―1週間後―
(‘_L’)「……やっと見つけました。もう逃げられませんよ」
(‘_L’)「あなたにも事情があるでしょうが、私も仕事です」
(‘_L’)「見逃すわけにもいかないのですよ」
(‘_L’)つ占 スッ
(‘_L’)つ占「せめて安らかに……」
(‘_L’)つ占 ∵ ;:¥:; ブシュー
(‘_L’)つ占「ミッションコンプリート……」
コンプリート
(‘_L’)「内藤様。ご依頼の害虫駆除、完了いたしました」
(;^ω^)「ありがとうございますお。僕もツンもGは苦手で……」
(‘_L’)箱詰めプロフェッショナルのようです
ξ゚听)ξ「最初はどうなる事かと思ったけど……」
( ^ω^)「結構馴染んできたおね、フィレンクトさん」
(‘_L’)「恐れ入ります」
ξ゚听)ξ「頑なにフリフリエプロンを外さないのにも慣れてきたわ」
(*‘_L’)「……恐れ入ります」
ξ゚听)ξ「恐れ入らなくていいから外しなさいよ」
(‘_L’)「これはこういう物ですので」
( ^ω^)「まあまあツン。別に害はないんだし、いいお?」
ξ゚听)ξ「これを見慣れる事が害だと思う」
(‘_L’)「それにしても生ごみを放置している訳でもないのに」
(‘_L’)「出るものですね、ゴキブリ」
(;^ω^)「うぇえ」
(‘_L’)「これから暑くなってくると増えるんですよね。困った事ですが」
ξ;゚听)ξ「うぎゅぅ……」
(‘_L’)「そうそう、ゴキブリがどこで水を飲んでいるかご存知ですか?」
( ^ω^)ξ゚听)ξ ?
(‘_L’)「歯ブラシの穂先に溜まった水分を舐めるそうですよ」
:;(((;゚ω゚)つとξ;凵G)ξ)):; ガクガクガクブルブルブルブル
(‘_L’)「不衛生ですから、掃除を徹底しないといけませんね」
( ω )「ツン、歯ブラシの買い置きどこだったっけお?」
ξ )ξ「あたしも交換するわ。洗面所の棚よ」
(‘_L’)「顔色が優れませんね。大丈夫ですか?」
( ω )ξ )ξ「だめです」
(‘_L’)「でしょうね」
( ;ω;)「おーん! Gと間接チッスなんてごめんだおおおおお!!」
ξ;凵G)ξ「うううう……」
(‘_L’)「困りましたね」
( ゚うω;) グシグシ
( ^ω^)「……」
( `ω´) キッ!
( `ω´)「フィレンクトさん!」
(‘_L’)「! ……はい」
( `ω´)「雇主として、一つ頼みがあるお」
(‘_L’)「承ります」
(#`ω´)「この家に入り込んだ害虫を……Gを、殲滅してくださいお!!」
(‘_L’)
(‐_L‐)
(‘_L’)「お任せを」
ξ゚听)ξ(なにこれ……決定的にカッコ悪い……)
( ^ω^)「じゃ、僕とツンはお邪魔なのでお出かけしてきますお!」
ξ゚听)ξ「そうね! 邪魔よね、あたし達!」
壁 |ω^)听)ξ))「じゃあいってきます!!」 ソソクサ
(‘_L’)「行ってらっしゃいませ」
―10分後―
■と(#‘_L’)つ占「戦闘準備、完了ッ!」 ザッ
(‘_L’)つ■「まずは手堅く……ヴァルサンを」
(‘_L’)つ■ カコッ
(‘_L’)「この機会に隣の家も同時ヴァルサンしてしまいましょうか」
(‘_L’)つ白 ピッピッピッ
(白‘_L’) プルルルル
『も、もしもし……ヒッキ―でs』
(白‘_L’)「今すぐにヴァルサン焚いて家から出なさい」
『え?』
(白‘_L’)「こっちではもう焚いています。奴らが来る前に、早く! ……早く!」
『何でそんな切羽詰まってるの!? わかりましたよ! やるよ!』
(白‘_L’)「あ、引きこもり虫も殺虫されないうちに出かけた方が良いですよ」
『僕の事か! 僕の事なのか!? それってどういう意m』
(‘_L’)つ白 ピッ
このフィレンクトは毒を持っている、、、
(‘_L’)「よし、ここでベランダに待機……」
(‘_L’)つ||「丸めた新聞紙、よし、と」
¥ カサカサカサ
(#‘_L’)ノシ=「天誅ッ!」 ズビッ
¥ カサコソカサ
(#‘_L’)ノシ=「甘い!」 ベチッ
¥¥¥ ザザゾゾザ
(#`_L’o彡゜「シッ! シッ! セイッ!」 ブチペショボキ
―数時間後―
(*‘_L’)つ= スッキリ
\ チーン /
⊂⊃
¥
∬
¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥(ry
(‘_L’)「ふー。ガラにもなくハッスルしてしまいました」
(‘_L’)「それにしても、こんなに沢山どこから」
(‘_L’)「掃除はしている筈なのに、急に増えt……ん?」
(‘_L’) クンクン
(‘_L’)「異臭がしますね」
(L’)三( ‘_L) キョロキョロ
(‘_L’)そ
(‘_L’)「……」
(‘_L’)「隣のベランダから妙な汁が……」
―わかりやすい図―
(-_-)家 ( ^ω^)ξ゚听)ξ家 ?家
↓ ↓ ↓
ソト コワイ…… ヘンナシル……
(⊃_⊂) (;‘_L)つ= ←←汁
|________| |________| |________|
(‘_L’)
(‘_L’)そ ハッ
(;‘_L’)「ま、まさか……」
,,,(((;‘_L) ソーッ
ガガ―(;‘_L’)―ン!! 「と、隣のベランダがゴミ屋敷だ!!」
(;‘_L’)(くっ……このままでは、こちらをどんなに清潔にしてもゴキブリがやってくるのは必然……)
(;‘_L’)(なんて隣人だ! あの引きこもり虫ですら潔癖症気味で部屋は綺麗だったというのに!)
(-_-)『外に出るときは基本手袋を外しません』←潔癖症引きこもり虫
(;‘_L’)(このままでは……)
(;‘_L’)「ミッションがコンプリートできない……ッ!!」
( _L )
(# _L ) ブチッ
(((# _L ))) ワナワナ……
(#`_L’)「許さん……許さんぞ、ゴミ隣人め……」
(;⊃_⊂) ビクッ!
―マンション廊下―
(#‘_L’)σ ピポーン♪ ピポピポピンポーン♪
(#‘_L’)ノシ「すみません、お留守ですか!? 隣家の者ですが!!」
シ―『……』―ン
(‘_L’)「……」
(‘_L’)=3「仕方ないですね」
(‘_L’)つГ チャキッ
『?』
(‘_L’)つГ パンパンパンッ!!
『! ……!?』
(‘_L’)つ ガチャ
(‘_L’)「おやおや、鍵が開いているようですねー? これは不用心です。お邪魔します」
『ま、待てい!』
(‘_L’)「む?」
ビミョ―(;´_ゝ`)「通報するぞおおおおお!」―ン!!
(‘_L’)
(;´_ゝ`)「ふ、ふ、不法侵入だぞ……! そこの……」
(;゚ _ゝ゚)「何でスーツの上にフリフリエプロン着てんのこの人!? 怖ッ!!」
(‘_L’)
(;´_ゝ`)「あの……おい?」
( ´_ゝ`)ノシ「おおーい?」
(‘_L’)
(#`_L’) キッ!!
(;´_ゝ`)「わ、」
(#`_L’)「私のミッションを邪魔するのはお前かぁああああああ!!!」
(;゚ _ゝ゚)「えええええ!?」
(#`_L’)「粛清……粛清……」
(;´_ゝ`)「なんか怖いこと言ってるこの人!」
(#`_L’)「あなたの罪は重いですよ……」
( ´_ゝ`)「罪?」
(#`_L’)「我が職場に害虫を撒き散らした罪、死して償え」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「死?」
(‘_L’)「Year.」
(‘_L’)つГ チャキ
(;´_ゝ`)「待って! それさっき実弾撃っただろ! 洒落にならんmjd」
(‘_L’)つГ「ハハハ御冗談を。これはただの」
(゚ _L゚ )つГ「改造型マスターキーですよ」
(;´_ゝ`)「目がYAVEEEEEEEE!!!」
―スローモーション映像―
(#`_L’)つГ「喰らえええぃ!」ぇぇぇぃ」ぇぇぃ」ぇぃ」←エコー
(#`_L’)つГ パァン!( パァン! パァン!)←エコー
(;´_ゝ`)「うわああ!」ぁぁぁ」ぁぁ」←エコー
バタ―ン! (タァン! タァン!)←エコー
(;-_-)⊃「あぶなぁあい!」なぁぁぃ」ぁぁぃ」←エコー
(;=_-)⊃ ズビシュ! (ズビシュ! ビシュ)←エコー
(;チ_-)⊃「ぐふぁ!」ぐふぁ!」ふぁ!」←エコー
(‘_L’)つГ
( ´_ゝ`)
(チ_-)
(‘_L’)つГ「何で引きこもり虫ったら奴は、威嚇射撃に当たりに来るんだんべか」←北関東出身
( ´_ゝ`)「え……また不法侵入? やだ……」
(チ_-)「身を呈して助けに来てみたらこれだよ。もう外なんて信じないよ」
―和解―
ゴメンネ ( ´_ゝ`)⊃(∩_∩)⊂(‘_L’ ) ゴメンネ
( ´_ゝ`)「ええと、そうそう。何であんたらウチに来たの? こっち忙しいんだけど」
(;‘_L’)「すみません。取り乱していたので、お見苦しいところをお見せしました」
( ´_ゝ`)「うん、実に」
(‘_L’)
( ´_ゝ`)「あ、いえいえ、そんな事ないです!」
(;‘_L’)「すみませんね、本当に」
(;チ_-)(かわいそうな奴……)
(‘_L’)「ところで、忙しいと言うと……在宅でお仕事でもされているのですか?」
( ´_ゝ`)「いや、2ちゃんでおにゃのこの画像収集してたらGが出てさぁ」
( ´_ゝ`)「この間ヴァルサン焚いたばっかなのにおかしいよね!」
( ´_ゝ`)「まったくどういう訳だよ最近のGはよー」
( ´_ゝ`)「困ってるんだよね!」
(‘_L’)つ)゚_ゝ`)「ちくまっ!?」 デュクシ
(‘_L’)「見事なまでにこちらのセリフです。迷惑な」
(チ_-)「本当だよ。僕が部屋から出るなんて月に一度の大サービスだったんだぞ」
(‘_L’)「毎日出なさい」
(チ_-)「怖い」
(‘_L’)「自分の顔面が?」
(チ_-)「半分血まみれにしたのあんただよ?」
(;#)_ゝ`)「あでで……ぼーりょくはんたい!」
(‘_L’)つ#)゚_ゝ`)「いわなみっ!?」 ゴパン
(‘_L’)「あなたの溜め込んだゴミのせいでゴキブリが湧いているんでしょうが」
(‘_L’)「そのうえヴァルサンを焚いた所為で、私の職場に奴らが侵略してきたんですよ」
(チ_-)「僕んちにも1匹出たよー! 消毒しまくったけど」
(‘_L’)「とにかく迷惑なのでこの部屋から即刻立ち去れ」
(##)_ゝ`)「えっ」
(‘_L’)「というのは無理でしょうが」
(;##)_ゝ`) ホッ
(‘_L’)「ゴミを明日までに片づけて、今後私の前に姿を現さないでください。いいですねゴミ虫」
( ´_ゝ`)「あまりの傍若無人ぶりにびっくりしすぎて傷も治ったわ」
(チ_-)「虫仲間が増えたよ!」
( ´_ゝ`)「やったねヒキちゃん!」
―数時間後―
(‘_L’)「……と、こんな事がありまして」
● ●
( ^ω^)「僕たちがテーマパークで遊んでいるうちに、色々あったんだおね」
●|×|●
ξ゚听)ξ「本当ねー」
● ●
( ^ω^)つU⌒U「あ、フィレンクトさんにもお土産ですお」
(U‘_L’)「ありがとうございます」
(U‘_L’)「掃除をしてくれるように、隣家の住人には頼んでおいたので
あまり心配なさらなくても大丈夫でしょう」
● ●
( ^ω^)「でも今日から歯ブラシはタオルにくるんで枕の下に入れて寝るお」
●|×|●
ξ゚听)ξ「帰り道に考えたのよね! この方法!」
(U;‘_L’)「そうですか……」
● ●
( ^ω^)「しかし、やっぱりこの家訳あり住宅だったんだおね」
●|×|●
ξ゚听)ξ「この辺の相場より2万くらい安いもんね、家賃」
● ●
( ^ω^)「まあ、」
↑上階、空家なのに足音がする
「薄々気づいてたんですけどね?」
●|×|● ● ●
ξ゚听)ξ( ^ω^ )(‘_L’U)
← →
隣、潔癖引きこもり 隣、ゴミ溜めニート
↓下階、深夜でも大声
第三話 おわり
[前のページへ] 戻る [次のページへ]