第1話「白いトンファー」
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桜の花びらが舞い踊る春の陽気なある日。
私立ヴィップ学園高校の入学式が体育館で行われていた。パイプ椅子に座っている新入生達。
ブーンは校長先生の挨拶を聞いているうちに眠っていた。
ξ゚听)ξ「ちょっとブーン起きなさいよ。」
隣に座っているツンがブーンを起こした。
(;^ω^)「あ、ありがとうだお。」
ξ゚听)ξ「入学式から居眠りしてるの見つかったら大目玉よ。」
(;^ω^)「ポカポカ暖かくてつい寝ちゃったお。」
ξ゚听)ξ「しっかりしてよね。もう高校生なんだから・・・。」
(;^ω^)「はいですお。」
そして、校長先生の挨拶が終わり入学式が終わった。
体育館の出口へゾロゾロと向かう生徒達。ブーンとツンはその集団の中で会話していた。
ξ゚听)ξ「そういえばクラブどこに入るか決めた?」
( ^ω^)「うーん、まだ決めてないお。」
ξ゚听)ξ「私はスポーツ部のマネージャーでもやろうかなーって思ってるのよね。」
( ^ω^)「へーそうなのかお。」
ブーンとツンが体育館を出ると黒山の人だかりがあった。
「サッカー部へ入ろう!」や「バスケットで青春を謳歌しよう!」といったプラカードを手に持っている人達が、
体育館から出てきた新入生を勧誘していた。
(;^ω^)「わ、クラブ勧誘がすごいお。」
ブーンはクラブの勧誘をどうやってやりすごそうか考えているうちに人だかりに囲まれ、ツンとはぐれしまった。
( ^ω^)「あ、ツンとはぐれちゃったお・・・。」
ブーンがクラブの勧誘を避けつつツンを探していると1人の男が声をかけてきた。
( ゚∀゚)「ちょっとそこの君。なんて名前?」
( ^ω^)「ブーンですお。」
( ゚∀゚)「クラブとかもう決めた?」
( ^ω^)「あ、いや、まだですお。」
( ゚∀゚)「俺、2年のジョルジュって言うんだけどトンファー部に入らないか?」
( ^ω^)「トンファー部?」
( ゚∀゚)「まあ、部室で詳しく説明するよ。入るかどうかはそれから決めてくれてもいいし。」
( ^ω^)(うーん、どうしようかお?)
( ゚∀゚)「あ、お茶とお菓子もあるよ。」
( ^ω^)「行きますお。」
ブーンはジョルジュと部室へ向かった。
ブーンとジョルジュはグランドを越えて学校の端にある建物の方へ歩いていた。
( ^ω^)「あそこに部室があるんですかお。」
( ゚∀゚)「そうそう。あれが部塔。」
( ^ω^)「ブトウ?」
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( ゚∀゚)「ああ、うちの高校は部室がすべてあそこの建物に入ってるんだよ。
それで部室の塔みたいだなってことで部塔って呼んでるんだ。」
( ^ω^)「なるほどですお。」
ブーンとジョルジュは部塔に着くと中に入った。
( ゚∀゚)「ここの2階にあるんだよ。」
ブーンとジョルジュは2階へと上がっていった。
( ゚∀゚)「ここがトンファー部の部室だ。まあ、殺風景な部室だけどな。」
ジョルジュアはそう言うと「トンファー部」と書かれたプレートが貼ってあるドアを開いた。
部室の中は細長いスチール製のテーブルと数個のパイプイスが乱雑に置いてあった。壁にはロッカーや棚が並んでいた。
ブーンとジョルジュは部室に入った。
( ゚∀゚)「まあ、適当に座ってくれ。」
( ^ω^)「はいですお。」
ジョルジュとブーンはパイプイスに座った。
( ゚∀゚)「で、まあ、トンファー部のことなんだけど。簡単に言うと格闘技の1つだな。」
( ^ω^)「格闘技ですかお。」
( ゚∀゚)「ああ、剣道部の竹刀がトンファーになったっていうとわかりやすいかな。」
( ^ω^)「・・・。」
( ゚∀゚)「どうかしたか?」
( ^ω^)「わかりやすいんですけどあんまり聞かない格闘技ですお。」
( ゚∀゚)「まあな。この県じゃトンファー部はうちの高校にしかないし。県予選なしですぐに全国大会に出場できるからな。」
( ^ω^)「え!全国大会があるんですか!」
( ゚∀゚)「ああ、あるよ。」
( ^ω^)「結構奥が深そうですお。」
( ゚∀゚)「他に質問あったら何でも聞いてくれ。」
( ^ω^)(うーん、すぐに全国大会出れるのは面白そうだお。旅費とか学校が出してくれたらラッキーだお。)
ブーンが入部するか悩んでいると部室の壁に白いトンファーが2つ刺さっているのに気づいた。
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|ニニニニ⊃
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( ^ω^)「あれ?この壁に刺さってるトンファーは何ですかお?」
( ゚∀゚)「ああ、それは最強の武器トンファーだよ。」
( ^ω^)「最強の武器トンファー?」
( ゚∀゚)「部塔が建てられた時にはすでに刺さっていたんだ。誰が何のために刺したのかは謎だけどな。
部塔の7不思議の1つで『最強の武器トンファーを手にした者は英雄になる』って言うのがあるんだよ。」
( ^ω^)「へー、まあでもこんなの抜けるわけないお。コンクリートの壁に刺さってるお。」
( ゚∀゚)「そうだな。今まで何人も挑戦したけど抜けた人いなかったしな。」
壁に刺さったトンファーを眺めていたブーンは、パイプイスから立ち上がるとトンファーの前に立った。
( ^ω^)「まあでもせっかくだし、ちょっと僕もやってみようかお。」
( ゚∀゚)「別に構わないぜ。やってみな。どうせ抜けないだろうけど。」
ブーンはトンファーを1本ずつ両手で掴むと思い切り引っ張った。
( ^ω^)「えいだお!」
すると、トンファーはスルリと壁から抜けた。あまりにもあっさり抜けたのでブーンは倒れて尻餅をついた。
(;^ω^)「え!?」
( ゚∀゚)「ええええ!!」
(;^ω^)「抜けちゃったお・・・。」
( ゚∀゚)(ま、まじか!こいつは本物かもしれない。是非とも入部させたいぜ。)
(;^ω^)「こ、これどうしようだお。」
トンファーを両手にもってうろたえているブーンにジョルジュは詰め寄った。
( ゚∀゚)「ブーン、これはもはや運命だ!君には是非ともトンファー部に入部して欲しい!」
(;^ω^)(ど、どうしようだお。なんかすごいことになっちゃったお。)
( ゚∀゚)「頼む!入部してくれ!」
ジョルジュは頭を下げた。
(;^ω^)(まいったお。もうちょっとじっくり考えたいお。)
( ゚∀゚)「もし、入部してくれたら俺のおっぱいDVD全部貸してやる!」
( ^ω^)「是非とも入部させてくださいだお。」
こうしてブーンのトンファー部の入部が決定した。
第2話「トンファーの鼓動」
ブーンは入部届けに必要事項を書き込むとジョルジュに渡した。
( ゚∀゚)「じゃあ、入部届けを顧問の先生に渡してくるからちょっと待っててくれ。」
( ^ω^)「はいですお。」
ジョルジュは、部室から出て行った。
パイプイスに座っているブーンは、テーブルの上に置いてある白いトンファーをぼんやり眺めていた。
( ^ω^)「・・・なんで抜けちゃったのかお?」
ブーンがトンファーが抜けたことについて考えていると、
『マイマスター。今後ともよろしく。』
という声がどこからか聞こえてきた。
(;^ω^)「だ、誰かいるのかお?!」
ブーンはパイプイスから立ち上がりあたりを見回した。しかし、誰もいなかった。
(;^ω^)「あれ?誰もいないお。気のせいかお。」
ブーンはパイプイスに座りなおした。すると
『私はここだ。』
という声がどこからかした。
(;^ω^)「え?ひょっとして・・・。」
ブーンはテーブルの上に置いてあるトンファーを恐る恐る見た。
┫『そうだ。私はここだ。』
(;^ω^)「ト、トンファーがしゃべってるお!!」
┫『私を呪縛から解き放ったマイマスター。今後ともよろしく。』
トンファーは言った。
(;^ω^)「な、なんでトンファーがしゃべってるんだお!!」
┫『私はトンファーに込められた魂とでも言うべき存在だ。何かおかしいか?』
(;^ω^)「い、いや、普通に考えて物はしゃべらないお。」
┫『私に言わせればマイマスターも酸素、炭素、窒素、水素で構成されている物質に魂が込められているだけの存在だが・・・。』
(;^ω^)「まあ、そりゃそうかもしれないけどだお・・・。」
┫『とにかくマイマスター、これからは私の主はあなただ。名前を教えて欲しい。』
( ^ω^)「ブーンだお。君の名前は?」
┫『私には名前はない。』
( ^ω^)「そうかお。じゃあ、僕が決めてあげるお。」
ブーンは両手を組んでしばらく考え込んでいた。
( ^ω^)「じゃ、白いトンファーだからホワイティでどうだお。」
┫『・・・。」
( ^ω^)「あれ?どうかしたかお。」
┫『・・・マイマスターが決めたのならば従うまでだ。」
( ^ω^)「じゃ、ホワイティで決まりだお。よろしくだお。」
┫『こちらこそよろしく。』
その時、部室のドアがノックされた。
( ^ω^)「あ、ジョルジュ先輩が帰ってきたかお。開いてますお。」
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ドアを開けて入ってきたのはブーンの知らない女性だった。
川 ゚ -゚)「あら、知らない子ね。トンファー部の新入部員かしら。」
( ^ω^)「あ、はい。そうですお。」
川 ゚ -゚)「私は、2年生の茶道部のクーよ。他の部員はいないの?」
( ^ω^)「はい、今ちょっと席を外していますお。すぐに戻ってくると思いますお。」
川 ゚ -゚)「・・・そう。じゃあ、あなたでもいいわ。クラブ勝負の依頼に来たんだけど。」
( ^ω^)「クラブ勝負?」
川 ゚ -゚)「ああ、知らないのね。クラブ勝負というのは部活同士が勝負を行って、
敗者は勝者の言うことを何でもきかなければならないのよ。」
( ^ω^)「そんなのがあるんですかお。」
川 ゚ -゚)「クラブ活動の発展の一環とクラブ同士の交流を深めるために校長先生が考えたのよ。」
( ^ω^)「へー、そんなのがあるんですかお。」
川 ゚ -゚)「それで、トンファー部にクラブ勝負を挑もうと思ったんだけどね。」
( ^ω^)「何の勝負で何をして欲しいんですかお?」
川 ゚ -゚)「ガチの格闘勝負で勝者は敗者の部費3ヶ月分を没収。」
( ^ω^)「え?茶道部ですおね?」
川 ゚ -゚)「そうよ。茶道部は茶道部でも格闘茶道部なのよ。」
( ^ω^)「格闘茶道部!?」
川 ゚ -゚)「剣道部の竹刀が茶道道具になったっていうとわかりやすいかしら。」
( ^ω^)(・・・全然わかんないお。)
川 ゚ -゚)「どうかしら。この勝負受けてもらえる?」
( ^ω^)(うーん、まだ全然トンファー部のこともクラブ勝負のこともわからないお。
とりあえずジョルジュ先輩が戻って来るまで待ってもらうお。)
川 ゚ -゚)「やっぱり負けるのが怖いのかしら。」
その時、ホワイティが言った。
┫『マイマスターが私を使えば勝てないものなどない。』
(;^ω^)「ホワイティ、ちょwww黙ってwwww。」
ブーンが小声でホワイティに言った。
川 ゚ -゚)「何か言った?」
(;^ω^)「あ、いえいえ、何でもないですお。」
┫『大丈夫だ。私の声はマイマスターにしか聞こえない。』
(;^ω^)「あ、そ、そうなのかお。」
(;^ω^)(あーびっくりしたお。まあ、僕にしか聞こえないなら問題ないお。)
┫『私とマイマスターの勝利は決まっているが、一応ジョルジュが戻ってくるまで待ったほうがいいな。』
( ^ω^)「うん。わかってるお。」
その時、クーの目が怪しく輝いた。
川 ゚ -゚)「今、うんって言ったわよね!」
(;^ω^)「アーッ!!」
川 ゚ -゚)「じゃ、この紙にサインしてね。」
そう言うとクーはブーンに半ば強引にクラブ勝負届けにサインをさせた。
川 ゚ -゚)「勝負は明後日の放課後に体育館ね。来なければ私達の不戦勝だから。」
(;^ω^)「は、はいですお・・・。」
クーは嬉しそうに部室を出て行った。
( ^ω^)「もう!ホワイティのせいだお!」
┫『問題は何もない。マイマスターが私を使えば必ず勝てる。』
( ^ω^)「格闘技なんてやったことないお。おまけにトンファーなんて使えないお・・・。」
┫『何も知らなくても大丈夫だ。私の中に込められた戦闘記録をマイマスターに流し込む。』
(;^ω^)「・・・何かよくわからないけど駄目そうだお・・・。」
ブーンは誰もいないトンファー部の部室の中で肩をガックリと落とした。
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