( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです  第二部

第6章 因縁の対決@





決勝リーグ。県大会で4つのブロックの各優勝校が全国大会の出場を争う総当たり戦で
ある。一戦の結果が非常に重いため、会場はただならぬふいんき(ryで満ち溢れていた。
初日である今日は、第1試合にVIP高対阿凡高校、第2試合でラウンジ学園対今北の
試合が組まれている。そして2日目は第1試合に阿凡高校対今北、第2試合にラウンジ学園対
VIP高校、最終日の第1試合にラウンジ学園対阿凡高校が、第2試合にVIP高対今北の試合が
組まれている。

――ざわざわざわざわ…

( ><)「すごい人なんです!いっぱいなんです!」
( ・∀・)「決勝リーグでこの観客の入りは…珍しいね。他チームの選手だけでなく一般の
    人も多い…」
( ><)「全国大会並なんです!」
( ・∀・)「やっぱりダークホースVIP高の噂が広まってるのかな…?」
( ><)「初日の第1試合からVIP高なんです!相手は阿凡高校なんです!」
( ・∀・)「ふむ。だいたい予想はつくが…結果よりも内容だ。しっかり観ておくんだよ」
( <●><●>) 「わかってます」





(´・ω・`)「さぁ、いよいよやってきたよ。全国へ歩み寄るための新しい一歩だ。
      以前阿凡高校に勝ったことは忘れよう。未知の相手と戦うつもりでいくんだ」
一同「はいっ!」
一年A「(最初はいきなり全国とか言いだしてわけわかんなかったけど…)」
一年B「(もう全国まであと一歩のとこまで来ちまってるよ…すげぇ…)」
('A`)「っし、初戦は大事だぞ。締まって行こうぜ!VIP高ぉーーーーっ!ファイッ!」
一同「おぉぉぉぉぉぉっ!」

――ダンッダンッダンッ!

審判「VIP高校対阿凡高校の試合を開始します!両校のスターティングメンバーは
   コート中央へ!」
阿凡C「(大丈夫だ…ベスト4まで上ってきたんだ、大丈夫。実力は互角!ここからは
    気持ちの勝負だ!)」
審判「試合中のコールはVIP高校を緑、阿凡高校を白とします!互いに礼!」
      
        「「お願いします!」」




(試合内容はあぼーんされました)

( ^ω^)「作者の都合だお!」
(*゚ー゚)「噛ませ犬ってやつだね」
(;^ω^)「(しぃ、なんだか久しぶりだお…皆を均等に登場させられないのは作者の
     技量の問題だお…全人類を代表してお詫びするお)」

――ビーーーーーッ!

審判「試合終了!スコア通り、96-59で緑!」
阿凡C「あぁ…唯一勝ち星を上げられそうな相手に…」
阿凡D「まだだ。まだ終わらんよ」

('A`)「よっし!!まずは一勝!!」
( ^ω^)「この勢いで次ももらうお!!待ってろだおラウンジ学園ww」
(=゚ω゚)ノ「前回みたいな醜態はさらさないヨウ。次の試合でじっくり分析してやろうヨウ」
( ´∀`)「対戦カードが冬と同じモナね」
( ゚∀゚)「待ってやがれよラウンジ学園…」
ξ゚听)ξ「ラウンジばかりに意識が行ってちゃダメよ。今北とも闘うんだからね」
(*゚ー゚)「ビデオの用意はばっちりだよ」
 ・
 ・
 ・
――ざわざわざわざわ…




( ・∀・)「お、そろそろか。ラウンジ対今北」
( ><)「楽しみなんです!!」

―今北産業大大学付属今北高校ベンチ―

(■_■)「どうだ?調子の方は」
( ,,゚Д゚)「バッチリですゴルァ。今回こそは…」
<ヽ`∀´>「負けないニダ」

―ラウンジ学園ベンチ―

ミ,,゚Д゚彡「よし、行こう。全勝で県1位通過だ」
(´_ゝ`)「フサギコ先輩、冬の二の舞を踏まぬよう気をつけましょう」
(´<_`)「どちらにしろラフプレーにしか頼れぬ輩に未来はないさ」

――ビーーーーーーーーーッ!

審判「これよりラウンジ学園対今北産業大学付ぞkぃchっ!!!高校の試合を行います!!
  両校のスターティングメンバーはコート中央へ!!」
審判「(どうしよう!!噛んじゃったよ!!wwww)」
( ,,゚Д゚)「(審判が噛んだwwww)」
<ヽ`∀´>「(ホルホルホルホルwwwwww)」
ミ,,゚Д゚彡「(試合前だ。冷静に……あ、やっぱ無理ww噛むなよ審判www)」
(´_ゝ`)「噛んだな、弟者」
(´<_`)「そのようだな、兄者。しかしこういうのは黙っておいてやるのがスジってものだ」
(´_ゝ`)「把握した」




審判「し…試合中のコールはラウンジ学園を白、今北を水色とします!!互いに礼!!」

           「「っしゃす!!」」

――キュキュ…

ラウンジ学園

Cフサギコ 182cm71kg PG
E名無し       SG
F名無し       PF
H兄者 193cm84kg C
I弟者 183cm73kg SF

今北産業大学付属今北高校

C名無し      SG
D名無し      SF
E名無し      PF
Fギコ  175cm63kg PG
Lニダー 187cm78kg C




( ・∀・)「ふむ。…平均身長ではラウンジ学園が上…。インサイドの強さに
    スピードも兼ね備えたラウンジ学園に今北はどう対抗するのかな…?」
( ><)「始まったんです!!ラウンジボールなんです!!」

――ダム…ダムッ…

ミ,,゚Д゚彡「……」

――キュキュッ…

( ,,゚Д゚)「………」
ミ,,゚Д゚彡「(前とは違うな…全国レベルを経験して成長したか…)」

――ダムッ!!!

( ,,゚Д゚)「(来たなゴルァ!!)」

――キュキュキュ!!

フサギコのドライブを止めるギコ。しかしそのときギコは異変に気付く。




( ,,゚Д゚)「(ボールがねぇぞゴルァ!?)」

――ばしっ

(´<_`)「ナイスパス!!」
( ,,゚Д゚)「(10番!?いつの間にパスを出したんだゴルァ!?)」
<ヽ`∀´>「(流石兄弟の連携に4番も加わってくるはずだニダ…ウリがインサイドに
      いる限りそう簡単には…)」

――ダムッ…シュッ

今北D「うあっ!?(1on1だと!?)」

――パシュッ
――ウオォォォォォォォォ!!!いいぞいいぞ弟者!!いいぞいいぞ弟者!!ウオォォォォォォォ!!!

(´<_`)9m「個人技にも細心の注意を払いたまえよ」
(#,,゚Д゚)「言ってくれっじゃねえかゴルァ…」
ミ,,゚Д゚彡「GJだ弟者!!ディフェンス!」

――キュキュキュ!!!

( ,,゚Д゚)「(ディフェンスはいつも通りの3-2ゾーンかゴルァ…いや、1-2-2に近いなゴルァ)」





――ダム…ダムダムッ…

ミ,,゚Д゚彡「(随分落ち着いてるな…こいつの突破力は要警戒だ)」

――ビッ…ばしっ

今北C「っし!!ナイスパス!!」

――シュッ

(´<_`)「むっ!!(ワンパスでミドルレンジに合わせてきた…)」

――パシュン
――ウオォォォォォォォ!!!いいーぞっ!!いいーぞっ!!キャ・プ・テーーーン!!!

( ,,゚Д゚)「今までの俺とは違うぞゴルァ」
ミ,,゚Д゚彡「(そのようだな…これまでのような気兼ねが感じられない…)」

――ダムッ…

ミ,,゚Д゚彡「オーケイ、一本しっかりとって行こう!!」

――キュキュッ…

( ,,゚Д゚)「………」
ミ,,゚Д゚彡「フッ…ラフプレーは卒業したのかい?」
( ,,゚Д゚)「挑発しても無駄だぞゴルァ」
ミ,,゚Д゚彡「……そのようだね。真っ向勝負と行こうか」




――ダムッ!!

( ,,゚Д゚)「(はえぇ!!!)まずい、カバーだゴルァ!!!」

ギコをワンドリブルで抜き去ったフサギコはニダーの待ち構えるゴール下へと突っ込んでいく。

<ヽ`∀´>「ウリのいるゴール下で1on1なんて無謀ニダよwww」

――ギュッ!!

<ヽ`∀´>「!?(ロール!?けど反応できないスピードじゃないニダ!!)」

――ズダッ

<ヽ`∀´>「(もうシュートニダか?まだウリのマークが外れてないニダ!!撃ち落してやるニダ!!)」

ニダーは後ろからフサギコのレイアップシュートの軌道を塞ぐ。しかしフサギコは
ニダーの動きを完全に読みきっており、シュートに行きかけていたボールを一旦下げ、
ニダーのブロックからタイミングを外す。

<ヽ`∀´>「(ダブルクラッチ…やられたニダ)」




――ザシュッ

ミ,,゚Д゚彡「そちらの弱点のインサイドはガンガン突かせてもらうよ」
<#ヽ`∀´>「……………!!!」
( ,,゚Д゚)「ニダー、挑発に乗ってんじゃねぇぞゴルァ!!」
<ヽ`∀´>「ニ…ニダ」
( ,,゚Д゚)「取り返すぞゴルァ!!」

(■_■)「(フフフ…いい感じだ。ギコは少し興奮しすぎたくらいの時にこそ実力を
    発揮できる。いい感じだ…)」


('A`)「ラウンジの4番のプレーには鬼気迫るものがあるな」
( ^ω^)「パワーだけじゃなくスピードも結構あるお…それに高さもあるお…」
(=゚ω゚)ノ「厄介なプレーヤーだヨウ…」

――キュキュッ…バシュッ!!
――ウォォォォォォォォ!!!いいぞいいぞギコちゃんもう一本!!




――ビッ…ばしっ

(´_ゝ`)「行け、弟者!!」

――ビッ…ばしっ

(´<_`)「よしっ!!」
今北D「(打たせるか……え、フェイク!?)」
(´<_`)「フサギコ先輩!!」

――ビッ…ばしっ

ミ,,゚Д゚彡「おう!!」
( ,,゚Д゚)「(簡単にや攻めさせねぇぞゴルァ…!?)」
ミ,,゚Д゚彡「兄者!!」

――ビッ…ばしっ

(´_ゝ`)「ナイスパスです!!」

――ザシュッ

――ウォォォォォォ!!!いいーーぞっ!!いいーぞっ!!ア・ニ・ジャー!!!




( ´∀`)「流石兄弟のプレーのコンビプレーにフサギコが…」
( ゚∀゚)「コンビプレーならぬトリオプレー…ってとこか?今北も完全に
    やられてるとこから見ても相当なもんなんだろうな」
 
その後も今北はギコのキレのあるドライブを起点としたオフェンスで、
ラウンジはフサギコ、流石兄弟を中心としたオフェンスでそれぞれのオフェンスパターンを
展開する。
 ・
 ・
 ・
――ビーーーーーーーーーーッ!!!

審判「第1クォーター終了!!インターバルに入ります!!」

ミ,,゚Д゚彡「(ふむ…格段にレベルアップしてきているな…)」
(´_ゝ`)「少しでも気を抜いたらやられますね」
(´<_`)「県内では久しぶりにやり応えのある試合じゃないですか」

第1クォーター終了。23-21でラウンジ学園2点リード。

第6章 完



前のページへ] 戻る [次のページへ