( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです  第二部

第4章 heat up





県大会ベスト4、決勝リーグ進出をかけたVIP高校対ニー速工業。
八頭身に加え、曲者ガードあぷーとの厄介の連携に対し序盤からディフェンスを変更し

下段は左からブーン、モナー、ジョルジュ…である。
第1クォーター残り8分、4-4。

(*ノωノ)「あぷっ!あぷーっ!!」

――ビッ…ばしっ

トップのあぷーから、左ハイポストの八頭身へ絶妙のタイミングでパスが入る。

('A`)「潰すぞ!!!」
( ^ω^( ´∀`)「把握!!」

――キュキュキュ!!!!

「3人がかり!!!」
「完全に4番を潰す気だ!!」







VIP高は上段の左側のドクオと下段の左側のブーン、そして下段中央のモナーの3人で
八頭身にプレッシャーをかける。残った2人は八頭身から出されるパスに備える。

( ・∀・)「(反応は悪くない…か)」

(;´Д`)「(むぅっ!?)」

――キュキュキュ!!!キュキュッ!!キュキュキュ!!!

(#´Д`)「(くっそ…どきやがr…)」

――ピィッ!!

審判「3秒オーバータイム!!白ボール!!」
('A`( ^ω^( ´∀`)「っしゃぁ!!!(だお)」
(#´Д`)「チッ…クソがっ…」
(*ノωノ)「あぷー…あぷっ!!」
( ´Д`)「おおよ、ディフェンスからだな」
(*´Д`)「(和むよハァハァ)」

――ダムッ…

('A`)「………」

――キュキュ…




ニー速F「あぷー、そいつのドライブには気を付けろ!!速いぞ!!」
(*ノωノ)「あぷっ!!」
('A`)「(隙ありっ!!!)」

――ダムッ!!!

Σ(*ノωノ)「あぷっ!?」

――キュキュキュ!!!

('A`;)「……!!(食らいついてきた…!!だったら!!)」

――ズダッ

ドクオは急ストップからスリーポイントライン上でジャンプする。

(*ノωノ)「あぷっ…!!」
('A`)「(こっちにまで食らいついてきた!?…それなら!!)」

――ビッ…ばしっ
ドクオは空中でシュートの構えからボールをずらし、右ハイポストのモナーへパスを出す。

( ´∀`)「(本当に器用な人モナ…!!w)」




モナーにボールが入った瞬間にジョルジュはゴール下に入り込む。ジョルジュの突然の
動きに八頭身は反応が遅れる。

( ´∀`)「長岡君!!」

――ビッ…ばしっ
モナーはパスを受けるか否かの瞬間で体を反転させゴール下のジョルジュへ素早くパスを出す。
ドクオがパスを出してから1秒も経たないほどの早業であった。

( ・∀・)「ハイロー!!!」

( ´Д`)「(…こざかしいっ…!!)」
( ゚∀゚)「っしゃあ!!」

――キュッ
ゴール下のジョルジュはターンシュートを繰り出そうとゴールへ体を向ける。

( ゚∀゚)「ほいっ」
(#´Д`)「簡単に打たすか、なめるんじゃ…」

――ズダッ

(;´Д`)「…………」

ジョルジュのポンプフェイクに見事に引っかかった八頭身。ジョルジュは八頭身が落下し始めた
瞬間を狙ってシュートに跳ぶ。




( ゚∀゚)「(3点プレー決めてやr…)」

――バゴッ

(;゚∀゚)「!?!?!?!?!?」

八頭身は落下しながら空中で体をひねりながらジョルジュとの接触を避け、
持ち前の長い腕を鞭のようにしならせてジョルジュのシュートを斜め下からはたき飛ばす。
ボールは二ー速側のフロントコートへ勢いよく飛んでいく。

( ><)「ちょwwwwwwスゴスwwwwwww」
( ・∀・)「キャラが変わるほど驚異的なプレーだったんだね」

「な…なんだ今のブロック…!?」
「あのタイミングでシュートにジャストミート…!?」

(*ノωノ)「あぷっ♪」

――ばしっ
あぷーは既にフロントコートにおり、八頭身のはたいた(?)ルーズボールをキャッチし、速攻に
走る。

――ダムッ!

('A`;)「やばいっ…!!!」




( ^ω^)「いかせんお!!!」

⊂二二二二( ^ω^)二二⊃  ブーーーーーン♪

――キュキュキュッ

Σ(*ノωノ)「あぷっ!?」
( ^ω^)「どうだお!!」

ブーンであぷーの速攻を止めたブーン。しかしあぷーは強引にドリブルから
レイアップに持ち込もうとする。

( ^ω^)「(それは強引過ぎるお!!これなら僕でもブロックできるお!!!)」

――ズダッ…
あぷーとブーンはほぼ同時に跳ぶ。ブーンの両手があぷーのはるか上で、あぷーの
レイアップシュートの軌道を完全に塞ぐ。

( ^ω^)「(このまま打ってブロックされるか打ち切れずに着地してトラベリングか…
     どっちにしろターンオーバーだお!!)」
('A`;)「まずい、ダッシュだ、戻れぇっ!!!」
(*ノωノ)「あぷー♪」

――ビッ…
あぷーは左手に持っていたボールを下げ、そのまま左手で後ろへパスを出す。

(;^ω^)「(ノールック…?けど誰も走ってきちゃいな…アッー!)」




――ばしっ

( ´Д`)「っしゃぁ!!!!」

――ズダッ

(#´Д`)「うおりゃああぁぁぁぁぁっ!!!!」

――ガコンッ!!!!

( ゚ω゚)「お…おっぺけぺー…だお…」
('A`;)「(前よりもガンガン走ってきやがる…厄介だな…)」


その後もVIP高は速攻を中心に、ニー速工業はあぷーから展開、八頭身でフィニッシュ。
序盤と同様な展開が続き、一進一退の攻防を見せる。VIP高は第1クォーターこそ5点ビハインドで
終わったが、第2クォーターに入り、オールコートを走り回っていた八頭身の疲労が
徐々に目立ち始める。八頭身のガス欠を懸念したあぷーは他ポジションからの加点を
試みるがVIP高の2-3ゾーンのカバーが上手く機能し、ターンオーバーを連発。
八頭身のディフェンスに阻まれ、VIP高もターンオーバーを何度も犯す。
序盤の高確率なシュートによる一進一退の展開からはうって変わり、両チームの
シュート率が30%後半に留まり、お互いになかなか突き放せないじれったい攻防が続く。
そして…

――ビーーーーッ!!!!

審判「第2クォーター終了!!ハーフタイムに入ります!!」

( ・∀・)「(ここまではほぼ互角、か…。おそらくニー速の4番次第で試合は変わるね)」




(´・ω・`)「よしよし、いい感じだよ。前回はここから一気にやられた。今回も同じことを
      繰り返す訳にはいかないよね?」
一同「もちのろんでございますよ!!!」
(´・ω・`)「面白くない」
一同「サーセンwwww」
(´・ω・`)「………」
一同「………」
(´・ω・`)「さ、第3クォーターからも頑張ろう」
一同「(華麗にヌルーwww)」

VIP高は第2クォーターを終えて36-35の1点ビハインド。
前回からの進歩が問われるのはここからであろう。

('A`)「今回は前みたいなことはないだろうな!?みんな、脚はどうだ!?」
( ^ω^)「ピンピンしてるおwwww」
(=゚ω゚)ノ「全く違和感なし、だヨウ」
( ´∀`)「まだまだいけるモナ」
( ゚∀゚)「無問題」
('A`)「っし、前回はそう思ってたら終盤でへばっちまった。だから今回はそれを絶対に防ぎたい。
   まだ飛ばしすぎちゃダメだぞ。勝負所でスパートをかけて一気に試合をもらう」
( ^ω^)「把握だお!!」
(=゚ω゚)ノ「ペース配分、だなヨウ。前回の教訓だヨウ」
( ´∀`)「気合入れて行こうモナ。前回みたいな思いはこりごりだモナ」
( ゚∀゚)「ぜってぇあいつの上からダンク…」
一同「もうえぇわ!!!」
( ゚∀゚)「はい」

第4章 完 



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