………………。

川 ゚ -゚)「君は、不注意すぎるな」

( ^ω^)「お?」

ある日、何時も通りブーンがクーと言う名の女生徒、引きこもりの問題児にプリントを届けに言った時、言われた台詞だった。

川 ゚ -゚)「誰かを信じると言う事に疑いを持たない、誰かを疑うと言う事を信じられない、そんな人間だ」

それは駄目な事なのだろうか。
僕が聞くと、彼女は笑ってこう言った。

川 ゚ -゚)「何を言ってる、それはとても」

幸せな事だ、と彼女は言った。

………………。






■( ^ω^)は十回死ぬようです。
■二回目の朝・開始



ξ゚听)ξ「あ、アニキ?」

( ^ω^)「今日は返せないお」

ξ゚听)ξ「ハァ?」

( ^ω^)「ごめん! 先に行くお!」

カバンをひっつかみ、ブーンは玄関へと走った。

ξ゚听)ξ「ちょっと! 片付けぐらいしていきなさいよ!」

声が聞こえたが無視をする。
気を配る余裕など無い、ひたすらに直進する。

( ^ω^)「なんだおこれ……、スタンド攻撃でも受けてるのかお……」

だがバイツァ・ダストを仕掛けられる覚えなど、ブーンには一切ない。


とりあえず歩きながら考える。
ツンから本を受け取らないのは正解だ、とは思う。
本を返しに行ったらトラックに轢き潰されてしまう。
時間をずらせば、とかそういう考えも捨てたほうがいい、あの位置に行く事自体が危険だ。
ブーンはそう判断した。

そしてもう一つ。
あの言葉を思い出す。

(*゚ー゚)「十回殺すから――」

十回、認めたくは無いが、一回死んでいるので、残り九回。
今、自分は九回死んでしまう危険性があると言う事か。

('A`)「よう」

( ^ω^)「――あ」

気がついたらいつもの、ドクオと待ち合わせる交差点にきていたらしい。


('A`)「どうしたよ、何か滅茶苦茶暗い顔してるじゃねーか」

( ^ω^)「な、なんでもないお」

こんな荒唐無稽な話、信じてもらえる訳がない。

('A`)「……まあいいけどよ。 それより聞けよ、今日すげぇ夢みてさ」

夢。
そうだ、もしかしたらあの出来事が全部夢だったのかもしれない。
そう思い、ブーンは聞いた。

( ^ω^)「美女に囲まれてグングニルしゃぶられる夢かお?」

('A`)「…………なんで知ってんの」

( ^ω^)「……なんとなくだお」



……これで夢説もアウトだ。
『死ぬ前』に起きた出来事は全て、今起こっている。
つまり『死んだら』『その日の最初からやり直し』なのだ。
もっと切り詰めていうならば『あの夢を見た日』から、だろうか。
確認しようがないし、確認したくもないが。

どっちにしても、異常な状況だ。

(  ω )「どうすればいいんだお……っ」

学校に辿り着いたところで、当然授業は耳に入らない。
小テストはやはり、0点だった。


……………。

('、`*川「あなたはいい子なんだけどね……、なんというか、ベクトルを少しでもいいから勉強の方に向けてくれないかしら」

この台詞も聞いた。
ただ、同じ台詞でも、それがとっても無意味なものに聞こえて。

(  ω )「……勉強したら」

('、`*川「ん?」

(  ω )「勉強して頭が良くなって、ちゃんとした大学に行けば死ななくてすみますかお」

('、`*川「……何を言ってるの、あなたは」

こつん、とデコピンをされた。
普段の荒々しい無駄無駄ラッシュとは違い、やけに可愛らしい一撃だった。
ただそれだけで後頭部から床に倒れこんでしまう破壊力を秘めているのはなんというか間違っている。


( ^ω^)「こ、これで死ぬかと思ったお……っ!」

:二回目の死亡・デコピンによる後頭部強打
:実行犯・ペニサス伊藤
洒落にならねぇ……。

('、`*川「そう簡単に人間は死なないわ。 いい大学にいけば暮らしが楽になるのは間違いないけども」

でも先生。

僕はもう一回。

死んでるんです。

そのブーンの様子を、ペニサスは不思議そうに見ていたが、やがて溜息を吐いた。
自分の机から、あるものを取り出し、それをブーンに手渡す。


それは一枚のプリントだった。

('、`*川「それ――――」

( ^ω^)「っ!!」

ブーンはひったくるように、ペニサスの手からプリントを取り上げた。

( ^ω^)「そうだお! こいつがいたお!」

('、`*川「え、何? 何事?」

( ^ω^)「不肖このブーン、クーにプリントを届けてきますお!」

そうだ、こいつが居た。
クーが引きこもりで不登校なのは偏に彼女の性質に問題があるからだ。
『変わったことの大好きな』『最低最悪の魔女』。
繋がっていないメビウスの輪とすら称される彼女なら、この戯言を信じてくれるかもしれない。
いや、信じてくれないところでアドバイスの一つや二つ、くれるかもしれない。


去っていくブーンの後姿を眺めながら、ペニサスは『不思議な子ねぇ』、と呟いた。

ブーンがダッシュで職員室を出ると、そこにはカバンを頭に載せてバランスを取っているドクオがいた。

('A`)「よう、大丈夫かy」

( ^ω^)「ちょっと用事が出来たから先に帰ってて欲しいお!」

ドクオの発言を綺麗に無視し、ブーンは階段へと走り出した。

('A`)「……なんだアイツ」

ドクオは溜息をつく。朝から様子がおかしいと思ったら、これだ。
一日中心配して、ずっと待っていた自分が馬鹿みたいだ。
だが。

('A`)「まあいいか。暗いアイツは見てたくねえや」

ドクオもゆっくりと昇降口に向かって歩きだす。
それが、このドクオとブーンの、最後だった。

…………。


図書館とは違う方向、クーの家を目指しブーンは走る。

⊂二二二( ^ω^)二⊃ 「空も飛べるはずだおー!」

飛べませんが。
飛べませんがしかし、車に最善の注意を払い、通行人にも注意し、横断歩道は二十歩離れた位置から信号を待つ。
十分程度の時間を消費し、やがて、クーの住むマンションが見えてくる。

( ^ω^)「目標を補足したおっ!」

カーブを曲がり、その入り口が視認できた瞬間。

(´・ω・`)「……やあ」

そいつはそこに居た。
上級生の証、蒼いネクタイをした、そいつが。


( ^ω^)「……シ、ショボ……」

(´・ω・`)「あれ、自己紹介したっけ。 顔を合わせた記憶はないんだけどな」

( ^ω^)「いや……その……」

何でこいつがここにいる。
こいつは図書館の前の交差点にいる筈なのに。

(´・ω・`)「まあいいや、知ってるなら話は早いからね」

( ^ω^)「話……?」

(´・ω・`)「うん、君を探してた」

探していた。
……何で?
動きを先読みして此処にいた?
僕が此処に来る事を予想していた?

『どうやって僕が此処にくると言う事を知った?』


(´・ω・`)「こんな事言っても信じてもらえないかもしれないけど――」

(;^ω^)「け、結構ですお!」

脇を通り過ぎてマンションの玄関口へと向かう。
勿論、いきなり現れた車が自分をふっ飛ばさないとも限らないので、なるたけ慎重に、だ。

(´・ω・`)「…………ああ」

彼の目には『死相』が見えた。
四回死んでもおつりがくるような、濃厚な死の気配が。
また僕は救えなかった、と、その呟きが聞こえる訳もない。


…………。


オートロックというシステムは、外側から鍵を使ってあけるか、内部の住人からあけてもらうかのどちらかで入る事ができる。
当然のことながらブーンは鍵を持っていないので、クーの住んでいる部屋、902号室のボタンを押してコールした。

( ^ω^)「内藤だお、プリントを届けに来たお」

『……はいりたまえ』

入れることは出来るけど取り出すことのできない、一方通行の郵便受けの横、オートロックの扉が開く。

( ^ω^)「……あれ」

事情を話して入れてもらうつもりだったのに、クーは扉を開ける操作をしたようだ。

『いちいち呼んだと言う事は、何か話があるのだろう。普段なら郵便受けに入れてはい終わり、なのだから』

……言われてみればそうなのかも、しれない。


ブーンは「助かるお」とだけいい、扉をこえた。
エレベーターを一瞬見たが、しかし昨今、死亡事故が報告される時代だ。
素直に階段を登って、そして辿り着く。
クーの住む部屋へ。



(  ω )「ぜひっ ぜひっ ぜひっ」

体力の無い彼にとって九階までの強行軍は非常に重労働だったらしい。
息も絶え絶え、屍の如く這う様に扉の前まで歩き、インターホンを押そうとした所で。


まるで狙い済ましたかの様に、扉が開いた。


川 ゚ -゚)「……で、何の用件かな?」

( ^ω^)「……僕の、命に関してだお」

川 ゚ -゚)「それは、なによりだ」



クーの身長は、ショボンよりもさらに一回り小さい。
長い黒髪にカーディガン、チェックのロングスカートと、露出は少なめだが、美しさだけが際立つ服装だった。
何時もと変わらぬ無表情、だがやけに愉しそうだった。

川 ゚ -゚)「かけたまえ、紅茶でいいかな?」

( ^ω^)「お構いなくお」

リビングに通されたブーンは高そうな椅子に座る。
本当に、なんでこんな奴が引きこもりで、一人暮らしで、不登校なんてやってるのだろう。
カチャカチャとキッチンから音がし、やがて、盆に、高そうなティーセットと、おいしそうなクッキーをのせたクーが現れた。
テーブルにそれが置かれ、クーも席に着く。
時間は四時を回っていた。

川 ゚ ー゚)「さて、聞かせてもらおうか?」



にやり、と笑うその笑顔に、ブーンはかすかな期待と、恐怖を抱いた。

川 ゚ -゚)「ずいぶんと物騒な切り出し方だったしな」

( ^ω^)「……信じてもらえないかも知れないけど、いいかお」

川 ゚ -゚)「ああ」

そしてブーンは語りだす。
夢を見てから起きて、自分がやってきた事。
本を預かり、プリントを預かり、ショボンと出会い、そして。

自分が一度、死んだ事を。



…………。

川 ゚ -゚)「……成る程な」

( ^ω^)「信じてもらえないかお?」

静かに話を聞き終えたクーは、ゆっくりと顔を上げ、不安げに聞くブーンと視線を交えて、しかし黙っていた。

( ^ω^)「…………」

川 ゚ -゚)「…………」

そのまま数分見つめあい、やがてベランダの方向から小さなゴシカァン、という音が聞こえた。
そして、それが沈黙を切り開いた。

川 ゚ -゚)「……五分五分だな」

( ^ω^)「お?」

この切り返し方は予想してなかった、肩透かしを食らった気分だ。


川 ゚ -゚)「今のところ、私がその話を疑う理由は無い。 君は人を騙して喜ぶような人間ではないしな」

( ^ω^)「そう思ってくれるのかお?」

川 ゚ -゚)「君はそういう空気を持っているからな」

それは、ショボンにも言われた事だ。

川 ゚ -゚)「まあ、否定する理由も幾つかあるな」

( ^ω^)「……なんだお?」

川 ゚ -゚)「一つ、それが君の夢である可能性」

( ^ω^)「でもそれは……」

ドクオの夢を言い当てた事で、その疑問は払拭されたはずだ。
同じ日をループしている、という結論にそれで達したのだから。


川 ゚ -゚)「例えば君が予知夢能力に目覚めて、夢から目覚める為には夢の中で死なないといけない、という仮説はどうだろうか」

( ^ω^)「さすがにねーよww」

川 ゚ -゚)「本当にそういいきれるかね?」

( ^ω^)「う……」

断言しきれない、と言うわけではない。
実際現在、少なくとも主観的には、異常事態のど真ん中に居るのだから。
外から、サイレンの音が聞こえてきた。
ブーンは黙っていた、クーは『まあ』、と前置きした上で言う。

川 ゚ -゚)「この仮説は後一回君が死んで、二回分の死の記憶を持ち越す事ができれば消滅する訳だが」

( ^ω^)「死にたくねーお!」

川 ゚ -゚)「冗談だ」

本日二度目の洒落にならねぇ……。


川 ゚ -゚)「まあそれは今のところ、立証できない仮説だから置いておくとして、私としてはこっちの方が気になるな」

( ^ω^)「え?」

川 ゚ -゚)「君は今日、『一度目の死を体験してこの日を迎えた』、と言う意味での『今日』だが……起きた直後は記憶が無かったのだろう?」

( ^ω^)「そうだお。 ツンから本を渡された時に思い出したんだお」

デジャヴ、前にもこんな事あったな、という感覚。
それを鍛冶屋で+3したみたいな、あの感じ。

川 ゚ -゚)「ならば、君が死んだのが『一回目じゃない』と言う可能性も、あるわけだ」

( ^ω^)「……!」


そうだ、言われてみれば、その可能性は確かにある。
死んだ『前日』の記憶しか持ち越せない、というのなら。
もしくはトラックにひかれる一回目の『死』の時は前の『死』を思い出していないだけだとしたら。
サイレンの音は次第に大きくなっていった。
その音と反比例していくように、二人は黙り込んでしまった。

川 ゚ -゚)「……食べたまえ、自信作なんだぞ?」

重くなった空気を和ませる為か、クーがクッキーの皿を寄せてくる。

( ^ω^)「い、いただくお」

パリ、といい音がした。
ココアパウダーの風味が微かにする、市販品の味ではない。

( ^ω^)「お、うまいお」

川 ゚ -゚)「遠慮せずに食べていいぞ」

そういわれて本当に遠慮する事を、ブーンはやめた。


( ^ω^)「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」

五分程度で、皿に乗っていたクッキーは全て消滅した。
途中で飲んだ紅茶もおいしかった、午後の紅茶はもう飲めないと思うぐらいに。
いや、飲むけど。

川 ;゚ -゚)「なんというか、よく食うな君は」

(;^ω^)「いや、昼飯もあんま喉通らなかったし……」

川 ゚ -゚)「クッキーを食べるにしては不可解な音だったが……まあいいか」

皿を退けて、クーは続ける。

川 ゚ -゚)「なんにせよ、今の君に必要なのは前提条件を把握する事だよ」

( ^ω^)「前提条件……」

川 ゚ -゚)「うむ、現時点で確定しているのは『君は誰かに殺されている』『君は十回やり直す事が出来る』『死んだら夢を見た日の朝に戻る』、そして――――」


『十回目の死を迎えた時、君は本当に死ぬ』





川 ゚ -゚)「と言う事だろう、夢の中の『彼女』の言葉と現在の情報だけならそうなる」

外が騒がしい。
さっきから聞こえてきたサイレンの音はとうとうマンションの目の前を通り過ぎているようだ。

川 ゚ -゚)「そして君の勝利条件は『死なない』、だ」

( ^ω^)「…………」

言われてみればあたりまえだ。
『彼女』は『勝利条件』と言った。
つまりこれは、闘いなのだ。

意図せぬところで起きた、誰かと自分との戦い。

川 ゚ -゚)「問題はいつまで生きていれば君の勝利になるのか、という問題だが」

( ^ω^)「そういえばそれもあったお」

今日一日だけ、というのは楽観的な考え方だろう。
何時まで、何所まで。

川 ゚ -゚)「……五月蝿いな」

クーは立ち上がり、ベランダの方へと歩き出す。
ブーンもなんとなくそれについていった。



( ^ω^)「あ、あ、あああ!!!」

川 ゚ -゚)「……なんと」

九階という高さからは、ある程度、街を見渡す事ができる。
そしてブーンは、見た。

( ^ω^)「あれは、あれは!」

川 ゚ -゚)「図書館……の前、か?」

ブーンの視力は普通だ、眼鏡をかける必要は無いが突出して良いわけでもない。
だがしかし、彼の目に映っている光景は、遠目からでも理解できる。

『図書館の前の交差点に、炎が広がっていた』

( ^ω^)「前の僕が死んだ場所だお!」

川 ゚ -゚)「……成る程」


( ^ω^)「な、何が成る程なんだお?」

混乱しているブーンとは対照的に、落ち着いた様子のクー。

川 ゚ -゚)「いや、なんでもない。 なぁブーン」

( ^ω^)「お?」

川 ゚ -゚)「私は昔、君に言った事があったな。君は不注意すぎる、と」

( ^ω^)「言われた記憶があるお」

その時は、学校が始まってから一ヶ月程度の事だったか。

川 ゚ -゚)「例えば、だ。 君は今、あらゆる死の危険性に直面してると言える」

( ^ω^)「…………?」



それは普段と変わらない口調、普段と変わらない物腰、普段と変わらない表情のクーから紡ぎだされる普段と変わらないクーの声。

川 ゚ -゚)「全て物事に警戒し、全ての人間を警戒するべき事態だ。 そんな中で私を頼って来てくれたのは嬉しく思う」

( ^ω^)「いや、そういわれると照れるお」

川 ゚ -゚)「だから不注意だ、君は」


「なんで君は私なんかを信用したんだね?」


ドン、と。

身を乗り出して火事の情景を眺めていたブーンの体は、そのままベランダの外へ押し出された。

( ^ω^)「……え?」


何で?

訳がわからない。

クーが僕を。

突き落とし――――!


川 ゚ -゚)「この記憶が持ち越されるなら、次の『今日』以降、私には近づかない方がいい」


「そんな不思議な事を言われたら、試してみたくなるじゃないか」


なんで彼女が『最低最悪』などと呼ばれているか、ブーンは知らなかった。
それは偏に、彼女という、クーという人格は、『興味のある事はなんでもする』し『その手段を選ばない』からだと言う事を。
何を試したかったのか、ブーンにはわからない。
何を知りたかったのか、ブーンにはわからない。
引力にしたがって、ブーンの体は落下していく。
頭頂部と地面が接触して意識が途切れるまで、数秒もかからなかった。

:二回目の死亡・転落死。
:実行犯・クー。
:死亡時刻・四時三十五分



…………。

「あなたは酷い人ね」

声が聞こえる。
部屋の隅だ、クーはその方向に見向きもせずに、ティーセットと皿を片付け始める。

「彼はあなたを頼ってきたのに」

川 ゚ -゚)「それは嬉しく思ってるよ」

「ならなんで『彼女』に協力してあげるの?」

川 ゚ -゚)「ほう、ブーンの対戦相手は女性だったのか、知らなかったよ」

「……うかつな事を言わせてくれないのね。あなたは」

キッチンへと向かうクー、少女の声は続く。

川 ゚ -゚)「……私なりの考えあっての事だよ」

「それって、何かしら?」

クーは言う。

川 ゚ -゚)「彼には生きていて欲しいから、な」

:( ^ω^)は十回死ぬようです・続く。


前のページへ] 戻る [次のページへ