( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです 第23章 green




練習試合翌日の月曜日の早朝。
ブーン達は部室に集まりミーティング中だった。
しぃが撮影したビデオをテレビにつないで昨日の試合を客観的に
観てみよう、とのこと。部室にテレビなど置かれていないので
どうしようかとなっていたが、ブーンが通学中に運良く不法投棄されていた
テレビを見つけてきたのでそれを部室のコンセントにつないでみる。
ブーンはなぜか一緒に捨てられていた大きなソファーも引きずってきた。

('A`*)「お!ラッキー、ついたぞwww」
(=゚ω゚)ノ「外枠が外れちゃってただけみたいだなヨウ」
( ´∀`)「直せば充分見れるのにもったいないモナ」
( ゚∀゚)「はやく見ようぜ!楽しみでしょうがねぇwww」
(´・ω・)「そういえばツンさん、途中でスコアつけるのやめちゃったよね」
ξ゚听)ξ「あ…あれはショボン先生が色々聞いてきたからスコアつけながらじゃ
     無理で…その…」
ξ///)ξ「べ…別にブーンを見てたわけじゃないんだから!!!!!」
(*´・ω・)「(ふむ。相当ハイレベルなツンデレだ)」
(´・ω・`)「じゃあビデオ観ながらスコアつけ直すしか…」
(*゚ー゚)「あ、私昨日家でビデオ観ながらスコアつけの練習もかねてやってみました。
     一応個人成績も…」
一同「GJ!!!!!!!」
(´・ω・`)「うん、GJだ。ありがとう。これによると…」



Cドクオ 得点12(6/6)、アシスト9、リバウンド1、スティール2、ブロック0、ファウル1
Dブーン 得点8(4/5)、アシスト2、リバウンド2、スティール0、ブロック0、ファウル2
Eイヨウ 得点22(8/12)、アシスト3、リバウンド1、スティール0、ブロック0、ファウル1
Fモナー 得点11(5/8)、アシスト2、リバウンド7、スティール0、ブロック2、ファウル2
Gジョルジュ 得点4(2/6)、アシスト2、リバウンド14、スティール0、ブロック3、ファウル3』

(´・ω・`)「…のようだね。シュート率がいいのはきちんとパスを回して
      ノーマークで打ててる証拠だね。それじゃあ試合を観ながら
      色々検証してみようか」
( ^ω^)「ソファーに座るおwwwww」
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('A`)「いきなりスリー決めるんだもんなぁ…半信半疑でパス出したけど
    しょっぱなからびびったよ…」
(=゚ω゚)ノ「はっはっはだヨウwww…お、ブーン、こりゃ簡単に
     裏とられすぎだwwwどこ見てたんだヨウwww」
(;^ω^)「こ…これは少し緊張してたんだお!この後は結構ディフェンス頑張ったお!」
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(´・ω・`)「ここでのジョルジュ君の動きがなかなかよかったよ。シュートこそ
       入らなかったけどいいタイミングだった」


( ゚∀゚)「もっと練習して10点はとれるようにします!」
(=゚ω゚)ノ「ここでモナーがバスカン決めたのが結構でかいヨウ」
(*´∀`)「そ…そうモナか?」
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『――ビーーーッ!試合終了!』

(´・ω・`)「うん、おさらいはだいたいこんなところかな。まだ始業まで少し
       時間があるね、カタログ持ってきたからユニフォーム決めようか。
       ついでにジャージ上下も作っちゃおう」
(*^ω^)「ktkr」
('A`;)「先生、お金はどうすれば…?(やべぇ、自腹だったら絶対無理だぞ…
    ユニフォームやジャージ結構高いからな…)」
(´・ω・`)「学校で買えるようにするから安心してほしい」
('A`*)「あ…わかりました(助かった…)」
(=゚ω゚)ノ「どれどれ…?結構色の種類多いなヨウ。何種類かある中から
     型と色を選べばいいのかなヨウ?」
( ゚∀゚)「型はこのベーシックタイプでいいんじゃないか?」
( ´∀`)「シンプルイズザベスト、モナね」
( ^ω^)「何色にするか迷うおwww僕らのチームカラーだから慎重に
     選ばなきゃいけないお」
(´・ω・`)「何色でも好きな色を選んでイインダヨー?」
一同「「「グリーンダヨー!!!」」」
(´・ω・`)「緑にするんだね?」
('A`)「ちょwww全会一致ww」

結構あっけなく決まった。


(´・ω・`)「それじゃあジャージもユニフォームに合わせて緑で決めちゃおうか」
(=゚ω゚)ノ「これなんてどうだヨウ?」
( ^ω^)「めちゃかっこいいおwww」
('A`)「配色を緑ベースにするか白ベースにするか迷うな…
   やっぱジャージもユニフォームの色に合わせたいもんな」
(´・ω・`)「どっちでも好きなほう選んでイインダヨー?」
一同「「「グリーンダヨー!!!」」」
(´・ω・`)「緑ベースだね?じゃあ今日中に注文しておくよ。
      お、そろそろちょうどいい時間だ。みんな今日もしっかり勉強しようね」
一同「はーい!」

各クラスHRを終え、職員室からは授業のある教師が次々と出ていく。
この時限、ショボンはたまたま授業がなく教頭と2人きりになってしまっていた。

(´・ω・`)「(いつもはこんなやつと一緒にいるのなんか嫌だから外に
       出るんだけどな…今日は仕方ない…)」

ショボンは教頭のデスクへ向かっていく。


(・ω・`*)「きょ〜うと〜せ〜んせっ♪♪」
教頭「な…なんだね!?」
(・ω・`*)「実は〜バスケ部の〜ユニフォームを新調したいんですけど〜?」
教頭「な…が、学校から出すわけがないだろう!そんなもの生徒の自腹に 
   決まっているだろうが!そもそも廃部寸前だった部になんで…」
( ω `)「わかっては…いただけませんか…」

ショボンはそう言いながらジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩めながら
教頭との距離を詰めてゆく。

教頭「な…何をする気だ…や…やめろ…来るな…」
(´・ω・`)「 レ ッ ツ く そ み そ 」
教頭「アッー!」

行為の最中、ショボンは持っていたデジカメで教頭の痴態をこれでもかと
言わんばかりに撮影した。

(´・ω・`)「ふーっ…教頭先生?このデジカメがどうなるかはあなた次第ですよ?
      話を受けて頂けるならこのデジカメはあなたにお渡しします。
      そうでなければ……」

ショボンは何やらデジカメを操作しながら教頭に話を持ちかける。


教頭「わ…わかった!払う!ユニフォーム代でも何でも払ってやる!!
   だから…早く、早くデジカメを…」
(・ω・`*)「じゃあ誓約書にサインをお願いします」

『私は男子バスケットボール部のユニフォーム代、ジャージ代、
 チームTシャツ代、備品代の全てを個人で負担することをここに誓います』

教頭「(Tシャツ代に備品代!?しかも自腹だと…こいつふざけおって…
    しかし背に腹はかえられん…)」

教頭は無言で誓約書にサインをし、印鑑を押し、ショボンに渡した。

教頭「さ…さぁ約束は守ったぞ!はやくデジカメをよこせ!
(´・ω・`)「えぇ、どうぞ…あ!」

教頭はデジカメと同時にショボンから誓約書も奪い取り、びりびりと破る。

教頭「はは…ははは、どうだ!あとはこうしてやれば…」

――ガシャァッ!

教頭はデジカメを床に思い切り投げ付けた。
デジカメはもう使い物にならないだろう。

教頭「はははははは!これで証拠は何もない!私にこんなことをしたんだ!
   覚悟はできているんだろうな!?」


(´・ω・`)「証拠、ねぇ…」

ショボンは自分のデスクへ向かいパソコンを何やらいじりだした。

(・ω・`*)「お、ちゃんと届いてるや、教頭先生のエッチな写真♪」
教頭「!?」
(´・ω・`)「いやぁ、さっきデジカメ内の写真を全部僕のパソコン宛てに
      メールしといたんですよ」
教頭「………………!!」

教頭の顔から血の気が引いていく。

教頭「ひ…卑怯だぞ貴様…」
(・ω・`*)「卑怯だなんてとんでもない。だって僕は『デジカメを渡す』とは
      言いましたが『データを転送してネットに流さない』なんて一言も
      言っていませんから」
教頭「……………」
(´・ω・`)「さて、手始めに2ちゃんねるにでも…」
教頭「ま…待て!待ってください!」
(´・ω・`)「そう言うと思ってましたよ。はい、誓約書です。もう一枚用意
       しておきましたから」
教頭「……………」
教頭は無言でサインする。
(´・ω・`)「あ、あとあのデジカメは学校の備品ですから。
       もったいないことしちゃいましたねぇ」
教頭「そ…そんな…」


(´・ω・`)「よし、データの複製も完璧だ。それじゃあ教頭先生、僕は
      授業があるので。パソコン壊しても無駄ですからね」
教頭「うぅ……」
(´・ω・`)「少しは…自分に素直になるべきですよ?」

教頭がうなだれている中、ショボンは鼻歌を歌いながら職員室を出ていった。

教頭「ちょっとだけ気持ちよかったなんて…言えるわけ…ないじゃないか…」

(´・ω・`)「金ヅル♪金ヅル♪金ヅルゲット♪」

第23章 完


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