(,,゚Д゚)スリーアウトに命を賭けるようです
川 ゚ -゚)『今度はドクオ選手以外全ての選手の姿が見えません!』
川 ゚ -゚)『ついに試合放棄かー!?』
('A`)「俺が試合放棄したいよ…」
('A`)
('A`)「いやキャッチャーいなきゃ投げられねぇじゃん」
( ´∀`)「仕方ないモナね!!出てやるモナよ!!」
('A`)「お前に死球していい?」
川 ゚ -゚)『結論から言いますと10点ほど追加されました』
(;'A`)「ぜぇ…はぁ…」
(;'A`)「これ…精神的に来るな…」
( ´∀`)「バッチコーイ」
('A`)
ビシュッ!!
三三三○)´∀`)..∴゚ アオッ
(,,゚Д゚)「…8だゴルァ」
( ^ω^)「ダウト」
(,,゚Д゚)
(,,゚Д゚)「よーしそろそろ案考えようか」
ゾロゾロゾロゾロ
(;'A`)「お…やっと出てきた…」
(#)∀`)「案はまとまったモナか?」
( ^ω^)「とりあえずドクオは交代だお」
(´・ω・`)「次は僕が投げるよ」
(;'A`)「ああ…頼む…で、案は…?」
( ´_ゝ`)「さっきは限界まで下がることで球を取っただろ?」
(´<_` )「今度はその逆をやる」
(;'A`)「…つまり?」
( <●><●>)「バッターが打った瞬間全員で飛び込み、球が飛ぶ前に捕球します」
( ^Д^)「怪我は必至だけどなwww」
(;'A`)「また嫌な作戦を…」
m9(´・ω・`)9m「僕はジャンケンで勝ったからピッチャーなのさ!!!」
(;'A`)「聞いてねぇよ!!」
(´・ω・`)「よーし行くよー」
川 ゚ -゚)『ヴィッパーズ再び投手交代』
川 ゚ -゚)『そして全員バッターの周りで構えています!』
川 ゚ -゚)『これ野球のルール的にいいんですか?』
(,,゚Д゚)「あると思います」
『バッター ( ´ー`)』
( ^ω^)('A`)( ´_ゝ`)(´<_` )( ^Д^)( <●><●>)( ´∀`)
(;´ー`) …コエーヨ
(´<_` )「…モナーはキャッチャーだろ」
( ´∀`)
( ´∀`)「あっ」
(;^ω^)「本気で忘れてたのかお…」
(´・ω・`)「…せいっ!」
ビシュッ!!
( ´_ゝ`)「あれ?モララーいなく」
三三三○)´_ゝ`)「ねっ!?」
川 ゚ -゚)『またしても兄者選手にヒット!!』
(´<_` )「余所見するな兄者」
(#)_ゝ`)「いや…だってモララーいないし…」
( <●><●>)「モララーはまだ監督とダウトやってますよ」
('A`)
('A`)「え?お前らダウトやってたの?」
( ^ω^)
(^ω^ )
('A`)「こっち見てよ、ねぇ」
川 ゚ -゚)『デッドボールでシラネーヨ選手出塁です』
タッタッタッタ =( ´ー`)
(#)_ゝ`)「どうしてそうなった!?」
『バッター ( ФωФ)』
( ^Д^)9m「っちょwwwまたwwwマッチョktkrwww」
(;'A`)「これ一歩間違えば大怪我だな…」
( <●><●>)「全治三ヶ月ぐらいの怪我と三日以上帰れないのとどっちがいいんですか」
(;'A`)「普通に後者だろ!!」
(´・ω・`)「…そりゃっ!」
ビシュッ!!
(#ФωФ)「ぬんっ!!!」
( <●><●>)「今です!!」
グワラキーン!!
三三三○)ω^))<●>))_ゝ`))<_` ))A`) ギャアアアアア
( ^Д^)9m「こwwwれwwwはwwwひwwwどwwwいwww」
三三三○ スポーン!!
( ^Д^)9m「え?」
( ^Д^)9m ○三三三
グザッ
( ^Д^)○m
( ^Д^)○m「刺さった」
(#)A`)「…ノーバウンドだしアウトじゃね?」
( ^Д^)○m
( ^Д^)○m「いやちょっとダメだってこれは」
( ^Д^)○m「まず痛い。何が痛いって人差し指が死ぬほど痛い」
( ^Д^)○m「あーもうこれ折れてる、間違いなく折れてるよこれ」
( ^Д^)○m「どうすんの?これどうすんのこれ?ねぇ?ねぇねぇ?」
( ^Д^)○m「保険とか降りる?降ります?降りちゃいます?」
( ^ω^)「うっせぇお」
スポッ
( ^Д^)ёm
( ^Д^)ёm「なんか白いよ」
( <●><●>)「骨なのはわかってます」
(;^Д^)ёm「GYAAAAAAAAAAAA!!!」
(;^Д^)「あばばばばばばば」
(;´_ゝ`)「おおおおちおちちちつつけけけ」
(;^Д^)「誰か救急車呼んで早く!」
(,#゚Д゚)「ダメだゴルァ!!!」
(;^Д^)「か、監督!?」
(,,゚Д゚)「退場は許さねぇぞゴルァ!!」
(;^Д^)「いやでもこれ早くしないとお茶の間にグロ画像流れっぱなしですからこれ!!」
(,,゚Д゚)「てめぇがいなくなったらチームが足りなくなっちまうだろうが!!」
(,,゚Д゚)「そうなったらもう不戦敗扱いだぞゴルァ!!!」
('A`)「(今更一人減ってもどうってことないだろ…)」
( ・∀・)「でも不戦敗ならゲームセットにできるんじゃないですか?」
(´<_` )「あ、確かに」
(,#゚Д゚)「バカヤロオ!!!」
「監督ソバット!!」
(,,゚Д゚)「俺は!何点取られようと、負けようと…一向に構わねぇ!!」
(;'A`)「そこは構えよ!!」
(,,゚Д゚)「だがな…不戦敗だなんだなんてのはダメだ!!」
(,,゚Д゚)「負けるなら正々堂々野球で負けやがれ!!」
( ´∀`)「…監督…」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)( ´∀`)( ・∀・)( ´_ゝ`)(´<_` )( <●><●>)「「「(説得力ねぇ…)」」」
( ^Д^)「いやそれより俺の指…」
(,,゚Д゚)「唾でも付けとけ」
川 ゚ -゚)『あ、ツーアウトです』
('A`)「(実況忘れてたな…)」
( ^ω^)「とにかく、ツーアウトには持ち込んだお!」
(,,゚Д゚)「あっとひっとつ!あっとひっとつ!」
( ´_ゝ`)「しかしもう本当に案ないぞ…」
( <●><●>)「…一つだけ、気になることが」
(´・ω・`)「なんだい?」
( ^Д^)「俺の指?」
( <●><●>)「相手のバットです」
( <●><●>)「相手チームの四番やさっきのネコ顔がスラッガーなのはわかりますが」
( <●><●>)「最初のボウリング球やその次のボウリング球があんな特大ホームランを打てるとは思えないんですよ」
( ∵)( ∴)
( ・∀・)「…確かに。見た目で判断するなとは言うけど」
( <●><●>)「だから、もしかしたら…やつらのバットに何か仕掛けがあるのかも…」
('A`)「例えば?」
( <●><●>)「ホーミングモードでブースト付きとか…」
(´<_` )「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースの見すぎだろ」
( ´∀`)「調べてみる価値はありそうだモナ」
( ^ω^)「でも、方法がないお」
( <●><●>)「盗みましょう」
( ・∀・)「どうやって?」
( <●><●>)「実力行使で」
('A`)「…なるほど」
『バッター ('(゚∀゚∩』
( ´_ゝ`)「狩りの時間…だな」
( ・∀・)「うん、ちょっといいかな君」
('(゚∀゚∩「え」
( ^ω^)「大丈夫大丈夫痛くないから」
川 ゚ -゚)『なんかヴィッパーズの皆さん目が危ないですよ』
('A`)「気のせい気のせい」
( ´_ゝ`)「おい、ここでヤると地上波に放送してしまうぞ」
(´<_` )「確かに。ロッカールームまで運ぼう」
( <●><●>)「あんたらノリノリすぎて若干引くんですが」
(´・ω・`)「君が言い出したんだろ」
( ´∀`)「モナもやるときはやるモナよ」
( ^Д^)「指…」
川 ゚ -゚)『あのー、ちょっと。おい、どこ行くの』
( ・∀・)「すぐ戻るからー」
川 ゚ -゚)『…えー。ダイジェストでもご覧ください』
川 ゚ -゚)『ホームラン映像が大量にあるので…』
川 ゚ -゚)『あー、これは…何本目でしたっけ?』
川 ゚ -゚)『多分30本目ぐらいですね、日の傾き具合的に』
('(゚∀゚;∩「い、いやちょっと…何するんだよ!?」
('A`)「慌てるな。バットを調べさせてもらうだけだ」
(´・ω・`)「君の股間のね」
('A`)
('A`)「え?」
(*´・ω・`)「ほら!僕のバットのほうがそんな金属バットより気持ちいいよ!!」
('(゚∀゚;∩「え、ちょ、おま、やめ」
アッーーー!!!
( ´_ゝ`)「うわぁ…」
(´<_` )「唐突に酷いなこれ」
( <●><●>)「さっさと調べましょう」
( ´∀`)「どうモナ?」
( ・∀・)「何か変わったところは?」
( <●><●>)「…予想通りです」
( <●><●>)「何らかの魔術的要素がかかっていますね、このバット」
(;^ω^)「ワカは何でそれがわかるんだお」
( <●><●>)「私の右手と共鳴しているんですよ…」
( ´_ゝ`)「本格的に迷走しだしたなお前のキャラとか」
(´<_` )「じゃあこのバットはうちのとすりかえておくか」
( ・∀・)「これでボコスカ打たれることはない、と」
( ^ω^)「アウトも簡単に取れるはずだお!」
('A`)「俺らのやってることはかなりアウトだけどな…」
( ^Д^)ёm「上手いこと言ったつもりかプギャーwww」
( ´_ゝ`)「おいやめろ骨見えてる」
( <●><●>)「さあ、さっさとアウト取りましょう」
( ´∀`)「そうするモナ」
(´・ω・`)「ふぅ…」
川 ゚ -゚)『そこで私は言ってやったんですよ』
川 ゚ -゚)『「チョップスティック」ってね』
ドッ!ワハハハハハ!
('A`)「なんか小話してるぞあの実況」
川 ゚ -゚)『あ、ヴィッパーズが戻ってまいりました』
( ^ω^)「チョップスティックがオチってどんな話だお…」
川 ゚ -゚)『なおるよ選手の姿が見当たりませんが…』
(´・ω・`)「今ごろはへヴン状態でしょう」
( ´∀`)「あんま色々言うと捕まるモナよ…」
川 ゚ -゚)『行方不明のなおるよ選手に代わりまして、セントジョーンズ選手が打席に入ります』
( ・∀・)「よっし!最後のピッチャーは僕に任せてもらおうか!」
( ´∀`)「真の力を見せてやるモナよ!」
(´<_` )「おーし、みんないつものポジション戻るぞ」
('A`)「これでやっと終われるぜ…」
( ´_ゝ`)「キュートちゃんにも間に合いそうだ」
( <●><●>)「ああなんかそんなの言ってましたね、スベってたけど」
( ´_ゝ`)「スベったとか言わないで傷つくから」
( ・∀・)つ◇ =3 パフパフ
( ・∀・)「さーて!軽く三振頂きますか!」
ビシュッ!!
(’e’)
( ∀ )「ボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖い」
('A`)「なんでこいつピッチャーなの?」
( <●><●>)「とはいえバントでは距離が出ないのはわかってます」
ヽ( <●><●>)ノ「おーらいおーらい」
パスッ!
川 ゚ -゚)『アウトオオオォォォ!!!』
(,,;Д;)「よくやったぞゴルァ!!!」
('A`)「監督!!」
(,,;Д;)「お前ら…成長したな!!」
( ;ω;)「監督のおかげですお!!」
( ´∀`)「監督がいなかったら…いなかったら…」
( ´∀`)
( ´∀`)「すごく困りますモナ!!」
( ´_ゝ`)「思いつかないなら無理するなよ」
(,,;Д;)「後はお前らがスリーアウトを取られれば試合終了だゴルァ!!!」
(´<_` )「んじゃ、軽く打ち取られてきますか」
(´・ω・`)「何だか変な気分だけどね」
( ^Д^)「俺の指どうすんの?」
( <●><●>)「しゃぶれよ」
( ∀ )「ボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖い」
(,,゚Д゚)b「さぁチェンジだ!存分に空振りしてこい!!」
『9回の裏 ヴィッパーズの攻撃』
『バッター ( ^ω^)』
( ^ω^)「よーし!予告ホームランでフルスイング空振りするお!」
( ∵)
( ^ω^)「来いッ!!」
( ∵)
ポイッ
( ^ω^)
テンテンテン…
川 ゚ -゚)『これはボールです』
( ^ω^)
( ^ω^)「来いッ!!」
( ∵)
ポイッ
( ^ω^)
テンテンテン…
川 ゚ -゚)『ツーボール』
( ∵)
ポイッ
テンテンテン…
ポイッ
テンテンテン…
( ^ω^)
川 ゚ -゚)『フォアボール、出塁です』
(#'A`)「バカ!!振ればストライクだろうが!!」
( ;ω;)「だって!!あんなの振ったらバカみたいじゃないかお!!」
(;'A`)「今更言うそれ!?」
( ´_ゝ`)「…いや。俺、ブーンの言うこともわかるぜ」
('A`)「ええー…」
( ´_ゝ`)「確かに、俺たちがやったアウトの取り方…バカみたいだったかもしれない」
( ´_ゝ`)「でも!あの瞬間俺たちは本気だった!負けるために、本気だった!」
( ´_ゝ`)「だからやつらも…本気でアウトを取りにくるべきなんだ…!なのに!」
(#´_ゝ`)「これは俺たちに対する侮辱だ!!なぁそうだろみんな!!」
(´<_` )「え…別に」
( ´∀`)「早く帰りたいモナ」
( ∀ )「ボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖い」
( ^Д^)「俺早く医者行きたいんだけど」
( <●><●>)「くっ…左のすねが疼く…早くここを離れねば…ッ!!」
(´・ω・`)「僕、もっかいなおるよ君のところ行きたいな」
('A`)「だってよ」
( ´_ゝ`)
(,,゚Д゚)「キュートちゃんはどうするんだゴルァ」
( ´_ゝ`)
『バッター ('A`)』
川 ゚ -゚)『空振り三振!!』
『バッター (´<_` )』
川 ゚ -゚)『空振り三振!!』
『バッター ( ´_ゝ`)』
川 ゚ -゚)『空振り三振!!』
川 ゚ -゚)『ゲエエエェェェムセットオオオォォォ!!!』
('A`)「帰ろうぜー」
(´<_` )「おう、そうしよう」
( ∀ )「ボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖いボール怖い」
( ´∀`)「モララー、家まで送ってくモナ」
( <●><●>)「ふっ…命拾いしましたね…」
( ^Д^)「やっべwww化膿しはじめたwww俺プギャーwww」
('A`)「あれ?ショボンは?」
(,,゚Д゚)「ロッカールーム行ったぞゴルァ」
('A`)「はやっ」
( ;ω;)「おー…」
( ´_ゝ`)「…ブーン…」
( ;ω;)「兄者さん…僕は…僕は、間違ってたんですかお…?」
( ;ω;)「あんなひょろひょろ球を振るなんて…僕は耐えられなかったんですお…!」
( ´_ゝ`)「ブーン、お前は間違ってないさ。ただ、ひとつだけ言えることがある」
( ;ω;)「……」
( ^ω^)
( ´_ゝ`)「じゃあな」
トテトテトテ…
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)「帰るかぁ」
(,,゚Д゚)「スリーアウトに命を賭けるようです 糸冬 了」
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