lw´‐ _‐ノv ──でっけぇ!

(-@∀@) でっかいですよー "国立図書館"は

lw´‐ _‐ノv 本いっぱいあるぞー すっげー

(-@∀@) 凄いですよー 何でもありますよー

神父に案内してもらって来た場所は、とてつもなくでっかい図書館
私の国の城にもあったが、そんな比じゃないぐらいのでかさ
レベルでいえば横綱級のでかさだ

lw´‐ _‐ノv 本当にビッグだなー

(-@∀@) ビッグといえば、私もビッグですよ

lw´‐ _‐ノv ?

(-@∀@) 主に下半身的ないm


言い終わる前に、私がそのビッグを蹴り潰していた事は言うまでもない


  第十三話:厄姫さんと白色占師さん



(;@∀@) んああ・・ッ! ぽおうぅあぁん・・っ!!

lw´‐ _‐ノv 最近下ネタが過ぎるぞ 自重しろい

(;@∀@) いや、成長期の子供には必要なのかと思いまして・・ 痛い・・

lw´‐ _‐ノv 必要じゃねーよ 成長を阻害する要因だよ

こういう大人がいるから、ああいったゲームが規制されるんだ
ざまーみやがれ神父
いやらしいゲームは今後出来ないかもしれないぞ

lw´‐ _‐ノv とりあえず、少し遊びがてらブラブラしてみよう
       面白そうなの一杯ありそうだ

(-@∀@) 本とは実に良いものですからね
       良質な書籍を読み耽っている時のあの幸福感!
       知識を吸収していく快感! たまりませんなぁ

lw´‐ _‐ノv わぁ、やらしく聞こえる

(-@∀@) ・・・・・・


そういえば最近は本を読んでいなかったな
昔は呼んでる本がビショビショになって濡れてる事が多々あった
ハインに聞いたら、案の定厄の影響だったらしい
水呼びだか何だか言っていた 岩間さま岩間さま

lw´‐ _‐ノv 何か借りてみようかなぁ 今なら普通に読めそうだぞ

(-@∀@) そういえばあなたは絵本が似合いそうですねぇ 可愛らしい姿が目に浮かびます

lw´‐ _‐ノv 絵本か あんまり読んだ事無いなぁ

(-@∀@) 絵本といえば、ロマさんも書いてましたねぇ

lw´‐ _‐ノv ロマサン? ・・バルサン?

(-@∀@) ハインちゃんのお爺ちゃんですね バルサン並の殺戮者です

lw´‐ _‐ノv えっ それなら知ってるぞ 魔王って呼ばれてた人だろ

(-@∀@) そうそう まぁ趣味で一冊作ってただけみたいですが
       一度読ませて貰いたかったものですね

怖い人だと思ってたけど、そんな朗らかな面もあったんだな
いずれ捜してみよう
でも地獄絵図の絵の本だったらどうしよう
ショックのあまり一人で眠れなくなったら大変だ クー的な意味で


lw´‐ _‐ノv ・・あっ

図書館内を歩き回って数分
少し興味深い本を見つけた

lw´‐ _‐ノv 「魔術の歴史」だって 分厚いなぁ

(-@∀@) それなら我が家にもありますよ
       あ、でもそれは最新版みたいですね

lw´‐ _‐ノv そういえば神父、魔法使えるんだよな
       どうして使えるんだ?

(-@∀@) 元々使えるから使えるんです
       特別な訓練とかはいりませんからね
       努力も必要っちゃ必要ですが、才能には敵いません

lw´‐ _‐ノv なるほど もっと深く魔法について勉強してみr

lw´‐ _‐ノv 

本のページを何気なく捲る
するとそこには驚愕の顔が


----------------------

     从 ゚∀从v 

----------------------

lw´‐ _‐ノv !? ハインだ!!

(-@∀@) 静かに・・ しーっ!

lw´‐ _‐ノv ・・何でハインが本に?
ゴニョゴーニョ

(-@∀@) そりゃあ載るぐらいの才能の持ち主ですから
       魔法薬なんかも彼女しか作れないようなの多いですし
       まだ20年ちょっとしか生きてないのに凄いですよ

lw´‐ _‐ノv なんと

(-@∀@) 客観的に見ても今や世界一の魔術師でしょう
       流石魔王の孫娘、といったところでしょうか
       天才中の天才ですね 流石の血筋、です

極々希にカリスマ性は滲み出ていた気がしたが、そんなに凄いのか
ピースしている辺りが全く凄さを感じさせない
凄さのレベルと顧客の数は比例しない事が証明された


lw´‐ _‐ノv でも、ハインに「凄さ」は似合わないなぁ
       庶民的なのが一番似合うよ

(-@∀@) 実際に相当な貧乏癖らしいですからね
       才能はあるけど、あまり活用したがってない面もありますし

lw´‐ _‐ノv 人目を盗んで自動販売機のお釣りの取り残しチェックしてるからな
       でもそこが良いんだよ、ハインは
       心から尊敬できる人だ

(-@∀@) あれ、そうだったんですか


これはハインに限ったことではない
私は身の回りの人間に少なからず敬意を持って接している

クーだって、ギコだって、トソンだって、ジョルリンだって例外じゃない
無論、目の前の神父にだって尊敬する点は多々ある
恥ずかしいから本人の前じゃ言わないけどね

相手を認め、敬意を払う事は実に大切な事だ
これを心掛けていれば、嫉妬や憎悪等という面倒な感情に囚われる事も無い
我、悟ったり


lw´‐ _‐ノv さて、そろそろ目的の為に本を探そう

もうこの場でこれ以上の驚きと楽しみは得られそうにない
哲学の本にギコの名前でも載ってたりすれば話は別だが


(-@∀@) やっぱり何か目的がお有りでしたか
       何をお探しですか? 手伝いますよ

lw´‐ _‐ノv んー この国の歴史をちょっと勉強しようかなと

(-@∀@) 

(-@∀@) ・・あぁ

(-@∀@) 「モナー王」について調べるのですか

lw´‐ _‐ノv そのとーり 王様だったら本にも載ってるだろ たった100年前だ

(-@∀@) (なんだ 気晴らしは必要無いのかな・・)


神父に歴史のコーナーまで連れていってもらう
多少埃っぽさが目立つ
あとでクーを連れてこよう 掃除させてやる

lw´‐ _‐ノv んーと どれかな コレかな

(-@∀@) ところでそこから何を調べる気ですか?
       「自分の子供を殺して自殺」
       これ以上何を知る気ですか

lw´‐ _‐ノv ん・・ ま、なんというかな・・ 別にコレといって知りたい事は無いんだけどさ

lw´‐ _‐ノv モナーの為に何か出来ないかなぁ、って

(-@∀@) 

(-@∀@) え?

lw´‐ _‐ノv うん?

(-@∀@) ・・まだ彼と会う気でいるんですか?

lw´‐ _‐ノv もちろん

(-@∀@) ・・・・・・


(-@∀@) あの、一つ教えて下さい

lw´‐ _‐ノv 何でもききたまえ明智君

(-@∀@) モナー王に対して、または自分の父親に対して嫌悪感を抱かないのですか?
       自身の子供を殺した、または殺そうとした事に

lw´‐ _‐ノv ・・ん? 別にそんな事思っちゃいないよ

(-@∀@) 何故? 普通なら会いたくも無い程に嫌いそうなものですが

lw´‐ _‐ノv ・・モナーの事情は深く知らないから、父さんの話になっちゃうけどさ

(-@∀@) ん?


lw´‐ _‐ノv 自分の唯一の娘を殺してまで、国を救おうとしたんだぞ?


(-@∀@) 

lw´‐ _‐ノv それは私にとって凄く悲しかったしショックだった でも、その決断はカッコイイと思う
       誇りにしていい事だと思ってるし、実際に誇りに思ってる
      「敬意」を払うのには充分な行動だ

lw´‐ _‐ノv そんだけだよ ・・それにモナーと父さんをもう重ね合わせちゃったからさ
       救えるなら救ってやりたいんだ
       父さんと私はハインとクーに救われたから、モナーも救われたらいいなって


lw´‐ _‐ノv ・・いや、そんな大層なモンじゃないけどな
       きっかけでも捜せれば得だなーって、そんぐらいの軽い気持ちだよ
       本気で何とかしようとかいうんじゃなくて、本当にちょっとした気まぐれ

lw´‐ _‐ノv まぁ、暇なら手伝ってくれよ

(-@∀@) 

lw´‐ _‐ノv 

(-@∀@) 

lw´‐ _‐ノv 何だよ

(-@∀@) いや、ちょっと吃驚しちゃって

lw´‐ _‐ノv 何が

(-@∀@) 健気過ぎるというか、なんというか・・
       幼いながらも尊敬しますよ

lw´‐ _‐ノv ははは 逆に神父は本当に性欲に汚れきった人間だなぁ
       君みたいな大人には絶対にならないから安心してくれ

(-@∀@) ははは、全力で前言撤回しよう


ひっそりと神父と雑談しながらページを捲る
歴史って凄いなぁ 一冊だけにおさまらない程の量
そういえばギコも日記っぽいの書いてたなぁ 意外とマメな奴だ

lw´‐ _‐ノv うーん 本当に膨大だなぁ、歴史

(-@∀@) 「歴史」はこんな本が数万冊あったって語り尽くせる様な代物じゃ無いんですがねぇ
       ・・あれ? 今ちょっとかっこいい事言ったんじゃね?

lw´‐ _‐ノv お前が言う事でかっこよさ半減d・・ お?


ペラペラ流し読みしてると、一枚の顔写真が目に付いた
さっきまで見ていた、朗らかな顔

----------------------

     ( ´∀`) 

----------------------

lw´‐ _‐ノv ・・あった、これだこれ モナーだ

本に載ってるモナーは、私が見ていたモナーと大分違う
豪華な服を着てるし、素敵な王冠を被ってる
今のみすぼらしい姿が嘘のようだ


lw´‐ _‐ノv うーん 子供殺した事については書いてないぞ

(-@∀@) そりゃあそうでしょう
       歴史に残す様な殺し方はしませんよ

lw´‐ _‐ノv ふーん・・

当たり障りの無い事ばかり書かれているこの書物
まぁこんなモンだろうな
やはり「歴史」は本が数万冊あったって語り尽くせる様な代物じゃ無い
↑私が最初に言った


lw´‐ _‐ノv ん?

何気なく、期待無しにページを捲る
すると次のページに、二つの顔写真が載っている

lw´‐ _‐ノv (・・あっ モナーの子供か)

lw´‐ _‐ノv (なるほど こっちが兄で、こっちが弟か)

弟の方は、モナーと同じぐらいの年齢かと見受けられる写真
頭に王冠をのっけてる事からして、王位を継いだのだろう
いいなぁ、王冠 私も王冠欲しい ティアラより王冠じゃね?

一方、兄の方は若々しい青年時代の写真
享年20歳と記されている
早い人生だったんだな

----------------------

     (・∀ ・)

----------------------

lw´‐ _‐ノv (変な顔だな)

何だろう、妙にバランスがおかしい
パーツの一つ一つは問題無いが、位置おかしくないか
目とかおかしくないかお前


lw´‐ _‐ノv んー・・ 結局有意義な事は書かれてないなぁ


lw´‐ _‐ノv やっぱ無いなー 諦めて帰るかぁ

( ・∀・) ま、そんなモンですよ ・・あぁ、もう埃っぽいなぁ 眼鏡が汚くなっちった
 つ-@-@

lw´‐ _‐ノv 気を付けろよー 凄い埃っp

lw´‐ _‐ノv 

( ・∀・) フキフキ

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv チラッ

       (・∀ ・)

lw´‐ _‐ノv チラッ

       ( ・∀・) ん?

lw´‐ _‐ノv 

lw´‐ _‐ノv もしお前がモナーの子孫とかいう展開だったら確実にひく

( ・∀・) は?


( ・∀・) ・・あー 確かにこれは・・ に、似てる・・? 
      顔のパーツは似てますが、そんなにって訳でも・・

簡単にどれくらい似ているか説明すると、
ずばりオロナミンCとデカビタCぐらい似ている
ついでに私はオロナミンC派だ 何かビタミンCが凄いらしいよ
それに瓶がスタイリッシュで素敵だと思う 何あれ素敵

lw´‐ _‐ノv 私の考えでは、モナーは息子に会いたがってるんだと思うんだが

( ・∀・) ・・うん

lw´‐ _‐ノv そーれま・ほ・う! ま・ほ・う! 整・形! 整・形!

( ・∀・) いやいやいやいや これは流石に・・ ねぇ・・
       もうろくしたお爺さんとかならそれでイケるでしょうが、頭はハッキリしてますし

lw´‐ _‐ノv いや、大丈夫 私の考えに多分おおよそおそらく狂いは無い
       モナーの望みは叶わないかも知れないが、絶対に喜んでくれる事は間違いない

(; ・∀・) えー、すこぶる不安  めんっどうくっさいなァもう

lw´‐ _‐ノv ・・だめなのか?

(; ・∀・) うーん・・

lw´‐ _‐ノv クーの下着あげるから

( ・∀・) 任せなさい 紳士たる私が崇高なる善意でモナー王を喜ばせてしんぜよう───


(・ ∀・) ───おとーさーん おとーさーん 僕にかまわず成仏してよー

( ´∀`) 

(・ ∀・) 

lw´‐ _‐ノv 

( ´∀`) 

(・ ∀・) 

lw´‐ _‐ノv 

( ´∀`) 

( ´∀`) 色んな意味ですっごい吃驚した

lw´‐ _‐ノv ごめんなさい・・ こいつがどうしてもやりたい、っていうから・・

(・ ∀・) ちょっ、待て 弁明させろ


(;@∀@) 全く・・ 大恥かいたじゃないですか

全く、こっちの台詞としか言いようがない
何だあのクオリティー、真面目にやる気あるのか
クーの下着を着る気はありそうだが

( ´∀`) いやいや お気にせずに

(-@∀@) とりあえず記憶から消して下さい 本当に申し訳ない

lw´‐ _‐ノv しかもコイツ、今ので下着貰おうとしてるんだよ
       とんだ大損だよ

( ´∀`) ・・え? シューちゃんのを・・? 正真正銘の変態でしたか

(-@∀@) 違うっつーの 流石にもらわねーっつーの

lw´‐ _‐ノv え? クーのは?

(-@∀@) 絶対もらう


lw´‐ _‐ノv まぁ、その、ごめんな 喜ばせるつもりだったんだ
       結果的にアレだけど、ふざけてたつもりは無くてさ・・

(-@∀@) 逆にいやな事思い出させちゃいましたかね

( ´∀`) ・・・・・・

( ´∀`) 大丈夫、喜んでるモナ

lw´‐ _‐ノv ・・え? アレで満足なのか? それは流石にセンスを疑うぞ・・

(-@∀@) ・・え? アレで良いんですか? 一国の王だった人がアレで喜びますか・・

( ´∀`) いや、アレに関してじゃなくて・・


( ´∀`) シューちゃんが、また来てくれた事がとっても嬉しいモナ

lw´‐ _‐ノv ・・! そ、そうか!

( ´∀`) モナ!

(-@∀@) ・・・・・・・


( ´∀`) あんな事をうっかり話しちゃった後だから、嫌われてしまったかと思ったモナ・・
      まだ孤独を味わうのは懲り懲りだモナ

lw´‐ _‐ノv 大丈夫 嫌ったりなんかしないよ
       ・・本当は成仏させるぐらい喜ばすつもりだったんだけどな 失敗失敗

やっぱり喜んでくれた 思いは伝わった
今の私なんかでも人を喜ばせられるんだなぁ
ギコとお笑いやろうと思ってたけどやめて良かった


lw´‐ _‐ノv でも、やっぱり後悔を断ち切れる様な方法は分からないや
       なんとかしてやりたいんだけどなあ

( ´∀`) モナー

(-@∀@) あー・・

(-@∀@) ・・何でしたら私が手伝ってさしあげますよ、成仏
       エクソシストっぽい事だって出来ますから

( ´∀`) ・・へ?


lw´‐ _‐ノv 何っ 本当に神父っぽい事が出来るのかお前

(-@∀@) 私が除霊するより、自身で成仏する方が良いものかと思いまして・・
       ま、そろそろ手伝ってさしあげますか

キラリと光る分厚い眼鏡 流石変態
これでモナーも安心して眠れるな
でも、会えなくなるのは寂しい

と、思ったのも束の間


( ´∀`) ・・・・・・

( ´∀`) その、なんというか・・

( ´∀`) ・・やっぱり、それは良いモナ

lw´‐ _‐ノv ん?

( ´∀`) ・・あの、非常に勝手なことながら・・

( ´∀`) 消えたく無くなっちゃったモナ・・

lw´‐ _‐ノv え?

(-@∀@) !


モナーの口から私の常識を覆す発言
幽霊って誰しもが現世から解き放たれたいんじゃないか
それに「成仏したい」って言ってたような

( ´∀`) 100年間・・ 本当に辛かった 辛くて辛くて何度も消えたいと思ったモナ
      だけど・・

( ´∀`) 今は君達がいるから・・ 消えてしまえば、君達とも話せなくなるから・・


lw´‐ _‐ノv 


( ´∀`) だから、もう消えたくないモナ 君達と話せれば・・
      私の存在を知ってくれる人がいれば・・

(-@∀@) ほう この場に留まり続けていたい、と?

( ´∀`) ・・自分で言うのも何だけど、変な幽霊だモナー

lw´‐ _‐ノv ・・変だな、確かに

( ´∀`) モナー・・


lw´‐ _‐ノv でも、そんな変な幽霊も悪くないと思うぞ
       少なくとも私は、会え続ける事が嬉しい 別れは寂しい

( ´∀`) ・・! 本当かい?

lw´‐ _‐ノv 私には100年間のお前の気持ちは分からないけどさ
       辛かったんだろうな、って漠然としか分からないけどさ

lw´‐ _‐ノv ・・私も、辛かった時の経験はあったから
       誰かにすがりたい時、あったから

lw´‐ _‐ノv モナーが幸せに思うんだったら、その選択は全然良いと思う

( ´∀`) 

( ´∀`) すがって・・ いいモナ?

lw´‐ _‐ノv もちろん

(* ´∀`) ・・!

この場合、「幽霊との共存」とでも言うのだろうか 面白いものだ
彼は既に「後悔」というよりは「楽しむ為」に現世に留まり続けているのだろう
私にとっては心の底から嬉しい

(-@∀@) ・・・・・・

(-@∀@) (結局、こーなるんだもんなぁ・・)

( ・∀・)っ-@-@


lw´‐ _‐ノv ただ、これからは毎日来られないと思う
       某メイドが五月蠅いしさ、私の生活もあるしな
       一週間ごとぐらいになると思うよ

( ´∀`) 全然いいモナ! 一週間、何を話すか考える時間があると考えるモナー

lw´‐ _‐ノv おお じゃあ今後は君の話にも期待しよう

lw´‐ _‐ノv ・・な、そういう事でいいよな神父? 一緒にモナーに会いに・・

lw´‐ _‐ノv 

lw´‐ _‐ノv ?



( ・∀・) 

後ろを振り向くと、そこには眼鏡を外した神父
手には小さな杖
それを指揮者のごとく、目の前の空間に向けて振り続ける

杖の先から魔法陣が出来るのではない
遠隔操作とでも言うのだろうか、杖を振ると私達の足下に魔法陣が作られていく
私達全員を巻き込む様な、巨大な魔法陣


lw´‐ _‐ノv ・・何やってるんだ? 何だこのでっかい魔法陣
       こんな事も出来るのか

( ・∀・) どうです、綺麗だと思いませんか?
       私にはなかなか難しいんですよね、コレ ハインちゃんならさくさく出来るでしょうに
       今度個人レッスンとか受けてみようかな むふふ

lw´‐ _‐ノv んー 指揮者みたいでカッコイいいぞ でも最後の発言は酷いぞ

( ´∀`) おー魔法っ 懐かしいモナー 魔法使えるなんて珍しいモナ
      何かする気ですか? 凄い綺麗だモナー

( ・∀・) えぇ ここは豪華にいっとかないと失礼ですからね
       私があなたへ送る、精一杯の「敬意」です

( ´∀`) ? 何がだモナ?

( ・∀・) ・・あぁ、それよりシューちゃん、ちょっと私のお話聞いてくれないかい?
      モナー王も、少し聞いといて下さいな

lw´‐ _‐ノv ん?

( ´∀`) ?


いつものキャラとは違う雰囲気の言葉だった
力強さがあるというか、なんというか

lw´‐ _‐ノv なんだい 何でも聞くよ

( ・∀・) 私、今からある事を行なおうとしているんです
      この魔法陣に深い関係があります

( ・∀・) で、それを行なう前に一つだけ覚えておいて欲しい事があるんですよ

lw´‐ _‐ノv なんだい?

( ・∀・) 私はいつだって「自分が愛する人達の幸せ」を考えて生きています
      君は勿論の事、クーちゃん、ハインちゃん、ギコ君だって例外じゃありません

( ・∀・) それだけを覚えておいて下されば結構なんですが・・
       良いかい?

lw´‐ _‐ノv ・・? 分かった 何だかよく分からないが、とりあえず覚えておく

( ・∀・) ありがとう 話が早くて助かるよ



( ・∀・) では、今からモナー王を消しさりたいと思います

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