6日目 天候晴れ 後編
午前11時
3人はすでに入り口ゲートをくぐっていた。
しかし口論しながら歩いている。
なぜかと言うと兄者が子供料金で買おうとしていたから。
( #´_ゝ`)「全く、何で俺が子供料金じゃだめなんだ」
(´<_` )「落ち着け馬鹿、お前二十歳すぎてるだろ」
( #´_ゝ`)「でも考えてみろよ。心は少年、体はけだものだぞ? 子供料金だろ・・・常識的に考えて」
(´<_` )「お前の常識はお前にしか通じないぞ」
ξ゚听)ξ「しかも兄者さんのせいで少し目つけられましたよね」
(´<_` )「全くだ・・・いろいろ乗れなかったらどうするんだよ・・・」
( #´_ゝ`)「だってよぉぉぉぉぉ!!!!!子供じゃないかぁぁぁぁぁぁ!!!!」
(´<_` )「どうやら俺の右腕の封印を解き放つときが来たようだな・・・」
ξ゚听)ξ「・・・この構えはエターナルフォースブリザード!? やめるんだっ!」
(´<_`# )「うおおおおお!!! 魔王玉!」
( #´_ゝ`)「なんの、ビューティ弾!」
ξ゚听)ξ「・・・折角空気読んだのに・・・」
痺れを切らした係員によってこの二人は止められた。
( #・∀・)「つぎやったら追い出しますからね!」
そう一言言い残して持ち場に戻った。
( ´_ゝ`)「はぁ・・・燃え尽きたよ・・・」
(´<_` )「・・・俺もだ・・・」
ξ゚听)ξ「・・・乗ってもらえなかった・・・」
三人は意気消沈したまま歩いていた。
まずはアトラクションということで何に乗るかを話し合いながらふらふらしていた。
ξ゚听)ξ「まずは・・・軽めから行きましょうか」
(´<_` )「んー・・・コーヒーカップでも行く?」
( ´_ゝ`)「別にいいけど・・・まわすぞ?」
ξ゚听)ξ「じゃあ早く背もたれに倒れた人の負けですね」
(´<_` )「のった」
( ´_ゝ`)「把握っと、案外すいてるな」
コーヒーカップは皆敬遠してるのか、案外人がいなく待ち時間は10分ほどらしい。
( #´_ゝ`)b「戦闘体制ばっちりだぜ」
ξ゚听)ξ「気合はいりすぎですよ」
( ・∀・)「次の方ー、奥のカップにどうぞー。」
そうして3人は青いマグカップに乗り込んだ。
3人が乗り込んでから数十秒してから音楽とともにカップは回り始めた。
穏やかな音楽とは違い青いカップでは激戦が繰り広げられていた。
( #´_ゝ`)「おらおらおらおらおらおらおらおら!!!」
――――片手でテーブルをまわすもの
(´<_`# )「死ね死ね死ねぇぇぇ!!!!!」
――――体全体でテーブルをまわすもの
ξ#゚听)ξ「セイセイセイセイ!!!」
――――HG風の掛け声とともにテーブルをまわすもの
いくつもあるカップの中でその青いカップだけが竜巻を発生させたという。
( ・∀・)「ちょっと! ほかのお客さんのめいwぐぎゃぶろどうあvごふぃjpw」
超回転する青いカップに近づいた係員は柵まで吹き飛ばされた。
( #´_ゝ`)「あと2分ぐらいか・・・しかし負けない!」
(´<_`# )「なんの、これしきのことで止まるか!」
ξ#゚听)ξ「俺の右手が真っ赤に燃える! カップを回せとと轟き叫ぶ!」
両手を使ってまわしていた弟者の手が不意に滑った。
(´<_`; )「しま・・・」
そう思ってしまったときにはもう遅い、手を離しバランスを崩した弟者は遠心力の餌食となり背もたれに叩きつけられた。
( <_ ; )「ゲフッ・・・これが敗北か・・・」
( ´_ゝ`)「悲しいけど、これって戦争なのよね」
弟者はいまだ超回転を続けるコーヒーカップの中で意識を失った。
( #´_ゝ`)「どうやら弟者が脱落したようだが・・・まだこっちは現役だぞ!?」
ξ#゚听)ξ「私だって・・・やればできるんだ!」
ツンはまわす速度を速める、しかし兄者も負けていない。
器用に片手で背もたれとの距離をとり、空いた片方の手でテーブルを回す。
しかしこのとき、ツンの手の動きの予想GUYの速さに一瞬固まり、背もたれとの距離を保っていた手を滑らした。
(;´_ゝ`)「なっ・・・まさk」
背もたれに重心が傾いていた兄者はバランスを崩し後ろへ傾いた。
中心から離れた兄者も弟者と同じように遠心力の犠牲者となった。
(; _ゝ )「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものを・・・ガハッ・・・」
背もたれに寄りかかるようにして兄者も気を失った。
ξ#゚听)ξ「やった・・・勝ったぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
10歳にも満たない少女の咆哮が遊園地に響き渡った。
もちろん騒音、竜巻のせいで園長に呼び出されたのであった。
( ゚∀゚)「あのさ・・・はしゃぐのはイインダヨ?」
( ´_ゝ`)「グリーンダヨ!!!」
( ゚∀゚)「よし、不問としよう。楽しんできなさい」
((#)・∀・)「ちょっと園長冗談じゃないですよ! こっちは怪我まで負わされてるんですよ?」
( ゚∀゚)「ノリのいい人に悪い人はいない・・・治療費は自己負担ね」
((#);∀;)「ちくしょおおおおおおおおおお!!!」
この係員。モララーはそのあと必死に働き副園長の座まで上り詰める偉大な男になるのであった。
( ゚∀゚)「さて・・・君たちにここを去る前にひとつ言っておきたいことがある」
(´<_` )「え、何?」
( ゚∀゚)「タメ語かよ・・・まあそれはな・・・ お っ ぱ い う p 」
(* ´_ゝ`)「・・・俺のでよければ」
( ゚∀゚)b「おっぱいなら何でもイインダヨ!」
(* ´_ゝ`)「・・・じゃあ私のをゆっくり見せてあ・げ・る☆」
そうして兄者は自分のTシャツをm
(省略されました、続きを読みたい場合はわっふるwry)
兄者は自分のTシャツを脱ぎ捨て園長の前に上半身をさらけ出した。
筋肉もついていない、脂肪もないいわゆるガリ体系の兄者。
しかしジョルジュは臆する事もなく乳首に手をかける
( ゚∀゚)「うほっ、いい乳首・・・おっぱいランクとしてはB+だな」
(* ´_ゝ`)「あぁん・・・もっと強くいじってぇ・・・」
その言葉を聞きさらに乳首を弄繰り回す。
つまんでは指ではじき、またつまんでは軽くくすぐる。
テクニシャンのじょるじゅの前に兄者はビクンビクンしっ放しだった
兄者がしっかり感じていることを確認したジョルジュはついに乳首を舐めにかかる。
まずは舌で軽く触れる、兄者はのけぞりそうになっていた。
( ゚∀゚)「いいね・・・しばらくぶりのおっぱいは」
(* ´_ゝ`)「んじゃ今度は俺もせめますね」
そう言ってジョルジュのシャツの釦を外し、乳首を突きにかかった。
ジョルジュは声を漏らしそうになるが何とか耐え切る、そして兄者の乳首を突き返した。
(´<_`; )「まじめに引くわなアレは・・・」
ξ;゚听)ξ「次何いくか決めておきましょうか・・・」
あとの二人はおぞましい光景を眺めながらどこ行こうかと話し合っていた。
(´<_` )「メリーof the groundにでもいく?」
ξ;゚听)ξ「あの・・・何か違う気がするんですが・・・」
(´<_` )「気のせい気のせい、んじゃあの阿呆が帰ってきたらにするかな」
ちなみに時刻は11時40分。
兄者が乳首の突き合いを終えたのは12時ごろのことだった。
(´<_`# )「ぶち殺すぞ」
(* ´_ゝ`)「ぁあん♪ だってぇ・・・♪」
(´<_`# )「キモい死ね」
ξ;゚听)ξ「いいから早く行きましょうよ・・・見てて吐き気が」
(;´_ゝ`)「お前ら冗談がわからないな・・・」
(´<_` )「20分も突き合いしてれば冗談なんかに見えないからな」
ξ゚听)ξ「同意、さてメリー行きましょうか」
5分ぐらい歩いてメリーゴーランドについた。
こっちもあんまり並んでなく5分ほどでは入れた。
( ´_ゝ`)「まわれ〜ま〜われ〜めりごーらんど〜♪」
(=゚ω゚)ノ「今の聞いたよう、最大回転にしてやるよう」
いつの間にかメリーゴーランドの操縦部分に係員がいた。
(=゚ω゚)ノ『ただいま、最大回転で回しますので死にたくないお客様は速やかに対比してください』
(;´_ゝ`)「へ?ちょ、俺おr」
(´<_` )「がんばれー」
ξ゚听)ξ「死なないでくださいねー」
二人はいつの間にか外にいた。
俺・・・無事帰れたらあの二人を呪うんだ・・・
そんな思いを乗せながらメリーゴーランドは激しく回転し始めた、もちろん乗ってるのは兄者一人。
(;;´_ゝ`)「ぬおおおおおおおおおおお!!! 弾け飛ぶぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
遠心力の餌食になるまいと必死に棒につかまる兄者。
そんな必死な中みた弟者とツンのにやけ顔を見てこう思った。
ああ、あいつらぶん殴れたら死んでもいいや。
しかしチキンな兄者に手を話すことなどできるはずがなく結局3分ほど回りっぱなしだった。
(丶´_ゝ`)「・・・今日の俺無駄にテンション高くない・・・?」
d(´<_` )「それだけでこの作品の雰囲気が変わるんだ、がんばってくれ」
ξ;゚听)ξ「・・・何の話ですか?」
(´<_` )「ん、こっちの話だから気にしないでね。んじゃそろそろ飯にしようか」
(丶´_ゝ`)「・・・どこか食う場所ってあったっけ・・・?」
(´<_` )「面倒だからジェットコースター、略してジェコス乗りながら食おうぜ」
ξ;゚听)ξ(;´_ゝ`)「mjd?」
(´<_` )「量はあるし、試す価値あるんじゃない?」
(;´_ゝ`)「無茶言うなって・・・」
ξ;゚听)ξ「流石に今回ばかりは・・・」
(´<_`# )「俺がやらなきゃ誰がやるんだよ!」
(;´_ゝ`)ξ;゚听)ξ「・・・わかりました行きます」
そうして一人は張り切って、あとの二人はトボトボジェットコースターに向かっていった。
流石にジェットコースターと言えば遊園地の目玉、主役とも言えるアトラクションだ。
それだけにここだけは大蛇の列、もとい長蛇の列ができていた。
それでも待ち時間20分とかいてある、やはり今は昼飯時だからみたいだ。
(´<_` )「注意書きには・・・飲食禁止とは書いてないな」
(;´_ゝ`)「まじめにやるのか・・・」
d(´<_` )「当たり前だろう」
ξ;゚听)ξ「・・・一番後ろに乗りません?」
(´<_` )「まあそのくらいならいいか・・・」
このコースターは一周約10分ほど、時間はかなり長い。
三人は一番後ろの席に座って、弁当の用意をした。
華やかに彩られた弁当箱の中はさらに鮮やかだった。
おせち料理のような豪華さが滲み出ている弁当だった。
しかし、それを食す場所はジェットコースター。
そのギャップに戸惑いながらもコースターはゆっくり動き始めた。
後ろの三人は片手に弁当箱、片手に箸を持っている。
端から見ればおかしい三人組だろう、しかしその表情はどれも険しい。
( ´_ゝ`)「ハフッ! ハフッハフッ!」
今は上へ上へとあがっていってるところだ、スピードが遅い今のうちに食っておかないと・・・滅びる、兄者はそう感じたのだった。
ここから30メートルぐらい一気に急降下するらしい、そうなれば弁当の運命は決まっている。
ξ゚听)ξ「あ、これ美味しい・・・」
意地汚い兄者とは裏腹に上品に食べるツン、しかし量は一向に減らない。
このままだと急降下の餌食になることはツン自身も分かっていた、しかしこの少女には秘策があった。
(´<_` )「おまえら・・・まだまだだな」
弟者はもう食し終わっていた、どうやって食ったんだろうと思い残りの二人は弟者を凝視した。
もう弁当箱をしまい、平然とした顔で先を見ていた。
しかしそのとき弟者は忘れていた。
―――――自分が高所恐怖症なことを
屋上のような柵のある場所はいい、落ちないから。
でもここはジェットコースター、もしかしたら落ちるという考えが恐怖を生んだ。
(´<_`;)「しまった・・・高い・・・」
急降下し始めたときには弟者は泡を吹いて気絶していた。
支援w
24: ◆3SF1ya/05Q :2007/05/27(日) 14:38:42.34 ID:KKW/TG4a0
(;´_ゝ`)「うおおおおおお!!!! 弁当がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
(;´_ゝ`)「逃がさんぞ! ハフッ!」
兄者の弁当は急降下の風圧でどんどん中身が飛ばされていった。
しかし兄者も負けていない、しっかりと飛んだのを口でキャッチする。
兄者は必死に飛んでった物を口に押し込んでいった。
ξ゚听)ξ「ふたを閉めて抱えておけば平気ですよね」
一方ツンはふたを閉じて抱え込んで飛ぶのを防いでいた。
兄者はその光景を見てエクスタシーに達した。
(* ´_ゝ`)「あはぁぁぁぁん!!!」
自分の馬鹿さ加減に悔しくて絶頂に達した兄者、弟者と同じように泡を吹いて気絶した。
ξ゚听)ξ「・・・何やってんだろうこの二人」
ツンはスピードがゆっくりになり始めたところで食べ始め何とか食し終えた。
ちなみに食い終わった後はしっかり叫んだりして楽しんだ模様。
(* ´_ゝ`)「悔しい、ビクッビクッ!」
(´<_`;)「駄目だ・・・婆者が見えてきたぞ・・・」
ちなみにこの二人の婆者は生きています、勿論とてつもなく強い。
昼食を食べ終えた3人はまた行く場所について相談していた。
次に行ったのはタワーオブテラーのようなものに行った、ゆっくり上まで上がって一気に落ちるあれだ。
そのときはやはり弟者は気絶、兄者は首がガクガクしてた。
ツンはやはり大絶叫、嬉しそうに。子供の無邪気さというのは凄いものだ。
(´<_`;)「もういじめないでくれ・・・」
(;´_ゝ`)「ガクガク・・・プシュー」
ξ゚听)ξ「今のは楽しかったですね! では次何行きます?」
流石子供は元気だ、あれだけいろいろなアトラクションに乗りまだはしゃいでいられる。
ツンの子供っぽいところはここぐらいなんじゃないかと思ってしまう弟者だった。
兄者はそのころ故障して頭から煙が出ていた、ハードワークは苦手らしい。
一年ぐらいニートを続けていたのだから体力なくなるのも当然だ。
もともと運動は得意ではなかったのでさらにその低下が著しかった。
ちなみに時刻は14時半、そろそろアトラクションも込んできた。
乗れてあと3つかな、弟者はそう思っていた。
しかし、予想以上の込み具合だったためどれも待ち時間が一時間とかあるのだ。
仕方ないのでソフトクリームを買ってあとは観覧車に乗ることにした。
( ´_ゝ`)「やっぱソフトクリームはチョコに限りますな、うへへwww」
(´<_` )「お前がやると余計変態に見えるからやめろ」
ξ゚听)ξ「そうですね、やめてください。食欲が失せます」
/ ´_ゝ`\「ティウンティウンティウン」
(´<_`;)「もう疲れるからやめてくれ・・・」
(;´_ゝ`)「俺なんかもうゼェハァ状態だぞ」
(´<_` )「精神的にと言っているんだよ、わかるか?」
(;´_ゝ`)「あ、なーる・・・観覧車wktk」
ξ゚听)ξ「体力ないですねー、だから働けないんですよ」
(;´_ゝ`)「働いてないから体力落ちたの・・・早く乗ろうぜ」
観覧車はかなり待ったがゆっくりしたい兄者のために何とか並んでのった。
乗ったときの時刻は4時、これが終わったら帰る予定だ。
( ´_ゝ`)「はぁ・・・やっとゆっくり座れるよ」
(´<_` )「今日一日ずっと立ちっぱなしだったからな・・・そりゃ疲れるわ」
ξ゚听)ξ「今日は本当に楽しかったです、ありがとうございました」
( ´_ゝ`)「いやいや、気にしなくていいよ? お兄さんたちの些細な気遣いだから」
(´<_` )「お前はもうほぼ親父だろう」
( ´_ゝ`)「なにをっ!? まだピチピチだぞ?」
ξ゚听)ξ「魚ですか?」
(´<_` )「それはビチビチともいえるな」
( ´_ゝ`)「たまにはお前ら俺をいじるのやめろよ・・・」
少し兄者が拗ね気味になったとき夕陽がいい具合に町を照らした。
ξ゚听)ξ「綺麗ですね・・・都会でもいい景色とか見れるんですね」
(´<_` )「あくまで自然の恩恵だけどね、夕陽なんて当たり前のものだけど角度変えれば綺麗なんだよね」
町や森、川などがオレンジ色に染まっていく。
淀みのないオレンジ色は川を輝かせ、森を金色に染め上げた。
この観覧車は乗っている時間が結構長いためこの景色を胸に焼き付ける時間も十二分にある。
高く高く上がっていくにつれて広範囲を見渡せ、より一層壮大なものになっていった。
兄者には景色と言うものが分からないため半分ぐらいからはすっかり夢の世界に入っていってた。
ムードぶち壊しだなと思いながらも憎めない兄者の寝顔に二人は魅入っていた。
しかし到着するころまで寝ていたため危うく宙吊りでもう一周させられそうになる兄者だった。
( ´_ゝ`)「危ない危ない、もうすこしでお空の旅するところだった」
(´<_` )「旅ぐらいしろよ怠け者・・・さて、帰るか」
ξ゚听)ξ「もう夕方ですか、早いものですね。」
三人は車に向かっていった、途中変態の顔が見えたが気のせいだろう。
( ´_ゝ`)「やばい・・・腰が痛い」
(´<_` )「年!」
( ´_ゝ`)「うるせーやい」
ξ゚听)ξ「でもまだまだこれからですよね」
( ´_ゝ`)「何が?」
ξ゚听)ξ「なんでもないです、じゃあ帰りましょうか!」
そう言ってツンは車に飛び込んだ、それと同時に寝てしまったらしい。
やはり楽しんではいたが疲れは溜まっていたらしい、ここまで我慢できる子供なんているものだなと感心した。
兄者は運転席に乗り込み、弟者はツンにタオルケットをかけてから助手席に乗り込んだ。
遊園地の駐車場を出てから寂しそうな声で兄者が弟者にたずねた。
( ´_ゝ`)「・・・やっぱり明日帰っちゃうんだよな・・・」
(´<_` )「もとより一週間の約束だろ? 仕方ないさ」
( ´_ゝ`)「・・・だよな」
そうつぶやく兄者の顔はとても寂しそうだった。
一週間と言う短い期間だが同じ屋根の下で暮らしたのだ。
人見知りの激しい兄者にとっては一つ一つの別れがとても悲しいものだ。
そうはいっても、明日の夜にはおじさんが迎えに来るそうだ。
そのときの光景を考えるだけでも兄者は辛かった。
弟者だって平然な顔をしているが、実際は悲しい。
でも人前で弱いところを見せない弟者はうちに秘めておくことしかできない。
何があってもあと一日、明日は楽しく過ごそう。
そう決めた二人だった。
6日目終わり
おまけ、作中に登場したポルノグラフィティの楽曲一覧。
( ´_ゝ`)「僕はただ罪なきドリーマー♪・・・まさか俺までポルノ歌うとはな・・・」→ドリーマー
(´<_` )「噂が〜世界を巡る〜♪・・・赤? この車のことか?」→Devil in Angel
(´<_` )「ベイビベイビベイビラブベイビー変わればいいんじゃない?♪ まあ、まともな職に就け」→PRIME
(´<_` )「パレットの上の青色じゃとても・・・さて、そろそろ行く?」→パレット
(´<_` )「僕らの生まれてくる〜♪ ん?なんか言ったか?」→アポロ
「過去がくれたのはヴォイス、明日に導くヴォイス♪」→ヴォイス
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