( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです  第二部

第16章 another battle!





('A`)「池上…?」
( ^ω^)「池上って…あの池上かお…?」
( ´∀`)「たまたまってこともありえるモナよ」
( ゚∀゚)「むしろそっちのが確率高いよな」
(;^ω^)「けど池上の酉がIKEGAMI.Dfだお…」
(=゚ω゚)ノ「うーん…」

特に意味もなくF5キーを押すイヨウ。するとそこには想像を絶するものが。

「池上氏ね」
「池上死ね。氏ねじゃなくて死ね」
「NG汁」
「池上帰れ」
「このスレ終わったな」
「池上が来たからなwww」
「やべぇwww池上が感染るwww」
「池上どっか行けよwww」






ブーン達の目に映るのは住人から池上への一斉攻撃。1分と経たぬ時間で


(=゚ω゚)ノ「ど…どうなってんだヨウ…?」
( ^ω^)「住人に聞いてみるおwww」

ブーンは「池上って何?」と書き込む。するとまたもや短時間で大量のレスがついた。

「100万年ROMれ」
「史上最悪のコテ」
「新参のくせにでしゃばってうざいコテ」
「特に意味はないけどどうしようもなくうざいコテ」
「NGしておくべきコテ」
「スクリプトよりもうざいコテ」
「ディフェンスしか出来なさそうなコテ」

('A`*)「あちゃー…」

それらの全てが池上というコテに対しての罵声だった。池上と名乗るコテはそれらを
全く気にしないかのようにAAを貼り続けている。




( ^ω^)「もう安価メールスレどころじゃないおwww」
( ´∀`)「gdgdモナねwww」
( ゚∀゚)「まだメール返してないだろ?最後にフォローのメール内容安価して終わるか?
     そろそろ眠くなってきたし、明日は朝練あるし」
(=゚ω゚)ノ「そうするヨウ。えーと、
     ラスト安価。全員にフォローの送って終わろうと思う。>>800
     …と。そろそろ寝る準備するヨウ」

数分後。

「ごめん、友達に送るつもりだったのを間違えて送っちゃった(一括送信)」

('A`)「最後の最後までID:+Auasg/s0にとられたwww」
( ^ω^)「超絶スナイパーwww」
(=゚ω゚)ノ「はぁー…んじゃこれ送るヨウ。明日から気まずくなりそうだヨウ…送信!」



( ´∀`)「もう返事来たモナwww」
( ゚∀゚)「はやすぎだってのwwwどれどれ…ん?3人全員から返信きてるな?」

嫌な予感がするのは気のせいだろうか…




「「「うちらさっきからずっと3人一緒にいるんだけどどういうつもりなの?」」」

( ^ω^('A`( ´∀`( ゚∀゚)「 イ ヨ ウ 終 わ っ た な 」
(=゚ω゚)ノ「……明日からしばらく保健室登校にするヨウ。部活には出るから安心して
     欲しいヨウ」
('A`)「ドンマイwww」
( ^ω^)「>>1乙だおwww」
( ´∀`)「スレも雑談&埋め体勢に入ってるモナ」
( ゚∀゚)「>>1000まで行くのを見届けてから寝ようぜ」
('A`)「だな」

そして…レス数が990台になると「>>1000なら社会復帰」などのレスが付き始める。
名誉の>>1000を勝ち取ったのは…

「堂々と>>1000ゲット。終始このスレを支配したぜ。やっぱり流石だよな俺ら(´<_`)(´_ゝ`)」




('A`)「ちょwww最後までID:+Auasg/s0に踏まれてるwww」
(=゚ω゚)ノ「2ゲットから始まり安価を全て踏んで1000までゲット…完敗だヨウww」
( ´∀`)「それじゃあそろそろ寝るモナ…どうかしたモナ?ブーン君、顔怖いモナよ?」
( ^ω^)「……みんなはこのレスを見て何も気付かないかお?」
( ゚∀゚)「顔文字が…流石兄弟に似てるな。決め台詞も同じ…けどそれだけだろ?」
( ^ω^)「注目すべきは、このIDだお」
('A`)「ID:+Auasg/s0か?それがどうかしたのか?」
( ^ω^)「よく見てるお。いいかお?まずID内の記号である『+』と『/』を両脇に寄せるお。ちなみに
    最後の0はノーカウントにするお」
( ´∀`)「ID:+Auasgs/0…になるモナね。何が言いたいモナか?」
( ^ω^)「まだ気付かないのかお?」
(;゚∀゚)「まさか……!!」
('A`)「いや…うそだろ…?」
( ^ω^)「そうだお!記号と記号で区切られた『Auasgs』の6文字!これを並び替えると
    『sasugA』、もしくは『sAsuga』と言う文字列が表れるお」
(=゚ω゚)ノ「なんてこった、パンナコッタ…」
( ^ω^)「そう!ID:+Auasg/s0というのは、『さすが』即ち『流石』のアナグラム。
    このIDは流石兄弟の存在を示す暗号だったんだお!!!!!」
('A`( ´∀`( ゚∀゚)=゚ω゚)ノ「な…なんだってーーーー!!!!(AA略」




('A`)「じゃあよキバヤsh…いや、ブーン!!この暗号は何かのメッセージだっていうのか!?」
( ^ω^)「その通りだおナワy…いや、ドクオ。流石兄弟の存在、そして糞コテ池上の存在…。
    これらが指し示すものはただ一つ!!」
(=゚ω゚)ノ「ゴクリ……」
( ^ω^)「 恐 怖 の 大 王 は ラ ウ ン ジ 学 園 に い る お 」
('A`( ´∀`( ゚∀゚)=゚ω゚)ノ「な…なんだってーーーー!!!!(AA略」
(=゚ω゚)ノ「っていうか…俺の指定した安価を全部踏んだのは流石兄弟ってことかヨウ…」
( ^ω^)「そうなるお」
orz(←イヨウ)「…こっちでも負けたヨウ…」
( ´∀`)「イヨウ隊員!イヨウ隊員!応答するモナ!!」
( ゚∀゚)「ダメだ…死んでる」
(=゚ω゚)ノ「勝手に殺すなヨウwwwww」

イヨウの部屋が笑い声に包まれる。しかしいよいよ騒ぎ疲れたのか一人、また一人と
眠りに落ちていった。

( -ω-)「ぶぶぶぶぶぶぶん………ぶぶぶぶぶぶん……」
( -∀-)(←モナー)「モナナナ…モナナナナ…」
( -∀-)(←ジョルジュ)「おっぱい…いっぱい…うふふふ…」




(=゚ω゚)ノ「…ったく、騒ぐだけ騒いで寝ちまいやがったヨウ…w」
('A`)「まぁ今日は色々と乙。だなw」
(=゚ω゚)ノ「ホントだヨウww」
('A`)「まぁ…たまにはこういうのも必要だろ。だいぶ気も晴れたろ?」
(=゚ω゚)ノ「…そうだなヨウ」
('A`)「いよいよ来週…なんだよな」
(=゚ω゚)ノ「こんな短期間でまさかここまで来れるなんてヨウ…」
('A`)「あの時イヨウが入ってくれたおかげなのかもなw」
(=゚ω゚)ノ「そんなことないヨウwもしもあの時ドクオに誘われてなかったらと思うと…」
('A`)「あの時の事覚えてるか?」
(=゚ω゚)ノ「『俺はお前みたいな奴は大嫌い』とか言われた気がするヨウww」
('A`)「思えばどっちも完璧喧嘩腰だったよなw」
(=゚ω゚)ノ「それが今ではチームメイトかヨウw人間ってわかんないもんだヨウw」
('A`)「だなwww…なぁ、イヨウ、あの時話したこと…覚えてるか?」
(=゚ω゚)ノ「才能なんて壁は…てやつだろヨウ?」
('A`)「そう、それ。そのことなんだけどな…改めて実感するんだよ、ブーンを見てるとさ」
(=゚ω゚)ノ「確かに去年とは段違いだヨウ」
('A`)「初めは…な、ディフェンスすらまともに出来ない奴だったよ。それがいつの間にか
   俺たちと充分張れるレベルにまで到達してきた。それも…全国を争うこの面子の中で」
(=゚ω゚)ノ「ブーンってヨウ…すごく不思議な奴なんだヨウ。試合中苦しい時、絶妙なタイミングで
    声をかけてくれる。ブーンとならいつまででもバスケをしていられるような
    気がする…。そんな感じがするんだヨウ」
('A`)「同意見……かな。こいつにはなんだか人をひきつける力があるんだよな。それは
   俺たちだけじゃなく対戦相手も感じているはずだ」
(=゚ω゚)ノ「このバスケ部は…ブーンがいるからこそなんだよなヨウ…」




(*-ω-)「はうっ!!ツンのおっぱい!ツンのおっぱいがぁぁぁぁっ!!!」

('A`)「…………」
(=゚ω゚)ノ「…………」
('A`)「………すまん。前言撤回」
(=゚ω゚)ノ「同じく」
('A`)「…寝るか」
(=゚ω゚)ノ「…そうするヨウ」

イヨウの部屋が暗闇に照らされる。月明かりがわずかに差し込むその部屋には
寝息が5つ。知らぬ間に1箇所にまとまって眠っているブーン達の姿があった。

さまざまな想いや事件とともに、矢のように過ぎ去っていった年月。しかしそれは
ブーン達に確かな実りをもたらしている。
インターハイ出場の最後の枠を巡る戦いは、もうすぐそこまで迫っていた。

ミ,,゚Д゚彡「……またつまらぬスレを見てしまった……」

ちなみに裏設定として、ラウンジ学園は学業が非常に優秀であるためヲタっぽい学生が集まりやすい。
そういった学生は中学時代からVIPPERである事が多いのだが特筆すべきはその感染力。
入学当初は普通だった生徒が入学から1ヶ月経つ頃にはVIPPERになっていることなど
「ラウンジではよくあること」だそうである。
入学から1年経つころには学年の9割がVIP漬けになることで有名なのがこの
ラウンジ学園なのである。
第16章 完 


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