( ^ω^) おー、君がトソン君かお 話は聞かせてもらったおー

(゚、゚;トソン は、はい! ト、トソンですっ よ、よろしくおねがいしますっ!

( ^ω^) 今お城は人手が足りないから助かるお!
       はい、それじゃコレ道具 君のセンスで荒れ放題な庭を綺麗にしてくれおー!

(゚、゚;トソン が、が、がんばりますっ!




[○月×日]
庭師の御仕事を始めることになる
期待を裏切らない様、精一杯励みたいと思う


(゚、゚トソン ・・・・・・
チョキチョキ

(゚、゚トソン !
ヂョギッ

(゚、゚;トソン ・・・・・・
バサバサバサッ

(゚、゚;トソン (葉という葉が・・ なくなっていく・・)

(゚、゚;トソン 難しいなぁ・・  あっ、また・・ うーん・・
チョキチョキ



だが、初体験の物事とは難しい
とはいえ努力により、前例の無かった騎士にまで為った私である
可能性を信じ、決して諦めず、必ずや「美しき女庭師」の如く光り輝いてみせよう


[翌日]

( ^ω^) 

(、 ;トソン ・・・・・・

( ^ω^) 

:(、 ;トソン: ・・オ、オユルシヲ・・




[○月△日]
城から緑が消えた
努力による賜物が無言の圧力とは皮肉なものである


[翌日]

(゚、゚トソン よーし、今日はがんばるぞ!

(゚、゚トソン ザックザック



[○月□日]
何も鋏を使うだけが庭師では無い
庭師が扱うのは光合成生物では無く「庭」という空間そのもの
そしてこの空間に足りない物を見出した
そう、噴水である



(゚、゚トソン (時間はかかると思うけど、綺麗な噴水があったらきっと喜ぶぞ)



私は地面を掘り続けた
庭師という職業を認めてもらう為に、皆を笑顔にする為
必ずや噴水を作り上げ、「庭師トソン」としてその名を知らしめよう


[翌日]

ブッシュウウウゥウウアアアアァァァ...

(; ゚ω゚) ・・・・・・

(д ;トソン ・・・・・・



[○月☆日]
石油が噴き出た
城が油まみれになった
「庭師トソン」ではなく「油田王トソン」と称され始める


[城内]

(゚、゚トソン 
テクテク


< ア、トソンサンダワ
< ホントウダ、幸運ヲヨブトソンサンダワ
< ケイザイコウカ凄イラシイワヨ


(、 ;トソン ・・・・・・


[○月◎日]
庭園が油田となり、居場所が無くなってしまったので一日中歩き続けていた
だが人の目が気になり、部屋に閉じこもることに
そうするとブーン王とフォックス大臣から油田の権利についての会議に呼ばれる
お金の話はよく理解出来なかった為、とにかく頷き続けた
私は別にお金が欲しい訳では無いのだ 油田に興味は無い


(゚、゚トソン フキフキ


[○月▽日]
流石に働かない訳にはいかないので、メイドさん達に混じって御掃除を始める
服装は庭師のままという事で落ち着いた

川 ゚ -゚) おや、ゆd・・ トソンさん、お手伝いですか

(゚、゚;トソン あ、クー君・・ ・・今、ちょっと変な言葉が

川 ゚ -゚) いえいえ 気になさらず
      凄いですね、厄なんて吹っ飛ぶほどの大幸運ですよ

(゚、゚;トソン ・・いや、まぁ・・ でも御仕事が・・

川 ゚ -゚) 誇ってもいいのですよ ゆでn・・ いや、トソンさん

(゚、゚;トソン そ、そうかい? ・・今、やっぱり何かいいかけ・・

(*゚ー゚) ・・あっ! 油田王さんだ! キャー! 触らせて下さい! 幸運くださーい!

(゚、゚;トソン ・・・・・・

川 ゚ -゚) ・・・・・・


[一週間後]

爪'ー`) さ、今日は君達の給料日だよ

(゚、゚トソン おお・・!

爪'ー`) はい、しぃ君
 ポン

(*゚ー゚) ありがとうございます!

爪'ー`) はい、クー君  これからもよろしくな
 ポン

川 ゚ -゚) ありがとうございます

爪'ー`) えーと、それじゃ・・

爪'ー`) ・・はい、油田王
'  ドスッ

(д トソン 


[○月◇日]
アタッシュケースを渡された
死ぬかと思った


lw´‐ _‐ノv あ、トソンだ

(゚、゚トソン ! シューく・・ シュー王女

lw´‐ _‐ノv 「君」でいいよ それより凄いじゃないか 油田を掘り当てるなんて

(゚、゚;トソン う、うん・・ でも偶然だよ・・

lw´‐ _‐ノv そうそう メイドの一人から聞いたんだが、お前に触ると運気が上がるらしいな

(゚、゚;トソン え゙っ!? な、なにその噂・・!? 何もあがらないよ・・!

lw´‐ _‐ノv まぁ触って損になる訳じゃないからな そうれスリスリしてやる うーふふふふ
スリスリ

(゚、゚トソン わわっ、く、くすぐったいよシュー君! ・・もうっ あんまりからかわないd・・


 壁| -)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


(、 ;トソン ・・・・・・

[○月●日]
悪魔の如き殺気を感じ始める
クー君が私と口を利いてくれなくなった


(゚、゚トソン ふぅ・・

[○月■日]
憂鬱な気持ちが晴れない
私が望むのはお金では無く、充実感なのだ
しかしその充実感は一向に手に入らず、懐だけが肥えていく


(゚、゚トソン ・・・・・・

(゚、゚トソン (これじゃ・・ これじゃいけないっ)

そう、私は油田王で無い 「庭師」なのだ
いくらお金だけが集まろうと、これでは昔の二の舞だ
このまま油田王などという油臭い称号に甘んじてはいけない
そもそも私にはオリーブオイルぐらいが妥当なのだ



この日から油田と化した庭では無く、どこか別の「庭」を探してみた
広い敷地だ どこかの隙間に荒れた空間があるのでは無かろうか


(゚、゚トソン ・・! あった・・!


[○月▲日]
倉庫の裏に、小さいながらも植物が茂った空間を見つけ出す
こんな場所に目を向ける人間は居ないであろう
足を踏み入れた形跡も無いようだ


だけど、私はここで仕事を始めることにした
そう、私は「庭師トソン」
今は誰も目を向けない場所であるが、きっと皆の視線を一身に集める庭園にしてみせよう



(゚、゚トソン (よし ここにお花を植えて・・ こっちには)

(゚、゚トソン 

(、 *トソン 

そうだ、これこそが「充実感」なんだ
私の求めたものはこれだ


[翌日]

ブッシュウウウゥウウアアアアァァァ...

(; ゚ω゚) ・・・・・・

(、 トソン ・・・・・・



[○月▼日]
「油田王トソン」の地位が盤石となる
もう嫌



〜Fin〜










川 ゚ ロ゚) 

lw´‐ _‐ノv 

川 ゚ ロ゚) ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・




[○月×日]
クーの顔がクールじゃなくなっていた


lw´‐ _‐ノv ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv どうした

川 ゚ ロ゚) 

川 ゚ ロ゚) あおあ あうええ いあいあいあ・・
     (あごが はずれて しまいました・・)

lw´‐ _‐ノv 

川 ゚ ロ゚) ・・・・・・


[○月×日 追記]
面白いから放っておくことにした


川 ゚ ロ゚) 

川 ゚ ロ゚) ういあえぅ
     (すみません)

lw´‐ _‐ノv 何?

川 ゚ ロ゚) あうええ おいいおえうあ・・
     (たすけて ほしいのですが・・)

lw´‐ _‐ノv あうええ おいいおえうあ?

川 ゚ ロ゚) あえ いあうえ いいえうああ
     (まね しなくて いいですから)

lw´‐ ,‐ノv おえおいうーい? えうっえうっ うー!

川 ゚ ロ゚) あ、おえ、ああいいえう・・ うおいああいい・・
     (あ、それ、かわいいです・・ すごいかわいい・・)

lw´‐ ,‐ノv うっうっうー! ういういうー♪ ういういうっ♪

川 ゚ ロ゚) あっ おぉ・・ ああいういう・・っ! ああいえうっ・・!
     (あっ もう・・ かわいすぎる・・っ! はなぢでるっ・・!)

lw´‐ _‐ノv さっきから何言ってんの?

川 ゚ ロ゚) ・・・・・・

川 ゚ ロ゚) あおあ あうええ いあいあいあ
     (あごが はずれて しまいました)

lw´‐ _‐ノv 解読してみよう 「あおああうええいあいあいあ」
 カリカリ

川 ゚ ロ゚) ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv 「青、嗚呼、上へ、遺愛、藍、あ」・・?

lw´‐ _‐ノv ふむ

川 ゚ ロ゚) ・・・・・・

lw´‐ _‐ノv ・・・・・・・

lw´‐ _‐ノv 「嗚呼、上空の青い青い、どこまでも蒼い空へと昇っていく私…
        けれど私が遺していったモノは藍色よ そう、愛色なの…」





lw´*‐ _‐ノv 誰かあああぁ! 誰かあああああああああぁぁぁっ!!
        クーがめっちゃ面白いポエムを言ぶっふぉあっふげっwwwwwwwwwwwwwwwwww

川;゚ ロ゚) いあーう!


lw´‐ _‐ノv は、離せクー 何をするっ うぬぅー捕まった
ジタバタ

川 ゚ ロ゚) えぅえあ あお おおあえうああいえうあ
     (メンヘラ だと おもわれるじゃないですか)

lw´‐ _‐ノv あぁっ またクーがポエムを・・ 早く書き留めたいのに

川 ゚ ロ゚) (あっ、そうだ 文字にすれば簡単じゃないですか)
カリカリ

lw´‐ _‐ノv おお、クーがガリガリと・・っ!

川 ゚ ロ゚)っ[ ] おぅえうああい
        (よんでください)

lw´‐ _‐ノv ん? どれどれ



            [顎が外れてしまいました]



lw´‐ _‐ノv いや知ってるけど

川 ゚ ロ゚) (知ってたんかーい)


lw´‐ _‐ノv 見ればわかるよ

川 ゚ ロ゚) お、おうえうあ・・ おううえあいいおえおうあ?
     (そ、そうですか・・ どうすればいいのでしょうか?)

lw´‐ _‐ノv おおうえあいいお・・ 何?

川 ゚ ロ゚) カキカキ...

川 ゚ ロ゚)っ[どうすればいいのでしょうか?]

lw´‐ _‐ノv ハインだったら治せるんじゃないかな
       どれ、呼んで来てやるから安静にしていろ いいか、絶対に動くなよ

川 ゚ ロ゚) おえあいいあう
     (おねがいします)

lw´‐ _‐ノv おえあいいあう?

川 ゚ ロ゚) カキカキ....

川 ゚ ロ゚)っ[お願いします]

lw´‐ _‐ノv 一々書くなよ、くどいな

川 ゚ ロ゚) (どうしろと・・)


lw´‐ _‐ノv ハイーン ハイーン

从 ゚∀从 ん? どしたシュー

lw´‐ _‐ノv クーが大変なんだよ

从 ゚∀从 クー? どうかしたのか?

lw´‐ _‐ノvっ この紙を見てくれ

从 ゚∀从 ?




   嗚呼、上空の青い青い、どこまでも蒼い空へと昇っていく私…
   けれど私が遺していったモノは藍色よ そう、愛色なの…




lw´‐ _‐ノv クーのポエムwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

从 ゚∀从 !? ポ、ポエ・・
       ・・・・wwwwwwwwwwポwwwwwwwwwポウェムwwwwwwwwwwwwwwww


lw´‐ _‐ノv ただいまー

从 ゚∀从 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwよっすwwwwwwwwいおおっすクーwwwwwwww

川 ゚ ロ゚) (え? なんで爆笑してるの・・?)

从 ゚∀从 


从 ゚∀从 嗚呼、上空の青い青い、どこまでも蒼い空へと昇っていく私…

lw´‐ _‐ノv けれど私が遺していったモノは藍色よ そう、愛色なの…


从 ゚∀从 先生wwwwwwwwwwww 次回作wwwwwww次回作ぅはwwwwwいつっwwwwwですかwwwwwwwww

川;゚ ロ゚) あぁあいあーう!
      (だからちがーう!)

lw´‐ _‐ノv あっ! 静かにハイン! 今クーがなんか言った! 新作言ったよ! 解読しなきゃ!

从 ゚∀从 おお! 先生、もう一回お願いしますwwwwwwwwwwwもう一回御聞かせくだせえwwwwwwwwww

川 ゚ ロ゚) (うぬぬ・・ このままでは二人にポエマーとして広められてしまいます!
      早く治して弁解出来るようにしなければ・・!)


(‘_L’) トソンさーん! 僕らのトソンさぁーん!
ガヤガヤ
(*゚ー゚) キャー! トソンさんよ! 幸運の女神のお通りよ!
ワイワイ
(´・ω・`) 油田王ー! こっち向いてー! サインくださぁーい!
ザワザワ

(、 ;トソン ち、違います・・ 油田王じゃありません・・っ 庭師です・・ 庭師ですから・・
      あの、通らせて下さい・・ 庭が・・ 庭を・・


|゚ ロ゚) (むむ・・ トソンさんなら親身になってくれると思ったのですが・・ 接触は無理そうですね)
コソッ



川 ゚ ロ゚) (ギコさんはデレさん背負ってパトロール中ですし・・
      ジョルジュさんはマグロ漁船に乗せられて消息不明ですし・・)

川 ゚ ロ゚) (・・あとはモララーさんしかいませんね!)


[図書館]

川 ゚ ロ゚) いうえいいあう
     (しつれいします)

(; ・∀・) お? クーちゃ・・ な、なにその顔・・!?

川 ゚ ロ゚)っ[顎が外れてしまいました]

(; ・∀・) 顎? また唐突な・・

川 ゚ ロ゚)っ[何とか治してほしいのですが]

( ・∀・) まぁそれぐらいなら何とか・・ ちょっと診せて

川 ゚ ロ゚) あー

( ・∀・) 

( ・∀・) ちょっとベロだして べーって

川 ゚ ロ゚) ? えーっ

( ・∀・) そのまま私の頬を舐めてみてくれないかな






713 :作者


皆様こむばむわ
恐ろしいほどのぐっだぐで厄い初投下から一年と数カ月
最後の投下ですら順番間違えたり本文長すぎの調整で手間取ったりで若干厄いものでしたが、それでも無事終わったようです
2年目に突入せず本当によかった


まとめの7xさん、絵とか動画とか感想とかくれた人達、支援し続けてくれた人達、まさかの休止でも待ってくれていた人達
モチベーションをあげ続けてくれた皆さんがいなければ間違いなくマイハートがブロークンでアイアムトウボウでした
基本的に出落ちギャグしか書けない人間なのです 読者の人と作り上げていった作品だといっても過言じゃありません


あとがきとはいうものの、作品自体について自分から語りたいことは特にありません
これを読んで楽しんでくれたら、もうそれだけで充分過ぎるほど嬉しいです
少しだけ欲を言えば、これをきっかけに何かしら汲み取ったり考えてくれることがあれば涎ものです

あれwwwwwwwwwあとがき全然面白いことかけないwwwwwww何言いたいのかわかんないwwwwwごめんwwwwwwwwwww
とにかく、厄姫はこれにて完結です

それでは月並みなことしか言えないけれど読んでくれた皆さん、本当にありがとう! おやすみ!
それではこっちからもおおお乙でした!

734 :そのAAやめろwwwwwwwwwww

928 :読み終えた!
作者に心から乙を!

696 :
あああああ、終わってしまった

986 :厄姫がもう見られないのは残念だが
あんたの作品大好きだよ!
また何か書いてくれ!

改めて乙でした!

736 :ハッピーエンドでよかった
マジでほんとに大好きな現行だから寂しくなる
乙でした!!

702 :最大限の乙をっっっ!!!!
厄姫大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

789 :ずっと追いかけててよかったよ
本当に乙でした

34 だれかあ・・・厄姫に乙を・・・
あー終わってしまった・・・充実感と空虚な感じぱねえ・・・
いやあ大好きでした

780 :好きな作品が終わってしまったよ……
乙!!本当に面白かったです!ありがとう!!

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