第12章 その2





――ダダムッ!


( ^ω^)「おおっ!」


今北G「くっ…!」



「抜いたあっ!」

「突っ込むかゴール下!?」

「いやそれとも…」



/ ゚、。 /(ミドルから打ってくるか…!?)


/ ゚、。 /(それとも僕に4つめのファウルをさせるために無理やり突っ込んでくるか…?)


( ^ω^)「来いおおおおおおおっ!」



――ダムッ!



/ ゚、。 /(やっぱり…!突っ込んできますか!!)


/ ゚、。 /(簡単にはファウルしてあげませんよ!読んで読んで読んで…読みきって、あなたを、堕とす)




( ^ω^)「ふっ!」



――ズダッ…



/ ゚、。 /(踏み切った…。まあ、当然楽にはシュートしてきませんよね!)


/ ゚、。 /(そしておそらくは…)


( ^ω^)(…よっ)



レイアップの状態から、空中で、ボールを一度下げる。



/ ゚、。 /(こちらのブロックに対するタイミングを外してのダブルクラッチ…)


/ ゚、。 /(あるいは、タイミングを外してからの、パス!)


/ ゚、。 /(インサイドで何年もバスケやってますけど…見飽きましたよ、そのパターンは!)


( ^ω^)(ダブルクラッチで引き付けて…)


( ^ω^)「エクストぉっ!」


/ ゚、。 /(後者!)




空中でダイオードを目一杯引き付けて、ダブルクラッチのモーションからエクストへのパスを送ろうとするブーン。
そして、それを想定できる選択肢として予想していたダイオード。



――バヂッ…


「インターセプトかっ…!?」

「いや、きわどい!ボールは浮いてる…!ルーズボールになるかもしれない!」



/ ゚、。 /(くそ、タイミングは合ってたはずなのに完璧には取れなかった…腕に当たっただけ…!)


/ ゚、。 /(だけど、取る!ここでのターンオーバーはかなりでかい)


/ ゚、。 /(簡単なことだ、このまま腕を伸ばせばボールは目と鼻のさk…)



<_#プー゚)フ「おりゃああああああああっ!」



/ ゚、。;/(エクストプラズマン!?)


<_プー゚)フ(ゴール下は俺が守るんだ!ディフェンスのときだけじゃない、オフェンスのときだって…)


<_プー゚)フ「俺が……守るんだっ!!」



――ばしっ



「VIP高の15番がとった!!!!!!」

「すげえ!ほとんどむりやり飛びついたような感じだったのにとっちまったぞ!」



/ ゚、。 /(こいつっ…!)


( ´∀`)「そのままいけるモナ!」


<_プー゚)フ「うっす!」



――ズダッ…



/ ゚、。 /(んなっ…ほとんど強引に体をぶつけてきた…!?)


<_プー゚)フ(くそぉっ、体勢がめちゃくちゃだ…決められるか…?)


<_プー゚)フ(いや、決めるんだ!)


(,,゚Д゚)「ダイオード、こらえろおっ!」


/ ゚、。 /(わかってますよ、ここでファウルを取られるわけには…)


<_プー゚)フ「おおおっ!」



――しゅっ…



「強引に打っt…!?」



――ピィッ!!



/ ゚、。;/「!?」


<_;プー゚)フ「!?」



――ガツッ…



シュートは、リングに嫌われる。



審判「ファウル、白14番!ツースロー!」



(;,,゚Д゚)「んなっ…」


<ヽ`∀´>「これでダイオードは…」


川 ゚ -゚)「4ファウル…か」


('A`*)「エクスt…」


<_プー゚)フ「よ…」


<_プー゚)フ「っっし!!」



/ ゚、。 /「ちょっ…今のがどうして僕のファウルなんですか!?」


(,,゚Д゚)「お、おいダイオード…!」



判定を不服とし、審判に抗議するダイオード。



/ ゚、。 /「僕は立っていただけです!それにぶつかってきたのは向こうです!どうして…!」


審判「……」ムッ



川 ゚ -゚)「…」クラエ!ヒザカックン


/ ゚、。;/「うわおあっ!?」キレイニカックーン!


川 ゚ -゚)「失礼をした、審判殿。まだ一年生だ、どうか許してやっていただけないか」


/ ゚、。;/「く、クーさん!?いきなり何を…!?ていうか、なんで!?クーさんだって見てましたよね、今のプレーは…」


川 ゚ -゚)「やめておけ、ダイオード」


/ ゚、。;/「だ、だって!あいつが…!エクストが僕にぶつかって…!」


川 ゚ -゚)「私は や め て お け と言ったのだが」


/ ゚、。;/「――――っ!」ゾクッ



川 ゚ -゚)「いいか、今のはファウルだとも、ファウルでないともとれる、かなりきわどいものだった」


川 ゚ -゚)「そして審判の判定が覆ることなんてそうそうない」


川 ゚ -゚)「あのタイミングで笛を吹かれたのはただの不運な事故だ」


川 ゚ -゚)「そもそも、だ」


川 ゚ -゚)「あのパスをしっかりとインターセプトできなかったからこそVIP高の15番に付け入る隙を与えたのだろう?」


/ ゚、。;/「あっ…(た、確かに…)」


川 ゚ -゚)「自分のミスを棚に上げてわめき散らすな。…みっともないぞ」


/ ゚、。 /「す…すみませんでした…」


川 ゚ -゚)「私に謝ってどうする、ちゃんと審判に謝るんだ」


川 ゚ -゚)「彼のむっとした表情に気付いていたか?下手をしたら、海南戦での魚住と同じことになっていたとしても不思議ではない
     状況だった」


/ ゚、。 /「…はい」



/ ゚、。 /「あの、す…すみませんでした!」


(,,゚Д゚)「チームを代表して謝罪します。本当に…」


審判「カマワンヨカマワンヨー」


/ ゚、。 /「…ありがとうございます」


(,,゚Д゚)(……ほっ。ヒヤヒヤさせやがって…)


(,,゚Д゚)(やっぱりまだ一年生だ…技術はあっても未熟な部分はまだまだあるな)


(,,゚Д゚)(しかしそれでもダイオードが4ファウルとは…向こうの15番の執念にやられたか?)



その後、エクストは一本目のフリースローを外すが、二本目は沈め、77-76と今北1点リード。
そして今北ボール。ニダーがハイポスト付近からのジャンプショットをミス。



<;ヽ`∀´>(うぎーーっなんで入らんニダ!!!)



<_プー゚)フ「リバウンドぉーー!」


/ ゚、。 /「ちっ…」


/ ゚、。 /(またこいつとの競り合い…!もしまたさっきみたいに笛を吹かれたら…)


/ ゚、。;/(5ファウル…退場…)


<_プー゚)フ「もらったぁぁぁ!」


/ ゚、。 /(この位置取りから無理にボールをとりに行ったら…さっきみたいにきわどくもない、完全に僕のファウルだ)


/ ゚、。 /(だけどこいつに易々と取られるのも悔s…気に食わない!)


/ ゚、。 /「っうおあっ!」


<_プー゚)フ「んおっ!?」


( ´∀`)(ボールを取るんじゃなく…強引に弾きに来た!?)


( ´∀`)(なんやかんや、さっきのファウルでエクストを意識せざるを得ないってところかモナ!?)



/ ゚、。 /(アウトオブバウンズになっても…お前には…お前にだけは!取らせない!取らせたくない!)


<_プー゚)フ「くっそ、リーチの差が…!」



エクストが掴みかけたボールを、ダイオードが手首を使って弾き落とす。
だがそれは、ダイオード自身がボールを得るために技術を駆使して行ったプレーではない。
ただただ、エクストに対するライバル意識のようなものがそうさせたのだろうか、とりあえず、といった具合に
ボールをコートの外へ弾き飛ばす程度に終わった。



――ピィッ!



審判「アウトオブバウンズ、緑ボール!」


<_プー゚)フ「おーっし、マイボマイボマイボーーーっ!」


('A`)「ナイスだ、エクスト!」


( ^ω^)「どんどんつっかけていけばいいお!向こうの14番はもうファウルできないんだから強気だお!」


<_プー゚)フ「うっす!!!」




――ビィーーーーーーッ!



審判「メンバーチェンジ、緑!15番アウトで8番インです!」


<_プー゚)フ「あ…そっか…」

  _
( ゚∀゚)「エクスト!」


<_プー゚)フ「ジョルジュさん、あとたのんます!」

  _
( ゚∀゚)「エクスト、守ってくれて、ありがとな」


<_プー゚)フ「…!うす!」



( ・∀・)「残り3分をきったところでVIP高は8番を戻してきたね」


从'ー'从「今北の14番、VIP高の8番はともに4ファウル…どっちも後がありませんね」


( ・∀・)「そうだね…互いに、これまでのようにガツガツとはいきづらいだろうね」


从'ー'从「VIP高の8番が4ファウルで引っ込められたとき…監督はおそらく残り3分での再投入を考えていたのでしょう」


从'ー'从「ですが、いまの数プレーを見る限りでは、VIP高の15番も今北14番に対して悪くない働きをしていたように思えます」


从'ー'从「ファウルの数もまだまだ少ない…リスクを犯してまで8番を戻す必要はあったのでしょうか?」



( ・∀・)「さすが、よく見ているね渡辺は」


( ・∀・)「VIP高の15番…ルーキーの彼だが、最初に投入されたときと、たった今…言い方を変えれば、8番の代役を務めていた
       時間帯での動きの質は段違いだ。後者…つまりたった今までの時間帯の方が圧倒的に動きが良かった」


( ・∀・)「おそらく、『8番がコートに戻るまでの代役を務めなくてはならない』という確かな役割を与えられたことで
       集中力が大幅に増した結果だろう」


( ・∀・)「スキルは間違いなくある、だが、それを活かしきるにはまだ若かったんだろう、それは最初のほうの出場時間帯での
       プレーを見ていればなんとなくわかる」


从'ー'从「プレースタイル的にも、かなり幅広いプレーを必要とする…いわば器用貧乏、のような?」


( ・∀・)「憶測だけどね。そんな感じなんじゃないのかな」


( ><)(出番がないんです…)




――どさっ



<_;プー゚)フ「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」



ベンチに半ば体を投げ出すような格好で座る。
ほんの数分間、ワンポイントでの起用だったはずなのに、尋常でなく疲れた。…ような気がする。



(´・ω・`)「いい集中力だった。よくやってくれたね」


<_プー゚)フ「はい…!はぁっ、はぁっ」


<_プー゚)フ(…なんだ、これ)



一度出て。
とくに目立った結果を残すわけでもなく引っ込められ。
もう一度チャンスをもらえた。
そのとき、自分の役割ははっきりしていた。
その役目を果たすことこそが今の自分に与えられた仕事なのだと。

事実、さっきは夢中で、必死だった。
結果として、ジョルジュが戻るまでの『つなぎ』としての役割を果たす、という仕事以上に、
ダイオードから4ファウル目を奪う、というオマケつきだった。

与えられた仕事以上の働きをすることができた、はずだ。
だから、満足なはずだ。



<_プー゚)フ(なのに…!)



それなのに。



<_プー゚)フ(なんで…!なんで悔しいんだ!?)



『もっと出ていたかった』。
その気持ちから来る悔しさに、エクストは戸惑っていた。



(´・ω・`)「エクストくん、君の気持ちはなんとなくだがわかる。だが、それは喜ばしいことだよ」


(´・ω・`)「今のたった数分間で、君は成長したんだよ。自信を持つんだ」


(´・ω・`)「そしてもうひとつ」


(´・ω・`)「まだまだ集中力は切らさないように。下手したらワンチャンあるかもしれないよ、この試合は」


<_プー゚)フ「ワンチャンって…まさか、延長戦ってことっすか?」


(´・ω・`)「ああ、そうだ。そして、ジョルジュくんが5ファウルを犯してしまう可能性だって、ゼロじゃあない」


<_プー゚)フ「…いつでも、準備はできてます」


(´・ω・`)「いい答えだ」



  _
( ゚∀゚)「よう、これでお前も4ファウルだな」


/ ゚、。 /「別にそちらにとって状況が好転したわけではないですし。4ファウルなのにわざわざ戻ってきてもらえるなんて
      願ったり叶ったりです」

  _
( ゚∀゚)「チキンレースとしゃれ込もうや、なあ!?」


/ ゚、。 /「えっ…いやですよ…なんでVIP高の人ってみんなこう暑苦しいかなあ…」


( ・∀・)「さあ、どちらもインサイドは満身創痍。どうなるかな」



――キュキュっ…



残り時間は1分半。


今北産大附今北 79 - 78 VIP高校



('A`)「打てっ、ブーン!」


( ^ω^)「おおっ!」



――シュッ…



( ^ω^)(あっ…)


(;^ω^)「落ちるお!リバウンドだおっ!」

  _
( ゚∀゚)「任せとけって!いくぞおっ、モナーっ!!」


( ´∀`)「モナっ!」

      _
/ ゚、。( ゚∀゚)がしっ


/ ゚、。;/(早っ…強っ…!)


/ ゚、。 /(だけどオフェンスリバウンドを取らせるわけには…)



        _
がしっ/ ゚、。 /゚∀゚)

  _
(;゚∀゚)「むおっ…!」

  _
(;゚∀゚)(やっぱ厄介だぜこいつ…。でかいし強い!それに加えて体の使い方がめっちゃ上手ぇ!
     抑え込んだつもりだったのに前に回りこまれそうに…)

  _
( ゚∀゚)「負けるかあああぁぁぁ!」


/ ゚、。 /「ふんぐっ…!」


          _
ガシガシ/ ゚、。ガシガシ゚∀゚)ガシガシ



「す…すげぇぶつかり合いだゴール下―――!」



ξ;゚听)ξ「あんの脳筋ドバカ糞野郎…!4ファウルだってことわかってんの!?」


(;*゚ー゚)「確かに弱気になるよりはましかもだけど…危ないよ!」



――がつっ



「外れた!!!!」


                         _
/ ゚、。 /「うおおおおおおおおおおおお!!!!」( ゚∀゚)



――ばしっ



/ ゚、。 /「よっし!」

  _
( ゚∀゚)「くっそがあああああ!」


(,,゚Д゚)「ナイスだ、ダイオード!外に捌け!」


/ ゚、。 /「はい!ギコさん!」



激しいぶつかり合いを制し、リバウンドを奪ったのはダイオードだった。
コーナー付近へと降りてきたギコへサイドアウトのパスを送る。


だが…



――ばちっ



('A`)「毎度!」


(,,゚Д゚)「んなっ…」



「そ…即インターセプト――!?」



サイドアウトのパスを奪ったドクオは、目線をすぐさまゴールへ。
ダイオードのリバウンドにより攻守が切り替わっていたため、ゴール下での配置が自分たちに有利な形に変わっていたのを
見逃さなかった。



('A`)「モナーっ!いけえーーーーーっ!!」



――びゅっ…ダンッ



( ´∀`)「モナッ!」



ゴール下のモナーへ低空飛行のバウンズパスを送る。
それを察知したモナーは、ニダーにそれを妨害されぬよう、パスをキャッチする体勢に移りながらもニダーの前に自身の体を
滑り込ませるようにしてポジションを取る。



( ´∀`)「ナイスパス、モナっ!」



――バスッ



受け取ったパスを、ゴール下からのバンクショットで易々と沈める。



今北産大附今北 79 - 80 VIP高校



(-_-)「よし、再逆転!ナイショー、モナーさん!」


(・▽・)「さすがの安定感!」


(´・ω・`)(そう、安定感だ)


(´・ω・`)(作者の力量不足でモナー君が大活躍したシーンはまあ描かれてないよね)


(´・ω・`)(だが、彼はアベレージで得点とリバウンドのほぼダブルダブル(この場合、得点とリバウンドが共に二桁に
     達しているということ)を達成している)


(´・ω・`)(テレビ局みたいな言い方だが、彼のように『安定して数字を出せる』存在は、僕としても非常にありがたい。
     戦略がかなり立てやすくなるからね)



  _
( ゚∀゚)9m「てめっ、次はぜってー取ってやる!」


/ ゚、。 /「5ファウルは怖くないんですか?」

_
( ゚∀゚)「おまえは怖いってのかよ」


/ ゚、。 /「そりゃ怖いに決まってるでしょう…」

  _
( ゚∀゚)「俺は怖くねえぞ!」


/ ゚、。 /「……なぜです」

  _
( ゚∀゚)「なんやかんやで俺は今まで一度も5ファウルやったことないからだ!案外なんとかなる、ってもんよ!」


/ ゚、。;/(…馬鹿なのか…?ていうか思いっきり死亡フラグ…)


/ ゚、。 /「…それなら僕が、あなたの退場童貞をいただくことにしますよ」

  _
(;゚∀゚)「んあっ…おめ、まさかホモか!?」


/ ゚、。;/「ち、違いますよっ!!!!」


<;ヽ`∀´>(だからなんで全力…)



――ダムッ…



(,,゚Д゚)(残り、1分と数秒…)


(,,゚Д゚)(1点ビハインド。つまり、負けてる)


(,,゚Д゚)(圧勝にはならんとは思っていたが…まさかここまで足留めをくうことになるとは思わなかったぞゴルァ)


(,,゚Д゚)(さて、今回のオフェンスはどう攻めるか)


(,,゚Д゚)(2点を取ってさらにもつれさせるか)


(,,゚Д゚)(それとも3点を狙って引き離すか。スリーを決められりゃあ、ワンゴール差のリードを得ることができる)


(,,゚Д゚)(そして時間を目一杯使って攻めれば、VIP高も次のオフェンスでどう攻めればいいかテンパるはずだ)



現在の残り時間はほぼ1分。
単純計算でいけば、こちらが時間を目一杯使って攻めることで、残り時間は36秒となる。
VIP高からすれば、下手をしたら最後のオフェンスとなる可能性も高い。




(,,゚Д゚)(そりゃあ、あわよくば3点を狙いたいところだ…)


(,,゚Д゚)(このチームで3点を狙うなら俺かクー、ってことになる)


(,,゚Д゚)(だが…)



――きゅきゅっ!



('A`)「おりゃっ」



――ダダムッ



(,,゚Д゚)「…っと、危ね」



(,,゚Д゚)(この極限の時間帯だってのに…こいつのディフェンスにはなんの揺らぎもねえ)


(,,゚Д゚)(つぅことは、こいつはちゃんと冷静に試合の流れを見てる、ってことだ)


(,,゚Д゚)(下手したら、俺がいま考えてることが全部読まれてるってこともあり得る)


(,,゚Д゚)(俺たちがあわよくば3点を狙いたいということを)


(,,゚Д゚)(そしてクーが疲労しているということ。そしてそれによって導き出される選択肢…)


(,,゚Д゚)(俺が、スリーを打つかもしれないということすらも、だ)


(,,゚Д゚)(ワンオンワンから崩して外から打つのはおそらくきつい)


(,,゚Д゚)(それに、俺が打つとしてもクーが打つとしても、できればリターンパスからテンポ良く打つべきだ。
     絶対に外せないんだからな)


(,,゚Д゚)(とにかくスクリーンを駆使して確実にフリーに…)


(,,゚Д゚)(いや、違うな)



――ズダッ



('A`;)「――!?」


('A`;)(ショットクロックはまだ15秒近く残ってる…それに、俺を完全に振り切ってるわけでもねえのに…!?)


(,,゚Д゚)(ややこしいことは抜きだ!そんなの…)


(,,゚Д゚)(俺じゃねーぞゴルァァ!)



――しゅっ…



('A`;)「ぬぅおりゃあっ!」



――びしっ



('A`)「っし、指先かすめた!」


(;,,゚Д゚)「くそがあっ!」



/ ゚、。 /「ニダーさん、来ますよ!」


<ヽ`∀´>「わかってるニダ!リバウンd…」


川 ゚ -゚)「ダイオード、エラ張り、そのまま抑えていろ!!!」


(=゚ω゚)ノ(クーがランニングリバウンド…!?)


(;=゚ω゚)ノ(あ…脚が思うように動かねえヨウ…!)


(;=゚ω゚)ノ(あの野郎…疲れてても足バカっぱやだヨウ…たった数歩でこんなに距離が…)



――ガツッ…



「外れたぞ!!」

「リバウンドはどっちが取る!?」



<#ヽ`∀´>「全力スクリーンアウト!ニダーーッ!!」


(;´∀`)「むぐっ…!」


( ´∀`)(意地でも跳ばせないつもりモナか…!?)


/ ゚、。#/「あなただけは、跳ばせちゃだめなんだ!さあ力比べですよ、それとも強引に来ますか、ファウルを恐れず!?」

  _
(;゚∀゚)「よく喋るじゃねーか、ええっ!?」

  _
( ゚∀゚)(まさかほんとに7番にリバウンド取らせるつもりか!?)

  _
( ゚∀゚)(イヨウのスタートが遅れてる…あそこから追いつくのはたぶん無理だ…!)

  _
( ゚∀゚)(…ってことは)


( ´∀`)(僕たちゴール下がなんとしてでも取るしか…)

  _
(#゚∀゚)「ぬ…おおおおおっ!」


/ ゚、。;/(な…なんなんだこのバカ力は…!?しっかり抑え込んだはずなのに強引に…!?)


/ ゚、。;/「っつ…痛っ…!(ファウルだろ!?なんで4ファウルなのにこんな強引なプレーができるんだ!?)」

  _
(#゚∀゚)「どけえええええっ!」



腕力に物を言わせ、強引にダイオードのスクリーンアウトを振り切るジョルジュ。



  _
( ゚∀゚)「っし、リバ……」



川 ゚ -゚)


  _
(;゚∀゚)「!?」



ボールに飛びつこうとジャンプしたジョルジュ。その彼の目線から下を見下ろすと――クーがいた。
ジョルジュよりも高く跳んでいるというわけでは決してない。
むいろ、高さの面ではジョルジュの方が圧倒的に有利だ。
だが、クーがいたのは、彼の体格からは到底想像もできないようなレベルの高さであった。


  _
(;゚∀゚)(こいつ…こんな跳べたのかよ!?)



その驚くべき身体能力に一瞬、ひるむ。



川 ゚ -゚)(…よし)



一瞬さえあれば、問題はない。
ランニングリバウンドを試みたクーは、そのままボールをむしり取る。




  _
( ゚∀゚)(しまtt…)


川 ゚ -゚)(ギコ、お前のやりたいことはわかった)



空中でそのまま体を反転させる。



川 ゚ -゚)(一度外したくらいじゃあ、諦めないのだろう?)


川 ゚ ー゚)(さあ、いけっ!)



――ビュッ



(,,゚Д゚)「!!」



左45度エリア付近への、勢いのあるパス。
ギコがポジションを取っていたのはトップ付近だ。
速いパスに追いつくため、鋭く動くギコ。ドクオの対応は、一瞬遅れる。



――ばしっ



(,,゚Д゚)(優しくねえパスよこしやがって…)



かろうじてキャッチする。



('A`)(んのやろっ…!)



ドクオが自分との距離を詰めてきているのを視界の端で捉える。



(,,゚Д゚)(このタイミングで打ったらまた止められるかもしれない…)


(,,゚Д゚)(幸か不幸か、クーのリードパス(レシーバーを走らせるパス)はまったくもって優しくない)


(,,゚Д゚)(その証拠に、必死で走ってぎりぎりキャッチできた)


(,,゚Д゚)(俺の体にはまだ慣性が残ってる、このポジションに向かって走ってきたときの勢いが)



――しゅっ



('A`)(届かない…!)


(,,゚Д゚)(その勢いを利用して…流れ気味に。ドクオから遠ざかりながら打つ!)


(,,゚Д゚)(初めから体が流れる覚悟が決まっていれば、ある程度のシュートコースの修正は可能だ





「ま…またスリー!?」

「ひたすら4番で来るつもりか!?」



――ガシュッ



ボールは、リングの内縁に当たりながらもリングを潜る。



('A`;)「うぉっ…」


(,,゚Д゚)「うっし」



今北産大附今北 82 - 80 VIP高校





<*ヽ`∀´>「ギコ!」



「スリーーー!」

「見たか今の!?ほとんど体流れてたのに決めちまいやがった!」

「っていうかシュートセレクションの強引さだよ!しっかり時間を使うべきところでせっかくオフェンスリバウンドを
 取ったっていうのに…」

「ああ、リバウンドからワンパスでスリーポイント…!ショットクロックは2秒くらいしか経ってなかった!」

「めちゃくちゃだ!だけど…決めた!」

「一気に流れが傾くか!?」



――ビーーーーーーーーーーッ!!



審判「タイムアウト、緑!」



「VIP高、たまらずタイムアウトか!?」





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