('A`)ドクオが追いかけるようです side story

267 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:50:36.25 ID:1G6kPxS/0 ?
>>266
では、失礼して
言い訳は後でさせていただきます。

一応、サイドストーリーってことにしてますけども、本編とはまったく関係ありません。
読み直していただく必要なんてこれっぽっちもありません。

 
269 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:51:52.73 ID:1G6kPxS/0 ?
誰にも、踏み込んで欲しくない領域がある。

わざわざパーソナルスペースなんて横文字を使わなくとも
必要以上にべたべた触りたてられるのは、男女問わず好きな人間はそういない。
相手との距離感が見えない人間は、どこの集団でも疎まれる。

誰しも、自分の領域を守りたい。
そしてできることなら、他人の領域は侵したくはない。

だが、実際は誰の領域も侵さないというのは案外難しいのではないか。
獲物を自分で獲って生活していた時代ならともかく、現代の人間は社会に依存してやっとこさ生きていくことができる。
生きていくには金銭を介して誰かの力を借りる必要があるのが、大概のケースだ。
そうなれば必然的に、他人の領域を侵さざるを得ない。

人は自分の領域を守るために、司法という概念を考え出した。
それ自体は素晴らしい社会システムだ。
それでも誰かが対策を考えれば、誰かがまたその対策を考え出す。
法律はあくまで、いたちごっこの過程に過ぎない。

残念なことに、大抵の人間は自分の領域を侵されるほどには、他人の領域を侵すことについて無自覚だ。
自分の領域を侵されたのなら、当事者に反論する必要がある。

 
271 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:53:11.86 ID:1G6kPxS/0 ?
当事者に訴えることが何らかの理由できない、もしくは当事者に訴えても相手が自分の領域を侵し続ける時
人は想像上で人を殺すのではないか。
想像を現実に移した場合において、殺したのが自分でなければ、彼らは一般に犯罪者と呼ばれる。

犯罪者は、独自の論理で法律の網を抜けようとする。
無論、理解に苦しむ論理は多い。それでも、彼らがそれこそ命がけで網を抜けようとすることには変わりない。
彼らがその覚悟を決めた後に、法律がどれほど抑えとしての役割を果たすのかには疑問が残る。

また、杞憂と笑われるかもしれないが
社会システムそのものを巻き込んだ犯罪が起きた場合、法律で対処できるのか。
その時、司法という概念そのものが崩れてしまうという危険性も同時に指摘しておきたい。

                       ショボン・ブワッ氏「社会と法律とTシャツと」より

              
                〜('A`)ドクオが追いかけるようです side story〜

 
273 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:55:04.50 ID:1G6kPxS/0 ?
五月にふさわしい、体温を奪い取るような小粒の雨が降ってきたのは、むしろありがたかった。

泣いているのを、気づかれなくて済む。
泣いたら、負けなのだ。誰か何と言おうと、負けは負けだ。
どんな勝負であれ自分の心が折れることは、敗北に直結している。

('A`)「俺、何と戦ってるのかな…」

相手が見つからない勝負は、苦痛だった。
研究も、対策も立てようが無い。
自分は余りに無力だ。だからこそ、彼らの思うがままにゲームは進められていく。

('A`)「一発逆転の秘策とか…あるわけないか」

気づけば、勝手に参加させられていた。
要領のいい人間だけが、生き残るゲーム。生きようとする意思のある人間だけが、生き残るゲーム。
この国だけで、年間3万人もの敗北者が出るゲーム。

人間は無力だ。ただ流されるまま、動くだけだ。
真実がどうであれ、ドクオにはそれが全てに思えた。

傘を、差したくなかった。
雨が降っただけで、流されるまま散っていく人間と同じレベルだと認めたくなかった。
自分が、無力な人間だと認めたくなかった。

 
275 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:55:51.08 ID:1G6kPxS/0 ?
ライオンがシマウマを捕食するのに、理由は必要ない。
彼らに理由を問うのは、意味が無い。

振りかかる火の粉は、払う必要がある。
自分の存在を侵そうという人間がいるのであれば、何らかの対抗策を採る必要がある。
単純で暴力的な行為に、理由を求めるのは無意味に思えた。

一番手っ取り早いのは、自分が死ぬことだ。
これほど、シンプルかつ効果的な解決策は無かった。

('A`)「そういえば、雨の日は自殺者が多いって聞いたことあるな…」

他者に自分の存在を認められないのであれば、人間に生きる価値はあるのか。
社会的に承認されてこそ、人間には価値があるのではないか。
自分が承認される場所は存在するのか。

今の場所から逃げるのはどうか。
逃げれば、問題は形を変えて追ってくる気がした。
傷が癒えたとしても、傷が付いたという事実は残り続ける。
これから先の人生で、そのことに耐えることの方が難しいのではないか。

('A`)「俺、まだ十代なんだよなあ…」

苦痛でしかない長い人生が、懲罰に思えた。
刑務者との違いは、檻が多少狭いか広いかの違いだけではないか。

 
276 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:56:53.24 ID:1G6kPxS/0 ?
何もかもが、気に入らなかった。
それが、当時の自分の感じていた全てだ。

――
J( 'ー`)し「ドクちゃん?起きてる?朝ご飯、ここに置いていくわね?
      食べ終わったら、いつも通り外に出しておいてね……」

朝に目が覚めるときは、いつも体が重かった。
薄汚れた、何も変わらない部屋の光景がループの最中にいるのだと自覚させた。

無意味だった。
将来の夢?友達との生活?
その中に自分にとって意味があるものなど、ほとんど無いのだ。
それをありがたがる人間がいるのが、信じられない程だった。

生きている必要は、なかった。
それでも食事を取るのは、最低限の義務だからだ。
自分に部屋と食事を提供してくれるスポンサーに対して、その程度の義務は果たしておくべきだろうと考えただけだ。

('A`)「……」

味という概念が存在することは知っている。
しかし、それを喜びだと感じることはなかった。
必要だからする。ただそれだけのことだ。

 
277 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:58:10.75 ID:1G6kPxS/0 ?
こんな生活を始めるようになって、もう半年程だろうか。
時計やカレンダーを見る必要がないので、時間の流れはよくわからなかった。
当時のことを思い出そうとすれば、虚しさが襲うだけだ。

親は、当初は様々な対抗策を試みたようだが、どれも効果はイマイチだったようだ。
何をしても動こうとしない自分の姿を見るうちに、いつしか諦めたらしい。

ひたすら、寝て過ごした。
そうすることが、彼らに対する最高の復讐に思えた。

きっかけは、必要なかった。
いつの間にか、排除されていた。少なくとも、そう感じた。
自分は異質者だったのだ。それだけで、理由としては十分だった。

人生の転機が訪れるのは、偶然だ。
後に起こる、限りない絶望とそれを超えるための努力。
そんな日々の最中に、振り返ってみればそうだったのかもしれないと思うだけの話だ。

ドクオにとっての転機が訪れた日も、そうだった。
TVをつけたのは、偶然だった。そうとしか、言いようがなかった。

 
278 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:00:18.36 ID:1G6kPxS/0 ?
高校野球。
それも、地方大会の準決勝という地味な試合。
特に野球に興味のある人間でなければ、気にも留めない試合だ。

('A`)「なんだよ……これ……」

事実試合展開は、目に入らなかった。
気になったのは、投手だけだ。

|  ^o^ | 「ないす ぼーる です」

スピードガンで、そう速い数字は出ない。
それなのに、ストライクゾーンぎりぎりに機械のように投げ分けられる、素人目に見ても勢いのある直球。
変化球が、ウォータースライダーのように曲がる。
相手打者の頭の中が見えているような配球。
そんなありきたりな言葉だけでは、表現しきれなかった。

( ´∀`) 「この分なら、コールドも見えてくるモナー」
(‘_L’)  「気を抜かず、いきましょう。この展開なら、油断だけが怖い。」

チームの誰からも、頼られる人間。
そのはずなのに、どこか孤独に見えた。

 
280 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:01:17.79 ID:1G6kPxS/0 ?
('A`)「こんなことを、俺とそう年の変わらない人間がやってるのかよ……」

自分も願わくば、そうなりたかった。
こんな人生を、送りたかった。

少しでも、近づきたかった。
直接見れば、何かが変わる気がした。

────
親の許可は、思ったより簡単に取れた。
家に居座られるよりは、少しでも外に出てくれた方がマシだと思ったのかもしれない。

問題は、自分がどこまで通用するかだった。
週に1回のコンビニと月に1回の床屋くらいにしか外出しない自分が、野球場にどこまで通用するか。
電車で一本とはいえ、準備できる時間が無い。相手を過小評価できる要素はどこにもなかった。

不安だった。
夜中にトレーニングと称して、物置にあったバットを振った。
近所を少しだけ(本当に少しだけ)走った。
論理的な解決策ではないかもしれないが、それが自分にできる全てだと思っていた。

 
281 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:02:37.94 ID:1G6kPxS/0 ?
('A`)「(とりあえず、電車の席は確保できたか。)」

音楽なんて何の興味もないのに、携帯用の音楽プレイヤーを持ちこんだ。
人の目線を避けるため、100円ショップで安物のサングラスを買っておいた。
考えられる、全てのケースには対応できるだけの準備はしたつもりだった。

それでも、人生に想定外の出来事は起きるものだ。
彼にとって不幸だったのは、それが最悪のタイミングだったことだ。

川 ゚ -゚)「……」

自分の前に、制服姿の女子がいた。
乗車率は50%程。自分の前に立つ理由がわからなかった。
おそらく背格好から判断するに、どこぞの女子高生だろう。
それも、10人の男がいれば8人は美少女と断言する容姿の持ち主だった。

('A`;)「(スリーサイズは上から89・58・83ってとこか。ルックスはアイドル並。
     よほど性格が悪くなければ、学年、いや学校でトップクラスってとこか)」

童貞という名の山の頂へと一直線にひた走る彼にしては、的確な判断だった。
だからこそ、その数字は彼にとっての到達不能点を意味しているという事実が、現実のものとして感じられた。

 
283 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:03:49.61 ID:1G6kPxS/0 ?
ドクオに芽生えた感情は、恐怖だった。
スラムダンクで言えば、湘北の控えが沢北とマッチアップする時のように。
アルファベットで言えば、Eの初陣兵がSの壁を越えた人間に1対1を挑むときのように。
20の壁を越えた人間ならば、吐き気すら感じられるだろう。

('A`;)「(この状況で、お嬢さんどうぞとか言えってのかよ!)」

どう見ても無理です。本当にありがとうございました。

('A`;;)「(てかこんなもん、俺にどうしろっていうんだよ!)」

幸いにも、まだ彼は壁を越えてはいない。だが、絶望的な戦力差は埋められない。
彼のスペックでは、もはや冷静な判断は望むべくも無かった。

サングラスは、何の意味も持たなかった。
このタイミングでは、不自然さが増すだけだ。

('A`;;)「(何もできねぇ……空気が重い……」

対峙するだけで、何もできない。
自分と女子高生との差が、自分と世界との差に感じられた。

自分がやったことと言えば、ただ電車に乗っただけ。
それだけなのに、これほどまでに世界は広いのか。
こんな小さなことで潰れるほど、自分は小さな存在なのか。

 
285 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:05:02.72 ID:1G6kPxS/0 ?
自分の存在が、否定される。
ここで、自分は死ぬのかもしれない。

('A`;;)「(ただ死ぬだけじゃダメだろ……常識的に考えなくとも……
      せめてメガンテか何かで反撃を……)」

人は、いつか死ぬ。
少なくとも自分が死ぬのは、時間の問題だろう。
それなら、残せる証はないだろうか。
せめて自分が生きていたという跡を残すことはできないだろうか。

プレイヤーの再生が、次の曲に移る。
DMC*の「メス豚交響曲」だ。

*デトロイト・メタル・シティ

 
287 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:06:26.19 ID:1G6kPxS/0 ?
                「メス豚交響曲」

             オレの前にひれ伏せ女ども
             指輪も服も顔もいらねぇ
             言葉も心も愛もいらねぇ
             下半身を 突き出しな

             ※下半身さえ あればいい
             下半身さえ あればいい
             下半身さえ あればいい
             メスは豚だ
             そう下半身さえ あればいい
             (※以下繰り返し)

 
290 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:07:18.71 ID:1G6kPxS/0 ?
人間は孤独だ。
こんな状況で、誰一人として自分の苦悩に気づこうともしない。

TVで見た、投手の顔が浮かんだ。
彼も、人知れず苦しんでいたのかもしれない。
無責任な人間に、苦しめられていたのかもしれない。

それを物ともせず、淡々とやってのける。
自分とは、何が違うのだろうか。

('A`;)「クラウザーさんなら、こんな状況でどうするんだろうな……」

一つ、発想が浮かんだ。
理論の上では、不可能ではない。
問題は実行できる度胸が、自分にあるかだ。

('A`;;)「どっちにしろ、このままじゃ死ぬだけか
     やらないでする後悔より、やってする後悔って言うしな……」

 
292 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:08:36.15 ID:1G6kPxS/0 ?
「VIP球場前。VIP球場前です。お出口は左側です。」

これまでの駅と変わらない、機械的なアナウンス。
声の調子も、タイミングも変わらない。
だからこそ、動くきっかけにするには絶好だった。

('A`;)「あっ……」

ひざの上に乗せていたプレイヤーが落ちた。
凡ミス。少なくとも、周りの乗客はそう考えた。

川 ゚ -゚)「……」

クーが拾おうと、腰を曲げる。
ほんの一瞬。だがその一瞬こそが、ドクオが求めていた好機だった。

('A`)「(助かったよ……アンタの性格も良くて……)









              (゚A゚)「(こんな簡単な罠で済むんだからな!)」

 
293 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:09:32.61 ID:1G6kPxS/0 ?
腰をかがめることによって近づいたクーのスカートの端を、しっかりと掴んだ。
十本全ての指に、これまでの(童貞)人生で培った全ての魔法力を込める。
今なら、竜魔人だって倒せる気がする。




                 (゚A゚)「これが豚の下半身だぁー」



川 ;゚ -゚)「え?」

虚をつかれたことによってできた、コンマ数秒ほどの空白。
死を覚悟したドクオが、次の行動を起こすにはそれで十分だった。


                (゚A゚)「オレ竜のサプライズや!」
                
                (゚A゚)「ピッチャー山井に代えて岩瀬!」



伝えるのは、それで十分だった。
それだけで、自分の人生には価値があった。

 
294 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:10:17.52 ID:1G6kPxS/0 ?
電車のドアが開くと同時に、飛び降りる。
伝えられることは、全て伝えた。
もはや、長居は無用だ。

「おい、あいつ痴漢だぞ!捕まえろ!」
                                     「あいつの人生\(^o^)/オワタな」
                   「捕まえて!駅員さん捕まえて!」

                                 「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!!」
               「ヤリ逃げだ!魔界の門限の刻なんだー」

外野の声が聞こえる。
自分の人生は、終わったのだろうか。

('A`)「いや、まだまだこれからだろ……」
('A`)「なぜなら俺は…」

 
299 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:15:36.08 ID:1G6kPxS/0 ?
              ドクオ
:::::::::::::::駅 は こ     ↓      {::::::{
:::::::::::::::の て の      _ ,−v   、::::::、
::::::::::::::::階 し       _/rァ  ̄ヽn  ヽ::::::ヽ
::::::::::::::::段 な     -こヽ__)ヽ へフ -‐':::::::::::}
::::::::::::::::を  く   /::::::://, 7′:::::::::::::::::::::/
::::_n_: 遠   、:::::::::ー' //-‐  ば の よ オ
:::`ニl lニ  い   ヽ::::://\   か ぼ う  レ
::::`フ \:::::::::ヽ __ ノ:::ー':::::::::::::ヽ  り  り や は
/'´|_|`ニ_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  だ は く
:::::::ノ'r三7/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} か じ
::::::::`フ, 匸/l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  ら め
:::::: ̄´::: ̄´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   な  た

 
301 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:18:22.40 ID:1G6kPxS/0 ?
――7年後
('A`)「とまあ、こんなところだな。」

(; ・∀・)「まさか初恋の思い出って話題で、そんなヘビーな話が出るとは思いませんでした。」

('A`)「それが俺クオリティ」

(; ・∀・)「(クオリティってレベルじゃねーぞ!)
      けど、いかにキモさに定評のある先輩でも信じられないっすよ
      何か当時の写真とか証拠はないんですか?」

('A`)「ああ、それならこれだ。」

(; ・∀・)「何ですか、これ?
      ○ウムか何かのキモオタの指名手配写真みたいですけど?」

('A`)「それ、当時の俺だ。」

(;; ・∀・)「えぇぇぇぇぇぇぇ???
      いや、まあ、え?そうなんですか?」

('A`)「フォロー失敗乙。」

 
302 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:19:40.03 ID:1G6kPxS/0 ?
( ・∀・)「(フォローしようとした俺が馬鹿だった……orz)
      で、なんで先輩が指名手配されてるんですか?」

('A`)「その娘、どこかの金持ちのお嬢様だったらしくてな。
   なんか総力を尽くして捜索されてたみたいだわ。」

(; ・∀・)「……随分無茶苦茶な黒歴史ですね。それ」

('∀`)「まあ、そういうわけでこの写真はお守り代わりにしてるんだ。
   俺の大事な青春の一ページだからな。」

(; ・∀・)「(意味がわからねぇ……俺、この会社辞めようかな)
       いつも持ち歩いてるんですか、それ?」

('∀`)「ああ、そのお陰で随分色褪せちまったけどな。
    けど、俺の心のメモリーは色褪せねぇよ!」

(; ・∀・)「(ダメだこの人……早く何とかしないと……)」

               〜('A`)ドクオが追いかけるようです side story 完〜

 
305 ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:22:29.15 ID:1G6kPxS/0 ?
言い訳は、あえてしません。
そろそろ魔界の門限の刻なので、失礼させていただきます。

 

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