あ、そのまえに干してあるものを取り込んで、と」
(‘_L’)「このままだと結構時間が押していますね」
(‘_L’)「やむをえません。こうなれば、プロフェッショナル忍法、分身の術!」
(‘_L’)(‘_L’)(‘_L’)(‘_L’)(‘_L’) シュババババッ
(‘_L’)「手分けしてやりましょう。あなたは風呂掃除、あなたは夕食作り
あなたはベッドメイキング、あなたは洗濯物をたたんで」
(‘_L’)(‘_L’)(‘_L’)(‘_L’)「あなたはアイロンかけを担当しなさい」
(‘_L’) チェッ
―1時間後―
( ^ω^)ξ゚听)ξ「ただいまー」
(‘_L’)「おかえりなさいませ。
風呂はまだお湯を張っている途中ですので、手を洗って夕食をお先にどうぞ」
ξ゚听)ξ「そこの選択余地はないのね」
( ^ω^)「3番目の選択肢が無い分ましだお」
(‘_L’)「?」
ξ゚听)ξ「それとやっぱりそのフリルのエプロンをやめろ」
(‘_L’)「我が社なりのサプライズですから」
( ^ω^)ξ゚听)ξ(……やっぱり変な人)
第二話 おわり
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