( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです 第1章――出会い
目覚まし時計「じりりりりりりんぐ・・・・・
じりりりりりりんぐ・・・・」
バシン!
目覚まし時計「・・・・・・」
( ^ω^)「ん〜〜、もう朝かお・・・・」
( ^ω^)「今日から僕も高校生だお。なんか新鮮だおw」
( ^ω^)「入学式だし早めに出発するお。」
( ^ω^)「ハムハムもしゃもしゃもぐもぐ・・・・
朝飯うめぇwwwww」
母「きめぇwwwwwwwwwwwww」
( ^ω^)「ちょwwwww行ってきますおー!」
春のほんわかした朝日がブーン
―内藤ホライゾン―に降り注ぐ。
( ^ω^)「テラいい天気スwwwwwwwww
ブーンして学校いくおwwwww」
⊂( ^ω^)⊃「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンwwww
うはwwwwwwテラキモチヨスwwwwwwww」
ドンッ!
「きゃぁっ!!」
誰かとぶつかったブーン。
( ^ω^)「痛いお・・・・君、ごめんお。大丈夫かお?」
ξ゚听)ξ「・・・・・朝っぱらから何やってんのよ?」
( ^ω^)「おぉ、ツンじゃないかお。おはようだお。
高校でもよろしくだお!」
ξ゚听)ξ「べっ、別にあんたと同じ高校行きたかったわけじゃ
ないんだからね!!近かったから選んだだけよ!
勘違いもほどほどにして!」
( ^ω^)「(・・・誰もそこまで言ってないお)」
ξ# )ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「に・・・にらまないで欲しいお・・・悪かったお・・・」
ξ゚ー゚)ξ「わかればいいのよ。また3年間
よろしくねブーン。さ、行きましょ」
――ニュー速県立VIP高校。ブーンたちの通う高校である。
学力では中の上。一般人からしたら『結構いいとこ行ってるじゃん』
くらいのレベルでなんら変哲の無い普通の公立高校だ。
ちなみにブーンとツンは幼馴染というか腐れ縁というか・・・
とにかく幼稚園の頃からずっと一緒なのだ。
ξ゚听)ξ「ねぇブーン?」
( ^ω^)「どうしたお?」
ξ゚听)ξ「ブーンは高校でもバスケ続けるの?」
( ^ω^)「もちろんだおwバスケとオナヌーは一生続けるおww」
ξ♯ )ξ「・・・・・・」
( ^ω^)「正直すまんかった」
ξ゚听)ξ「・・・ほんっとにあんたはもう・・・」
( ^ω^)「ツンはどうするお?VIP南中学女バスのエースだったお!」
ξ )ξ「………」
嬉しそうなブーンをよそにツンは表情を曇らせる。
(;^ω^)「あ・・・ごめんだお。忘れてたお・・・・・」
ξ゚听)ξ「いいのよ。気にしないで。
高校ではマネージャーやろうと思ってるわ。」
( ^ω^)「もしかして僕の専属マネかお?
おっおっwwwwsnegwwwww」
ξ゚听)ξ「そんなわけないでしょ。女 バ ス のマネよ。」
( ^ω^)「ちょwwwツンデレktkrwwwwwwww」
くだらない雑談を交わしながら二人は学校へ向かう。
二人の自宅は近く徒歩1分圏内だ。
そこからVIP高校まではおよそ20分。
ツンがどういう理由でVIP高校を選んだかは未だに不明だ。
ツンは県内トップクラスのラウンジ学園に合格する学力を持っていた
にもかかわらず、中堅高のVIP高校への進学を決め、
教師達を不思議がらせた。理由はやっぱり・・・・
( ^ω^)「着いたお!やっぱり中学と比べるとでっかいおww」
・・・コイツなのかもしれない。
( ^ω^)「入学式会場はどっちだお?」
ξ゚听)ξ「こっちみたいね。ブーン、そっちはプールよ。」
( ^ω^)「間違えたおw」
校長「・・・・君達には・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
( -ω-)「話長すぎるお・・・・ツンは違うクラスだったし
ヒマだお・・・・眠いお・・・・」
校長「・・・・つまり今こそ若き力・・・・」
ウトウトするブーンに前の座席の男子生徒が声をかけた。
('A`)「なぁなぁ、あいつの話うざくね?」
( ^ω^)「だお。僕眠くて死にそうだお・・・」
('A`)「おいおい、それっぽっちで死ぬなよなw
しかし皆さん律儀に聞いていらっしゃることで・・・。」
( ^ω^)「みんなウンコ真面目だお。」
('A`)「そこはクソ真面目って言おうや・・・
なぁなぁ、お前名前なんて言うんだ?」
( ^ω^)「僕は内藤ホライゾンだお。ブーンって呼んでくれお」
('A`)「俺はドクオ。内藤ホライゾン・・・変わった名前だな」
( ^ω^)「よく言われるおww」
('A`)「まぁいいかwよろしくな、ブーン!」
( ^ω^)「よろしくだお、ドクオ!」
('A`)「お?式が終わったみたいだな。帰ろうぜ、ブーン」
( ^ω^)「わかったお。」
( ^ω^)「ドクオはここからどっちだお?」
('A`)「俺はこっちだぜ。まっすぐ30分くらいかな」
( ^ω^)「僕もこっちだおw結構家近いみたいだおww」
携帯電話「I wanna be a VIP STAR・・・・」
( ^ω^)「ツンからだお。もしもし?」
ξ゚听)ξ『あ、ブーン?今どこにいる?』
(^ω^)「今校門だお。ちょうど帰ろうとしてたとこだお」
ξ゚听)ξ『ちょうどいいわ。そこで待ってて。
一緒に帰りましょ』
ξ////)ξ『べ・・・別に一緒に帰りたいわけじゃなくて
友達できたから紹介しようと思っただけ
なんだからねっ!!』
携帯電話「ツーッツーッツーッ・・・・・」
( ^ω^)「ドクオ、ツンが来るからちょっと待ってて欲しいお」
('A`)「・・・・・?お・・・おう・・(誰だよツンって・・・)」
ξ゚听)ξ「ブーン!お待たせ!・・・ってその人誰??」
('A`)「ちょwwブーンwおまw彼女持ちかよwwww」
ξ////)ξ「ちょ・・・・何言ってるのよ!
そんなわけ無いじゃない!!!!!!」
( ^ω^)「ドクオ、いつものことだからほっといていいお。
ツン、友達できたお。ドクオっていうお。」
ξ゚听)ξ「あ・・・ごめんなさい。よろしくね。ドクオ君。」
('A`)「ドクオでいいぜ。こっちこそよろしく。ツン。」
( ^ω^)「ツンも友達できたのかお?」
ξ゚听)ξ「あ、そうそう、紹介するわね、
VIP北中の・・・・あれ?誰もいない・・・」
( ^ω^)「あっちで誰かがものすごくこっち見てるお。」
ブーンの指差す方にツンは振り向く。
ξ゚听)ξ「あ、ちょっとしぃ!なにしてんのよ!!」
(*゚ー゚)「!!!!!」
しぃと呼ばれた少女は一斉に向けられる視線に
明らかにおびえた表情を見せた。
ξ゚听)ξ「しぃ、この2人は安全だから大丈夫よ。」
(*゚ー゚)「・・・・・(モジモジ)」
ξ゚听)ξ「紹介するわね。VIP北中学出身のしぃちゃん。」
(*゚ー゚)「よ・・・よろ・・しく・・・」
( ^ω^)「よろしくだおーーーー!!!
僕内藤ホライゾン!ブーンって呼んで欲しいお!」
('A`)「………」
ξ゚听)ξ「ドクオも自己紹介したら?」
('A`)「・・・いや・・・・俺もVIP北中なんだわ・・・」
( ^ω^)「ちょwwwww旧友フラグktkrwwwww」
(#゚―゚)「ねーよ(ボソリ)」
( ^ω^)「・・・・・・・!?」
(*゚ー゚)「・・・・(モジモジ)」
( ^ω^)「(気のせいかお・・・)」
ξ゚听)ξ「じゃあ皆で帰りましょっか。」
( ^ω^)「おw」
('A`)「うぃーっ」
―帰り道―
( ^ω^)「ドクオは部活決めたかお??」
('A`)「んー、バスケ部入るつもりだぞ。ブーンは決めたのか?」
( ^ω^)「奇遇だお!僕もバスケ部に入るつもりだったお!!
運命だおwwwwwww」
('A`)「へぇーそうなのか。ブーンは経験者か?」
( ^ω^)「だお!中学から初めてレギュラーだったお!」
ξ゚听)ξ「VIP南の男バス弱かったからねぇ・・・」
( ^ω^)「ちょwwwwwwwwドクオは経験者なのかお?」
('A`)「あぁ。そうだよ。」
ξ゚听)ξ「!!」
( ^ω^)「!!」
ξ゚听)ξ「VIP北中の男バスって県準優勝の名門じゃない!!
何でこんな高校に!?」
('A`)「別に大した実力じゃないからじゃないか?」
(*゚―゚)「ドクオ君レギュラーだったよ・・・」
( ^ω^)「まじかお!すごいお!」
ξ゚听)ξ「しぃは知ってたの??」
(*////)「・・・・・」
( ^ω^)「(ほっほーう・・・・・w)」
( ^ω^)「ドクオとバスケしたいお!一緒にバスケ部入るお!」
('A`)「構わないぜ。まぁ頑張ろうや。」
( ^ω^)「なんだかうずうずしてきたお!
ドクオ、あっちの公園にリングあるからバスケするお!」
('A`)「別に良いけどボールどうすんだ?家まで取りに行くのマンドクセ」
( ^ω^)「ここにあるお(にゅっ)」
('A`)「・・・なんで入学式にバスケットボール持って来てるんだよ・・・」
ξ゚听)ξ「やけに鞄がでかいと思ってたらそういうことだったのね・・・」
(*゚―゚)「・・・(くすっ)」
―VIP公園―
('A`)「へぇ〜こんなとこにリングあったんだ」
( ^ω^)「僕の秘密の場所だお!」
('A`)「(公共の施設で秘密もへったくれも無いと思うが・・・
まぁいいか。)」
( ^ω^)「ツン、審判頼むお!1on1するお!」
ξ゚听)ξ「しょうがないわね・・・しぃ、ごめん、
ちょっとその辺で見ててあげて。」
(*゚―゚)「うん、いいよ」
( ^ω^)「じゃあドクオのオフェンスからだお!
オフェンスディフェンスは交互に交替だお!」
('A`)「おーう。んじゃいくぜーい」
対峙する2人。ドクオは肩幅程度に足を開き
軽く膝を曲げ、重心を前にかける。
その体勢から不意に右足に重心をかけた。
( ^ω^)「(右かお・・・?)」
ブーンがそう思い右に視線をやった時、
すでにドクオの姿はそこに無かった。
――ザシュッ。
ドクオのレイアップがリングに吸い込まれる。
鉄製の古ぼけたリング特有の乾いた音を聞いて
ブーンはドクオの方を見る。
ゴール下に佇むドクオを見てブーンは初めて
自分が左側を抜かれていたことに気付いた。
(;^ω^)「(…なんで抜かれたのかわからなかったお・・・・)」
ξ゚听)ξ「はや・・・・」
(*゚o゚)「・・・・・」
('A`)「ディフェンスしっかり!2対0な。
ほい、お前のオフェンスだぜ」
( ^ω^)「お・・・」
ボールを受け取るブーン。
( ^ω^)「いくお・・・」
('A`)「っしゃ、来い。」
( ^ω^)「(僕は中学の時右手ドリブルから相手の右側を抜くのが
得意だったお。それで行くお)」
ブーンはその場で数回ドリブルをすると
勢いをつけてドクオの右側に突っ込んだ。
その瞬間だった。
( ^ω^)「(え・・・・もう正面に回りこまれてるお・・・?)」
――パァァン!
ドクオがブーンのボールをはたく音が響く。
('A`)「ゴールに向かう以外でのドリブルは基本的に不要だ。
それに反動をつけて相手に突っ込もうとしてたら
取られるに決まってるぞ。んじゃ俺のオフェンスな。」
――ザシュッ。
さっきと全く同じ方法でブーンはシュートを決められる。
( ^ω^)「(・・・何をされてるかすらわからないお・・・・)」
(*゚ー゚)「ねぇツンちゃん」
ξ゚听)ξ「どうしたの?しぃ。(勝負は見えてるし
しぃと喋ってようっと。)」
(*゚ー゚)「今のドクオ君の技・・・どうやってるの??
バスケって全然わかんなくて・・・」
ξ゚听)ξ「あれは『フロントチェンジ』って言うのよ。」
(*゚ー゚)「ふろんとちぇんじ・・・?」
ξ゚听)ξ「そう。体の前でボールを逆側の手に向けて
バウンドさせて逆の手に持ちかえるの。
普通は相手の正面でそんな事したらとられやすいんだけどね。」
(*゚ー゚)「守ってる人は手を出すだけで取れちゃうから?」
ξ゚听)ξ「そういうこと。でもドクオのフロントチェンジは
ものすごくはやい。それに…」
(*゚ー゚)「それに…?」
ξ゚听)ξ「ドクオがドリブルを始める瞬間に
何かしたのはわかった?」
(*゚ー゚)「なんとなくだけど・・・・体を右に
ピクッって動かしたように見えたわ。」
ξ゚听)ξ「その通り。よく見てるわね、しぃ。
ドクオはブーンに対して右に行くぞ、
っていう『フェイク』をかけたの。」
(*゚ー゚)「フェイク・・・『嘘』??」
ξ゚听)ξ「そう。ドクオは右に体重をかけた。そしてブーンは
『右に来る。』と思って右側に動いてドクオを
止めようとした。その瞬間さっき言ったフロントチェンジ
を使ってブーンを抜いたの。」
(*゚ー゚)「フロントチェンジは相手に
取られやすいんじゃないの…?」
ξ゚听)ξ「普通はね。でも相手が別のことに気をとられてたら
相手はあのスピードにはついていけないわ。」
(*゚ー゚)「別のことに…?あ、フェイク!」
ξ゚听)ξ「そう。ブーンはドクオが右にフェイクをかけて
左に来るなんて思いもせずにバカ正直に右ばかり
意識していたからああも簡単に抜かれちゃったの。」
(*゚ー゚)「そうなんだぁ。バスケって面白いんだね!
ツンちゃんもバスケやってたの?すごく詳しいよね。」
ξ゚听)ξ「うん。一応ね。(しかしフェイク1発で
あんなキレイに抜かれるなんてやっぱりブーンは・・・)」
( ^ω^)「今度こそとめるお!!」
('A`)「おし、止めてみな。」
――ザシュッ。
( ;ω;)「また決められたお・・・」
ξ゚听)ξ「(…ヘタくそだわ・・・・)」
('A`)「これで…30対0…っと。さぁブーン、お前のオフェンスだぜ。」
( ^ω^)「うぅ・・・ドクオのディフェンスは何か嫌いだお・・・」
ξ゚听)ξ「すごいディフェンス・・・」
(*゚ー゚)「ねぇツンちゃん。ドクオ君ってあんな体勢で守りにくくないの?
なんかカニさんみたい・・・」
ξ゚听)ξ「あれがボールを持ってる人に対してのディフェンスの仕方なのよ。
膝をしっかり曲げて腰を落として相手のどの方向の動きにも
機敏に反応できるようにしてるの。」
(*゚ー゚)「そうなんだ・・・。空気椅子みたいな体勢だよね・・・キツそうだわ。」
ξ゚听)ξ「あの体勢を維持しつつ動き回るのは結構辛いわ。
それに相手の進路を妨げるために両腕を広げる。
ディフェンスの理想型だわ・・・。」
( ^ω^)「今度こそ抜くお!」
――ダムッ
ブーンは何度もドリブル突破を試みる・・・
が一回ドリブルをつく頃にはブーンの
進行方向の正面にはすでにドクオが先回りしている。
(;^ω^)「なす術がないお・・・」
――パァンッ!
(;^ω^)「またとられちゃったお・・・・」
(*゚ー゚)「ドクオ君すごいね。さっきからほとんど
ブーン君のドリブルをとっちゃってるよ。」
ξ゚听)ξ「県大会準優勝高のレギュラーってのは伊達じゃないみたいね・・・
あの小柄な体で大したものだわ。」
('A`)「お、もうこんな時間じゃねぇか。
ラストにしようや。」
気付けば空は紅く染まり始めていた。
( ^ω^)「まだ一本も決めれてないし止めれてないお・・・」
('A`)「んじゃ俺のオフェンスでラストな。行くぜ」
( ^ω^)「バッチコイだお!」
( ^ω^)「(フェイクにひっかかってばかりだお・・・
どうすればいいお・・・?)」
('A`)「腰が高いぞ!しっかり腰を落とさないから抜かれてばかりなんだ!」
( ^ω^)「把握!(初めから教えてくれればいいのにお・・・)」
ξ゚听)ξ「(やっとちゃんとしたスタンスでディフェンスにつけたわね・・・)」
('A`)「(おっ、さっきよりはまともになったな・・・)」
――ダムッ!
ドクオは今度はノーモーションからのドリブルでゴールへ向かう。
( ^ω^)「(今度はフェイクなしかお!?またフェイク使って
抜いてくると思ってたから完全に予想外だお!)」
ξ゚听)ξ「あーぁ、ブーンのボロ負けね。しぃ、帰る準備しましょ。」
(*゚―゚)「ツンちゃ・・・・」
しぃは目を丸くしてツンの背後を指差す。
ξ゚听)ξ「え・・・?」
⊂( ^ω^)⊃「ブーーーーーーーーーーン!!!!」
すでにジャンプしてレイアップシュートを放とうとしている
ドクオに腕を広げてブーンするブーンが猛然と迫る。
('A`)「………なっ!?」
ブーンの『奇行』にドクオは動揺し、
ほんの一瞬だったがドクオの筋肉が硬直した。
('A`)「(やべ…指先狂っ…)」
空中での指先の感覚を必要とするレイアップシュート。
ドクオの筋肉の硬直は指先のボールに直に伝わる。
――ガシャンッ…ダンッ…ダンッ…
ドクオのシュートが外れた。
ξ゚听)ξ「うそ…」
(*゚ー゚)「すごいよツンちゃん!ブーン君、ドクオ君を止めたよ!」
ドクオは自分が今さっきブーンを抜き去ったであろう
場所を見つめる。
('A`)「(俺がシュートモーションに入る直前までこいつは
確かにここに居た…あの一瞬でゴール下までの距離を
詰めたってのか……!?)」
ドクオは自分の目を疑った。ブーンが自分のシュートを
止めるために最初の一歩を踏み出したであろう場所には
ブーンの運動靴の靴跡がくっきりとめりこむように残っていた。
('A`)「(俺達が居た場所からリングまでは
3Pラインとフリースローラインの中間くらい・・・
さしずめ5〜6m・・・この距離を一瞬で…?)」
( ^ω^)「止めたお…」
('A`)「(しかし普通こんな地面でここまで強く踏み込んだら
滑って転んじまうはず・・・半端ないボディバランス…か?)」
( ^ω^)「止めたお〜〜〜〜っ!!!!!!!!!」
('A`)「うおっ!?」
ξ゚听)ξ「ブーン…」
( ^ω^)「ツン!見てたお!?ドクオを止めたお!!!」
ξ゚听)ξ「ブーン…」
( ^ω^)「どうしたお?」
ξ゚听)ξ「あんたドクオに何本決められたか覚えてる?」
( ^ω^)「・・・・・・・・」
(;^ω^)「・・・・・・・・・・」
('A`)「途中から数えるのめんどくさくなって数えてないな」
( ;ω;)「うぅ・・・・」
('A`)「ま、そうは言っても最後のワンプレーは良かったぞ、
あんまり気落ちするなや。これからだろ?」
( ^ω^)「…そうだお。もっともっと練習して
絶対ドクオより上手くなるお!」
ξ゚听)ξ「無理」
( ;ω;)「・・・・・」
( ^ω^)「でも時間を忘れるほど夢中だったお。結局一点も
取れなかったけどなんだかドクオとのバスケは面白かったお!」
('A`)「俺もだ。こんなに張り合いが無けりゃすぐ飽きちまう
はずなのに気付いたら夢中になってたな。」
('A`)「明日の始業式が終わったら速攻で仮入部行くぞブーン。
練習用具忘れるなよ!」
( ^ω^)「もちろんだお!」
ξ゚听)ξ「じゃ、帰りましょうか。」
(;^ω^)「こんな時間までつき合わせて悪かったお」
ξ////)ξ「べ・・べつにいいわよ!バスケしてる
ブーンを見てたかった訳じゃないんだからね!!!!」
(*゚ー゚)「気にしなくていいよ・・私も・・・
見てて楽しかった。バスケって面白いね。」
その後4人は雑談を交わしながらそれぞれの家路につく。
ξ゚听)ξ「じゃ、私たちこっちだから」
( ^ω^)「また明日だおー」
('A`)「おーう、また明日―。」
(*゚ー゚)「ばいばい・・・」
( ^ω^)「ツン?」
ξ゚听)ξ「なに?」
( ^ω^)「しぃはドクオのことが好きな気がするお。」
ξ゚听)ξ「ふーん・・・」
( ^ω^)「ちょwwwww」
ξ゚听)ξ「じゃ、また明日ね」
( ^ω^)「放置プレイktkr」
('A`)「・・・・・・・・」
(*゚ー゚)「・・・・・・・・・」
('A`)「(やべぇ、気まずすぎる・・・
おな中とはいえ喋ったこと無かったからな・・)」
(*゚ー゚)「ねぇドクオ君・・・・」
('A`*)「はひぃぃぃぃっ!?」
(*゚ー゚)「バスケしてるドクオ君・・すごい…かっこよかったよ!」
('A`)「へ?」
(*゚ー゚)「ま・・・また明日ね!」
タタタタタ・・・・
走り去っていくしぃ。
('A`)「フラグktkr」
第一章 完
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