ご飯後は入浴だ
本当はご飯の後にお風呂って体に悪いらしい
とりあえず豊満たる肉体の私の入浴シーンでも想像していてくれたまえ

lw´‐ _‐ノv うーん・・ ああ、いいお湯だ・・

lw´‐ _‐ノv 鼻歌でも歌いたくなってくるな・・ フフンフンフフーン

lw´‐ _‐ノv ・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・・ん?

lw´‐ _‐ノv 何か・・ ん?

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・水風呂だコレ・・・・


川 ゚ -゚) どうでしたか? お風呂

lw´‐ _‐ノv 水風呂だった・・ 心臓麻痺するかと思ったぞ・・

川 ゚ -゚) おや、デスノートに名前でも?

lw´‐ _‐ノv うんそうそう なまえかかれたんだ じゃ、おやすみ

川 ゚ -゚) なんか辛辣で冷たいじゃないですか
      いつも通り突っ込んで下さいませ姫様

lw´‐ _‐ノv ツッコミきれん 冷たくもなるさ

川 ゚ -゚) あ、なるほど 水風呂と冷たいのを掛けたんございますね
     本当に寒いですね

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

川 ゚ -゚) ・・・・・・



とりあえずこんな日常で一日を終える
後は悪夢を見ながら寝るのみ─────


[牢屋]

从;゚∀从 うーむ・・ なかなか壮絶だな・・

(,,゚Д゚) ん? ・・確かに肌のスキンケアはちゃんとしといた方がいいぞ

从#゚∀从 肌じゃなァーいッ! 餅肌だ俺はッ!

(;゚Д゚) ・・え? ・・あぁ、容姿だったら別に壮絶って訳でも・・
     ・・いや、怒ってる顔は壮絶だが・・ まあ自信持っていいんじゃね?

从#゚∀从 俺の事から離れろ! この国の姫の日常の事だよッ!

(;゚Д゚) か、鏡見ながら姫様の事想像してんのか・・?
     ・・まぁそういう愛の形も否定はしないが・・ ちょっとなぁ・・

从#゚∀从 違うッ! 違うのッ! 鏡に姫の姿が映るのッ! 魔法なのッ!

(,,゚Д゚) ・・・・・・

(#゚Д゚) てめェやっぱり盗撮野郎だったかッ!

从;゚∀从 ちが・・ あぁもうっ! 何か俺泣きそうなんだけど!
       言葉ってどうしてこうも伝わらないの!?

(,,゚Д゚) 愛は言葉の障壁を乗り越える所から始まる・・

从#゚∀从 語るなッ!!


从 ゚∀从 ていうかお前、あの姫の護衛なんだろ?
       牢番なんてしてる場合じゃないんじゃないか? 俺一人しかいないし

(,,゚Д゚) ん? 今まで誰も牢に居なかったから、自主的に姫の護衛してただけだよ

从 ゚∀从 ふーん・・ ご苦労なこって

(,,゚Д゚) まぁこんな事してても何も手当は出ないけどな 財政難なもんで

从 ゚∀从 そんなにこの国は切羽詰まってるのか?

(,,゚Д゚) ・・シュー様がお生まれになってから国がおかしくなり始めたよ
     お偉いさんの中にはシュー様の厄のせいだと言い張ってる奴も多くてな
     彼女を国外追放にするべきだっつー人まで出やがってんだ

从 ゚∀从 へぇ・・

(,,゚Д゚) 可哀想な話だよな、存在だけが不幸を呼ぶって・・
     まだ世間の事もよく知らない女の子だぜ? どうにかならんもんかね
     今だってほとんどの奴は関わり合おうとしないんだぜ いつもひとりぼっちだ

从 ゚∀从 ・・・・・・

[シュー部屋]

lw´;‐ _‐ノv うっ・・ うぅ・・ そんなに湿布張らなくても・・ ぐふぅ・・

私が悪夢にうなされている時だった


从 ゚∀从 おーい そろそろ起きろお姫様 昼寝終了だ

lw´‐ _‐ノv んあ・・?

目覚めると自称ナントカが椅子に座っていた
また脱走するとは 流石灰色の魔術師

lw´‐ _‐ノv おお、ガンダルフ・・ どうしたんだい?

从 ゚∀从 違う・・ 誰だガンダルフって・・
       とりあえず厄の強さは分かったからな ちょっとだけ治しにきた

lw´‐ _‐ノv ・・?


从 ゚∀从 ほら、とりあえずこの水飲んでみろ

lw´‐ _‐ノv えっ・・? もしかして飲むと体が小さくなるとか・・

从 ゚∀从 それ確か錠剤だったような・・ とりあえず飲んでみてくれ

lw´‐ _‐ノv どれどれ・・
 ゴクゴク

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv おぉ、水だ

从 ゚∀从 うん 水なんだ

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・え? 終わりか?

...:::;;;;∀从 んじゃ、また明日ね〜

lw´‐ _‐ノv ・・・!?

自称魔術師はどうやら本物だったようだ
見事に消えたよ こういうの見たかったんだよ私は
良い物見せてもらったので目も冴えてしまった


lw´‐ _‐ノv うーむ、魔術師って凄い メイドなんて目じゃないな・・ 魔術師万歳

lw´‐ _‐ノv ・・しかしあの水は一体・・・・ 厄払いでもしてくれたのかな

lw´‐ _‐ノv ・・試すか


効果を確かめるために私はゲームをプレイする
いざスイッチオン 今度こそ最初のセーブポイントまで辿り着きたい


< テレテレテッテーテレテッテーテーン♪

lw´‐ _‐ノv ・・・・おお!!


私はこの時、初めてタイトル画面を見た
何が凄いって十字キーを押すとカーソルが動くのが凄い 何このテクノロジー
震える胸を抑えつつ、私はNEW GAMEを押す

オープニングが始まる───


男 「よし・・ 今日から俺も18歳・・ この村じゃあ立派な大人だな」

母 「私の可愛い息子・・ 実はあなたには黙っていたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたtぱあぱっぱ





バグった

メイド万歳


[牢屋]

...:::;;∀从 ただいま〜っと・・

(;゚Д゚) うわっ・・! お、おまえ・・ き、消え・・ まだ出て・・

从;゚∀从 ハァ・・ハァ・・ どうだ、これが魔術師の底力よ・・ ゼェ・・

(;゚Д゚) ・・何でそんなに息切れしてんだよ

从;゚∀从 あんまりコレで移動したくないんだよ・・
       移動距離に比例して疲れるから・・ 見栄はりすぎた・・グヘェ

(;゚Д゚) ・・律儀にここに戻ってくるとは・・

从;゚∀从 ・・ご飯くれるし・・・・

(;゚Д゚) ・・・・・・

从;゚∀从 ニコッ


翌朝、異変が生じた

lw´‐ _‐ノv ・・・・あれ?

lw´‐ _‐ノv ・・何だか目覚め良いな

目覚めた時の安堵感が今までと違う
悪夢を見ていないのだ

川 ゚ -゚) おや 姫様、今日は珍しくお目覚めですね

lw´‐ _‐ノv うむ・・ 寝汗もかいていない

川 ゚ -゚) 姫様のうなされた顔を見るのが私の趣味ですのに・・
      残念です

lw´‐ _‐ノv お前はっ倒すぞ


しかし本当に気分が良い朝だった
最高にハイ!な気分とはこの事だろう うっひょう!
何でも出来そうな気分にさせてくれる


lw´‐ _‐ノv ううむ・・ 何という爽快な気分・・
       今なら何でも出来そうな気がする

川 ゚ -゚) あまり無理はしませんように

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・よし! ちょっと朝の散歩行ってくる!
       んでもって小鳥とかと戯れてくるッ!

川 ゚ -゚) 危険ですよ姫様 おやめになった方が

lw´‐ _‐ノv いや、なんか本当に何でも出来そうな気がする・・
       とりあえずちょっと外行ってくる

川 ゚ -゚) そうですか・・ わかりました お気を付け下さいませ

lw´‐ _‐ノv うむ

早速支度をして外へ出る
扉を開ける時、私の胸は高揚していた

初めて楽しめるかもしれない───


川 ゚ -゚) うーん・・

川 ゚ -゚) 杞憂だといいのですg

<ドンガラガッシャァーンッ!!

川 ゚ -゚) !

<ヌオォッ! ナゼ犬ガ・・!!

川 ゚ -゚) ・・・・・・

<ウオッ! カ、噛ムナ! バ、ヤメ・・

<クーーーッ! タスケテェーッ!!

川 ゚ -゚) ・・・・・・


無事救出され、その日のお昼時だった


从 ゚∀从 おいっす! 元気かお姫様!

lw´‐ _‐ノv ・・ふむ、今日のご飯は蕎麦か・・

从 ゚∀从 おーい、無視するなよーう

lw´‐ _‐ノv おのれペテン師・・ 変に期待させやがって・・ 万死に値するぞ・・

从 ゚∀从 ああ・・ ハッスルしちゃったか・・

lw´‐ _‐ノv ハッスルするとも・・ そりゃあハッするよ・・

从 ゚∀从 ハッしたのか・・

lw´‐ _‐ノv ああ、ハッしたさ・・


怒りのあまり謎の動詞が生まれた
絶対流行らない


lw´‐ _‐ノv で、あの水は何だったんだ? 厄祓いの水じゃないのか?

从 ゚∀从 説明省いたのが悪かったな
      あの水は毎日飲まなきゃならないんだ

lw´‐ _‐ノv へ? 毎日?

从 ゚∀从 そう 病気だって毎日薬飲まなきゃ駄目だろう?
      厄も似たようなモンなんだ

lw´‐ _‐ノv あぁ、なんだ そういう事だったのか






lw´‐ _‐ノv つまりは養命酒

从 ゚∀从 ・・・・・・


从 ゚∀从 まぁそんな訳で毎日飲み続けてくれ
      これ今日の分ね

lw´‐ _‐ノv んむ・・ 了解した

从 ゚∀从 ついでにすっげぇ〜貴重な水だからな?
       こぼす事は絶対に無いように

lw´‐ _‐ノv あぁ、そこには充分きをt

バシャッ


lw´‐ _‐ノv ・・気を付けるつもりだったんだけどなぁ・・・・

从#゚∀从 ・・・・・・


「こぼすな」とか言ってフラグを立てた魔術師が悪いと思う
決して責任転嫁をしている訳では無い…


何だかんだで2杯目の水を飲み干す
以外と水だけ飲むって辛い

lw´‐ _‐ノv ふいー 飲んだ飲んだ

;;::::∀从 さて、そんじゃ俺はこれで帰る じゃーなー

lw´‐ _‐ノv おお、テレポート!

;;::::∀从 

;;:: ゚∀从 ん・・ む・・

lw´‐ _‐ノv ・・? どうした?

从 ゚∀从 ・・疲れるからやっぱり歩いて帰る

lw´‐ _‐ノv 期待させんな

从 ゚∀从 期待すんな


魔術師はテレポートだけで移動する義務を負うべきだ


[牢屋]

从 ゚∀从 ふい〜、ただいま〜っと

(,,゚Д゚) あぁ、帰ってきたか

从 ゚∀从 ・・・・・・

(,,゚Д゚) ・・? どうした?

从 ゚∀从 いや、普通に脱走してるのに普通だなと思って・・

(,,゚Д゚) んー・・ 害無さそうだから放っておいてもいいかなって

从;゚∀从 うわっ・・ 職務放棄も甚だしいな
       本当に牢番?

(;゚Д゚) えっ・・? 追われたいのか? 俺に追われたいのか?
     まぁ俺ほどのナイスガイならしょうがない感情でもあるが・・

从 ゚∀从 ・・これが殺意か・・・

(,,゚Д゚) じゃあ外に出す訳にはいかないな・・

从 ゚∀从 ・・・・・・

(,,゚Д゚) ・・・・・・


翌日はクーの休業日だった
もちろん彼女はジャージだ
私姫なのに 仮にも姫なのに


川 ゚ -゚) 姫様、久々に外で遊びましょう

lw´‐ _‐ノv 分かったから外出時ぐらいはまともな服着てくれ
       ジャージってお前 ジャージって・・

川 ゚ -゚) しょうがないですね 仕事着着てきます

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・


クーがいると外でも危険が少ない
一蓮托生とはよくいったものだ
久々に外に出て遊べると喜ぶ私





急展開はこの日に起きた

爪゚ー゚) シュー様、クーさん・・ 少しお話があるのですが

lw´‐ _‐ノv え?

川 ゚ -゚) む

珍しく城の見張り役の人間が話しかけてきた
いつもは城の高い所にいるのにどうした事だろうか

爪゚ー゚) ・・実は王様から、シュー様に大事な言伝を言いつかっております
     ですので少々お時間を・・

lw´‐ _‐ノv 父上から? 何事だろう

爪゚ー゚) ちょっとこちらへ来て頂けないでしょうか

lw´‐ _‐ノv ん おkおk

川 ゚ -゚) (言伝?)


爪゚ー゚) 誰かに聞かれると困るので、お耳をもっとお近づけ下さい

lw´‐ _‐ノv ん・・ そんなに重要な事なのか

川 ゚ -゚) (見張りの者に言伝・・・・ 王が?)


爪゚ー゚) えぇ・・ 実はですね・・

lw´‐ _‐ノv うんうん・・

爪゚ー゚) ・・・・・

川 ゚ -゚) ・・・・・


爪; ー) ・・すみませんッ!!

lw´;‐ _‐ノv ・・ゴブェッ!?

川 ゚ -゚) !!  シュー様ッ!?

衝撃で震える体
突然すぎて思考が追い付かなかった
どうやら近づいた途端、腹部をもの凄い力で殴られたらしい
呼吸がしづらい事この上無い

爪;゚ー゚) ・・・! ちょっとズレたか・・!

lw´;‐ _‐ノv お・・ おまっ・・ 何故 ・・グェ・・

爪; ー) くっ・・!

そのままどこかへ逃げてゆく見張り
相当速い逃げ足だ カール・ルイスかアイツは
ドーピングでもしてるのかと思ったぞ


lw´;‐ _‐ノv クー・・ お、追え・・ いまの・・ 奴を・・

川 ゚ -゚) シュー様! 動いてはいけませんッ!

lw´;‐ _‐ノv 大丈・・夫・・ 殴られただ・・け・・

川 ゚ -゚) 動かないで下さいッ!! 今すぐ医者を呼んで参りますッ!

lw´;‐ _‐ノv ・・・・・・

表情は変わらないが、必死に私が立とうとするのを遮る
これだけの事で医者とは過保護すぎやしないか
こういう過保護な姿勢が教育に悪影響を及ぼす事は言うまでも無い
クーが私の教育者になるにはまだ素質が足りない様だ


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/09(月) 22:03:17.78 ID:PdcCGXMI0
lw´;‐ _‐ノv ふっ・・ まだまだだなクーよ・・ そんなんでは教育委員会にナメられるぞ・・
       私はいいからさっきの奴を・・

川 ゚ -゚) 先ほどの輩は後で何とかしますから、もう喋ってはいけませんッ!

lw´;‐ _‐ノv ・・? さっきから何をいっt・・

lw´;‐ _‐ノv ・・・・・?

温かい
殴られた部分が妙に温かい事に気付く
そして湿っぽい

まさか


川;;;;:::::... とにかくそのままでいて下─────

lw´;‐ _‐ノv ・・・・・・


薄れ行く意識の中でやっと異常事態に気付く
ああ、殴られたんじゃないのか
道理で過保護すぎると思った



腹には短剣が突き刺さっていた
なんじゃこりゃあ









-続くよ-

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