lw´‐ _‐ノv 私は思うんだよ、ハイン君
       やはり物事には創意工夫が必要、だと
       何事も工夫をこなしてこそ意義があるのだとね

从 ゚∀从 ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・つまりだ 私が言いたい事はだね


lw´‐ _‐ノv この水をサイダーにして貰いt

从 ゚∀从 いや、無理

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

从 ゚∀从 ・・・・・・

これだから魔術師って奴は
水をサイダーに出来れば人類皆幸せなのに 何も理解しちゃあいない




  第三話:厄姫さんと土色牢番さん



从 ゚∀从 そもそもお前、厄祓いの水なのにサイダーにしたらだな
       何かこう・・ 有難味的なものが無くなるじゃんか

lw´‐ _‐ノv だが水だけ一杯分飲むっていうのも癪なんだが

喉が渇いてない際、実際に飲んでみてくれ給え
凄い美味しくないから、水
だって味無いから


从 ゚∀从 まー薬だとモグモグ思って飲めばモグモグいいんでないの?
 モグムグ このお粥美味いなー 誰だ作ったのモグモグ

lw´‐ _‐ノv 何勝手に食ってんだこのやろう 私のだ! 吐け! この!

从;゚∀从 ぐおぶっ! 殴んnオボエロオォオオ・・

lw´;‐ _‐ノv ああああああ本当に吐くなあああぁぁ・・あほぉぉ・・


川 ゚ -゚) おや、姫様お元気な様s
     ・・何だか嘔吐物の臭いがするのですが

lw´‐ _‐ノv 吐かれた・・

从;゚∀从 い、いや安心してくれ ちゃんと綺麗にしたから

魔術師が必死で魔法を駆使し汚物を吸引している際、クーが華麗に現れた
ていうか普通に現れた


川 ゚ -゚) おや、駄目では無いですか姫様 不審者なんかと戯れては
      私と戯れましょう

从;゚∀从 お、お前・・ 旧友の俺に何という仕打ちを・・

lw´‐ _‐ノv ん? 旧友?  

川 ゚ -゚) まぁ、詐欺師の常套句ですわ
     信じてはいけませんよ姫様 早くギコさんを呼んでこないと

从 ゚∀从 泣くぞ畜生


从 ゚∀从 まぁ30分以上出歩いてると探しに来られるし、そろそろ帰るか
      んじゃ、また明日なー ハシャいで傷開くなよ

我が城ながら何という警備の薄さだろうか
不審者なのに自由過ぎる気がする まさにパラダイス
まぁテレポート出来るから拘束は出来ないのだが

lw´‐ _‐ノv ・・大丈夫かなのかこの城の警備は

川 ゚ -゚) 安心して下さい 外の警備は姫様が刺された時から3倍増しですよ
     赤い彗城と呼んで下さい

lw´‐ _‐ノv だが私を刺した奴は元々城にいる人間じゃなかったか

川 ゚ -゚) だからこうして私が付きっきりで側にいるのではないですか

lw´‐ _‐ノv あぁ、不安だ

川 ゚ -゚) ・・・・・・

もっと屈強な男を側に付けて欲しい事この上無い
シュワルツェネッガーみたいな感じの奴はいないのだろうか
もうこの際なべやかんでも良い


lw´‐ _‐ノv ん、ところで

川 ゚ -゚) はい、なんでしょうか

lw´‐ _‐ノv クー、お前あのハインという魔術師と知り合いなのか?
       そんな感じの空気だったが

川 ゚ -゚) 何を仰います あんな輩、私は存じ上げまs

lw´‐ _‐ノv 嘘つきは嫌いだぞ

川 ゚ -゚) ええ! 実は旧友で御座いまして!

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

何という変わり身の速さ
まさに詐欺師


lw´‐ _‐ノv しかし知り合いなのかー  詳しく教えて欲しいなぁ

川 ゚ -゚) えぇっとですね
     私が小さい頃、ハインの御爺様に拾われましてですね

lw´‐ _‐ノv ひ、拾われた・・? 捨て子なのかお前?

川 ゚ -゚) ええ  それで私が大きくなるまで育ててもらったといいますか
     まぁそんな感じといいますか

意外な事実が発覚した てっきり裕福な家の出かと思ってたんだが
じゃあ姉妹みたいなものじゃないか
まだ何か裏がありそうだ


川 ゚ -゚) 姉妹? フザけないで下さい 姫様と言えども怒りますよ

lw´‐ _‐ノv 心の中読むんじゃねぇ


lw´‐ _‐ノv じゃあハインをこの城に呼んだのもクーなのか?
       私の厄を祓おうと依頼したのか?

川 ゚ -゚) 

川 ゚ -゚) あの、もしかして そ、その

川 ゚ -゚) ・・迷惑、でしたでしょうか・・?

lw´‐ _‐ノv ん? いや・・

lw´‐ _‐ノv 嬉しいぞ


川 ゚ -゚) 

川 ゚ -゚) 今日は焼肉でも用意致しましょうかね

lw´‐ _‐ノv もうちょっと腹に優しいものが良いんだが


クー曰く、表情を変えないのもメイド・ポリシーらしい
顔が痙攣してるぞ
笑えよベジータ


ウキウキメイドが部屋を出て行ってから一人になった
なんともゆっくりした時間であろうか

lw´‐ _‐ノv あぁ・・ 平和、だな

最近はクーが一緒にいるからあまり悪い事がおこらない
水飲み始めてから悪夢も見ない 何という素敵な世界

lw´‐ _‐ノv あぁ・・ 刺されて幸せになるというのも何だかなぁ・・ 複雑だ

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv あの見張り、どうしてんのかな・・


正直、私は自分を刺した人間をあまり恨んでいない
寧ろ私は刺されて当然の存在なのだ 憎まれこそすれ、憎んではいけないと思っている
一度彼女の話を聞いてみたいものである
彼女はどういった経緯で私を刺したのだろうか、非常に興味がある

lw´‐ _‐ノv あぁ、でも恨み辛み聞かされたら挫けそうだなぁ、私

lw´‐ _‐ノv ・・目、背け過ぎだろうか


今回、私は刺された事で初めて自分の厄の強さを知ったかもしれない
長い間引き籠もり気味だと自分を客観視出来ないものだ


lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv よし、寝る

あんまりこういう事考えると駄目だ
只でさえ暗い人生、明るめにいこう─────────


[牢屋]

从 ゚∀从 ただいまーっと

(,,゚Д゚) おかえりーっと

从 ゚∀从 ご飯は出来てるかね?

(,,゚Д゚) おう、そこに置いてあるぞ

从 ゚∀从 ふーむ スクランブルエッグか・・ まぁ朝にはもってこいだな

(,,゚Д゚) おう ベーコンも添えてあるぜ ゆっくり味わってくれ

从 ゚∀从 ・・うん、美味い
モグモグ

(,,゚Д゚) ・・・・・・

从 ゚∀从 モグモグモーグ・・

从 ゚∀从 ・・・・ん?

(,,゚Д゚) ん?


从;゚∀从 何か・・ あれ? お前何だか今日優しくね?

(,,゚Д゚) は? 俺は前々から優しいだろうが

从 ゚∀从 えぇー・・ 何か釈然としないが・・ まぁ良いかァ

(,,゚Д゚) ・・・・・・

从 ゚∀从 モグモグモグーモグーモグ

(,,゚Д゚) ・・・なぁ

从;゚∀从 ・・な、何だ?

(,,゚Д゚) ・・肩凝ってたら揉んでやるz
从#゚∀从 何企んでんだてめェ────ッ!!
       白状しろォーッ!!


(;゚Д゚) くそ・・ まさか見抜くとは・・ 流石は腐っても魔術師・・

从#゚∀从 そりゃあ見抜くよ! 小学生でも見抜くよ!


(,,゚Д゚) あぁ、そうさ! 「おかえり」って反応してやったのも
     今お前が食った料理が全て俺の手作りなのも
     全て下心があったからだッ!

从;゚∀从 手作り!? これお前の手作りなの!?
       何でそんなに家庭的な面があるの!? にあわねー!!

(,,゚Д゚) あっ、そういえば美味しかった? 感想聞きたいんだが

从;゚∀从 え? まぁ・・ うん、美味かったけd
      ・・何かキモいぞお前

(,,゚Д゚) まぁその話は追いといて・・ 実はお前に頼みたいことがあるんだ

从;゚∀从 い、いやよ! 体は売らないわよッ!

(#゚Д゚) いらねェ──ッ! 今更女口調になんな! 鳥肌立つわアホ!


(#゚Д゚) とにかくッ! 依頼したい事があるんだよッ!
     万屋稼業なら依頼内容ぐらい聞け!

从 ゚∀从 はいはい・・ どうせアレだろ?
      「僕のロリコン体質を治して下さい」みたいな感じだろ?
      楽勝楽勝

(#゚Д゚) あああああああもう面倒くせぇ奴だなお前はッ!
     とっとと本題入らせろッ!

从 ゚∀从 ん? 「一日だけ女の子になりたい」みたいな事?
      まぁ出来ない事も無いけど? エロエロッスねお客さん

(,,゚Д゚) ・・あぁ、俺が女の子になったらお前以上に女の子っぽくなれる自信はあるわ

从#゚∀从


从 ゚∀从 で、内容なに? つまんない内容だったらブッ飛ばしますぜ

(,,゚Д゚) ・・・・・・

(,,゚Д゚) まだ捕まってないみたいなんだよな、犯人

从 ゚∀从 犯人? 姫刺した奴の事?

(,,゚Д゚) ああ 騎士団が必死で探し回ってる様なんだが音沙汰無しだそうだ
     また姫様が襲われるんじゃないかと思ったら危なっかしいじゃねぇか

(,,゚Д゚) だからお前の力でさ、犯人を見つけて欲しいんだよ

从 ゚∀从 あー そういう事ね・・ 意外とまともな理由でがっかり

(,,゚Д゚) 何を期待してんだお前は


从 ゚∀从 ・・まぁ俺から言わせてもらえば、もう心配する事は無いぞ

(,,゚Д゚) あ? 何でだよ?

从 ゚∀从 あんな貧相なスクランブルエッグだけじゃこれ以上教えられないぜ

(#゚Д゚) お、お前という奴はぁ・・ 気になるじゃねーかこのやろう

从 ゚∀从 賢者から知識を無性で請おうとはおこがましいにも程があるとは思わないかね?

(,,゚Д゚) ・・・・・・

从 ゚∀从 ・・?


(,,゚Д゚) ・・お前が賢者なら俺は何だ? 神か?

从 ゚∀从 もしそうなら俺は神殺しもいとわない


从 ゚∀从 あぁ、そうだ
      あの事教えてくれたら、俺もちゃんと教えるよ

(,,゚Д゚) 「あの事」?

从 ゚∀从 何でお前あんなに姫に固執してんの?
      城中の人間は避けてるっつーのに

(,,゚Д゚) ・・・あぁ、それは・・・・

从 ゚∀从 ここで教えてくれなきゃもうロリコンっつー設定でいい?
      何だか面倒臭くなってきたぜ

(#゚Д゚) ちっがーうっつーの! グラマー好きだよ俺は! 大人の女性が好きだよ!

从 ゚∀从 ・・あぁ、ごめん 退くわそれ・・

(;゚Д゚) ああああああ畜生墓穴掘ったああああッ!!


从 ゚∀从 さぁ、とっとと理由を白状しやがれ!
      何ならノリで好きな子発表と洒落込もうか! ひゃっほーい!

(,,゚Д゚) 何だその修学旅行のノリは・・
     ・・まぁ別に隠すような事じゃあ無いんだけどさぁ

从 ゚∀从 うんうん

(,,゚Д゚) もう5年ぐらい前の話なんだけどな・・ 俺、騎士団に入りたかったんだよ

从 ゚∀从 へぇ 似合わないぞ

(,,゚Д゚) マ、マジで・・? 何かショック・・
     ・・まぁ、それで騎士団に入るためのテストを受けに行ったんだが・・


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城に行く途中、道で倒れている小さな女の子が居たんだ
まぁ、結論を言っちゃえばそれがシュー様だったんだけどな


lw´;‐ _‐ノv う・・うそだろ・・ マジかよ・・ ぐへぇ・・

(;゚Д゚) ・・? お、おい、どうした?

lw´;‐ _‐ノv ごふぅっ・・ 実はかくかくしかじかで・・


話を聞いてみると、「隕石が頭にぶつかった」とか訳の分からない事を言ってるんだ
これはマズイと思って近くの医者に連れて行ったんだよ


( <●><●>) おや、また怪我ですか
        ・・今回は結構重傷のようですね

lw´;‐ _‐ノv うぐぅ・・ これは酷すぎるだろうが・・
       何だよ・・ 何なんだよ隕石って・・ 逆に相当運良いよ私・・
       死んでないのが凄いよ・・

(,,゚Д゚) ・・言動的に相当混乱してるみたいだな

( <●><●>) あぁ、いえ、多分本当でしょう 中身は大丈夫のはずです

(,,゚Д゚) ・・?

( <●><●>) ま、とりあえず消毒して包帯巻いておきましょう
        縫わなくても大丈夫だと思います 多分

lw´‐ _‐ノv 多分って何だよ


その時は混乱してるだけだと思っていた
だが後日確認してみたら、本当に小粒程度の隕石だったようだ
医者曰く、もう少し大きい隕石だったら頭が木っ端微塵だったらしい
何か医者が冷静で怖かった


で、結局俺は入団テストに間に合わなくなってな
シュー様が「私のせいで迷惑をかけてしまった」って何回も何回も謝るんだ
何度も何度も

lw´‐ _‐ノv ごめんな、本当にごめん

(,,゚Д゚) いや、まぁ・・ 別いいって

ちょっと悔しかったけど俺は許す事にした
謝られただけでも良しとした訳だ


( <●><●>) あ、城に用事があったのでしたら、姫様を連れていって貰いたいのですが

(,,゚Д゚) ・・・・・・

(;゚Д゚) は? 姫?

lw´‐ _‐ノv 悪い、宜しく頼む

(;゚Д゚) !?

まさか姫だとは微塵も思わなかった
品の良い服を着てはいたが、普通姫なら外を出歩くときは護衛の人間ぐらい付けるだろう
どうやらこっそり抜け出して来たらしい


(,,゚Д゚) おぉー・・ やっぱり間近で見るとでっけぇなぁ、城

lw´‐ _‐ノv ああ 私もこれぐらい大きかったら良かったなぁ

(,,゚Д゚) いや、今のままで充分じゃないですかね

何か相当大きくなりたいみたいだった
マジンガーZに憧れているらしい


lw´‐ _‐ノv とりあえず父さんを呼ぼう ポチっとな おーいとうさーん
ピンポーン

(;゚Д゚) (イ、インターホンだと・・!?)


出て来たのは愛想の良さそうな人間だった
まさか本当に王が直々に出てくるとは思わなかった

(; ^ω^) おおぉうっ!? シュー、またこっそり抜け出したのかお!?
      そして頭どうした!? 大丈夫かお!?

lw´‐ _‐ノv 大丈夫だよ ごめんなさい

(; ^ω^) 全く、心配させんなお

(,,゚Д゚) (にてねぇなぁ・・)

この頃はまだ王の体調も優れていて、国も今ほど傾いて無かったからな
シュー様と会話したり、俺みたいな不振極まる身分の人間と話す事も多々あったらしい
平和な時期だった


( ^ω^) おっ? 君が助けてくれたのかお?
      些細だけで御礼させてくれないかおー 何か望みはあるかお?

(,,゚Д゚) あぁ、いえ、そんな、滅相も無・・

(,,゚Д゚) ・・あ、そういえば

( ^ω^) お?


俺はこの時、騎士団のテストに出られなかった事情を説明した
このままでは俺は無職だ ちょっと焦っていた

( ^ω^) ふーむ成程・・ しかし騎士となると伝統の問題があるお
      テスト受けてないと入団は認められないお

(,,゚Д゚) そうですよねぇ・・

( ^ω^) ・・・・・・

( ^ω^) ・・質は落ちるけど、牢番の仕事だったら空いてるお
      なんなら牢番として働いてみないかお?
      一年後、またテスト受ければいいおー

(;゚Д゚) えっ!? 良いんですか!?

( ^ω^) まぁシューが原因な訳だし・・
      これも何かの「縁」だお

(;゚Д゚) あ、ありがとうございます・・! 本当に何と言ったらいいのか・・

騎士の職よりは確かに質は落ちる
だが王から直々に仕事を貰える事の名誉は計り知れなかった訳で


lw´‐ _‐ノv おお 君、牢番として働く事になったのか

(,,゚Д゚) ああ そうみたいですな

lw´‐ _‐ノv ふむ・・

lw´‐ _‐ノv ・・じゃ、これからよろしくな、牢番君!

(,,゚Д゚) えっ・・ あ、宜しく

lw´‐ _‐ノv じゃ、また会おうなー

(,,゚Д゚) ・・・・・・


その時のシュー様の言葉が嬉しかった
微笑みながら「よろしくな」って言われた事が本当に嬉しかった
それから何か放っておけないような気がしてなぁ

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(,,゚Д゚) ま、こんな感じでな・・

从 ゚∀从 ほうほう

从 ゚∀从 ・・それでどうなったんだ?

(,,゚Д゚) ・・・・・

(;゚Д゚) ・・え? 「それで」?

从 ゚∀从 ・・? いや、だから話の続きを

(,,゚Д゚) いや、まぁ、えっと・・


(,,゚Д゚) ・・終わり、だけど?


从 ゚∀从 

(,,゚Д゚) 


从#゚∀从 ・・だからお前それロリコンなだけじゃねェかアァッ!!

(#゚Д゚) なっ!? ち、違うだろ! それとは何か違うだろ!

从#゚∀从 違うくねぇよ! 「放っておけなくなった」って・・
      ただドキッとしちゃっただけだろうが! 何その薄っぺらな思い出!?

(;゚Д゚) ・・あ、あれ? まぁ言われてみれば確かに・・ あれ?
     いや、でも・・ 王から貰った職でもあったし・・

从#゚∀从 騎士目指してたのに牢番って何でだよ!
      自分の不幸に気付け! 完全に駄目人生じゃねェか!
      なんで5年間も牢番やり続けてんの!? アホなの!?

(;゚Д゚) いや、意外と居心地良くて・・
     ていうか・・ え・・? お、俺、もしかして結構な駄目な人生送ってる?

从#゚∀从 送ってるわアホ! 頭まで厄にやられてんじゃねーか!!

(;゚Д゚) あ、あれ・・? 言われてみれば確かに・・ あれぇ・・?


从#゚∀从 くそっ! 損した! ただのロリコンに目覚めた不幸人生の話だったよ!
      お前なんかに俺の話は聞かせんッ!

(;゚Д゚) ・・・・・・

(;゚Д゚) な、なぁ・・ 俺って・・ え? やっぱり・・

(; Д ) ・・ロリコンなの?

从#゚∀从 ロリコンです

(; Д ) ・・結構不幸?

从#゚∀从 大分不幸

(; Д ) ・・・・・・

从# ∀从 (アホかコイツ──────)


川 ゚ -゚) ───姫様、起きて下さい 姫様

lw´‐ _‐ノv ん、クー・・ あぁ、もう夜か

朝に起きてすぐ寝て、気付くと夜だ
まだ体力が回復してない証拠だろうか


川 ゚ -゚) もう夕食の時間ですよ姫様
     焼肉をご用意しました

lw´‐ _‐ノv 本当に焼肉用意するか普通・・・
       脂っこいものって食いづらいし、あんまり噛む力も無いんだが・・

川 ゚ -゚) それでしたら・・
     「私が最初に肉を噛んだ後に、口移しで食べさせる」というのはどうでしょうか?

lw´‐ _‐ノv ・・正気かクー

川 ゚ -゚) ・・我が発言ながらこれは無いと思います


じゃあ言うなよ もののけ姫かお前は
何話引っ張る気だよもののけネタ


lw´‐ _‐ノv ぐえぇ、もう食えん 無理だ

川 ゚ -゚) もう、仕方ないですね

いやぁ、脂っこい事この上ない
普通病人怪我人にはさっぱりした物食わせるだろうが

lw´‐ _‐ノv 何で焼肉なんだよ・・
       まぁ嬉しい時には焼肉だが・・ 状況を考えろ状況を

川 ゚ -゚) すみません姫様 料理するのが面倒臭かったんです

lw´‐ _‐ノv おい、私仮にも王国の姫だよな? 確か姫だったよな?
       スレタイにも姫って書いてあるよな?

川 ゚ -゚) 身分に固執する姫様なんて私の好きな姫様じゃございません しくしく

lw´‐ _‐ノv いや、そういう問題じゃない・・

川 ゚ -゚) ・・・・・・

何故このメイドは一見忠実そうに見えて横柄な態度なんだろうか
最近のボケっぷりは賞取れそうな勢いだ


lw´‐ _‐ノv まぁとりあえず私は寝る
       お前も早めに休んでくれ

川 ゚ -゚) ご心配なさらず
     私ほどの人間になると不眠不休で2時間は働き通す事が可能です

lw´‐ _‐ノv zzz...

川 ゚ -゚) ・・あんまりですわ、姫様

lw´‐ _‐ノv zzz...

川 ゚ -゚) ・・しょうがありませんね 姫様が反応してくれるまで喋り続ける事にするとしましょう
     どんなお話にしましょうかねぇ 私が大好きな竹から産まれた女の子の話でもしましょうか
     昔々、ある所にお爺さんとマイケル・ジャクs

lw´#‐ _‐ノv ねっさっせっろッ!

川 ゚ -゚) ・・・・・・

怒っていい これは絶対に怒っていい
私は間違ってない 多分間違ってない…


川 ゚ -゚) ・・・・・・
 シュン・・

あぁくそ、悲しい目で私を見るな 何か罪悪感感じるだろうが


やっとメイドも観念し、部屋を退散する準備にとりかかる
あぁ、やっと安らかに眠れる


川 ゚ -゚) あっ、そうですわ姫様
     今夜は私、用事がありますので一人でおやすみになって下さいね

lw´‐ _‐ノv ・・?

lw´‐ _‐ノv 私、いつも一人で寝てるじゃないか

川 ゚ -゚) ・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・・・

川 ゚ -゚) ・・・・

川 ゚ -゚) ・・ふふっ それではおやすみなさいませ

lw´;‐ _‐ノv おい! 何で今笑った!? 寝てる時になんかしてんのかッ!?
       おいってば! 行くな! 答えろおぉぉぉ!!



何かもう今日は眠れる気がしない────


[牢屋]

川 ゚ -゚) ───こんばんわ、ハイン、ギコさん
     まだ起きてらしたんですね

从 ゚∀从 おーっ! クー!

(,,゚Д゚) あれ? クーさん?

从 ゚∀从 何だよ何だよー 今更会いに来ちゃってさー
      今まで寂しかったんだぞー!

川 ゚ -゚) ギコさんとお話でもしてれば良かったじゃありませんか

从 ゚∀从 いや、異常性癖を持つ奴とはあまり会話したくない・・

(#゚Д゚) 

川 ゚ -゚) ?


川 ゚ -゚) まあいいですわ
     ギコさん、一時間ほどハインをお借りしたいんですが宜しいですか?
     ちょっと用事がありますので

从 ゚∀从 ?

(,,゚Д゚) 用事? まぁクーさんがそう言うんでしたら別に良いんですがね
     ここに居ても居なくても同じようなものですし

川 ゚ -゚) 一時間経って戻って来ないようなら強制的にハインを連れ戻しても構いません
     寧ろ事が終わったらずっと牢に入れておいて下さい お願いします
     もう今後一切外の空気吸わせないであげて下さい

(,,゚Д゚) 了解です 一時間経ったら強制連行します

从 ゚∀从 フザけんなよお前ら


(,,゚Д゚) でもこんな奴連れてどこ行くんですかい?
     興味あるんですが

从 ゚∀从 あぁ、確かに
      俺が居ないと出来ない事なの?

川 ゚ -゚) ええ、ちょいと魔法をサクサクッとお願いします

从 ゚∀从 具体的に何する気なんだお前?

川 ゚ -゚) ええ 実はですね・・

从 ゚∀从(,,゚Д゚)  ?


川 ゚ -゚) 王様に寝起きドッキリでも仕掛けようかな、と思いまして


从 ゚∀从 


(,,゚Д゚) 


从 ゚∀从(,,゚Д゚) 


从;゚∀从(;゚Д゚) は?






-続っきゅ-

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