…………
│岩陰│「……」
│岩陰│`∀´> ヒョコ
<;`∀´>「(責任感じて見にきたらこりゃ大変なことになってるニダ…)」
、_
(::::_ノ:::)と<;`∀´> ズリズリ
<;`∀´>「(とりあえず渋沢を連れて帰るニダ!そして…)」
「あの男に応援を頼むニダ!!」
( ω )
ドンドンドンドン!!
(‘_L’)「はーい、どちら様ですか?」
、_
(::::_ノ:::)と<;`∀´>「大変ニダよ!!」
(‘_L’)「あ、ニダーさん。…?後ろのヤムチャみたいの、なんですか?」
<;`∀´>「お前んとこの社長ニダ!!ヤムチャとか言うなバカチン!!」
(;‘_L’)「えええええ!?このヤムチャみたいのが!?」
<;`∀´>「ニダ!渋沢はジョルジュにやられたニダ!」
(‘_L’)「ジョルジュ…?」
<ヽ`∀´>「ヒーロー連続襲撃事件の犯人ニダ!!」
(;‘_L’)「そ、そんな…あの事件の犯人に、社長が…負けた…!?」
<ヽ`∀´>「…ジョルジュは十年以上前に死んだはずの伝説の怪人ニダ…渋沢が負けたのも、頷ける話ニダ…」
<;`∀´>「っと、それより!!内藤さんはどこにいるニダ!?」
(;‘_L’)「な、内藤さんなら奥に…でも、どうして?」
<ヽ`∀´>「決まってるニダ!内藤さんにジョルジュを倒してもらうニダよ!」
(;‘_L’)「え…でも、内藤さんは…」
<ヽ`∀´>「それじゃ!渋沢に救急車呼んどくニダよ!」
(;‘_L’)「は、はい…あ、待ってください!!内藤さんは!!」
ダダダダダ…
(;‘_L’)「…行っちゃった…」
バタン!!
<ヽ`∀´>「内藤さん!!」
( ^ω^)「…ニダーさん…」
<ヽ`∀´>「事情は知ってるはずニダ。ウリがどうしてここに来たか、わかるニダね」
( ^ω^)「…社長が負けたんですね」
<ヽ`∀´>「そのとおりニダ。そして今、あのクーって若手の子が戦っているニダ」
<ヽ`∀´>「でもはっきり言っておくニダ…あの子じゃ、ジョルジュは倒せないニダ」
( ^ω^)「……」
<ヽ`∀´>「ジョルジュを倒すには、ヒーローの力が必要ニダ!!だから、内藤さん!!」
( ^ω^)「…でも、私は…もうヒーローではありません…」
<#`∀´>「そんなこと言ってる場合じゃないニダよ!!」
<#`∀´>「ジョルジュは…あいつは!!あんたにとって、倒さなければいけない相手のはずニダ!!」
( ^ω^)「…確かにそうです。でも、いいじゃないですか…」
( ^ω^)「私でなくても、誰か別のヒーローが倒せば、それで…」
<#`∀´>「…内藤!!」
( ^ω^)「!!」
<#`∀´>「何をうじうじしてやがんだ!!」
<#`∀´>「お前以外にまともに戦えるヒーローなんか、もうとっくにジョルジュに倒されてるんだよ!!」
<#`∀´>「お前が戦わないで、誰が戦うんだ!?誰が世界を救うんだ!?」
<#`д´>「…誰が…」
<#;д;>「…内藤の仇を討つんだ…!!」
( ^ω^)「…ニダーさん…」
<ヽ;д;>「あいつが…内藤が、自爆までして、守った世界を…」
<ヽ;д;>「こんなところで、終わらせるわけにはいかないだろ…!!」
( ^ω^)「……」
<ヽぅ∀と> ゴシゴシ
<#`∀´>「もういいニダ!!こうなったらウリがこの手であいつの息の根を止めてやるニダ!!」
(;^ω^)「ええ!?そんな無茶な!!ニダーさん自分の必殺技思い出してくださいよ!!」
<#`∀´>「離すニダ!!ゴミ漁りクローだって生臭さという名の傷跡ぐらいは残してやれるニダ!!」
(;^ω^)「それしか残らないじゃないですか!!」
ガチャ…
(‘_L’)「すいません、内藤さん。話、聞いちゃいました」
( ^ω^)「フィレンクトさん…」
<;`∀´>「いでででで!!後ろで腕極めるの止めるニダ!!」
(‘_L’)「内藤さん、戦ってください」
( ^ω^)「……」
(‘_L’)「自分がヒーロー最後の一人で世界の危機で相手は親の仇で…最高のお膳立てじゃないですか」
( ^ω^)「…しかし、私の変身アイテムは社長が…」
(‘_L’)「ファイスティックならここです」
Φと
(‘_L’)「社長室から勝手に持ってきました。どうぞ」
( ^ω^)「……」
つΦと
(‘_L’)「…ここで逃げたら、視聴率は最低ですよ」
( ^ω^)「……」
(‘_L’)「…内藤さん!!」
<;`∀´>「ギブウウウウウウウウ!!肘が折れるニダアアアアアアアアアア!!」
ザザザ…
川;゚ -゚)「ちっ…!!」
_
( ゚∀゚)「どうした?これで終わりか?」
川;゚ -゚)「…『炸裂氷柱』ッ!!」
バババババ!!
_
( ゚∀゚)「痒いんだよ」
バシッ!!
川;゚ -゚)「…クソ…ふんどしの癖に…!!」
_
( ゚∀゚)「いつまで言ってんだよ…まぁいいや。それなりに楽しかったし」
_
( ゚∀゚)「そろそろシメだな」
_と
( ゚∀゚)「よいしょ」
ブチッ
( ゚∀゚)つ-「『リボルアイブロウ』!!」
( ゚∀゚)つ┼──── グィーン
川;゚ -゚)「剣だったのか…」
( ゚∀゚)「まぁな。んじゃ、ふんどしの男の眉毛に斬られる屈辱を味わいながら死ね」
川;゚ -゚)「最低すぎる…!!」
( ゚∀゚)「じゃあな」
川; - )「クソッ…!!」
ブォンッ!!
ゴゴゴゴゴ…
( ゚∀゚)「あ?なんだこの音」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
│
│
│
,, ;;│ ∴
( ゚∀゚)つ┼── │ ;; ── バキッ!!
│ `::
V
(;゚∀゚)「ま…眉毛えええええええええええええええええええ!!」
川;゚ -゚)「…この槍は…!!」
「そう!!全てを貫く正義の槍、ジャスティスロンギヌスだ!!」
(;゚∀゚)「誰だ!?」
(::::::::::::::)「…天下無双のヒーロー…」
ド ( =☆=)「ジャスティスカイザー!!!ここに見参!!!」 ン
川;゚ -゚)「…ジャスティスカイザー…!!」
スタッ!!
(;゚∀゚)「てめぇ…何故…何故お前がここにいる…名前まで名乗って…!!」
( =☆=)「…お前は自爆したはずだ…か?」
(;゚∀゚)「そうだ…てめぇはあの時確かに、自爆したはずだ…!!」
( =☆=)「…それは私の父親だ」
(;゚∀゚)「何…?」
( =☆=)「流転魔王ジョルジュよ!!!貴様の悪行、断じて許すわけにはいかない!!!そして!!!」
(# =☆=)「世界を守って散っていった一人のヒーローのために!!!私は貴様を、倒す!!!」
( ゚∀゚)「…ふ…ふははははは!!!」
(#゚∀゚)「面白いじゃねぇか…親子揃って俺の邪魔をしようってわけだ!!!」
(#゚∀゚)「来いよジャスティスカイザー!!!てめぇを末代にしてやるぜ!!!」
(# =☆=)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
(#゚∀゚)「ああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
バキィッ!!!
そ そ ∧∧∧ て て
_ _ _ _
_ - ― = ̄  ̄`:, ,:` ̄  ̄= ― - _
, -'' ̄ __――=,'=――__  ̄''- ,
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ゛'゛ ̄  ̄ ̄ ―- \
/ ノ そ YYYY て !、 ゙i
/ , イ ) ( ト , ゙i
/ _, \ / ,_ ゙i
| / \ `、 / / ゙i |
j / ヽ | | ,r' ゙i j
/ ノ { | | } !、 \
/ / | (_ _) | \ \
`、_〉 ー‐‐` `‐‐ー 〈_、`
(#゚∀゚)「ちっ!!」
ザザッ!!
( ゚∀゚)「やるじゃねぇか…本気の俺とパンチで張り合うとはよ!!」
( =☆=)「違うな」
( ゚∀゚)「なにを言って…」
バキ
( ゚∀゚)「え?」
バキバキバキ!!!
(;゚∀゚)「ぐ…俺の拳が…割られたのか…!!!」
( =☆=)「お前が私と張り合っているんだよ」
川;゚ -゚)「…すごい…これが、ヒーローの本気なのか…」
( =☆=)「…済まなかった。氷牙凍姫クー」
川 ゚ -゚)「……」
( =☆=)「私がもっと早く来ていれば…」
川 ゚ -゚)「よせ。ヒーローが怪人にそんなことを言うもんじゃない」
( =☆=)「…そうだな」
(#゚∀゚)「余所見してんじゃねええええええええええええええ!!!」
( =☆=)「お前もな」
(#゚∀゚)「んだと!?」
グサッ!!!
∴ . (#゚∀゚).∴;;・
三 ――― ( ──>
.;
(# д )「がは…ッ!!!」
─―>『注意一秒怪我一生…ってな』
パシッ!!
( =☆=)「……」
(# д )「て…てめぇ…親子揃って…賢しい真似をしやがる…」
( =☆=)「ああ。それがジャスティスカイザー流の戦い方だ」
(# д )「知ってら…だから余計にムカつくんだよ…」
ユラ…
(#゚∀゚)「ああ…マジムカつくぜ…こんな程度で俺が倒せると思ってんじゃねぇぞ…」
川 ゚ -゚)「…胸を貫いたのに…なんてタフネスだ…」
( =☆=)「…だろうな」
(#゚∀゚)「んだと…」
( =☆=)「だが、お前の動きは封じた」
( =☆=)「次の一撃は避けさせん」
(#゚∀゚)「はっ…また自爆でもしてみるか!?てめぇの親父のようによ!!!」
( =☆=)「……」
(#゚∀゚)「何故てめぇの親父が自爆を選んだか知ってるか!?それ以外に俺を倒せる可能性のある大技がなかったからだよ!!!」
(#゚∀゚)「俺の能力はこのタフネスだ!!!どれだけのダメージを受けても倒れない圧倒的な耐久力!!!」
(#゚∀゚)「どんな技でも出してみやがれ!!!俺は決して倒れねぇ!!!あの時のようにな!!!」
( =☆=)「いいだろう」
( =☆=)「本当に倒れずにいられるか試してみればいい」
(#゚∀゚)「…てめぇ…」
( =☆=)「……」
(#゚∀゚)「クソ…クソックソックソックソッ!!!」
(#゚∀゚)「クソ野郎がああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ダッ!!!
( =☆=)「……」
パキン!!!
+ ______
. / // /|
| ̄/  ̄ ̄,:|//!
|/ ./.!/| +
| (::::::∀/) :| .!
| / .| |
|/ |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
川;゚ -゚)「…っ…はぁ…はぁ…」
( =☆=)「……」
エターナルフォースブリザード
川 ゚ -゚)「…『永久凍結』…貴様は…死ぬ…」
( =☆=)「…確かに、倒れはしなかったな。流転魔王ジョルジュ」
ガクッ!!
( =☆=)「大丈夫か!?」
川;゚ -゚)「あぁ…なんとかな…だが、これでエネルギー切れだ…」
( =☆=)「済まない…疲れているところに、こんな大仕事をさせて」
川 ゚ -゚)「いや…いいさ。それにしても、最後まで汚いやつだな…お前は…」
川 ゚ -゚)「とどめぐらい、自分で刺したらどうだ…」
( =☆=)「…残念だが、ジョルジュの言っていることは正しかった」
( =☆=)「私には、この男を倒せるほどの技はない…」
川 ゚ -゚)「……」
( =☆=)「だが、これでいい。戦いは終わった」
ピキ
( =☆=)「……!!」
川;゚ -゚)「…な…」
ピキ
ピキ
ピキ
ピキ
ピキ
ピキ
ピキ
( =☆=)「……」
川;゚ -゚)「冗談だろ…今のは、こないだとは訳が違うんだぞ…」
「私の全能力を懸けて繰り出した技だぞ!!!」
バキッ
ガスッ!!!
川; - )「ぐ…が…!!!」
(; =☆=)「クー!!」
( ゚∀゚)「よぉ…やってくれたな、嬢ちゃん…」
川; - )「…は…はな…せ…!!!」
( ゚∀゚)「そうはいかねぇよ…マジで寒かったんだぜ…」
(; =☆=)「クソッ!!エクスカリバー!!!」
ブンッ!!
( ゚∀゚)「はは…剣か…来いよ」
ズバンッ!!!
( ゚∀゚)「あーいてぇな。いてぇ」
(; =☆=)「くっ…物理攻撃じゃ、やはりダメか…!!!」
( ゚∀゚)「でもそれだけだ…そして」
ボコボコボコォ!!!
(; =☆=)「超再生!?」
( ゚∀゚)「土壇場で強くなるのはヒーローの専売特許じゃねぇらしいぜ」
川; - )「……!!」
バタバタ…
( ゚∀゚)「てめぇらのおかげで俺はまた強くなった…だからよ」
( ゚∀゚)「お礼に、てめぇらから殺してやる」
ボキッ!!!
川 - )「が…」
(; =☆=)「!!!!!」
ドサッ…
川 - )
( ゚∀゚)「もう一度言うぜ。余所見すんなよ」
ザッ…
(; =☆=)「…!!!しまっ」
「ラアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' (#) =☆=)
, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
ドザァ!!
(; =☆=)「がはっ…ぐ…」
( ゚∀゚)「…どーやら、単純な力も強くなってるみてーだな。感謝するぜ、本当」
( ゚∀゚)「ま、じゃ。死ね」
ブン…
( =☆=)「(…動きが…スローに見える…)」
( =☆=)「(…死ぬのかお…僕は…)」
( =☆=)「(世界も救えず…仇も討てず…)」
( =☆=)「(…女一人、守ることもできず…)」
――ここで、話は少し遡る。
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