川 ゚ -゚)分かりました・・お弁当だけ持って下さい姫様
おんぶしてあげます
lw´_ ノvァゥァー
川 ゚ -゚)あ、やっぱり抱っこで・・いや、お姫様だっこでいきましょう
lw´‐ _‐ノvあ、普通におんぶでいいです、はいよろしくお願いします・・
(,,゚Д゚)ほれ、ハインも立て後ろから押してやるから
从;゚∀从どさくさに紛れてお尻触ったりするんじゃ・・キャーエッチ!変態!
(#゚Д゚)お前の尻触るぐらいなら一日中桃を愛で続けるわボケ!
いいから立てぃ!
从;゚∀从うぅ辛いなぁもう・・
こうして私の初ピクニックは何とも残念な結果に
だって純血種だから
不幸な戦いに身を投じる純血種だから…
↑私が執筆するからパクるんじゃないぞ
lw´‐ _‐ノvしかし良い景色だなぁ
川 ゚ -゚)(幸せ・・)
疲れてる時は気付かなかったが、山の景色もいいものだ
やはり街とはひと味違う空気が美味しい
いやごめん美味しい訳では無い味は特にない
从;゚∀从ギコォもうちょっとゆっくり押してぇー
(,,゚Д゚)充分ゆっくりだっつーのキビキビ歩かんかい
从;゚∀从ゔーやっぱり魔法でびゅーんと・・
从 ゚∀从・・あっ!ちょっと待てギコストップ!ここでストップだ!
川 ゚ -゚)どうしました?ここで栽培してるんですか、大麻?
从 ゚∀从はっ倒すぞ!ここで左に行かなきゃ駄目なんだ
真っ直ぐじゃ目的地につかんのだよ
lw´‐ _‐ノv左、って・・草ボーボーだぞ道ないじゃん
从 ゚∀从いいのいいの!さぁさぁ行こう!良い穴場があるんだよ!
(,,゚Д゚)真っ直ぐじゃ駄目なのか・・?
川 ゚ -゚)んー歩きづらいですねぇ・・道が整備されてませんよ
何故かハインの指示で本道とは別の獣道にそれる
草が私の身長ほどに伸びており、石もゴロゴロしている
まず人が歩く道では無い
30分程歩くと、ギコも疲れを見せ始める
(;゚Д゚)やっぱ戻った方いいんじゃねぇか?そろそろキツくなってきた・・
从;゚∀从まぁまぁ我慢我慢
lw´‐ _‐ノvしかしクーは強いなぁ
おんぶして歩いてるのに全然平気じゃないか
从;゚∀从よくもまぁその細身で・・
川 ゚ -゚)ふふふ何てったってメイドですから
何でも出来なければ務まりませんのですよ
「完璧」とかいて「かせいふ」です
lw´‐ _‐ノv苦手なこととか、怖いものとか無いのか?
川 ゚ -゚)「ひめさまコワイ」
lw´‐ _‐ノv分かった離れる
川 ゚ -゚)駄目
(;゚Д゚)あ゙ー・・くっそ、お前押すのも結構大変だな
もう少し自分の力で歩けよ
从;゚∀从歩いてるっつーの!
レディーの体に触れられるだけでも喜ばしいことと思え!
(;゚Д゚)レ、レディー・・?俺にはボノボしか見えねぇぜ・・
从#゚∀从だまらっしゃい!眼鏡買え!むしろ目玉替えろ!
川 ゚ -゚)(ん・・?しかしこの道・・)
川 ゚ -゚)・・・・あっ
川 ゚ -゚)あぁー・・はいはいあと少しですよギコさん、頑張りましょう!
从 ゚∀从な!
lw´‐ _‐ノv(,,゚Д゚)?
何だかクーがここにきて悟ったらしい
私とギコだけが理由が分からず終いだった
lw´‐ _‐ノvおいクーやっぱり共犯だったのか!
川 ゚ -゚)だからハインの単独犯ですってば!
从#゚∀从何回繰り返す気だッ!
lw´‐ _‐ノv・・むっそろそろ草が少なくなってきたぞ
从 ゚∀从ほらもう到着するころだ
lw´‐ _‐ノvふむ結構歩いt
lw´‐ _‐ノv・・おお
視界ががらりと変わり、広がる世界
綺麗な野花が点々と咲いている、平坦な野原
そこに広がるのは大麻とはほど遠い光景だった見たことないけど
(,,゚Д゚)へぇー!獣道からこんな所に通じてんのか
頂上でも無いのに凄い場所だな
从 ゚∀从綺麗だろーピクニックには最適だろー
ここら一帯はあんまり知られてない穴場なんだぜ
川 ゚ -゚)私とハインの遊び場だったんですよ
lw´‐ _‐ノvおぉ!!そうだったのか!
そういえば意外と知らなかったハインとクーの子供時代
こんな山奥で育ったとは驚きだ
山で育ったのに体力無さ過ぎじゃないかハイン
川 ゚ -゚)さぁ、教えたのでお姫様だっこです
lw´‐ _‐ノvあ、もういいです自分で歩きます、はい
从 ゚∀从ふー疲れたなぁもうここでお昼にしちゃおうぜ!
(,,゚Д゚)そーだな腹減った
川 ゚ -゚)ではシートを広げましょう
lw´‐ _‐ノv〜♪私が広げるぞ!
ピクニックの醍醐味のお弁当
あぁ、何て素敵な響きなんだお弁当
憎らしくそして愛おしい響きのお弁当
世界中で、私ほど弁当に対しワクワクしている人間はいないであろう
今なら詩とか作れそう
川 ゚ -゚)はい、これが姫様のお弁当ですこれがギコさん、これがハインです
从 ゚∀从お!一人一人別々なのかこってるな!
lw´‐ _‐ノv開けていいか?開けていいのか?
ドキドキ
川 ゚ -゚)一緒に開けましょう
从 ゚∀从じゃ開けるぜーいちにのさーんっ
lw´‐ _‐ノv・・っ!
広げた箱の中
いや、広げた小宇宙(コスモ)の中
そう、その中身は正に…
lw´‐ _‐ノvべ、弁当っ!
川 ゚ -゚)はい、お弁当です
(,,゚Д゚)自分で作っておいて何だけど結構美味そうだな
从 ゚∀从あ卵焼き多めだありがとね
(,,゚Д゚)あー・・その卵焼きな、俺が作ったんだ味わって食ってくれ
从 ゚∀从おおっ任せろ食べるのは得意だ
(,,゚Д゚)(wwww)
lw´‐ _‐ノv・・!・・・!クー!クー!
川 ゚ -゚)はい?
lw´‐ _‐ノvべ・・弁当だっ!
川 ゚ -゚)興奮しすぎです姫様
lw´‐ _‐ノv弁当美味いな!
モギュモギュ
川 ゚ -゚)丹誠込めて作りましたからね嬉しいです
料理を作っている人は同じ
しかも温度は冷め切ってしまっている
それなのに異様に美味しく感じるお弁当の魔力
これってトリビアになりませんか?私はならないと思います
从#д从〜〜〜〜ッ!!〜〜〜〜!!
(,,゚Д゚)wwwwwwwwwwwwww
ブチ切れたハインがギコを追い回していたが、最早どうでもよかった
ああ、ピクニックっていいなぁ
お弁当って良いなぁ、本当に
lw´‐ _‐ノv太陽ぽっかぽかだなぁ・・
川 ゚ -゚)和みますねぇ
ギコが殴られた音がしたが、これも最早どうでもよかった
lw´‐ _‐ノvで、ピクニックってこの後なにやればいいんだ!?
次は何だ!何をやるのだ!
川 ゚ -゚)んーそうですねぇ景色見て楽しむとかですかね
lw´‐ _‐ノv本当だ!景色めっちゃ綺麗!
つ、次!次は何を・・
川 ゚ -゚)落ち着いて姫様ピクニックは逃げません
時間はタップリあります
lw´‐ _‐ノvう、うむ・・そうだな
从 ゚∀从あっ、近くに川あるぞ傾斜あるし岩ゴツゴツで危ないけど
(#)"Д゚)いいな魚とか捕ってみようかな水が染みて痛そうだが・・
从 ゚∀从おーいいねー!じゃあ案内するから着いてきんしゃい
lw´‐ _‐ノvおお、川!
川 ゚ -゚)姫様は駄目です姫様にはちょっと危ない場所です
lw´‐ _‐ノvえー・・
从 ゚∀从確かにシューにはちょっとキツいな俺も相当キツいけど魔法でカバーだ
(,,゚Д゚)ではそちらは二人で何かしら楽しんでで下さい
夕食をとりに行ってきます
lw´‐ _‐ノv私も魚捕りたいぞ・・
川 ゚ -゚)まぁまぁ厄い姫様に川だなんて、火に油をぶっかけるようなものです
私が負けず劣らずの楽しいスポットに連れていってさしあげますから
lw´‐ _‐ノvそうか期待してるぞー
じゃあ頑張って魚捕ってきてくれ
从 ゚∀从任せろ!マグロ捕ってきてやるからな!
(,,゚Д゚)いねぇよ
从 ゚∀从ハインちゃんジョークだ!行くぞ!一時間ぐらいしたらここに集合な!
さっきまで疲れ切っていたハインが走ってギコを誘導する
子供さながらの元気の良さ
勿論、ギコもどこか楽しそうだ
川 ゚ -゚)さて、それでは私達も行きますか
lw´‐ _‐ノvどこに行くんだ?
川 ゚ -゚)素敵ポイントで御座います
私達もクーと一緒に別の場所へ移動する
クーの案内する場所だから、些かの不安を感じる
モンスターハウスに連れていかれそうな気がしなくもない
川 ゚ -゚)・・それにしても、今更ながら安心しました
ハインは昔のまんまですね
lw´‐ _‐ノv本当に今更だな
川 ゚ -゚)ちょっと不安が残る別れ方をしてしまいましたので・・
でも本当に安心しました今なら昔と変わってないと断言できます
あの子意外と繊細なんですよ
lw´‐ _‐ノvえっ意外だな・・どんな別れ方したんだ?
川 ゚ -゚)それはまぁ・・また今度
lw´‐ _‐ノvけちんぼ
lw´‐ _‐ノvで、結局どこ行くんだ私の足は既に限界に近いぞ
川 ゚ -゚)もうちょっと頑張って下さいすぐ近くですから面白いもの見せてあげます
lw´‐ _‐ノvどれぐらい面白いものだ?
川 ゚ -゚)神父さんの本棚ぐらいでしょうかね
・・ほら、もう見えてきた
lw´‐ _‐ノvおや
前方に見えるは茶色い煙突
ツタが巻付き、長い間使われている気配が無い
川 ゚ -゚)ほらあそこ、実は私達が住んでた場所なんですよ
lw´‐ _‐ノvえっ!?あそこで暮らしてたのか!
川 ゚ -゚)ええ今では物置みたいになってるみたいですが、多分面白いものも一杯ありますよ
lw´‐ _‐ノv!
クーの過去
ハインの過去
私の知らない、二人の生きてきた痕跡のある場所
勿論期待は高まる神父のエロ本棚なんて比じゃないぐらいに
ぎぃ、と古くさい音をたてて扉が開く
外観と違って中は相当広いんじゃ、と思ったがそうでも無い
3人が住むには少し狭すぎる気がする家の中
lw´‐ _‐ノv家というよりは山小屋っぽいな
川 ゚ -゚)御爺様の手作りらしいです
質素な場所で暮らしてたんですよ
lw´‐ _‐ノvちょっと埃っぽいな
川 ゚ -゚)そうですね・・あっ、本棚は昔のままですね
魔術書とか一杯ありますよ
lw´‐ _‐ノvおお、カッコイイ!そういえば魔術書ってどんなのなんだ?
川 ゚ -゚)例えばですねぇ
川 ゚ -゚)「サルでも分かる魔法陣〜入門編〜」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノvあぁ・・そういう・・はいはい・・そういうのね・・
川 ゚ -゚)まぁ・・はい・・言いたいことはわかります・・
川 ゚ -゚)ほら、こんなのどうです?アルバムありますよ
lw´‐ _‐ノvおお!アルバム!
川 ゚ -゚)ほら、これが小さい頃の私とハインです
一緒に寝てるところですね
lw´‐ _‐ノvうわ!ち、小さい!凄い小さい!
川 ゚ -゚)それはそうですよハインは5,6歳ぐらいですかね
私も多分それぐらいです
写真には私より遙かに小さなハインとクー
何より驚いたのが子供の頃の二人の姿
ギコがこの二人を見たら良からぬことを思うのでは、と不安になるぐらいだ
lw´‐ _‐ノv時間って・・怖いなぁ
川 ゚ -゚)私を見て言わないで下さい
ちゃんと立派に成長してますから
lw´‐ _‐ノvそれにしても新鮮だなぁこんな可愛らしい二人が見られるとは
川 ゚ -゚)姫様の方が可愛らしいですよ
lw´‐ _‐ノvうるへー黙れ
何枚もの写真がそこには並ぶ
手を繋いでいる写真、木に登っている写真、川に入っている写真
走っている写真、転んでいる写真、本を読んでいる写真
撮影者の二人に対する愛が見て取れる
lw´‐ _‐ノv仲良さそうだなあツーショットばっかりじゃないか
ハインもこんなに笑っちゃって・・
lw´‐ _‐ノvおっ撮影者といえば・・
lw´‐ _‐ノv・・・・・・
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノvん?クー?どこだ?
気付かぬうちに没頭し過ぎたのだろうか
ふと前を見るとクーが居なくなっている
いきなり現れることはあっても、居なくなるなんてことはあまり無いのだが
lw´‐ _‐ノvおーいクー、どこだ?
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv・・?
大声で呼んでみても返事が無い
「もしや私の式神なのでは」と疑うぐらいにすぐ来るやつなのに
こういう職務怠慢には今後厳しくいこうと思う
lw´‐ _‐ノv外に出たのか?一言ぐらい声かけてくれたっていいじゃないか、もう
ガチャリ
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv・・?
グッグッ
ドアが開かない
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノvガチャガチャ
強く押してみる
開かない
lw´;‐ _‐ノvガチャガチャガチャガチャ
逆に引いてみる
開かない
lw´;‐ _‐ノv・・・・・・
自動ドアなのでは、と疑い待ってみる
開くわけがない
ドアノブは回る
だがドアは開かない
開かない、というより扉が全く動かない
まるで空間に固定されているように、びくともしない
lw´;‐ _‐ノv
気味の悪い考えが私の頭の中をよぎる
クーが消えた空間、一人の私、隔絶された部屋
どことなく不穏な空気が流れる私の周り
物音が全くしなくなっている空間
状況の把握は出来なかったが、
間違いなく厄い
lw´;‐ _‐ノv・・!?クー!おい、クーッ!返事してくれー!
ドンドンドン
よく状況が分からない
分からないからこそ相当焦ってきた額に汗がのぼる
夢でもったいないおばけに遭遇した際に匹敵する焦り具合だ
lw´;‐ _‐ノvな、何故出れんのだ・・?おかしいぞ、どういうことだっ!
ガチャガチャ 何で動かないのだ!?クー!ドッキリならやめろっ!怖いっつーの!
<「それ実は引き戸だったりするのではないか?」
lw´;‐ _‐ノvむっ!引き戸か!なるほど、典型的なパターンだな!
グイッグイッ ・・ええぇい開かん!何故開かんっ!
<「んん、では仕方がないであるなこっちに戻ってまったりすると良い」
lw´;‐ _‐ノvええい!我が辞書に「不可能」の文字は無いっ!
ガチャガチャ ついでに言えば「キュウリ」と「キムチの汁」も無いっ!
<好き嫌いは良くないであるぞキムチ美味いじゃん
lw´;‐ _‐ノvいや、あれは本当に食えんッ!
ドンドンあれらを食べられる国民の方達は本当に凄いと思
lw´;‐ _‐ノv思・・
lw´‐ _‐ノv
年季の入った声だった
しわがれた様で、どこか透き通った声
焦りすぎて何かもうよく分からなくなっていたが、確かに人の声だった
同時にもの凄い勢いで沸き立つ恐怖感
lw´;‐ _‐ノv・・・・・・
恐る恐る、後ろを振り返る
徐々に徐々に、振り返る
少しずつ、少しずつ
知らない内に、先程まで読んでいたアルバムが別のページになっていた
クーとハインの写真の他に、私の知らないお爺さんの写真が一枚
私に声をかけた人間と同じ、パイプをぷかりぷかりとふかす人間
会話の中で聞いていただけで、想像だけで今まで成り立っていた人間
(ФωФ)
通称「魔王」ロマネスク
蛇に睨まれた蛙とはよく言うが、正に私は蛙の状態だった
あ、蛙といってもアレだぞケロッピぐらい可愛いぞ、うん
同様に、急に物音をたてた際に動かなくなる猫の気持ちが理解出来る
あ、これも猫といってもキティちゃんだようふふふふふ
そんな良く分からないことを考えながら心臓がどくんどくんと波打つ
息をするのも忘れていた
ケロッピとキティが頭の中を駆け巡る畜生なんてファンシーなんだ
lw´;‐ _‐ノv
(ФωФ)
lw´;‐ _‐ノv・・・・・・
(ФωФ)・・・・・・
lw´;‐ _‐ノv
lw´;‐ _‐ノv良い・・天、気・・です、な・・
(ФωФ)んん、確かに良い天気であるなぁ
本気でびびった時、人間はよくわからん思考回路になる
試験に出るかもよ、覚えておいた方がいいんじゃない?
lw´;‐ _‐ノv・・・・・・
(ФωФ)・・・・・・
(ФωФ)ノシおはろ〜姫様吾輩ロマちゃんよろしk
lw´;‐ _‐ノvぎゃあああああああああああああああああれg;おあhれあァッ!?
ぐわあああああああああああああああっ!!?
んにゃああああああああああああああああん!!?
(; ФωФ)うおっ!?吃驚しt・・
最後の叫び声可愛いッ!何それキュンときた!
lw´;‐ _‐ノvうわああああ・・あああああ・・!?
お、おお、お、お化け・・!?いや、け、けろっぴ・・?
(ФωФ)焦りすぎであるぞお姫様
しかし掴みは失敗のようであるな・・自信作だったのに怖がらせてしまったであるな
lw´;‐ _‐ノvぬううぅぅ・・!ぐわあああ・・!いやだ死にたくないぃ・・!
ブルース・リーと握手するまでは死にたくない・・!
(ФωФ)(それ故人じゃなかったか・・)
まさか、また透けてる相手に出会うとは思わなかった
最近の危険なものに対してのエンカウント率は恐ろしい
何か変なアイテムを装備してしまった気がする
(ФωФ)まぁ何だ驚いてばかりじゃ面白味がなかろう
こっちに来て座るとよい吾輩のことはもう聞いているであろう?
吾輩とのお話は嫌か?
壁|´;‐ _‐ノv・・!い、いやだ!何が目的だっ!あっち行け!成仏しろ!
(ФωФ)む?意外であるなぁただ君と会話がしたかったのだが・・
・・あぁ、そうかそうかそうじゃったな
モララーのアホのせいで警戒しとるのであるな
危うく憑き殺されそうになっていた、神父との前回の一件
おかげで透けてる相手に対しては人一倍の警戒心を持ってしまった
そういえば、神父がロマネスクと知り合いだということも語っていた気がする
(ФωФ)安心しろお姫様
吾輩ほどの人間になると、霊体でも生前と何ら変わりない
壁|´;‐ _‐ノvし、信じられん!モナーだってずっと普通だったぞ!
(ФωФ)アイツは君が干渉したからこそ関わり合えたのであろう?
反面、吾輩は自分の意志で関わり合えるし、今みたいに魔法だって使える
君を殺そうと思えば、いつだって殺せたのであるぞ?
・・あの地球人のようにな!
壁|´;‐ _‐ノvいちいち変なネタを突っこんでくる辺りが凄く怪しい!油断させる気だな貴様!
(; ФωФ)ぐぬぅ・・ハインとクーには絶賛されていたのに・・
最近の子のセンスはわからんのぉ・・
(ФωФ)じゃあどうすれば信じてもらえるのかのう・・
信頼されるというのはやはり難しいものであるな会話したいだけなのだがのう
壁|´;‐ _‐ノv・・・・・・
(ФωФ)んー、そうであるなじゃあ吾輩がずっと君のことを見ていたことを証明してやろう
そうすれば危害を加える気が無いという事を分かって貰えるのではないか?
壁|´;‐ _‐ノvみ、見ていた・・?
(ФωФ)確か・・えぇと・・6年ぐらい前だな?君とクーが出会ったのは
それで、その1年後ぐらいにギコという青年が城にきたんだったな
壁|´‐ _‐ノv!
(ФωФ)クーと出会った頃の君は人を避けてばかりであったな
父親以外の人間とは関わり合いを出来るだけ絶とうとしていた節もあったなぁ
子供ながらに気を遣ってばかりの少女だった気がするである、確か
壁|´‐ _‐ノv・・・・・・
(ФωФ)んでもって・・ギコ君のきた2,3年後だったかな?
君の父親が急に冷たくなり始めたのは
・・こんな感じで大体の事情は知っておるのだが
壁|´‐ _‐ノv
壁|´;‐ _‐ノvの、覗き魔・・えっちな奴め・・
(ФωФ)ひどッロマちゃんショック
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