( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです 第18章 定期テスト




――ちーんぽーんかーんとーん…

中間考査1週間前。VIP高校ではテストの1週間前から全ての部活動は
休みになる。そしてテストは10科目を5日間かけて消化する。もちろん
テスト中も部活動は休みである。テストの最終日が終了したら
その日の午後から部活動の練習を許されるので、テスト中は約2週間
練習ができないのだった。

――教室

('A`)「なぁ…ブーン…」
(;^ω^)「……どうしたお…」
('A`;)「お前…やばいぞ…」
(;^ω^)「高校のテストがこんなに長いなんて知らなかったお!
     範囲もめちゃくちゃ広くないかお!?数学なんて50ページ分くらい…」

ブーンは数学の教科書を開き、配布された範囲表を見ながら範囲を確認する。

('A`)「教科書…めちゃくちゃきれいだなwww」
(*^ω^)「今初めて開いたおwww」
('A`*)「ちょwww」

その頃のイヨウ…。


(=゚ω゚)ノ「ここはこの1次式をy=axの形に変形してから@の式のyに代入して、
     不等式を解けばいいヨウ。そうすると答えが変数になるからそれぞれ
     場合分けしてそれぞれの場合での範囲を出せばいいんだヨウ」
女子生徒1「ありがとう!わかったぁ!イヨウ君頭イイよねぇ〜」
(=゚ω゚)ノ「そんなことないヨウwww」
女子生徒2「イヨウ君ごめん、あたしもわからないとこが…」
(=゚ω゚)ノ「どれどれ?あぁ複雑な因数分解はめんどくさいよなヨウ。
     これはまずそれぞれの項の次数を見て…」
女子生徒3「ねーねーそういえば昨日さぁー…」

イヨウはモテた。
同じ頃モナーは…

(*´∀`)「今日もきれいに咲いてくれてありがとうモナ♪」

教室の花の手入れをしていたモナーにクラスメイトが声をかけた。

男子生徒「モナー君、ちょっといいかな?英語がわかんなくて…」
( ´∀`)「どれどれモナ?あ、これは不定詞モナよ。まわりの副詞節で
      紛らわしくなってるけどよく見るとここにto原形があるモナ?」
男子生徒「あ…本当だ」
( ´∀`)「訳に詰まったら、まず主語と動詞を探して、それからちょっとずつ
     キーワードを探しながら読んでいくといいモナ」
男子生徒「ありがとうモナー君!」

モナーも成績がいいため、クラスで頼られる存在だった。
さて、成績が中の下あたりのジョルジュは…


男子生徒1「ジョルジュ!いいもの持ってきてやったぞ!www」
(*゚∀゚)「これは……!!!」
男子生徒1「巨乳痴漢列車ものだwww」
男子生徒2「おいおい何持ってきたんだよwww」
男子生徒3「そういう楽しいことは僕達にも教えてくれなきゃwww」
( ゚∀゚)「みんな…いつもの…やろうか…」
男子生徒3「な…なんだって…正気かジョルジュ!?神はまだお眠りの最中では…?」
( ゚∀゚)「我らは神を冒涜せし者なり。神の都合に合わせてやる必要などない」
男子生徒2「ジョルジュ…痺れたぜ!わかった!やろう!一生ついてくぜ!」
( ゚∀゚)「じゃあ行くぜ、野郎共……
    おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!」
男子生徒1「おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!」
男子生徒2「おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!」
男子生徒3「神よ、我らの祈りに応えたまえ!おっぱい!おっぱい!おっぱい!
      おっぱい!おっぱい!」


ジョルジュのクラスでは「おっぱい教」が大流行していた。
もちろん先駆者はジョルジュだ。そしておっぱい教・微乳派のクラスの女子が
おっぱい教の巨乳派を黙認するはずがなく…

――ボフッ!

(;゚∀゚)「ぬああ?!誰だ黒板消し投げ付けた貧乳は!?
     ゲホ!ゲホ!ちょwww目が痛いwww」
男子生徒1「貴様ら!教祖様に向かってなんてことを…!!」

ジョルジュのクラスではおっぱい教・巨乳派(主に男子)と
微乳派(主に女子。この派閥に入った男子は全員からシカトされることになっているらしい)
の派閥間での対立が激しかった。

頭大丈夫かこいつら。

さらに同じ頃、ツンとしぃ。

(*゚ー゚)「だからねみんな、この時のグラフの傾きが…」
ξ゚ー゚)ξ「問題で与えられた式を上手く利用すれば比較的簡単に解ける問題よ。
      解説作ってみたから配るわね」

クラスメイト全員に補習を頼まれ、教壇に立っていた。この2人は問題なさそうだ。


そしてテスト当日がやってきた。

――カリカリ…

('A`)「(有理化して、代入して移項してくと…できた!おっ、なんだ、
    問題文難しい割に答えは案外きれいな数字になったな)」

(=゚ω゚)ノ「(付帯状況の訳し方は…っと…)」

( ´∀`)「(この場合は細胞質内の浸透圧が高くなりすぎてるから…
      あーあ、この細胞は水を吸いすぎて破裂しちゃうモナね。正解はB…と)」
( ゚∀゚)「(わからないとこには全部「おっぱい」って書いときゃ一個くらいは
     当たるだろ…あ、解答を暗号にしてやるのもなんか面白そうだ…)」
ξ--)ξ「(終わっちゃって暇だわ…まだ25分もあるじゃない。少し寝よっと…)」
ξ////)ξ「べ…別に寝顔サービスしてあげようかなとか
      そういうわけじゃないんだからね!!」
先生「ツンさん、どうしたんですか?」
ξ゚听)ξ「あ、すみません…寝言です」
(*゚ー゚)「(ツンちゃん、その言い訳はありえないからwww
     でもあたしももう終わっちゃって暇だなぁ…。もう一回見直そうっと)」
(*^ω^)「(あ!この問題、昨日やった『ゼミ』に似たような問題があったお!
     これも…こっちの問題も!え!?一番配点の高い問題もだお!?
     信じられないお!家で20分復習しといてよかったお!
     ありがとうだお!『ゼミ』!!)」


( -ω-)「ぶぶぶぶぶん…ぶぶぶぶぶん…」
('A`)「(後ろからいびき…?ちょwwwブーンのやつ寝やがったwww
    大丈夫かwww)」

ブーンは進研ゼミの予想問題がどんぴしゃで的中し、さらさらと
高得点の答案を作成する夢を見ていた。
勉強も恋もスポーツも上手くいっちゃう進研ゼミ。
おかしいよね、ブーンは別にゼミ申し込んでるわけでもないのに。

さて、そんなこんなでとうとう最終日。

――ちーんぽーんかーんとーん…

「やめ!鉛筆を置いて、後ろの人は自分のを一番下にしながら持ってきなさい!」

(*^ω^)「もうどうにでもなれだおwww」
('A`;)「知らねーぞ、ショボン先生に何されても…」
(;゚ω゚)「アッー!」
(=゚ω゚)ノ「(ふーっ…まぁいい感じだったと思うヨウ)」
女子生徒1「イヨウ君お疲れー♪♪ねぇねぇ、テスト終わったし
      みんなでカラオケ行かない?」
(=゚ω゚)ノ「あ、悪いヨウ、部活あるからヨウ」
女子生徒2「ぷーっ、何回も誘ってるんだから1回くらい…」
(=゚ω゚)ノ「部活がオフの日ならぜひ行きたいヨウ。それじゃ、また明日なヨウ」
女子生徒3「ばいばーい!」
女子生徒1「くーっ!かっこいーよイヨウ君ーwww」
女子生徒2「らめぇ、イヨウ君いっちゃうよぉー!www」
女子生徒3「ひー!っあひぃーんっwww」

(*´∀`)「今日も頑張ってくるモナよ」


モナーは教室の花に水をやった後、花を軽く撫でながらつぶやき、
クラスメイトと別れの挨拶を交わし、教室を出た。

( ゚∀゚)「じゃあなー!」
男子生徒1「おう、じゃあなー」
男子生徒2「今日も頑張ってきてください、教祖様!」
男子生徒3「お前達!教祖様の船出だ!俺たちのやることは一つしかない!わかるな!?」

男子生徒1・2・3「おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!
         おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!」

またもやジョルジュへ黒板消しが投げられたが、弟子達が
身を賭してジョルジュを守った。

――ボフッ!

男子生徒1「ぐわぁぁぁぁぁ!」
男子生徒2「うぁぁぁぁ!きょ…教祖様、はやく!俺たちのことは
      置いてはやく行ってください!」
男子生徒3「何を迷ってる!?あんたは…あんたは人類の希望の光なんd…
     がぁぁぁぁ!行け!行ってくれ!何を捨てても歩き続けろって
     言ったのはあんただろ!?…ぎゃああぁぁぁぁ!!!!」
( ゚∀゚)「……すまん!」

ジョルジュは教室を出た。

(;゚∀゚)「つか黒板消しであのリアクションはないわ」

どうやら教室を出るとノーマルな状態に戻るようだ。


――部室

(=゚ω゚)ノ「ブーンはテストできたのかヨウ?」
( ^ω^)「進研ゼミの夢を見たお!」
( ´∀`)「?????」
( ゚∀゚)「(ダメだったんだな)」

わいわいわいわい…

――ゴンゴン…

(*゚ー゚)「はいるよー」

( ^ω^)「おいすー」
(*゚ー゚)「ショボン先生からの伝言だよ。
    『やあ、テストお疲れさま。みんなちゃんとできたかな?
     この前言ったように特に成績の悪かった人には…フフっ…
     とりあえず今日は体ならしから入るから、フットワークしてから
     シャトル50本、ダッシュ50本。今日はラクチンだね』
     だってさ」
一同「把握!」
(;^ω^)「ひー!この1週間オナヌーしかしてないから体力ガタ落ちだお…」
('A`;)「(勉強しろよ…)」


(=゚ω゚)ノ「おいおい、じゃあ2週間近く体動かしてないのかヨウ?」
(*^ω^)「だお!だって休みだったしだお」
(=゚ω゚)ノ「おいおい、せめてランニングくらいはしとないと…急にハードな
     練習すると大きなケガにもつながるから気を付けなきゃいけねーヨウ?」
( ^ω^)「自主練かお?」
( ´∀`)「みんな毎日VIP公園にいたモナ」
( ^ω^)「ご…ごめんだお…(自主練もするのかお…)」
('A`)「気にするなよ、ほら、練習始めるぞ」

――体育館

('A`)「VIP高ぉぉ〜〜〜〜〜ファイッ!!」
一同「おおぉぉぉぉぉ!!」

――ダン!ダン!ダンっ!

('A`)「フットワーク!」
一同「把握!」



シャトル50本、ダッシュ50本を終え、水分補給をしているとショボンがやってきた。


('A`)「集合!」

――ダダダダ…キュキュっ

('A`)「お願いします!」
一同「お願いします!」
(´・ω・`)「うん、来るのが遅くなってしまってすまない。テストお疲れさま。
       テスト結果は3日くらいで出るからね、ちゃんと僕に提出するように」
(;^ω^)「…………」
(*´・ω・)「(うふふふふ…)」
( ゚ω゚)「(…今絶対こっち見たお)」
(´・ω・`)「それじゃあ約束どおり、1週間後の練習試合の相手の発表だ」
(=゚ω゚)ノ「wktkだヨウ」
(´・ω・`)「実は君たちを勉強に対して真剣にさせるために嘘ついちゃった♪♪」
一同「ちょwwwねーよwww」
(´・ω・`)「うん、冗談なんだすまない。このテキーラは(ry」

(´・ω・`)「相手は中学生のクラブチーム。『ニュー速ビッパーズ』だ」

(;^ω^)「……厨房が相手ですかお?」

第18章 完


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