( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです 第20章 日曜日
目覚まし時計「じりりりりりんぐ…じりりりりりリんぐ…」
――ばちんっ!
(*^ω^)「んおーーーーーっ…今日もいい天気で嬉しいおw準備して朝飯食うおww」
( ^ω^)「がつがつはむはむもひゃもひゃ……」
母「………………」
ブーンの家はまだ気まずさが残っていた(14章参照)。
(;^ω^)「(いい加減何とかして欲しいお…思春期なんだからオナヌーくらい…)」
( ^ω^)「いってきますだお!」
('A`)「カーチャン、ごちそうさま。行ってくるよ」
J('ー`)し「頑張ってね、ドクちゃん。カーチャンもパート頑張ってくるからね」
執事「行ってらっしゃいませ。お怪我にはくれぐれもお気をつけください。陰ながら
応援させていただきます」
(=゚ω゚)ノ「おう、サンキュウだヨウ!」
▼・ェ・▼「わふわふ♪」
(=゚ω゚)ノ「行ってくるヨウ、マイルドスター1号!帰ってきたらまた散歩に
連れてってやるヨウ!」
▼・ェ・▼「わふーん♪」
( ´∀`)「それじゃあお母さん、行ってきますモナ」
J( ´∀`)し「行ってらっしゃい、頑張ってね」
( ゚∀゚)「ふぅ…ルールの確認もバッチリ…そろそろ行くか…」
ξ゚听)ξ「さて…結成1ヶ月でどこまでやれるか…最大限のサポートを心がけなきゃ…」
(*゚ー゚)「お父さん、ビデオセット借りてくね」
(´・ω・`)「(荒巻先生…見ていてください…僕達の第1歩を…)」
――VIP北中学校
('A`)「懐かしいなぁ…ほんの2ヶ月前まで自分がここにいたなんてな…学校が小さくなった気がするよ」
( ^ω^)「でもすごくキレイな学校だお!」
(=゚ω゚)ノ「ここがVIP北中…」
( ´∀`)「試合に出るのなんて初めてだから緊張してきたモナ…」
( ゚∀゚)「練習どおりやればおkだぞ、モナー。気負うことなんて何もない」
ξ゚听)ξ「そうよ、気持ちで負けてたらスタートラインにすら立てないんだからね!
私はスコアつけたりくらいしかできないけど応援してるから」
ξ///)ξ「べ…別に深い意味はないんだから!!!!!」
(*゚ー゚)「今日家からビデオ録る用意持ってきたの。しっかり録っておくから
頑張ってね!」
(´・ω・`)「全員揃ったようだね。それじゃあ行こうか。戦場へ」
一同「はい!!」
――VIP北中学体育館
――ガラガラ…
VIP高「ちわぁぁーーーーっす!!!!」
中学生達が一斉に走り寄ってきてVIP高メンバーの前に横一列に整列する。
多い…40人近くいるだろうか。
ビッパーズ「こんちわーーー!よろしくお願いします!!」
(-__-)「ドクオ先輩!こんにちは」
('A`)「おぉ、ヒッキーじゃねぇか!久し振り!元気でやってるか?」
(-__-)「はい、なんとか。でもドクオ先輩、何で僕なんかをキャプテンに指名してくれたんですか?
毎日大変で大変で…ドクオ先輩はこれを明るく笑顔でやってたんだと思うとやっぱり
ドクオ先輩はすごいなぁ…って思います」
('A`*)「おいおいよせよw今日はお前も出るんだろ?」
(-__-)「はい、スタートから出ます」
('A`)「ヒッキーと対戦相手としてバスケするなんてな…楽しみだよ」
(-__-)「僕も楽しみです。練習試合だけど全力で行かせてもらいます」
('A`)「おう、どんと来い」
(-__-)「それじゃあこの辺で失礼します。更衣室はあっちです」
('A`)「おう、サンキュー。じゃあまた後でな」
(-__-)「はい!」
(´・ω・`)「どうも、お久し振りです」
監督「やぁショボン君。少しやせたみたいだね…元気でやってるかい?」
(´・ω・`)「ええ、お陰様で。今日はどうか、よろしくお願いします」
監督「よろしく頼むよ。君のことだ、新任1ヶ月でも、もうなかなかのチームを作って
しまったんじゃないかい?」
(´・ω・`)「いえ、まだ基礎練習ばかり叩き込む毎日ですよ」
監督「そうかそうか。今時の子は基礎練を嫌がる子が多いんだがねぇ。それはいい事だ。
心なしか、彼らの瞳が輝いているように見えるよ」
用務員『君も…君の部員達も…みんな荒巻と同じ目をしている…。
バスケットへ情熱を全て注ぎ込んでいる。そんなふうに見えるんだ』
ショボンの脳裏に、いつか深夜の職員室で用務員が言った言葉が蘇った。
(´・ω・`)「えぇ、自慢のチーム…いえ、仲間ですよ」
監督「はっはっは、いい眼をするようになった。それでこそこちらにもやりがいがある」
(´・ω・`)「それではまた後ほど…」
監督「ああ、お互いベストを尽くそう」
着替えを終え、ストレッチを終えたブーン達はコートに出てきた。
ハーフラインの向こうのコートではベンチに入るのであろうビッパーズのメンバー達が
アップを開始していた。ブーン達は、自分達の側のコートのベースラインに一列に並ぶ。
('A`)「VIP高ぉーーーーーーーーーーファイッ!!」
一同「オオオオオォォォォォォ!!!」
――ダンッ!ダンッ!ダンッ!
('A`)「行くぞぉぉ!」
一同「っしゃぁぁぁあ!」
ビッパーズのメンバーの数人がブーン達の気合十分の声に驚き、こちらを向いた。
('A`)「よし、アップするぞ!ランニングシュート!」
一同「把握!」
( ^ω^)「おっ」
――ザシュッ
('A`)「うりゃ」
――ザシュッ
(=゚ω゚)ノ「いよっ」
――ザシュッ
( ´∀`)「モナ」
――ザシュッ
( ゚∀゚)「(ボールを肩の上に構えてそのまま腕をリングにまっすぐ伸ばす…)」
――ザシュッ
ドクオはオフィシャルの机に配置されたデジタルタイマーを見る。試合開始まであと6分だ。
('A`)「よし、フリーにしよう!」
ブーン達はシューティングを始める。
――ザシュッ…パシュンッ!…バスッ…シュパッ!…ゴンっ…パスッ!ゴンっ…
ブーン達のシュートは、朝練や自主練習などの積み重ねにより、ノーマークの状態での精度は
入学当初とは比べ物にならない程向上していた。そしてデジタルタイマーが残り3分を指した。
('A`)「集合!」
(-__-)「集合!」
双方のチームがそれぞれの監督の下に駆け寄っていく。
(´・ω・`)「さぁ、非公式とは言えこれが僕らのデビュー戦だ。
華やかに勝利をもぎ取ってこようじゃないか」
( ^ω^)「当然だお!!!!もぎもぎフルーツだおwww」
('A`)「勝つためにやってきたんだからな!」
(=゚ω゚)ノ「気合入れてくヨウ!」
( ´∀`)「頑張るモナ!」
( ゚∀゚)「暴れてやる!!!!w」
ξ゚听)ξ「頑張ってね!」
(*゚ー゚)「頑張って!私は2階のギャラリー席でビデオ録ってるから…
ビデオにいっぱいいいプレー残そう!」
(´・ω・`)「それじゃあ体育用のビブスを持ってきたからこれを使ってくれ。
番号が並びで揃ってるのが赤しかなかったけどね。
昔のユニフォームは虫に食われちゃって使い物にならなかったんだ。
この試合に勝ったら新しいのを作っちゃおう♪」
VIP高校
監督 ショボン
Cドクオ 167cm55kg PG
D内藤ホライゾン 173cm57kg SF
Eイヨウ 165cm55kg SG
Fモナー 189cm93kg C
Gジョルジュ長岡 177cm80kg PF
ニュー速ビッパーズ
Cヒッキー 169cm54kg PG
Dトラオ 181cm56kg C
F名無し PF
J名無し SG
L名無し SF
主審はビッパーズの監督が務めてくれるようだった。
副審にはビッパーズのメンバーがついてくれた。
審判「両チームのスターティングメンバーはコート中央へ!
なお、試合中のコールはVIP高校を赤、ビッパーズを白とします。」
「「「お願いします!!!!!」」」
試合が、始まる。鼓動が、高まっていく。
第20章 完
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