第二部
第36章 VS今北、再び
ブーン達にとって二度目の新人戦が幕を開けた。
VIP高校は県予選1回戦の対戦相手の海馬コーポレーション高校を大差で破った。
なぜあんなチームが県大会に上がって来ることが出来たのかは全くの謎だが、
ショボン曰く「八百長してたらしいよ」だそうだ。
そして同日の別会場では今北の新戦力であるクーがその見た目とともに強烈な
インパクトを伴うデビューを果たした。ラウンジ学園も順当に駒を進め、大会は
当初の予想通りのチームが勝ちあがってきていた。
VIP高校はその後も全ての試合において快勝し、本日今北との準決勝を迎えようとしていた。
インターハイ予選の決勝リーグ最終戦で惜敗したあの時の雪辱を果たそうと、VIP高校の
メンバーたちはリベンジに燃えていた。
――ざわざわざわざわ……
( ・∀・)「ふー…今日も寒いね…。スポーツセンターの中は暖かくて助かるよ」
( ><)「今日は厚着してきたから寒くないんです!!セーターを2枚も重ね着してダウンも
着てきたんです!!」
( ・∀・)「いや…施設内は暖かいからそんなに着てこなくてもいいじゃないか…」
( ;><)「暑いんです!!汗かいてきちゃったんです!!」
( ・∀・)「あーはいはい」
( ・∀・)「(VIP高校…ウィンターカップ予選の時は何のトラブルがあったのかはわからないけど
もう大丈夫みたいだね…。今北にとんでもない選手が加わったと聞いたけど…とにかく
今日のVIP高校VS今北…楽しみだよ)」
( ;;;><)「暑いんです!!」
(# ・∀・)「だから脱げっての!!」
('A`)「っしゃ、アップ始めっぞー!!VIP高ぉーーーーーーーっファイッ!!!」
一同「オォォォッォォォォォオォォォっ!!!!」
VIP高校と今北はほぼ同時にアップを開始する。その時イヨウがある異変に気付いた。
(=゚ω゚)ノ「……クー!?」
今北のアップに参加している、髪の長い少年。背中に制服姿の某SOS団団長がでかでかと
プリントされているTシャツを身につけ、某SOS団団長とお揃いの黄色いカチューシャを
身につけた人物はまさしくクーだった。
(=゚ω゚)ノ「あれ?マネージャーが練習に…?」
その時、イヨウはあの日、あの広場を歩き去っていくクーに対して抱いた
モヤモヤ感の正体に気付いた。あの時のイヨウは重大な見落としをしていたのだ。
そう、今北が男子校であるという事実を。
(=゚ω゚)ノ「クーは男クーは男クーは男クーは男……」
(=;ω;)ノ「NOooooooぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!!!!!」
Σ('A`;)「ど…どうしたイヨウ!?」
(=;ω;)ノ「何でもないヨウ!!何でもないんだヨウー!!!」
その日、アップの最後を締めるシューティングでイヨウのシュート率は100%だったという。
―VIP高校ベンチ―
(´・ω・`)「さぁ、新人戦の本番はここからだよ。これまでの試合は準備運動に過ぎない」
( ^ω^)「なんか強豪校の監督みたいですおwww」
('A`)「さては何か漫画に影響されましたね??wwww」
(´・ω・`)「いや、何となくこういう風に言って見たかっただけさ」
( ´∀`)「けどそういうこと言う監督って結構かませ犬フラグが…」
( ゚∀゚)「言いすぎだよwwショボン先生泣きそうじゃねぇかwww」
(´;ω;`)「…まぁそういうことさ。戦法は基本的に前回と変わりはない。そしてギコだけど…」
('A`)「俺にやらせてください。今度は…今度こそは…!!」
(´・ω・`)「もちろんそのつもりさ。期待してるよ、ドクオ君」
('A`*)「はい!!」
( ^ω^)「ギコは任せたお、ドクオ!!僕はガンガン走るからいいパス頼むおw」
('A`)「おぉよ、任せとけ!!」
―今北産業大学附属今北高校ベンチ―
(■_■)「さて…まぁさくさくと準決勝まで進んできたわけだが」
( ,,゚Д゚)「準決でVIP高校、決勝でラウンジ…楽しい組み合わせですよゴルァ」
川 ゚ -゚)「(イヨウ君……)」
<ヽ`∀´>「今日もクーは途中出場ですかニダ?余裕を出しすぎてるとさすがに…」
(■_■)「クーの実力は認めている。だがまだ新チームになって間もないからな…他の者にも
チャンスを与えるつもりでいる」
川 ゚ -゚)「なんて立派なんだ、あなたは」
(■_■)「クー…」
川 ゚ -゚)「田守氏…」
川 ゚ -゚) (■_■)
(((川 ゚ -゚) (■_■))))
んっ… 川 ゚ 3ε■) んー…
んっ…んっ…川 3ε■) はぁっ…はぁっ…
(;,,゚Д゚)「だーーっ!!!ウェイトウェイトウェーイトっ!!」
<ヽ`∀´>「BLもなかなかいいニダ…ショタが汚らわしいオヤジに犯されるなんて想像するだけで
射精ものだニダwww」
川 ゚ -゚)「私はショタか……」
(■_■#)「汚らわしいオヤジ、ねぇ…」
<;ヽ`∀´>「はうっ…」
(■_■)「ニダーは今日試合が終わったら筋トレだ」
<;ヽ`∀´>「一気に萎えたニダ……」
緊迫感に欠ける今北ベンチ。だが以前のようなピリピリした近寄り難いふいんきは
もはやなくなっていた。今は純粋にバスケットそのものを楽しんでいるような、
そんな感じが漂っている。挑戦者の再来を喜ぶかのように。
審判「今北産業大学附属今北高校対VIP高校の試合を行います!!両校のスターティングメンバーは
コート中央へ!!」
(´・ω・`)「さぁ、行っておいで。今日こそ今北を痛い目にあわせてやろう」
(■_■)「最初から全力で行って来い。やつらを以前と同じ相手だと思うな」
試合開始を告げるブザーが鳴り響き、審判の召集を受けた両チームのスターティングメンバー達は
コート中央へと集まってくる。その威圧感はまさに県上位校特有のそれだった。
審判「試合中のコールは今北を白、VIP高を緑とします!!互いに礼!!」
「「お願いします!!」」
VIP高校
Cドクオ 170cm55kg PG
D内藤ホライゾン 175cm58kg SF
Eイヨウ 166cm54kg SG
Fモナー 193cm94kg C
Gジョルジュ長岡 181cm82kg PF
今北産業大学附属今北高校
Cギコ 177cm66kg PG
D名無し SG
Eニダー 189cm79kg C
F名無し SF
H名無し PF
両チームのジャンパーがセンターサークルへと入り、ジャンプのための体勢を整える。
VIP高のジャンパーは最早お馴染みのジョルジュ。対する今北のジャンパーはニダー。
前回は一言二言、罵り合った二人だったが今回はどちらも口を開かず、審判の手によって
ボールが投げ上げられるのを集中して待っている。
(=゚ω゚)ノ「(あいつは…クーはベンチなのかヨウ…うはwwwハルヒコス似合ってるwwww)」
審判がボールをふわりと投げ上げる。VIP高にとっては大きな戦いとなる試合が、今始まった。
(;゚∀゚)「(うおっ…タイミングミスったか!?)」
<ヽ`∀´>「ちぃっ!!」
始めのジャンプボールは両者ともにほぼ互角。
身長差というハンデを背負うジョルジュだったが、前回今北と戦ったときには
楽々とジャンプボールを制していたはず。それが今回はほぼ互角。
ジョルジュのジャンプのタイミングがズレたのか、はたまたニダーの身体能力が
向上したのか…今はまだわからない。
ほぼ同じタイミングで、相対する2方向から力を加えられたボールはその力を相殺され、力なく
そのまま真上へと舞い上がる。
( ゚∀゚)「おっしゃぁ!!もいっちょ!!」
空中のボールへの反応はジョルジュが早かった。
一回目のジャンプの着地が終わるや否や、膝を柔らかく曲げ、再び空中へのボールへ向かって
跳び上がり、もう一度ボールをはたく。
( ^ω^)「オーライだおっ!!」
ブーンが舞い上がったボールに飛びついてしっかりと獲得する。
だが、ブーンが着地した地点はハーフライン上。ボールをキャッチした瞬間にマークマンから
激しくプレッシャーをかけられ、思わず重心をバックコートへ戻してしまう。
その瞬間に審判の笛が鳴り響く。
審判「バックパス!!白ボール!!」
( ^ω^)「すまんこ」
VIP高一同「おkおkwww」
――ウオォォォォォォォっ!!!!ラッキーラッキーラッキー今北ヒュゥゥゥゥ!!!
( ,,゚Д゚)「おーしゃ!!相手のミスから!!最初の一本大事だぞゴルァ!!」
('A`)「おーおーおー、いいキャプテンだな全く」
( ,,゚Д゚)「言ってろゴルァ!!」
今北F「ギコっ!!」
コート外の今北Fからパスを受けるギコ。そのギコのディフェンスにはドクオがついた。
( ,,゚Д゚)「おいおい、お前でいいのかゴルァ?w」
('A`)「さぁー、どうなんだろうな」
キープドリブルをしながらコート全体を見渡すギコ。しかしそれが偽りである事は明らかだった。
今北のプレースタイルはギコのドライブから始まり、カバーリングによって生まれた穴をついて
ギコがパスを出す、というパターンが常套だったからだ。
ギコ中心となる新チーム。そのスタイルは変わるどころかますます強い傾向を示すだろう。
そしてドクオの予想は見事に的中する。
( ,,゚Д゚)「ゴルァ!!」
自らの恵まれた体格を活かしたギコのドライブ。ドクオはあえて正面に入ることをせず、
ギコに併走する事を選択した。
正面に入っても二人の間の体格差故に楽々と止めることは出来ない。
それならば一定方向へオフェンスを向かわせるディレクションを行って
味方のカバーを待ち、ダブルチームのトラップにかける……
( ,,゚Д゚)「(…ってとこか。甘いんだよゴル…)」
そのとき、ドクオの腕が器用にギコのドリブルを妨害した。
ギコによって前へ突き出されようとしていたボールはドクオの手にあたった事によって
その進路を妨げられ、進行方向への力を失い、その方向を下へと変える。
そしてその先には今まさにドライブのステップを踏み出さんとするギコの膝。
ボールはそのままギコの膝にぶつかり、あらぬ方向へ跳ねていった。
それと同時に審判の笛が吹き鳴らされる。
審判「キックボール!!緑ボール!!」
( ,,゚Д゚)「っ…野郎……」
('A`)「真っ向勝負だけじゃないってことだよ」
( ^ω^)「ドクオ!サンキューだお!!」
('A`)「おうさ!一本行こうぜ!!」
VIP高校ボールから始まるオフェンス。
いつも通り、ドクオがトップ付近でボールをキープして素早くパスを回しながら
パスランやスクリーンプレーを積極的に狙う。しかし今北の新チームは
フットワークの基礎を一からみっちり鍛え直してきたようで、以前のようにほいほいとは
攻め込む事が出来ない。
('A`)「(ちっ……けど弱点がインサイドっつーのは変わってないはず。どうにかしてポストに
パスを入れられたら……)」
だがドクオのマッチアップはあのギコだ。ドクオ自ら切り込もうにもそれは堅い守りに阻まれる。
( ,,゚Д゚)「ゴルァゴルァあ!!」
('A`)「やっろ…」
攻撃を自分の場所で始めてばかりだからこうもギコは守りやすいのだろう。
それは以前学んだことのはず――
('A`)「(同じ過ちを繰り返すのは愚か者のすることだ!!)」
('A`)「ブーン!!」
ドクオから右45度付近のブーンへショートパス。その直後にドクオは
細かいフェイクを数個入れてパスランを行ってギコをかわす。ブーンは
パスランしてきたドクオにショートパスでリターンパスを出す。
やはりと新チーム、言ったところか。表面上の組織だったディフェンスは体得できていても
こういった瞬間的な反応が必要とされる場面での意思の疎通がまだまばらである。
ドクオはそんな今北の隙をつくようにそのままノーマークでハイポスト付近からジャンプシュートを
狙う。
('A`)「(チャンス!!)」
<#ヽ`∀´>「WRYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!」
しかし放たれたシュートがリングに届く事は無かった。ドクオのジャンプシュートに対して
ニダーのブロックショットが決まり、ボールは力なく舞い上がる。
ドクオがシュートを放つ前にはニダーは確かに逆サイドのポストにいたはずだった。
('A`)「(くっそ、読まれてたか…このチョン上手くなりやがったな…ってまずい!!)」
<ヽ`∀´>「ギコっ!!!」
ルーズボールはそのままニダーが処理に成功。速攻の先陣を切るギコに向けてニダーから
ロングパスが送られる。
('A`;)「(やべぇっ!!走らせちまった……!!)」
( ,,゚Д゚)「(このまま先取点……ってうおっ!!)」
――バチッ
「パスカットだ!!」
「よく追いつけたなーあいつ……」
(=゚ω゚)ノ「まだだヨウ!!もう一本だヨウ!!」
小さな体で精一杯走って、精一杯ボールへ腕を伸ばして、ボールに飛びついて
今北の速攻による先制点のチャンスを潰したのはイヨウだ。そのままギコの
マークから解放されているドクオに向けてパスを出す。……が、
今北D「っし!!とったぞ!!」
(=゚ω゚)ノ「くっそ…」
('A`)「マジかい…」
イヨウからドクオへのパスは今北Dがインターセプト。
ノーマークとなっていたドクオへ今北Dがカバーに入っていたのだ。
( ゚∀゚)「ボーッとすんな!!ディフェンスだぜ!!」
( ´∀`)「速攻は潰したモナ!!」
( ^ω^)「ボールおkだお!!」
「すげぇ守り合い……」
「まだわかんねぇだろ。パスミス連発してるだけかもしんねぇじゃんか」
「お前何観てるんだ、タイミングもコースもスピードも文句無しじゃねぇか…
ディフェンスの反応がはえぇんだよ」
その後の数分間、試合は両チームが互いにターンオーバーを繰り返す守り合いの展開に。
攻撃の芽は全て摘み取られ、スコアは未だに両チーム無得点の均衡を保つ。
( ,,゚Д゚)「(くっそ…いい加減イライラしてくるじゃねぇかゴルァ…)」
('A`)「(あぁーくそー…ボールはとれるのに何で決められないんだ…!!)」
(=゚ω゚)ノ「(こいつらのディフェンスがかなり強くなってるヨウ…)」
<ヽ`∀´>「(ポストにボールが来る前に攻守が切り替わって暇ニダ…)」
( ^ω^)「(僕がちゃんと走って速攻を決めてないからダメなのかお…?
もっと走り回らなくちゃならんお)」
現在は今北ボール。ギコがスリーポイントラインの2,3m後方でドクオからボールを守っている。
( ,,゚Д゚)「(クソがっ…なんで抜けねぇんだゴルァ!?)」
('A`)「(そうやすやすと行かすと思うなよ!?)」
( ゚∀゚)「ナイスディフェンスだドクオ!!そのままパス出させんな!!」
( ´∀`)「ドリブル止まったら全員ディナイ忘れちゃダメモナよ!!」
( ;;;><)「す…すごいんです……」
( ・∀・)「前回よりも今北を抑え込んでる…!!随分と成長したね、VIP高のメンバーは…」
( ;・∀・)「…って君まだそんなモコモコ状態だったのかい…」
( ,,゚Д゚)「…ッ!!くそっ、しゃらくせぇんだよっ!!」
ドクオのディフェンスを振り切らぬままギコは強引にワンドリブルからスリーポイントラインの
やや内側でストップしてジャンプシュートを放とうとする。
('A`)「……っっ!!!」
ギコのシュートにくらいついて必死に腕の伸ばすドクオ。その指先はわずかではあるが
ボールに触れ、シュートの軌道を変える。
('A`)「落ちるぞっ!!リバウンド!!」
( ゚∀゚) ´∀`)「 把 握 し た !!!」
ギコのシュートが放たれた瞬間インサイド陣はスクリーンアウトを行って
リバウンドポジションを確保。二人のポジション取りの上手さに、今北のインサイド陣が
付け入る隙はなかった。
<;ヽ`∀´>「(んにゃろっ……)」
今北H「(やっぱりこいつらのリバウンドは本物だ…強いっ!!)」
ギコのシュートは外れる。しかしボールがリングの奥に当たったためジョルジュやモナーが
スクリーンアウトを行った地点よりもはるか遠くに飛んでいく。
('A`)「大きいぞっ!!ブーン!!」
( ^ω^)「おっ!!」
ボールの落下地点はブーンのそば。ブーンは小さなフェイクを一つ入れてマークマンの
裏をとり、ボールの落下地点へと向かう。
( ^ω^)「とったお!!」
(=゚ω゚)ノ「ブーン!!こっちだヨウ!!」
すかさず前線を走るイヨウへパスを出し自らも走り出すブーン。
スタートが一歩遅れたブーンのマークマンの今北Fは二人の速攻に完全に出遅れる。
フロントコートでブーン、イヨウと今北Dの2対1。今北Dもついていくのが
やっとと言った様子。ゆえにイヨウからブーンへのショートパスにもいちいち全力で
反応しなければいけない。しかし今北Dの手はボールへ触れることはなく、ブーンは
キャッチしたボールをイヨウに即、リターンする。今北Dは慌ててイヨウのマークに戻る。
が、イヨウはその瞬間にその場でレッグスルードリブルを連発して今北Dを揺さぶる。
バランスを崩した今北Dは尻餅をつきそうになるのを必死にこらえるが、その頃には
イヨウは既にスリーポイントライン上からシュートを放っていた。
今北D「うげっ……」
( ,,゚Д゚)「(このタイミングで…!?)」
(´・ω・`)「(この展開の中で先制点を取れれば確かに大きい!だがもし外せば…)」
(■_■)「(均衡を破る数少ないきっかけを潰すことになり、逆に自らの首を締めるハメになる…)」
( ^ω^)「……イヨウは決めるお」
パシュッ
(;,,゚Д゚)「……やっぱ6番かゴルァ…」
(=゚ω゚)ノ「いよーーーっし!!!」
( ^ω^)「ナイッシュだお!!」
イヨウの得点によりとうとう試合が動いた。VIP高にとってはすっかりお馴染みとなった
得点パターンだったが、それでもこの緊迫した展開の中では大きなきっかけを作り出す
こととなった。VIP高はこのプレーで流れを掴み、なおも気合の入ったディフェンスを続ける。
それに比例するように徐々にオフェンスでの動きも良くなり、今北を翻弄。
インサイド・アウトサイドでバランスよく得点を重ね、速攻も成功させ、第1クォーターは
VIP高が主導権を握り、17-12と5点リードで第2クォーターを迎えることとなった。
第36章 完
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