( ^ω^)ブーンが高校バスケで日本一を目指すようです 第25章 対戦相手



時は流れ7月。ブーン達は相変わらず毎日ハードに練習している。
フットワークやディフェンス、ハンドリングやドリブルなどの基礎も
毎日みっちりやっているし、速攻もこの1ヵ月近くで随分と形になってきた。
ショボンはブーン達の体を気遣い、何度かオフの日を設けたが彼らは
オフの日ですらVIP公園でその日の大半を過ごすような、まさにバスケ漬けの
日々を送っていた。
…のだが……。

――ザーーーーーーー…

(;^ω^)「雨の音聞いてると欝になるお…」
('A`)「欝にはならんけどヒマだなぁ…」
( ´∀`)「入学してからずっとバスケだったからモナねぇ」
( ゚∀゚)「バスケ以外に熱中できるようなものがないからなぁ」
ξ゚听)ξ「ヒマだったらもうちょっと勉強したらどうなのよ…」
(*゚ー゚)「でもなんだかんだいいながら皆成績いいじゃない」
('A`)「九九が言えないやついるけどなwww」
(*゚∀゚)「9×7は?」
('A`*)「53ですおwww」
(*´∀`)「ウケるモナwww」
ξ゚听)ξ「ひーwwwお腹痛いwww」
( ^ω^)「ちょwwwまじ黙るおwww」
(*゚ー゚)「そういえばブーン君とショボン先生で思い出したんだけど中間テストの時…」
一同「「「ちょwwwねーよwww」」」
(*゚∧゚)「むー…」

しぃが膨れっ面を見せると皆が萌えた。


――わいわいわいわい…

(=゚ω゚)ノ「ところで、だヨウ」
('A`)「どーした、イヨウ?」
(=゚ω゚)ノ「なんで全員うちに集まってやがんだヨウwww」
('A`)「いや、だってオフだし?」
(=゚ω゚)ノ「他にすることあるだろうヨウwww」
( ゚∀゚)「俺らバスケ馬鹿だし?」
(=゚ω゚)ノ「自主練しろヨウwww」
( ´∀`)「雨降ってるし久しぶりにリラックスしたいモナ?」
(=゚ω゚)ノ「他にリラックスする方法はいくらでもあるだろうヨウwww」
( ^ω^)「オナヌーくらいしかないおwww」
(=゚ω゚)ノ「彼女作れヨウwww」
ξ///)ξ「わ…私は別にそんなことは…」
(=゚ω゚)ノ「そんなこと聞いてないヨウwww」
(*゚ー゚)「それより中間テストの時のブーン君とショボン先生は体育倉庫で何を…?」
(=゚ω゚)ノ「アンダーグラウンドだヨウwww」

(;゚ω゚)ノ「はーっ…はーっ…」
('A`)b「お疲れ」
(=゚ω゚)ノ「うるせぇヨウwww」

7月に入り、梅雨明けが近づいてはきたものの未だにちょこちょこと
雨が降る日が多かった。VIP公園は屋外なので雨が降ればもちろん使えない。
ブーンの提案で「イヨウの家に遊びに行くお」となり、今に至る。
ただ単にブーンが自宅での気まずさに居場所をなくしただけであるのだが。


(*^ω^)「イヨウのベッドふわふわででっかいおwww持って帰っていいかお?www」
('A`)「むしろ部室におかねーか?」
(*゚∀゚)「部室でうほっktkr」
(*゚ー゚)「お姫さまのベッドみたいで素敵だよね」
(=゚ω゚)ノ「いいわけないヨウwww」
('A`;)「しかし未だにブーンが期末テストを無事に突破できたことが
   信じられねぇんだよなぁ…」
( ゚∀゚)「カンニングだろ?www」
( ^ω^)「違うおwwwツンとしぃにしごかれたんだおwww」
(=゚ω゚)ノ「うほっwwwkwsk」
ξ///)ξ「ばっ…馬鹿!そんなわけないでしょ!?私がブーンの…ごにょごにょ…」
(=゚ω゚)ノ「ごめんなさい俺が悪かった。謝るので黙ってください」
( ´∀`)「えらく投げやりモナwww」

(*゚ー゚)「でもブーン君、ちゃんと教えたらすごいスラスラ頭に入ってっちゃう
    みたいなのよね。びっくりしたよねツンちゃん?」
ξ゚听)ξ「もとが空っぽなんだから当然と言えば当然よね」
( ^ω^)「ちょww」
('A`)「(そういやこいつバスケの時でもすごいスピードで色々吸収してったような…)」
 ・
 ・ 
 ・
( ^ω^)「そろそろ晩ご飯の時間だから帰るお」
('A`)「いやー、今日はサンキューなイヨウ」
( ´∀`)「お邪魔しましたモナ」
( ゚∀゚)「次は泊まりにくるからな」
ξ゚听)ξ「お邪魔しましたー」
(*゚ー゚)「お邪魔しました」
(=゚ω゚)ノ「はいはいまた明日なヨウ」


――帰り道

(*^ω^)「明日で夏休みだおwww楽しみだおwww」
('A`)「合宿とかやんのかなー…」
( ´∀`)「もう夏休みなのに何も言ってないって事はやらないんじゃないかなモナ?」
( ゚∀゚)「でも大会もうすぐなんだろ?楽しみでしょうがないよ」
ξ゚听)ξ「県内公立高校大会ってことはニー速も県立高校だからやっぱ出場してくるわよね…」
(*゚ー゚)「あたしあの大きい人嫌いだなぁ…」

その頃……

用務員「ショボン先生、何か書類が届いていましたよ。ニュー速県のバスケットボール連盟からです」
(´・ω・`)「あ、これはどうもすみません、ありがとうございます」
用務員「大会ですか?いい組み合わせだといいですね、応援していますよ」
(´・ω・`)「ありがとうございます。どれどれ…?」

――ガサガサ…

(;´・ω・)「………これは………」

――翌日

('A`)「VIP高ぉーーーーーーーーーーーー!!!ファイッ!!」
一同「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

――ダンッ!ダンッ!ダンッ!

('A`)「集合!!」

――ダダダダ…キュキュッ


(´・ω・`)「やあ、昨日はしっかり休めたかな?夏休みに入ったらこれまでよりもハードになるから
      休める時にしっかり休んでおこうね。…さて、今日は大切な話がある」

突如ショボンの態度が変わった。

(´・ω・`)「昨日県内公立高校大会の組み合わせが届いたんだけどね…」
( ^ω^)「wktkwktk」
(´・ω・`)「どうやら2回戦でニー速工業と当たるようだ。
      初戦は明土高校(めいどこうこう)みたいだね」
(=゚ω゚)ノ「マジ…かヨウ…」
( ´∀`)「正直まだ自信ないですモナ」
( ゚∀゚)「2mオーバーだろ…?」

(´・ω・`)「(やっぱりまだ自信がついていないか…どうすれば…)」

( ^ω^)「じゃあ合宿するお!!!!!」
('A`)「へ?」
( ^ω^)「夏休みに入ってからでも大会までは2週間近くあるお!!だから合宿して大会まで
    思いっきり練習すればいいお!!その間にもきっと僕達は上手くなれるお!!!」
( ゚∀゚)「ブーン…そっか、そうだよな!」
('A`)「俺達はビッパーズに勝ったチームなんだしな」
(=゚ω゚)ノ「ニー速に勝っちまえば地区最強の称号は俺らのものだヨウ!!頑張ろうぜヨウ」
( ´∀`)「やれるだけ頑張ろうモナ」
ξ゚听)ξ「あんな気持ち悪いやつ瞬殺でぶっとばしてやりゃいいのよ!!」
(*゚ー゚)「あたしもツンちゃんに賛成かもww」
(´・ω・`)「(内藤君…GJだよ。暗い雰囲気を吹き飛ばしてしまった…)よし、それじゃあ
       明日の終業式の翌日から合宿を始めようか。手続きは済ませておくよ。
       お家の人には僕が今日中に直接伝えておくね」 


( ^ω^)「ワイハで合宿wktk」
('A`;)「(まさか最初からそれ目当てだったんじゃ…?)」
(´・ω・`)「急だからね。今からじゃ宿も体育館も予約一杯だろうからね。学校でやるよ」
( ^ω^)「…………」
( ´∀`)「食費とかはどうすればいいですかモナ?」
(´・ω・`)「あぁ、君達はお金のことは心配しなくていいよ」
( ゚∀゚)「本当ですか!?ありがたいww」
(´・ω・`)「あぁ、新しい『オモチャ』を手に入れたんだ」
(;^ω^)「………?」
(´・ω・`)「じゃあすまないけど今から手続きをしてくるよ。悪いが練習を始めておいてくれるかい?」
('A`)「わかりました!」

――職員室
――ガラガラガラ…

(・ω・`*)「きょ〜うと〜せ〜んせ〜♪」
教頭「な…なんでしょうか…ご、御主人様…」
(・ω・`*)「実は夏休みに入ってから合宿をやる事になったので〜、
      僕お金出して欲しいなぁ〜♪」
教頭「わ…わかりました…」
(・ω・`*)「えらいえらい。素直でいい子の教頭先生にはごほうびあげなくちゃね」
教頭「アッー!」
(・ω・`*)「ふふふふ…アハハハハハハハ!!!!!」



――体育館

(;^ω^)「(何かショボン先生の笑い声が聞こえたような気がしたお…)」
ξ゚听)ξ「ブーン!!集中するっ!!!」
( ^ω^)「はひっ!ですお!!」

――キュキュ…ダンダン…

('A`)「よし、ラスト速攻の練習少しやって今日は終わろう!!」
一同「把握!!」
('A`)「ツン、ボールをリングに投げてくれ」
ξ゚听)ξ「はーい、いくわよ…っと!!」

――ゴン…

( ´∀`)「長岡君!!」
( ゚∀゚)「任せろ!リバウンドぉぉ!!」

――バシッ!!キュキュ…

( ゚∀゚)「イヨウ!!」

――ビッ…ばしっキュキュ…

(=゚ω゚)ノ「ブーン!!」

――ビッ…ばしっキュキュ…

( ^ω^)「ドクオ!!」


――ビッ…ばしっ

('A`)「っしゃ、ナイスパス!!」

――ザシュッ

ξ゚听)ξ「ナイッシュー!!」
('A`)「しぃ、何秒だった?」
(*゚ー゚)「4.4秒!!」
(=゚ω゚)ノ「まだパス回しが甘いのかヨウ…」

ブーン達はリバウンドを取った瞬間からシュートまでの時間を3秒台におさえられるよう
時間を計測しながら速攻の練習を行っていた。そしてその頃ショボンも体育館に戻ってきた。

( ´∀`)「ただ延々とやるよりは時間がわかった方がやる気になれるモナね」
('A`)「大会までには絶対3秒台で決めれるようにするぞー!!」
一同「っしゃ!もう1本!!」
 ・
 ・
 ・
('A`)「うし、そろそろ上がろうか!」
一同「把握!!」
('A`)「VIP高ぉーーーーーーーーーーーーー!!ファイッ!!」
一同「おおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

――ダンッ!ダンッ!ダンッ!

('A`)「集合!!」


――ダダダダ…キュキュッ

('A`)「ありがとうございました!」
一同「ありがとうございました!!」
(´・ω・`)「うん、お疲れ様。さっき手続きは済ませてきたからね、明後日から
      10日間の合宿を行うからよ。持ち物は着替えだけで大丈夫だ。風呂は銭湯で済ますし
      布団は教頭先生がレンタルしてくれるから。銭湯代も教頭先生が持ってくれる
      ことになったよ。今度皆で教頭先生にありがとうしなきゃね」
(;^ω^)「(一体教頭に何したんだお…)」

県内公立高校大会での相手が決まり、一時的に雰囲気が
暗くなったものの、ブーンの一言で息を吹き返しVIP高バスケ部は
打倒ニー速工業へ向けて合宿を行うこととなった。

第25章 完


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