( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです 第2章 ショボン


目覚まし時計「じりりりりりんぐ…
   じりりりりりんぐ…」

バチン!

目覚まし時計「………」

ブーンはカーテンを空け、
朝の日差しを堪能する。

( ^ω^)「今日もいい天気だお。朝飯食べるお。」
( ^ω^)「ハムハムガツガツもしゃもしゃ…
朝飯うめぇwwwwww」
母「うぜぇwwwwww」
( ^ω^)「ちょwwwwww行ってきますおー!」
( ^ω^)「(今日から僕の高校バスケが始まるお!
楽しみだお!)」

ブーンが家を飛び出すとそこにはツンがいた。


ξ゚听)ξ「べ…別に一緒に行きたくて待ってたんじゃ
ないからね!なんだか人を待ちたい気分だったの!」
( *^ω^)「(ツンテラモエスwwwwww)」
( ^ω^)「じゃぁ一緒に行くお!」

雑談しながら歩いているとツンが不意に話題をかえた。

ξ゚听)ξ「ねぇブーン?」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚听)ξ「昨日のラストの動き……あんなの
     中学の時やってたっけ?」
( ^ω^)「ブーンはブーンすると風になれる気が
    するんだお。でも中学の時はコーチに
    怒られるからやらなかったお。昨日は
    無我夢中だったから知らないうちに
    ブーンしてたけどドクオを止められたから
    結果オーライだお」
ξ゚听)ξ「あのコーチ頭固かったもんねぇ…でも
     ブーンして本来の動きができるなら
     ブーンするべきだわ」
( ^ω^)「おっおっ」
ξ゚听)ξ「ブーンは今日ドクオと仮入部行くのよね?
     私もしぃと女バスの見学行くから頑張ろうね」
( ^ω^)「しぃもマネージャーするのかお?」
ξ゚听)ξ「私の中で決めちゃってるだけなんだけどね。
     昨日のブーンとドクオ見てバスケに興味
     持ったみたいだし誘ってみようかな、って。」
( ^ω^)「把握だお」


ξ゚听)ξ「着いたわね。私こっちだから。
     頑張ろうね。ばいばい」
( ^ω^)「おっおっ」

――教室

( ^ω^)「ドクオおいすーだお」
('A`)「おう。昨日はお疲れさん。
    練習の用意は持ってきたか?」
( ^ω^)「ばっちりだお!着替えにバッシュに
    フリスク。完璧だお!」
('A`)「(…フリスク?)そういやブーンは
   バッシュ何使ってるんだ?」
( ^ω^)「僕は断然ナイキだお!」
('A`)「かぁーっ、わかってねぇなぁ、
    男は黙ってアシックスだろ!?」
( ^ω^)「そんなことないお、ナイキは…」

二人は始業式中もバスケについて熱く語っていた。
そして…
ちーんぽーんかーんぽーん…
終業の鐘が鳴った。



( ^ω^)「終わったお!ドクオ、体育館まで
    競争するお!」
('A`)「望むところだ、行くぜ!」
⊂( ^ω^)⊃「ブ〜〜〜〜ン!」
Σ('A`)「ちょwwはやっ」

ブーンはとてつもないスピードで体育館に到着。
遅れてドクオが息を切らして到着する。

('A`)「ブーン、おまえ…はや…」
( ^ω^)「誰もいないお」
('A`)「式が終わったばかりだからか?
  練習前だし部室でメシでも食ってんじゃ
  ないか?」
( ^ω^)「じゃあ部室行くお!部室探すお!」
('A`)「待てブーン、部室はここみたいだ」

ドクオが指差す方を見ると体育館の入り口のすぐそばに
「男子バスケットボール」と書かれたプレートの
貼られている部屋があった。
プレートは薄くほこりをかぶっている。

( ^ω^)「鍵かかってるお…」
('A`)「2、3年生は色々時間がかかるのかな。
   少し待ってみようぜ。先輩来る前に仮入部生が
   勝手にコート使うわけにもいかないし」
( ^ω^)「把握だお」



しかし30分たっても誰も来る気配がない。
グラウンドからは外の部活が練習する声が聞こえ始めた。

( ^ω^)「おかしいお…もしかして今日は練習お休みなのかお?」
('A`)「たぶんそうだろうな…じゃあ職員室行ってみるか。
   監督にあいさつだけして今日は帰ろうぜ」
( ^ω^)「わかったお」

――職員室

('A`)「失礼しまーす」
( ^ω^)「失礼しまおいすー」

2人が職員室に入ると人のよさそうな中年の男性が
歩み寄ってきた。

用務員「はいはい、何か用かな?」
('A`)「あのー、男子バスケ部の監督はみえますか?
僕達入部希望者なんですが…」
用務員「バスケ部か…すまないね、
    今は活動してないんだ…」
( ^ω^)「なんでですお!?」
('A`)「もしかして廃部…ですか?」
用務員「いや、廃部ではないんだ。部としては
    一応学校にも登録されているからね」
('A`;)「じゃあなんで…?」



用務員「部員がいないんだよ。去年は3年生が6人いたんだが2年生にも
    1年生にも入部者がいなくてね。少ないながら顧問の先生と一緒に
    頑張ってたんだけど…3年生が引退したら部員が0人になってしまって。
    学校は廃部を検討し始めたが顧問の先生が断固拒否し続けたんだ」
( ;ω;)「いい先生だお…」
用務員「でもその先生も去年いっぱいで定年を迎えられてね、
    3年生も卒業しちゃって学校は邪魔者がいなくなった
    と言わんばかりに廃部の手続きを始めてるんだ」
(;^ω^)「ちょwwwwww洒落にならんwwwwww」
('A`)「ホントだぜ…」
???「男子バスケ部が廃部ですか!?」
教頭「規定の部員数の3名を満たしていないしね。廃部だよ。
   は・い・ぶ!わかったら仕事に戻りたまえ!
   新任のくせに態度がでかいぞ!」
('A`)「ん…?」

そのやりとりはデスクでふんぞり返る間抜け面の
教頭と後ろ姿しか見えないが真新しい紺色のスーツ
に身を包む細身の男性の会話のようだった。
ブーンとドクオは用務員に礼を言い、教頭のデスクに向かった。




('A`)「あのー…」
教頭「なんだおまえたちは!生徒がこんなところまで
   入ってくるんじゃない!出ていきなさ…ん?新入生か。
   ったく今年の新入生はなっとらんな。しっしっ!」
(#^ω^)「ビキビキだお」
('A`)「あの、教頭先生、僕達バスケ部に入りたいんです。
    廃部にはしないで欲しいんです」
教頭「バスケ部に?はっはっ、何を言ってるんだ君たちは?
   あそこは部員もいなければ顧問もいない。学生は
   おとなしく我々の言うことをきいて勉強していればいいんだ!」
(#^ω^)「(こいつ張り倒したいお…)」
???「顧問なら僕がやりますが?」
教頭「な!?若造が何を言うか!あまり調子に乗るものじゃ…」
(´・ω・`)「僕はショボン。一緒にバスケ部を
再建しよう。よろしく」
('A`)「よ…よろしくお願いします(どこかで見たことある…?
    しかし穏やかに話す人だな)」
( ^ω^)「よろしくですお(優しそうだお)」
(´・ω・`)「うん、よろしく頼むよ。」
教頭「おい、貴様!人の話を――」

説教を無視され逆上した教頭が勢い良く
立ち上がり、ショボンの肩をつかんだ。



(´・ω・`#)「校則なんでしょう?」

その瞬間、明らかに異質なふいんき(ryが職員室中を包んだ。

(´・ω・`)「1名以上の顧問と3名以上の部員で
      部と認定する…あなたがおっしゃったことですよ?」

ショボンは穏やかに話しているだけだが
教頭はひどく怯え額から汗をだらだらと
滝のように流している。そして必死に声を絞り出した。

教頭「そ…そうだ、ぶ…部員、部員だ!部員は
   そいつら2人しかいないじゃないか!部として
   認められるには3人以上の部員が必要なんだ!
   そいつらは2人しかいないじゃないか!そうだろう!?」

教頭の声が上ずっている。
ただ佇むだけのショボンに怯えているのは
職員室中の誰から見ても一目瞭然だった。

(´・ω・`)「そうですね…。参ったなぁ。
      僕を部員扱いにすることは可能ですか?」
教頭「そそ…そんなことできるわけないだろう!
   もしできたとしてもそうしたら顧問の枠が空く!
   そうしたら部としては認められない!」

教頭は半ばヤケになり必死に反論する。


(´・ω・`)「ふむ…ならばあと1人。部員を見つけられれば
      文句は言えない、というわけですね?」
教頭「ああ、そうだ!探せるものならな!
   だが毎年学校に部活動の活動を申請するための
   書類の締切が今日の17時までだ!それまでに申請がない部は
   存続の意思がないものとして廃部とする!それが規則だ!」

全てを言い切ったあと教頭は椅子に崩れ落ち、
息を荒げながら『どうだ』と言わんばかりに
ショボンをにらみつける。ショボンは完全に無視しているようだ。

( ^ω^)「(教頭テラキモスwwwwww)」
(´・ω・`)「待たせたね、君たち」

先刻とはうってかわって穏やかなふいんき(ryが漂う。

(´・ω・`)「話の内容はわかったかな?僕達は今日の
      17時までに最低1人の部員を探さなきゃいけない」
( ^ω^)「把握だお」
('A`)「今が12時半…あと4時間半か…」
(´・ω・`)「うん、優秀だね。それじゃあまずは作戦会議だ。
      ひとまず部室にでも行こうか」



( ^ω^)「部室は鍵かかってましたお」
(´・ω・`)「そうか、すまないね。あの、教頭先生、
      部室の鍵は…」
教頭「部員でも顧問でもないやつに部室の鍵は
   渡せないのだよ。すまないね、規則なのでな」
( ^ω^)「(さっきまでビクビクしてたのが嘘みたいだお…)」
(´・ω・`)「それじゃあとりあえず体育館に向かおうか」
( ^ω^)「把握したお」
('A`)「わかりました」

(´・ω・`)「そういえばまだ二人の名前を聞いていなかったね」
( ^ω^)「内藤ホライゾンですお」
('A`)「ドクオです」
(´・ω・`)「内藤君にドクオ君だね。僕は
      小・中・高・大と生涯バスケ一筋少年でね。
      小さい頃から教師になってバスケ部の
      監督になることが夢だったんだよ」


('A`)「じゃあ夢が叶ったんですね、おめでとうございます」
(´・ω・`)「ありがとう。でも僕の夢はまだ叶っ……ん?」

(ダムッ…ダンダンダン…ダダムっ…)

( ^ω^)「どうかしましたお?」
(´・ω・`)「どうやら体育館に先客がいるようだね」
('A`)「本当だ…ドリブルの音がする」
( ^ω^)「誰だろうお?」
(´・ω・`)「誰だかわからないけど…結構な手練のようだね」
('A`)「わかるんですか!?」
(´・ω・`)「いや…ただの勘…かな…」

ブーンたちは体育館に到着した。

第2章 完


前のページへ] 戻る [次のページへ