ζ(゚ー゚;ζ 動いちゃ駄目! じっとしてて!

lw´;‐ _‐ノv ・・・・・・

何故さっきからこういうエグいことばかりが襲いかかるのだ
サロンパスで口と鼻をふさがれるとか、ウナコーワを塗りたくられるとか、
そういう悪夢だったら苦しくても楽しめそうなものを、考慮しろ厄
痛みが全く無いのはいいのだが…


lw´;‐ _‐ノv ど、どうすればいいのだ 止まりそうもないぞ・・

ζ(゚ー゚;ζ うあー とにかくちょっと見てみよっか

lw´;‐ _‐ノv う、うむ頼ん・・ !?


ぐちゃ、ぐちゃ ぐちゃ


lw´;‐ _‐ノv !? ちょ、なんか鳴りだした!
       グロい音してる! え!? 怖い! 怖い怖い怖い!
       臓物的なもの出てきそう! なんだこれ! うわわわわ・・

ζ(゚ー゚;ζ お、落ち着いて・・

ぐちゃぐちゃねちゃねちゃと響く、不快に不快を重ねたような音
な、なんだこれ 撒き散らしそう、赤いものとか撒き散らしそう

lw´;‐ _‐ノv デ、デレ なんとかしてくれ・・ 気持ちわr

lw´; _ ノv ・・!? グ・・!?
 ガッ

ζ(゚ー゚;ζ え!?

グロい音が止んだ途端
私の首を何かが絞め、呼吸が出来なくなった
首を絞められた勢いでそのまま仰向けに倒れる私

服を切り裂き、お腹を突き破って出てきたものは二本の腕だった
白くてほっそりした両腕が、私の首を凄い力で絞め続ける
首の骨がミシミシと音を立てるほどの力

腕だけじゃなかった
それにとどまらず、黒い髪の毛が続けざま視界に入ってきた
そして、顔が



顔が…



川 ゚ -゚) 





[教会]

lw´;  _ ノv ああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙  あ゙あぁ゙ あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!?
       あ゙あ゙あ゙  あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙  あ゙あ゙あ゙ が あああ゙あ゙あ゙う  う ゔあ゙ ッ!?
        あ゙・・  あ゙あ゙あ゙・・・・   ぁ   い゙ぅあ゙あ   !?

川 ゚ -゚) ! 姫様・・っ

lw´;  _ノv や゙め゙ろ゙ぉお゙おぉおおっ゙ああ゙あ゙ああううゔゔゔゔうう・・!?
       なん゙   で え゙ぇぇ゙え  え゙ぇえ  ええ゙ ええ゙え゙!!

暴れる姫様を必死で抑えました
一体どこからこんな力が、と思えるほどに凄い力でうめき暴れ回ります
姫様の爪が一層私の腕に食い込んできました


ζ(-  ;ζ ・・・・・・

从; ∀从 (いかん 予想以上に辛そうだな・・ 割とヤバいかも・・)

(;@∀@) いくらなんでも苦しみ過ぎじゃありませんか?

(;゚Д゚) ・・ん?

lw´;  _ ノv ゔっ・・ が ぐ   ぶ、 ぁ゙ ・・・・

(;゚Д゚) !? クーさん! シュー様、舌噛んでませんかッ!?

川 ゚ -゚) なっ!?


いつの間にやら姫様の口から流れ出る鮮血
びくりびくりと、体は痙攣しております
姫様は明らかに異常な状態です

(;@∀@) ! クーちゃん、早く口を開けて! 危ない!

川 ゚ -゚) ・・!

急いで食いしばっている口をこじ開けると、溢れ出そうなほどの血溜まりが
窒息しないように血を全て吐かせ、すぐに自身の手を姫様の口につっこみました
これ以上舌を噛ませてはいけません


lw´;  _ ノv エ゙ッ・・ エ゙、え゙ェ゙ ッ ェあ゙・・ ぐ・・

川 ゚ -゚) いッ・・!?

(;゚Д゚) !? クーさん! 指! 大怪我しますよ!?

川 ゚ -゚) だ、大丈夫・・ です・・!

(;@∀@) 今手頃な布を持ってきますから、ちょっと待っていてください!

从; ∀从 ・・・・・・


lw´;  _ ノv ゔー ゔ、 う・・ ゔ ・・・・
       ゔゔゔゔゔゔゔ あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙  あ゙  あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!
       あ゙あ゙あ゙あ゙ ぐゔゔゔ!! あ゙あ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙ゔッ!?

川 ゚ -゚) 姫様・・

神父さんが持ってきた布巾を口に入れはしましたが…
それで姫様の苦しみが和らぐわけではありません
絶えず声を張り上げ、体を震わせ、暴れに暴れます


(;゚Д゚) クーさん! 早く手の治療をしましょう! 血出てますよ!

川 ゚ -゚) ・・お願いします

(;゚Д゚) つーか魔法使えんならお前が治療しろ!

(;@∀@) うむむ・・ 魔法で治療なんてのはハインちゃんレベルじゃなきゃ出来ませんよ

川 ゚ -゚) 私の怪我は大したことはありませんから大丈夫です、頑丈ですから・・
     それより姫様の様子が・・

从; ∀从 (・・やばい ど、どうしよう・・・・)

(;@∀@) ・・祈りましょう 我々にはそれしか出来ません

川 ゚ -゚) ・・姫様ぁ──


:lw´; _ ノv: ──あ゙ぁ゙っ・・ あ゙・・ うう・・ うっ・・ う・・ えうっ・・

ζ(゚ー゚;ζ しっかりしておねーさん! もう何もいないから!
       もう全員追い払ったよ! 黒髪のおねーさんも、魔法使いのおねーさんも騎士のおねーさんも!
       眉毛の人も神父の人もいつものお兄さんも!  君のお父さんも全員追い払ったから!

:lw´; _ ノv: うっ・・ うう・・ や・・ やぁ・・っ うっ、うっ・・

ζ(゚ー゚;ζ うあー・・!


長い長い時間が過ぎた
もう何も痛くはなかった
周りも静かだった


それでも、もう目を開けていられない
耳も必死で塞いでいた
うずくまる以外何もできない


幻だって分かっているのに
嘘だって分かっているのに


:lw´; _ ノv: う・・ うっ・・ う・・


本物のクーは私の首を折ったりなんかしない
本物のハインは私の顔をぶったりなんかしない
本物のギコは私のお腹を蹴ったりなんかしない
本物のトソンは私の腕を切ったりなんかしない
本物のジョルジュは私の眼を潰したりなんかしない
本物の神父は私の頭を割ったりなんかしない
本物の父さんは私を刺したりなんかしない


嘘だ、あれは全部嘘なんだ
幻なんだ、幻、幻 ただの夢なんだ
分かってるのに、分かってるのに、分かってるのに…


ζ(゚ー゚;ζ おねーさん、大丈夫だよ
       あともうちょっとでこの夢も終わるはずだからね 元気出してー

:lw´; _ ノv: えう・・ えうっ・・ あう・・


< ガサリ


lw´;‐ _‐ノv !?
 ビクッ


耳をふさいでも、その音は入ってきた
知っている顔が立っていた

从 ゚∀从 


ζ(゚、 ゚;ζ (・・! また来た・・ッ)

lw´; _ ノv あ・・ ぁ・・ アッ・・!


来るな、来るな来るなくるなくるな
嫌だ、もういやだ けがすな、けがすな
裏切られたくない、裏切られたくない、裏切られたくない
大好きな、大好きな人たち、人達に、裏切られ、裏、う、 う

:lw´; _ ノv: ああぁああああぁあああああああああああぁぁぁぁああああッ!!!
       うう・・ あうう、うああああああああああああッ!!

ζ(゚- ゚;ζ ・・あっちいけっ

..:::::;;;;∀从 

ζ(゚ー゚*ζ ・・おねーさん、もういないよ 何もされないうちに追い払っ・・

:lw´; _ ノv: ああううううううう・・ッ うううう・・ッ!

ζ(゚ー゚;ζ (・・! こ、心が壊れちゃう・・)


ζ(゚ー゚;ζ おねーさん、起きて! 私の話を聞いて!
       何が起こっても私が守ってあげるから安心して!

:lw´; _ ノv: うう・・ う・・ う・・・・

助けて、助けて、助けてたすけて
だれか、たすけて 助けて たすけて
逃がして、にがして いや、いや、いや、たすけて もういや


ζ(゚ー゚;ζ おねーさん! お願いだから立ち直ってッ・・!
       このままじゃ、このままじゃおねーさんおかしくなっちゃうッ!!

:lw´; _ ノv: ああぁぁ・・ いやああ・・・  う・・ うっ・・

ζ(゚ー゚;ζ おねーさんってばッ! 大丈夫だから・・ッ! もうちょっとで終わりのはずだから・・ッ!
       お願いだから立って! このままじゃ・・ このままじゃ・・

:lw´; _ ノv: た、たすけて・・ たす・・ いやだ・・ 嫌・・

ζ(゚ー゚;ζ (うあー 駄目だ、全然聞こえてない・・! こ、このままじゃ本当に壊れty)

ζ(゚- ゚;ζ (ちゃ・・  ぅ ・・・・)

ζ(゚- ゚*ζ 

ζ(-  *ζ 


:lw´; _ ノv: たす・・ たs、けて・・ い、いやあぁ・・ だ・・っ

ζ(-  *ζ 

ζ(ー *ζ ・・ほら、そんな所にうずくまらないで そろそろ起きなさい

:lw´; _ ノv: ・・っ すけ・・て・・ う・・ うう・・

ζ(ー *ζ ・・随分怖い思いをしたのね?
       でもそれももう終わりよ 後はあなたが乗り越えるだけよ

:lw´; _ ノv: いや・・ い、いや・・

ζ(ー *ζ さぁシュー、お腹に力を込めて
       こんなところで心が折れてちゃ、いつか心が輪っかになっちゃうぐらい折れまくるわよ?

:lw´; _ ノv: ウ・・・・? ウゥ・・?

ζ(ー *ζ ・・・・・・

ζ(д #ζ ・・動物みたいに呻いてないでとっとと立ちなさい軟弱者ッ!
 ペシペシ   幻に惑わされてるようじゃ、まだまだお子様ね!
        無駄な所で繊細なんだから全く! だから弱っちいのよ!

:lw´; _ ノv: ・・・・・・

:lw´;‐ _‐ノv:  ・・・・?


温かいものが胸の中に流れ込んできた
初めて感じる、抱擁感に似た安心感
今まで私を支配していたものが、どこかへ消えていく

lw´;‐ _‐ノv ・・・・? デ、デ レ・・?

ζ(ー *ξ ・・あら、やっと顔をあげたわね
       最後ぐらいはシャンとしなさい、だらしないったらありゃしないんだからっ

ξ(ー *ξ それでもアナタ、私の・・

lw´;‐ _‐ノv ・・? ・・・・・・

lw´;‐ _‐ノv 

lw´;‐ _‐ノv か、 ぁ・・s ・・・・?



         ξ(゚ー;;::::.....



lw´;‐ _‐ノv ・・・・!? ま、待って! ま、待──

─────────────────
───────────
─────


lw´;‐ _‐ノv ──まっえ ッ・・!

lw´;‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´;‐ _‐ノv ん?

薄暗い所だった
妙に息苦しい上に、口の中が鉄臭い
そして体を締め付けるように感じる圧迫感

lw´;‐ _‐ノv ・・あう?

从; ∀从 ハヒーッ・・ ハヒーッ・・ お・・ おわっ・・ たぁ・・!

ζ(゚ー゚;ζ (・・あれ?)

lw´;‐ _‐ノv ! あ、あいん・・ えれ・・  ・・ん?

口の中に何か詰まっていて喋れない
取り出そうと思ったが手が動かない

lw´‐ _‐ノv ・・! ・・うー

川  -) ・・・・・・

痛いほどに私を抱きしめるクーがいた
あぁ、そうか 終わったのか

…終わったのか──


从 ゚∀从 ──んん、もう準備はいいのかな

川 ゚ -゚) ええ、料理は充分出来ました 面子もそろってますしね

(゚、゚トソン ・・お、お邪魔してます神父さん
  _
(; ゚∀゚) (なんで俺まで・・?)

(,,゚Д゚) みんな杯を注いだかー?

(-@∀@) ええ・・

ζ(゚ー゚*ζ 

从 ゚∀从 んじゃ、シューの厄祓い成功含め、別れの儀式ということで・・

lw´‐ _‐ノv ・・うむ


从 ゚∀从 かんぱぁーい!

並々と注がれたグラスが、卓上で響き合った
先程の私の境遇とはうってかわり、温かな雰囲気
お酒が飲みたいものだが我慢我慢


(゚、゚*トソン 本当におめでとうシュー君! 帰っちゃうのは寂しい気もするけど、やっぱり嬉しいよ!
       もう不幸に悩まされることもないんだね!

lw´‐ _‐ノv ありがとう 私も嬉し寂しいぞう
  _
( ゚∀゚) あ、なんだ国に帰るのかお前ら とっとと帰れ、せいせいすらァ

(゚、゚#トソン ジョルジュ! お前はなんで素直に物を言えないんだ!
      恥ずかしがってないでちゃんと祝福の意をだな・・
  _
(; ゚∀゚) う、うるせーな お前に言われたくねーよ・・
     それに世話にはなってねェぞ

(,,゚Д゚) ジョルスケはツンデレだなwwwwっうぇwwww
  _
(# ゚∀゚) うっさいわボケ! ちゃうわ!

lw´;‐ _‐ノv ・・う! し、舌痛い! オレンジジュース痛い! 喉もヒリヒリするし・・

川 ゚ -゚) そりゃあそうですよ、舌噛んで絶叫していたんですから
      柑橘系はやめて他のジュースにしましょうね

从;゚∀从 それにしても疲れったぁ・・
       あんなに辛いもんだとは思わなかったな、俺もお前も

lw´;‐ _‐ノv あんまり思い出したくないぞ・・ 身の毛がよだつ

(-@∀@) お二人ともお疲れ様です


(-@∀@) しかしデレがこんな所で役立つとはねぇ 思ってもみなかった

ζ(゚、 ゚*ζ ・・・・・・

(-@∀@) 

(-@∀@) ・・パパだよ

ζ(д #ζ !? 〜〜〜〜! 〜〜〜〜!!

(*゚Д゚) 嫌われてやんのwwwwwww デレ、お兄さんだぜー!

ζ(゚ー゚*ζ !

(-@∀@) (ギコぶっ殺す)

(゚、゚;トソン おお、それが噂のデレちゃんかい? 僕も抱っこしたいな

ζ(゚ー゚*ζ ♪

从 ゚∀从 デレはどうだった、シュー? 俺としてはちと心配だったんだが

lw´‐ _‐ノv ん、デレがいなかったら危なかった 本当に助かったよ

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

夢の中で最後見たものは、自分の胸に秘めておこうと思う
錯乱していたから私にもよくわからないし、あまり喋るものでもない気がした
でも、やっぱりアレは…


宴会が始まって一時間ほどで、既にほとんどがぐてぐてに酔っていた
トソンが暴れ出さないか心配だったが、大人しく酔っているようでよかった

(、 *トソン うー 飲み過ぎたかなぁ・・ 明日仕事なのにぃ
  _
( ゚∀゚) んじゃサボるかー 時にはいいだろサボったって

(*゚Д゚) じゃあ明日二人でデートでもしてきたらいいんじゃねwwwww
     誘えよ、ほら誘えよジョルジェwwwwww さーそーえ! さーそーえ!

从*゚∀从 ひゅー! プロポーズ! プロポーズ!

(#@∀@) 死ね! そこの眉毛死ね! 
  _
(# ゚∀゚) 黙っとれ酔っ払い共が!

(、 *トソン 馬鹿なこと言うなよー 仕事はちゃんと行かなきゃ駄目だろー
      なんでジュルジョデート行かなきゃならないんだよー 嫌だよー
  _
( ゚∀゚) 

(*@∀@) wwwwwwwwwwwざまぁwwwwwww っふぉーうwwwwwww

案の定、宴会はジョルリンいじりに発展していた
既になんのための宴会かは見失っていたけど、楽しけりゃいいや
むしろこれがいい

川 ゚ -゚) ・・姫様ー

lw´‐ _‐ノv ん?


川 ゚ -゚) なんかお酒臭いので、ちょっと外にでも出ませんか?
      夜風にあたって散歩するのも良いでしょう?

lw´‐ _‐ノv あぁ、それもいいな  ハイン、ちょっとふらふらしてくるから

从 ゚∀从 いってらっさーい

酔っぱらい共のノリについていけなくなってきた頃だったし、丁度いい
酒の苦手なクーと一緒に散歩へ出ることにした
少ししんみりと話すのも悪くは無い


从 ゚∀从 ・・・・・・

从 ゚∀从 (・・そうだ、そろそろ・・・・)

(*@∀@) トソンくーん それより今度私と一緒に海にでもいきませぇん?
       水着とかも既に買ってるんですよぉ スクール水着とか似合いそうですよねぇ

(、 *トソン 僕、山派なんで嫌でぇす ジョルジョルと一緒に行けばどうですかー?
  _
(# ゚∀゚) 誰が行くかボケ!

(*゚Д゚) ジュルジュルはトソンと一緒に行きたいんだもんなぁー?
  _
( ゚∀゚) おい、お前マジで一回殴らせろ


从 ゚∀从 ・・なー 神父さんよ ちょっと聞きたいことあんだけど

(*@∀@) ん? あ、ハインちゃん海行きたい!? 行こう! 二人で行きましょう!
       ハインちゃんはビキニがいいね! ピンク色が似合うねwwwwwwぬへへwwwww

从#゚∀从 ブン殴りたいところだがひとまず我慢してやろう・・ とにかく、質問に答えろ

(*@∀@) なーんですかぁー?

从 ゚∀从 ・・・・・・

从 ゚∀从 ・・結局お前は何を企んでんだ?

(-@∀@) 

(,,゚Д゚) !
  _
( ゚∀゚) (゚、゚*トソン  ・・?

ζ(゚ー゚*ζ ・・・・・・

从 ゚∀从 ちと場が白けちまうが・・ シューもいないことだし、そろそろ聞かせてくれよぉ
      気になっちゃって気になっちゃって夜も眠れねぇぜこのままじゃ

(-@∀@) ・・・・・・


(-@∀@) はははは、酔いもさめちゃう質問だネ
       ・・でも確かに良い頃合いだなぁ いずれはみんな知ることだしなぁ

从 ゚∀从 ほう、割と素直なんだな ・・で? お前は一体何をしようとしてるんだ?

(,,゚Д゚) ・・・・・・

(-@∀@) ・・君、私の動向を確認していたみたいだね
       教会で厄祓いをしたのもそれが理由でしょう?

从 ゚∀从 そうに決まってんだろ

(-@∀@) ・・・・・・

(-@∀@) "私じゃないんだ"

从 ゚∀从 あ?

ζ(゚ー゚*ζ ・・・・・・

(-@∀@) 私じゃなかったんだよ、ハインちゃん・・ 君が見るべきは私じゃなかったんだ・・
       でも、もう遅い 既に一つの大きな流れは決まってしまったよ

从;゚∀从 ・・? 何を言って・・


(-@∀@) 本当に・・ 本当に君が注意を向けなきゃならなかったのは──


川 ゚ -゚) ──見て下さい姫様、綺麗なお星様ですねぇ
     お月様も輝いておりますよ

lw´‐ _‐ノv あぁ、満月だったみたいだな

夜空の輝きの下で並木道を二人でゆっくりゆっくりと歩く
ロマンチストなわけではないが、まさに私を祝福してくれるような夜である
ロマンティックが止まらないぜ、歌でも歌ってやろうか


川 ゚ -゚) ・・改めまして、本当におめでとうございます
      私、本当に本当に嬉しいです

lw´‐ _‐ノv 本当に私よりも喜んでそうだな

川 ゚ -゚) 姫様はもっと喜んだほうがいいのです
     私なんかよりも、いっぱいいっぱい喜んで下さい

lw´‐ _‐ノv 喜んでるさ ただ、ちょっと疲れた

川 ゚ -゚) あれだけ暴れれば疲れますよねぇ
     ・・私もちょっと疲れてます

lw´‐ _‐ノv 宴会の準備とか、色々あったもんな

川 ゚ -゚) ええ・・


川 ゚ -゚) ・・・・・・

川 ゚ -゚) 姫様、もう少しゆっくり歩きましょう ちょっと早すぎます

lw´‐ _‐ノv え、充分遅いペースだと思うのだが

川 ゚ -゚) 今になって疲れがどっと来ちゃいまして・・

lw´‐ _‐ノv そうか じゃあ仕方な・・

lw´‐ _‐ノv ・・む? お前、手を怪我しているみたいだが・・ どうした?

川 ゚ -゚) ん? いや、なんでもございませんよ

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

クーの右手には、誰かに噛まれた様な模様が浮いていた
腕には所々手形が痣になっており、爪痕まである
綺麗な腕なので余計に目立っている


lw´‐ _‐ノv ・・ごめんな

川 ゚ -゚) ・・謝ることなどないのですよ、あなたが一番苦しんでいたのですから


lw´‐ _‐ノv 迷惑をかけたなぁ
       ・・思えばお前にはずっと迷惑をかけ続けてきたな

川 ゚ -゚) ・・そんなことございませんよ 好きでやってきたことなのですから

lw´‐ _‐ノv そうか ・・恐らく、これからも迷惑かけ続けることになりそうだなぁ
       城に帰ってからも色々と大変だろうし

川 ゚ -゚) ・・・・・・

川 ゚ -゚) 

川 ゚ -゚) 姫様、大事なお話があるのですが

lw´‐ _‐ノv ん? ・・いきなりなんだ?

川 ゚ -゚) ・・・・・・



川 ゚ -゚) 私、お城には帰りません






lw´‐ _‐ノv 

lw´‐ _‐ノv え?


考えすらしない一言が飛び出た
マジで予想外の一言だった


lw´‐ _‐ノv ・・? どゆことだ

川 ゚ -゚) ・・今まで、私が近くにいればアナタに不幸は訪れませんでしたね
      「私の存在が、あなたを幸せにしてあげられる」
      そう考えるだけで、私はとてもとても嬉しくって、幸せでした

川 ゚ -゚) でも・・ 本日をもって、私の役目は全て終わりました
      もう私がいなくても、あなたは何だって出来るのですから
      私はもう、あなたにとって必要の無い存在です 私があなたの傍らに居る必要は、もうありません

川 ゚ -゚) 私の役目は、終わったのですから・・

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

下を俯いて、ぽつりぽつりと消え入りそうな声でしゃべるクー
月明かりに照らされながら、そのまま立ち止まらずに歩き続ける


川 ゚ -゚) ですから姫様、私はお城に帰りません その必要もありません
      あなたとは、ここでお別れです・・

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv 

lw´‐ _‐ノv ・・夢で、さ

川 ゚ -゚) ・・?

lw´‐ _‐ノv 今日見た夢で、自分の親しい人達と会ったよ
       でもそいつら、私にとても酷いことをしてきたんだ
       お前やハインが、私にエグい暴力をふるうんだ

lw´‐ _‐ノv ・・怖かった とても怖くて、辛かった

川 ゚ -゚) ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv 勿論、全員怖かった
       自分の好きな人たちなんだ、勿論全員恐ろしかったんだが・・

lw´‐ _‐ノv ・・お前に首を絞められている瞬間が一番怖かったよ 父親より怖かった
       「クーに裏切られたんだ」って思ったら、本当に悲しくってさ
       何もかもがいやになって、体が動かなくなって・・

lw´‐ _‐ノv なんだかんだで、お前が一番私のそばにいてくれた人間だからさ

川 ゚ -゚) 


川 ゚ -゚) ・・そうでしたか

lw´‐ _‐ノv だからさ、そういうのやめてくれよ
       「役目」とか、「必要」とか・・ とっくの昔からそんなの関係無いだろ
       ていうか、そんな言葉で私との関係を片づけるな

lw´‐ _‐ノv ・・悲しくなるだろが

川 ゚ -゚) ・・もうしわけございません そんなつもりではなかったのです
      姫様が、それほど私を想ってくれているなんて思わ

川 ゚ -゚) なく、て・・ ・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv そりゃ、一緒に帰ろうだなんて強制はしないさ お前の判断なんだから
       でもさ、私の欲を言えば・・ まだお前が考え直してくれるなら

lw´‐ _‐ノv 出来れば・・ 一緒にさ

川 ゚ -゚) ・・・・・・

川  -) 

lw´‐ _‐ノv ずっと、一緒に──









        ど



              さ




    り







lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ん?

何かが倒れる音がした
視線を横に移すと、クーがそこで黒い髪を地面に撒き散らしていた

lw´‐ _‐ノv ? ・・どうしたクー、躓いたか? ほれ、とっとと立t

川  -) ・・ごめんなさい、姫様
     私は、一緒には行けません・・ 私は、帰れません・・ ごめんなさい・・

lw´‐ _‐ノv ・・? いいから早く立てって 汚れ・・

lw´‐ _‐ノv 


クーの足が震えていた
必死に立とうとしながら、足に力が入らず立てない様であった


私の胸に、不吉な思いがよぎる


本当に綺麗な夜空だった
不気味なほどに、輝いていた


-続く-

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