4日目 天候曇り
窓から朝日が差し込んでいる、とは言いがたい天気だった。
昨日までの空とうって変わり、白い雲が空を覆っている。
ただ、雨雲ではないようだ。夏はこのくらいの気温がちょうどいい。
(´<_` )「起きてこれるのかね、兄者」
現在6時20分。
弟者は5時半には目を覚ましていた。
そして歯を磨いて顔を洗い、朝食の支度をすませテーブルで兄者を待った。
大事なはなしの前は気持ちもきちんとしておかないと駄目な気がしたからだ
( う_ゝ`)「おはよう、早いな」
五分も経たないうちに兄者が降りてきた。
その兄者はまず洗面所に向かった。
それから10分ほど経った、寝癖も直しサッパリした兄者が弟者の向かいがわに座った。
( ´_ゝ`)「で、なんだい話とは」
いつもの調子より少し声が低いようだ、空気を読めたのか寝起きなのか。
それと同じような調子で弟者は答える。
(´<_` )「なぁ・・・そろそろ就職しないか? もう母者にも父者にも迷惑かけたくないだろ?」
( ´_ゝ`)「・・・」
兄者は黙りこくってしまった、無理もない。
今まで避けてきてた道に誘導されたのだ。しかも弟に。
逃避を続けてきたものならわかるが、逃げてきたものと急に向き合うのはとても難しい。
兄者はNoかYesで悩んでいるわけではない、勿論Yesと答えたいのだ。
しかし急に向き合うプレッシャーなどで黙りこくってしまったのだ。
数分が経ち、また弟者が口を開く。
(´<_` )「今さ、ツンの世話をしてるだろ? 可愛いと思うだろ? 子供欲しいと思ってもおかしくないよな?
もし、いま兄者が恋をして、結婚して、子供ができたとする。そうしたらどうする?
二人を養っていけるか? それとも嫁さんにすがるのか? 俺ならできないね、男として」
( ´_ゝ`)「だろうな・・・だけどさ、人と向き合える自信がないんだよ、わかるだろ?」
(´<_` )「そりゃわかるさ、間近で見てきた兄弟だからな。ただもう乗り越えなくちゃいけないんだよ」
( ´_ゝ`)「う・・・だけど・・・」
(´<_` )「うだうだ言うよりどう改善するか、行動に移すかなんだよ。わかるか?
いつまでも甘ったれてるんじゃないぞ?」
( ´_ゝ`)「・・・そうだよな、言うとおりだよな。わかった、明日から気を入れなおすよ」
(´<_` )「それでこそ兄者だ、ではこの話は終わりだ」
たいして苦労もなく話し合いも終わった。
これで家族の悩みの種も消えてくれるだろう。
ただ・・・この男、どうも精神不安定らしい。
( ´_ゝ`)「よし、そうと決まれば髪切って来る」
もちろんまだ早朝、時間で言えば7時。
どこも開いてる訳ないだろう。
(´<_` )「ちょwwwまだ7時www」
( ´_ゝ`)「そういえば全国的に7時だったな」
(´<_` )「意味わからないぞ兄者、脳髄腐ったか」
( ´_ゝ`)d「いっぺん死んでくるかこの厨二病め」
(´<_`#)「おうおう、ニートが言ってくれるじゃないか」
( ´_ゝ`)「元ニートだ、わきまえろ愚民wwww」
ちなみに兄者はまだバイトも見つけてないのでニートです。
気が速すぎるとはこのことだったりする。
成績だけで言えばかなり優秀な兄者、弟者よりも実はすごかったりする。
偏差値であらわすと、兄者67、弟者63ぐらいである。
だからまじめに仕事なり何なりやれば兄者はできる子なのだ。
だけどやらない、やれない子だったためここまで落ちぶれた。
しかしもう昔のやればできる兄者になるだろう。
弟者はそう思いながら流石戦争(第二次)を勃発させた。
ちなみに10時ごろまで続いたそうで、隙を見つけてツンは朝食を済ませたとか。
そこまでかかった流石戦争が終結したのはたった一本の電話だった。
「なおかつ、千一夜の呪文のように♪」(勿論躍りました)
(´<_`#)「ん、携帯か」
( ´_ゝ`)「ドクオかね」
(´<_` )「そのようだな、メールかと思ったら電話か」
(´<_` )「もしもし」
('A`)「うおおお、やっとでたか。俺俺、俺だよ」
(´<_` )「まあ、タケシどうしたの?」
('A`)「実はね、ママに家追い出されちゃったんだ。『ニートはいらない』だって・・・」
(´<_` )「回線切って首釣って氏ね」
(;'A`)「冗談きついぜ」
´<_` )「悪い悪い、んで何用だ?」
('A`)「いや、今から行こうかなと思ってるんだが・・・」
(´<_` )「構わないぞ?」
('A`)「実は・・・客人連れてもうお前の家の前にいるんだ」
(´<_` )「客?」
('A`)「なんか、つぶらな瞳、釣り下がった眉毛のいい男なんだが・・・」
(゚<_゚ )「・・・」
間違いない、あいつだ。ホモ男だ。
もうここまで来たのか・・・俺の人生\(´<_` )/オワタ
ぴんぽーん
インターホンがなった、本能で開けちゃいけないということはわかっていた。
しかし悲しいことにうちにはバカがいた・・・。
( ´_ゝ`)「今開けますよー」
(´<_`;)「ちょ、まて開けウrなbf@sじぇg@kvだえ」
( ´_ゝ`)「はー・・・
( ゚_ゝ゚)
(´・ω・`)「やあ、こんにちは」
ドクオ達到着時刻、11時前。
兄者の死亡時刻も確定した時間である。
(´・ω・`)「ちょっとトイレ貸してもらえる?」
(´<_`;)「ど、ど、どうぞどうぞ」
(´・ω・`)「ありがとう、ほらこっちにおいで」
そういって、変態は兄者の服の襟を掴みトイレへと引きずり込む。
( ;_ゝ;)「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その断末魔が聞こえなくなったのは、トイレに入れられてからだった。
注:次の投下文はksmsな内容が含まれております。
笑って見過ごせる方のみごらんください。
笑えない方は弟者の鼻歌でも聞いて待っててください。
(´<_`*)「よ、よ、よ、よっしゃあああああ!!!!!」(現実逃避)
(*'A`)(俺もまた掘られたいな・・・)
案外広いトイレに男2人は余裕だった。
( ;_ゝ;)「ひぎぃぃ! 何する気!?」
(´・ω・`)「いいからケツ出せよ!」
そういい、変態は兄者のズボンを破き、パンツ(象さん)も破いた。
( ;_ゝ;)「はぅ!」
兄者の汚らしいケツがあらわになった。
ちなみに言うと兄者は痔を持っている、勿論イボ痔。
(´・ω・`)「さて、入れるぞ?」
( ;_ゝ;)「え、まってちょまqwせdrftghyじゅいこlp;!!!!!」
変態の肉棒(推定20センチ)が兄者の菊門に突入した。
最初はきつそうだったが次第に菊門は広がっていき、兄者も苦痛から快感を覚え始めていた。
( ;_ゝ;)(悔しい・・・でも感じちゃうビクビク)
(´・ω・`)「ほら、出すぞ!」
( ;_ゝ;)「あああああAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!」
兄者は初めての絶頂を体験した。
(´・ω・`)「ところでこいつを見てくれ、どう思う?」
変態はしなびた自分の肉棒を指し、尋ねてきた。
( ;_ゝ;)「凄く・・・黒いです・・・」
(´・ω・`)「じゃあ今日はここまでにしようか」
こうして二人はトイレから出てきた。
(´<_` )「やーいやーいやーいやーいやー!!」(完全に崩壊)
('A`)「おう、お疲れ」
兄者はいたって冷静なドクオを殴りたくなったが、こいつも被害者かと思うと殴れなかった。
(´・ω・`)「じゃあ僕はお暇させてもらうよ、また今度ね」
変態がドアに手をかけた瞬間、弟者が思い出したようにつぶやいた。
(´<_` )「・・・そういえば警察呼んどいたよ。あれでも兄弟だからね」
(´゚'ω゚`)
絶望の表情で変態は連行された、勿論ギコさんに。
(,,゚Д゚)「気の毒だったな・・・その・・・なんだ・・・」
ギコは躊躇いと恥じらいを示した。
菊門を掘られたなんて人前で言えることではないのだ。
しかも被害者の前で。
( ´_ゝ`)「・・・いいんです、もう立ち直りましたから」(目覚めましたなんていえないよなぁ・・・)
(,,゚Д゚)「安心してください、こいつはしっかりと絞首刑に処しますので!」
(;´・ω・)「おい!ちょっと待て! なんでこれで死ななくちゃいけないんだ!」
(#゚Д゚)「・・・今死にたいかゴルァ・・・」
(;´・ω・)「ぐっ・・・」
弟者は思った、この刑事は間違いなく昇進する。
今度からこの人を頼ろう。
ギコは若く有望な警官だった。
(,,゚Д゚)「それでは、失礼します」
ギコと変態の乗ったパトカーはすぐ見えなくなった。
今度うまい棒でもあげようか、兄者はそう思った。
(;'A`)「なんか・・・ごめん」
( ´_ゝ`)「気にするな、過ぎた事だ」
そういえば、この人物の詳しい説明を。
('A`)←幸薄そうな顔した青年、名前はドクオ。
ちなみに知り合ったきっかけは兄者の大学だ。
兄者にできた数少ない友人の一人。
兄者と同じ大学行ってたのでけっこう頭はいい。
しかし根がいいやつ、バカなため利用されやすかったりする。
性格は兄者の内面と違い能天気、楽天家である。
(´<_` )「そういえば・・・彼女がいるとの噂を聞いたが・・・」
('A`)「ああwwwエイプリルフールにいったんだぞwwww」
(#´_ゝ`)(´<_`#)「やるか、おう」
しばらく音楽を聞いてお待ちください
つhttp://www.youtube.com/watch?v=hvxbA4TQeEw(内容とは関係ありません)
(#)A(#)「もう勘弁・・・」
( ´_ゝ`)「まあいいか、んじゃ何かゲームでもするか?」
(´<_` )「いいな、ツン呼んで来るか」
そう言って弟者は二階にあがった。
その間に兄者はゲームのセット。
もちろん大人数の時には定番のこれ。
( ´_ゝ`)「スマッシュブラザーズDX〜」
('A`)「おおおお!燃えてきたぞおおおお!!!」
( ´_ゝ`)「気合はいりすぎ空気嫁」
('A`)「・・・('A`)rz」
( ´_ゝ`)「きめえwwwww」
そうしてるとツンと弟者、二人とも降りてきた。
ξ゚听)ξ「たまには息抜きもいいですよね」
(´<_` )(息抜きって・・・お前何歳だよ・・・)
そうして、第一回スマブラDX大会が始まった。
\(^o^)/「ハーイ!解説ハコノ人生オワタト」
( ゚д゚ )「こっちみるなでお送りします」
\(^o^)/「今回ノ皆ノキャラクターハ?」
( ゚д゚ )「兄者ががピーチ、弟者がファルコ、ツンはピカチュウ、ドクオがドンキーですね」
\(^o^)/「兄者ノ悪趣味がキニクワナイガダイイッカイセンイッテミヨー!」(こいつらの出番はこれだけ)
( ´_ゝ`)「ふはははは!!!喰らえフライパン!」
ξ゚听)ξ「きゃっ、危ない危ない・・・雷!」
('A`)「うわ、吹き飛んだ。やばいやばいやばいやb」
(´<_` )「ドンキー流星群接近中」
('A`)「うわあああああ!!!弟者メテオは酷いぞメテオは!」
(´<_` )「勝てばいいのだよ! 勝てば! ってしてるうちに爆発してるぅぅぅぅ!?」
( ´_ゝ`)「爆発は腰が命! 喰らえスーパースコープ!」」
(´<_` )「私だけでは死なん・・・お前の魂も・・・連れて行く!」
( ´_ゝ`)「うわああああああ!!1リフレクターひでえええええええ!!!」
ξ゚听)ξ「こうなれば・・・ロケット頭突き!」
('A`)「なんか俺いいとこないなぁ・・・とか考えてたらピカチュウかよ! 俺\('A`)/オワタ」
('A`)「こうなれば・・・」
ξ゚听)ξ「あっ・・・! 私担がれてる?」
('A`)「道連れ作戦じゃあああああ!!!!」
こうして7時間近くスマブラをやりつづけた4人。
結局勝ったのは弟者だったらしいです。
現在19時過ぎ。
(´<_` )「ああ、疲れた疲れた。晩飯作りたくないな、ドクオ奢れよ」
('A`)「ワァオ! 唐突ぅ! でもいいよ。前にOK出したし」
( ´_ゝ`)「寿司! 寿司!」
ξ゚听)ξ「じゃあ遠慮なくお寿司で」
(;'A`)「本当に遠慮ないなお前ら・・・まあいいや、どうせ金あるし」
言い忘れたがドクオは銀行員、何故か高収入。
これほど扱いやすいやつはいないだろう、でも友人は揃っていいやつらしいから運のいい奴だと思う。
ドクオはいじられキャラとしては最高なので友人として過ごしているとかなり楽しかったりする。
ただ・・・洋楽しか興味ないとか抜かすのはやめて欲しいと思われている。
そんなこんなで家を開けて寿司を食いに出発、勿論回転寿司だ。
近くにはたしかかっ○寿司があったはずだ。
+(0゚´_ゝ`) + 「wktkwktk」
('A`)「これは・・・兄者がワクテカしているだとぉぉぉぉ!?」
ξ゚听)ξ「別にいつものことですよね」
(´<_` )「そのとおりっ!」
('A`)「ノリが悪いぞお前らー」
(´<_` )「冒険をはじめたのは〜♪」
('A`)「シカトかよw」
ξ゚听)ξ「まあ、いいじゃないですか」
('A`)「子供にまで敵に回されるのか俺は・・・」
ドクオが凹んだり、膨らんだりしながらもちゃんとか○ぱ寿司にはついた
( ゚∀゚)o彡°「へいらっしゃい! 何名さまで?」
気前のよさそうな人が受け付けだった、寿司屋の雰囲気はどこもかしこもいい雰囲気ばかりだ。
+(0゚´_ゝ`) + 「4名ですwktkwktk」
( ゚∀゚)o彡°「じゃあお客さん光ってるんで今日は安くしとくよ!」
(´<_` )(気前よすぎだろ・・・ていうか意味わかんないぞ・・・)
まず腕を振ってる時点でおかしいということに気付かなかった4人だった。
('A`)「別にいくら頼んでもいいぞー、俺の奢りだ」
(´<_` )「んじゃ遠慮なk」
+(0゚´_ゝ`) + 「たいしょお! 中トロ大トロ真鯛を5皿ずつ!」
( ゚∀゚)o彡°「把握!」
お前が大将かよ、ていうか店員いるだろうが、受付ぐらい任せてやれよ。
弟者は心にその台詞をしまいこんだ。
( ゚∀゚)o彡°「ほらよ!」
+(0゚´_ゝ`) + 「はふもぐべろんちょ! 追加でうに10皿!」
( ゚∀゚)o彡°「よく食うねぇ! 負けてらんねえな! ほらよ!」
+(0゚´_ゝ`) + 「はふっ!はむ! 甘エビ5皿追加!」
(;゚∀゚)o彡°「くっ! 早い! ほらよ!」
( ゚д゚ )ξ゚д゚)ξ(゚д゚ )
流石に3人は唖然としていた。
このあと兄者と大将の戦いが30分ぐらい続いた、結局は引き分け。
結果は兄者は90皿、弟者23皿、ドクオ21皿、ツン8皿となった。
( ゚∀゚)o彡°「いい勝負だったな・・・全部で5000円でいいぞ!」
('A`)「はいはい、5000え・・・」
(;'A`)「えええええええええええええ!!!! いいんすか!!??」
( ゚∀゚)o彡°「これだけ食うやつははじめてみた、赤字でも清々しい気分だよ、ホラ5000円置いて帰った!」
( ´_ゝ`)「再戦・・・楽しみにしてるぜ」
( ゚∀゚)o彡°「おう!いつでも待ってるぜ!」
こうして漢達の戦いは終わった・・・。
(´<_` )「まさかあそこまで食うとはな・・・」
( ´_ゝ`)「いや、なんか昼飯くってなかったし丁度いいかなと」
(´<_` )「そういえば、いろいろごたごたあって食えなかったな」
('A`)「まあ、仕方ない仕方ない。 俺はそろそろ帰るとするよ、楽しかったぞ!」
( ´_ゝ`)ノシ「おう、じゃあな」
ξ゚听)ξ「ありがとうございましたー!」
('A`)ノシ「気にしなくていいよ、俺も楽しかったし。またスマブラやろうな! んじゃあな!」
ξ゚听)ξノシ(案外大人でもいい人多いんだな・・・)
(´<_` )ノシ「なんかあったらメールしろよー」
こうしてドクオは3人に見送られ、徒歩で帰っていった。
自転車は盗られるといけないのでわざわざ金払って止めてるらしい。
人としての鏡だ、兄者はそう思った。
ξ゚听)ξ「あの・・・お二人とも」
ツンが道端で二人を呼んだ、申し訳なさそうな声だ。
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「どうしたの?」
ξ゚听)ξ「わざわざ気を使ってもらってありがとうございます」
やはりツンは礼儀正しい子だ。
弟者がたまにはと思ってドクオに奢ってもらうようにけしかけたのもお見通しだったらしい。
(´<_` )「なんのこと?」
( ´_ゝ`)「俺にもわからんな」
ξ゚听)ξ「それなら・・・やっぱりいいです。でもありがとうございます」
(;´_ゝ`)(´<_`;)「???」
二人は不思議そうな顔をしたまま、ツンはここ何日か見てないような笑顔で家へと向かっていった。
何時の間にか空を覆っていた雲は消えていた(夜だけど) この調子だと明日も快晴だろう。
4日目終わり
おまけ、作中に登場したポルノグラフィティの楽曲一覧。
「なおかつ、千一夜の呪文のように♪」→m-FLOOD
(´<_`*)「よ、よ、よ、よっしゃあああああ!!!!!」→Mr.ジェロニモ
(´<_` )「やーいやーいやーいやーいやー!!」→グラヴィティ
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