|  ^o^ |「わたしは あなたが すきな ようです」 第3話  [前のページへ] 戻る  
かれは なにを いっているのでしょう

(’e’)「何言ってんだ? お前 大丈夫か?」

それは こっちの せりふ です

かのじょは たしかに あそこに いました だいたい


|  ^o^ |「じゃあ どうして わたしを おいかけて きたのですか」

(’e’)「そりゃおまえ なんか公園で一人ぶつぶつ喋ってる怪しい男がいるって 近所の住人から通報があったんだよ」

|  ^o^ |

|  ^o^ |「あのう」

(’e’)「なんだよ」

|  ^o^ |「このちかくに しょうがっこうが ありますよね」

(’e’*)「ああ あそこは可愛い子が多いよな」

|  ^o^ |「そんなことは きいてません」

(’e’)「なんだよ」



どきどきと しんぞうが おとを たてています

きがつけば くちの なかの かつどんの あじが まったく かんじられませんでした

あたまが いたいです てが ふるえて うまく はしが もてません

|  ^o^ |「あそこは いま いんふるが りゅうこうして がっこうやがっきゅうが へいさしてますか?」

(’e’)「……俺の同僚の娘があそこにいるが そういった話は聞いたことがないな」

|  ^o^ |

|  ^o^ |

|  ^o^ |

がっきゅうへいさも ころんだのも ぶつけたのも 


ぜんぶ うそ


ほんとうは きづいていたのかも しれません かのじょが ■■■■■されていたことくらい

だって かのじょの えがおは こどものころの わたしに そっくりなところが

ありましたから









              (*^∀^)









|  ^o^ |「おまわり さん」

(’e’)「なんだよ」

|  ^o^ |「このあいだ あったこの じゅうしょとか わかりますか」

(’e’)「お前 俺をなんだと……いや ていうか知ってても教えないからね 個人情報だからね」

|  ^o^ |「おしえてください」

(’e’;)「いや だから……お前な」

|  ^o^ |「おしえてください」

(’e’;)「人の話を……」

|  ^o^ |「おしえてくれないと おまえの いえに ひを つけるぞ」

(’e’;)「やめろよ!」

|  ^o^ |「おねがいします」

(’e’;)「………………」




くらい よみちを はしります

| ;^o^ |「はぁ はぁ」

 『本当はさー あの娘 近所でも評判になってたんだよ』

はいが はちきれそうに いたいでです

| ;^o^ |「はぁ はぁ」

 『傷が多いし 学校も不登校でよく公園にいるの 見かけてたし』

| ;^o^ |「はぁ はぁ はぁ」

だけど とまることは しません だって 

 『だけど 親が何も言ってこないのに こっちから なんかすることなんて
  できないからね こっちもどうすればいいのか わかんなくてさ』

| ;^o^ |「つーさん……!」

わたしは ひっしに あしを うごかして かのじょの いえへと むかって いました




| ;^o^ |「つーさん つーさん……!」

かのじょは わたしを すくってくれました

どうしようもない わたしに だめにんげんの わたしに

あったかい ことばを くれました

むりしなくてもいいと いってくれました

わたしが にせものの わたしではないと いってくれました


だから こんどは わたしの ばんなのです


|  ^o^ |「おじゃま します!」

いんたーほんも ならさずに どあを あけて いえに とびこみ ました

そこは ひどく うすぐらく たばこの においが じゅうまんした へやでした

ゆうたろうの いえとは おおちがい です



そのまんなかに たばこを ふかす おとこと

その おとこに よりそう おんなが いました

どちらも あまり ひんが よいとは いえなさそうな だんじょです

げんどうが きつくても くーさんの ほうが よっぽど うつくしかったです

おとこが わたしのことを にらみつけて きました

  _
( ゚∀゚)「あぁ? んだてめぇ 何勝手に人んち入ってきてんだよ」

|  ^o^ |「つーさんは どこですか」

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと何こいつー……」

|  ^o^ |「つーさんを だしてください」
  _
( ゚∀゚)「うるせぇな! 気持ち悪いんだよ!」

おとこの こぶしが わたしの ほほに あたりました

いたい です



はが おれました

こーらばかりのんでいた へいがい でしょうか

だけど ここで にげることは しません

| #)^o^ |「つーさんは どこですか」
  _
(#゚∀゚)「うるせぇっつってんだろ!」

| #)^o^ |「うぐぁっ!」

こんどは めが ちかちかします ほしがとびます

わたしは ふらつく あしを おさえながら いえの おくへと はいっていきました
  _
(#゚∀゚)「おい! 何処行くんだてめぇ!」

つーさん つーさん どこにいますか

つーさん つーさん へんじを してください





  _
(#゚∀゚)「てめぇ……! いい加減にしろや!!」

おとこが わたしを なげとばしました

わたしのからだは かんたんに ふっとび

おしいれにぶちあたりました

がたんと おしいれの とびらが はずれます

|##)^o^ |「……あ あぁ あ」

すると すると なかには

(*-∀-)

その なかには

  ぼろぼろに なった


         かのじょ が



| ;^o^ |「あぁ あ あああああああああ」
  _
(#゚∀゚)「……チッ!」

わたしは かのじょを だきしめました

|  ;o; |

からだじゅう あざだらけな その からだは この いえで つけられた

ものだけでは ないのでしょう

だって いつだって かのじょは ひとりでしたもの

かのじょは こどものころの わたし です

ぎゅっと だきしめると その からだは おどろくほど かるいものでした

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっとどーすんのよ!」
  _
(;゚∀゚)「う、うるせえな! 人の家のしつけを見られても関係ねぇだろ!」


(*-∀-)



ふたたび だきしめると

ぴくり と かのじょの からだが うごきました

|  ;o; |「………… つーさん?」

(*-∀゚)「アヒャ…… ブームじゃん……どうしたんだ? こんなとこ で」

|  ;o; |「つーさん つーさん つーさん どうして どうしてこんなことに」

(*-∀-)「なに が?」

|  ^o^ |「こんな ぼろぼろに なって」

てを にぎると かのじょは いつもの ように わらいました

(*-∀-)「いいんだ だって これは オレが 悪い子だから おしおき されたんだ」

| ;^o^ |「つーさん」

(*-∀-)「仕方な い んだ」



そのことばを きくや いなや うしろに いた おとこは 

おそらく かのじょの ちちおやで ある おとこは まんぞくそうに わらいました

  _
( ゚∀゚)「はっ……はは! そうだよ! これがうちの教育方針なんだよ! 口出しすんな!」

さかびんを ふりまわして おとこは わらいました

わたしは とびかかりたい しょうどうに かられましたが

それを おさえて つーさんに といかけます

|  ^o^ |「つーさん」

(*-∀゚)「なん だ?」



|  ^o^ |「無理することは ないんですよ」







いぜん わたしが かのじょに もらったことばを

こんどは わたしが かのじょに かえしましょう

がまんすることも つらいげんじつから めを そむけることも

もう やめましょう

すきなように いきましょう

だいじょうぶです

きみは つよいこですから

あだなをつけるなら ぱぴことか そんなあだなを つけられますよ

(*-∀-)

:(* ∀ ):

:(*;∀;):

つーさんは よわよわしいてで わたしの てを にぎりかえしました




(*;∀;)「う゛ん……」


|  ^o^ |


  _
(#゚∀゚)「なっ……! つー! てめぇ あとでどうなるか……!」

そのとき ちゃいむが なりました

おんなが うろたえている あいだに こっかの いぬが はいってきます

ひとりや ふたりじゃ ありません

(’e’)「お邪魔しますよ〜」
  _
(;゚∀゚)「あぁ!? んだよてめぇら!」


(’e’)「警察です」





ろりこん けいかんは てちょうを みせて そして なんだか よくわからない しょるいを

おとこと おんなに つきつけました

(’e’)「長岡ジョルジュ、及び長岡デレ、未成年への暴行、虐待
     そして未成年の売春斡旋の容疑で逮捕します」


(’e’)「……おい!」

そのことばを あいずに たすうの けいかんが おとこと おんなを とりおさえました
  _
(;゚∀゚)「ふっ……ふざけんな! くそが!」

ζ(゚ー゚;ζ「ちょっとやだ! 離せよ!」

それは ほんの いっしゅんにも えいえんにも かんじられるような じかんでした

きがつけば おとこと おんなは ぱとかーに のせられて

いなくなっていました



|  ^o^ |「………………」

ぼうぜんとしている わたしに ろりこん けいかんが

いつのまにか きゅうきゅうしゃを てはい していたらしく

つーさんは きゅうきゅうたいいんに はこばれて いきました

(*゚∀゚)「ありがと……」

ぎゅうと にぎった かのじょのては あたたかくて わたしは どうしようもなく

なけてきました

|  ^o^ |「こちらこそ ありがとう ございました」

うしろから ろりこんが はなしかけてきます

(’e’)「まったくね 君は本当に何も考えずにいったの? ばかなの?」

|  ^o^ |「ごめんな さい」



(’e’)「お友達も心配してるよ」

|  ^o^ |「おともだち?」

すると かれの うしろから ゆうたろうが かおを だしてきました

ゆうたろうは すこしだけ なきそうな かおで たたずんで いました

(’e’)「彼が来なくちゃ、うちも動けなかったんだよ」

それは なんか めんどうくさい おとなの じじょうなのかも しれません

きずつけられている こどもが いると しっていても すぐには うごけない

おとなの じじょうです

| ^o^ |「帰るのが 遅いです」

ゆうたろうは いいました

|  ^o^ |「…… ごめんなさい」

| ^o^ |「べつに 心配だったわけじゃ ありません」

|  ^o^ |「つんでれ おつ」



わたしたちは すこしだけ わらって それから ふたりそろって いえに かえりました

いちおう わたしも けがを していましたが

わたしは ほけんが ないので びょういんは いきませんでした


| ^o^ |「おやおやブーム まぬけづら ですね」

|  ^o^ |「それほどでも ないです」

| ^o^ |「負け組 乙」

|  ^o^ |「うふふ うふふ」



そうして わたしの ながいながい にーとせいかつは おわりました



*   *   *   *   *


それから なんねんか たちました

わたしは べんきょうして こっかの いぬに なりました

あたまの わるい わたしには いろいろたいへんでしたが

ろりこんと ゆうたろうが いろいろ おしえてくれました

|  ^o^ |「いい てんきです」

(’e’;)「いい天気じゃねーよ!!仕事しろヴォケェ!」 

|  ^o^ |「おや あそこに おわすは じょししょうがくせい」

(*’e’)「マジかよ! どこどこ!」

わりと へいわな ひびを おくっています



(*゚∀゚)「ちょりーっす! 頑張ってるかブーム!」

つーさんも しょっちゅう あそびに きます

かのじょは ようじょから しょうじょに なりました

じょししょうがくせいから じょしちゅうがくせいに なりました

ろりこんの すとらいくぞーんからは はずれたようです

(’e’)「あのね ここは遊び場じゃないんだよ?」

(*゚∀゚)「アヒャヒャー!これ 差し入れな!」

(’e’)「ちょっ……聞いてよ……これだから年をとるとだめなんだよ……」

|  ^o^ |「つめたくて おいしいです」

(*゚∀゚)「なー!」

よく ぱぴこを もってきて くれます



わたしたちが ぱぴこを ほおばっていると ろりこんは じゅんかいに

でかけると いって でていきました

きを きかせてやるんだよと いって いましたが

おそらく しょうがっこうの たいいく しーんを みにいくのでしょう

|  ^o^ |「せいふく にあっていますね」

(*゚∀゚)「アヒャ かわいーだろ!」

|  ^o^ |「はい」

(*゚∀゚)

(*///)「アヒャヒャ!」

つーさんは てれたように わたしの かたを ばしばしと たたいてきました

おかしいですね わたしに ろりこんの けは なかったはずなのに



(*゚∀゚)「ブームは 今でもゆうたろうの家に住んでいるのか?」

|  ^o^ |「はい ほかに いえが ありません」

(*゚∀゚)「怒ってないのか? ゆうたろう」

|  ^o^ |「まいにち でてけと いいますが つんでれだから だいじょうぶです」

(*゚∀゚)「そっか なら大丈夫だな!」

つーさんは けらけらと わらいます

むかしみたいな えみですが むかしよりも どこか あかるくなった きがしました

|  ^o^ |「ともだちは できましたか?」

(*゚∀゚)「んー 昔よりは な いるよ アヒャ!」

むかし かのじょに どれほどの ともだちがいたのか わたしはしりません

いなかったのかも しれません

だから わたしには そういったかのじょの えがおが とても うれしく かんじられました



|  ^o^ |「こんど しょうかい してください」

(*゚∀゚)「可愛い子だから 紹介してブームが惚れちゃったらいやだからダメだ!」

|  ^o^ |「わたしは ろりこんでは ありません」

(*゚∀゚)「オレのことも 興味ないのか?」

|  ^o^ |

つーさんが わたしの めを じっと みてきます

わたしは がらにもなく うろたえてしまいました

| ;^o^ |「う あ」

(*゚∀゚)「オレは ブームが好きだよ! 大好き! …………ブームは?」

(*゚∀゚)「オレのこと嫌い?」

いつのまに かのじょは こんなになったのでしょう

こあくまの ように わらう そのさまは いちにんまえの おんなのこでした




いつかの くーさんよりも きれいに わらいました

|  ^o^ |「わたしは」

(*゚∀゚)「うん」

ぎゅっと つーさんが てを にぎってきました

あついです

いつか かのじょと であったときとおなじ なつの せいだからでしょうか

いいえ きっと それだけの せいでは ないのでしょう

どきどきする しんぞう

おかしいですね わたしに ろりこんの けは なかったはずなのに

どうやら わたしも

|  ^o^ |「あなたが すきな ようです」




おしまい

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