(´<_` )「この城の頂上……シャチホコに……彼女は括りつけられている」
(;゚ω゚)「なんと非道な…」
('A`)「ブーン!いくぞ!」
ドクオの声に、ブーンは我に返り駆け出した。
その後ろから、兄者が最後の言葉をつぶやく。
( ´_ゝ`)「貴様等では勝てない……あいつにはな……」
その声は、誰もいない部屋にむなしく響いた。
( ゚ω゚)「ツン!!」
ξ゚听)ξ「ブーン!!」
城の頂上に上がったブーン達は、すぐさまシャチホコに括りつけられたツンを見つけた。
( ゚ω゚)「ツン!今助けるお!そして酒池肉林の世界……おっおっおwwwwww」
ξ゚听)ξ「ブーン、ダメ!来てはダメよ!!」
(;゚ω゚)「お?……どわあああ亜qwせdrftgyふじこlp;!!」
ツンに触れようとした瞬間、ブーンは何かに弾き飛ばされた。
そして城の頂上から転落する寸前、かろうじてドクオの手により彼は救出された。
('A`)「大丈夫か!?」
( ´ω`)「あうあう……今のはなんだお?」
('A`)「……上を見ろ」
そう言って、ドクオは空を指差した。
そこには、空中に浮かぶ一人の人物の姿。
( ゚ω゚)「お、お前は―――――!?」
/・^ヽ
┏(´・ω・`)┓<魔王「天津飯」参上!!
ヽ ノ
┏┘└┓
(;^ω^)「ハゲ番長…何してるんだお!?」
(;´・ω・`)「ちちちち、違う!俺様は魔王『天津飯』様だ!」
('A`)「お前、とうとう人類からかけ離れてしまったな」
(´・ω・`)「魔王だからな」
( ^ω^)「で、番長がこの世界を滅ぼしたのかお?」
(´・ω・`)「うん」
( ^ω^)「じゃあ、番長を倒せばこの話は終わりだお」
('A`)「んじゃ。殺りますか」
( ^ω^)「おk」
(´・ω・`)「よっしゃ、ばっちこーい!」
川 ゚ -゚)「こいつを殺れば……酒池肉林……」
そして、ブーン達とショボンの最終決戦が始まった!
┏━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ガンガン ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃読もうぜ. ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 360 H 420 H 999 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:45 Lv:50 Lv:99 Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/・^ヽ
┏(´・ω・`)┓
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃天津飯があらわれた! .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
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┃いのきを ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃大事に. ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 360 H 420 H 999 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:45 Lv:50 Lv:99 Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/・^ヽ⊂⊃
┏(´・ω・`)┛
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃天津飯の気円斬! .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
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┃まほう ..┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃つかう? ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 0 H 420 H 999 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:しに Lv:50 Lv:99 Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/・^ヽ
┏(´・ω・`)┓
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃ブーンは死んでしまった! .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
┏━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃そんな ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス ┃
┃ばかな! ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 0 H 420 H 999 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:しに Lv:50 Lv:99 Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗/・ヽ┛
┏(´・ω・`)┓
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃天津飯の排球拳! .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
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┃もちは.. ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃もちや.. ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 0 H 420 H 0 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:しに Lv:50 Lv:(笑) Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗/・^ヽ┛
┏(´・ω・`)┓
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃クーは笑い死にした! .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
┏━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃うおっ ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃まぶし! ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 0 H 420 H 0 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:しに Lv:50 Lv:(笑) Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
\ | / ピカッ☆
― /・^ヽ―
┗(´・ω・`)┛
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃天津飯の太陽拳! .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
┏━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃眼がぁ. ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃眼かぁぁ. ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 0 H 0 H 0 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:しに Lv:ばるすLv:(笑) Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
\ | / ピカッ☆
― /・^ヽ―
┗(´・ω・`)┛
ヽ ノ
┏┘└┓
┏━━━━━┓.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃|>たたかう ..┃.┃ドクオは眼を焼かれた! ┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
, -─- 、 , -‐- 、
,, -'" `V `‐、
/ \
./ \
/ ヽ
./ / l ヽ
/ / / / ./ / l | .l .lヽ
| l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉
l、 | | l / / ./ ./ |. l | ./ ./ ./ | |./
l、| | l // ///| l / / //// / /
l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / .ずっとオレのターン!!!
/⌒ヽ | \ `ー' ゝl // `ー' /|/⌒v'
| l⌒l l|  ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l
ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l'ノ
lヽ_ / | ┌───7 /._/
.l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ!
/ |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐'" .|
./ (;;) |\ `ー‐'´ / / |
| _|_\ /| ./ |
(| ,.-‐'" | \__/ .|/ _,.-─;
|/ .(;;) |─────┤ _,.-‐'":::::::::/
 ̄ |::::::::::::::::::::::::::::::|^l::::::::::::::::::/
┏━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃これは. ┃┃ ブーン ドクオ クー ワカンナイデス. ┃
┃勝てない ┃┠──────────────────┨
┗━━━━┛┃ H 0 H 0 H 0 H 0 ┃
┃ M 56 M 36 M 999 M 0 ┃
┃ Lv:しに Lv:ばるすLv:(笑) Lv:しに ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/・^ヽ
┗(´・ω・`)┛<ずっと俺のターン!
ヽ ノ
┏┘└┓
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┃|>たたかう ..┃.┃ブーン達は全滅した…… .┃
┃ さくせん ..┃.┃ .┃
┃ いれかえ .┃.┃ .┃
┃ にげる ....┃.┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━━━━┛
(´・ω・`)「ふはははは!やはり俺様が最強だああああああああ!!」
ショボンが叫ぶその下で、ブーン達は笑い死にしていた。
( ^ω^)「勝てないwwwwあいつには勝てないおwwwwwww」
('∀`)「無理だwwwww強すぎるwwwwwwwww」
ξ;∀;)ξ「あははwwwwwwブーンwwwwww助けてwwwwwwww」
その姿を見下ろし、ショボンは空中で最後の大技、気功砲の構えをとった。
(´・ω・`)「さあ、貴様らに引導を渡してくれるわ!」
(;゚ω゚)(;'A`) ξ;゚听)ξ「「「!!」」」
絶体絶命。
そのときだった。
クーの声が響いた。
川 ゚ -゚)「あの風呂敷の中身を使うんだ!」
( ゚ω゚)「そ、そうだったお!」
('A`)「ブーン!受け取れ!!」
ドクオは風呂敷の中身を取り出し、ブーンに投げて渡す。
( ゚ω゚)「把握した!
ショボン!!これで終わりだおおおおおおおおおお!!」
(;´・ω・`)「そ、それは―――!!」
ブーンは、風呂敷の中身である「カツラ」をショボンに向けて投げた。
そのカツラは見事にショボンの頭に被さった。
i''"ヘ
i;;;::i、ヘ ___
{;;!'ykノ´ `丶
/:::ヽ ヽ
. ,':::::::::::ヽ. '、
. l:::::::::::::::/ .,、z:ュ、,_. ,、=,
l;:::::::::::/ ´ ,r'ャ、`' i'rャ;|
l ヽ::::::::l ''`¨¨´ ヽ |
ヽ ヽ::::::! ,ィ _. ', .l
ヽ_λ:i. ' `'゙`'‐'i゙ ,'
l ヽ`'. ,∠.ニフ /
l ` 、 、 い.... ,' / <なんということだあああああああああああ
,r<ヽ、 ヽ', .ヽ`二フ.,'
,.イ \.丶、`' .、,_`,.ィヽ、
. / .', \ 丶、 l. ', ヽ'.-、
,. -.'´ \ \ \ ! .l ', `‐ 、
.'´ \ \. \| | i 、 ヽ
、 \ \ ! | l ', ',
ヽ \ \ | | ', ', . _
.::. __ _ \ `| │ ', ', /.ノ.'7 _
ヽ .: / }´ l ,., \. │ | ',.l l / /' .〃 /
', ;. ,r''i′/ / ./ . \ │ |. ',| | l l! .〃./,r.ァ
' , ..: l l! l! .l l \. | │ │l,' /`i ′'´./
! l.:.::::.. l l! ' ' l /~l \l │ ', l l / i
●
(( . .
(;´・ω・`)「俺様のヘアーが……アイデンティティがあああああああ」
( ^ω^)「これで第三の眼の力は使えないお!!」
第三の眼をちょんまげカツラにふさがれたショボンは、
「気」を失い、舞空術もままならず、空から落ちていく。
●
(( . .
(;´・ω・`)「ぐわーーーーーーーーー!!」
( ^ω^)「おっおっお。人がゴミのようだお!」
高笑いを浮かべ、ブーンは空から落ちてくる武士の姿を見上げた。
そして武士がブーンと同じ高さまで迫ったそのときだった。
●
(( . .
(;´・ω・`)「私だけでは逝かぬ!お前の魂も連れて行く!」
(;゚ω゚)「!!」
そう言って、ブーンとすれ違いざまに、
武士は取り出した刀で、ブーンのアフロを切り裂いた。
(:::::ヽ:::::::人:::::::::ノ
(:::: (:ω;)┐:::: ) < のわあああああああああ
ヽ ノ
< \
しょぼ――ん
ブーンのアフロは横一線に切り裂かれた。
ブーンは手鏡を取り出し、自分のアフロを確認して絶望した。
( ;ω;)「うああああああああああ!僕はもうダメだああああああああああ!!」
川 ゚ -゚)「アフロは自己再生できただろう?」
( ^ω^)「あ、そうだったお!」
そういうと、ブーンは気合を入れて叫んだ。
( ^ω^)「アフロ自己再生!」
「しかし、MPが足りない!!」
川 ゚ -゚) ('A`)「「……魔法だったのか」」
( ;ω;)「やっぱり僕はもうだめだああああああああああああああああ!!」
ブーンは再びうなだれた。
僕はもう、アフロではない。
それはつまり、ファンキーでないことを意味した。
海よりも深く、山よりも高い絶望。
そして、ブーンは決断した。
( ;ω;)「……死ぬお」
そう言って、ブーンは城の頂上の端へと歩き出す。
その後姿を追いかけながら、ドクオは叫ぶ。
(;'A`)「おい、何するつもりだ!止めろブーン!!」
( ;ω;)「ドクオ……僕は鳥になるお……」
そして、ブーンは飛んだ。
(:::::::::人:::::::::ノ
∩ ;ω:)ノ I CAN FLY !!
) /
(_ノ_ノ
彡
.
_,,..-―'"⌒"~ ̄"~⌒0"'''ョ
゛~,,,....-=-‐√"0T"~ ̄Y"゛=ミ
T | l,_,,/\ ,,/l |
,.-r '"l\,,j / |/ L,,,/
,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /
_V\ ,,/\,| ,,∧,,|_/
( ;ω;)「母ちゃん……僕、飛んでるお〜」
ブーンは空を見上げながらつぶやいた。
空が、どんどん遠ざかっていく。
やはり、自分は落ちているのか……
だが、見上げた空は……
ショボンという魔王を失った空は、どこまでも深い蒼。
それは、蒼穹の色だ。
( ;ω;)「こんな空見ながら死ねるなんて……僕は幸せものだお……」
そうつぶやいて、眼を閉じようとしたそのときだった。
空の蒼の中に、ツンがいた。
( ;ω;)「お〜……ツンの幻まで見えてきたお〜」
しかし、それは幻ではなかった。
ツンの姿は、どんどんとブーンに近づき、大きくなっていく。
やがてブーンと同じ高さにまで落ちてきたツンは、ブーンに抱きついて言う。
ξ゚听)ξ「ブーン!ダメ!死んじゃダメ―――!!」
( ;ω;)「ツン……馬鹿だお……なんでツンまで飛び降りたんだお?」
ξ゚听)ξ「それは……それは……」
( ;ω;)「ツン……僕はもう、アフロじゃないお……
僕はもう…………ファンキーじゃないお……」
ξ゚听)ξ「ちがう!!」
その言葉とともに、ブーンを抱くツンの力が強くなった。
(;゚ω゚)「つ、ツン……痛いお……背骨が折れるううううううううう!!」
ξ゚听)ξ「ブーン……あなたは……」
ツンはブーンの目を見つめながら言った。
ξ>凵)ξ「アフロじゃなくてもファンキーよ――――――――――――!!」
そのときだった。
ツンの叫び声に呼応して、
ブーンとツンの落下地点の地面が、強い光を放った。
その光は収縮し、丸い光の輪へと姿を変える。
ξ゚听)ξ「あれは……」
( ゚ω゚)「僕たちの世界への扉だお!!」
その光は、「スダ・ドアカ・ワールド」に来たときにもくぐった光の輪だった。
ブーンとツンは、その光の輪にめがけて落ちていった。
そして二人の視界は、強烈な光に包まれた。
( ^ω^)がアフロにしたようです
その五
( ´ω`)「……お」
('A`)「眼が覚めたか?」
眼を開けると、そこにはドクオの姿があった。
痛む体に鞭打って上半身を起き上がらせると、
そこにはドクオだけではなく、ツン、クーの二人もブーンを見ていた。
ブーンは立ち上がり、あたりの様子を見渡す。
そこは、ブーン達の通うVIP高校の屋上だった。
( ´ω`)「僕たちの世界に……戻ってきたのかお?」
ξ゚听)ξ「そうよ!ブーン!!」
川 ゚ -゚)「それも、俺たちの高校の屋上というおまけ付だ」
ブーンは屋上から町を見下ろした。
いつもとどこも変わらない、自分たちの住む世界が、そこには広がっていた。
( ^ω^)「あれは……夢だったのかお?」
ブーンは屋上から町を見下ろしながらつぶやく。
その隣に寄り添うようにして、ドクオとツン、そしてクーがやってきて言う。
('A`)「夢じゃねぇよ。あの大冒険はな」
ξ゚听)ξ「そうよ。だってその証拠に……」
川 ゚ -゚)9m「君のアフロはもう……死んでいる!!」
(::::::::::::人:::::::::ノ
(:::: (;ω;):::: ) < いやあああああああああ!!
../| / \
○ ヽ ノ ○
| |
┛ ┗
あべ―――し
( ;ω;)「僕もう死ぬおおおおおおおおおおおおお」
('∀`)「おい、落ち着け!アフロじゃなくてもファンキーだぜwwww」
ξ゚听)ξ「そうよブーン!ファンキーよ!」
( ^ω^)「え?そう?」
ξ゚听)ξ「そうよ!」
('∀`)「ああ、お前はお前のままで十分ファンキーだぜ!」
( ;ω;)「ツン……ドクオ!」
川 ゚ -゚)9m「だが、君のアフロは死んでいる!」
( ^ω^)「………」
( ;ω;)「ぶぁ!!」
( ;ω;)「I CAN FLY!!」
ξ;゚听)ξ(;'A`)「「ブ――――――――ン!!」」
何とかブーンを助けた二人は、泣き叫ぶブーンを家まで送り届けた。
翌朝
顔を洗い、身支度を整えたツンは、自宅の玄関で靴を履いていた。
その心は複雑だ。
ξ゚听)ξ「ああ……ブーンのやつ、落ち込んでいるんだろうなぁ……」
昨日、アフロを殺されたブーンの落ち込みようを思い出し、彼女の気持ちは重くなった。
ブーンはアフロにしてから変わり、とてもファンキーな男になった。
その彼が、アイデンティティであるアフロを失ったのだ。
彼が中学生の頃のような暗い中二病男にもどっている恐れは十分にある。
ξ゚听)ξ「(……でも、大丈夫!)」
彼女は自分に言い聞かせる。
自分が、アフロを失った彼を支えてやろうと
自分の大好きな、ファンキーな幼馴染の力になってやろうと。
彼女は自宅の玄関の扉に手を伸ばす。
この扉の先には、落ち込んだ幼馴染がいるのだ。
だから自分は、幼馴染に言ってやるのだ。
ξ゚听)ξ「ブーン、今日もファンキーね!」
……と。
そして、彼女は扉を開けた。
,.:::.⌒⌒:::::ヽ
(::::::::::::::::::::::::::::)
(::::::::::::::人:::::::::ノ
(:::: (^ω^)ノ::: ) < ヘロウ! ツン!
<ヽ ノへ
┏┘ `┛
パンパカパ―――ン♪
(::::::::::::::::::::::::::::) ポーン
(::::::::::::::人:::::::::ノ
(:::: :::::: )
_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( ;^ω)<ああ!カツラが!!
ξ, -'' ̄ __――=', ・,' r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ' | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
「アフロ戻ってんじゃないのよ!!」
( ^ω^)がアフロにしたようです
―おしまい―
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