ζ(^ー^*ζ「みんなー!!乗ってるー!?」
\イエー!!!/
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ今日も…」
「「「『スカッシュ!メロキュア!』コンサート!!始まるよー!!」」」
ζ(゚ー゚*ζ(*゚ー゚)o川*゚ー゚)o从'ー'从/ ゚、。 /
\イエー!!!/
(;^ω^)「…初めて来たけど…すごいなこれは…」
\ウォー!!!/
(;^ω^)ノ「う、うおー…」
ζ(゚ー゚*ζ 〜♪
( ^ω^)「ええと…あれがイエローレモン・デレちゃん…」
イエローレモン・デレ ζ(゚ー゚*ζ
担当パート ギター&ボーカル
(*゚ー゚) ドコドコ!!
( ^ω^)「で、こっちがピンクピーチ・しぃちゃん…」
ピンクピーチ・しぃ (*゚ー゚)
担当パート ドラム
( ^ω^)「それから…もういいやめんどくさいからまとめよう」
グリーンメロン・キュート o川*゚ー゚)o
担当パート ギター
レッドアップル・ワタナベ 从'ー'从
担当パート キーボード
バイオレットグレープ・ダイオード / ゚、。 /
担当パート ベース
( ^ω^)「で、五人合わせて『スカッシュ!メロキュア!』と…」
\L・O・V・E・メーロキュア!!/
(;^ω^)「それにしてもこの熱気…おっそろしい人気だな…」
(;^ω^)「五週連続オリコン一位は伊達じゃないってことか…」
ζ(゚ー゚*ζ「イエー!!」
( ^ω^)「…確かにビジュアル面はいいし、踊りも見てて面白いな…」
( ^ω^)「楽器も歌もエアーじゃないみたいだし…」
( ^ω^)「『アイドルとしては』ガチンコってことか…」
( ^ω^)「……」
〜数日前〜
(‘_L’)「内藤さーん。お客さん来てますよー」
( ^ω^)「あ、はい。わかりました」
(‘_L’)「応接室にお連れしておきましたんで。じゃ」
( ^ω^)「ありがとうございます」
(゚、゚トソン「……」
( ^ω^)「どうも。ヒーロー二課の内藤です」
┌─────────────┐
│全日本ヒーロー派遣(株) ......│
│ ヒーローニ課 │
│ │
│ 内藤 ホライゾン .│
│ │
│電話番号 xx-xxxx-xxxx .│
│ 住所 xxxxxxxxxxxx .....│
└─────────────┘
(゚、゚トソン「…ありがとうございます」
(゚、゚トソン「私は」
( ^ω^)「迅雷騎兵トソンさん…ですよね?」
(゚、゚トソン
迅雷騎兵トソン
(゚、゚トソン「…はい。知っているんですね、私のこと」
( ^ω^)「ええ、もちろん。『スカッシュ!メロキュア!』のライバル怪人として人気を獲得」
( ^ω^)「現在は歌手活動も行い、最新シングル『悪の扉』はオリコン初登場三位…ですよね?」
(゚、゚トソン「……」
( ^ω^)「…どうかしましたか?」
(゚、゚トソン「いえ…」
( ^ω^)「それで、私にどのようなご用件でしょうか?」
(゚、゚トソン「はい…実は、今おっしゃられたメロキュアの件で…」
( ^ω^)「はぁ。メロキュアも大活躍だと聞いていますけど」
(゚、゚トソン「…大活躍過ぎるんです」
( ^ω^)「…と、言うと?」
(゚、゚トソン「彼女たちは確かに、アイドルとしては大成功を収めました…それは構いません」
(゚、゚トソン「でも、そのせいで…彼女たちはヒーローとしての本分を忘れてしまいました」
( ^ω^)「本分…ですか」
(゚、゚トソン「はい。彼女たちが最後に怪人を倒したのがいつか、ご存知ですか?」
( ^ω^)「確か…半年ほど前でしたっけ?」
(゚、゚トソン「その通りです。ニダーさんを倒したのを最後に、彼女たちはヒーロー活動を止めてしまっているんです」
( ^ω^)「(ニダーさん色んなとこに出てくるな…やっぱりすごい先輩だ…)」
(゚、゚トソン「以降はアイドルとしての活動ばかりで…私は、今の彼女たちを見ていられません」
( ^ω^)「…人気があるのなら、それでいいのでは?」
( ^ω^)「あなただって、メロキュアに続くように歌手活動を開始しているわけですしね」
(゚、゚トソン「おっしゃる通りです…ですが私は…正直言って、歌手活動はやりたくないと思っています」
( ^ω^)「……」
(゚、゚トソン「私は怪人であって、歌手ではありませんから…」
( ^ω^)「…それで、『二枚目はない』と公言したわけですか」
(゚、゚トソン「ええ。カメラの前で言ってしまえば、事務所だってどうしようもないでしょう?」
( ^ω^)「そうでもないと思いますけどね…金になるならなんだってやると思いますよ、事務所は」
(゚、゚トソン「…それでも、私は歌いません」
( ^ω^)「…それで?何故、私のところへ?」
(゚、゚トソン「内藤さんは、ヒーローや怪人のマネジメントも行っていると聞きました」
(゚、゚トソン「ですから、内藤さんに…彼女たちをもう一度、ヒーローとして立ち上がらせてほしいんです」
( ^ω^)「……」
(゚、゚トソン「私は、戦っている彼女たちが好きなんです…一ファンとして、一怪人として…」
(゚、゚トソン「そして、もう一度彼女たちと戦いたい…」
( ^ω^)「……」
(゚、゚トソン「お願いします」
( ^ω^)「…わかりました。相応のお礼は頂きますがね」
(゚、゚トソン「ありがとうございます…それで、いくらほど…」
( ^ω^)「いえ、お金はいりませんよ」
(゚、゚トソン「え?」
( ^ω^)「その代わり、彼女たちの復帰戦を私との合同企画にしていただきたいのです」
(゚、゚トソン「つまり、メロキュアとジャスティスカイザーとの共同戦線ということですか?」
( ^ω^)「ええ。それが条件です。どうですか?」
(゚、゚トソン「そんなことで良いのでしたら、いくらでも」
( ^ω^)「そうですか?ありがとうございます」
(゚、゚トソン「では、細かい計画は…」
( ^ω^)「近日中にそちらに連絡します」
(゚、゚トソン「わかりました」
( ^ω^)「では、また後日…」
(゚、゚トソン「はい…ありがとうございました」
ガチャ バタン
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「(…今のメロキュアはヒーロー経済の要だ…そことの合同企画…)」
( ^ω^)「(視聴率はもちろん、億単位の利益だって見込めるはずだ…)」
( ^ω^)「(そして彼女たちのファン層…彼らの多くは、ヒーロー黄金時代のストライクゾーンだ…)」
( ^ω^)「(特撮オタクも多い…上手くやれば、多くのファンをジャスティスカイザーに取り込める…)」
( ^ω^)「(お金を持った大人たちがファンに付くんだ…鬼面ドライバーの時とは比較にならないぞ…)」
( ^ω^)「…ふふ…ふふふ…」
( ^ω^)「(まだいける…まだ、ジャスティスカイザーは…)」
( ^ω^)「(儲かる!!!)」
\ウォー!!!イェー!!!/
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「あ、曲終わったのか…」
ζ(゚ー゚*ζ「…ふー!次の曲、行っくよー!!」
\バッチコーイ!!!/
( ^ω^)「…怪人役はトソンさんがいるからいいとして…」
ζ(゚ー゚*ζ「抱きしめて!!銀河の向こうまでー!!」
\ダキシメチャーウ!!!/
( ^ω^)「色々考えないとな…」
〜後日、別のコンサート〜
(゚、゚トソン「……」
ガチャ
( ^ω^)「いや、すごいですね…お客さんも前回よりももっと増えてるみたいで」
( ^ω^)「僕もヒーローショーやろうかなぁなんて思っちゃいますね」
(゚、゚トソン「…内藤さん。今回のコンサート…どうして、私まで歌うことになっているんですか?」
( ^ω^)「え?まぁ、そっちのほうがお客さんも入りますし」
(゚、゚トソン「私は、歌手活動は( ^ω^)「ああ、この馬!トソンさんの愛馬ですよね!」
_∧
(_・ 彡 愛馬 電刃号
|\
(  ̄ ~ ̄ )^)ノ
||` || ( | ( |
'~ ~ '~ '~
( ^ω^)「楽屋にも馬を入れてるって噂、本当だったんですね!」
(゚、゚トソン「体の一部みたいなものですから…騎兵と名乗っているわけですし」
( ^ω^)「ああ、そうですよね。どうどう」
(゚、゚トソン「それより内藤さん( ^ω^)「トソンさんの出番はメロキュアの一曲目の後ですので!」
( ^ω^)「それでは、よろしくお願いします!」
(゚、゚;トソン「あ、ちょっと!」
( ^ω^)「…っと、そうだ…言い忘れてました」
( ^ω^)「ステージでは、あなたのやりたいようにやってくださいね」
(゚、゚トソン「…それは、どういう…」
( ^ω^)「それじゃ。ちょっと、メロキュアの皆さんにも会わないといけませんので」
ガチャ バタン
(゚、゚トソン「……」
コンコン ガチャ
( ^ω^)「こんにちは。内藤です」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、おはようございまーす!」
(*゚ー゚)「今日はありがとうございます。わざわざコンサートに来ていただいて」
o川*゚ー゚)o「ジャスティスカイザーさんも女の子好きなのね!」
( ^ω^)「ははは、そうですね。ちょっとヒーローの職権を濫用してしまいました」
从'ー'从「あ〜そうだ〜。サインお願いしてもいいですか〜?うちの弟が大ファンで〜」
( ^ω^)「そうなんですか?ありがとうございます、弟さんにもよろしくお伝えください」
/ ゚、。 /「……」
( ^ω^)「ダイオードさんも、『よろしく』お願いしますね」
/ ゚、。 /「…ういーす…」
(*゚ー゚)「ちょっと、ダイちゃん…もうちょっとしっかりしなって」
/ ゚、。 /「いいじゃーん…本番はしっかりやりまーす…」
/ ゚、。 /「ね、内藤さん」
ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと、なんで内藤さんに振るのよ〜」
o川*゚ー゚)o「内藤さんにも歌ってもらっちゃおっかー!なんてー!」
キャハハハ
( ^ω^)「…ええ。しっかりやりますよ…」
从'ー'从「(…どういう意味かな〜?)」
コンコン ガチャ
(‘_L’)「そろそろ時間なんで…あ、内藤さんもこちらでしたか」
( ^ω^)「おっと…長居しちゃいましたね。頑張ってください」
ζ(゚ー゚*ζ「はーい!頑張りまーす!」
スタスタ…
( ^ω^)「…カメラの方は?」
(‘_L’)「バッチリです。アクション用を五台用意してますんで」
( ^ω^)「あ、じゃあ場所だけ教えておいて貰っていいですか?」
(‘_L’)「ええと…こんな感じですね」
( ^ω^)「…了解です。それじゃ、壊さないように上手くやりますんで」
(‘_L’)「ええ、お願いします。じゃ、僕も戻りますね」
( ^ω^)「…よし。僕も準備運動しておくかな」
〜メロキュア一曲目終了〜
(゚、゚トソン「…お疲れ様です」
ζ(゚ー゚*ζ「お疲れ様でーす」
(*゚ー゚)「トソンさんも頑張ってくださいね!」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「私ー、トソンさんの歌ってすっごい好きかもー」
从'ー'从「そうだよね〜トソンさんの声ってすごくよく通るし〜」
/ ゚、。 /「……」
(゚、゚トソン「…ありがとうございます…それでは」
/ ゚、。 /「…G席の五十二番…見てください…」
(゚、゚トソン「…?」
(゚、゚トソン「(…G席五十二番…あの辺りか…一体何が…)」
( ^ω^)
つ[メロキュア命]と
(゚、゚トソン
( ^ω^)
つ[戦いより歌!]と
(゚、゚トソン
(゚、゚#トソン「(…あの人…何を考えて…)」
(‘_L’)「マイクどうぞ」
(゚、゚#トソン「……」
\ワー!!!トソーン!!!/
(゚、゚#トソン
( ^ω^)ノ「歌え歌えー!!」
(゚、゚#トソン
( ^ω^)ノ「歌わないなら引っ込めー!!」
(゚、゚#トソン
( ^ω^)ノ「戦いなんて今時流行んねーぞ!!」
(゚、゚#トソン
\ウタッテー!!!トソーン!!!/
( 、 #トソン「……」
( ^ω^)『ステージでは、あなたのやりたいようにやってくださいね』
( 、 #トソン「……」
( 、 #トソン スゥ
(゚、゚#トソン「ふざけるなよ貴様ら!!!」
…シーン…
( ^ω^)「(よし!!)」
(゚、゚#トソン「何が歌だ…アイドルだ…」
(゚、゚#トソン「私は…私は…!!」
(゚、゚#トソン「怪人なんだよ!!!」
(゚、゚#トソン「電刃号ッ!!」
「全部ぶち壊してやる…!!」
_∧
(_・#彡(゚、゚#トソン
|\Ю ⊂)_|√ヽ
(  ̄ ~∪ )^)ノ
||` || ( | ( |
'~ ~ '~ '~
(‘_L’)「(カメラ回しとけよー)」
( ^ω^)「(よし、ここだ!)」
( ^ω^)「待てい!!そこの怪人!!」
(゚、゚#トソン「内藤…貴様…私との約束を忘れて…普通にコンサートを…!!」
( ^ω^)「皆様の楽しみに水を差すその暴挙!!許すわけにはいかん!!」
サッ
( ^ω^)つΦ「変・身!!」
スタッ!!
(::::::::::::::)「…天下無双のヒーロー…」
ドカーーーー ( =☆=)「ジャスティスカイザー!!ここに見参!!」 ーーーーン
(゚、゚#トソン「結局…私を倒すことが目的か…!!」
〜舞台袖〜
ζ(゚ー゚;ζ「ちょ…どういうこと!?トソンさんが暴れ出して、内藤さんは変身しちゃって…」
(;゚ー゚)「わ、わかんないけど…どうしよう…」
o川*゚ー゚)o「早く逃げたほうがいーんじゃない?ここにいたら巻き込まれちゃうよ」
从'ー'从「そうだよね〜私たちもうああいうのは卒業したし〜」
/ ゚、。 /「……」
/ ゚、。 /「…ちょーっと待とうか…」
ζ(゚ー゚;ζ「え…ダイちゃん?」
/ ゚、。 /「本当にさー…このまんま逃げていーわけー…?」
o川*゚ー゚)o「どゆこと?」
/ ゚、。 /「私たちさー…一応ヒーローなわけじゃーん…」
/ ゚、。 /「それがさー…怪人を目の前にして逃げるってさー…」
/ ゚、。 /「情けないと思うんだよねー…」
(;゚ー゚)「で、でも…相手、トソンさんだし…」
/ ゚、。 /「元々あの人敵じゃーん…むしろ今までがおかしかったんじゃないのー…?」
/ ゚、。 /「あの人だってさー…ああしてるほうが生き生きしてるよねー…」
从'ー'从「ええ〜そうかもしれないけど〜怪我したくないし〜」
o川*゚ー゚)o「そーそー。それに、ジャスティスカイザーさんがいるんだよ?私たちがなんかするまでもないっしょ」
ζ(゚ー゚;ζ「そ…そうだよね…ジャスティスカイザーさん、私たちなんかよりよっぽど強いし…」
(゚、゚#トソン「『ナルカミ』ッ!!」
バチバチィ!!
(;=☆=)「くっ…ぐおおおおおおお!!!」
ズザザザザザ…
(;=☆=)「くそ…ダメだ…早すぎる…!!」
(;゚ー゚)「う、嘘…押されてる…」
/ ゚、。 /「…負けるよねー…このままじゃさー…」
/ ゚、。 /「そろそろさー…腹決める時なんじゃないかなー…」
/ ゚、。 /「私たちがヒーローなのかー…アイドルなのかー…」
ζ(゚ー゚;ζ「……」
/ ゚、。 /「まー…私は戦ってくるからー…みんなも考えたほうがいいよー…」
スタスタ…
o川#゚ー゚)o「…もう!何よ急に!なんでわざわざ戦わなきゃいけないのよ!」
从'ー'从「だよね〜疲れるし痛いし〜私逃げちゃお〜っと〜」
タタタタタ…
ζ(゚ー゚*ζ「……」
(*゚ー゚)「デレ…私…」
ζ(゚ー゚*ζ「…うん…そう、だよね…」
(;=☆=)「はぁ…はぁ…!!」
/ ゚、。 /「どーもー…」
( =☆=)「あ、ダイオードさん!ちゃんとやってきてくれました?」
/ ゚、。 /「ういーす…ちゃんとみんな引っ掻き回してきましたよー…キュートとワタナベはどっか行きましたけどー…」
( =☆=)「ありがとうございます!」
/ ゚、。 /「でもー…なんでこんな面倒なことするんですかー…?カイザーさんが一発喝入れればいいじゃないですかー…」
( =☆=)「それじゃ画が映えないんで」
/ ゚、。 /「画ー…ですかー…」
( =☆=)「共同戦線とはいえ、主役はメロキュアなんですよ。だから、あなたたちが悩む姿をちゃんと撮らないと意味ないんです」
/ ゚、。 /「はー…そういうもんですかねー…まー私は戦えるならなんでもいいんですけどー…」
( =☆=)「これは私がどうこうできる問題じゃありませんでしたからね、本当助かりました」
(゚、゚#トソン「何をごちゃごちゃと…」
(;=☆=)「ううっ!!苦しい!!なんて強力な攻撃なんだ!!」
/ ゚、。 /「(白々しいなー…)」
(゚、゚#トソン「…バイオレットグレープ…戻ってきたのですね」
/ ゚、。 /「まー…ヒーローは戦ってナンボでしょー…」
(゚、゚#トソン「わかっているじゃないですか…」
/ ゚、。 /「とりあえずー…誰か戻ってくるまで相手しますよー…」
(゚、゚#トソン「戻ってくるなら、ですがね!」
バチバチバチ!!
/ ゚、。 /「おーし…久々に戦っちゃうぞー…」
/ ゚、。 /「『エレキベース』ー…」
(゚、゚トソン「…その武器を見るのも久しぶりです」
/ ゚、。 /「腕がなまってなきゃいーんだけどねー…よーしかかってこーい…」
ζ(゚ー゚*ζ「待って!」
(*゚ー゚)「私たちも!」
/ ゚、。 /「…んー…思ったより大分早かったねー…」
ζ(゚ー゚*ζ「痛いのは嫌だけど…やっぱり、見てるだけなんて許されないよね…」
(*゚ー゚)「うん。一緒に戦おう!」
( =☆=)「ふ…少女たちの…友情か…」
(‘_L’)「(いい台詞だけ確実に持ってくなぁ…)」
(゚、゚トソン「どうやら、根までは腐ってないようですね…ですが…」
(゚、゚#トソン「所詮は五人で一人前!!三人では私に敵いません!!」
(゚、゚#トソン「『イナヅマ』ッ!!」
ζ(゚ー゚;ζ「く…!」
(;゚ー゚)「危ない!」
/ ゚、。 /「うーん…やっぱ強いよねー…あの人ー…」
ζ(゚ー゚;ζ「感心してる場合じゃないよ!」
(;=☆=)「く…君たちがフルパワーを発揮できれば…!」
/ ゚、。 /「私の力と合わせて彼女を倒せるのだがー…とかー…?」
( =☆=)「…まぁ、そういうことだ…」
ζ(゚ー゚;ζ「ダイちゃん…台詞取っちゃダメだよ…」
(*゚ー゚)「でも、二人は…」
ζ(゚ー゚;ζ「わかってるよ!だから、私たちだけでなんとかしないと…」
……
o川#゚ー゚)o「…もー!!ちゃっちゃと倒しなさいよみんな!!」
从'ー'从「これ以上見てられないよ〜みんな弱いんだから〜」
ζ(゚ー゚;ζ「二人とも…!どうして…?」
o川*゚ー゚)o「まーこのまま負ける見ててもしょうがないしねー。さっさと倒してコンサートの続きやっちゃおうよ」
从'ー'从「ね〜トソンさん倒せば歌のライバルが一人いなくなって楽だし〜」
(;゚ー゚)「そんなこと思ってたの!?」
( =☆=)「…よし…全員揃ったようだな!」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!ジャスティスカイザーさん!」
(゚、゚トソン「……」
( =☆=)「迅雷騎兵トソンよ!これからが本番だ!」
(゚、゚トソン「…どうやら、そのようですね…あなたは結局、約束を果たしたと…」
( =☆=)「さて、なんのことかな…さぁ行くぞ!メロキュア!」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!みんな、合わせるよ!『スパークギター』!」
(*゚ー゚)「オッケー!『サワードラム』!」
o川*゚ー゚)o「はいはい…『クリームギター』!」
从'ー'从「やっちゃおっか〜『スィートキーボード』〜」
/ ゚、。 /「私もー…ってあー…もう出してたかー…」
( =☆=)「よし!準備はいいな!?一斉に叩き込むぞ!」
「「「ラブシンフォニー!!!」」」
∩
ζ(゚ー゚*ζ/
⊂ ノ
((゚ー゚*)∩ (つ ノ o川*゚ー゚)o
ヽ 〈 (ノ 〉 /
∩/ ゚、。 / ヽヽ_) (_ノ ノ ∩从'ー'从
O,_ 〈 〉 ,_O
`ヽ_) (_/ ´
\シンフォニー!!!/
( 、 ;トソン「…くっ…!!」
( =☆=)「そして!!今、必殺の!!」
「ジャスティスハリケーンナッコォォォォォォォォォォ!!!」
オラオラオラオラオラオラオラオラオラ_ー ̄_ ̄)’, ・ ∴.'オラ, ..オラオラオラオラ ∴.' オラ
オラオラオラオラオラオラ --_- ― = ̄  ̄`:, .∴)' オラオラオ( 、 ;トソン オラオラオラ
オラオラオラオラオラオ, -'' ̄ = __――=', ・,‘ r⌒>オラ_/ / ・,‘ オラオラオラ
オラオラオラオラオ/ _-―  ̄=_ )":" . ’ | y'⌒ ⌒i .' ∴.' オラオラオラ
オラオラオラオラ/ ノ  ̄_=_ ` )),∴. ) | / ノ |∴.'∴.' オラオラオラ
オラオラオラオ/ , イ ) _ ) ̄=_) _), ー' /´ヾ_ノ オラオラオラオラ
オラオラオラ/ _, \ )_ _ )= _)オラオ/ , ノオラオ∴.'オラ∴.' オラオラ
オラオラオラ| / \ `、 = _)オラオラ/ / /∴.' ∴.' オラオラオラオラオ
オラオラオラj /オラオヽ |オラオラオラオラオラオラオ/ / ,'オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラ / ノオラオラ{ |オラオラオラオラオラオ/ /| | オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラ / /オラオラオラ| (_オラオラオラオラオ!、_/ / 〉オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラ `、_〉オラオラオラオー‐‐`オラオラオラオラオラオラオ|_/ オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
ζ(゚ー゚;ζ「す、すごい…!」
/ ゚、。 /「(…美味しいとこ全部持ってったなー…)」
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γ ⌒ ⌒ `ヘ
イ "" ⌒ ヾ ヾ ドガァァァァァァァァン.....
/ ( ⌒ ヽ )ヽ
( 、 , ヾ )
................... .......ゞ (. . ノ. .ノ .ノ........... ........
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.._....,,. .-ー;''! i;;;〜−ヽ
γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ ヾ
( ( |l | ) )
ヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ
""'''ー-┬ーr--〜''""
| | :
ノ 从 ゝ
( =☆=)「…終わった…」
ζ(゚ー゚*ζ「…ジャスティスカイザーさん…」
(*゚ー゚)「私たち…間違ってたんですね…」
( =☆=)「…間違ってなどはいないさ。ただ、その気持ちを忘れないようにするんだ」
ζ(゚ー゚*ζ「はい!これからも頑張ります!」
〜後日〜
(゚、゚トソン「ありがとうございました」
( ^ω^)「いえ、私は頼まれたことをやっただけですから」
(゚、゚トソン「あの時のプラカードも演出だったんですね」
( ^ω^)「ええ。本気で怒ってもらったほうが、彼女たちもやる気が出ると思って」
(゚、゚トソン「なるほど…」
( ^ω^)「あれから、彼女たちはどうですか?」
(゚、゚トソン「ええ。歌って踊れるヒーローとして頑張ってます。私もライバルとして鼻が高いです」
( ^ω^)「そうですか…それはよかった」
(゚、゚トソン「はい。…それでは、また…失礼します」
( ^ω^)「ええ。またよろしくお願いします」
ガチャ バタン
( ^ω^)「…そろそろかな」
ガチャ
o川*゚ー゚)o「こんにちはー!」
从'ー'从「こないだの私たちの演技どうでしたか〜」
( ^ω^)「あ、どうも。おかげでいい画が撮れましたよ」
o川*゚ー゚)o「でっしょー?頑張ったもんねー」
从'ー'从「ね〜。デレちゃんたちは何にも知らなかったみたいだけど〜」
( ^ω^)「じゃ、これ。約束の品です」
o川*゚ー゚)o「やった!このお財布ずっと欲しかったの!」
从'ー'从「圧力鍋が買えなくて困ってたんだよね〜」
( ^ω^)「(…足元は見られたけど…今後のリターンを考えれば安いか…(大きなお友達がいっぱいできたし…)」
( ^ω^)「ふふふ…」
o川*゚ー゚)o「うふふ!」
从'ー'从「うふふふ〜」
第九回 登場ヒーロー&怪人
スカッシュ!メロキュア ζ(゚ー゚*ζ (*゚ー゚) o川*゚ー゚)o 从'ー'从 / ゚、。 /
最近売れ筋のアイドルヒーロー。歌って踊って弾けるため、普通のアイドルにも引けをとらない。
しかし、アイドルとして売れたためにヒーローの本分を忘れていた。
内藤の策略によって三名はヒーローの心を取り戻すが…彼女たちの未来は果たして。
迅雷騎兵トソン (゚、゚トソン
比較的生真面目な怪人。雷を操り、騎馬戦を得意とする。
愛馬の電刃号は、スライムナイトでいうスライムのほう。要するに体の一部。らしい。
メロキュアがヒーロー心を取り戻したことを誰よりも喜んでいる。
つい最近二枚目のシングル発売が決定した。
( =☆=)「梅雨入りスペシャル『スカッシュ!メロキュア!正義の心を取り戻せ! withジャスティスカイザー』はどうだったかな?」
( =☆=)「みんなが正義の心を取り戻してくれて、僕も嬉しいぜ!」
( =☆=)「これからも彼女たちと僕の活躍に期待してくれよな!」
( =☆=)「あ、それから今度僕も歌を出すことになったんだ!みんな買ってくれると嬉しいぜ!」
( =☆=)「それじゃ、また次回!せーの!」
( =☆=)「いつも心に、ジャスティスを!!」
( ^ω^)は現実的ヒーローのようです
第九回 「大きなお友達は大事なお客様なのだ!」
おわり
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