('A`)は野球選手のようです 7-6


『レールウェイズ、選手の交代をお知らせします。
ピッチャーウィリアムズに代わりまして、バルケン。背番号35』


( ^Д^) (……)


リリーフカーに乗って守護神バルケンがやってくる。
バルケンはここまで36S。そして無敗。
セーブ成功率100%を誇る右腕だ。


( ,'3 )(……)


バルケンが投球練習をする。
その中で一際異質なポールがある。
不規則に揺れるポール、ナックルだ。


( ^Д^) (……)


キャッチャーも捕りにくそうにしているナックル。
果たして、そんなボールを打てるのか……


打席に入る前に素振りをする。
ウグイス嬢の声に耳を澄ませる。


『4番ファースト、宝』


( ^Д^) (さあ、お仕事の始まりだ)


1球目。
いきなりカーブから入ってくる。


( ^Д^) (……)


とっさに反応出きるほどバルケンのカーブは甘くない。
ナックル以外の球も一級品なのだ。


( ,'3 )(……宝は振るだけの選手。安パイ)

( ^Д^) (……)


2球目、胸元をえぐるストレート。
なんとかバットを出しカットする。


( ^Д^) (弄ばれちゃダメだ)


そう心に銘じての第3球は見せ球のストレート。
これでカウント2‐1。


( ^Д^) (……ナックルはフォームでわかる。厄介なのはそれ以外だ)


第4球。
ナックルのフォームではない。


( ^Д^) (ストレート、カーブ、チェンジアップ、スライダー!)


頭の中にバルケンの持ち玉が浮かぶ。
このボールは、確実にこの中のどれかなのだ。


( ^Д^) (チェンジアップ……!)


実際に来たのはチェンジアップ。
体勢を崩されるがなんとかバットに当ててファールに逃げる。


( ,'3 )(……うざい)

( ^Д^) (これでいい。ゆっくり甘い球を待つ)


( ,'3 )(……決める)

第6球目。
明らかにそれとわかるナックルのフォーム!


( ^Д^) (来た!)


この球は、よほど甘くない限りカットしなければならない。
ほとんど回転がかかっていないボールを注視する。
完璧な集中力がないと、このボールは打ち返せない。


( ^Д^) (……)


ゆらゆらとどちらに落ちるかわからないボール。
と、その時急にカクンとボールが落ちた。


(;^Д^) (!)


その急激な変化についていけない。
あれほど警戒したにもかかわらず、膝をついて三振した。


(#^Д^) (……くそっ!!)


『5番サード、朴』


<ヽ`∀´>(……)


朴はレールウェイズのピッチャーの特徴を見抜きつつあった。
つまり、初球がいつもぞんざいなものになっているということ。
茂等のいい当たり、川島のタイムリーなども初球打ちだ。


<ヽ`∀´>(さて……それにあやからせてもらうか)


<ヽ`∀´>(さっきはカーブから入った……が)


次はストレートから来る、と朴は読んだ。
今までのバルケンのデータから考えてもさほど矛盾はない。


( ,'3 )(……)

<ヽ`∀´>(来い!)


バルケンが朴に放った第1球。
ナックルではないフォームから投げられた球。


<ヽ`∀´>(やはり、ストレート!)


狙い撃ちした朴はそれを振り切る。
148キロを難なく引っ張りライト前へ。
朴の読み勝ちだ。


『6番ライト、擬古』


( ´∀`)(……)


喪名監督は悩んでいた。
さっきと同じ理由。
バントをするか否か。
ただまあ、結局結論は決まっている。


(,,゚Д゚)(……わかりました)


指示を擬古に出す。
彼ならきっと結果を出してくれるだろう。


( ,'3 )(……)


バルケンが擬古に第1球を投げる。
と、その時。擬古がバントの構えを見せた。


( ,'3 )(!!)

(,,゚Д゚)(監督に頼まれたんだ……死んでも決める!)


コン、と乾いた音がする。
勢いを殺した打球は三塁線の中を転々とする。
前に出てきたバルケンが取る。二塁を確認したあと余裕で一塁に送る。


(,,゚Д゚)(……よし)


完璧な送りバント。
監督の期待に応えた形だ。


( ・∀・)(……)


ネクストサークルに茂等が立っている。
近づくと手を出してタッチを求めてきた。


(,,゚Д゚)(茂等さん……頼みますよ)

( ・∀・)(任せとけ)


そう呟いて打席に向かう。
その後ろ姿を見て、喪名監督は祈るような思いを吐き出した。


( ´∀`)「茂等と心中しますよ……頑張ってください」


( ,'3 )(……何故送ったのか不明。茂等は安パイ。意味不明)

( ・∀・)(……)


任せとけ、と言ったはいいがまったく自信はなかった。
メジャーからのオファーを受けているとも噂されるバルケン。
そんな人間のボールを打てるのか。


( ・∀・)(……打たなきゃいけないんだよ)


( ,'3 )(……)


カットしながらも追い込まれた。
カウント2‐2。打ち取られればゲームセット。


( ・∀・)(ふふ……ワクワクする)


久しい感覚だ。
野球を心から楽しむなんていつ以来だろう。


( ,'3 )(……)


バルケンはまだこの打席ナックルを使っていない。
使うならここだろう。


( ,'3 )(これで終わり)


バルケンがナックルと明らかにわかるフォームからボールを投げる。
その回転のかかっていないボールは……


( ・∀・)(!)


回転が、若干かかっている。失投だ。
バルケンの顔から血の気が引く。


( ・∀・)(もらった!)


そのほぼスローボールを振り切る。
右方向を意識した打球は、右中間を切り裂かんと飛んでいく。


(#・∀・)「いけぇっ!」


グングンと伸びていく茂等の打球。
しかし、この球場はあまりにも広すぎた。
茂等の会心の当たりですら、スタジアムの壁に阻まれる。


(;・∀・)(くっ……)


それでも、フェンス直撃。
二塁ランナーが帰るには十分だ。


N| "゚'` {"゚`lリ「回れ回れ!!」


阿部が腕を抜けるほどグルングルン回す。
朴はそれを受けてホームに突入する。


<ヽ`∀´>(よし!)


ボールはもちろん帰ってこない。
バッターの茂等も二塁へ。
茂等のタイムリーツーベース。
いぶし銀の技が、ここで眩い金の光を放った。


RW 6‐6 V


( ,'3 )(………)

( ∵)(ゴワワ)


8番の比木の打順。


(-_-)(……!)


キャッチャーのビコーズが立ち上がる。
敬遠だ。ライトスタンドからはブーイングの嵐。


( ,'3 )(……関係ない。勝つために必要な作戦)


そしてバッターは――


『9番ピッチャー、斉藤』


(・∀ ・;)


ピッチャーの斉藤を迎える。


( ´∀`)


喪名監督は動かない。
斉藤以上のピッチャーはブルペンにはいない。


(・∀ ・;)(俺バッティング練習とか全然してねえよ……)

( ,'3 )(……安パイ中の安パイ。打ち取れない要素がない)


バルケンが第1球を投げる。
甘いストレート。
しかし斉藤はバットに振られるスイングで空振り。


2球目も斉藤は空振り。


(・∀ ・;)(ピッチャーに打撃求めちゃダメだって……)

( ´∀`)「……しょうがありません。次以降に期待しましょう」


そして、3球目はストレートが外れてボール。


( ,'3 )(次で決める)


( ,'3 )(ちょうどいい。ナックルの調整も兼ねる)


バルケンのフォームはナックルのもの。
投手である斉藤にも本気でかかってくる。


(・∀ ・;)(ひー、そんなんしなくても打てないって)


しかし、そこで球審が止めに入る。


( ,'3 )(?)

(・∀ ・;)(?)


「ボーク!」


( ,'3 )(……)

(・∀ ・;)(……ラッキー?)


静止が足りないという理由でボーク。
ランナーはそれぞれ一つずつ進む。


( ,'3 )(……問題ない。斉藤を抑えれば問題ない)

(・∀ ・;)(……ですよね)


( ,'3 )(……)


今度は静止をきちんとし、ナックルのフォームから球を投げる。
しかし、今度はボークの動揺からか手に力が入らなかった。


(・∀ ・;)(ちょっ)


ナックルではない半速球。
それが自分の方向に向かってきている。


(・∀ ・;)(やだなあ、当たったら痛いんだろうなあ)


少なくとも120キロはありそうな球だ。
当たれば青あざは避けられないだろう。


(・∀ ・;)(ええい、歯ぁ食いしばれ!!)

(・皿 ・;)ギュッ


ボールは左足の付け根に激突した。
強烈な痛みが斉藤の体を駆け巡る。


(・皿 ・;)(いってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!)


(;'A`)「さ、斉藤さん……大丈夫ですか?」

(・皿 ・;)「大丈夫じゃねーよバーロー……」


そう言いながらよたよたと一塁に歩き出す。


(・皿 ・;)「てめえ、打たなかったら〇すからな……」

('A`)(……)

('A`)「ハイ!!」


('A`)(……)


ふうー、と深呼吸をする。
胸の空気を入れ換えてバルケンを見る。


(#,'3 )(……)


明らかに半切れの状態。
大丈夫。あれならきっと打てる。


(#,'3 )(……)


1球目、カーブから入ってストライク。
2球目、ストレートが外れてボール。
3球目、またもストレートで今度はストライク。


('A`)(追い込まれた……けどな)

( ,'3 )(……)

('A`)(俺からスリーストライクを取るのは簡単じゃないぜ)


( ,'3 )(……うるさい)


4球目、チェンジアップ。


(;'A`)(ぐっ……)


体勢を崩される。
もうまともなスイングはできそうにない。


( ,'3 )(決まり!)

(#'A`)(……じゃ、ねーよ!)


左手一本でなんとかボールに当てる。
三塁線に切れるファールだ。


(#,'3 )(……)

('A`)(だから言ったろ?)

( ,'3 )(……)


第5球はスライダーが外れてボール。
第6球もフォークを見てボール。
これでフルカウント。


('A`)(さあ、どっちも追い込まれたぜ)

(#,'3 )(……)

('A`)(どっちが今夜のヒーローか……)


ゆらりとバットを構える。


('A`)「勝負だ」


('A`)(ナックルは使えない……)


今日だけで2回失投しているナックル。


('A`)(フォークは使えない……)


落ちる球も使いにくい。


('A`)(スライダーも投げにくいだろ?)


ボールゾーンを使えないスライダーなど使えない球だ。


('A`)(結局……ストレートかチェンジアップしか残ってねえんじゃねえの?)

(#,'3 )(…………)


(#,'3 )(……)


7球目、際どく決まるストレート。
しかしバットに当てるだけなら簡単だ。
一塁スタンドに放り込む。


('A`)(来いよ)

(#,'3 )(……)


8球目、チェンジアップ。
ベースの手前でバウンドするほどのボールだが、バットを出してしまった。
当てなければチェンジだ。


(#'A`)「おおおっ!」


バウンドするボールを見極め、なんとかボールに当てる。
ボールは阿部コーチのところに転がっていく。
ファールだ。


('A`)(そろそろ……限界だろ?)

(#,'3 )(……)

('A`)(実は俺もなんだ。だから……)

(#,'3 )(……)

('A`)(とっとと打たせろ)

(#,'3 )(断る)


9球目、インハイストレート。
わざとバットの根元に当ててファールにする。


('A`)(諦めろって。お前じゃ無理だよ)

(#,'3 )(く……)

('A`)(……)

(#,'3 )「あああっ!」

(;'A`)(!)


10球目。
この独特のフォームは――


(;'A`)(ナックル!? 正気か!?)


ゆらゆらと揺れるボール。
失投のナックルではない。本当のバルケンのナックルだ。


(;'A`)(くっ……!)


完全にナックルノーマークだった俺は完全に虚をつかれた。
ボールはアウトコースに逃げていく。


(;'A`)(ダメだ……!)


ナックルは自分の予想以上に逃げていく。
このままでは、空振り三振――


('、`#川「毒田さん!! 打てぇ!!」


不意に、バックネット裏から、女性の声が聞こえた。


('A`)(なんだ……バックネット裏か。めちゃくちゃいい席じゃん……

   言ってくれればチケットぐらい取れるのに)


ナックルボールは、バットをかわそうと尚も揺れて落ちていく。


('A`)(そんないい席取ってくれたのに……)

(#,'3 )(決まった!!)

(#'A`)「情けねえ姿、見せれるか――!!」


なおも自分の人体の限界ギリギリまで腕を伸ばす。
ボールを、すくいあげんとする。


(#,'3 )(!!!)


そしてバットにボールが、乗った。
思い切り、振り切る。


そこからの場面は、スローの世界だった。
スライス回転でセンターに飛んでいくボール。


(#'A`)「いけぇ――!!」


> 872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:41:31.00 ID:iIPTIfubO
フリキッタ━━(゚∀゚)━━!!!

873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:41:44.39 ID:ULVqX7G30
どっくおっとこおおお!

874 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:42:02.14 ID:zRv0Ja5M0
いけえええええええええええええええええええええ

875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:43:01.47 ID:0ol7EUv7O
いけえええぇ

876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:43:29.81 ID:iIPTIfubO
('、`*川o彡゚ どっくおっとこ!どっくおっとこ!
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:43:31.71 ID:wsDi1uQvO
ノハ#゚听)いけぇぇぇぇ

879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:43:43.38 ID:Cv2F57X1O
どっくうううおとこおおおおおおおお!!!!

880 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:44:17.21 ID:ULVqX7G30
うおおおおおおおおおおおお!

セカンドがダイビングする。
センターがダイビングする。
しかし、ボールは二人の間に落ちる。


(*・∀・)「よっしゃあああああああああ!!!!」


本塁を踏んですぐさま飛んでくる茂等さんたち。


(*'∀`)「カモーン!! 俺を愛でろ――!!」

(・∀ ・*)「ぶん殴れ――!!」

「「「イッー!!」」」

(*'∀`)「あっ、だめ、ちょ、折れる折れる踏まないでぇ――!!」

881 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:45:19.86 ID:8O9nD+ck0
キタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!

882 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:45:47.95 ID:iIPTIfubO
   キ
   タ
    ァ
     ァ
     ァ
      ァ
     ァ
     ァ
    ァ
   ァ
   ァ
    ァ
    ァ
 ヽ\  //
   ∧∧ 。
  ゚ ('∀`)っ ゚
   (っノ
    `J

883 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:45:51.44 ID:9kyy+SZMO
きたああああああああああああああ!

884 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:46:33.15 ID:zRv0Ja5M0
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!

885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:47:00.08 ID:dhG+ggK/O
お前ら元気だな

886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:47:03.51 ID:K3Xs79KLO
(*・∀・)「よっしゃあああああああああ!!!!」




888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:47:53.86 ID:ULVqX7G30
ドクオwwwww

890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:48:16.93 ID:w5BJPJOc0
きたああああああああああ

891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:48:17.44 ID:zRv0Ja5M0
よっしゃあああああああああああ


893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:48:47.71 ID:8O9nD+ck0
お(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)う!

894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:49:09.98 ID:UtwSQk1v0
きたあああああああああああああああああああああああああ

895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:49:42.08 ID:wsDi1uQvO
GJドクオ!
GJドクオ!

897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:50:17.99 ID:w5BJPJOc0
(n‘∀‘)η

898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:50:33.36 ID:Ai6MTOgPO
きたああああああ
きっとこんな感じ
ヴイッパーズVSレールウェイズ 実況スレ★11 (1001) 
勢い32031.9

899 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:51:05.90 ID:zRv0Ja5M0
         {__7!
          〔_ラレ        ,、_,-‐y;                優勝やー!    
           `y"l       rヲレへシ'" 
           iト-ヘ、      (_;フイ             r;_/iレソ      どっくおっとこ!どっくおっとこ!
            l  'ヽ      ル ||                しン′
              ヽ   ヽ     レ' ||!            人_フ        よっしゃあああああああああ!!!!
             V  ヽ,    |   |.| r‐-、=‐-、    _/ /
              ヽ   ヽ,  ト = }{i y=‐'~Y__ 〉  / /
               `i 、,  ヽ, }- ルハjト'`_ント∠-r'"シ´     Vやねん!ヴィッパーズ!!!!
                V   `;|   i∨  ̄~7  ン〈___/ 
                V丶  |   リ >,    ( <_/ ,_          どっくおっとこ!どっくおっとこ!
                 ヾ  {   ソ レ  ン ;_ン'" ,r"                   ゝ、ゝ = 〃ソノ__/   / y'"J | \` ヽ     毒田のアニキ最高や!
   rn,              rfレ`ー-=-‐''~ ̄   /`7  `、|  ヽ-'ヽ
  rJllル7       rnh;   l´ ´'リ  ,rn     / r'ン==ト、!__  V ヽ        
  〉__ソ       ヾヽ``ij'l 〉 /、,ハjjj し'l mhレ'   /f" |リレ7,,m〉  |  |    ぶん殴れ――!!
  |  {   rfjn   ,;'V _ン',/ //〉r>,、__//リリ ト  〈 }'=‐' ソ 〉トii,_/  j
  .|  i _,-;ゝ_ソ  {' ' 'V V /'ハ~ ' ノヽ ヽ,;ヾ レ'⌒jー'-ン Λ'ー'~ヽ,  /    イッー!!
    ! V;;;ゞ''~ ̄ヽ_〉_j,;|  ヽ/レ_>' ラ';;/;-‐-{〉⌒|!    / /     〉" 
   }  V       }リ レヽ  ヽ彡';,、-l ・ ・ ゜j、=ヾヽ / / `` _,‐'"
   Y´~j!_    ji!_,-' ヾ,ヽ,=''`ヽ,;;; ;,トー-‐'j リヽ,;'_>' ,/ ‐= |
   .{   `ー=''" 、、 」、|/~`ヽ,;;;:;.〉、__,,ソ 〉‐''‐、. /   彡 |
    ヾ ``_  _  〃レ' jトヽ  ''"7~~ ̄ ~^'く   リ  - =' ‐

ライトスタンドはてんやわんやの大騒ぎ。
グラウンドもてんやわんやの大騒ぎだ。


( ´∀`)


やがて喪名監督がコーチと握手しながらベンチから出る。
選手たちの輪に入って、すぐにその姿を現す。


(*'∀`)「わーっしょい!! わーっしょい!!」

(*^ω^)「わーっしょい!! わーっしょい!!」

J( ゚_ゝ゚)し「フォーウ!!!!」


その夜、喪名監督は4回宙に舞った。
2010年セントラル・リーグ、優勝、ニュー速ヴィッパーズ。


   123 456 789 10 RH
RW 001 111 010 1 610
V  000 111 002 2x 714

RW 渡辺・ジョーンズ・ウィリアムズ・バルケン‐ビコーズ
V  内藤・流石・杉浦・斉藤‐和手枡・比木

本塁打 小和田 43 44 ガイエル 38 十三 9 長岡 15


勝 斉藤 2勝2敗41S
負 バルケン 1敗36S

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