第18話「目覚め」






トンファー部対クラブ委員会のクラブ勝負。
勝負自体は2−0となりクラブ勝負はトンファー部の勝利となったが、
双方の同意があったため、大将戦が行われていた。
しかし、この闘いがクラブ勝負という名目のトンファー大戦であるということは、
戦っている当人達しか知る由はなかった。

( ・∀・)「それでは、私もそろそろ本気を出そう。」

そういうとモララーは黒のトンファーのグリップを握り締め、集中をはじめた。

( ^ω^)「いくお!ホワイティ!一気に決めるお!」

┫『了解。マイマスター。』

ブーンはモララーに突っ込んでいった。
しかし、ブーンは目の前に信じられない光景を見た。



  トンファー分身の術!
      ∧_∧         ∧_∧         ∧_∧
     _(  ・∀・)       _(  ・∀・)        _(  ・∀・)
    /     mhr     /     mhr     /     mhr
∩  / ,イ    ||    / ,イ    ||    / ,イ    ||
| | / / |    し     / / |    し     / / |    し
| | | |  |     }     | |  |     }     | |  |     }
| | | |  ヽ   ヽ     | |  ヽ   ヽ     | |  ヽ   ヽ
| |ニ(!、)   \  \    (!、)   \  \    (!、)   \  \
∪     /  ゝ  )        /  ゝ  )       /  ゝ  )
     /  / {  |       /  / {  |       /  / {  |
    / _/  |  |_      / _/  |  |_     / _/  |  |
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ   ヽ、_ヽ {_ ___ゝ


(;^ω^)「ええっ!モララーさんが3人もいるお!」

┫『落ち着けマイマスター。本物は1つだけのはずだ。』

うろたえるブーンにモララーは攻撃をしかけてきた。



             トンファーアッパカッ
⊂ニニニニニニ⊃          丶  `    '
 √ ___(_lク             \从// `  ;∴
  !  | ∧_∧、        ( ̄\     ; , - - 、 丶
  !  | ・∀・)     / )/ノ,   ノ    )ドゴォォォ
    ! `   ` ⌒)  / / '/// ̄  ⌒)
    ヽ    / / . ' / / ' /    イ |  
     丶  / /ゝ/ /   /|    / | |
      ∨ /   ./    ./.|    |  | |
   ⊂ニ○ニニニニ⊃  ⊂.J|     )  し`⊃ ヾ
       ~ /  /          |  ||  |
       /  /        |  |.|  |
       /  i         ( 丶(  \

ブーンはトンファーアッパカッをくらいまたしても床に倒れた。
すぐに立ち上がったブーンだったが足は少しよろめいていた。



(;^ω^)「ちょっとダメージがきつくなってきたお・・・。」

┫『マイマスター。大丈夫か。』

( ^ω^)「う、うん、まだ、大丈夫だお。
でも、分身の術のどれが本物だかわからないお・・・。」

ブーンはしばらく考え込んでいたがあるアイデアが閃いた。

( ^ω^)「そうだお!分身には分身だお!いくお!」

┫『了解。マイマスター。』



  トンファー分身の術・改!
      ∧_∧     
     _(  ^ω^)    
    /     mhr   
∩  / ,イ    | |    ∩.     ∩.     ∩
| | / / |    し     | |     | |     | |
| | | |  |     }     | |     | |     | |
| | | |  ヽ   ヽ     | |     | |     | |
| |ニ(!、)   \  \.   | |ニ⊃   .| |ニ⊃   .| |ニ⊃
∪     /  ゝ  )   ∪.     ∪.     ∪
     /  / {  |   
    / _/  |  |_  
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ 

             トンファーアッパカッ
⊂ニニニニニニ⊃          丶  `    '
 √ ___(_lク             \从// `  ;∴
  !  | ∧_∧、        ( ̄\     ; , - - 、 丶
  !  | ・∀・)     / )/ノ,   ノ    )ドゴォォォ
    ! `   ` ⌒)  / / '/// ̄  ⌒)
    ヽ    / / . ' / / ' /    イ |  
     丶  / /ゝ/ /   /|    / | |
      ∨ /   ./    ./.|    |  | |
   ⊂ニ○ニニニニ⊃  ⊂.J|     )  し`⊃ ヾ
       ~ /  /          |  ||  |
       /  /        |  |.|  |
       /  i         ( 丶(  \

トンファー分身の術・改はあっさりとモララーに見破られ、
再びブーンはトンファーアッパカッをくらった。



( ^ω^)「ぐはああぁぁっ!」

ブーンは吹っ飛んで床に叩きつけられた。ボブがカウントをとりはじめる。

( ゚∀゚)「いくらブーンがタフでもこれだけ一方的に攻撃をくらったらまずいぜ。」

ξ゚听)ξ「ブーン・・・。」

(´・ω・`)「まあ、クラブ勝負自体はもう勝ってるけどね。」

倒れているブーンはダメージがかなり蓄積されていたが、それでもよろめきながら立ち上がった。

( ^ω^)「・・・絶対に負けないお!ホワイティと一緒に勝つんだお!」

足元がふらついていたブーンは足に力を込めて踏ん張った。

( ^ω^)「・・・まだ動けるお。」

ブーンはモララーに向かっていった。しかし、そのスピードはあまりにも遅い。

( ・∀・)「遅すぎる。」

モララーはブーンの後ろに回り込み、ブーンの体を掴んだ。



トンファー置きっぱなし式ブレーンバスター!!
                 \\\\ \\ ヾ
        __,,-‐‐'' -- 、_     ,, -‐‐ 、  ヾ/^\_
    ._,,-‐''´        . `ヽ、_/   ヽ \/ ,,_ \
   ,r'´         __      /⌒ヽ   \/   /  __ ̄
   |  iー--‐‐''i ̄l `ヽ、 /  ,,!ー-\     ,,/  ̄ .__,,\
   .|  〉     ! |   ヾ/  ノ|      ヽ、,,_ ノー'' ̄   ̄
   | |     .! .|   (  '' .ヽ      ヽ
   .ノ _,〉  .  ノ 〉   ( ・A・\     `ヽ、
  (/ /      `-'      ∨ ̄∨/ /( x^^x )`ー‐ --r''リ
⊂ニ○ニニニニニ⊃    < 〈 ヽ、∨ ̄∨` ー‐ -- '´ >
                    |/ヽ∧ ∧ ∧ ∧/ ∨ \ |


( ^ω^)「うげぇえぇえっ!」

ブーンは床に叩きつけられダウンした。
カウントをとりはじめるボブ。それでもブーンはカウント9でギリギリ立ち上がった。

( ^ω^)「・・・僕は・・・負けないお・・・。」



( ・∀・)「ほう、まだ立ち上がるのか。たいしたものだ。」

( ^ω^)「僕は勝つんだお・・・。」

よろよろとモララーに向かって歩いていくブーン。

( ・∀・)「さて、そろそろとどめをさすか。いくぞ。黒のトンファー。」

┣『了解。マイマスター』

モララーはブーンに襲いかかった。
しかし、満身創痍のブーンにはモララーの攻撃をかわすことはできなかった。



∩  /⌒ヽ,      トンファー百烈脚!  ̄_ ̄)’,  ・ ∴.'  .. ∧_∧ ∴.'
| |  / ,ヘ  ヽ∧_∧      --_- ― = ̄  ̄`:, .∴)'      (((   )
| | .i l \ (   ・∀・)ヽ, _,-'' ̄  = __――=', ・,‘ r⌒>  _/ / ・,‘
| |ニヽ勿  ヽ,__    j  i~""  _-―  ̄=_  )":" .  ’ |y'⌒  ⌒i .'  ∴.'
∪       ヽ,, / / __,,, _―  ̄_=_  ` )),∴. ) |  /  ノ |∴.'∴.'
       ヽノ ノ,イ     ―= _ ) ̄=_)   _), ー'/´ヾ_ノ
       / /,.  ヽ,        _ _ )=  _) ,./ ,   ノ  ∴.'  ∴.'
      丿 ノ ヽ,__,ノ           = _)   /  / /∴.' ∴.'
      j  i                      / / ,'
     巛i~                      /  /|  |
                            !、_/ /   )
                                |_/

トンファー百烈脚をくらったブーンは吹っ飛び床に倒れた。

( ^ω^)「うがああああぁああっ!」

( ゚∀゚)「こ、これはまずい・・・。」

ξ゚听)ξ「ブーン、もう負けちゃってもいいから!起きないで!」

(´・ω・`)「これはちょっと厳しいね。」



起き上がろうとしたブーンだがもはや体に力が入らなかった。
無常にもボブのカウントは進んでいく。

( ^ω^)「・・・くそぉ。全然勝負にならないお・・・。
このままじゃ、ホワイティが壊されちゃうお・・・。それは・・・嫌だお・・・。」

倒れているブーンの元へモララーがやってきた。

( ・∀・)「さて、そろそろ終わりにしようか。白のトンファーを破壊する。」

┣『トンファー大戦もこれで終わりだ。』

┫『・・・。』

( ^ω^)「だ、駄目だ・・・お・・。僕が・・僕がホワイティを守るんだお!
力が・・・僕に力がもっと欲しいおおおぉぉおっ!!!!!!!」



ブーンが心の底から本当に力を欲したいと願ったとき、
ドクンという心臓の鼓動の音がブーンの体の中に響いた。
そして、ホワイティからブーンの体にすさまじい力が流れ込んできた。

( ^ω^)(な、何かすごい力が僕の中に流れ込んでくるお・・・。)

モララーはブーンの異変には気づかずに、ブーンが装備しているホワイティを無理やり外そうとした。

( ゚ω゚)「ホワイティに触るなだお!!!!」

ブーンはホワイティを奪おうとするモララーの手を払いのけると立ち上がった。

( ゚ω゚)「・・・ホワイティは壊させやしないお。」

( ・∀・)「な、なんだこのプレッシャーは・・・。」



( ゚∀゚)「えっ!?ブーンのシンクロ率が100%近い・・・ありえるのかこんなこと?」

(´・ω・`)「すごい、ほぼトンファーと一体化しているね。」

ξ゚听)ξ「何かいつものブーンと雰囲気が違う・・・。」

( ゚ω゚)「いくお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』

ブーンはすさまじいスピードでモララーに突っ込んでいった。

( ・∀・)「は、速い!」

モララーはトンファー分身の術を使った。



  トンファー分身の術!
      ∧_∧         ∧_∧         ∧_∧
     _(  ・∀・)       _(  ・∀・)        _(  ・∀・)
    /     mhr     /     mhr     /     mhr
∩  / ,イ    ||    / ,イ    ||    / ,イ    ||
| | / / |    し     / / |    し     / / |    し
| | | |  |     }     | |  |     }     | |  |     }
| | | |  ヽ   ヽ     | |  ヽ   ヽ     | |  ヽ   ヽ
| |ニ(!、)   \  \    (!、)   \  \    (!、)   \  \
∪     /  ゝ  )        /  ゝ  )       /  ゝ  )
     /  / {  |       /  / {  |       /  / {  |
    / _/  |  |_      / _/  |  |_     / _/  |  |
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ   ヽ、_ヽ {_ ___ゝ


( ゚ω゚)「ハイハイ、トンファー持ってるのが本物だお。」

ブーンは本物のモララーに向かって攻撃した。



                           ∧_∧  トンファースル〜!
                        三. _(  ゚ω゚)
      ドゴォォォ _  /          三./      )
    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _      ∩  / ,イ 、  ノ/
∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_      | | / / |    (〈
        (/ , ´          | | | |  |     }
        / / / \       | | | |  ヽ   ヽ’
      / / ,'     '       | |ニ(!、)   \  \
     /  /|  |          ∪  三  /  ゝ  )
    .!、_/ /   〉             三 /  / {  |
        |_/               三/ _/  |  |_
                         ヽ、_ヽ {_ ___ゝ

( ・∀・)「ぐはっ。」

(´・ω・`)「あれはトンファーウォークを極めた者だけが使えるというトンファースルー・・・。。」

( ゚∀゚)「すごいぜ!ブーン!」

ξ゚听)ξ「がんばって、ブーン!」




To Be Continued...



  第19話「さよならトンファー大戦」






トンファー部対クラブ委員会のクラブ勝負。
勝負自体は2−0となりクラブ勝負はトンファー部の勝利となったが、
双方の同意があったため、大将戦が行われていた。
その大将戦もいよいよ最終局面に向かおうとしていた。

( ・∀・)「くっ。何なのだこのプレッシャーは・・・。」

┣『落ち着けマイマスター。こちらも全力で迎え撃つ。』

( ・∀・)「よし。」

モララーは黒のトンファーのグリップを握り締め、集中をはじめた。
さらなる力が黒のトンファーからモララーに流れていく。

( ・∀・)「よし、いくぞ!これで決めてやる!」

┣『了解。マイマスター。』

モララーは全力でブーンに向かっていった。



⊂ニニニニ○ニ⊃
    \ \

       三 __,、
       三 ミ ヽ     ∧_∧
        三 \ \   ._(  ・∀・) 殺劇舞トンファー!
         三  \_ ̄ ̄      )
           三  ̄ ̄イ    ノ/
              三 |    (〈 _
              三 |     } )||にニニニニニフ
              三 /  ,ヘ  | ~
             .三 /  / l、 ヽ
            三 / /  ,l  /
          三 / /  /  /
         三 〈  <  / _/
          三 ヽ_) ヽ、_ヽ


( ゚∀゚)「まずい!殺劇舞トンファーだ!」

ξ゚听)ξ「ブーン!逃げて!」

(´・ω・`)「トンファー使ってないんじゃね?」

( ゚ω゚)「いくお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』

ブーンとホワイティはモララーに向かっていった。



            トンファービ〜ム!
      ∧_∧____________________
     _(  ゚ω゚ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /      )     ドゴォォォ _  /
∩  / ,イ 、  ノ/    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
| | / / |   ( 〈 ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
| | | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \
| | | |   `iー__=―_ ;, / / /
| |ニ(!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,'      \ \
∪     /  /       /  /|  |     ⊂||にニニニニニフ
     /  /       !、_/ /   〉
    / _/             |_/
    ヽ、_ヽ


トンファービームをまともにくらったモララーは吹っ飛んで床に激突した。



( ・∀・)「ぐああぁぁっ!」

すかさずカウントをとりはじめるボブ。
カウント9ギリギリでよろめきながらモララーは立ち上がった。

( ・∀・)「まだだっ!まだ終わらんっ!いくぞ!」

┣『了解。マイマスター。』

モララーは黒のトンファーのグリップを握り締めブーンに突っ込んでいった。

( ゚ω゚)「これで最後だお。いくお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』



         ∩    我がトンファーは
         (っm     天地とひとつ
         | | 
     ∧_∧ |   故にトンファーは無くともよいのです
    _(  ゚ω゚)|
   /      )     ドゴォォォ _  /
  / ,イ 、  ノ     ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
  / / |   (   ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
 | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \
 | |   `iー__=―_ ;, / / /
  (!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,'
       /  /       /  /|  |
     /  /       !、_/ /   〉
    / _/             |_/
    ヽ、_ヽ


モララーは我がトンファーは天地にひとつをくらい吹っ飛び、床を転げまわった。

( ゚∀゚)「我がトンファーは天地にひとつかよ!この技を使える者がいたとは・・・。」

ξ゚听)ξ「す、すごい。」

(´・ω・`)「ブーンを育てたのは私です。」



ボブはカウントをとりはじめたがモララーはカウント10でも立ち上がることはなかった。
ボブは勝者ブーンと大きな声で叫んだ。

( ゚ω゚)「や、やったお!勝ったお!ホワイティ!」

┫『マイマスター。我々の勝利だ。』

( ゚∀゚)「やりやがったぜ!3勝の完全勝利だ!」

ξ゚听)ξ「おめでとうブーン!」

(´・ω・`)「勝負を決めた闘いは僕なのにチヤホヤされるブーンに嫉妬。」

ジョルジュ達はブーンの元へ走っていった。

( ^ω^)「・・・これで・・・終わったお・・・。」

ブーンはそう言うとその場で崩れるように倒れた。

ξ゚听)ξ「ブ、ブーン!?」



ブーンが目覚めるとベッドの上にいた。

ξ゚听)ξ「よかった・・・。」

目を真っ赤に晴らしたツンがベッドの横に立っていた。

( ^ω^)「あれ?ここはどこだお?」

( ゚∀゚)「ここは保健室だ。大将戦が終わった後にお前が倒れたからここまで運んで来たんだ。」

( ^ω^)「そうですかお。お世話になりましたお。」

(´・ω・`)「ブーンが寝てる間にお医者さんに見てもらったんだけど、
極度の疲労で倒れただけ命には別状はないって言ってたよ。」

ξ゚听)ξ「ほんと心配したんだから・・・。」

( ^ω^)「ツン、心配かけてごめんお。」

ξ////)ξ「べ、別にブーンだから心配したわけじゃないからね。クラブ仲間として心配しただけだからね。」

( ^ω^)「うん、でも嬉しいお。」



ξ゚听)ξ「ブーン、起きれる?」

( ^ω^)「うんだお。歩くくらいなら大丈夫だお。」

( ゚∀゚)「じゃあ、そろそろ帰ろうか。祝勝会はまた後日にしよう。」

(´・ω・`)「じゃあ、みんな一旦部室に戻ろう。ブーンの荷物はとってくるからちょっと待っててね。」

ツン達は保健室を出て行った。ベッドに横になっているブーンは天井を見上げていた。
ベッドの横にあるテーブルにはホワイティが置いてあった。ブーンはホワイティに言った。

( ^ω^)「これで終わったんだおね。」

┫『・・・。』

その時、カーテンで仕切られているもう1つのベッドの方から声がしてきた。

( ・∀・)「・・・まだトンファー大戦は終わってはいない。」

( ^ω^)「えっ!?」



ブーンはベッドから起きるともう1つのベッドを仕切っているカーテンを開けた。
そこには負傷したモララーが寝ていた。ベッドの横にあるテーブルには黒のトンファーが置いてあった。

( ・∀・)「お前達が黒のトンファーを破壊しない限りトンファー大戦は終わらない。」

┣『・・・先ほどの闘いで私とお前の優劣はついた。私を破壊しろ。』

しばらく黙っていたブーンだったがやがて口を開いた。

( ^ω^)「・・・黒のトンファーは壊さないお。」

┣『・・・白のトンファー。おまえの意見はどうなのだ。』

┫『マイマスターに従うまでだ。私はおまえを破壊しない。』

( ・∀・)「・・・ほう、ならばまたトンファー大戦がはじまるな。」

( ^ω^)「何度でも戦うお。そして何度でも僕とホワイティが勝つお。」

ブーンは力強く言った。



┣『・・・それならばなぜ、今私を破壊しない。』

( ^ω^)「黒のトンファーとホワイティはオルソンシリーズ同士なんだから兄弟みたいなもんだお。」

┣『・・・兄弟・・・。』

┫『私と黒のトンファーが兄弟・・・。』

( ^ω^)「兄弟同士は仲良くした方がいいお。喧嘩は駄目だお。
でも、どうしても喧嘩したいなら僕が間に入って止めるお。それだけだお。」

モララーは少しだけ微笑み、呟いた。

( ・∀・)「・・・なるほど、最初はなぜ私が負けたのか理解できなかった。
だが、今は少しだけ理解できる・・・。」

そのとき、ツン達が保健室に戻ってきた。

ξ゚听)ξ「ちょっとブーン、起きてて大丈夫?」

( ^ω^)「あ、うん、大丈夫だお。」

( ゚∀゚)「じゃあ、そろそろ帰ろうぜ。」

(´・ω・`)「今日は疲れたね。」

ブーン達は保険室を出て行った。1人残されたモララーは天井を見上げながら呟いた。

( ・∀・)「結局は私が弱く、小さかったのだ・・・。」



高校からの帰り道、トンファー部のみんなは一緒に帰っていた。

( ゚∀゚)「いやー、3連勝の完全勝利は気持ちいいぜ!」

(´・ω・`)「これでトンファー部の廃部の問題も解決できそうだね。」

( ^ω^)「来週から平和なトンファー部が戻ってきますお。」

ξ゚听)ξ「ほんとよかったですね。」

しばらく歩いているとジョルジュが言った。

( ゚∀゚)「俺とショボン先輩はこっちの道だから。じゃあな。あ、来週に祝勝会やるから。」

(´・ω・`)「ブーン、今日と明日はゆっくりと体をやめた方がいいよ。」

( ^ω^)「はいですお。お疲れ様でしたお。」

ξ゚听)ξ「お疲れ様でした。」

ジョルジュとショボンはブーンとツンとわかれた。



ブーンとツンは一緒に歩いていた。

ξ゚听)ξ「ブーン、体は大丈夫?」

( ^ω^)「体のあちこちが痛くて疲れてるけど、大丈夫だお。」

しばらく黙って歩いていた2人だったがやがてツンが話し始めた。

ξ゚听)ξ「・・・ブーンかっこよかったよ。」

( ^ω^)「えっ?」

ξ゚听)ξ「ジョルジュ先輩もショボン先輩もかっこよかったけどブーンが1番かっこよかった。
スポーツに打ち込んでいる人ってやっぱりかっこいいよね。」

( ^ω^)「ありがとうだお。マネージャーのツンが身の回りのこといろいろやってくれたから、
僕達も全力を出せたんだお。だからツンもかっこいいよ。」



ξ゚听)ξ「・・・。」

( ^ω^)「あれ?どうかしたかお?」

ξ゚听)ξ「私もかっこいいの?」

( ^ω^)「うんだお。一生懸命何かに打ち込んでいる人はみんなかっこいいお。」

ξ゚听)ξ「女の子がかっこいいって変かも。でも、ありがとう。すごく嬉しいわ。」

ツンは微笑んだ。

ξ゚听)ξ「やっぱりトンファー部に入ってよかった。すごく楽しい。」

( ^ω^)「これからもよろしくだお。」

ξ゚听)ξ「うん、よろしくね。」

ブーンとツンはいつまでも楽しく話していた。



トンファー大戦が終わった数日後。ブーンは全力で学校へ向かう道を走っていた。

(;^ω^)「うおおぉぉ!!!遅刻するおー!!!」

┫『夜更かししているからだ。』

(;^ω^)(ジョルジュ先輩から借りたおっぱいDVDをオールナイトで見るんじゃなかったお・・・。)

┫『しょうがない。私を使って近道だ。』

( ^ω^)「わかったお、あれでいっきにショートカットだお。」

そういうとブーンは公園の公衆トイレへ向かっていった。

( ^ω^)「よし!行くお!ホワイティ!」

┫『了解。マイマスター。』



    |                |
    | ⊂ニ○|E)ニニニニニ⊃ ジャーッ ゴボゴボ・・・
__ノ      .| |         |  _
| |        .| |          ./ )ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- | |        .//|\ノ(◎)
_____/ /" ̄| ヽ∧_∧// .|
   /  /    / ( ;^ω^)  ̄ ̄\
   |  |/⌒゙ /      /       \
   .\ヽ__ノ__,,./。 ゚    |\   .\
     .\\::::::::::::::::: \\ ゚ ./   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       .\\::::::::::::::::: \\ |  トンファーテレポート!!
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             ヽ-二二-―'


それから2時間後、公園の公衆トイレに詰まったブーンがレスキュー隊に救出された。








「( ^ω^)ブーンがトンファー部に入部したようです」−END−




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