(´・ω・`)ようこそバーボンハウスヘ、のようです 6話

営業開始からどれくらい経っただろうか。

暫く鳴りを潜めていたドアが、不意に軋みを立てた。

ξ゚听)ξ「こんばんはー」

やって来られたのは、ツンさんだ。
相変わらず、暗闇の中でも映え輝く金髪を揺らしながら、カウンターに座る。

だけどいつもとは違って、その隣にブーンさんの姿は無い。

(´・ω・`)「今日はお一人ですか?」

ξ゚听)ξ「そうよ。ブーンは同僚のミスで残業だってさ」

なるほど、そう言う事か。
しかし自分のミスでならともかく、同僚のミスとはどう言う事だろう。

ξ゚听)ξ「あのバカお人よしだからねー。ミスしたそいつの責任だってのにね」

(´・ω・`)「仰る通りです。……が、そこがブーンさんのいい所では?」


薄暗くもどこか柔らかい灯りと、重厚感に溢れる木製のカウンター。
その向こう側に、僕はいる。

背後には酒棚を。
お世辞にも広いとは言えない空間で、ただ黙々と、グラスを磨く。

ここはバー、バーボンハウス。

多くの――とは言えないかも知れないが、それでも日々疲れたお客様がやってくる。

僕の仕事はそんなお客様に、癒しを感じるお酒を提供する事だ。


さて、そろそろ開店時間だ。
今日はどんなお客様が来るのだろう。


このご時世、ああもお人好しな人物は、滅多にいないだろう。
だからこそ、彼の性格は美徳と呼ぶに相応しいと僕は思う。

ξ゚听)ξ「……そりゃ、そうなんだけど」

その事については、ツンさんも同意見らしい。
彼女の答えに、僕は笑みを浮かべる。

ξ゚听)ξ「ま、まぁそんな事どうでもいいけどね! ……駆けつけ一杯、何か強いの頂戴!」

誤魔化すように、彼女は注文を出した。
浮かべた笑いに少しだけ苦味を足して、僕はそれを承った。

酒棚から二本のボトルを取り出し、隣り合わせに並べる。

ジンとベルモット。
ツンさんが始めてお越しになった時、お出ししたカクテルだ。

(´・ω・`)「どうぞ、マティーニです」


ξ゚听)ξ「マティーニかぁ……懐かしいなぁ。そう言えばあれっきり飲んでないわね」

感慨に耽った様子で、ツンさんはグラスを傾け液面を見つめている。
そうして静かに、グラスの淵に口を付けた。

ブーンさんが御一緒の時とは打って変わって、とても静かな飲み方だ。
これは、無理に話しかける必要も無いだろう。

「おーい、これもう一杯もらえるかい?」

丁度よく、他のお客様から声を掛けられた。

(´・ω・`)「はい、ただいま」

僕はそちらを向いて返事をすると、酒棚からボトルを用意する。



とても静かに、バーの時間は流れていた。


それから暫くして。
再び、バーの扉が軋みを立てた。

(´・ω・`)「いらっしゃいませ、ようこそバーボンハウスへ」

扉の方に顔を向け、僕は言う。

ζ(゚−゚ ζ「……」

お越しになったお客様は、何やら無言の威圧感のような物を放っていた。
すたすたと歩くと、どこか棘のある動作でカウンターに着いた。
ツンさんから椅子一つ隔てた席だ。

黒いオリーブを思わせる、吸い込まれるような瞳。
顔のパーツは、どれも完璧と言えるまでに整っている。
ツンさんと並んでも、尚も輝いて見える女性。

お客様の容姿は、正しく美貌と呼ぶに相応しいものだった。

だがその全てが、浮かべられた不愉快そうな表情によって台無しになっていた。


(´・ω・`)「……何になさいましょう」

ζ(゚−゚ ζ「何でもいいです。キツいのお願いします」

淡々とした調子で、お客様が答える。
これでは、取り付く島も無いと言う奴だ。

下手に話しかけて機嫌を損ねてもいけない。
注文だけをこなして、静かに飲んで頂くのが一番のようだ。

(´・ω・`)「分かりました。では……」

やはりキツいカクテルと言われれば、定番なのはマティーニだ。
お任せ頂いたのだし、問題ない筈だ。

キツいお酒がご所望だったようなので、
ジンの割合を増やしてステアの回数を最低限に留めておいた。

(´・ω・`)「どうぞ、マティーニです」


ζ(゚−゚ ζ「どうも……」

差し出したグラスを、お客様はさっと手に取る。

ただでさえ細められていた目が、完全に閉ざされた。
額に微かな皺が寄せられる。

そして、お客様はグラスをぐっと一息に傾けた。
一瞬上を向いたまま制止して、それから空になったグラスがカウンターに置かれる。

ζ(゚−゚ ζ「……次、またキツいのお願いします」

(´・ω・`)「……分かりました」

荒れているのが分かりやすいお客様は、少なくない。
特にこのように、完全に塞ぎ込むようにお荒れになるお客様は。

この状態では、何を言っても無駄だと言う事も、分かっている。
ひとまずは注文通りに、グラスをお出しするべきだ。


それからかなりの時間が経過した。

ζ(゚ー゚*ζ「うー、これ気に入ったー……。もう一杯お願いしますー!」

へべれけになりながら、お客様は中身が半分ほど残ったグラスを上に掲げた。

表情などは柔らかくなってきたが、
代わりに完全に出来上がっしまっているようだ。

(´・ω・`)「もう随分と召し上がっています。
      そろそろ、お止めになった方が……」

そろそろ止める頃合かと、僕はおずおずと口を開く。

ζ(゚−゚*ζ「えー……」

僕の言葉に、お客様はつまらなそうに頬を膨らませた。
だけど、

ζ(゚ー゚*ζ「分かりましたー。……でも、最後にこれもう一杯だけお願いします」

何とか、了承して頂けた。
僕はほっとしながら頷いて、最後の注文に応えるべくボトルを用意した。

最後のグラスも、お客様は流し込むような勢いで飲んでしまった。


ζ(゚ー゚*ζ「……うーん、やっぱり何か物足りないなー」

飲み終えたグラスをカウンターに置くと、
お客様はどこか意地の悪い笑みを僕に向けてきた。

(´・ω・`)「……ですが、これ以上は流石に飲みすぎですよ」

お体に障るような飲み方は、出来る限りお客様にはして欲しくない。
そう僕が言うと、お客様は暫く考え込むように黙り込んだ。

やがて、妙案を思いついたと言わんばかりに、
お客様の表情がぱぁっと明るくなった。

ζ(゚ー゚*ζ「じゃぁ、ちょっと話を聞いてくれません? 話って言っても、愚痴なんですけどねー」

それぐらいならばお安い御用だ。
僕は首を縦に振る。

(´・ω・`)「えぇ、私でよければお聞きしますよ」

ζ(゚ー゚*ζ「おー、さっすがバーテンダーさん。話が分かるんだー」

お客様は手に持っていたグラスを置くと、唇の端を微かに吊り上げながら、口を開いた。


ζ(゚ー゚*ζ「私ねー、彼氏がいるんですよー」

始まりの言葉は、そうだった。
お客様の容姿を考えれば、別段珍しい事でもない。
むしろいない方が違和感を覚えるくらいだろう。

(´・ω・`)「それはそれは。羨ましい彼ですね」

ζ(゚ー゚*ζ「ありがとうございますー。……でね、今日本当は会う予定だったんですよー。
      そしたら今日になって、何て言われたと思いますー?」

お客様は問い掛けるが、僕には分かる筈もない。
少しだけ考える素振りを見せて、僕はお客様を見た。

ζ(゚ー゚*ζ「今日は仕事があるからどうしても無理だって、言われちゃったんですよねぇ」

抑揚が薄れた声で、お客様は言った。
僅かに目が据わって、グラスを睨むようにしている。

(´・ω・`)「それは……」

何と返せばいいのか分からなくて、僕はそこで言葉を途切らせた。


ζ(゚ー゚*ζ「ひどいと思いません? ずっと前から約束してたんですよ?」

やはり、僕は言葉を返せない。
その後も、お客様の愚痴は続いた。

僕は他のお客様の注文もこなしながら、その愚痴を延々と聞いていた。

別に苦痛ではない。
これも、バーテンダーの仕事の内だと、僕は考えているからだ。

ただ、少しだけ心配事があった。
恐らくどんなバーテンダーでも、忌み嫌う心配事が。

ζ(゚ー゚*ζ「……うーん、だいぶスッキリしたかなー。
      ありがとうございました、バーテンダーさん」

ようやく、お客様は愚痴を吐き終えたようだ。
お勘定をするつもりなのだろう、バッグを漁っている。
僕は代金の書かれた紙切れを手にとって、



ξ゚听)ξ「……馬鹿みたい」

恐らくはわざと聞こえるように、ツンさんが言葉を零した。


時間にすればほんの数秒だろうか。
それでも凄く居心地の悪い沈黙が漂った。

ζ(゚ー゚*ζ「……何か、言いました?」

お客様が、噛み付いた。

ξ゚听)ξ「馬鹿みたいって言ったんです。いい歳した大人が、子供みたいな我侭言ってるのが」

ツンさんも怯まずに言葉を返す。
恐れていた事、お客様同士のいざこざが、起こってしまった。

(;´・ω・`)「……お客様、他のお客様に失礼な事を言うのはおやめください」

ひとまず、忠告をする。
ツンさんは大人な方だ。
忠告を受けて尚続ける事は、ないだろう。


とは言え、ツンさんの気持ちは十分に理解できる。
似たような境遇でも愚痴一つ零さずにいたツンさんから見れば、
こちらのお客様はさぞかし我侭で、疎ましい存在に思えたに違いない。

それで、つい口を開いてしまったのだろう。

それでも、僕は中立でなければいけない。
バーテンダーはお客様全員の味方で、だからこそ誰にも味方しないのだ。

ζ(゚ー゚*ζ「いいんですよ、バーテンダーさん。私の気持ちは、私だけが分かればいいんですから」

お客様が言う。

ζ(゚ー゚*ζ「……それとも、バーテンダーさんも思いますか? 私が馬鹿げた事を言ってるって。
      好きな人に会いたいって思う事は、馬鹿みたいな事なんですか?」

(´・ω・`)「……私には、分かりかねます。人の価値観は、当然人によって異なりますから」

だからバーテンダーは、誰かの価値観だけを肯定したりはしない。

ζ(゚ー゚*ζ「あー、確かに。変な事聞いてごめんなさいね」


「でも」と、お客様が言葉を繋ぐ。

ζ(゚ー゚*ζ「それでも私は愛されたいんですよ。掛け値なしの愛が欲しいんです。
      何事にも優先される愛が、作り話みたいな愛が欲しいんですよ。
      好きだから会う、自然な事じゃないですか?」

更に、お客様の言葉は止まらない。

ζ(゚ー゚*ζ「この事を言うと、皆私がおかしいって、現実が見えていないって言います。
      そこの人みたいに。でも、本当におかしいのは私じゃなくて、現実の方だと思うんです」

お客様の表情は、さっきからずっと変わりない。
笑顔のままだ。
だがお客様の纏う雰囲気が、段々と薄暗いものへと変わっていく。

ζ(゚ー゚*ζ「好きでもないのに付き合う。見栄を張る為に付き合う。
      自分の現実が充実している事の証明として、周りが皆付き合ってるから付き合う。
      構ってもらう為に手首を切る。相手を自分の道具か身分証明書のように拘束する」


ζ(゚ー゚*ζ「そんな馬鹿馬鹿しい連中が、正しいと言えるんですか?」


沈黙が流れた。
とても気まずい沈黙だ。


とは言え、こうも愚痴をぶちまけられたのだ。
バーテンダーとして、何もしない訳にはいかないだろう。

(´・ω・`)「……お客様に一杯、飲んで頂きたいカクテルがございます」

辺りに渦巻いていた静寂を振り払って、僕は口を開いた。
お客様が、僕を見る。

ζ(゚ー゚*ζ「私に……?」

(´・ω・`)「はい、よろしいでしょうか」

お客様は少し戸惑ってから、首を縦に振った。

礼を言って、ボトルの用意を始める。

ジン、バイオレット、レモンジュース、最後にコアントローを数滴。
これをシェイク。

淡い紫色のグラスを、差し出した。


(´・ω・`)「どうぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「わぁ……、綺麗な色ですね」

言いながら、お客様はグラスを手に取る。
口に運ぶと、それを微かに傾けた。

ζ(゚ー゚*ζ「胸が満たされるような甘い香り……これ、何て言うカクテルなんですか?」

(´・ω・`)「パルフェタムールです。意味はフランス語で……」

そこで一度口を閉じ、すぐに再び開く。

(´・ω・`)「『完璧なる愛』です」

ζ(゚ー゚*ζ「……あはは、慰めてくれるんですね。ありがとうございます」

お客様の言葉に、しかし僕は首を横に振る。


(´・ω・`)「いえ……、このカクテルにはもう一つの名前があるんです」

僕を見つめるだけで、お客様は何も言わない。
お客様をしっかりと見据えて、僕は口を開く。

(´・ω・`)「もう一つの名前は、ブルームーンと言います」

ζ(゚ー゚*ζ「青い……月?」

僕は頷く。

(´・ω・`)「はい、青い月はとても珍しい物だと言われています。
      ……そこから転じて、ブルームーンと言う言葉には『無理な相談』。
      そんな意味があるのです」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

お客様の眉が、ぴくりと釣りあがる。
だがすぐに元の位置に戻ると、今度はすっと目を細めて、お客様は俯いた。

(´・ω・`)「……皮肉なカクテルですよね。どちらの名が先に付けられたのかは分かりません。
      ですが、『完璧な愛とは、つまりはそう言う事なのだ』。命名者は、きっとそう言いたかったのでしょうね」

顔は俯けたままに、お客様が僕を見上げた。


ζ(゚ー゚*ζ「……嫌味なカクテルですね」

再び、首を横に振る。

(´・ω・`)「確かにこのカクテルは、交際を断る際にも使われます。
      …ところで、…このカクテルに使われているバイオレットとは、スミレのリキュールなんです。
      お客様はスミレの花言葉をご存知ですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「……いえ」

(´・ω・`)「スミレの花言葉は……愛、そして慎み深さです」

お客様が顔を上げる。

ζ(゚ー゚*ζ「……我侭言ってないで、慎み深く過ごしていなさい、ですか?」

(´・ω・`)「それも、ハズレです」

しっかりと、僕はお客様を見据える。
それから目を閉ざし、口を開いた。

(´-ω-`)「……完璧な愛など、無理な相談である。だが、そもそも完璧な愛など本当に必要なのだろうか?
      自分の愛は慎み深く、自分の心の内に確固として置いておけばいいではないか。
      このカクテルには、きっとそんな思いが込められているんじゃないかって、僕はそう思うんです」

言い終えて、僕は目を開きお客様をじっと見つめた。


ζ(゚ー゚*ζ「……」

お客様は、ずっと押し黙っていた。
だから僕も、同じように黙っている。

ζ(゚ー゚*ζ「……そう言う考え方も、あるかもしれませんね」

ぽつりと、デレさんが零した。

ζ(゚ー゚*ζ「でも、ずっと思い続けてきた事です。たった一杯のお酒なんかじゃ、変えれませんよ」

お客様が言う事は、もっともだ。
まだ半分ほど残っているグラスが、ゆらゆらと回される。



ζ(゚ー゚*ζ「だけどちょっとだけ、面白かったです。さっきのお話。
      ほんの少しだけど、参考にしてもいいかなとか、思ったりもしました」

言い終えて、お客様はグラスに残った液体を一気に飲み干した。


グラスがカウンターに置かれるのと同時、
お客様のバッグの中から、鈍い振動音が響き漏れた。

ζ(゚ー゚*ζ「あれ?」

お客様が、バッグを漁る。
取り出されたのは、ピンクの可愛らしい携帯電話だ。

暫く沈黙が流れて――

ζ(゚ー゚*ζ「……えへへ」

(´・ω・`)「いかがなさいました?」

ζ(゚ー゚*ζ「彼が、仕事を急いで仕上げたから今からでも会えるかなって」

お客様は嬉しそうに、体を小躍りさせている。

(´・ω・`)「それは良かったですね。ではこちら……」

僕は代金の書かれた紙切れを差し出す。
支払いを終えて、お客様は席を立って出口へと向かっていった。


ζ(゚ー゚*ζ「あ、すいませーん」

ドアの方から声が聞こえる。
どうやら、丁度ドアを開けたお客様と勝ち合わせになったようだ。
ぺこぺこと頭を下げてから、お客様は早足に店を出て行った。

ξ゚听)ξ「まったく……嵐のような子だったわね」

まったくです。
などと言える筈もなく、僕はただ苦笑いを浮かべるだけでやり過ごした。

( ^ω^)「誰が、嵐みたいな子だってお?」

ξ゚听)ξ「んー? さっき出てった子がこれまたとんでもない……」

言いながら、ツンさんは問いかけの主を振り返り、

ξ;゚听)ξ「って、アンタいつの間に!?」

と、素っ頓狂な声を上げた。


(´・ω・`)「お客様、少々……」

両手を下げるような動作を取る。
ツンさんは僕の意図を解したらしく、はっと口に手をやった。

ξ゚听)ξ「……アンタ、いつの間に来たのよ」

( ^ω^)「つい今さっきだお。もしかしたらいるかもって思ったんだけど、いてくれて良かったお」

どうやら先程のお客様と勝ち合わせになっていたのが、ブーンさんのようだ。
彼はカウンターに着くと、「適当に何か一杯」と注文をした。
とうの昔にグラスを空にしていたツンさんも、彼と同じ物をと注文する。

そして僕がカクテルを作る間、お二人はいつも通りの調子で会話を始めるのだ。

完璧かどうかは分からない。

だけどお二人の様子は、僕の目には十分過ぎる程の愛として、映って見えた。


……ここはバー、バーボンハウス。
多くの――とは言えないかも知れないが、それでも日々疲れたお客様がやってくる。

僕の仕事はそんなお客様に、癒しを感じるお酒を提供する事だ。


入り口のドアがまた、軋みと共に開かれる。

僕は笑顔を作り、入り口の方を向いて言う。

(´・ω・`)「いらっしゃいませ、ようこそバーボンハウスへ」








今回出てきたカクテルとそのレシピ

『マティーニ』

ドライジン45ml・ベルモット15ml
これらをステア。

とは言えこれは1つの基準程度で。昔はジン20ml、ベルモット40mlだったと言われてますし。
また、バーテンダーによってもレシピ、作り方は異なります。
ジンの種類によっても味は変わってきますし。

そんな訳で挑戦なさる方は、どうぞ自分だけのマティーニを目指してみてください。

『ブルームーン』

ジン 30ml
バイオレット 15ml
レモンジュース 15ml
これらをシェイク。

作中では甘味のため、勝手にコアントローを付け足しました。
『完璧な愛』と『出来ない相談』。これ以上ないくらい皮肉な名前を冠したカクテルだと思います。
しつこく言い寄ってくる男にはこれを出してやるってのがありますが、とてもスマートな振り方ですね。



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