放課後…帰路

( ^ω^)「ドクオの恋愛♪恋愛♪」

('A`)「ブーン、かんちがーい♪ぶち殺すぞ♪」

とりあえずこの件は勘違いということで押し切っているが

ブーンは俺がクーさんのことが好きだと思っているらしい。

おかげでしぃにまで勘違いされる所だった…。

あれ、なんで俺あの時あんなに焦ったんだろう?

('A`)「なんでだろう…」

( ^ω^)「お?」

('A`)「なんでだろうチョップ!!」

( ^ω^)「いたーー!!」



  
俺はどうやらこの騒がしい高校生活を案外気に入ったらしい。

桜が咲く帰路を帰りながら、これから始まる3年間に心躍らせていた。


その夜


('A`)「ああ、しぃにメールを送るべきか…さすがに2日連続は変だよなぁ」

('A`)「いや、もしかしたらあっちも待ってるかも…いやいや落ち着け・・・」


悩みが耐えない年頃である。




  
('A`)(ここは…これだな)

(*゚ー゚)(うーん、たぶんAかBだけど・・・)

(;^ω^)(got?神さまのことかお?じゃあここの訳は・・・)


キーンコーンカーンコーン…


( ><)「はい、ペンを置いてください!!」

「人生オワター」
「なんだあれw難し杉w」

('A`)「ふう・・・」

俺は答案を前に渡し、席に戻る。

教室内はよろしくない出来に嘆く者、結果を確信し喜ぶ者、

そしてとりあえずテストが終わって喜ぶ者であふれていた。



  
(;^ω^)「人生オタワ支部局長ww」

('A`)「思ったより難しかったな」

(*゚ー゚)「二人ともテストの出来はどうだった?」

('A`)「俺はぼちぼちってとこかな」

(;^ω^)「これは赤点の予感・・・ってとこだお」

今回のテストは公立とはいえ上位ランクのVIP高校

どの教科も基礎的だが、問題数が多くなかなか歯ごたえのあるテストだった。

(*゚ー゚)「ね、二人とも今日は暇?」

('A`)「特に予定はないけど」

( ^ω^)「僕はオールウェイズ暇人だおw」

(*゚ー゚)「じゃあさ、テストも終わったことだしカラオケに行かない?」



  
( ^ω^)「おっおww大賛成だおww」

('A`)(か、カラオケ…)

(*゚ー゚)「それじゃ駅前のマルKに行こうw」

( ^ω^)「おkww早くいって部屋とろうおw」

('A`)「お、おう」


・・・カラオケだって!?

カラオケなんて小さいころカーチャンとポケヌンマスター歌ったくらいで

こうやって友達と行くのは初めてだ。



  
(*゚ー゚)「三人で2時間お願いしまーす」

( ^ω^)「ふっふぅ、テストでたまったストレスを発散するおw」

(*゚ー゚)「303号室だって。それじゃいこっか」

('A`)(これがカラオケ屋かぁ・・・思ったより値段安いな)


俺たちは階段を上がり、303号室に入った。


( ^ω^)「ふぃ〜じゃあ僕はじっくり選曲するから先に歌っていいおw」

('A`)「えぇ!」

俺はブーンが最初に歌うと思っていたのだが・・・

いきなり歌えと言われても入力方法とかわかんねぇし

しかもなんだこの辞書みたいな分厚い本。



  
(*゚ー゚)「あれ? ドクオ君ってもしかしてカラオケ初めて?」

('A`)「え、いやぁ全然! 中学のころはよく通ってたぜ」

見栄を張ってみた。

なんとなく、初心者という響きが嫌だった。

(*゚ー゚)「へ〜そうなんだw誰のの歌が好きなの?


しまった、音楽なんて興味ないから歌手なんて全然しらん。

('A`)「え、え〜まぁ幅広く歌うよ。歌手より曲重視っていうかそんなかんじ?」



  
(*゚ー゚)「そうなんだw あ、私歌入れちゃっていい? ドクオ君先に歌う?」

('A`)「いやっお先にどうぞ!」

(*゚ー゚)「うんwじゃあ先に入れるね」

('A`)(あ、危ない所だった)


しぃは机の上にあるリモコンを取ると、分厚い本を見ながら数字を入力し送信ボタンを押した。

(*゚ー゚)「送信、と」

なるほど、歌を入れるにはあの本に載っているコードを入力し本体に送信すればいいらしい。

画面に歌名が表示され、メロディが流れ始める。



  
(*゚ー゚)「〜♪」

( ^ω^)「おっおwこの曲、ドラマの主題歌で聞いたことあるおw」

俺も曲名は知らないが聞いたことがある歌だ。

しぃは歌声は綺麗で、音程も合っており素直に上手だと思った。

(*゚ー゚)「〜♪」

俺はしぃの歌声を聞きながらリモコンを物色する。

さっきの送信ボタンがこれか…

('A`)(ん、この歓声ボタンって何だろう?)

('A`)(ポチっとな)


「ヒューヒューパチパチパチ!!」


(;*゚ー゚)「〜♪」

( ^ω^)「ちょwww」

('A`)「ちょww」



  
(*゚ー゚)「ふぅ、おしまい♪」

少しToらぶるがあったが、しぃは曲を歌い終えてはマイクを机に置いた。

( ^ω^)「ブラボーwww」

('A`)「いやー、うまかったよ」

(*゚ー゚)「えへへ、そーかな?」

( ^ω^)「しかし、まさか歓声ボタンを使うとは予想外だったおw」

('A`)「いや、あれは・・・まぁね」

(*゚ー゚)「もー、いきなりだったからビックリしたよ。罰として次はドクオ君!」

(;'A`)「え、えぇ!?」

しぃの歌声を聞き入ってて歌のことなんて考えてなかった。

でも、とりあえず歌の入れ方はわかったことだし知ってる曲を入れれば何とかなるかな・・・。


('A`) ドクオのペンは進まないようです

  
('A`)(お、この曲は俺の見てたドラマの主題歌だ。これなら歌えそうだ)

( ^ω^)「ドクオはどんな歌うたうのかワクテカだおw」

俺はリモコンを取り、コードを入れ送信ボタンを押す。

画面が変わり、曲名が表示される。



曲名:これが男の大和魂

作曲:大和大吾朗  


でぇーんでんでんでん♪でれでれでれーでー♪

('A`)(せ、選択した曲とまったく違ぇええええ!!!!)



  
(*゚ー゚)「え、演歌…」

(;^ω^)「これは新展開wwwww」

('A`)「え、いやこれは・・・」

弁解する前にメロディが進み、歌詞が表示される。

やばい、このまま間違えたなんて言えねぇ

('A`)「お、男〜にうま〜れ〜て30年♪」

(;^ω^)「ちょwwwww」

(*゚ー゚)「も、持ち歌渋いなぁ・・・」

もう、ヤケだ。

こうなったら早いとこ歌を終えてしまうしかない。



  
('A`)「おいら〜は〜情が〜熱い男よ〜♪(テケテンテン♪」

最後の歌詞を言い、俺のカラオケデビュー曲「これが男の大和魂」は終わった。

(;'A`)「ど、ども。終わりです・・・」

( ^ω^)「感動したwwww」

(*゚ー゚)「結構うまかったよ! ぷ、ふふ・・・ッ」

(;'A`)(結果オーライ…かな?)



( ^ω^)「よし、次は僕だお!!」

('A`)「おお、やっとブーン歌うのかw」

(*゚ー゚)「どんな歌うたんだろ〜w」

( ^ω^)「ふひひ、いくお」


曲名:YATTAァ!
作曲:はっは隊



  
('A`)「ぶふwwww」

(*゚ー゚)「はっは隊w」

( ^ω^)「うおおー!!」

ブーンは叫びながらマイクを手に取り、立ち上がった。

( ^ω^)「イッッソーイージー♪ 明日はわんだほー(ふぅふぅ♪」

ブーンはリズムに合わせて体をクネクネ踊りながら歌う

俺としぃはその動作がおかしくて腹筋が割れるんじゃないかってくらい笑い転げる。

( ^ω^)「はいみなさん一緒に〜YATTAァ!YATTAァ!」



  
そしてお馴染みのサビ時のダンス。

('A`)「ヤッタァwwwwヤッタァwww」

(*゚ー゚)「や、ヤッタァwwwだめ、おなか痛いwww」

303号室は異様な盛り上がりを見せ、ライブ会場のような熱狂っぷりだった。

店員「な、なんだこの部屋は・・・ゴクリ」


それから俺たちはそれぞれの持ち歌を歌い

ブーンにならって踊りをつけたりスターのような気分で2時間を終えた。

持ち歌の無かった俺はドラマの主題歌や知ってる曲を入れて乗り切った。

2番まであったのは最初驚いたが、リズムは同じなので歌いきることが出来た。



  
('A`)「いやーおもしろかったわw」

(*゚ー゚)「うんうん。今日は盛り上がったねw 喉痛くなっちゃった」

( ^ω^)「ストレス発散したらお腹すいたお。サイゼリィ行かないかお?」

(*゚ー゚)「うん、私もたくさん歌ったらお腹すいちゃった」

('A`)「俺も俺も」

( ^ω^)「じゃあサイゼに突撃だおw」

サイゼリィとは大手飲食店チェーンのことだ。

量と味のわりに値段が安く、金の無い学生たちがよく利用している。



  
('A`)「あ、ちょっとコンビニよっていい?」

(*゚ー゚)「何か買う物でもあるの?」

('A`)「今日、クソピースの発売日なんだ」

俺が少年ジャプンの中で一番楽しみにしている漫画だ

海賊の話なのだが、魚人シャーロン編は不覚にも泣いてしまい

今日はその魚人編の入った単行本の発売日なのだ。

( ^ω^)「おっおwクソピース僕も好きだおw」

(*゚ー゚)「その漫画ってどんな話なの?」

('A`)「人に聞くより漫画見たほうが早いよ。あれは面白い。今度一巻から貸してあげるよ」

(*゚ー゚)「ほんと? あ、ありがとw」

クソピース信者の俺としてはこの面白さを一人でも多くの人に伝えたかった。



  
俺はとりあえずのあらすじをしぃに聞かせる。

('A`)「〜で、その気持ちが熱いんだよ。なんていうか、こうずしっと・・・」

(;*゚ー゚)「ど、ドクオ君。よくわかったよ。うん、今度その漫画貸してもらうね」

('A`)「そっか、まぁ絶対おもしろいから。見ないと損するよ」

( ^ω^)「ドクオー、早く買ってサイゼいくおー」

('A`)「あ、そうだった。んじゃちょっと買ってくるわ」

俺はコンビニへと入り、本のコーナーへ向かった。


(;*゚ー゚)(た、助かった・・・)



  
('A`)「お、あったあった。お、今回の表紙もなかなかいいなぁ」

クソピースは俺を狂わせるぜ

勉強漬けの中学生だった俺に夢と感動と勇気を与えてくれた漫画だ。


('A`)「うっし、さっさと買うか」

俺は単行本を手に取り、レジで清算する。

川 ゚ -゚)「いらっしゃいませ・・・ん?」

('A`)「えっと、サイフさい・・・ふ」

川 ゚ -゚)「・・・」

('A`)「・・・」


('A`)「く、クーさん!?」

レジにいた店員はクーだった。

川 ゚ -゚)「ドクオか」



  
('A`)「な、なんでこんな所にいるの?」

川 ゚ -゚)「見ればわかるだろう? バイトだ」

そう言うとクーは胸に張ってある名札を指差した。

うん、なかなかのふくらみが・・・って違う!!

('A`)「もうバイトしてるのか。偉いなぁ」

川 ゚ -゚)「それよりドクオ、410円だ」

('A`)「え?」

川 ゚ -゚)「この漫画を買うんだろう?」

('A`)「あ、そうだった・・・。410円ね、ちょっとまって」



  
俺はポケットから財布を取り出そうとする。

が、ひっかかってうまく取れない。

力を入れて取り出すと、勢いあまって財布から小銭が散らばった。

('A`)「あっ!」

壮大に小銭が地面に散らばった。

(;'A`)「ご、ごめん」

ダサい、我ながらダサすぎる。

俺はその場に屈んで落ちた小銭を拾い始める。

川 ゚ -゚)「大丈夫か?」

クーはレジから出ると、俺の前で屈み、散らばった小銭を拾ってくれた。



  
クーはレジから出ると、俺の前で屈み、散らばった小銭を拾ってくれた。

(;'A`)「あ、ありがとう・・・」

川 ゚ -゚)「ドクオ・・・案外お前は抜けてるんだな」

フッとクーが笑い、俺の目を見る。

至近距離で目があってしまい、俺のチキンハートは激しく振動した。

('A`)(やべぇ距離が近い・・・!!)

川 ゚ -゚)「・・・」

クーは何も言わず、静かに小銭を拾い続ける。

クーが前かがみになった時、それは俺の目に飛び込んできた。

(;'A`)「!?!?!」

ぶ、ブラが見えている!!

シャツの隙間からピンク色のブラジャーが見え、俺の目が釘付けになった。



  
(;'A`)「も、もももう大丈夫だよありがちょう!!」

俺は焦ってすぐに立ち上がる(息子ではない)

川 ゚ -゚)「ん、そうか。ほら、これで全部か?」

クーから小銭を受け取り、俺は慌てて立ち上がる。

('A`)「は、はい。410円」

川 ゚ -゚)「ありがとうございました」

クーからレシートを受け取ると、そそくさと出口へ向かう。

川 ;゚ -゚)「お、おい! 商品忘れているぞ!」

('A`)「あ、し、しまった」

くるりと人形のように方向転換しレジに戻る。

心臓がまだドキドキ鼓動を打っており、体の動きが不自然になる。



  
川 ;゚ -゚)「お前、いろいろと危なっかしい奴だな」

('A`)「ご、ごめん。小銭拾ってくれてあ、ありがと・・・クーさん」

消えるような声でお礼を言い、再び出口へ向かう

川 ゚ -゚)「あ、ドクオ」

(;'A`)「え?こ、こんどは何!?」

川 ゚ -゚)「私を呼ぶとき、さん付けしないでくれ」

('A`)「え、あ、うん・・・わかった」

川 ゚ -゚)「それだけだ。じゃあな」

俺はぼーっとしながらコンビニを出た。

('A`)(あ、焦った・・・まさかクーさん、あ、クーがここでバイトしてたなんて・・・)

( ^ω^)「ニヤニヤ」

('A`)「うおっ!」



  
( ^ω^)「むふふwwドクオーーw」

ブーンが肩に手を回してきた。

そういえば俺、二人を待たせてたんだ・・・ってちょっとまて。

この反応は・・・嫌な予感がする

(*゚ー゚)「ん〜純情だねぇw」

( ^ω^)「しっかり見届けさせていただきましたwwうめぇww」

('A`)「ち、ち、違うぞ。君たち何か誤解してないか?」

( ^ω^)「いやぁ〜照れるな照れるなwもう反応がわかりやす杉wwねぇしぃちゃん?」

(*゚ー゚)「なんか可愛かったね〜w顔を赤くしちゃって」

('A`)「だ、だからあれh」

俺の弁解など聞く耳持たず、ブーンは携帯を取り出しなにやら操作をしている。



  
( ^ω^)「これがその時のムービーです」

そこには、窓の外から撮られた一部始終が写っており

時折、「そこだ! もう一押し!」「あ〜ここでもう一歩踏み込まなきゃ」といった

ブーンとしぃの声が入っているムービーがあった。

('A`)「おまww消せ消せけs」

( ^ω^)「アーッ青春の青いドラマがー!!」

俺はブーンの携帯を強奪し、本能的に消去ボタンを見つけムービーを削除した。

(*゚ー゚)「ん〜やっぱその慌てぶりは怪し〜な〜ドクオ君」

(;'A`)「いや、だからこれは・・・」

( ^ω^)「さっそくサイゼリィで事情聴取だお!!」



  
結局、この後サイゼリィで二人の質問攻めにあい

はぐらかしているうちに辺りが暗り、それぞれ帰路についたのだが・・・



ブブブブ・・・


送信者:しぃ
件名:ねぇw

本文:クーさんのこと好きなの??
   正直に言ってごらんよ〜応援するよ〜w

('A`)「・・・」


ブブブブ・・・


送信者:ブーン
件名:おっおw
本文:メアドは聞いたのかお??
   僕的には脈ありだと思うお!!がんがれ!!


('A`)「ねーよwww」



  
まぁ、たしかにクーは綺麗な方だし、なんとなくだが

自分に好意的な気もする・・・いや、まだ2回ほどしか話してないのだが。

不意にクーの顔が頭に浮かぶ。

もしかして、クーも今俺のことを・・・

('A`)「・・・って、俺は何を考えてるんだぁぁ!!」

あぁ、でも、もし、ifの世界だが、

クーが彼女だったらどんな生活を送るのだろうか。



  
≪ドクオの脳内≫

川 ゚ -゚)「あの、ドクオ・・・お願いがあるんだけど・・・」

('A`)「ん、なんだよクー」

川 ゚ -゚)「す、すきって・・・いっ・・・」

('A`)「なんだよ、聞こえないぞ(笑)

川///)「……好きっていってほしいの」

('A`)「ふ、好きだぜ。クー」

チュ・・・

≪以下、現実≫

('A`)「うふふふふふ・・・wwwふふうふww」

通行人(な、なんだろうこの人)

('A`)「るーんるん♪」

俺は家までの帰り道をスキップしながら帰った。



  


('A`)「ただいまー」

靴を脱ぎ捨て、リビングへと向かう。

('A`)「カーチャン? いないのー?」

(`・ω・´)「ん、ドクオか」

('A`)「トーチャン・・・」

なんで・・・こんな時間にいるんだよ。

('A`)「今日は、早いんだね」

(`・ω・´)「ああ。ところでドクオ、勉強はしているのか?」

トーチャンが相槌を打つときは、たいていこちらの話を聞く気がない。

('A`)「まあ、ね」

嘘だ。最近は授業を受けているだけで受験勉強はやっていない。



  
(`・ω・´)「公立の授業など受験に何の役にも立たん。ほら、新しい参考書だ」

そう言うとトーチャンは俺に参考書を渡した。

(`・ω・´)「お前は将来、東欧大学にいって使う側の人間になるんだ、努力しろ」

('A`)「うん・・・」

俺は参考書を持って部屋に戻る。

部屋の電気を付け、ベットに仰向けになり寝転がった。

('A`)「使う人間・・・ね」

トーチャンに子供のころから何度も言われてきた言葉。

周りは全員敵だと思え、受験が終わればお前は勝ち組だ・・・。

そう、言われてきたし俺もそれはある程度肯定していた。



  
けれど・・・

('A`)「今よりももっと幸せ、なのかなぁ・・・」

ベットの上で一人、哲学にふけてみる。





('A`)「なんだかムラムラしてきた」



  
俺は鍵のついた引き出しを開け、エロ本を取り出す・・・

('A`)「・・・だめだ、これ見飽きた。そろそろ新作入荷させないとなぁ」

なぜか、新しいエロ本を買うことを入荷、と呼んでいる。

('A`)「そういえば、今日コンビニで・・・」

脳裏に浮かんでくる一場面。

同級生の下着を偶然だが、見てしまった。

その状況に興奮し、俺の息子が反応してしまった。

シコシコ・・・ウッ!

その夜はいつもよりたくさん出た。

('A`)「はぁ・・・すまんクー・・・俺は最低な男だ」

自己嫌悪もいつもより激しかった。



  



(*゚ー゚)「ねぇコンビニのバイトってどんなことするの??」

川 ゚ -゚)「レジもやるし、それ以外にも覚えることがたくさんあるぞ」

( ^ω^)「そうなのかお?? でも時給850円なんておいしい仕事だおーw」


('A`)「・・・」


この状況は、なんだろうか。

学校に来た時にはすでにあの二人はクーに猛烈な接近を図っていたのだ。

俺がちらりと二人のほうを見るとまかせろ! と言わんばかりに親指を立ててくる。



  
( ^ω^)「よかったら今日ゲームセンターいくんだけど、一緒にどうかお??」

川 ゚ -゚)「ゲームセンター?」

(*゚ー゚)「うん! 駅の近くに大きい所があるんだ、いかない?」

川 ゚ -゚)「私は別に構わないが・・・」

( ^ω^)「やった! じゃあ放課後に行くお!!」

('A`)「お、俺はちょっとようz」

( ^ω^)「はいはいドクオもいくお!! 放課後楽しみだお!」

ドクオはにげようとした。
この せんとうから は にげられない!



前のページへ]   戻る   [次のページへ