( ^ω^)たった最後の一言のようです  [前のページへ



(´・ω・`)「うーん、中々ブーン君が帰ってこないですねぇ……」

('A`)『何個か実験してみたいんだけどな』

ξ゚听)ξ「外で、何かあったんじゃ……」

(´・ω・`)「可能性は……無きにしもあらず……ですね」

('A`)『……』

ξ゚听)ξ「隕石落下の時間まで……後、10時間しかないのに……」


(´・ω・`)「しかたないです……情報の信憑性を、また調べなおしましょう」

('A`)『そうだな』

(´・ω・`)「ブーン君が帰ってきた時に、
      できるか……ぎ……r……」

(;´・ω・`)「あ……れ……」ブルブル

ξ;゚听)ξ「……ショボン君?」

(;'A`)「……」

(;´・ω・`)「……」

(;´・ω・`)「          」パクパク

ξ;゚听)ξ「そんな……」


ξ;゚听)ξ「ショボン君まで……?」

(´-ω-`)「……」

(´・ω・`)『仕方ないことです。さぁ、作業に戻りましょう』

(;'A`)『あ、ああ』

ξ;凵G)ξ「……うん」


ξ;凵G)ξ「……早く……帰ってきてよ……」

ξ;凵G)ξ「馬鹿……」


がちゃ


( ^ω^)「……」

ξ;凵G)ξ「ぶ、ブーン……!」

(*´・ω・`)『良かったです、無事で』

(;'A`)『ってお前……なんで制服に血がついてんだよ……』


( ^ω^)「……」

ξ;凵G)ξ「ど、どうしたのよブーン!?
       その血は何!?怪我しちゃったの!?ねぇ!?ねぇ!!!」

( ^ω^)『ショボン、材料はすべて揃ってるお』

どすっ


(´・ω・`)『ああ、ありがとうございます』

( ^ω^)『……君も声を?』

(´・ω・`)『ですね。早速作業に入りましょう』

( ^ω^)コクッ


ξ;凵G)ξ「答えてよ、ブーン!大丈夫なの!?
       あなたは、無事なのよね!?」

(;'A`)『お、落ち着けよツン。ブーンもさ、答えろよ。その血について』

( ^ω^)「……」

( ^ω^)『途中で、転んだんだお』


ξ;凵G)ξ「嘘よ!そのくらい私でも分かる!
      どうしたのブーン!?ねぇ!!」

( ^ω^)『ツン』


( ^ω^)『僕たちは、治す方法を絶対に見つけるんだお?
      僕は無事だお。だから、早く、作業に戻るんだお』

ξ;凵G)ξ「だって──だって──!」

( ^ω^)「      」

ξ;凵G)ξ「────!!」

( ^ω^)『さぁ、作業に戻るお 。ツン』

ξ;凵G)ξ「……うん」






( ^ω^)『分かったお』

( ^ω^)『クーの気持ちは、十分僕に伝わったお』

( ^ω^)『すごく嬉しくて……ありがたい気持ちだお』

川 ゚ -゚)「……」

( ^ω^)『クーの知ってる通り、僕はツンが大好きだお』

( ^ω^)『それと同じように、クーさんのことも好きだお』

( ^ω^)『僕にとっては、二人とも別れたくない。
      大切な人なんだお』

( ^ω^)『ドクオや、ショボンくん。かーちゃんも……みんな……大切な人なんだお』


( ^ω^)『だから……僕と一緒に、着いてきて欲しいお』

( ^ω^)『今、ショボンくんと一緒に、失声症状を治す方法を探してるんだお』

( ^ω^)『ほら、この荷物』

( ^ω^)『これが成功すれば……僕やクーさん。
      みんなが、とっても喜ぶはずなんだお』

( ^ω^)『世界の最後に、言葉を発せられるはずなんだお』

( ^ω^)『だから……僕と一緒に……』

( ^ω^)『最後まで、頑張ろうお!』


川 ゚ -゚)『……君は、最後まで内藤ホライゾンだったな』

川 ゚ -゚)『嬉しいよ。君が君でいてくれて』

川 ゚ -゚)『今の私の誘いにのるような君なら、私が惚れた意味がない』

川 ゚ -゚)『私が愛したのは、やはり、この内藤ホライゾンなんだ』


( ^ω^)『……ありがとうだお』



川 ゚ -゚)『君たちは、最後の一瞬を、笑って迎えるために、頑張っているのかい?』

( ^ω^)『……最後の一瞬を、幸せに過ごすために』


川 ゚ -゚)『それなら、私はもう、生きる意味がないな』

( ^ω^)「……!!」

川 ゚ -゚)『君という存在を失った。
     忘れようとしても、忘れることすら許されなかった』

川 ゚ -゚)『残りの12時間、私が誰とも話すことなく、
     誰にも愛されることなく、誰も愛することなく、過ごすのだろうか?』

川 ゚ -゚)『……その12時間は、私にはあまりにも長い』

ごそごそ

(;^ω^)(ちょ……クーさんッ!?)

(;^ω^)「            !!!」
      (今すぐそのナイフをしまうんだお!!)


川 ゚ -゚)『これ以上私に近づくなよ、内藤ホライゾン』

川 ゚ -゚)『残りの12時間を……どう過ごそうが、私の勝手だろう?』

(;^ω^)『駄目だおッ!止めるんだおッ!』

川 ゚ -゚)『君は、最後まで生きるんだ。
     最後の一瞬を、幸せに生きるんだ』

(;^ω^)『クーさん!!!』

川 ゚ -゚)『私は……』

川 ゚ ー゚)『さっき、一番愛している人間に、抱きついたからな』

川 ゚ ー゚)『幸せだよ。内藤ホライゾン』


( ;ω;)「                           !!!!!」






( ^ω^)(僕たちは……最後の瞬間を、幸せに生きるんだお!)

( ^ω^)(そして……みんなと……!!)




(´・ω・`)『一応薬はできたけど……』

('A`)『俺がまず飲んでみる』


ξ゚听)ξ「……」

('A`)「」パクッ

('A`)「……」ゴクンッ


('A`)「        」

('A`)『効果なし。次だ』

(;´・ω・`)『そうですね。時間もないですし』


ξ゚听)ξ「……何か……ヒントはないのかな……?」

ξ゚听)ξ「この世界各地の回復例の……共通点……」

ξ゚听)ξ(ギリシャ、チュニジア、イタリア……この国に多い回復例……)

ξ゚听)ξ(各国でも回復例はあるんだけど、この国々が異常に多い……)

ξ゚听)ξ「何よ……この国の共通点は!」


──……
─…


ξ゚听)ξ「隕石落下まで……あと6時間だよ……」

(;´・ω・`)『駄目だ……どの情報も……ッッ!』

(;'A`)『材料も切れたし……』

( ^ω^)『……まだ、まだまだだお!』


( ^ω^)『最後まで、あきらめちゃ駄目だお!』


('A`)『……へへ、外見ろよ。犬が口を開けてポケーっとしてるぜ』

(´・ω・`)『この症状、動物にも感染するみたいですね』

ξ゚听)ξ「そういえば、カラスなんかも鳴いてないし……」

( ^ω^)『……』

( ^ω^)(……お?)



( ^ω^)『ツン……さっきの話……』


( ^ω^)『回復例が多い国は、どこだお!?』

ξ゚听)ξ「え、ええ……っと。
       ギリシャ、イタリア、チュニジア……だけど……」

( ^ω^)(……この3つの国は確か……)

( ^ω^)(僕が今日見たのも……!!)


( ^ω^)『分かったお……』





( ^ω^)『回復のヒント、分かったお!!』


(´・ω・`)「!」

('A`)「!」

ξ゚听)ξ「ぶ、ブーン!?」

( ^ω^)『みんな、着いて来てくれお!!』


がちゃ

たったったった


( ^ω^)(地中海温暖気候……そのほかにも、『あの生き物』が多くいることで有名な国)

( ^ω^)(ほとんどの動物が静かになったこの世界で)

( ^ω^)(集団で生活しながらも、まったく失声症状がなかった生物!)

( ^ω^)(僕が今朝見た……あの生き物たち!)



ξ゚听)ξ「ブーン……ここは……?」


( ^ω^)『……見ての通り、スーパーマーケットだお』


( ^ω^)『ネコだお。共通点は』

( ^ω^)『さっきツンがいった三国は、どの町でもネコがうろちょろしてる場合が多いんだお』

( ^ω^)『僕が今日、このスーパーで見たネコも、まったく失声症状がなかったお』

( ^ω^)『犬やカラスでさえ、失声症状があるのに』


( ^ω^)『この中、ネコたちに……回復のヒントがあるハズだお!』


(´・ω・`)『まず、みんなでネコを何匹か捕まえましょう』

(´・ω・`)『虫取り網が売ってあるハズです。それや他の道具を使って、各自で捕まえましょう』


( ^ω^)コクッ
ξ゚听)ξ「分かったわ!」
('A`)コクッ



(≡゚∀゚≡)「にゃー!!」

彡 l vl)「にゃんにゃん」

(=゚Д゚=))「ごろごろにゃーす!」


──10分後──


ξ#゚听)ξ「はぁ……はぁ……」

(;^ω^)「……」

(;'A`)「……」

(;´・ω・`)「……」





ξ#゚听)ξ「捕まえれるわけないでしょーがこんな広くて障害物だらけのトコでー!!!!!」


(;´・ω・`)『くそっ……答えはもうすぐソコなのに……』

(;'A`)『くそっ……』

ξ゚听)ξ「はやくどうにかしないと!!あと5時間しかないわよ!」


( ^ω^)(ネコが多い国だから、回復例が多い……。
       しかし、その国でも回復例はごく少数)

( ^ω^)(普通の人ならば、ありえない事をしているんだお……)

( ^ω^)(ネコを殺す……?いや、そんなことはありえないお)

( ^ω^)(ネコを食べる?……全国で何百人もするかお?普通)

( ^ω^)(それじゃあ……)


( ^ω^)『ネコの食べている物を……食べる?』


(´・ω・`)『ま、まさか……!』

('A`)『キャットフードか……!!!!』

ξ゚听)ξ「キャットフードって言っても……このお店の中じゃ……」


(;^ω^)(ほとんどネコに食われてるお……)


(;´・ω・`)『い、いや!この際やってみるしかない!』

(´・ω・`)『ありったけのキャットフードを集めるんだ!早く!!』


(;^ω^)(もう転がってる程度の粒しかないお……!)

ξ#゚听)ξ「吐けーーー!!フードを吐けネコどもーー!!」

(;'A`)『い、いや!吐いたのはさすがに食えんだろjk』

(;´・ω・`)『みんなが拾ったのを、ここに集める!』


からんからん
からんからん


(;^ω^)『たったの……8粒……』


(;´・ω・`)『僕が一粒……食べてみます』


(;^ω^)(……緊張だお……)


(;´・ω・`)……ゴクリ


(;´・ω・`)「……」


(;´・ω・`)「喉が渇く味ですね……」


(*^ω^)「!!!」

(*'A`)「!!!!」

ξ*゚听)ξ「や、やった……!!」


\(*´・ω・`)ノ「                     !!!!」




(;^ω^)「!?」

(;'A`)「!?」

ξ;゚听)ξ「はい!?」

(;´・ω・`)「    !?」


(;´・ω・`)「                」

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと……」

(;´・ω・`)『一粒で……一言だけみたいです……』

(;'A`)『……』

(;^ω^)『残り7粒だお……』


ξ;゚听)ξ「一人二粒ずつ分けて……」

(;´・ω・`)『僕が一つ』

ξ゚听)ξ「私が一粒でいいわ。私、声でるし」


( ^ω^)『それぞれ二粒ずつ……』

('A`)『把握した』

(´・ω・`)『ツンさん、僕なんかを擁護しても……』

ξ゚听)ξ「ぐだぐだ言わない。ほら、早く取りなさいよ」

ξ゚听)ξ「それに、キャットフードなんてどこにでも売ってあるわ」


( ^ω^)『残り四時間しかないお……』

ξ゚听)ξ「ほら、みんな早く。
話したい人が、いるんでしょう?」

(´・ω・`)『……申し訳ないです』

(´・ω・`)『……母親のトコへ行かせていただきます』

(´・ω・`)『やはり、最後は……礼がいいたい』


(´・ω・`)『みなさん……さようなら』


たったった


( ^ω^)『……ドクオは、どうするお?』

('A`)『……俺は、好きな人の所へ行かせてもらうぜ』

( ^ω^)(ちょwwwwドクオ好きな人とかいたのかおwww)

('A`)『どこにいるか知らねーけど、必ず見つけ出す』

('A`)『振られてもいいから……告白するんだ』

ξ゚听)ξ「ふん。アンタにしちゃ、カッコいいじゃない」

('A`)『まーな』


( ^ω^)『で、それは誰だお?笑』

('A`)『あぁ、それはな』


ぴーっ


( ^ω^)(……)

('A`)「………」

( ^ω^)(ドクオ、ついに携帯の電池切れたお……)




('A`)「………」

('∀`)ニヤ

('∀`)ノシ


('A`)(待ってろクー。
   絶対見つけて、告白してやるからな……)


( ^ω^)(…………)

ξ゚听)ξ「………」

( ^ω^)『ツンは……?』

ξ゚听)ξ「………私も、お母さんかな。
      最後に、声を聞きたい…」

( ^ω^)『そう……かお』

ξ゚听)ξ「ブーンも、お母さんのトコ行ってあげなよ。
     この世で最後の、親孝行だよ」



( ^ω^)(……僕は……)


ξ゚听)ξ「私なんかに、使っちゃ駄目だからね」

( ^ω^)(―――――!!)

ξ゚听)ξ「お母さんのトコ、行ってあげて……」

( ^ω^)(ツン………)

ξ;凵G)ξ「早く行きなさいって言ってるでしょ!!
      この分からず屋!!」


ξ;凵G)ξ「早く行け!!バカ!!アホ!!」

( ^ω^)(……なんで)

ξ;凵G)ξ「嫌い!そういううじうじした所が嫌い!!」

( ;ω;)(…………なんでツンは――)

ξ;凵G)ξ「早く………行けぇぇぇ!!!」

( ;ω;)(お別れを、言わせてくれないんだお……)





( ;ω;)(……さよなら、ツン)



たったった


ξ;凵G)ξ「ひぐっ……えぐっ……」


ξ;凵G)ξ「バカ……ブー……ン」


ξ;凵G)ξ「だ……い………す……」



ξ;凵G)ξ「  」




たったった


( ;ω;)(……)


たったった


( うω;)(………)


たったった


( うω^)(……かーちゃん……)


たったった


( ^ω^)(……今、いくお……)


(;^ω^)(1日寝てないから……流石に……!)


たた……たったった


(;^ω^)(あと……2時間……)


たったった


(;^ω^)(……)


たったった……ぴた


(;^ω^)(………ついたお)


がちゃ


( ^ω^)(ただいまだお)


すたすた


( ^ω^)(かーちゃんは……どこだお……?)


すたすた


( ^ω^)(……二階?)


がちゃ

( ^ω^)(……かーちゃん)

J( 'ー`)し「……!!」

( ^ω^)(とーちゃんの仏壇の前で……)

J( 'ー`)し「      」


( ^ω^)『……かーちゃん、今から、一粒だけ薬を渡すお』


( ^ω^)『それを食べると、一言だけ、喋ることが出来るお』


( ^ω^)『いいかお?絶対に、一言だけだお?』

J( 'ー`)し「    」パクパク

( ^ω^)『いらない。なんて言わなくていいお。
       僕のは別のところにちゃんとあるんだお』

J( 'ー`)し「……」


( ^ω^)『かーちゃん。僕、かーちゃん大好きだお』

J( 'ー`)し「……」

( ^ω^)『生んでくれて、とーちゃん死んでからは、一人で育ててくれて…・・・』


( ^ω^)『僕がもう少し年取ってたら、かーちゃんと結婚してたお(笑)』

J( 'ー`)し「……」

( ^ω^)『かーちゃん、大好きだお』

( ^ω^)『今まで、本当にありがとうだお』

( ^ω^)『そして……』



( ^ω^)『勝手な自分をごめんだお』


( ^ω^)『ここに薬は置いておくお。最後の一言は、とーちゃんに捧げてくれお』

( ^ω^)『僕は……今から行くところがあるんだお』

( ^ω^)『ありがとう、かーちゃん』

( ^ω^)『かーちゃんの子供で、本当に良かったお』

( ^ω^)『……』



( ^ω^)『大好きだお』


ばっ

たったったった


J( 'ー`)し「                 !!!」


J( 'ー`)し「……」


J( 'ー`)し・ 「……」


J( 'ー`)し「……」ゴク


J( 'ー`)し「……あなたのおかげで、私は世界一幸せなかーちゃんになれたんだよ。ブーン……」




ゴゴゴゴゴゴ……


(;^ω^)(くそッ……めちゃくちゃ暗いし怖いお……!)


( ^ω^)(でも……ッッ!!)


( ^ω^)(僕はまだ……ツンに……)


( ^ω^)(伝えてないからッ……!!)


たったった


(;^ω^)(さっきの場所にはもういない……)

(;^ω^)(やっぱり、ツンの家に行ったんだお!)

たたたっ

(;^ω^)(今行くお、ツンッ!)


ゴゴゴゴゴゴゴッ……




───残り時間 86分───


(;^ω^)(くそっ……なんて人の数だおっ……!)

(;^ω^)(早くしないと……間に合わないんだおッ……!!)

ゴゴゴゴゴッ……

(;^ω^)(ツンに……)

(;^ω^)(僕の気持ちを───!!!)




───残り時間 80分───


(;^ω^)(やっとついたおッ!!)

(;^ω^)(鍵は……あいているおっ!)

(;^ω^)(おじゃましますお!)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


どたばたどたばた


(;^ω^)(ツン!ツン!ツンッ!!)



───残り時間 75分───


(*゚ー゚) 「     !」

(;^ω^)(ツ、ツンのお母さん!)


( ^ω^)『ツンさんは──!?』

(*゚ー゚) 「……」フルフル

(;^ω^)「え───……?」



───残り時間 74分───


(*゚ー゚) ノ□ すっ……

( ^ω^)(……手紙……?)



『お母さん、ごめんなさい
今日で世界が終わっちゃうっていうのに
私、お母さんに何にもしてあげられなかったね。

本当にごめんなさい。

私ね、今、すごく好きな人がいるんだ。
ずっとずっと、好きだった人なんだよ。

私って、人に自分の気持ちを言うのが苦手だから……。
ずっと、気持ち隠してたんだ。

だからね。
今からその人に、気持ちを伝えに行きます。

一緒にいられなくて、ごめんなさい。
これが、私の人生最後の、わがままです。


ありがとう、お母さん。

ツン』


(;^ω^)『ツンが……?』

(*゚ー゚) コクッ


( ^ω^)『……失礼しましたっ!』


がちゃんっ!


( ^ω^)(ツンッ──待っててくれお──!!)



───残り時間 65分───


(;^ω^)(僕の家……!?)

たったった


(;^ω^)(くそ……人がっ……!!)


たったった


⊂二二二( ^ω^)二⊃(ブーン!)


(;^ω^)(暑いお……空が真っ黒だお……!)



───残り時間 50分───


(;^ω^)(……いないッ!?)

(;^ω^)(僕の家は……違う!)

(;^ω^)(どこだ……どこだおツンッ!!)


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ッ ゴ ゴ ゴ 


(;^ω^)(……)


───残り時間 40分───


(;^ω^)(ツン──……)



(;^ω^)(……)



( ^ω^)(……)



( -ω-)(………」



ゴゴゴゴゴゴゴゴッゴッ



───残り時間 35分───


( -ω-)(ツンなら……きっと……)


( -ω-)(僕なら……きっと……)


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴ   ゴ



( -ω-)



( ^ω^)(……学校だおッ!!)


───残り時間 30分───


⊂二二二(;^ω^)二⊃(ブーン)




はしれ



⊂二二二(#^ω^)二⊃(ブーーーーン!!)



だれよりもはやく




───残り時間 20分───


( ^ω^)(この気持ちだけは)


( ^ω^)(絶対に伝えなくちゃいけなかったんだお!!)


( ^ω^)(世界の終わりなんて)


( ^ω^)(きっかけでしかないんだおッッ!!)


( ^ω^)(僕は……ツンが……!!)


( ^ω^)(ツンがッッ────!!)


( ^ω^)「      !!」
      (ついたッ!!)


ξ゚听)ξ「……!!」





( ^ω^)(いた……ツンッ!!!)





ξ;凵G)ξ「……」






───残り時間 1分───


だっだっだっ


ξ;凵G)ξ「               !!!!」


( ^ω^)「               !!!!」
       (うるせ―お!!最後くらい自分の意志で動くんだお!!)


だっだっだっだっだっだっ


ξ;凵G)ξ「           !!!」


( ^ω^)「               !!!!」
       (そんなのは関係ないお!僕は、ツンと一緒にいたかったんだお!)


ξ;凵G)ξ「               !!!!」


( ^ω^)「               !!!!」
       (理由なんて………決まってるお!!!)





ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


( ^ω^)ゴクリ



ξ;凵G)ξゴクン





―――残り時間 3秒―――


    ξ;凵G)ξ「ブーンが───!!!」




                             「ツンが────!!!」(^ω^ )

 


                    「「大好きッッッッ!!」」


     



            ───残り時間 0秒───



















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